JP3857620B2 - ロータリ耕耘機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータリ耕耘部が通常耕耘位置から左右方向にオフセット可能とされたスライド式ロータリ耕耘機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ロータリ耕耘部が通常耕耘位置から左右方向にオフセット可能とされたスライド式ロータリ耕耘機として、特公昭63−2号公報に記載されたものがある。
このロータリ耕耘機は、左右方向中央のギヤケースから左右両側にサポートアームを突設すると共に、左側のサポートアームの外端側に伝動ケースの上部を連結し、且つ右側のサポートアームの外端側にサイドフレームの上部を連結してなる、門型状の機枠を備えている。
【0003】
また、機枠の下部には、伝動ケースとサイドフレームとの下部間に爪軸が左右方向の軸心廻りに回転自在に支持されると共に、この爪軸上に、左右方向に亘って多数の耕耘爪が取り付けられてなる、ロータリ耕耘部が設けられている。
また、前記左右のサポートアームは、ギヤケースに固定された筒体からなる固定フレームと、この固定フレーム内に左右方向移動自在に内嵌される筒体からなる可動フレームとから構成されていて、左右方向に伸縮自在に構成されており、この構造により、ロータリ耕耘部は伝動ケース及びサイドフレーム等と共に、ギヤケースに対して左右方向に移動可能とされていて、通常の耕耘位置からギヤケースに対して左右方向にオフセットした位置で耕耘可能とされている。
【0004】
また、機枠のギヤケースには、トラクタのPTO軸からユニバーサルジョイント等を介してギヤケース内のベベルギヤ伝動機構に動力を入力する入力軸が設けられ、この入力軸から入力された動力は、ギヤケース内のベベルギヤ伝動機構から左側のサポートアーム内の伝動軸を介して伝動ケース内のチェーン伝動機構に伝達され、さらに、このチェーン伝動機構から爪軸に伝達されて、該爪軸が軸心回りに回転駆動されるようになっている。
また、右側のサポートアーム内には、左右方向に配置されたネジ軸が収納され、このネジ軸は、右側サポートアームの固定フレームに左右方向の軸心回りに回転自在に支持され、右側サポートアームの可動フレームには、前記ネジ軸に螺合されたナット体が設けられていて、ネジ軸を回転駆動することにより、右側サポートアームの可動フレームが左右方向に移動し、これにより、耕耘部が左右方向に移動可能とされている。
【0005】
また、前記伝動軸は、ギヤケース内から左側のサポートアーム内に亘って配置され、この伝動軸から、正逆転切替機構を介してネジ軸に回転動力が伝達可能とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のものにあっては、ネジ軸を回転させて、耕耘部を左右方向に移動させる際にあっては、耕耘部も回転駆動されるため、耕耘部のスライドがスムーズに行えない、耕耘部をスライドさせる動力の動力伝達のロスが大きいという問題がある。
また、従来のものにあっては、爪軸に動力伝達する伝動軸からネジ軸に動力伝達するようにしているので、耕耘部を移動させるスライド駆動装置の部品点数が多いという問題もある。
【0007】
本発明は、前記問題点に鑑みて、耕耘部のスライドをスムーズに行えると共に、該スライドに係る動力伝達のロスが少なく、また、耕耘部を移動させる移動機構の部品点数の少ないロータリ耕耘機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明が技術的課題を解決するために講じた技術的手段は、ギヤケースから左右にサポートアームを突設し、一方のサポートアームの外端側に伝動ケースを、他方のサポートアームの外端側にサイドフレームをそれぞれ固定し、伝動ケースとサイドフレームの下部間に耕耘部を設け、ギヤケース内の伝動機構に入力された動力を一方のサポートアーム内に設けられた伝動軸から伝動ケース内の伝動機構を経て耕耘部に伝達することにより該耕耘部が駆動され、前記左右のサポートアームを、ギヤケースとは別体で形成されていて該ギ ヤケース側に固定された固定フレームと、該固定フレームに対して左右方向に移動する可動フレームとによって左右方向伸縮自在に構成することで、耕耘部を左右方向にオフセット可能とし、この耕耘部を左右にオフセットさせるスライド機構を、他方のサポートアーム内に設けると共に、ギヤケース内の伝動機構から耕耘部に至る動力伝達機構とは別の、独立した回転駆動体によって駆動させるように構成し、前記スライド機構は、前記他方のサポートアームの固定フレーム内に左右方向に配置されていて該固定フレームに軸心回りに回転自在に支持されたネジ軸と、このネジ軸に螺合され且つ可動フレームに設けられたナット体とを備えてなり、前記他方のサポートアームの固定フレームを左右に分割すると共に該分割部分にホルダを介装し、このホルダに固定フレームの外側に配置した前記回転駆動体を取り付けると共に該ホルダ内に、回転駆動体からネジ軸に動力を伝達する伝動機構を内蔵していることを特徴とする。
【0009】
また、回転駆動体を油圧モータ又は電動モータによって構成するのがよい。
また、一方のサポートアーム内に設けられた伝動軸は、伝動ケースに回転自在に支持されていると共に、ギヤケース内の伝動装置に対して、動力伝達可能状態で、左右方向に相対移動可能とされているのがよい。
また、回転駆動体と、スライド機構との間にトルクリミッタを設けるのがよい。
また、ギヤケース側には、三点リンク機構のロワーリンク後端側に連結される下連結部が設けられ、この下連結部の近傍に回転駆動体を配置するのがよい。
【0010】
また、サポートアームの固定フレーム側と、これに対して左右方向にスライドする側との間に、耕耘部がオフセットしているか否かを検出する検出機構を設け、耕耘部の状態を表示するのがよい。
また、回転駆動体を作動させるスイッチを、ロータリ耕耘機が装着されるトラクタの運転席上から操作可能としているのがよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1〜5において、1はロータリ耕耘機であり、このロータリ耕耘機1は、トラクタ2等の車両の後部等に、三点リンク機構3等を介して着脱自在に連結される。
三点リンク機構3は、上部の中央1本のトップリンク4と、下部の左右一対のロワーリンク5とを備え、これらトップリンク4及び左右ロワーリンク5は、トラクタ2の後部に上下揺動自在に枢着されている。
【0012】
前記トップリンク4及び左右ロワーリンク5の後端側は、ロータリ耕耘機1の連結部分に直接連結されてもよいが、本実施の形態のものにあっては、トップリンク4及び左右ロワーリンク5の後端側に、トップリンク4及び左右ロワーリンク5の後端側を相互に連結する連結枠6が設けられ、この連結枠6を介してロータリ耕耘機1が三点リンク機構3に連結されている。
ロータリ耕耘機1は、機枠8と、ロータリ耕耘部9と、ロータリカバー10とを有する。
【0013】
機枠8は、左右方向中央部のギヤケース11から左右両側にサポートアーム12を突設すると共に、一方(左側)のサポートアーム12の外端側に伝動ケース13の上部を連結し、且つ他方(右側)のサポートアーム12の外端側にサイドフレーム14の上部を連結して、背面視門型状に主構成されている。
ロータリ耕耘部9は、伝動ケース13とサイドフレーム14との下部間に、左右方向の軸心廻りに回転自在に支持された爪軸15と、この爪軸15に、左右方向に亘って取り付けられた多数の耕耘爪16とを備えている。
【0014】
また、ギヤケース11には、トラクタ2のPTO軸17からユニバーサルジョイント等を介してギヤケース11内のベベルギヤ伝動機構18(伝動機構)に動力を入力する入力軸19が設けられ、この入力軸19から入力された動力は、ギヤケース11内のベベルギヤ伝動機構18から、ギヤケース11及び左側のサポートアーム12内に亘って配置された伝動軸20を介して伝動ケース13内のチェーン伝動機構21(伝動機構)に伝達され、さらに、該動力は、チェーン伝動機構21から爪軸15に伝達されて、該爪軸15が軸心回りに矢示A方向に回転駆動されるようになっている。
【0015】
前記ベベルギヤ伝動機構18、伝動軸20、チェーン伝動機構21等によって、ギヤケース11から一方のサポートアーム12内、及び伝動ケース13内を経てロータリ耕耘部9に至る動力伝達機構を構成している。
ロータリカバー10は、ロータリ耕耘部9の上方を覆う主カバー22と、ロータリ耕耘部9の後方を覆う後部カバー23と、この後部カバー23の下端側に取り付けられて接地するフラップカバー24と、ロータリ耕耘部9の後部の左右両側を覆う側部カバー25とを備えている。
【0016】
主カバー22は、その左右方向の端部が、伝動ケース13とサイドフレーム14とに取り付けられた左右の側板26に固定されている。
後部カバー23は、その上端側が主カバー22の後端側に、左右方向の軸心を有する支軸27の軸心回りに回動自在に枢支されていて、上下揺動自在とされている。
側部カバー25は、伝動ケース13又はサイドフレーム14等に取り付けられている。
【0017】
また、伝動ケース13とサイドフレーム14とは、ギヤケース11及び左右サポートアーム12の後方側に左右方向に配置されたサポートフレーム29を介して連結されている。
このサポートフレーム29に、ゲージ輪又は後スタンドを取り付ける支持フレーム30が取り付けられている。
この支持フレーム30は、前端側がサポートフレーム29に左右方向の軸心廻りに回動自在に支持されていて上下揺動自在とされ、この支持フレーム30と、サポートフレーム29に上方突出状に固定されたブラケット32とに亘って設けられた高さ調整装置33によって高さ調可能とされている。
【0018】
また、サポートフレーム29と後部カバー23とに亘って、該後部カバー23を下方に付勢する機能と、後部カバー23を上方に揺動した位置に保持する(ロックする)機能とを有する左右一対の後部カバー支持装置31が設けられている。
ギヤケース11の上部には、上方突出状にトップマスト34が固定され、このトップマスト34の上部前側に、前記連結枠6の作業機上連結部に連結される上連結部35(トップリンク連結部)が設けられていて、該上連結部35に連結枠6の作業機上連結部を介してトップリンク4の後端側が連結されている。
【0019】
また、ギヤケース11の左右両側には、ブラケット36が溶接等によって固定され、この左右各ブラケット36に連結枠6の作業機下連結部38に連結される下連結部37(ロワーリンク連結部)が設けられていて、該下連結部37に連結枠6の作業機下連結部38を介してトップリンク4の後端側が連結されている。
また、左右のサポートアーム12は、ギヤケース11側に固定された固定フレーム40と、この固定フレーム40に対して左右方向移動自在に支持された可動フレーム41とから構成されていて、左右方向(軸心方向)に伸縮自在な構造とされている。
【0020】
この構造によって、ロータリ耕耘部9が、伝動ケース13、サイドフレーム14及びロータリカバー10等と共に、左右方向移動可能(スライド可能)とされている。
したがって、ロータリ耕耘部9は、その左右方向中央部が機枠8の左右方向中央部及びトラクタ2の左右方向中央部に略一致する、図4に示す通常耕耘位置から、図5に示すように左右一方にオフセットした位置に移動できるように構成されている。本実施の形態では、ロータリ耕耘部9は、通常耕耘位置から右側にオフセットできるように構成されている。
【0021】
このようにロータリ耕耘部9を左右方向に移動できるようにすることにより、例えば、ハウス内において、トラクタ2をハウスの左右方向の端部近傍に寄せることができない場合において、ロータリ耕耘部9を、ハウスの左右方向の端部近傍に寄せて耕耘作業を行える。
図6〜図9に示すように、左右各サポートアーム12の固定フレーム40及び可動フレーム41は、円筒状パイプ材によって構成され、固定フレーム40の左右方向内端側は、ギヤケース11の端部に固定されたブラケット36に溶接等によって固定され、ブラケット36には、ギヤケース11内とサポートアーム12内とを連通させる開口が形成されている。
【0022】
可動フレーム41は、固定フレーム40よりも径小に形成されていて、固定フレーム40に左右方向移動自在で出退自在に内嵌されており、この可動フレーム41の左右方向外端に、伝動ケース13又はサイドフレーム14が固定されている。
また、入力軸19から爪軸15に至る動力伝達機構が設けられている側とは、反対側には、ロータリ耕耘部9を左右方向に移動させる(スライドさせる)スライド駆動装置42が設けられている。
【0023】
このスライド駆動装置42は、可動フレーム41を移動させるスライド機構43と、このスライド機構43を駆動する回転駆動体44と、この回転駆動体44からスライド機構43に動力を伝達する伝動機構47とを有する。
スライド機構43は、ギヤケース11内のベベル伝動機構18から伝動ケース13内のチェーン伝動機構21へと動力伝達する伝動軸20が収納されたサポートアーム12とは反対側のサポートアーム12、すなわち右側のサポートアーム12内に収納されている。
【0024】
スライド機構43は、図1及び図6に示すように、外面に雄ネジが形成されたネジ軸45と、このネジ軸45に螺合されるナット体46とを備えている。
図13及び図14に示すように、右側サポートアーム12の固定フレーム40の左右方向内端側(左端側)は分割されていると共に、この分割部分にホルダ48の下部側(一側)が介装されると共に、該ホルダ48と固定フレーム40とが一体化されており、このホルダ48に回転駆動体44が取り付けられていると共に、ホルダ48に伝動機構47が内蔵されている。
【0025】
ネジ軸45は、右側サポートアーム12の固定フレーム40内に左右方向に配置され、左右方向内端側(左端側)が、固定フレーム40内に位置するホルダ48の下部軸受部50にベアリングを介して左右方向の軸心廻りに回転自在に支持されている。
また、ナット体46は、右側サポートアーム12の可動フレーム41の左右方向内端側(左端側)に固定されている。
したがって、ネジ軸45が軸心回りに回転することにより、ナット体46がネジ軸45に対して螺進又は螺退して左右方向に移動し、これによって右側サポートアーム12の可動フレーム41が左右方向に移動するので、サイドフレーム14、ロータリ耕耘部9、伝動ケース13、左側サポートアーム12の可動フレーム41等が左右方向に移動する。
【0026】
また、ネジ軸45の左右方向外端側には、図9に示すように、ナット体46に接当して、該ナット体46に対するネジ軸45の相対移動を規制するスラストベアリング82(ストッパ)が設けられている。
このスラストベアリング82が、ナット体46に接当することにより(ナット体46が止め輪によって位置決め固定される場合は、該止め輪に接当することにより)、ロータリ耕耘部9のオフセット時の移動が規制されるようになっている。
【0027】
なお、通常耕耘時には、伝動機構47のホルダ48の下部軸受部50に可動フレーム41が接当する。
回転駆動体44は、電動モータ又は油圧モータ(流体圧モータ)等の、電気又は流体圧によって回転動力を発生させる装置から構成されており、右側サポートアーム12の固定フレーム40の左右方向内端側の、右側の下連結部37(ロワーリンク連結部)の近傍に配置されて、前記ホルダ48に取り付けられている。
この回転駆動体44を、ロータリ耕耘部9の駆動伝動系とは独立した電動モータ等で構成することにより、ロータリ耕耘部9の負荷の影響を受けずに(関係なく)、ロータリ耕耘部9をスライドさせることができ、また、ロータリ耕耘部9を駆動させずに、又は、トラクタ2のエンジンを停止したまま、ロータリ耕耘部9をスライドさせることができる。
【0028】
また、スライド駆動装置42の部品点数も従来のものに比して少なくすることができ、一定の回転数で安定したスライドを行える。
伝動機構47は、図13及び図14に示すように、回転駆動体44から回転動力が入力される入力軸52と、この入力軸52に一体形成された第1ギヤ53と、この第1ギヤ53に噛み合う第2ギヤ54と、第2ギヤ54とネジ軸45との間に介装されたトルクリミッタ55とを有する。
入力軸52は、固定フレーム40外側に位置するホルダ48の上部軸受部51に左右方向の軸心廻りに回転自在に支持されており、この入力軸52の一端側の中心部分に、回転駆動体44の出力軸56が嵌合されていて、該回転駆動体44の回転動力が入力されるようになっている。
【0029】
また、この入力軸52は、上部軸受部51から外部に突出しており、その突出部分の外周面が、スパナ等の工具が係合可能とされた係合部57とされており、故障時等において、回転駆動体44をホルダ48から取り外すと、手動で入力軸52を回転できるように構成されている。
また、第1ギヤ53は、入力軸52の他端側に一体形成されていて左右方向の軸心廻りに回転自在とされており、第2ギヤ54は、ネジ軸45の左右方向内端側で、且つ前記下部軸受部50から左右方向内方側に突出した部分に左右方向の軸心廻りに相対回転自在に外嵌されている。
【0030】
トルクリミッタ55は、第2ギヤ54に設けられた駆動側伝動体59と、この駆動側伝動体59から複数個のボール60を介して回転動力が伝達されると共にネジ軸45に動力を伝達する従動側伝動体61と、従動側伝動体61を駆動側伝動体59に所定圧で押し付けるバネ体63とを備えている。
駆動側伝動体59は、第2ギヤ54の左右方向内端側から径方向突出状に一体形成されたフランジ状に形成され、第2ギヤ54と一体回転する。
従動側伝動体61は、ネジ軸45の左右方向内端側に形成されたスプライン部64にスプライン嵌合されていて、ネジ軸45と一体回転する。
【0031】
また、従動側伝動体61には、駆動側伝動体59に対して対向状に位置するフランジ部62が形成され、このフランジ部62と駆動側伝動体59とのそれぞれの対向面に、前記ボール60が嵌まる凹部が形成されており、両凹部にボール60が嵌合することにより、駆動側伝動体59から従動側伝動体61へと動力が伝達されるようになっている。
したがって、入力軸52に入力された回転動力は、第1ギヤ53から第2ギヤ54に伝達され、さらに、駆動側伝動体59、ボール60、従動側伝動体61を介してネジ軸45に動力が伝達され、該ネジ軸45が軸心回りに回転駆動されるようになっている。
【0032】
また、ネジ軸45に所定以上の負荷が作用すると、従動側伝動体61がバネ体63の付勢力に抗して、駆動側伝動体59から逃げ、回転駆動体44側からネジ軸45側への動力伝達が行われないようになっている。
前記バネ体63は、コイルバネから構成され、前記従動側伝動体61のフランジ部62と、バネ受け67との間に圧縮状に介装されており、バネ受け67は、ネジ軸45の左右方向内端側に設けられた取付ネジ軸65に外嵌されると共に、該取付ネジ軸65に螺合されたナット66によって抜け止めされており、バネ体63は従動側伝動体61を駆動側伝動体59に押し付けるように付勢している。
【0033】
また、ナット66を螺進・螺退させることにより、バネ体63の付勢力が調整可能とされている。
なお、トルクリミッタ55の構造としては、本実施の形態のものに限定されることはなく、種種の構造のものが採用可能である。
図16に示すように、右側のサポートアーム12の固定フレーム40の左右方向外端側には、サイドフレーム14側(本実施の形態では、サイドフレーム14に可動フレーム41を固定するための取付板83)に接当して、ロータリ耕耘部9が通常耕耘状態(又はスライド状態)にあるか否かを検出するセンサ84が設けられている。
【0034】
このセンサ84は、リミットスイッチから構成され、固定フレーム40に固定されたブラケット85に、サイドフレーム14に対して左右方向位置調整可能(サイドフレーム14に対して左右方向進退可能)に取り付けられている。
このセンサ84と、このセンサ84が接当する部分(部材)等とによって、ロータリ耕耘部9が通常耕耘位置にあるか否かを検出する検出機構が構成されている。
なお、ギヤケース11側と、これに対して左右方向にスライドする側との間に、前記センサ84と接当部等から成る検出機構が設けられていれば、該検出機構をどこに設けてもかまわない。
【0035】
図2及び図20に示すように、トラクタ2のキャビン86内の運転席87の後方側には、前記回転駆動体44を作動させるスイッチ88が設けられていて、ロータリ耕耘部9のスライド動作を、運転席87から遠隔操作可能(手元操作可能)に構成されている。
スイッチ88は、両押しボタンスイッチで構成され、一方側(例えば右側)を押すとロータリ耕耘部9が一方側(右側)に移動し、他方側(例えば左側)を押すとロータリ耕耘部9が他方側(左側)に移動するようになっている。
【0036】
また、前記スイッチ88のスイッチボックス89には、前記センサ84によって、ロータリ耕耘部9がスライドしている状態を検出されているときに、点灯して表示するランプ90(又はその他の表示手段)が設けられている。
また、図1、図6及び図7に示すように、ギヤケース11内のベベルギヤ伝動機構18は、入力軸19に一体形成された第1ギヤ92と、この第1ギヤ92に噛み合うと共に左右方向の軸心廻りに回転自在に支持された第2ギヤ93とを有し、第2ギヤ93には、左右方向の軸心を有するスプライン孔94が形成されている。
【0037】
一方、このベベルギヤ伝動機構18から伝動ケース13内のチェーン伝動機構21へ動力を伝達する伝動軸20は、1本の軸によって構成されており、成形が容易で、強度も十分に確保できるように構成されている。
伝動軸20の左右方向外端側(左端側)は、伝動ケース13に取付固定された軸受ホルダ73に回転自在に支持されており、左右方向内端側(右端側)には、ベベルギヤ伝動機構18の第2ギヤ93のスプライン孔94に左右方向移動自在にスプライン嵌合されるスプライン部95が形成されており、伝動ケース13の左右移動に伴う伝動軸20の左右移動を許容すると共に、ベベルギヤ伝動機構18からチェーン伝動機構21への動力伝達を行えるように構成されている。
【0038】
前述したように、回転駆動体44が下連結部37の近傍に設けられている(図例では、下連結部37の左右方向外方側近傍に回転駆動体44が設けられている)ことにより、入力軸19と回転駆動体44(スライド機構43)との間に、スペースができるので、1本軸によって構成した伝動軸20を、ベベルギヤ伝動機構18の第2ギヤ93を貫通させて左右方向移動にさせることができる(伝動軸20が移動できるスペースが確保できる)。
図8、図9及び図15に示すように、サポートフレーム29は、伝動ケース13及びサイドフレーム14に、これらに固定されたブラケット69A,69Bを介して連結されている。
【0039】
サポートフレーム29は、左右方向に配置された円筒状のパイプ材によって構成され、左右方向の端部側には、閉塞部材70が溶接等によって固定されている(なお、サポートフレーム29は、外形が角柱状に形成されていてもよい)。
この閉塞部材70には、一対のピン孔71と一対のネジ孔72とが形成されている。
一方、伝動ケース13側のブラケット69Aは、図15に実線で示す形状に形成されていて、伝動軸20を伝動ケース13に回転自在に固定する軸受ホルダ73に外嵌されて、該軸受ホルダ73と共に伝動ケース13に共締めされる取付部74を一端側に有する。
【0040】
また、サイドフレーム14側のブラケット69Bは、図15に仮想線で示す形状に形成され、一端側75がサイドフレーム14に溶接等によって固定されている。
これらブラケット69A,69Bの他端側76,77には、前記閉塞部材70のピン孔71に挿通される一対のピン79が固定されている。
また、ブラケット69A,69Bの他端側76,77の左右方向外面側には、プレート78が配置され、このプレート78及びブラケット69A,69Bを貫通して前記閉塞部材70の一対のネジ孔72にボルト80を螺合することにより、サポートフレーム29がブラケット69A,69Bに取付固定されている。
【0041】
なお、本実施の形態では、前記ボルト80は、スタッドボルトによって構成されており、該ボルト80に螺合されるナット81の締め付けによって、サポートフレーム29がブラケット69A,69Bに固定される。
サポートフレーム29は、左右一対のサポート装置97によって、ギヤケース11側に左右方向移動自在に支持されている。
前記サポートアーム12の固定フレーム40と可動フレーム41とは円筒状に形成されているので、回り止め手段がなければ、伝動ケース13、サイドフレーム14がサポートアーム12の軸心回りに回動してしまうが、伝動ケース13とサイドフレーム14とをサポートフレーム29で連結し、このサポートフレームをギヤケース11に設けたサポート装置97で支持することにより、固定フレーム40と可動フレーム41との軸心回りの相対回転が防止されるように構成されている。
【0042】
このサポート装置97は、図1、図8〜図12に示すように、サポートアーム12の固定フレーム40に溶接等によって固定されていて径方向外方に突出する支持アーム98と、この支持アーム98の突出側に取付固定されていてサポートフレーム29を左右方向移動自在に支持する支持体99とを有する。
支持体99は、サポートフレーム29の周囲に、三角形の頂点となる位置に配置されて該サポートフレーム29を支持する3つの支持ローラ100と、この支持ローラ100を回転自在に支持する支持プレート101とを有する。
【0043】
支持プレート101は、外形が三角形状に形成され、支持アーム98の取付部102にボルト104によって取付固定されている。
支持アーム98の取付部102は、支持プレート101の外形状に合致する形状に形成されている。
支持プレート101の、三角形の各頂部位置に対応する位置には、嵌合孔105が貫通形成され、この嵌合孔105には、ゴム等の弾性体からなる弾性ブッシュ106(衝撃吸収手段)が内嵌固定され、この弾性ブッシュ106には、金属製等のブッシュ107が内嵌されて固定されている。
【0044】
また、支持アーム98の取付部102には、前記各ブッシュ107に連通するネジ孔103が形成されており、前記ブッシュ107を挿通して、支持アーム98の取付部102のネジ孔103にボルト104を螺合することによって、支持プレート101が支持アーム98の取付部102に取付固定されている。
なお、前記ボルト104を、支持プレート101及び支持アーム98の取付部102を貫通させると共に、ボルト104の先端側にナットを螺合させることにより、支持プレート101が支持アーム98の取付部102に取付固定されていてもよい。
【0045】
また、支持プレート101及び支持アーム98の取付部102には、サポートフレーム29を挿通させるための挿通孔108,109が形成され、この挿通孔108,109はサポートフレーム29よりも若干径大に形成されていて、サポートフレーム29の外周面と挿通孔108,109との間に隙間Hを有している。
また、支持プレート101の各取付部分とサポートフレーム29との間には、支持ローラ100を支持する一対のブラケット部110が設けられ、この一対のブラケット部110間に支持ローラ100が支軸111を介して回転自在に支持されている。
【0046】
また、支持ローラ100は鼓状に形成され、サポートフレーム29に転動自在に接当して、これを支持する。
また、サポートフレーム29の、支持ローラ100と接触する部分には、被覆体112を有しており、サポートフレーム29を保護している。
この被覆体112は、筒状に形成されていて、サポートフレーム29に外嵌されており、また、被覆体112は、耐摩耗性、耐錆性(耐食性)を有する部材、例えば、ステンレス等によって構成されている。
【0047】
前記構成のものにあっては、サポートフレーム29と、支持アーム98の取付部102の挿通孔109との間に隙間Hが形成されていてサポートフレーム29が(支持ローラ100及び支持プレート101と一体的に)径方向に所定範囲で移動可能とされていると共に、支持プレート101と、該支持プレート101を支持アーム98の取付部102に取り付けるボルト104との間に弾性ブッシュ106が介在されているので、耕耘時等において、ロータリ耕耘部9等に衝撃荷重等の荷重が加わった場合に、前記弾性ブッシュ106が弾性変形をして、その荷重を吸収緩和し、サポートフレーム29側から支持アーム98側に大きな荷重が作用しないように構成されている。
【0048】
また、サポートフレーム29は、該サポートフレーム29と支持アーム98の取付部102の挿通孔109との間の隙間Hの分(所定範囲)しか動かないので、相当大きな衝撃荷重に対しては、サポートフレーム29が取付部102の挿通孔109内面に接当して、該荷重を受けるように構成されており、弾性ブッシュ106の破損防止等が図られている。
この支持アーム98の取付部102の挿通孔109内面等がサポートフレーム29の移動を規制する移動限界規制手段とされている。
【0049】
なお、前記支持ローラ100は、2個又は4個以上設けてもよい。
本実施の形態のロータリ耕耘機1にあっては、図17に示すように、ギヤケース11側と、これに対して左右方向にスライドする側との間に、通常耕耘位置からロータリ耕耘部9が左右方向に移動(スライド)しないように規制するスライド規制部材113を備えている。
本実施の形態にあっては、ギヤケース11に固定のトップマスト34にピン等からなる第1被嵌合部115が設けられ、サポートフレーム29に固定のブラケット32に第2被嵌合部116が設けられ、スライド規制部材113は、これら第1、2被嵌合部115,116に亘って着脱自在に設けられる。
【0050】
スライド規制部材113は、第1被嵌合部115に嵌合する第1嵌合部117と、第2被嵌合部116に嵌合する第2嵌合部118と、これら第1、2嵌合部117,118を連結する連結部119とを備えており、第2嵌合部118を第2被嵌合部116に嵌合した状態でスライド規制部材113は上下揺動自在とされ、第1嵌合部117は第1被嵌合部115に上方から嵌脱自在に嵌合可能とされている。
また、ロータリカバー10の後部カバー23は、ロータリ耕耘部9で耕起・砕土された土の飛散防止すると共に該土を鎮圧して整地する機能を有する他、耕深検出をする機能を有する。
【0051】
図18及び図19に示すように、ギヤケース11に固定のブラケット36には、センサーアーム123が設けられており、このセンサーアーム123は、左右方向の軸心を有する支軸121回りに回動自在に外嵌されたボス部122に固定されていて、前後に揺動可能に設けられている。
また、三点リンク機構3の後部に設けられた連結枠6には、前記支軸121と同心状に位置する支軸回りに回動自在で且つセンサーアーム123のフック部124に嵌脱自在に嵌合してセンサーアーム123と同行揺動するオートアーム125が設けられている。
【0052】
このオートアーム125には、これと一体的に揺動するリンク126が設けられ、このリンク126には、プッシュプルケーブルのインナーワイヤ127の一端側が連結されており、このインナーワイヤ127の他端側は、三点リンク機構3を昇降する油圧装置128を制御するコントロールバルブのスプールに連結されている。
したがって、センサーアーム123が前後に揺動すると、オートアーム125、リンク126、インナーワイヤ127を介して、前記コントロールバルブのスプールが押し引きされ、油圧装置128によってロータリ耕耘機1が昇降制御されるようになっている。
【0053】
なお、オートアーム125は、ロータリ耕耘機1の連結枠6への連結時に、センサーアーム123に自動的に係脱自在に連結される。
センサーアーム123と、後部カバー23との間には、後部カバー23の上下動をセンサーアーム123に伝達するフィードバック機構129が設けられている。
このフィードバック機構129は、主カバー22に設けられた第1リンクプレート130と、ギヤケース11に設けられた第2リンクプレート131と、これら第1、2リンクプレート130,131を連動連結するフィードバックワイヤ132とを有する。
【0054】
第1、2リンクプレート130,131は、ともにV字形に形成され、フィードバックワイヤ132はプッシュプルケーブルによって構成されている。
第1リンクプレート130は、中途部が支軸133回りに回動自在に主カバー22に取り付けられ、一端側に連結ロッド134の一端側が連結され、他端側にフィードバックワイヤ132のインナーワイヤの一端側が連結され、連結ロッド134の他端側は、後部カバー23に固定のブラケット135に連結されている。
【0055】
また、第2リンクプレート131は、中途部が支軸136回りに回動自在にギヤケース11に取り付けられ、一端側に連結ロッド137の一端側が連結され、他端側にフィードバックワイヤ132インナーワイヤの他端側が連結され、連結ロッド137の他端側は、前記センサアーム123に連結されている。
フィードバックワイヤ132は、第1リンクプレート130から左方に配設されると共に、ロータリ耕耘機1の左端側で湾曲状に右方側に折り返されて、右方に配設されている。
【0056】
また、フィードバックワイヤ132のアウターワイヤの第1リンクプレート130側は、主カバー22にアウター受け138を介して固定され、フィードバックワイヤ132のアウターワイヤの第2リンクプレート131側は、前記支持アーム98に固定されている。
このように、フィードバックワイヤ132を湾曲させて弛ませているので、フィードバックワイヤ132がロータリ耕耘部9のスライドの邪魔物とならないように(ロータリ耕耘部9のスライドに支障のないように)構成されている。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、耕耘部のスライドをスムーズに行えると共に、該スライドに係る動力伝達のロスが少なく、また、耕耘部を移動させる移動機構の部品点数の少ないロータリ耕耘機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ロータリ耕耘機の背面展開断面図である。
【図2】 トラクタ及びロータリ耕耘機の側面図である。
【図3】 ロータリ耕耘機の側面図である。
【図4】 通常耕耘状態のロータリ耕耘機の背面展開図である。
【図5】 オフセット状態のロータリ耕耘機の背面展開図である。
【図6】 要部の背面展開断面図である。
【図7】 ギヤケースの断面図である。
【図8】 ロータリ耕耘機の伝動ケース側の断面図である。
【図9】 ロータリ耕耘機のサイドフレーム側の断面図である。
【図10】 サポート装置の側面断面図である。
【図11】 サポートフレームを支持する支持体の側面断面図である。
【図12】 サポートフレームを支持する支持体の背面断面図である。
【図13】 ロータリ耕耘部をスライドさせる移動機構の断面図である。
【図14】 回転駆動体の動力をネジ軸に伝達する伝動機構の断面図である。
【図15】 サポートフレームをサポートアームに連結するブラケットの側面図である。
【図16】 ロータリ耕耘部が通常耕耘状態にあるか否かを検出するセンサの取付部分の背面図である。
【図17】 ロータリ耕耘部のスライドを規制するスライド規制部材の取付部分の側面図である。
【図18】 フィードバック機構の平面図である。
【図19】 後部カバーの上下動を油圧装置のコントロールバルブに伝達する機構の側面図である。
【図20】 ロータリ耕耘部をスライド操作するスイッチの平面図である。
【符号の説明】
3 三点リンク機構
5 ロワーリンク
9 ロータリ耕耘部
11 ギヤケース
12 サポートアーム
13 伝動ケース
14 サイドフレーム
18 ベベルギヤ伝動機構(伝動機構)
20 伝動軸
21 チェーン伝動機構(伝動機構)
37 下連結部
40 固定フレーム
41 可動フレーム
43 移動機構
44 回転駆動体
45 ネジ軸
46 ナット体
55 トルクリミッタ
87 運転席
88 スイッチ

Claims (7)

  1. ギヤケース(11)から左右にサポートアーム(12)を突設し、一方のサポートアーム(12)の外端側に伝動ケース(13)を、他方のサポートアーム(12)の外端側にサイドフレーム(14)をそれぞれ固定し、伝動ケース(13)とサイドフレーム(14)の下部間に耕耘部(9)を設け、ギヤケース(11)内の伝動機構(18)に入力された動力を一方のサポートアーム(12)内に設けられた伝動軸(20)から伝動ケース(13)内の伝動機構(21)を経て耕耘部(9)に伝達することにより該耕耘部(9)が駆動され、前記左右のサポートアーム(12)、ギヤケース(11)とは別体で形成されていて該ギヤケース(11)側に固定された固定フレーム(40)と、該固定フレーム(40)に対して左右方向に移動する可動フレーム(41)とによって左右方向伸縮自在に構成することで、耕耘部(9)を左右方向にオフセット可能とし、この耕耘部(9)を左右にオフセットさせるスライド機構(43)を、他方のサポートアーム(12)内に設けると共に、ギヤケース(11)内の伝動機構(18)から耕耘部(9)に至る動力伝達機構とは別の、独立した回転駆動体(44)によって駆動させるように構成し、前記スライド機構(43)は、前記他方のサポートアーム(12)の固定フレーム(40)内に左右方向に配置されていて該固定フレーム(40)に軸心回りに回転自在に支持されたネジ軸(45)と、このネジ軸(45)に螺合され且つ可動フレーム(41)に設けられたナット体(46)とを備えてなり、前記他方のサポートアーム(12)の固定フレーム(40)を左右に分割すると共に該分割部分にホルダ(48)を介装し、このホルダ(48)に固定フレーム(40)の外側に配置した前記回転駆動体(44)を取り付けると共に該ホルダ(48)内に、回転駆動体(44)からネジ軸(45)に動力を伝達する伝動機構(47)を内蔵していることを特徴とするロータリ耕耘機。
  2. 回転駆動体(44)を油圧モータ又は電動モータによって構成したことを特徴とする請求項1に記載のロータリ耕耘機。
  3. 一方のサポートアーム(12)内に設けられた伝動軸(20)は、伝動ケース(13)に回転自在に支持されていると共に、ギヤケース(11)内の伝動機構(18)に対して、動力伝達可能状態で、左右方向に相対移動可能とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載のロータリ耕耘機。
  4. 回転駆動体(44)と、スライド機構(43)との間にトルクリミッタ(55)を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のロータリ耕耘機。
  5. ギヤケース(11)側には、三点リンク機構(3)のロワーリンク(5)後端側に連結される下連結部(37)が設けられ、この下連結部(37)の近傍に回転駆動体(44)を配置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のロータリ耕耘機。
  6. サポートアーム(12)の固定フレーム(40)側と、これに対して左右方向にスライドする側との間に、耕耘部(9)がオフセットしているか否かを検出する検出機構を設け、耕耘部(9)の状態を表示するようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のロータリ耕耘機。
  7. 回転駆動体(44)を作動させるスイッチ(88)を、ロータリ耕耘機(1)が装着されるトラクタ(2)の運転席上から操作可能としていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のロータリ耕耘機。
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