JPH06225601A - 作業機の自動動力断続装置 - Google Patents

作業機の自動動力断続装置

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JPH06225601A
JPH06225601A JP5014899A JP1489993A JPH06225601A JP H06225601 A JPH06225601 A JP H06225601A JP 5014899 A JP5014899 A JP 5014899A JP 1489993 A JP1489993 A JP 1489993A JP H06225601 A JPH06225601 A JP H06225601A
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JP
Japan
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rotary
cover
shaft
working
tractor
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JP5014899A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Miki
三木  博幸
Sadayoshi Takagi
定義 高木
Michio Tai
通生 田井
Koki Hirata
光喜 平田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータリの昇降に連動して自動的にロータリ
耕耘部への動力伝達が断続できるよう考慮する 【構成】 トラクタ1に昇降自在に装着されると共に、
該トラクタ1のPTO軸16からの動力をロータリ耕耘
部27に伝達する伝動装置を備えたロータリの、前記伝
動装置にクラッチ41を設け、このクラッチ41を、ロ
ータリ耕耘部27が作業位置から非作業位置へと上昇す
るのに連動して切断されると共にロータリ耕耘部27が
非作業位置から作業位置へと下降するのに連動して接続
されるように断続する連動機構65を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタの後部に昇降
自在に装着されるロータリ等の作業機の自動動力断続装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ロータリはトラクタの後部に三
点リンク機構を介して昇降自在に装着されると共に、該
トラクタのPTO軸からの動力を耕耘部の爪軸に伝達す
る伝動装置を備えている。また、トラクタには、エンジ
ンからの動力をPTO軸に伝達するPTO動力伝達系に
変速機構を備え、この変速機構を操作するPTO変速レ
バーのニュートラル位置でPTO軸への動力伝達が遮断
されるようになっている。
【0003】そして、耕耘時に畦際でトラクタをターン
させる際等において、耕耘部を上昇させる時には、不必
要であることから、PTO変速レバーをニュートラル位
置に操作して耕耘部の回転を停止させるようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっ
ては、耕耘時に畦際でトラクタをターンさせる際等にお
いて、いちいちPTO変速レバーを操作しなければなら
ず、面倒で煩わしいものであった。そこで、本発明は作
業機の昇降に連動して自動的に回転作業部への動力伝達
が断続できるよう考慮することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が、前記目的を達
成するために講じた技術的手段は、トラクタ1に昇降自
在に装着されると共に、該トラクタ1のPTO軸16か
らの動力を回転作業部27に伝達する伝動装置を備えた
作業機において、前記伝動装置にクラッチ41を設け、
このクラッチ41を、回転作業部27が作業位置から非
作業位置へと上昇するのに連動して切断されると共に回
転作業部27が非作業位置から作業位置へと下降するの
に連動して接続されるように断続する連動機構65を設
けた点にある。
【0006】
【作用】例えば、耕耘時に畦際でトラクタをターンさせ
る際においては、作業機を上昇させるのであるが、この
時、回転作業部が作業位置から非作業位置へと上昇する
のに連動してクラッチが連動機構によって切断されて、
回転作業部の回転が停止する。また、トラクタをターン
させた後においては、作業機を下降させるのであるが、
この時、回転作業部が非作業位置から作業位置へと下降
するのに連動してクラッチが連動機構によって接続され
て、回転作業部が回転する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3において、トラクタ1の後部には、装着装置
2を介して作業機としてのロータリ3が装着されてい
る。装着装置2は、トップリンク4及び左右一対のロワ
ーリンク5から成る三点リンク6と、ロータリ3に連結
される連結フレーム7とから主構成されている。トップ
リンク4の前端側はトラクタ1後端面に固定の取付台8
に枢支連結され、左右ロワーリンク5の前端側はトラク
タ1後部の左右側部に枢着されている。また、左右ロワ
ーリンク5の前後中途部はリフトロッド9を介して、ト
ラクタ1後部上に設けた作業機昇降用油圧装置10のリ
フトアーム11に連結されている。
【0008】図1及び図2に示すように、連結フレーム
7は正面視山形状の主フレーム12と、この主フレーム
12の左右側部下部を連結する補強フレーム13とから
成り、主フレーム12の頂部には左右一対のフック板1
4が固着され、この左右フック板14間に亘って上部ヒ
ッチピン15が設けられ、この上部ヒッチピン15のフ
ック板14間にトップリンク4の後端側が枢支連結され
ている。また、主フレーム12の左右両側下端にはロワ
ーリンク5の後端側が枢支連結されている。なお、連結
フレーム7には、前端側がトラクタのPTO軸16に接
続されるユニバーサルジョイント17の後端側が接続さ
れる接続体が備えられている。
【0009】ロータリ3は、図3乃至図6に示すよう
に、ロータリ機枠18を有し、このロータリ機枠18
は、中央のギヤケース19から左右に筒状のサポートア
ーム20を突設し、右側のサポートアーム20にはチェ
ーンケース21を、左側のサポートアーム20にはサイ
ドフレーム22を夫々取付固定して背面視門形状に構成
されている。前記ギヤケース19の左右両側から上方に
トップマスト23が突設され、このトップマスト23の
上端側に設けたピン24に連結フレーム7のフック板1
4が下方から掛合されていると共に、連結フレーム7の
主フレーム12の左右両側下端側が左右のサポートアー
ム20に着脱自在に連結されている。
【0010】また、チェーンケース21とサイドフレー
ム22との下部間には爪軸25が回転自在に架設され、
この爪軸25上には多数の耕耘爪26が固定され、これ
ら爪軸25と耕耘爪26とで回転作業部としてのロータ
リ耕耘部27が構成されている。また、ロータリ機枠1
8には、ロータリ耕耘部27の上方,後方及び左右両側
を覆うロータリカバー28が支持されている。
【0011】図1及び図7(底面図)に示すように、ギ
ヤケース19内は左右サポートアーム20内と連通状と
され、また、ギヤケース19の前面側には入力軸29が
配置され、この入力軸29はギヤケース19に装着され
た軸受ケース30に軸受を介して回転自在に支持される
と共に、前記ユニバーサルジョイント17の後端側に連
動連結されている。また、入力軸29の後部にはベベル
ピニオン31が一体形成され、このベベルピニオン31
にはベベルギヤ32が咬合され、このベベルギヤ32
は、図8にも示すように、ギヤケース19内中央に左右
方向に配置された伝動軸33の左側にブシュを介して相
対回転自在に外嵌されると共に、ギヤケース19の左側
サポートアーム20に連通する端部開口を閉塞する蓋体
34に軸受を介して回転自在に支持されている。
【0012】伝動軸33の右側外周には軸継手35が、
スプライン嵌合されていると共にスプリングピン36に
よって固定されており、また、軸継手35は軸受を介し
てギヤケース19内面側に支持されていると共に、軸継
手35の右側内周に右側サポートアーム20内に配置し
た中間軸37がスプライン嵌合されている。この中間軸
37はチェーンケース21内のチェーン伝動機構を介し
て爪軸25に連動連結されている。
【0013】また、前記軸継手35とベベルギヤ32と
の間には、伝動軸33上に軸方向摺動自在にスプライン
嵌合されたシフター38と、このシフター38に設けた
咬合歯39と、ベベルギヤ32に設けられていて前記咬
合歯39に係脱自在に咬合する被咬合歯40とからなる
クラッチ41が設けられている。このクラッチ41を介
してベベルギヤ32と伝動軸33との間の動力が断続さ
れ、PTO軸16からの動力は、入力軸29、ベベルピ
ニオン31、ベベルギヤ32、伝動軸33、軸継手3
5、中間軸37及びチェーンケース21内のチェーン伝
動機構からなる伝動装置を経て爪軸25に伝達されて、
耕耘部27が回転駆動されるようになっている。
【0014】なお、ギヤケース19の後面は開口される
と共に洗車ポンプを駆動するための動力取出ギヤユニッ
トが取付けられており、該ギヤユニットが取付けられな
い場合には、後面の開口は蓋体によって閉塞されるよう
になっている。前記シフター38は、該シフター38と
軸受42との間に圧縮状に介装されたコイルバネ43に
よってベベルギヤ32側へと付勢されている。また、シ
フター38の周溝38aにはシフトフォーク44の一対
のピン45がローラを介して係合されている。このシフ
トフォーク44は入力軸29の上側でギヤケース19の
前部側に挿支されたフォーク軸46の内端側にボス部4
7、ボルト48を介して固定されている。
【0015】フォーク軸46の外端側には、図1及び図
2に示すように、第1リンク49の右端側が固定され、
第1リンク49の左端側下面には第2リンク50の後端
側が接当している。第2リンク50の前後中途部には筒
軸51が固着され、この筒軸51は、連結フレーム7の
補強フレーム13に固着された正面視下向きコ字形のブ
ラケット52の左右側壁間に設けられた支持ピン53に
左右軸廻り回動自在に外嵌されている。また、筒軸51
にはねじりコイルバネ54が外嵌され、このねじりコイ
ルバネ54の一端側は第2リンク50の前部下面に接当
し、他端側は補強フレーム13の下面に接当していて、
第2リンク50の後端側を支持ピン53廻りに下方に付
勢しており、第2リンク50の前部上面がブラケット5
2上壁に接当して該付勢による第2リンク50の回動が
規制されている。
【0016】第2リンク50の前部には筒体55の下端
側がピン56を介して枢支連結され、この筒体55には
ロッド57の下部が軸心方向相対移動自在に挿入されて
いる。このロッド57の上部には、軸心方向に間隔をお
いて複数の孔が形成され、これら孔には位置決めピン5
8が選択的に挿通され、この位置決めピン58と筒体5
5上端面との間にはコイルバネ59が圧縮状に介装され
ている。
【0017】前記ロッド57の上端側は第3リンク60
の前下部にピン61を介して枢支連結され、この第3リ
ンク60の上部後端側には上部ヒッチピン15に左右軸
廻り回動自在に外嵌された筒軸62が固着されている。
また、第3リンク60は前部が斜め下方に向けて折曲さ
れると共に、下端側が右方に向けて折曲されており、こ
の折曲部63がトップリンク4の下方側に位置して対向
状とされている。
【0018】また、第3リンク60の後端下面がフック
板14に設けたストッパピン64に接当して、上部ヒッ
チピン15廻りの上方回動の規制が成されている。そし
て、前記シフトフォーク44、フォーク軸46、第1リ
ンク49、第2リンク50、筒体55、ロッド57及び
第3リンク60等によって、ロータリ3の昇降に連動し
てクラッチ41を断続させる連動機構65を構成してい
る。
【0019】前記ロータリカバー28は、図4乃至図6
及び図9乃至図13に示すように、耕耘部27の上方を
覆う主カバー66と、耕耘部27の後方を覆うと共に耕
耘した圃場を均平に整地する後部カバー67と、耕耘部
27の左右側方を覆う側部カバー68R,68Lとから
なる。主カバー66は上部板69と、この上部板69の
左右両側に固着された左右側部板70とから主構成され
ている。後部カバー67は、背面板71と、この背面板
71の左右側部に背面側が固着された左右側面板72と
から主構成され、背面板71の前上端部は、主カバー6
6の左右側部板70後端部間に亘って形成されると共に
左右側部板70に枢支連結された筒軸73に固着されて
いて、後部カバー67が主カバー66に左右軸廻り回動
自在に取付けられている。この後部カバー67の背面板
71の右側は、耕耘部27より右方に突出状とされてい
て、チェーンケース21後方を覆っており、チェーンケ
ース21後方をも均平に整地できるようになっている。
【0020】左右側部カバー68L,68Rは主側部板
74L,74Rと、この主側部板74L,74Rの後方
に配置された後側部板75L,75Rとから構成されて
いる。主側部板74L,74Rの上端側には主カバー6
6の側部板70の下端側がボルト固定され、主側部板7
4L,74Rの下端側は、チェーンケース21,サイド
フレーム22の下部に、爪軸25軸心廻り前後回動自在
に支持されている。そして、トップマスト23と主カバ
ー66とに亘って設けられたネジ式伸縮調整機構89に
よってロータリカバー28が前後回動・停止自在とされ
ていて、耕深に対応させてロータリカバー28の爪軸2
5廻りの位置調整が成されるようになっている(耕深を
深くすれば前側に、耕深を浅くすれば後側にロータリカ
バー28を回動させる)。
【0021】左側の側部カバー68Lの主側部板74L
の下部支持構造は、図14に示すようになっている。即
ち、爪軸25の端部には駆動軸76が取付固定され、駆
動軸76はチェーンケース21内壁を貫通する筒状の軸
受ホルダ77に内嵌支持された軸受78に支持されてい
る。なお、この駆動軸76にはチェーン伝動機構の下部
スプロケット79がスプライン嵌合されている。前記軸
受ホルダ77の内端にはフランジ80が設けられ、この
フランジ80は、チェーンケース21内壁外面と、該チ
ェーンケース21内壁にボルト・ナットによって取付固
定される保護カバー81とによって挟持固定されてい
る。そして、保護カバー81の左右方向外端側には外方
に開放状の周溝82が形成され、左側部カバー68Lの
主側部板74L下部には円形の取付孔83が形成されて
いて、この取付孔83が前記周溝82にライナー84と
共に外嵌され、主側部板74Lがチェーンケース21内
壁外面と保護カバー81とによって挟持されている。
【0022】また、図11に示すように、右側部カバー
68Rの主側部板74Rにも取付孔85が形成されてい
て、この取付孔85が、爪軸25端部の支軸86を支持
する軸受87が内嵌される軸受ケース88の外周に嵌合
されて、右側部カバー68Rが回動自在とされている。
なお、前記軸受87はサイドフレーム22下部に固定さ
れている。
【0023】左側の側部カバー68Lの後側部板75L
は、図9及び図10に詳細に示すように、前上部が主カ
バー66の側部板69の後端側下部に固着され、前部の
中途部及び下部は主側部板74Lの後縁部側にボルト・
ナットによって取付固定されている。また、この後側部
板75Lの前後中途部は後方に向けて左右方向外方傾斜
状に折曲されると共に、後部は後部カバー67の左側面
板72の内面側にラップさせて近接配置されている。
【0024】右側の側部カバー68Rの後側部板75R
は、平板状とされて、前記と同様に主カバー66の側部
板69、主側部板74Rに固定されると共に、後部カバ
ー67の右側面板72の内面側にラップさせて近接配置
されている。したがって、ロータリカバー28を前側に
回動させても側部カバー68L,68Rの主側部板74
L,74R後縁部と、後部カバー67の側面板72前縁
との間が開かないようになっている。
【0025】図11、図12及び図13に示すように、
ロータリカバー28の右側方には、ビニールハウス内で
の耕耘作業時に柱に接触させるためのガードレール90
が前後方向に配置されている。このガードレール90に
は前後一対のL字金具91が固着され、これらL字金具
91はロータリカバー28に取付固定されていて、耕深
を変更しても、ロータリカバー28が前後に回動調整さ
れるので、常に略同じ姿勢を保つようになっている。
【0026】図6及び図15に示すように、ロータリカ
バー28の内面側には、土付着防止を企図した弾性カバ
ー92が設けられている。この弾性カバー92は、主カ
バー66の上部板69内面に設けられる前部カバー92
aと、後部カバー67の背面板71内面に設けられる後
部カバー92bとからなる。また、このロータリ3は設
定された耕深に一定に保つべく自動耕深調節機能が備え
られており、この耕深検出を、図4、図5、図15及び
図16に示すように、後部カバー67とワイヤ93とに
よって行う方式が採用されている。ワイヤ93はインナ
ワイヤ94とアウタワイヤ95とから構成され、インナ
ワイヤ94の一端は後部カバー67の背面上部右側に固
定のブラケット96に枢支連結され、他端は右側サポー
トアーム20に前後揺動自在に枢支されたアーム97に
枢支連結されると共にバネ98によって前方に付勢され
ている。なお、アーム97は連動機構によって油圧装置
10のコントロールバルブに連動連結される。また、ア
ウタワイヤ95の一端は主カバー66の上面右側に固定
のブラケット99に取付けられ、他端は右側サポートア
ーム20の左右中途部に固定のブラケット100に取付
けられていて、ワイヤ93のブラケット99,100間
の撓みによって、ロータリカバー28の前後回動調整に
対応するよう構成されている。
【0027】図5に示すように、ロータリカバー28の
背面側には、主カバー66と後部カバー67とに跨がる
弾下装置101が左右一対設けられている。この弾下装
置101の弾下ロッド102に套嵌されたコイルバネ1
03のバネ力によって、耕耘時には後部カバー67が下
方に弾下される。弾下ロッド102の下端側は後部カバ
ー67に枢着され、上部側は、図17に示すように、ブ
ロック体104に軸心方向摺動自在に挿通され、該ブロ
ック体104は主カバー66から突設されたブラケット
105に枢着されている。弾下ロッド102はパイプ材
からなり、上部側に円形孔106が軸心方向に複数個形
成されていると共に、ブロック体104には断面円形状
のロックピン107と、該ロックピン107を弾下ロッ
ド102側へと付勢するバネ108とが組み込まれてい
て、図18に示すように、後部カバー67を持ち上げて
ロックピン107を円形孔106に選択的に挿入させる
ことで、耕耘爪26交換等に際して、筒軸73廻りに後
部カバー67を持ち上げた状態で保持できるようになっ
ている。
【0028】なお、ロックピン107には操作レバー1
09が設けられていて、この操作レバー109の回動操
作によって、ロックピン107を円形孔106から離脱
させると共に離脱状態に保持できる。図19及び図20
において、110はチェーンケース21内に設けられた
チェーン伝動機構のチェーン111に張りを付与するタ
イトナである。このタイトナ110の上端部はコ字形ブ
ラケット112上部にピン113を介して枢着され、こ
のブラケット112は、チェーンケース21に設けたタ
イトナ取付孔114を閉塞する蓋板115内面に固着さ
れている。また、ブラケット112下部には、タイトナ
110がチェーン111に押圧されて撓んだ時に、該タ
イトナ110をバックアップするダンパ116の上部が
ピン117を介して枢着されている。このタイトナ11
0は弾性体からなり、下部はチェーンケース21内面に
接当している。
【0029】前記構成において、ロータリ3をトラクタ
1に装着するには、地上に載置された状態のロータリ3
にトラクタ1を後進させて、トップマスト23のピン2
4の下方に装着装置2のフック板14を位置させ、リフ
トアーム11を上方に回動させて、連結フレーム7を上
方移動させる。すると、ロータリ3が持ち上げられてピ
ン24廻りに前方に回動して、装着装置2の主フレーム
12左右側下部に左右サポートアーム20が連結される
と共に、入力軸29にユニバーサルジョイント17が連
動連結される。このとき、第2リンク50の後端側が第
1リンク49の左端側下面に接当する。
【0030】そして、例えば、耕耘時に畦際でトラクタ
1をターンさせる際には、ロータリ3を持ち上げて、ロ
ータリ耕耘部27を、図3に示す作業位置から非作業位
置(耕耘部27が圃場から離反した状態)まで移動させ
るのであるが、このとき、トップリンク4が図1仮想線
で示す位置まで回動すると共に、第3リンク60の折曲
部63がトップリンク4に近づいて接当し、図1仮想線
で示すように、第3リンク60が上部ヒッチピン15廻
りに後方へ回動してロッド57を押し下げる。
【0031】これによって、コイルバネ59が押し縮め
られると共に、コイルバネ59のバネ力がねじりコイル
バネ54のバネ力に打ち勝つと筒体55を介して第2リ
ンク50前部が押し下げられて、第2リンク50後部が
支持ピン53廻りに上方に回動して第1リンク49左端
側が引き上げられる。第1リンク49が引き上げられる
ことによって、フォーク軸46が回動され、シフトフォ
ーク44を介して、シフター38が、咬合歯39と被咬
合歯40とがかみ合った状態(図7の右側及び図8の下
側に示す)から非解除状態(図7の左側及び図8の上側
に示す)にまでコイルバネ43のバネ力に抗して移動さ
れ、PTO軸16から爪軸25への動力が切断され、耕
耘部27の回転が停止される。
【0032】次に、前記状態から耕耘部27を作業位置
に下ろしたときには、コイルバネ43,59、ねじりコ
イルバネ54のバネ力によって、前記と逆の動作で連動
機構65が元の状態に復帰すると共にクラッチ41が接
続される。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、トラクタのPTO軸か
らの動力を回転作業部に伝達する伝動機構にクラッチを
設け、このクラッチを、回転作業部が作業位置から非作
業位置へと上昇するのに連動して切断されると共に回転
作業部が非作業位置から作業位置へと下降するのに連動
して接続されるように断続する連動機構を設けたので、
作業機の昇降に連動して自動的に回転作業部の停止・回
転が行え、従来のように、作業機を昇降させる際に、い
ちいちPTO変速レバーを操作する必要が無く、該操作
による煩わしさが解消する。
【0034】なお、トラクタのPTO動力伝動系にクラ
ッチを設け、このクラッチを作業機の昇降に連動して断
続させるようにすることで、自動的に回転作業部の停止
・回転を行えるようにすることも可能であるが、かかる
機能の無いトラクタに作業機を装着する際には、自動的
に回転作業部の停止・回転が行えないのに対して、本発
明のものでは、作業機側に設けたクラッチを断続するの
で、このようなことは無く、本発明ではこの点において
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の側面断面図である。
【図2】要部の正面一部断面図である。
【図3】全体側面図である。
【図4】背面図である。
【図5】ロータリの側面図である。
【図6】ロータリの側面断面図である。
【図7】ギヤケースの底面断面図である。
【図8】ギヤケースの背面断面図である。
【図9】図5のA−A線矢示断面図である。
【図10】図5のB−B線矢示断面図である。
【図11】ロータリカバーの右側面図である。
【図12】ロータリカバーの右側の平面図である。
【図13】図11のC−C線矢示断面図である。
【図14】右側部カバーの下部支持構造を示す断面図で
ある。
【図15】ロータリカバーの主カバー後端側の側面断面
図である。
【図16】耕深検知ワイヤの前側取付構造を示す側面断
面図である。
【図17】弾下装置の上部構造を示す側面断面図であ
る。
【図18】ロックピンが弾下ロッドの円形孔に挿入され
た状態を示す説明図である。
【図19】タイトナ取付構造を示す側面断面図である。
【図20】タイトナ取付構造の縦断面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 16 PTO軸 27 ロータリ耕耘部(回転作業部) 41 クラッチ 65 連動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 光喜 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ(1)に昇降自在に装着される
    と共に、該トラクタ(1)のPTO軸(16)からの動
    力を回転作業部(27)に伝達する伝動装置を備えた作
    業機において、 前記伝動装置にクラッチ(41)を設け、このクラッチ
    (41)を、回転作業部(27)が作業位置から非作業
    位置へと上昇するのに連動して切断されると共に回転作
    業部(27)が非作業位置から作業位置へと下降するの
    に連動して接続されるように断続する連動機構(65)
    を設けたことを特徴とする作業機の自動動力断続装置。
JP5014899A 1993-02-01 1993-02-01 作業機の自動動力断続装置 Pending JPH06225601A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008022780A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Yanmar Co Ltd 耕耘軸の支持構造
JP2008245547A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Kubota Corp ロータリ耕耘装置
JP2012070704A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Kubota Corp ロータリ

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JP2008245547A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Kubota Corp ロータリ耕耘装置
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