JPH07223648A

JPH07223648A - 整理箱

Info

Publication number: JPH07223648A
Application number: JP1300994A
Authority: JP
Inventors: Takao Fujimura; 隆夫藤村
Original assignee: WAKO KASEI KOGYO KK
Current assignee: WAKO KASEI KOGYO KK
Priority date: 1994-02-04
Filing date: 1994-02-04
Publication date: 1995-08-22

Abstract

(57)【要約】【目的】整理箱の容積を段階的に変化可能にする。【構成】整理箱１は整理箱本体２とアッタチメント３か
らなる。本体２は箱状に設けられ、その上端縁には上部
当接リブ４が設けられている。同リブ４の下方に第一と
第二のリブ５、６が設けられている。これらリブ４、
５、６と直交する第三と第四のリブ７、８が設けられて
いる。アタッチメント３は枠状に設けられその下端縁と
上端縁には下、上部当接リブ９、１０が設けられてい
る。下部当接リブ９から下方に爪１４が設けられ下部当
接リブ９の下端面と爪１４により設けられた断面コ字状
の凹部１５には上部当接リブ４が挿脱可能となってい
る。爪１４の下面両端から下方に片１６が設けられアタ
ッチメント３を本体２に取り付けた状態で両端の片１６
は第四及び第三のリブ８、７に当接するようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、容量を変化させること
ができる整理箱に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、収納物の大きさに合わせた合成樹
脂製の整理箱が製造され、利用されている。すなわち、
大きめの収納物に対しては大きめの整理箱が、また、小
さめの収納物に対しては小さめの整理箱が製造され、利
用されている。特に、収納物が高さ方向において整理箱
より若干高く、整理箱に収納した際、整理箱から若干突
出してしまうような場合、十分な高さを有する整理箱を
別に用意して対応している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、各収納物の
大きさに合わせて整理箱をつくるには、それぞれ金型を
起こして整理箱を製造する必要があり、コストが高くつ
くという問題がある。また、収納物が高さ方向において
整理箱から若干突出してしまう場合、十分な高さを備え
た整理箱を新たに製造することは、今ある整理箱を利用
せず無駄になるという問題がある。

【０００４】そこで、本発明の目的は容量を容易に変え
ることができる整理箱を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに第一の発明では上面が開口する整理箱本体と、前記
整理箱本体の開口周縁に対して着脱可能に形成して枠状
をなすアタッチメントとからなることを要旨とする。

【０００６】第二の発明では、第一の発明の整理箱にお
いて、アタッチメントに整理箱本体の側壁に対して着脱
可能に外嵌する係合体を設けたことを要旨とする。第三
の発明では第二の発明の整理箱において、アタッチメン
トの側壁あるいは整理箱の側壁は弾性変形可能であるこ
とを要旨とする。

【０００７】第四の発明では第一乃至第三の発明のうち
いずれか記載の整理箱において、アタッチメントは前記
整理箱本体の開口周縁に対して着脱可能であるととも
に、同アタッチメントは複数個積層可能であることを要
旨とする。

【０００８】

【作用】このように構成された第一の発明の整理箱にお
いては、アタッチメントを整理箱本体の開口周縁に沿っ
て着脱することにより容量の変更を行う。

【０００９】第二の発明の整理箱においては、係合体を
整理箱本体の開口に対して外嵌する。第三の発明の整理
箱においては、アタッチメントの側壁あるいは整理箱の
側壁その弾性力に抗して変形させた上で、アタッチメン
トを整理箱本体に対して係合体にて着脱する。

【００１０】第四の発明の整理箱においては、アタッチ
メントを整理箱本体の開口周縁に沿って着脱するととも
に、更に、同アタッチメントの上に別のアタッチメント
を着脱する。この結果、更に大きな容量変更が行い得
る。

【００１１】

【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図１〜
図４に従って説明する。図１に示すように、整理箱１は
整理箱本体２と同整理箱本体２に対して着脱可能なアッ
タチメント３とから構成されている。

【００１２】図１、図３に示すように、整理箱本体２は
合成樹脂により上面が開口された四角箱状に形成されて
いる。この整理箱本体２の上端周縁には上部当接リブ４
が側壁２ａ、２ｂより外方に突設され、同リブ４の上面
には前記アタッチメント３が当接するようになってい
る。また、この整理箱本体２の下端周縁には下部当接リ
ブ４ａが側壁２ａ、２ｂより外方に突設されている。同
整理箱本体２の両側壁２ａ外側上端寄りで上部当接リブ
４より若干下方の位置に第一のリブ５が外方へ上部当接
リブ４と平行に突設されている。更に、第一のリブ５よ
り若干下方の位置に第二のリブ６が第一のリブ５と平行
に側壁２ａより外方へ突設されている。また、両側壁２
ａの外側には所定間隔をおいて、第三のリブ７が設けら
れ同リブ７は上部当接リブ４から第一及び第二のリブ
５、６と直交し、更に、下部当接リブ４ａまで延出され
ている。更に、第三のリブ７とリブ７の中間には第四の
リブ８が設けられ、同リブ８は上部当接リブ４から延び
第一のリブ５と直交し第二のリブ６まで延出されてい
る。

【００１３】一方、図２に示すようにアタッチメント３
は合成樹脂により弾性変形可能な枠状に設けられてい
る。同アタッチメント３の下端周縁には下部当接リブ９
が設けられ、上部当接リブ４と略同じ幅に側壁３ａから
外方へ突出するとともに整理箱本体２の上部当接リブ４
に当接するようになっている。また、アタッチメント３
の上端周縁には上部当接リブ１０が設けられ、下部当接
リブ９及び上部当接リブ４と略同じ幅に側壁３ａから外
方へ突出されている。また、下部当接リブ９と上部当接
リブ１０の略中央でアタッチメント３の長手方向には第
五及び第六のリブ１１、１２が上下部当接リブ１０、９
と平行に側壁３ａから外方へ突設されている。上部当接
リブ１０と第五のリブ１１の間隔と第六のリブ１２と下
部当接リブ９の間隔は、整理箱本体２の上部当接リブ４
と第一のリブ５の間隔と同じとなるようになっている。
また、アタッチメント３の両側壁３ａの外側には第七の
リブ１３が設けられ、同リブ１３は整理箱本体２の第三
のリブ７と第四のリブ８の間隔と等間隔に下部当接リブ
９から第六、第五のリブ１２、１１と直交し、更に、当
接リブ１０まで延出されている。

【００１４】図２、図３に示すように、アタッチメント
３の長手方向の両端よりの下部当接リブ９に断面Ｌ字状
の係合体としての爪１４が設けられ、その先端は整理箱
本体２の内方へ延出されている。また、アタッチメント
３を整理箱本体２に取り付けた際、前記爪１４に対応す
る位置に、断面コ字状の凹部１５が下部当接リブ９の下
端面と爪１４により整理箱本体２の内方に開口部を有す
るように設けられている。この凹部１５には上部当接リ
ブ４が挿脱可能となっている。また、爪１４の下面の両
端及び中央から下方に延びる複数個の片１６が設けられ
ている。これら片１６は整理箱本体２の第一のリブ５と
上部当接リブ４の間に外嵌可能に収まるだけの長さを備
えている。また、アタッチメント３を整理箱本体２に取
り付けた状態において、両端の片１６は第四のリブ８及
び第三のリブ７に当接するように設けられ、アタッチメ
ント３が図１中矢印Ｃ方向及び反矢印Ｃ方向へ移動しな
いようになっている。

【００１５】次に、上記のように構成した整理箱１の作
用及び効果について説明する。まず、整理箱本体２にア
タッチメント３を取り付ける場合について説明する。ア
タッチメント３を整理箱本体２の上部当接リブ４と略平
行にし、アタッチメント３の長手方向の他辺に設けた凹
部１５に上部当接リブ４を外嵌する。その際、両端の片
１６をそれぞれ第三のリブ７及び第四のリブ８に当接
し、アタッチメント３が矢印Ｃ方向及び反矢印Ｃ方向へ
移動しないようにする。次に、アタッチメント３の長手
方向の一辺を図４の矢印Ａ方向へ引き撓ませる。その
際、片１６の内側面１６ａを上部当接リブ４の縁より垂
直方向において外側に配置する。次に、アタッチメント
３の長手方向の一辺を下ろし、同アタッチメント３の復
元力によって反矢印Ａ方向へアタッチメント３の長手方
向の一辺を戻らせる。その際、アタッチメント３の長手
方向の一辺に設けた凹部１５に上部当接リブ４を外嵌す
る。

【００１６】次に、整理箱本体２からアタッチメント３
を取り外す場合について説明する。図４に示すようにア
タッチメント３の長手方向の一辺の略中央を、凹部１５
から上部当接リブ４が完全に抜け出るまで側壁２ａに対
して外側へ撓ませる。次に、片１６の下端が上部当接リ
ブ４の上面より上になるまでアタッチメント３の長手方
向の一辺を上げる。次に、アタッチメント３全体を反矢
印Ａ方向へ移動させることにより、アタッチメント３の
長手方向の他の一辺に設けた凹部１５から上部当接リブ
４を抜き出し、アタッチメント３を整理箱本体２から取
り外す。

【００１７】従って、本実施例によればアタッチメント
３を整理箱本体２に取り付けることにより容易に容量を
増やすことができる。また、アタッチメント３は整理箱
本体２に対して外嵌されているので、整理箱本体２内に
収容物を入れた際、収容物により側壁２ａが外側に押圧
され、凹部１５に上部当接リブ４は一層係入されアタッ
チメント３は更に外れにくくなる。

【００１８】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、例えば、次のようにしてもよい。（１）本実施例では箱状の整理箱１としたが、その他、
断面三角形状、または、円形状の整理箱本体とアタッチ
メントとしてもよい。（２）本実施例では整理箱本体２に一つのアタッチメン
ト３を取り付けたが、その他、図５に示すようにしても
よい。すなわち、アタッチメント３の上に、更に、複数
個のアタッチメント３を取り付けてもよい。（３）本実施例では合成樹脂により整理箱本体２及びア
タッチメント３を設けたが、整理箱本体２は、その他、
金属、木、炭素繊維から設けてもよい。また、アタッチ
メント３は弾性変形可能な金属、ダンボールから設けて
もよい。（４）本実施例ではアタッチメント３を弾性変形可能と
したが、アタッチメント３の側壁３ａを弾性変形不能及
び整理箱本体２の側壁２ａを弾性変形可能としてもよ
い。アタッチメント３の整理箱本体２に対する取り付け
は、整理箱本体２の側壁２ａをその弾性力に抗して内方
へ押して変形させ、アタッチメント３の爪１４の凹部１
５を上部当接リブ４に対応させた後、整理箱本体２の側
壁２ａの弾性力により元に復帰させることにより行う。
また、取り外しは整理箱本体２の側壁２ａを弾性力に抗
して内方へ変形させて、アタッチメント３の爪１４の凹
部１５を上部当接リブ４から離脱させることにより行
う。

【００１９】また、アタッチメント３の側壁３ａ及び整
理箱本体２の側壁２ａを弾性変形可能としてもよい。こ
の場合のアタッチメント３の着脱は上記の方法、また
は、前記実施例の方法で行うことができる。

【００２０】

【発明の効果】以上詳述したように、第一の発明の整理
箱においては、整理箱本体の開口周縁に対してアタッチ
メントが着脱可能であり、アタッチメントを取り付け取
り外しすることにより、整理箱の容積の変更を行うこと
ができる。

【００２１】第二の発明の整理箱においては、アタッチ
メントの係合体が整理箱本体の側壁に対して外嵌可能な
ので、アタッチメントを整理箱本体に確実に取り付ける
ことができる。

【００２２】第三の発明の整理箱においては、アタッチ
メントの側壁、または、整理箱本体の側壁を弾性変形す
ることにより、容易に係合体を外嵌できる。第四の発明
の整理箱においては、整理箱本体にアタッチメントを複
数個着脱できるので、整理箱の容積を取り付けされる複
数個のアタッチメント分の容積によりアップすることが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を具体化した第一実施例の整理箱の斜視
図である。

【図２】同じく、アタッチメントの斜視図である。

【図３】同じく、整理箱の断面図である。

【図４】同じく、整理箱の斜視図である。

【図５】別例の斜視図である。

【符号の説明】

２…整理箱本体、２ａ…側壁、３…アタッチメント、３
ａ…アタッチメントの側壁、１４…係合体としての爪。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】上面が開口する整理箱本体（２）と、前記整理箱本体（２）の開口周縁に対して着脱可能に形
成され、枠状をなすアタッチメント（３）とからなるこ
とを特徴とする整理箱。
【請求項２】請求項１記載の整理箱において、アタッ
チメント（３）に整理箱本体（２）の側壁（２ａ）に対
して着脱可能に外嵌する係合体（１４）を設けたことを
特徴とする整理箱。
【請求項３】請求項２記載の整理箱において、アタッ
チメント（３）の側壁（３ａ）あるいは整理箱の側壁
（２ａ）は弾性変形可能であることを特徴とする整理
箱。
【請求項４】請求項１乃至３のうちいずれか記載の整
理箱において、アタッチメント（３）は前記整理箱本体
（２）の開口周縁に対して着脱可能であるとともに、同
アタッチメント（３）は複数個積層可能であることを特
徴とする整理箱。