JPS61290912A - ラックを形成するために組み立てられるようになった物品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はラックを形成するために組み立てられるように
なった物品および物体のパッケージに関する。

従来の技術および発明が解決しようとす５る問題点ねじ
まわしおよび同様な工具は、一般に、いくつかの異なる
型式および／またはサイズからなり、予めパッケージに
包装したセットとして販売されている。工具は、ある場
合には、使用者により収納の目的のために後程使用され
るように設計された剛性の容器の中にパッケージとして
収納される。

しかしながら、このようなパッケージは、必ずしも最も
望ましい形態ではなく、製品の製造、積込みおよび組立
て等の観点から甚だしい困難に遭遇しかつ過大な経費を
要することがありうる。それにもかかわらず、このよう
なパッケージは、使用者により工具を整然と収納する装
置を提供する点から有利である。

先行技術においては、種々の一体を支持するための多数
の形態のラックが開示されている。これらのラックのう
ちの代表的なものは、下記の米国特許に記載されている
。

歯ブラシ用の段状に形成されたホルダーが米国特許第１
．１７０，２３１号明細書に示されている。このホルダ
ーは、剛性の構造に構成され、歯ブラシの柄を収納する
複数のｎ口部を有しかつ壁体に固定されるようになって
いる。

米国特許第３．００２，６３０号明細書にも、また、協
働するブラケットに形成された溝の内部に装着された折
りたたまれたほぼ長方形のカードからなる歯ブラシラッ
クが記載されており、カードの頂部の数個の溝穴の各々
が歯ブラシと係合する形状に形成されている。

また、米国特許第３．６０３．５５１号明細書には、剛
性のほぼＬ字形の支持部材により担持された厚い弾性部
材からなる工具保持装置が示されている。前記弾性部材
は、支持部材の開口部に対して整列して工具の柄を弾力
的に把持する内方にテーパのつい゛たセグメントを構成
するスリットを備えた領域を有している。

米国特許第４，０７１，２１２号明ＩＩＩＩ書には、−
組の数個のナイフを収納するための溝穴が形成されたＵ
字形部分を有するラックが記載されている。

前記の先行技術が開発されているにもかかわらず、−組
の工具と一緒に平坦な状態に包装することができかつ購
入者により後程収納する目的のために組み立てられるよ
うになった効果的でしかも比較的に安価な工具用ラック
を得ることが依然として必要である。

したがって、本発明の主な目的は、物体、特に−組の工
具を整然と収納するラックを形成するために容易に組み
立てることができるほぼ平坦な構造を有する新規な物品
を提供することである。

また、本発明の目的は、比較的に安価にかつ容易に製造
されしかも意図された用途に対して丈夫で耐久性があり
かつ極めて効果的なこのような物品を提供することであ
る。

本発明の別の目的は、支持しようとする複数個の工具ま
たはその他の物体と共に、前記の特徴および利点を有す
る物品からなる新規のパッケージを提供することである
。

問題点を解決するための手段 本発明の前記の目的のあるものおよび関連する目的を長
手方向に隔置された横方向に延びるヒンジ要素により支
持部分、控え部分および装着部分に区分されたほぼ平坦
な部材を提供することにより容易に達成しうろことが判
明した。この平坦な部材は、組み立てられた状態におい
て、装着部分のまわりに内方に折りたたまれた位置で支
持部分および控え部分を相互に係合する装置を有してい
る。支持部分は、複数個の貫通して延びる開口部を有し
、かつ控え部分は、複数個の物体の各々を別個に支持す
るために支持部材と協働する形状に形成されている。し
たがって、この平坦な部材は、複数個の物体、例えば、
−組のねじまわしを支持するラックに組み立てることが
できる。

一般的に述べると、平坦な部材の支持部分、控え部分、
装着部分の各々は、はぼ長方形の周囲形状を有し、かつ
ヒンジ要素は、前記平坦な部材の対向した端部の端縁に
ほぼ平行に該部材を横切って延びている。また、控え部
分は、通常、部材が組み立てられた状態において、支持
部分の開口部に整列するように配置された複数個の開口
部を有している。使用された相互係合装置は、支持部材
および控え部材をスナップ嵌めにより相互に係合可能に
するために、支持部材および控え部材のそれぞれにタン
グ形要素および溝形要素を有利に備えている。溝形要素
が平坦な部材の一端部において支持部分の自由な外縁に
沿って配置され、かつタング形要素がその反対側の端部
において控え部分の自由な外縁を備えていることが好ま
しい。装着部分は、通常、平坦な部材を支持構体に取り
付けるための開口部またはその弛の装置を有している。

また、平坦な部材全体は合成樹脂材料の単一片から一体
に形成することが最も好ましい。

本発明のその他の目的は、前述したほぼ平坦な部材に加
えて、支持板と、複数個の物体と、前記支持板、物体お
よび平坦な部材を組立体の状態に維持するための取外し
可能な装置とを備えた物体のパッケージを設けることに
より達成される。この取外し可能な装置は、通常、パッ
ケージのその他の構成部分のまわりを包装する合成樹脂
材料のフィルムを備えている。

実施例 さて、添付図面の第１図〜第１０図について詳細に説明
すると、第１図〜第７図および第１０図に示すように折
りたたまれかつ支持ラックに組み立てられる本発明の実
施例の物品を例示しである。

しかしながら、この物品は、おそらくは、第８図および
第９図から最も明瞭に理解されるように、実質的に平坦
でありかつ実質的に長方形の周囲形状を有する全体を符
号１０で示した部材からなっている。部材１０は、該部
材の対向した端部の端縁１６．１８に平行な１対の長手
方向に隔置された横方向に延びるヒンジ要素１２．１４
により３個のほぼ長方形の部分に区分されている。第９
図から最も明瞭に理解されるように、ヒンジ要素１２．
１４は、部材１０を構成する材料に形成された小さな横
断面を有する領域を備えている。

部材１０の部分２０は、組み立てられたラックの上側壁
部としての役目をなし、かつ４個の円形の開口部２２が
形成されている。部材１０の反対側の部分２４は、控え
部材としての役目をなしかつ同様に同等数の楕円形の開
口部２６が形成されている。開口部２６は、部材１０が
組み立てられた状態で、開口部２２の下方に配置されか
つ開口部２２に整列する。

中間部分２８は、その対向端縁に沿って部分２ｏ、２４
にヒンジで連結され、かつ部材１０の横縁３２に近接し
た１対の小さい開口部３０を備えている。開口部３０は
、ラックを壁体４２または同様な支持構体に装着するた
めに、ファスナー、例えば、第７図に示すねじ４０を受
は入れる役目をする。

部材１０は、端縁１６に平行にかつ隣接して延びる３個
の直線状のリブ形成部分３４を有（ている。リブ形成部
分３４は、突出した連続した棚状要素３５と協働して半
円形の横断面を有する３個の細長い溝形部分３６を形成
する。部材１０の反対側の端縁１８は、その幅全体にわ
たって延びるビード３８を構成するように拡大されてい
る。ビード３８もまたほぼ円形の横断面を有するように
形成されておりかつ溝部分３６の内部にスナップ嵌合の
態様で係合する寸法に構成されている。

以上の説明から、部材１０が添付図面のいくつかの図に
示すラックに形成される態様が容易に理解できよう。部
材１０に組み立てるには、第９図に矢印で示すように、
部分２０を一体に形成されたヒンジ１２のまわりに装着
部分２８に対して実質的に直角な方向に折りたたみ、控
え部分２４をヒンジ１４のまわりに斜めの位置まで折り
たたみ、そしてビード３８を溝形部分３６の中にスナッ
プ嵌めして確実に相互係合しさえすればよい。三つの部
分２０．２４．２８の長さ（すなわち、部材１０の端縁
１６．１８の間に延びる軸線に沿った長さ）は、支持部
分２０を装着部分２８に対して所望の関係に配置するよ
うに配分されていることは明らかである。

ラックの部分２０は、第７図に示すように、通常、水平
位置に、（すなわち、壁体４２に対してほぼ垂直方向に
延びるように）装着される。したがって、ラックはねし
まわし４４のブレード部分を第１図に示すような垂直方
向に整列した開口部２２．２６を通して下向きに挿入す
ることによりねじまわし４４を支持するように好適に配
置される。

さて、添付図面の第１１図について述べると、ラックを
形成する平坦な部材に加えて４本の異なる型式のねじま
わし４４、支持板４６およびプラスチックの遮蔽用フィ
ルム４８を含む本発明の実施例のパッケージを示した。

このパッケージには、その他の部品、例えば、ラックを
装着するためのファスナーも収納することができる。第
１１図から容易に理解されるように、このパッケージは
、単に、平坦な部材１０を支持板４６の上に重ねる関係
に配置し、ねじまわし４４を平坦な部材１゜の上に配列
し、そして最後に組立体のまわりをフィルム４８で包装
することにより得られる。これらの作業は、すべて、自
動的に行なうことができる。フィルム４８は、単に上包
みとして適用するかまたは熱収縮させてより気密なパッ
ケージとすることができる。本発明の特許請求の範囲か
ら逸脱しないで、その他のパッケージの形態、例えば、
さらに大きい剛性を有するブリスターバック型式の組立
体も勿論使用することができる。

平坦な部材１０の構造を広範囲に変更することができ、
例えば部材ｉｏ、ａよび／またはそのいくつかの部分を
長方形でない形状に構成することができることは理解さ
れよう。そのうえ、ラックの装着部分２８および控え部
分２４のために幅全体にわたって延びるパネルを使用し
て最大の強度を与えることが一般的に望ましいが、この
方式に代わる態様として、装着部分２８および控え部分
２４を゛支持部分２０の幅に沿って隔置されたヒンジで
連結された要素のストリップによりｍ成することができ
る。

上側支持壁部２０の開口部２２は、勿論、ラックが意図
された特定の物体を着座させるために最も好適な広範囲
の種々の形態および寸法に形成することができる。この
点について、本発明が工具を支持する部材またはこれら
の部材を備えたパッケージを提供することに限定される
ものではないことは明らかであろう。同様な物品がその
他の物体、例えば、歯ブラシに対して有用であろう。

支持部分を控え部分に固定するために使用される相互係
合装置の変型は、自明であり、詳細に記載することは不
必要である。例示した相互に嵌合するタング形要素およ
び溝形要素からなる装置は、製造が簡単かつ容易である
観点から特に有利であるけれども、ある情況では、その
他の要素も同等にまたはそれ以上に望ましいかもしれな
い。また、使用された相互係合構造がそれ自体新規であ
ることは考えられず、先行技術において（例えば、米国
特許第２，７６７．７１１号明細−に記載のパッケージ
組立体および米国特許第２．８２３．２４９号明細書に
記載のスナップ嵌合ピグテールコネクタのための）その
他の物品に同様な特徴が示されていることを指摘するこ
とができよう。

また、好適な構成材料は、当業者に明らかであろう。合
成樹脂は、一般に、最適の耐久性および強度を低コスト
で付与することができるが、例えば、強力な厚紙または
波形の板紙をある場合に使用することができることを述
べれば十分であろう。

発明の効果 本発明によれば、物品を整然と収納するラックを形成す
るために容易に組み立てることができるほぼ平坦な構造
の新規の物品が提供される。この物品は、特に必要な工
具が比較的に簡単であるので比較的に安価にかつ容易に
製造でき、しかも丈夫で耐久性が高くかつ意図された用
途に対して効果的である。また、本発明は、支持しよう
とする複数個の工具またはその他の物体と共に前記物品
からなる新規のパッケージを提供する。

【図面の簡単な説明】

第１図は４個の物体、例えば、図示のねじまわしを支持
するラックを構成するように三角形の組み立てられた本
発明の実施例の物品の斜視図、第２図は第１図に示すラ
ックの平面図、第３図は第１図を左端側から見たラック
の端面図、第４図はラックの正面図、第５図はラックの
底面図、第６図はラックの後面図、第７図は第４図を７
−７線に沿って裁ったラックの断面図、第８図は平坦な
状態にある物品を含む平坦な部材の平面図、第９図は第
８図を９−９線に沿って裁った第８図に示す部材の断面
図、第１０図は第９図に示す平坦な部材の位置から折り
たたまれたときの組み立てられたラックの上側前縁の部
分端面図であり、著しく拡大した縮尺で示した図、かつ
第１１図はラックを形成する物品の第８図に示す側の反
対側を示す本発明の実施例のパッケージの部分平面図で
ある。 １０・・・平坦な部材、１２，１４・・・ヒンジ要素、
１６．１８１．・端縁、２０・・・支持部分、２２・・
・開口部、２４・・・控え部分、２６・・・開口部、２
８・・・装着部分、３０・・・開口部、３４・・・リプ
、・３５・・・棚状要素、３６・・・溝形部分、３８・
・・ビード、４０・・・ねじ、４２・・・壁体、４４・
・・ねじまわし、４６・・・支持板、４８・・・フィル
ム。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数個のねじまわしまたは同様な物体を支持する
   ラックを形成するために組み立てられるようになつた物
   品であつて、長手方向に隔置された横方向に延びるヒン
   ジ要素により支持部分、控え部分および装着部分に区分
   された全般的に平坦な部材を備えかつ前記部材が組み立
   てられた形態にあるときに前記装着部分のまわりに内方
   に折りたたまれた位置において前記支持部分および控え
   部分を相互に係合する装置を有し、前記支持部分が複数
   個の貫通して延びる開口部を有しかつ前記控え部分が前
   記支持部分と協働して前記物体の各々を別個に支持する
   形状に構成されたことを特徴とする物品。
2. （２）特許請求の範囲第１項に記載の物品において、前
   記部材の前記支持部分、控え部分および装着部分の各々
   がほぼ長方形の周囲形状を有し、前記ヒンジ要素が前記
   部材の対向した端部の端縁にほぼ平行に延び、かつ前記
   控え部分が前記部材の組み立てられた状態で前記支持部
   分の前記開口部に整列するように配置された複数個の貫
   通した開口部を有することを特徴とする物品。
3. （３）特許請求の範囲第１項に記載の物品において、前
   記相互係合装置が前記支持部分および控え部分の一方に
   溝形要素を備えかつその他方にタング形要素を備え、前
   記タング形要素および溝形要素がスナップ嵌めにより相
   互に係合するようになつていることを特徴とする物品。
4. （４）特許請求の範囲第３項に記載の物品において、前
   記溝形要素が前記部材の一端部における前記支持部分の
   自由な外縁に沿つて配置され、かつ前記タング形要素が
   前記部材の反対側の端縁における前記控え部分の自由な
   外縁からなることを特徴とする物品。
5. （５）特許請求の範囲第１項に記載の物品において、前
   記装着部分が前記部材を支持構体に固定するようになつ
   た装置を有することを特徴とする物品。
6. （６）特許請求の範囲第１項に記載の物品において、前
   記部材が合成樹脂材料の単一片から一体に形成されるこ
   とを特徴とする物品。
7. （７）支持板と、複数個の物体と、前記物体を支持する
   ラックに組み立てられるようになつた全般的に平坦な部
   材とを備え、前記部材が長手方向に隔置された横方向に
   延びるヒンジ要素により支持部分、控え部分および装着
   部分に区分されかつ前記部材が組み立てられたときに前
   記装着部分のまわりに内方に折りたたまれた位置におい
   て前記支持部分および控え部分を相互に係合する装置を
   有し、前記支持部分が複数個の貫通して延びる開口部を
   有し、かつ前記控え部分が前記支持部分と協働して前記
   物体の各々を別個に支持する形状に構成され、前記平坦
   な部材および支持板が相互に重ね合わされた関係に配置
   されかつ前記物体が前記平坦な部材の上に配置され、さ
   らに、前記支持板、物体および平坦な部材を組立体の状
   態に維持するための取外し可能な装置を備えたことを特
   徴とする物体のパッケージ。
8. （８）特許請求の範囲第７項に記載のパッケージにおい
   て、前記取外し可能な装置が前記支持板、物体および平
   坦な部材のまわりを包装する合成樹脂材料のフィルムを
   備えたことを特徴とするパッケージ。