JP3096863U - コンパクトディスクホルダ - Google Patents
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Abstract
【課題】CDを保持するための、低コストかつ簡易に一体型成形によってワンピースに作られるCDホルダを提供する。
【解決手段】CDホルダは、CDを保持およびクリップして保管構造を提供するため、一体型成形によってワンピースに作られる。本考案は、プレート型のホルダボディ10を有する。ホルダボディの一方の側部には、クリップフランジ131がある。クリップフランジの反対側に位置するホルダボディの他方の側部には、片持ばりアーム14がある。片持ばりアームは、ラッチフラップ1421を有している。ラッチフラップおよびクリップフランジは、クリッピングゾーンを形成する。片持ばりアームは、通常状態において静的位置にあるとき、ホルダボディの平坦面に対して平行に動かされることができ、その結果、CDの取り付けまたは取り外しを容易にするようにクリッピングゾーンを拡大する。
【選択図】 図1
【解決手段】CDホルダは、CDを保持およびクリップして保管構造を提供するため、一体型成形によってワンピースに作られる。本考案は、プレート型のホルダボディ10を有する。ホルダボディの一方の側部には、クリップフランジ131がある。クリップフランジの反対側に位置するホルダボディの他方の側部には、片持ばりアーム14がある。片持ばりアームは、ラッチフラップ1421を有している。ラッチフラップおよびクリップフランジは、クリッピングゾーンを形成する。片持ばりアームは、通常状態において静的位置にあるとき、ホルダボディの平坦面に対して平行に動かされることができ、その結果、CDの取り付けまたは取り外しを容易にするようにクリッピングゾーンを拡大する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、コンパクトディスク(以下、「CD」ともいう。)を保持するためのコンパクトディスクホルダ(以下、「CDホルダ」ともいう。)に関し、特に、一体型成形によってワンピースに作られるコンパクトディスクホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】
CDは、例えば音楽、映画またはソフトウェアなどのデジタル化されたデータを記憶するために広く使われている記録媒体である。現在、通常に使われるCDは、直径約120mmの円形のディスクであり、センタ穴を有している。センタ穴周辺には、約15mm幅の中央使用不可領域がある。中央使用不可領域を越えた領域は、データ領域である。ディスクの外周の縁には、さらに、約1mm幅の使用不可領域がある。
【0003】
一般的なCD(すなわち音楽ディスクまたはソフトウェアディスク)の完成品は、傷あるいは損壊を避けるために、CDカートリッジに入れられる。従来のCDカートリッジは、一般に、ベース、蓋、およびカップリングドックから構成されている。ベースおよび蓋は、射出成形によって、2つの構成部材となるように、それぞれ透明なプラスチックから作られる。蓋は、ベースに回動自在に係合される一つの側部を有しており、この結果、開閉され得るケースを形成することができる。
【0004】
CDの前面側のバックライト領域または背面側のデータ領域が傷あるいは損壊を受けることを防止すべく、カップリングドックが、コンパクトディスクをクリップするためにベース上に配置される。データ領域を損傷することなくCDをラッチするために、ラッチ領域は、CDの中央使用不可領域に配置される。カップリングドックは、中央に、複数爪のチャックを有する。複数の爪を備えたチャックは、若干の弾力がある。CDのセンタ穴が複数の爪を備えたチャック上に位置されて押下されると、複数爪のチャックは、CDがCDカートリッジに据え付けられるように、CDのセンタ穴を軽く押圧する。
【0005】
CDが複数爪のチャックに確実に保持されるのを可能にするために、複数爪のチャックは、頑丈に作られなければならない。それゆえに、ユーザは、CDを取り付けまたは取り外しするために、相当な力を加えなければならない。このような操作は、CDをゆがめ、あるいはこわしさえする傾向がある。
【0006】
消費者は、音楽ディスクまたはソフトウェアディスクを買った後、一般に、ディスクを使用後に最初のディスクカートリッジに保管する。それから、ディスクカートリッジは、CDラックに置かれる。複数のCDを保管し、取り出しまたは検索を容易にするCDコンテナもまた、存在する。このようなコンテナは、通常、複数のCDホルダを収容できる。取り出しおよび保管を容易にするために、CDホルダは、一般に、複数爪のチャックを有しない。その代わりに、CDホルダは、CDを保持するために、周囲上のカップリング部を有している。
【0007】
多くの異なる種類のCDカートリッジまたはコンテナが、開発され開示されている(たとえば、特許文献1〜6参照)。
【0008】
たとえば、特許文献1は、ベース、蓋およびカップリングドックから構成されている「ディスク保管ケース(DISC STORAGE CASE)」を開示する。このディスク保管ケースは、従来からなされるようにセンタ穴よりもむしろ周囲のリムにCDをクリップする。ここにおいて、カップリングドックは、複数爪のチャックを有していない。その代わりに、移動可能な押下部が使用される。押下部は、CDの周囲の縁を押圧するための前エッジを有している。ユーザは、CDが取り外しあるいは保管されるように、押下部の後リムを鉛直方向に押下して、押下部の前エッジを上方に移動させることができる。このディスク保管ケースは、複数爪のチャックを有しない一方で、まだカートリッジ型に作られて、多くの構成部材を有している。そして、生産および組立のコストはより高目である。
【0009】
別の例として、「ばね部材を備えたディスク保管装置(DISK STORAGE DEIVCE WITH SPRING ELEMENT)」という名称の特許文献4がある。これもまた、ベース、蓋およびカップリングドックを含む少なくとも3つの主要な構成部材から構成されている。カップリングドックは、中央のフックと、底リム上のばねを有している。CDを取り外しおよび取り付けるためには、ユーザは、CDのセンタ穴がCDを据え付けるためのフックにラッチされ得るように、CDの周縁をばねの方へ押してばねを圧縮するために、一方の手でCDの周囲をつかみ他方の手でベースを保持しなければならない。このディスク保管装置は、据え付けのために、CDの中央使用不可領域を用いる。そして、生産工程はきわめて複雑で、コストはより高目である。
【0010】
【特許文献1】
米国特許第5533615号明細書
【特許文献2】
米国特許第5685425号明細書
【特許文献3】
米国特許第5845771号明細書
【特許文献4】
米国特許第5924564号明細書
【特許文献5】
米国特許第5938020号明細書
【特許文献6】
米国特許第6283285号明細書
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、本考案の主目的は、コンパクトディスクを保持するための、低コストかつ簡易に一体型成形によってワンピースに作られるコンパクトディスクホルダを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述した従来技術で採用されている一般的なコンパクトディスク保持方法とは異なる設計を用いている。
【0013】
本考案の目的は、下記する手段により達成される。
【0014】
(1)コンパクトディスクを保持するための一体型成形によってワンピースに作られるコンパクトディスクホルダであって、正面側の平坦部および背面側の平坦部を備えるホルダボディと、ホルダボディの一方の側部に設置されホルダボディの一方の平坦部に対して垂直方向に所定の高さで伸延している側壁であって、ホルダボディの中央の方へ平坦部に対して平行に伸延するクリップフランジを備え、前記クリップフランジは、コンパクトディスクの厚さに対応する距離だけ、ホルダボディの平坦部から間隔を置いて配置されてなる側壁と、クリップフランジの反対側でホルダボディの他の側部に配置される片持ばりアームであって、ホルダボディに接続するための接続部およびコンパクトディスクを支持するための弾性部を備え、前記弾性部は、ホルダボディの中央の方へ平坦部に対して平行に伸延するとともにコンパクトディスクの厚さに対応する距離だけホルダボディの平坦部から間隔を置いて配置されるラッチフラップを備え、前記ラッチフラップは、前記クリップフランジとともにコンパクトディスクを通常状態にクリップするためのクリッピングゾーンを規定するクリップ位置を形成し、前記ラッチフラップは、コンパクトディスクの取り外しおよび取り付けを容易にする開放位置を形成すべくクリッピングゾーンを拡大するための力により、ホルダボディの平坦部に対して平行に外方へ移動可能に構成されてなる片持ばりアームとを有するコンパクトディスクホルダ。
【0015】
このように、本考案によるCDホルダは、一方の側部にクリップフランジとクリップフランジの反対側の他方の側部に片持ばりアームとを有するホルダボディを含んでいる。片持ばりアームは、ラッチフラップを有する。ラッチフラップおよびクリップフランジは、CDを保持するためのクリッピングゾーンを形成する。片持ばりアームは、通常状態において静的位置にあるとき、クリッピングゾーンを拡大するように、ホルダボディの平坦面に対して平行な方向に動かされることができ、CDの取り付けまたは取り外しを可能にする。
【0016】
(2)前記ホルダボディの側壁は、少なくとも結合部を形成するために外方へ伸延され、前記結合部はラッチバーを有し、前記結合部のラッチバーが当該ラッチバーと接続するためのラッチドックに回動可能に連結されることにより、前記ホルダボディが前記ラッチドックに移動可能に取り付けられるようにしてなる上記(1)に記載のコンパクトディスクホルダ。
【0017】
(3)前記片持ばりアームの外方の側部に伸延するフェンダが形成され、前記フェンダと前記片持ばりアームとの間には、前記弾性部の移動可能な範囲を制限するための開口部が形成されてなる上記(1)に記載のコンパクトディスクホルダ。
【0018】
(4)前記ホルダボディの平坦部は、コンパクトディスクを所定の距離だけホルダボディの平坦部から間隔を置いて配置するための、中央に配置される少なくとも一つの突出部を有する上記(1)に記載のコンパクトディスクホルダ。
【0019】
(5)前記ホルダボディは、クリッピングゾーンから外方に伸延されて、当該ホルダボディを少なくとも一つのロッドに吊るための少なくとも一つのフックを形成してなる上記(1)に記載のコンパクトディスクホルダ。
【0020】
(6)前記弾性部は、ユーザの指により当該弾性部を動かすことを可能にするポーキングフラップを形成している外端部を有してなる上記(1)に記載のコンパクトディスクホルダ。
【0021】
(7)前記側壁および前記片持ばりアームは、ホルダボディの正面側の平坦部と背面側の平坦部とにそれぞれ形成され、正面側の平坦部と背面側の平坦部とにそれぞれ1つのコンパクトディスクを保持するように相互に対応して設けられる上記(1)に記載のコンパクトディスクホルダ。
【0022】
本考案の付加的な目的、特徴、および利点とともに、上述したことは添付の図面を参照しながら進める以下の詳細な説明からより容易に明らかとなる。
【0023】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して、本考案の実施の形態を説明する。
【0024】
本考案のコンパクトディスクホルダは、CDカートリッジ、CDポーチないしCDケースを使用する従来の技術とは異なる構造を用いることによって、コンパクトディスクを持ち運びおよびクリップすることを狙ったものである。以下に説明される本考案の実施形態はすべて、付加的な組立工程なしで、CDを収容するための一体型方式の新規なCDホルダを作るために、プラスチックの射出成形技術を使用する。
【0025】
普通のCD20(図3参照)は一般に円形に形成される一方で、不規則な形に作られるCDもまた存在する。CDの形が何であっても、CDは、通常、CD20をクリップして据え付けるために、中央に形成されたセンタ穴21を有している。本考案は、CD20の周縁をクリップする技術を提供する。本考案は、円形のCDおよび他の様々な幾何学形状のCDをクリップするために採用され得る。
【0026】
(第1実施形態)
図1および図2を参照して、本考案のCDホルダは、ホルダボディ10を有しており、ホルダボディ10は、正面側の平坦部101および背面側の平坦部102を備えてプレート型に形成されている。CDは、一般に円形である。ホルダボディ10は、CDの形に適合させられており、円形、あるいは他の所望される幾何学形状であるかもしれない。ホルダボディ10は、CDの外径よりも大きい縦の長さを有する。ホルダボディ10の中央に、突出部11が存在しており、突出部11は、連続的な一片であるか、あるいはドット要素から構成されたものであるかもしれない。CD20がホルダボディ10に取り付けられるとき、CD20は、ホルダボディ10とCD20の表面との間での摩擦ないし傷を防止すべく、突出部11に寄り掛かって、所定の距離だけホルダボディ10から間隔を置いて配置されてもよい。なお、図中符号12は、切欠部を示す。
【0027】
ホルダボディ10は、その長手方向の一方の側部に、側壁13を有している。側壁13は、ホルダボディ10の平坦部に対して垂直であり、所定の高さで伸延している。側壁13は、ホルダボディ10の中央の方へ横に伸延しているクリップフランジ131を有しており、クリップフランジ131はホルダボディ10の平坦面と平行である。クリップフランジ131は、CD20の厚さに対応する所定の高さだけ、ホルダボディ10から間隔を置いて配置されており、CD20の一方の外縁をクリップすることができる。本明細書において、CDの厚さに対応する高さ(距離)とは、より具体的には、CDの厚さと略一致し、かつCD20の厚さよりもわずかに大きい高さ(距離)のことである。
【0028】
ホルダボディ10は、さらに、クリップフランジ131の反対側で他の側部に配置される片持ばりアーム14を有している。片持ばりアーム14は、ホルダボディ10に接続される接続部141を形成している一端と、弾性部142を形成している他端とを有している。プラスチックの特性のため、弾性部142は、通常状態においては、静的位置のままである。しかし、弾性部142は、力を受けるとき、わずかに動かされ得る。力が解放されるときに、弾性部142は、通常状態における静的位置へ戻る。片持ばりアーム14は、ホルダボディ10の一方の側部から延長されており、弾性部142がホルダボディ10に対して横に移動できるようになっている。弾性部142は、さらに、ラッチフラップ1421を有しており、ラッチフラップ1421は、CD20の厚さに対応する高さだけ、ホルダボディ10から間隔を置いて配置されており、ホルダボディ10の中央の方へ横に移動可能である。
【0029】
弾性部142は、ポーキングフラップ1422を形成している外側部を有しており、ユーザの指が弾性部142を動かすことができるようになっている。ラッチフラップ1421およびクリップフランジ131は、CD20の外周縁を保持するためのクリッピングゾーン(すなわちCD20の直径と同じもの)を形成する。このように、弾性部142は、ラッチフラップ1421が通常状態におけるクリッピングゾーンのクリップ位置を形成し、力の下でクリッピングゾーンを拡大する開放位置に拡張されることを可能にする。クリップ位置において、ラッチフラップ1421およびクリップフランジ131は、CD20をクリップおよび保持することができ、ホルダボディ10上に据え付けることができる。開放位置において、クリッピングゾーンは拡大され、CD20がホルダボディ10に対して取り付け、または取り外しできるようになる。
【0030】
図3および図4を参照して、CDホルダ上にCD20に装填するとき、まず、CD20の一方の側部を、クリップフランジ131の中に、わずかに付勢するようにして差し込む。次に、指でポーキングフラップ1422を動かして、弾性部142を動かし、CD20を完全にホルダボディ10に取り付けるべくクリッピングゾーンを拡大するために、ラッチフラップ1421を開放位置の方へ、横に(ホルダボディの平坦面に対して平行な方向に)外方へ動かす。そして、弾性部142を解放すると、それは通常位置へ戻る。ラッチフラップ1421は、CD20の他の側部をクリップする。このように、クリップフランジ131およびラッチフラップ1421は、ホルダボディ10にしっかりとCD20を据え付けるために、協働してCD20の外縁をクリップする。
【0031】
(第2実施形態)
上述した第1実施形態のCDホルダは、1つのCD20を保持するための一方の側部を備えたホルダボディ10を有している。本考案の第2実施形態は、2つのCD20を保持するためのCDホルダを提供する。図5に示すように、ホルダボディ10は、一対の片持ばりアーム14および一対のクリップフランジ131を有する。片持ばりアーム14およびクリップフランジ131の一方のセットは、所定の高さだけ平坦面から間隔を置いて配置されるクリップフランジ131およびラッチフラップ1421をともなって、ホルダボディ10の一方の側に設置される。片持ばりアーム14およびクリップフランジ131の他方のセットは、所定の高さだけ反対側の平坦面から間隔を置いて配置されるクリップフランジ131およびラッチフラップ1421をともなって、ホルダボディ10の反対側に設置される。片持ばりアーム14およびクリップフランジ131のこれらの2つのセットは、CDホルダの正面側の平坦部101および背面側の平坦部102が、一緒になって2つのCD20を保持可能なように、それぞれCD20をクリップすることができる。
【0032】
さらに多くの実施形態が以下に説明される。それらはすべて、2つのCD20を保持するための、一対の片持ばりアーム14および一対のクリップフランジ131を有する設計を採用している。
【0033】
(第3実施形態)
本考案の第3実施形態のために、図6および図7を参照する。ホルダボディ10は、側壁13の最外方の側部に配置される結合部151を有している。結合部151は、ノッチ1511およびラッチバー1512を有する。
【0034】
図8を参照して、結合部151は、ホルダボディ10がケース30に収容されるのを可能にするように設計されている。ケース30は、相互に連結され開閉可能な上ケース31と下ケース32とを含んでいる。上ケース31および下ケース32は、一般に、CDの運搬を容易にするためにファスナあるいは同等物(図示せず)によって、連結されて閉じられる。上ケース31および下ケース32は、そこに設置されるラッチドック33を備えた接続部を有している。ラッチドック33は、結合部151に対応する複数のラッチ爪331を有する。結合部151のラッチバー1512は、押下されてラッチ爪331に連結され得る。このように、ホルダボディ10は、ラッチドック33に取り付けられて、複数のホルダボディ10がケース30に保持され得るようにラッチバー1512のまわりで回動可能である。このような回動可能な設計によって、ユーザは、便利に、要求されたCD20を検索して取り外すことができる。もちろん、ホルダボディ10はまた、力を加えて結合部151をラッチ爪331から分離することによって、ケース30から取り外されてもよい。
【0035】
(第4実施形態)
上述した第3実施形態は、1つの結合部151のみを有する。図9および図10を参照して、本考案の第4実施形態は、結合部151の2つのセットを有している。ラッチドック33のラッチ爪331も、結合部151に対応するように、対となって形成される。このような設計は、ホルダボディ10がケース30にしっかりと保持されるのを可能にする。
【0036】
(第5実施形態)
本考案の第5実施形態のために、図11を参照する。ホルダボディ10の片持ばりアーム14の最外方の側部に、フェンダ16が設けられる。フェンダ16は、ユーザが要求されたCDを素早く認識できるように、CD20の内容を示すラベル(図示せず)を接着するための、外方の側部に扁平面161を有する。フェンダ16およびホルダボディ10の間に、刻まれた開口部163が存在しており、弾性部142の過度の変形および割れを防止できるように、弾性部142の最大移動可能空間を形成している。フェンダ16は、さらに、外方の側部にフック162を有しており、ホルダボディ10がロッド42(図12および図13参照)に掛けられることが可能となっている。
【0037】
実用的な使用における第5実施形態の実施例のために、図12を参照する。開放タイプの保持ラック40が提供されている。保持ラック40は、より高い高さに設置されるロッド42を有している。ホルダボディ10は、フック162によりロッド42に掛けられ得る。保持ラック40は、CD20のための、吊り下げ式の保管手段になる。
【0038】
実用的な使用における第5実施形態の他の実施例のために、図13を参照する。選択的に閉じられ得る容器41が、ロッド42を収容するために提供される。容器41は、CD20のための、他のタイプの吊り下げ式の保管手段を提示する。
【0039】
(第6実施形態)
本考案の第6実施形態のために、図14、図15、および図16を参照する。フェンダ16は、外方の側部に、2つのフック162を有しており、一方、保持ラック40および容器41は、2本のロッド42を有している。こうして、ホルダボディ10は、フック162により水平に2つのロッド42に掛けられ得る。それは、さらに他のタイプの吊り下げ式のものを提供する。
【0040】
(第7実施形態)
本考案の第7実施形態のために、図17を参照する。ホルダボディ10の側壁13の外方の側部に、結合部151が設置されている。フェンダ16は、外方の側部に配置されるフック162を有している。この実施形態を採用して、ユーザがCD20を屋外に持ち運びたいとき、ユーザはCD20をホルダボディ10に配置し、ホルダボディ10を結合部151によりポータブルなケース30に結合して、持ち運びを容易にすることができる。ユーザがCD20を戻すとき、ホルダボディ10がケース30から取り外されて、フック162により、保持ラック40に、または容器41に、掛けられ得る。これは、新規なCD保持および保管方法である。
【0041】
本考案の好ましい実施形態が開示の目的で記載されている一方で、その他の実施形態と同様に、本考案の開示された実施形態の変形が、当業者に発生し得る。したがって、添付した実用新案登録請求の範囲の請求項は、本考案の精神と範囲から逸脱しないすべての実施形態を包含するものである。
【0042】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、コンパクトディスクを保持するための、低コストかつ簡易に一体型成形によってワンピースに作られるコンパクトディスクホルダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施形態の斜視図である。
【図2】本考案の第1実施形態の側面図である。
【図3】使用時における本考案の第1実施形態の概略図である。
【図4】使用時における本考案の第1実施形態の概略図である。
【図5】本考案の第2実施形態の斜視図である。
【図6】本考案の第3実施形態の斜視図である。
【図7】本考案の第3実施形態の正面図である。
【図8】使用時における本考案の第3実施形態の概略図である。
【図9】本考案の第4実施形態の斜視図である。
【図10】使用時における本考案の第4実施形態の概略図である。
【図11】本考案の第5実施形態の斜視図である。
【図12】使用時における本考案の第5実施形態の概略図である。
【図13】使用時における本考案の第5実施形態の他の概略図である。
【図14】本考案の第6実施形態の斜視図である。
【図15】使用時における本考案の第6実施形態の概略図である。
【図16】使用時における本考案の第6実施形態の他の概略図である。
【図17】本考案の第7実施形態の斜視図である。
【符号の説明】
10…ホルダボディ、
101…正面側の平坦部、
102…背面側の平坦部、
11…突出部、
12…切欠部、
13…側壁、
131…クリップフランジ、
14…アーム、
141…接続部、
142…弾性部、
1421…ラッチフラップ、
1422…ポーキングフラップ、
151…結合部、
1511…ノッチ、
1512…ラッチバー、
16…フェンダ、
161…扁平面、
162…フック、
163…開口部、
20…CD、
21…センタ穴、
30…ケース、
31…上ケース、
32…下ケース、
33…ラッチドック、
331…ラッチ爪、
40…保持ラック、
41…容器、
42…ロッド。
【考案の属する技術分野】
本考案は、コンパクトディスク(以下、「CD」ともいう。)を保持するためのコンパクトディスクホルダ(以下、「CDホルダ」ともいう。)に関し、特に、一体型成形によってワンピースに作られるコンパクトディスクホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】
CDは、例えば音楽、映画またはソフトウェアなどのデジタル化されたデータを記憶するために広く使われている記録媒体である。現在、通常に使われるCDは、直径約120mmの円形のディスクであり、センタ穴を有している。センタ穴周辺には、約15mm幅の中央使用不可領域がある。中央使用不可領域を越えた領域は、データ領域である。ディスクの外周の縁には、さらに、約1mm幅の使用不可領域がある。
【0003】
一般的なCD(すなわち音楽ディスクまたはソフトウェアディスク)の完成品は、傷あるいは損壊を避けるために、CDカートリッジに入れられる。従来のCDカートリッジは、一般に、ベース、蓋、およびカップリングドックから構成されている。ベースおよび蓋は、射出成形によって、2つの構成部材となるように、それぞれ透明なプラスチックから作られる。蓋は、ベースに回動自在に係合される一つの側部を有しており、この結果、開閉され得るケースを形成することができる。
【0004】
CDの前面側のバックライト領域または背面側のデータ領域が傷あるいは損壊を受けることを防止すべく、カップリングドックが、コンパクトディスクをクリップするためにベース上に配置される。データ領域を損傷することなくCDをラッチするために、ラッチ領域は、CDの中央使用不可領域に配置される。カップリングドックは、中央に、複数爪のチャックを有する。複数の爪を備えたチャックは、若干の弾力がある。CDのセンタ穴が複数の爪を備えたチャック上に位置されて押下されると、複数爪のチャックは、CDがCDカートリッジに据え付けられるように、CDのセンタ穴を軽く押圧する。
【0005】
CDが複数爪のチャックに確実に保持されるのを可能にするために、複数爪のチャックは、頑丈に作られなければならない。それゆえに、ユーザは、CDを取り付けまたは取り外しするために、相当な力を加えなければならない。このような操作は、CDをゆがめ、あるいはこわしさえする傾向がある。
【0006】
消費者は、音楽ディスクまたはソフトウェアディスクを買った後、一般に、ディスクを使用後に最初のディスクカートリッジに保管する。それから、ディスクカートリッジは、CDラックに置かれる。複数のCDを保管し、取り出しまたは検索を容易にするCDコンテナもまた、存在する。このようなコンテナは、通常、複数のCDホルダを収容できる。取り出しおよび保管を容易にするために、CDホルダは、一般に、複数爪のチャックを有しない。その代わりに、CDホルダは、CDを保持するために、周囲上のカップリング部を有している。
【0007】
多くの異なる種類のCDカートリッジまたはコンテナが、開発され開示されている(たとえば、特許文献1〜6参照)。
【0008】
たとえば、特許文献1は、ベース、蓋およびカップリングドックから構成されている「ディスク保管ケース(DISC STORAGE CASE)」を開示する。このディスク保管ケースは、従来からなされるようにセンタ穴よりもむしろ周囲のリムにCDをクリップする。ここにおいて、カップリングドックは、複数爪のチャックを有していない。その代わりに、移動可能な押下部が使用される。押下部は、CDの周囲の縁を押圧するための前エッジを有している。ユーザは、CDが取り外しあるいは保管されるように、押下部の後リムを鉛直方向に押下して、押下部の前エッジを上方に移動させることができる。このディスク保管ケースは、複数爪のチャックを有しない一方で、まだカートリッジ型に作られて、多くの構成部材を有している。そして、生産および組立のコストはより高目である。
【0009】
別の例として、「ばね部材を備えたディスク保管装置(DISK STORAGE DEIVCE WITH SPRING ELEMENT)」という名称の特許文献4がある。これもまた、ベース、蓋およびカップリングドックを含む少なくとも3つの主要な構成部材から構成されている。カップリングドックは、中央のフックと、底リム上のばねを有している。CDを取り外しおよび取り付けるためには、ユーザは、CDのセンタ穴がCDを据え付けるためのフックにラッチされ得るように、CDの周縁をばねの方へ押してばねを圧縮するために、一方の手でCDの周囲をつかみ他方の手でベースを保持しなければならない。このディスク保管装置は、据え付けのために、CDの中央使用不可領域を用いる。そして、生産工程はきわめて複雑で、コストはより高目である。
【0010】
【特許文献1】
米国特許第5533615号明細書
【特許文献2】
米国特許第5685425号明細書
【特許文献3】
米国特許第5845771号明細書
【特許文献4】
米国特許第5924564号明細書
【特許文献5】
米国特許第5938020号明細書
【特許文献6】
米国特許第6283285号明細書
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、本考案の主目的は、コンパクトディスクを保持するための、低コストかつ簡易に一体型成形によってワンピースに作られるコンパクトディスクホルダを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述した従来技術で採用されている一般的なコンパクトディスク保持方法とは異なる設計を用いている。
【0013】
本考案の目的は、下記する手段により達成される。
【0014】
(1)コンパクトディスクを保持するための一体型成形によってワンピースに作られるコンパクトディスクホルダであって、正面側の平坦部および背面側の平坦部を備えるホルダボディと、ホルダボディの一方の側部に設置されホルダボディの一方の平坦部に対して垂直方向に所定の高さで伸延している側壁であって、ホルダボディの中央の方へ平坦部に対して平行に伸延するクリップフランジを備え、前記クリップフランジは、コンパクトディスクの厚さに対応する距離だけ、ホルダボディの平坦部から間隔を置いて配置されてなる側壁と、クリップフランジの反対側でホルダボディの他の側部に配置される片持ばりアームであって、ホルダボディに接続するための接続部およびコンパクトディスクを支持するための弾性部を備え、前記弾性部は、ホルダボディの中央の方へ平坦部に対して平行に伸延するとともにコンパクトディスクの厚さに対応する距離だけホルダボディの平坦部から間隔を置いて配置されるラッチフラップを備え、前記ラッチフラップは、前記クリップフランジとともにコンパクトディスクを通常状態にクリップするためのクリッピングゾーンを規定するクリップ位置を形成し、前記ラッチフラップは、コンパクトディスクの取り外しおよび取り付けを容易にする開放位置を形成すべくクリッピングゾーンを拡大するための力により、ホルダボディの平坦部に対して平行に外方へ移動可能に構成されてなる片持ばりアームとを有するコンパクトディスクホルダ。
【0015】
このように、本考案によるCDホルダは、一方の側部にクリップフランジとクリップフランジの反対側の他方の側部に片持ばりアームとを有するホルダボディを含んでいる。片持ばりアームは、ラッチフラップを有する。ラッチフラップおよびクリップフランジは、CDを保持するためのクリッピングゾーンを形成する。片持ばりアームは、通常状態において静的位置にあるとき、クリッピングゾーンを拡大するように、ホルダボディの平坦面に対して平行な方向に動かされることができ、CDの取り付けまたは取り外しを可能にする。
【0016】
(2)前記ホルダボディの側壁は、少なくとも結合部を形成するために外方へ伸延され、前記結合部はラッチバーを有し、前記結合部のラッチバーが当該ラッチバーと接続するためのラッチドックに回動可能に連結されることにより、前記ホルダボディが前記ラッチドックに移動可能に取り付けられるようにしてなる上記(1)に記載のコンパクトディスクホルダ。
【0017】
(3)前記片持ばりアームの外方の側部に伸延するフェンダが形成され、前記フェンダと前記片持ばりアームとの間には、前記弾性部の移動可能な範囲を制限するための開口部が形成されてなる上記(1)に記載のコンパクトディスクホルダ。
【0018】
(4)前記ホルダボディの平坦部は、コンパクトディスクを所定の距離だけホルダボディの平坦部から間隔を置いて配置するための、中央に配置される少なくとも一つの突出部を有する上記(1)に記載のコンパクトディスクホルダ。
【0019】
(5)前記ホルダボディは、クリッピングゾーンから外方に伸延されて、当該ホルダボディを少なくとも一つのロッドに吊るための少なくとも一つのフックを形成してなる上記(1)に記載のコンパクトディスクホルダ。
【0020】
(6)前記弾性部は、ユーザの指により当該弾性部を動かすことを可能にするポーキングフラップを形成している外端部を有してなる上記(1)に記載のコンパクトディスクホルダ。
【0021】
(7)前記側壁および前記片持ばりアームは、ホルダボディの正面側の平坦部と背面側の平坦部とにそれぞれ形成され、正面側の平坦部と背面側の平坦部とにそれぞれ1つのコンパクトディスクを保持するように相互に対応して設けられる上記(1)に記載のコンパクトディスクホルダ。
【0022】
本考案の付加的な目的、特徴、および利点とともに、上述したことは添付の図面を参照しながら進める以下の詳細な説明からより容易に明らかとなる。
【0023】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して、本考案の実施の形態を説明する。
【0024】
本考案のコンパクトディスクホルダは、CDカートリッジ、CDポーチないしCDケースを使用する従来の技術とは異なる構造を用いることによって、コンパクトディスクを持ち運びおよびクリップすることを狙ったものである。以下に説明される本考案の実施形態はすべて、付加的な組立工程なしで、CDを収容するための一体型方式の新規なCDホルダを作るために、プラスチックの射出成形技術を使用する。
【0025】
普通のCD20(図3参照)は一般に円形に形成される一方で、不規則な形に作られるCDもまた存在する。CDの形が何であっても、CDは、通常、CD20をクリップして据え付けるために、中央に形成されたセンタ穴21を有している。本考案は、CD20の周縁をクリップする技術を提供する。本考案は、円形のCDおよび他の様々な幾何学形状のCDをクリップするために採用され得る。
【0026】
(第1実施形態)
図1および図2を参照して、本考案のCDホルダは、ホルダボディ10を有しており、ホルダボディ10は、正面側の平坦部101および背面側の平坦部102を備えてプレート型に形成されている。CDは、一般に円形である。ホルダボディ10は、CDの形に適合させられており、円形、あるいは他の所望される幾何学形状であるかもしれない。ホルダボディ10は、CDの外径よりも大きい縦の長さを有する。ホルダボディ10の中央に、突出部11が存在しており、突出部11は、連続的な一片であるか、あるいはドット要素から構成されたものであるかもしれない。CD20がホルダボディ10に取り付けられるとき、CD20は、ホルダボディ10とCD20の表面との間での摩擦ないし傷を防止すべく、突出部11に寄り掛かって、所定の距離だけホルダボディ10から間隔を置いて配置されてもよい。なお、図中符号12は、切欠部を示す。
【0027】
ホルダボディ10は、その長手方向の一方の側部に、側壁13を有している。側壁13は、ホルダボディ10の平坦部に対して垂直であり、所定の高さで伸延している。側壁13は、ホルダボディ10の中央の方へ横に伸延しているクリップフランジ131を有しており、クリップフランジ131はホルダボディ10の平坦面と平行である。クリップフランジ131は、CD20の厚さに対応する所定の高さだけ、ホルダボディ10から間隔を置いて配置されており、CD20の一方の外縁をクリップすることができる。本明細書において、CDの厚さに対応する高さ(距離)とは、より具体的には、CDの厚さと略一致し、かつCD20の厚さよりもわずかに大きい高さ(距離)のことである。
【0028】
ホルダボディ10は、さらに、クリップフランジ131の反対側で他の側部に配置される片持ばりアーム14を有している。片持ばりアーム14は、ホルダボディ10に接続される接続部141を形成している一端と、弾性部142を形成している他端とを有している。プラスチックの特性のため、弾性部142は、通常状態においては、静的位置のままである。しかし、弾性部142は、力を受けるとき、わずかに動かされ得る。力が解放されるときに、弾性部142は、通常状態における静的位置へ戻る。片持ばりアーム14は、ホルダボディ10の一方の側部から延長されており、弾性部142がホルダボディ10に対して横に移動できるようになっている。弾性部142は、さらに、ラッチフラップ1421を有しており、ラッチフラップ1421は、CD20の厚さに対応する高さだけ、ホルダボディ10から間隔を置いて配置されており、ホルダボディ10の中央の方へ横に移動可能である。
【0029】
弾性部142は、ポーキングフラップ1422を形成している外側部を有しており、ユーザの指が弾性部142を動かすことができるようになっている。ラッチフラップ1421およびクリップフランジ131は、CD20の外周縁を保持するためのクリッピングゾーン(すなわちCD20の直径と同じもの)を形成する。このように、弾性部142は、ラッチフラップ1421が通常状態におけるクリッピングゾーンのクリップ位置を形成し、力の下でクリッピングゾーンを拡大する開放位置に拡張されることを可能にする。クリップ位置において、ラッチフラップ1421およびクリップフランジ131は、CD20をクリップおよび保持することができ、ホルダボディ10上に据え付けることができる。開放位置において、クリッピングゾーンは拡大され、CD20がホルダボディ10に対して取り付け、または取り外しできるようになる。
【0030】
図3および図4を参照して、CDホルダ上にCD20に装填するとき、まず、CD20の一方の側部を、クリップフランジ131の中に、わずかに付勢するようにして差し込む。次に、指でポーキングフラップ1422を動かして、弾性部142を動かし、CD20を完全にホルダボディ10に取り付けるべくクリッピングゾーンを拡大するために、ラッチフラップ1421を開放位置の方へ、横に(ホルダボディの平坦面に対して平行な方向に)外方へ動かす。そして、弾性部142を解放すると、それは通常位置へ戻る。ラッチフラップ1421は、CD20の他の側部をクリップする。このように、クリップフランジ131およびラッチフラップ1421は、ホルダボディ10にしっかりとCD20を据え付けるために、協働してCD20の外縁をクリップする。
【0031】
(第2実施形態)
上述した第1実施形態のCDホルダは、1つのCD20を保持するための一方の側部を備えたホルダボディ10を有している。本考案の第2実施形態は、2つのCD20を保持するためのCDホルダを提供する。図5に示すように、ホルダボディ10は、一対の片持ばりアーム14および一対のクリップフランジ131を有する。片持ばりアーム14およびクリップフランジ131の一方のセットは、所定の高さだけ平坦面から間隔を置いて配置されるクリップフランジ131およびラッチフラップ1421をともなって、ホルダボディ10の一方の側に設置される。片持ばりアーム14およびクリップフランジ131の他方のセットは、所定の高さだけ反対側の平坦面から間隔を置いて配置されるクリップフランジ131およびラッチフラップ1421をともなって、ホルダボディ10の反対側に設置される。片持ばりアーム14およびクリップフランジ131のこれらの2つのセットは、CDホルダの正面側の平坦部101および背面側の平坦部102が、一緒になって2つのCD20を保持可能なように、それぞれCD20をクリップすることができる。
【0032】
さらに多くの実施形態が以下に説明される。それらはすべて、2つのCD20を保持するための、一対の片持ばりアーム14および一対のクリップフランジ131を有する設計を採用している。
【0033】
(第3実施形態)
本考案の第3実施形態のために、図6および図7を参照する。ホルダボディ10は、側壁13の最外方の側部に配置される結合部151を有している。結合部151は、ノッチ1511およびラッチバー1512を有する。
【0034】
図8を参照して、結合部151は、ホルダボディ10がケース30に収容されるのを可能にするように設計されている。ケース30は、相互に連結され開閉可能な上ケース31と下ケース32とを含んでいる。上ケース31および下ケース32は、一般に、CDの運搬を容易にするためにファスナあるいは同等物(図示せず)によって、連結されて閉じられる。上ケース31および下ケース32は、そこに設置されるラッチドック33を備えた接続部を有している。ラッチドック33は、結合部151に対応する複数のラッチ爪331を有する。結合部151のラッチバー1512は、押下されてラッチ爪331に連結され得る。このように、ホルダボディ10は、ラッチドック33に取り付けられて、複数のホルダボディ10がケース30に保持され得るようにラッチバー1512のまわりで回動可能である。このような回動可能な設計によって、ユーザは、便利に、要求されたCD20を検索して取り外すことができる。もちろん、ホルダボディ10はまた、力を加えて結合部151をラッチ爪331から分離することによって、ケース30から取り外されてもよい。
【0035】
(第4実施形態)
上述した第3実施形態は、1つの結合部151のみを有する。図9および図10を参照して、本考案の第4実施形態は、結合部151の2つのセットを有している。ラッチドック33のラッチ爪331も、結合部151に対応するように、対となって形成される。このような設計は、ホルダボディ10がケース30にしっかりと保持されるのを可能にする。
【0036】
(第5実施形態)
本考案の第5実施形態のために、図11を参照する。ホルダボディ10の片持ばりアーム14の最外方の側部に、フェンダ16が設けられる。フェンダ16は、ユーザが要求されたCDを素早く認識できるように、CD20の内容を示すラベル(図示せず)を接着するための、外方の側部に扁平面161を有する。フェンダ16およびホルダボディ10の間に、刻まれた開口部163が存在しており、弾性部142の過度の変形および割れを防止できるように、弾性部142の最大移動可能空間を形成している。フェンダ16は、さらに、外方の側部にフック162を有しており、ホルダボディ10がロッド42(図12および図13参照)に掛けられることが可能となっている。
【0037】
実用的な使用における第5実施形態の実施例のために、図12を参照する。開放タイプの保持ラック40が提供されている。保持ラック40は、より高い高さに設置されるロッド42を有している。ホルダボディ10は、フック162によりロッド42に掛けられ得る。保持ラック40は、CD20のための、吊り下げ式の保管手段になる。
【0038】
実用的な使用における第5実施形態の他の実施例のために、図13を参照する。選択的に閉じられ得る容器41が、ロッド42を収容するために提供される。容器41は、CD20のための、他のタイプの吊り下げ式の保管手段を提示する。
【0039】
(第6実施形態)
本考案の第6実施形態のために、図14、図15、および図16を参照する。フェンダ16は、外方の側部に、2つのフック162を有しており、一方、保持ラック40および容器41は、2本のロッド42を有している。こうして、ホルダボディ10は、フック162により水平に2つのロッド42に掛けられ得る。それは、さらに他のタイプの吊り下げ式のものを提供する。
【0040】
(第7実施形態)
本考案の第7実施形態のために、図17を参照する。ホルダボディ10の側壁13の外方の側部に、結合部151が設置されている。フェンダ16は、外方の側部に配置されるフック162を有している。この実施形態を採用して、ユーザがCD20を屋外に持ち運びたいとき、ユーザはCD20をホルダボディ10に配置し、ホルダボディ10を結合部151によりポータブルなケース30に結合して、持ち運びを容易にすることができる。ユーザがCD20を戻すとき、ホルダボディ10がケース30から取り外されて、フック162により、保持ラック40に、または容器41に、掛けられ得る。これは、新規なCD保持および保管方法である。
【0041】
本考案の好ましい実施形態が開示の目的で記載されている一方で、その他の実施形態と同様に、本考案の開示された実施形態の変形が、当業者に発生し得る。したがって、添付した実用新案登録請求の範囲の請求項は、本考案の精神と範囲から逸脱しないすべての実施形態を包含するものである。
【0042】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、コンパクトディスクを保持するための、低コストかつ簡易に一体型成形によってワンピースに作られるコンパクトディスクホルダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施形態の斜視図である。
【図2】本考案の第1実施形態の側面図である。
【図3】使用時における本考案の第1実施形態の概略図である。
【図4】使用時における本考案の第1実施形態の概略図である。
【図5】本考案の第2実施形態の斜視図である。
【図6】本考案の第3実施形態の斜視図である。
【図7】本考案の第3実施形態の正面図である。
【図8】使用時における本考案の第3実施形態の概略図である。
【図9】本考案の第4実施形態の斜視図である。
【図10】使用時における本考案の第4実施形態の概略図である。
【図11】本考案の第5実施形態の斜視図である。
【図12】使用時における本考案の第5実施形態の概略図である。
【図13】使用時における本考案の第5実施形態の他の概略図である。
【図14】本考案の第6実施形態の斜視図である。
【図15】使用時における本考案の第6実施形態の概略図である。
【図16】使用時における本考案の第6実施形態の他の概略図である。
【図17】本考案の第7実施形態の斜視図である。
【符号の説明】
10…ホルダボディ、
101…正面側の平坦部、
102…背面側の平坦部、
11…突出部、
12…切欠部、
13…側壁、
131…クリップフランジ、
14…アーム、
141…接続部、
142…弾性部、
1421…ラッチフラップ、
1422…ポーキングフラップ、
151…結合部、
1511…ノッチ、
1512…ラッチバー、
16…フェンダ、
161…扁平面、
162…フック、
163…開口部、
20…CD、
21…センタ穴、
30…ケース、
31…上ケース、
32…下ケース、
33…ラッチドック、
331…ラッチ爪、
40…保持ラック、
41…容器、
42…ロッド。
Claims (7)
- コンパクトディスクを保持するための一体型成形によってワンピースに作られるコンパクトディスクホルダであって、
正面側の平坦部および背面側の平坦部を備えるホルダボディと、
ホルダボディの一方の側部に設置されホルダボディの一方の平坦部に対して垂直方向に所定の高さで伸延している側壁であって、ホルダボディの中央の方へ平坦部に対して平行に伸延するクリップフランジを備え、前記クリップフランジは、コンパクトディスクの厚さに対応する距離だけ、ホルダボディの平坦部から間隔を置いて配置されてなる側壁と、
クリップフランジの反対側でホルダボディの他の側部に配置される片持ばりアームであって、ホルダボディに接続するための接続部およびコンパクトディスクを支持するための弾性部を備え、前記弾性部は、ホルダボディの中央の方へ平坦部に対して平行に伸延するとともにコンパクトディスクの厚さに対応する距離だけホルダボディの平坦部から間隔を置いて配置されるラッチフラップを備え、前記ラッチフラップは、前記クリップフランジとともにコンパクトディスクを通常状態にクリップするためのクリッピングゾーンを規定するクリップ位置を形成し、前記ラッチフラップは、コンパクトディスクの取り外しおよび取り付けを容易にする開放位置を形成すべくクリッピングゾーンを拡大するための力により、ホルダボディの平坦部に対して平行に外方へ移動可能に構成されてなる片持ばりアームと
を有するコンパクトディスクホルダ。 - 前記ホルダボディの側壁は、少なくとも結合部を形成するために外方へ伸延され、前記結合部はラッチバーを有し、前記結合部のラッチバーが当該ラッチバーと接続するためのラッチドックに回動可能に連結されることにより、前記ホルダボディが前記ラッチドックに移動可能に取り付けられるようにしてなる請求項1に記載のコンパクトディスクホルダ。
- 前記片持ばりアームの外方の側部に伸延するフェンダが形成され、前記フェンダと前記片持ばりアームとの間には、前記弾性部の移動可能な範囲を制限するための開口部が形成されてなる請求項1に記載のコンパクトディスクホルダ。
- 前記ホルダボディの平坦部は、コンパクトディスクを所定の距離だけホルダボディの平坦部から間隔を置いて配置するための、中央に配置される少なくとも一つの突出部を有する請求項1に記載のコンパクトディスクホルダ。
- 前記ホルダボディは、クリッピングゾーンから外方に伸延されて、当該ホルダボディを少なくとも一つのロッドに吊るための少なくとも一つのフックを形成してなる請求項1に記載のコンパクトディスクホルダ。
- 前記弾性部は、ユーザの指により当該弾性部を動かすことを可能にするポーキングフラップを形成している外端部を有してなる請求項1に記載のコンパクトディスクホルダ。
- 前記側壁および前記片持ばりアームは、ホルダボディの正面側の平坦部と背面側の平坦部とにそれぞれ形成され、正面側の平坦部と背面側の平坦部とにそれぞれ1つのコンパクトディスクを保持するように相互に対応して設けられる請求項1に記載のコンパクトディスクホルダ。
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