JP2004182315A - ディスクケース - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ディスク保持部3は、平板部4aと突起部4bとディスク押圧部4dからなる係合部材4と、係合部材4をケース本体2に対し支承する支承部材11であり、ディスク開口部が各突起部4bに係合している場合に平板部4aを押圧すると撓んで各突起部4bを平板部4a側へ倒し開口部から退避させるとともに各ディスク押圧部4dでディスクの面を押圧して開口部と各突起部4bとの係合を解除し、該解除の後に平板部4aの押圧を解除すると撓みによる弾発力により初期状態に復帰して係合部材4を初期状態に復帰させる支承部材11を具えている。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、CD、DVD等、各種の光ディスクを収納するディスクケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
CD、CD−R、CD−ROM、DVD等の各種の光ディスク(以下、単に「ディスク」という。)の中央部には、一般に、円形の開口部が形成されている。
【0003】
一方、このディスクを収容するディスクケースは、通常、ディスクを保持するケース本体と、該ディスク本体を覆うカバーとを具えており、このうちのケース本体には、カバーによって覆われる面の略中央に、ディスクの上記開口部に係合して該ディスクを保持するディスク保持部が突設されている。
【0004】
このディスク保持部は、ケース本体と一体形成され、かつ、放射状に配置された複数の係合片から構成されている。この各係合片は、隣接する係合片と互いに若干の間隔を隔てて配置されており、また複数の係合片の各先端部側は、全体としてまとまって、ディスクの開口部を嵌挿する環状部が形成されるように上方に向け立ち上げられている。また、複数の係合片の各先端はいずれも、環状部の内側へ向けて折り曲げられている。
【0005】
このような従来のディスクケースでは、ディスクの開口部をディスク保持部の環状部に嵌挿させると、ディスクの開口部が該複数の係合片を押圧して該複数の係合片を前記環状部の内側へ向け撓ませるので、ディスクの開口部は該複数の係合部による弾発力によってこの複数の係合片に係合し、これによりディスクはケース本体に保持される。
【0006】
また、この従来のディスクケースでは、保持したディスクをケース本体から取り外すには、複数の係合片の各先端を同時に押圧して該複数の係合片を強制的に初期状態に復帰させるとともにディスクの周縁を上方に持ち上げるようにしてディスクの開口部とディスク保持部の係合片との係合を解除するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のディスクケースでは、ディスクの開口部をディスク保持部の環状部に嵌挿させた場合に生じる複数の係合片の弾発力によってディスクを係合保持するようにしており、保持したディスクをケース本体から取り外すには、複数の係合片の各先端を同時に押圧して該複数の係合片を強制的に初期状態に復帰させるとともにディスクの周縁を上方に持ち上げるようにしてディスクの開口部とディスク保持部の係合片との各係合を解除するようにしているから、ディスクをケース本体から取り外す作業が困難であるという問題があった。
【0008】
また、従来のディスクでは、複数の係合片に生じる弾発力によってディスクを係合保持するようにしているから、ディスクに外部から衝撃が加えられた場合には、ディスクの開口部と各係合片との係合が解除されやすく、ディスクの開口部と各係合片との係合が解除された場合にはディスクがケース本体内で移動してケース本体の内壁やディスク保持部に衝突し、ディスクが損傷を受けるという問題があった。
【0009】
上述した事情に鑑み、この発明は、ディスクを簡単に保持でき、しかもその保持を確実に行ってディスクの損傷を可及的に防止するディスクケースを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、この発明は、ディスクの中央部に形成された開口部に係合して前記ディスクを保持するディスク保持部をケース本体に有するディスクケースにおいて、前記ディスク保持部は、前記ケース本体の水平面と平行に配置される平板部と、前記平板部に連設され、該平板部を囲繞するように配設された複数の突起部と、該各突起部にそれぞれ連設され、前記複数の突起部全体を囲繞するように配設された複数のディスク押圧部とからなる係合部材と、該係合部材を前記ケース本体に対し支承する支承部材であって、前記ディスクの前記開口部が前記複数の突起部に係合している場合に前記平板部を押圧すると撓んで、前記複数の突起部を前記平板部側へ倒して前記複数の突起部を前記ディスクの前記開口部から退避させるとともに前記複数のディスク押圧部を前記ディスクの面を押圧する方向へ移動させて前記複数のディスク押圧部によって前記ディスクの面を押圧し、これにより前記ディスクの前記開口部と前記係合部材の前記複数の突起部との係合を解除し、前記ディスクの前記開口部と前記係合部材の前記複数の突起部との係合を解除した後に前記平板部の前記押圧を解除すると、前記撓みによる弾発力によって初期状態に復帰するととともに前記係合部材を前記支承部材の弾発力によってディスク保持可能な初期状態に復帰させる支承部材とを具えるようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明に係るディスクケースの実施例について詳述する。
【0012】
図1は、本願発明に係る実施例のディスクケースの要部概念平面図である。 本願発明の実施例のディスクケース1は、ディスク21(図2)を保持するケース本体2と、該ディスク本体2を覆う図示せぬカバーとから構成されている。
このうちのケース本体2には、図1で示すように、前記カバーによって覆われる面の略中央に、ディスク21(図2)の中央部に形成された開口部21a(図2)に係合し、該ディスク21を保持するディスク保持部3が形成されている。
【0013】
このディスク保持部3は、図1のAA概念断面図である図2で示すように、ケース本体2の水平面2aと平行に配置される平板部4aを具えた係合部材4と、該係合部材4をケース本体2に対し支承する支承部材11(図1)とを具えている。
なお、図2では図1と同一部分を同一符号で示しており、また図2では支承部材11の図示を省略している(また、後述する図4、図6および図7についても図2と同様に、支承部材11の図示を省略する)。
【0014】
図1及び図2で示すように、このディスク保持部3を構成している係合部材4には、平板部4aに連設され、該平板部4aを囲繞するように配設された複数の突起部4bと、該各突起部4bにそれぞれ連設され、複数の突起部4bの全体を囲繞するように配設された複数のディスク押圧部4dとが形成されている。
また、係合部材4には、各ディスク押圧部4dと各突起部4bとの間に、ディスク21の開口部21aが複数の突起部4bに係合している場合の該ディスク21の面21bを載置させるディスク載置部4c(図7)がそれぞれ形成されている。
また、係合部材4には、各突起部4bと平板部4aとの間に、該各突起部4bを平板部側4aへ退避させる各溝4eがそれぞれ形成されている。
【0015】
なお、図1及び図2で示すように、このディスクケース1では、係合部材4の突起部4bは平板部4aを挟むように二つ配設されており、係合部材の溝4e、ディスク載置部4c、ディスク押圧部4dは各突起部4bの上記数量に対応して二つずつ配設されている。
【0016】
また、図1の支承部材11は、図1のBB概念断面図であって図1と同一部分を同一符号で示す図3で示すように、ケース本体2と一体形成されている。この支承部材11は、初期状態においてケース本体2から垂直方向に立ち上がるように形成されており、立ち上げられた平板部4a側で係合部材4を支承している。また、このディスクケース1では、図1で示すように2つの支承部材11を一組とし、二組の支承部材11を、各突起部4bに対応してそれぞれ配設している。
【0017】
次に、上述した本発明の実施例に係るディスクケース1の動作を説明し、併せて構成をより詳細に説明する。
【0018】
図2に示す初期状態のディスクケース1では、係合部材4の各突起部4bの先端はケース本体2の水平面2aに対し垂直方向に向いている。また、複数の突起部4bによって形成される外径Sはディスク21の開口部21aの径Wより大きくなるように設定されており(S>W)、該複数の突起部4bの各軸部によって形成される径Rは、ディスク21の開口部21aの径Wと同じ、または径Wよりも若干小さくなるように設定されている(R≦W)。また、図3で示すように、初期状態の支承部材11は撓んでいない。
【0019】
ここで、図4で示すようにディスク21の開口部21aを複数の突起部4bに押し付けると、図3の支承部材11は図5で示すように平板部4b(図4)側へ撓み、これにより図4及び図4のディスク保持部3の支承部材11がさらに撓んだ状態を示す図6で示すように、支承部材11に支承されている複数の突起部4bが各溝4eを介して平板部4a側へ倒れて該複数の突起部4bがディスク21の開口部21aから退避するとともに、複数のディスク押圧部4dがディスク21の面21bを押圧する方向へ移動する。
【0020】
そのため、図6で示すように、ディスク21の開口部21aから退避した複数の突起部4bは、該複数の突起部4bによって形成される外径Sがディスク21の開口部21aの径Wと同径となり(S=W)、ディスク21の開口部21a内に複数の突起部4bの突起が嵌挿する。
【0021】
そして、図7で示すようにディスク21の開口部21aが複数の突起部4bの突起を通過すると、図3の支承部材11は上記撓みによる弾発力によって初期状態に復帰する。また、係合部材4は、図7で示すように支承部材11の上記弾発力によって初期状態に復帰するとともに、各突起部4bの軸部に、ディスク21の開口部21aが係合し、これによりディスク21がケース本体2に対し保持されることとなる。
【0022】
なお、ディスク21がケース本体2に保持された状態では、複数の突起部4bによって形成される外径Sはディスク21の開口部21aの径Wより大きい初期状態に復帰する(S>W)。
【0023】
このように、本願発明のディスクケース1では、従来のディスクケースのように複数の突起部4bの弾発力によってディスク21を保持するのではなく、弾発力によって初期状態に復帰した複数の突起部4bによってディスク21を保持するから、ディスク21の開口部21aと係合部材4の突起部4bとの係合は確実に行われる。
したがって、たとえディスク21に外部から衝撃が加えられた場合であっても、ディスク21の開口部21aと係合部材4の突起部4bとの係合が解除されることは可及的に防止され、これにより前記係合が解除されてディスク21がケース本体2内で移動して該ディスク21がケース本体2の内壁やディスク保持部3と衝突し、ディスク21が損傷を受けることも可及的に防止される。
【0024】
また、図7で示すようにディスク21がケース本体2に保持された状態では、ディスク21の面21bは複数のディスク載置部4cに載置される。したがって、このディスク載置部4によると、ディスク21を可及的に安定保持することができる。
【0025】
一方、図7で示すようにディスク21がケース本体2に対し保持されている場合に、ディスク21をケース本体2から取り外すには、平板部4aを押圧する。
【0026】
すると、図3に示す初期状態に復帰している支承部材11が、図5に示すように平板部4a側(図6)に撓んで、これにより図6で示すように、支承部材11が支承している複数の突起部4bが各溝4eを介し平板部4a側へ倒れてディスク21の開口部21aから退避するとともに、複数のディスク押圧部4dがそれぞれディスク21の面を21b押圧する方向へ移動してディスク21の面21bを押圧する。
そのため、図4に示すようにディスク21の開口部21aと複数の突起部4bの各軸部との係合が解除され、各突起部4bの突起が開口部21a内に嵌挿するとともに、ディスク21が上方に押し上げられる。
そして、図2に示すように、ディスク21の開口部21aから各係合部4の突起が完全に脱出するまで該ディスク21が押し上げられると、ディスク21の開口部21aと複数の突起部4bとの係合が完全に解除されるので、これによりディスク21をケース本体2から取り外すことができる。
【0027】
このように、本願発明の実施例のディスクケース1では、平板部4aを単に押圧することによりディスク21の開口部21aと係合部材4の複数の突起部4bとの係合が解除できるので、従来のディスクケースディスクに比べ、ディスク21の開口部21aと係合部材4の複数の突起部4bとの係合を解除する作業が簡単で、これによりケース本体2からディスク21を取り外す作業を簡単にすることができる。
【0028】
また、図2で示すようにディスク21の開口部21aと係合部材4の複数の突起部4bとの係合が解除された後に平板部4aの押圧を解除すると、図3で示すように支承部材11は前記撓みによる弾発力によって直ちに初期状態に復帰するとともに、図2で示すように支承部材11の弾発力によって、係合部材4をディスク保持可能な初期状態に直ちに復帰させる。
したがって、新たに別のディスク21をケース本体2に保持させる保持作業を行うにも、該ディスク21の開口部21aをケース本体2の係合部材4に係合させる上述した保持動作を直ちに行うことができるので、該保持作業を簡単かつ迅速に行うことができる。
【0029】
上述したように本願発明のディスクケース1では、ディスク21の中央部に形成された開口部21aに係合してディスク21を保持するディスク保持部3をケース本体2に有するディスクケース1において、ディスク保持部3に、ケース本体2の水平面2aと平行に配置される平板部4aと、該平板部4aに連設され、該平板部4aを囲繞するように配設された複数の突起部4bと、該各突起部4bにそれぞれ連設され、複数の突起部4b全体を囲繞するように配設された複数のディスク押圧部4dとからなる係合部材4と、該係合部材4をケース本体2に対し支承する支承部材11であって、ディスク21の開口部21aが複数の突起部4bに係合している場合に平板部4aを押圧すると撓んで、複数の突起部4bを平板部4a側へ倒して該複数の突起部4bをディスク21の開口部21aから退避させるとともに複数のディスク押圧部4dをディスク21の面21aを押圧する方向へ移動させて複数のディスク押圧部4dによってディスク21の面21bを押圧し、これによりディスク21の開口部21aと係合部材4の複数の突起部4bとの係合を解除し、またディスク21の開口部21aと係合部材4の複数の突起部4bとの係合を解除した後に平板部4aの押圧を解除すると、支承部材11は前記撓みによる弾発力によって初期状態に復帰するとともに、支承部材11の前記弾発力によって係合部材4をディスク嵌着可能な初期状態に復帰させる支承部材11を具えるようにしているから、平板部4aを単に押圧するという作業でディスク21を簡単に保持できるとともに、初期状態に復帰した状態でディスク21を保持するからディスク21の開口部21aと係合部材4の突起部4bとの係合は確実に行われ、たとえディスク21に外部から衝撃が加えられた場合であっても、ディスク21の開口部21aと係合部材4の突起部4bとの係合が解除されることは可及的に防止され、これにより前記係合が解除されてディスク21がケース本体2内で移動して該ディスク21がケース本体2の内壁やディスク保持部3と衝突し、これによりディスク21が損傷を受けることは可及的に防止される。
【0030】
なお、上記実施例のディスクケース1では、図1で示すように、その係合部材4の突起部4bを二つ配設するとともに、ディスク押圧部4d及び溝4eの各数量を、突起部4bの数量(二つ)に対応して、それぞれ二つずつ配設し、また支承部材11も突起部4bの数量(二つ)に対応して二組配設されることとしたが、係合部材4の突起部4bの数量は二つに限定されず、ディスク押圧部4d、及び溝4eの各数量も二つずつに限定されないし、また支承部材11も二組に限定されない。
【0031】
この発明のディスクケースでは、係合部材4の突起部4bは複数配設されていればよく、ディスク押圧部4d、及び溝4eも突起部4bに対応して複数配設されていればよく、また支承部材11も、係合部材4の突起部4bに対応して複数組配設されていればよい。
【0032】
たとえば、本願発明の別の実施例であるディスクケース31を示す図8のように、本願発明の別の実施例であるディスクケース31のケース本体32には、ディスク保持部33として、係合部材34の突起部4b、ディスク押圧部4d、および溝4eがそれぞれ三つずつ配設されるとともに、支承部材11が突起部4b等の数量(三つ)に対応して三組配設されている。尚、図8では図1と同一部分を同一符号で示している。
【0033】
このディスクケース31では、設置する係合部材34の突起部4bを、図1のディスクケース1に比べて多く配設しているから、該ディスクケース1に比べ、突起部4bによるディスク21の係合保持が一層確実となり、そのため、たとえディスク21に外部から衝撃が加えられた場合であっても、ディスク21の開口部21aと係合部材4の突起部4bとの係合が解除されることは一層可及的に防止され、これにより前記係合が解除されてディスク21がケース本体2内で移動して該ディスク21がケース本体2の内壁やディスク保持部33と衝突し、これによりディスク21が損傷を受けることも一層可及的に防止されることとなる。
【0034】
また、図8のディスクケース31では、設置する係合部材34のディスク押圧部4dを、図1のディスクケース1に比べて多く配設しているから、該ディスクケース1に比べ、ディスク21の面21bに可及的に多くの箇所に均等に押圧する力が加えられることとなる。したがって、ディスク21の開口部21aと係合部材4bとの係合を解除する場合にその解除作業がしやすくなって、ディスク21をケース本体2から取り外す作業が一層容易になる。
なお、上述した図1のディスクケース1、図8のディスクケース31では、ディスク載置部4cの数量を、突起部4b、溝4e、およびディスク押圧部4dの各数量(複数)に対応してこれら同数配設することとし、これにより上述のように、ディスク21を安定保持することとしたが、ディスク載置部4cを図1のディスクケース1より多く配設した図8のディスクケース31では、図1のディスクケース1に比べ、一層可及的にディスク21を安定保持できる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本願発明のディスクケースでは、そのディスク保持部が、ケース本体の水平面と平行に配置される平板部と、該平板部に連設され、該平板部を囲繞するように配設された複数の突起部と、該各突起部にそれぞれ連設され、複数の突起部全体を囲繞するように配設された複数のディスク押圧部とからなる係合部材と、該係合部材をケース本体に対し支承する支承部材であって、ディスクの開口部が複数の突起部に係合している場合に平板部を押圧すると撓んで、複数の突起部を平板部側へ倒して該複数の突起部をディスクの開口部から退避させるとともに複数のディスク押圧部をディスクの面を押圧する方向へ移動させて複数のディスク押圧部によってディスクの面を押圧し、これによりディスクの開口部と係合部材の複数の突起部との係合を解除し、またディスクの開口部と係合部材の複数の突起部との係合を解除した後に平板部の前記押圧を解除すると、支承部材は前記撓みによる弾発力によって初期状態に復帰するとともに、支承部材の前記弾発力によって係合部材をディスク嵌着可能な初期状態に復帰させる支承部材とを具えているから、平板部を単に押圧するという作業でディスクを簡単に保持できるとともに、初期状態に復帰した状態でディスクを保持するからディスクの開口部と係合部材の突起部との係合は確実に行われ、たとえディスクに外部から衝撃が加えられた場合であっても、ディスクの開口部と係合部材の突起部との係合が解除されることは可及的に防止され、これにより前記係合が解除されてディスクがケース本体内で移動して該ディスクがケース本体の内壁やディスク保持部と衝突し、これによりディスクが損傷を受けることは可及的に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のディスクケースの一実施例であるディスクケースの要部概念平面図。
【図2】図1のディスクケースのAA概念断面図であって、特にディスク保持部を構成する係合部材の初期状態を示す図。
【図3】図1のディスクケースのBB概念断面図であって、特にディスク保持部を構成する支承部材の初期状態を示す図。
【図4】図2のディスク保持部を構成する係合部材の動作を示す図。
【図5】図3のディスク保持部を構成する支承部材の動作を示す図。
【図6】図2のディスク保持部を構成する係合部材の動作を示す図。
【図7】図2のディスク保持部を構成する係合部材の動作を示す図であって、特にディスク保持部にディスクが保持された様子を示す図。
【図8】この発明の別の実施例であるディスクケースの要部概念平面図。
【符号の説明】
1、31…ディスクケース
2、32…ケース本体
2a、32a…水平面
3、33…ディスク保持部
34…係合部材
4a…平板部
4b…突起部
4c…ディスク載置部
4d…ディスク押圧部
4e…溝
11…支承部材
21…ディスク
21a…開口部
21b…ディスクの面
Claims (3)
- ディスクの中央部に形成された開口部に係合して前記ディスクを保持するディスク保持部をケース本体に有するディスクケースにおいて、
前記ディスク保持部は、
前記ケース本体の水平面と平行に配置される平板部と、前記平板部に連設され、該平板部を囲繞するように配設された複数の突起部と、該各突起部にそれぞれ連設され、前記複数の突起部全体を囲繞するように配設された複数のディスク押圧部とからなる係合部材と、
該係合部材を前記ケース本体に対し支承する支承部材であって、
前記ディスクの前記開口部が前記複数の突起部に係合している場合に前記平板部を押圧すると撓んで、前記複数の突起部を前記平板部側へ倒して前記複数の突起部を前記ディスクの前記開口部から退避させるとともに前記複数のディスク押圧部を前記ディスクの面を押圧する方向へ移動させて前記複数のディスク押圧部によって前記ディスクの面を押圧し、これにより前記ディスクの前記開口部と前記係合部材の前記複数の突起部との係合を解除し、前記ディスクの前記開口部と前記係合部材の前記複数の突起部との係合を解除した後に前記平板部の前記押圧を解除すると、前記撓みによる弾発力によって初期状態に復帰するととともに前記係合部材を前記支承部材の弾発力によってディスク保持可能な初期状態に復帰させる支承部材
とを具えるようにしたことを特徴とするディスクケース。 - 前記係合部材には、前記各突起部と前記各ディスク押圧部との間に、前記ディスクの前記開口部と前記複数の突起部とが係合している場合の前記ディスクの前記面を載置させるディスク載置部がそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項(1)記載のディスクケース。
- 前記係合部材には、前記平板部と前記各突起部との間に、前記各突起部を前記平板部側へ倒して前記各突起部を前記ディスクの前記開口部から退避させる溝がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項(1)記載のディスクケース。
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