JP3856739B2 - アースドリル用掘削バケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アースドリルのケリーバに取り付けられて、玉石や転石等の掘削を行なうアースドリル用掘削バケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アースドリル工法は、正方形断面のケリーバと呼ばれる回転力伝達軸の下端にドリルバケットを固定し、このドリルバケットを下方へ押圧しながら回転させ、底蓋に設けた掘削刃が地盤を掘削して土砂をバケット内に掻き込み、満杯になったところで、地上まで引き上げて土砂を排出し、再びドリルバケットを孔底に降ろしてこのサイクルを繰り返し、掘削する工法で、広く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このアースドリル工法では、玉石や転石等を底蓋の開口部からドリルバケット内へ取り込むことができないことから、このような玉石や転石を含む転石層を掘削する際には、ハンマグラブバケット等への段取り替え作業が必要で、その作業が煩雑となるという問題があった。
【0004】
本発明は、上記の問題点に鑑み、転石層を掘削する際に、ケリーバの下端に従来のドリルバケットに代えて簡単に取付けできて、段取り替えを容易に行なえ、しかも構造が簡単で製作コストを低減できるアースドリル用掘削バケットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、ケリーバ9の下端に着脱自在に取り付けられるアースドリル用掘削バケットであって、下面が開口し、周壁部15aに開口部36を形成した円筒状のバケット本体15と、バケット本体15の下端に設けられた掘削刃16と、バケット本体15に開閉自在に設けられた複数のバケット爪17と、複数のバケット爪17を開閉させる開閉駆動手段19とを備え、前記複数のバケット爪17は、その開放位置においてバケット本体15の周壁部15aに形成した前記開口部36を閉鎖するように設けられ、前記開閉駆動手段19は、地上側に設けられる油圧源に接続され、前記複数のバケット爪17に共通のリンク機構20を介して連動連結された1基の油圧シリンダ21からなることを特徴とする。
【0006】
請求項2に係る発明は、ケリーバ9の下端に着脱自在に取り付けられるアースドリル用掘削バケットであって、下面が開口し、周壁部15aに開口部36を形成した円筒状のバケット本体15と、バケット本体15の下端に設けられた掘削刃16と、バケット本体15に開閉自在に設けられた複数のバケット爪17と、複数のバケット爪17を開閉させる開閉駆動手段19とを備え、前記複数のバケット爪17は、その開放位置においてバケット本体15の周壁部15aに形成した前記開口部36を閉鎖するように設けられ、前記開閉駆動手段19は、地上に設けられる油圧源12に接続され、前記複数のバケット爪17に夫々リンク機構32を介して連動連結された複数基の油圧シリンダ21からなることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るアースドリル用掘削バケット4又は14を備えた地盤掘削装置1を示す。この地盤掘削装置1は、地盤の掘削位置にケーシング2を回転させながら圧入するケーシング回転圧入装置3と、下端部に掘削用のアタッチメントとして本発明に係る掘削バケット4又は14を着脱自在に取り付けたドリルユニット5とを備えている。
【0010】
ケーシング回転圧入装置3は、通称オールケーシング機として知られている周知構造のものである。ドリルユニット5は、ケーシング2の上端部を保持するキャッチング手段6と、昇降操作用のワイヤー7によってクローラークレーン8の頂部からケーシング2と同軸状に垂下されるケリーバ9と、このケリーバ9を正方向と逆方向とに切り換え可能に回転駆動する回転駆動手段(図示省略)と、ケリーバ9を上下駆動する圧入引抜手段(図示省略)とを備えた周知構造のものである。
【0011】
この地盤掘削装置1によって地盤を掘削する際には、図4に示すように、ケリーバ9の下端にアタッチメントとして、下端に円錐状の底蓋10を有し、この底蓋10に掘削刃(図示省略)を設けると共に掘削した土砂を内部へ導入するための開口部(図示省略)を形成した、周知構造のドリルバケット11を取り付け、しかしてケーシング2を回転圧入しながらドリルバケット11で掘削を行い、このドリルバケット11が玉石や転石等を含む転石層Rにまで到達して、ドリルバケット11による掘削が困難になった時に、図1に示すように、アタッチメントとしてドリルバケット11に代えて、本発明に係る掘削バケット4又は14を取り付けて掘進することになる。
【0012】
本発明に係る掘削バケット4は、図2の(A)及び(B)に示すように、下面が開口した円筒状のバケット本体15と、このバケット本体15の下端に周方向に所要間隔おきに設けられた掘削刃16と、バケット本体15に開閉自在に設けられた両側一対のバケット爪17,17と、バケット本体15に同軸状に設けられ、ケリーバ9の回転力及び押圧力をバケット本体15に伝達する軸部材18と、両側一対のバケット爪17,17を開閉させる開閉駆動手段19とを備えており、開閉駆動手段19は、クローラクレーン8の機体12側に設置された油圧ユニット(油圧源)に油圧ホース13を介して接続されていて、一対のバケット爪17,17に共通のリンク機構20を介して連動連結された1基の油圧シリンダ21からなるものである。
【0013】
バケット本体15の上壁部には4つの開口部22が形成され、この開口部22からバケット本体15内の空気や水を排出できるようになっている。また、このバケット本体15の上壁部15bの下面側には補強フレーム23が略十文字状に配設され、この補強フレーム23及び上壁部15bの中央部には円筒状のガイドポスト24がバケット本体15と同心状に貫通固定されると共に、このガイドポスト24を支持する略三角形の4枚の支持プレート25が周方向90度の間隔で夫々上壁部15bとガイドポスト24とに亘って固着され、そしてガイドポスト24の上端に円板状の台座26が水平に固定されている。
【0014】
バケット本体15の周壁部15aにはバケット爪17よりも若干大きな2つの開口部36が形成され、各バケット爪17は、周壁部15aに沿うように開口部36に嵌め込まれた開放位置(図2の()の右側半分に示す)と、バケット本体15の下面側を閉鎖するように下端を内側に回動させた閉鎖位置(図2の()の左側半分に示す)とに亘って、開口部36の上縁部に設けられた枢支ピン37に開閉自在に支持されている。この場合、バケット爪17は、バケット本体15の周壁部15aに開口部36を形成するために切り抜いた端材を利用してバケット爪17を製作することもできる。
【0016】
軸部材18は、角筒状に形成されたもので、円板状台座26上の中央部にガイドポスト24と同心状に固着され、この角筒状軸部材18にケリーバ9の下端部を嵌合させてピン孔18aよりピン(図示省略)を挿着させることにより、ケリーバ9に対して相対回転不能で且つ軸方向に相対移動不能に連結されるようになっている。
【0017】
開閉駆動手段19の油圧シリンダ21は、ガイドポスト24内に同心状に配置され、そのシリンダキャップ側端部が台座26の下面側に取り付けられている。一対のバケット爪17,17に共通のリンク機構20は、バケット本体15の周壁部15aの内周面上端部に設けた両側一対のガイド部材27,27にスライド部材28を軸方向上下にスライド自在に取り付け、このスライド部材28と油圧シリンダ21のピストンロッド21aとをリンク29で枢支連結すると共に、両バケット爪17,17に夫々固着された山形の取付部材30,30と前記スライド部材28とを両側一対のリンク31,31によって枢支連結してなるものである。
【0018】
しかして、油圧シリンダ21のピストンロッド21aが収縮作動すると、上記構成のリンク機構20によって両側一対のバケット爪17,17が図2の(A)の左側半分に示すように閉鎖位置側へ回動し、またピストンロッド21aが伸長作動すると、上記リンク機構20によって両側一対のバケット爪17,17が図2の(A)の右側半分に示すように開放位置側へ回動するようになっている。
【0019】
掘削バケット14は、上記の掘削バケット4とほとんど同様な構成であるが、開閉駆動手段19の構成が少し異なる。即ち、この掘削バケット14の開閉駆動手段19は、クローラクレーン8の機体12側(地上側)に設置された油圧ユニット(油圧源)に油圧ホース13を介して接続されていて、一対のバケット爪17,17に夫々リンク機構32,32を介して連動連結された2基の油圧シリンダ21,21からなるものである。
【0020】
この掘削バケット14では、バケット本体上壁部15b及び補強フレーム23の中央部に円筒状のガイドポスト24が固定されると共に、このガイドポスト24を支持する4枚の矩形状の支持プレート25が周方向に90度の間隔で夫々上壁部15bとガイドポスト24とに亘って固着され、ガイドポスト24の上端に円板状の台座26が水平に固定され、この台座26上に角筒状の軸部材18がガイドポスト24と同心状に固着されている。また、ガイドポスト24を挟んでその両側位置には、上壁部15b及び補強フレーム23を貫通する貫通孔33,33が設けられ、両貫通孔33,33に2基の油圧シリンダ21,21が夫々挿入配置され、各油圧シリンダ21は、上壁部15b上に設けられたブラケット34に枢着されている。各リンク機構32は、各油圧シリンダ21のピストンロッド21aと、各バケット爪17に固着された山形の取付部材30とをリンク35で枢支連結してなるものである。
【0021】
しかして、2基の油圧シリンダ21,21のピストンロッド21a,21aを夫々収縮作動させると、リンク機構32,32によって両側のバケット爪17,17が夫々図3の(A)の左側半分に示すように閉鎖位置側へ回動し、また両油圧シリンダ21,21のピストンロッド21a,21aを伸長作動させると、リンク機構32,32によって両側のバケット爪17,17が図3の(A)の右側半分に示すように開放位置側へ回動するようになっている。
【0022】
上記のように2基の油圧シリンダ21,21からなる開閉駆動手段19では、両方の油圧シリンダ21,21を同期させてバケット爪17,17の開閉を行わせるのが好ましいが、両油圧シリンダ21,21の同期作動に多少のズレがあっても、実際の掘削作業に支障を来すことはほとんどない。
【0023】
次に、上述した地盤掘削装置1の使用による掘削方法について説明する。この地盤掘削装置1を使用して地盤を掘削する際には、先ず、図4に示すように、ケーシング回転圧入装置3にケーシング2をセットし、この回転圧入装置3によりケーシング2を回転しながら地盤に圧入する。それから、ドリルユニット5のケリーバ9の下端に周知構造のドリルバケット11を取り付けて、クレーン8によりドリルユニット5を吊り上げ、ドリルバケット11をケーシング2に挿入すると共に、ドリルユニット5のチャッキング手段6によりケーシング2の上端を保持して、ケーシング2にドリルユニット5を組み付け、ドリルユニット5によりケリーバ9を介してドリルバケット11を回転させながら下方へ移動させ、ドリルバケット11によって地盤を掘削する。
【0024】
しかして、ドリルバケット11が土砂で満杯になった時に、ドリルバケット11をドリルユニット5と共にクレーン8で上方へ移動させて、ケーシング2から抜き取り、ドリルバケット11内の土砂を所定の場所へ排出する。
【0025】
このようにしてケーシング2を順次圧入しながらドリルバケット11により地盤を掘進し、ドリルバケット11の下端が転石層Rに達すると、ドリルユニット5及びドリルバケット11をケーシング2から抜き取って、図1に示すように、ドリルバケット11に代えて掘削バケット4又は14をケリーバ9の下端に取り付け、そして掘削バケット4又は14をケーシング2に挿入して、ドリルユニット5をケーシング2に固定し、バケット本体15を回転させながら下方へ移動させて、バケット本体15の下端に設けた掘削刃16によって地盤を掘削する。
【0026】
掘削バケット4を使用する場合には、バケット本体15を回転させながら下動させる時に開閉駆動手段19の油圧シリンダ21を伸長作動させることにより、リンク機構20を介してバケット爪17,17を開放し、こうしてバケット爪17,17を開放した状態で掘削刃16によって転石層Rの掘削を行い、掘削した玉石や転石等をバケット本体15内に収容する。そして、バケット本体15内が掘削した玉石や転石等で満杯状態になった時に、油圧シリンダ21を収縮作動させることにより、リンク機構20を介してバケット爪17,17を閉鎖し、これによって掘削した玉石や転石等をバケット本体15内に保持する。
【0027】
掘削バケット14を使用する場合も同様で、バケット本体15を回転させつつ下動させる時に開閉駆動手段19の2基の油圧シリンダ21,21を夫々伸長作動させることにより、リンク機構32,32を介してバケット爪17,17を夫々開放し、こうしてバケット爪17,17を開放した状態で掘削刃16により転石層Rの掘削を行い、掘削した玉石や転石等をバケット本体15内に収容する。そして、バケット本体15内が満杯状態になった時、両油圧シリンダ21,21を夫々収縮作動させることにより、リンク機構20,20を介してバケット爪17,17を夫々閉鎖し、これによって掘削した玉石や転石等をバケット本体15内に保持する。
【0028】
上記のようにバケット本体15内に掘削した玉石や転石等を保持した状態で、このバケット本体15を吊り上げて、クレーン8により現場の排土場所まで旋回移動し、そこで開閉駆動手段19による開放操作によってバケット爪17,17を開放させ、バケット本体15内に収容されている玉石や転石等を排出する。
【0029】
以上説明したように、ケリーバ9に取り付けたドリルバケット11の下端が転石層Rに達した時に、そのドリルバケット11に代えて本発明に係るアースドリル用掘削バケット4又は14をケリーバ9に組み付けることによって、玉石や転石をバケット本体15内に導入して外部へ排出できるから、アースドリルやハンマグラブバケット等に交換して掘削する場合のように、煩雑な段取り替え作業を行うことなく容易に転石層を掘削できる。
【0030】
そして、この発明に係る掘削バケット4又は14によれば、バケット爪17,17を開閉させる開閉駆動手段19が油圧シリンダ21からなるため、強力な開閉駆動力が得られることになり、特に、バケット爪17,17を開放した状態で転石層Rの掘削を行った後、バケット本体15が掘削した玉石や転石等で一杯になってバケット爪17,17を閉鎖する時に、その強力な開閉駆動力によりバケット爪17,17を的確に閉鎖することができて、掘削した玉石や転石等を確実に保持することができる。また開閉駆動手段19の油圧シリンダ21は、地上側に設けられる油圧ユニット(油圧源)に接続されるようになっているため、掘削バケット4又は14の構造が簡単で製作が容易になると共に、メンテナンスも容易となる。
【0031】
また、掘削バケット4の場合には、開閉駆動手段19が両側一対のバケット爪17,17に共通のリンク機構20を介して連動連結された1基の油圧シリンダ21からなるため、駆動用の油圧シリンダ21が1基で済み、製作コストを一層低減できる。また、掘削バケット14の場合には、開閉駆動手段19が両側一対のバケット爪17,17に夫々リンク機構32を介して連動連結された2基の油圧シリンダ21,21からなるもので、1つのバケット爪17を1基の油圧シリンダ21で駆動するため、より一層強力な駆動力が得られることになる。
【0032】
さらに、掘削バケット4又は14では、バケット本体15の周壁部15aに開口部36を形成し、バケット爪17の開放位置においてその開口部36を閉鎖するようにバケット爪17を設けるようにした場合には、バケット本体15に開口部36を形成するために切り抜いた端材を利用してバケット爪17を形成することも可能であり、掘削バケット4又は14の製作コストを一層低減できる一方、バケット爪17をバケット本体15の板厚内に配置できるので、掘削時にバケット爪17の下端が地盤に引っ掛かってバケット爪17が破損するようなことがなくなる。
【0034】
以上説明した実施形態では、バケット本体15にバケット爪17を両側一対設けたが、バケット爪17の個数は二つに限るものではなく、二つ以上設けることも可能である。
【0035】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、地盤の掘削に際し、最初にケリーバに取り付けた従来のドリルバケットの下端が転石層に達した時に、そのドリルバケットに代えて、この発明に係る掘削バケットをケリーバに組み付けることによって、玉石や転石をバケット本体内に導入して外部へ排出できるから、ドリルバケットをハンマグラブバケット等に交換して掘削する場合のように、煩雑な段取り替え作業を行うことなく容易に転石層を掘削することができる。しかも、この掘削バケットでは、バケット本体の周壁部に開口部を形成し、バケット爪が開放位置でその開口部を閉鎖する構成であるため、バケット本体に開口部を形成するために切り抜いた端材を利用してバケット爪を形成することも可能であり、掘削バケットの製作コストを一層低減できる一方、バケット爪をバケット本体の板厚内に配置できるので、掘削時にバケット爪の下端が地盤に引っ掛かってバケット爪が破損することがない。
【0036】
また、この掘削バケットによれば、バケット爪を開閉させる開閉駆動手段が油圧シリンダからなるため、強力な開閉駆動力が得られることになり、特に、バケット爪を開放した状態で転石層を掘削し、バケット本体が掘削した玉石や転石等で一杯になってバケット爪を閉鎖する時に、その強力な開閉駆動力によりバケット爪を的確に閉鎖することができて、掘削した玉石や転石等を確実に保持することができる。また、この油圧シリンダは、地上側に設けられる油圧源に接続されるようになっているため、掘削バケットの構造が簡単で製作が容易となると共に、メンテナンスも容易となる。更に、この掘削バケットでは、開閉駆動手段が、複数のバケット爪に共通のリンク機構を介して連動連結された1基の油圧シリンダからなるため、駆動用の油圧シリンダが1基で済み、製作コストを一層低減できる。
【0037】
請求項2に係る発明の掘削バケットは、上記のような請求項1の発明の効果と同様の効果を奏すると共に、開閉駆動手段が、複数のバケット爪に夫々リンク機構を介して連動連結された複数基の油圧シリンダからなるもので、1つのバケット爪を1基の油圧シリンダによって駆動することになるから、より一層強力な駆動力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアースドリル用掘削バケットを備えた地盤掘削装置の側面図である。
【図2】 (A)は本発明の掘削バケットを示す拡大詳細縦断面図、(B)は平面図である。
【図3】 (A)は本発明に係る他の掘削バケットを示す拡大詳細縦断面図、(B)は平面図である。
【図4】 従来のドリルバケットを使用した地盤掘削方法を示す図1と同様な側面図である。
【符号の説明】
1 地盤掘削装置
2 ケーシング
3 ケーシング回転圧入装置
4 掘削バケット
5 ドリルユニット
6 チャッキング手段
7 昇降操作用ワイヤー
8 クローラークレーン
9 ケリーバ
11 ドリルバケット
12 油圧ユニット(油圧源)
13 油圧ホース
14 掘削バケット
15 バケット本体
16 掘削刃
17 バケット爪
19 開閉駆動手段
20 リンク機構
21 油圧シリンダ
32 リンク機構

Claims (2)

  1. ケリーバの下端に着脱自在に取り付けられるアースドリル用掘削バケットであって、
    下面が開口し、周壁部に開口部を形成した円筒状のバケット本体と、バケット本体の下端に設けられた掘削刃と、バケット本体に開閉自在に設けられた複数のバケット爪と、複数のバケット爪を開閉させる開閉駆動手段とを備え、
    前記複数のバケット爪は、その開放位置においてバケット本体の周壁部に形成した前記開口部を閉鎖するように設けられ、
    前記開閉駆動手段は、地上側に設けられる油圧源に接続され、前記複数のバケット爪に共通のリンク機構を介して連動連結された1基の油圧シリンダからなることを特徴とするアースドリル用掘削バケット。
  2. ケリーバの下端に着脱自在に取り付けられるアースドリル用掘削バケットであって、
    下面が開口し、周壁部に開口部を形成した円筒状のバケット本体と、バケット本体の下端に設けられた掘削刃と、バケット本体に開閉自在に設けられた複数のバケット爪と、複数のバケット爪を開閉させる開閉駆動手段とを備え、
    前記複数のバケット爪は、その開放位置においてバケット本体の周壁部に形成した前記開口部を閉鎖するように設けられ、
    前記開閉駆動手段は、地上側に設けられる油圧源に接続され、前記複数のバケット爪に夫々リンク機構を介して連動連結された複数基の油圧シリンダからなることを特徴とするアースドリル用掘削バケット。
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