JP3856621B2 - 搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両部品の塗装のような前処理工程と乾燥工程を結ぶ搬送路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば車両部品等に塗装を施す場合、図3に示すように、ワーク搬路HをキャリアGによって搬送されるワークWを前処理工程Aで不図示の電着槽に浸漬した後、電着槽から引き出されたワークWを乾燥工程Cに搬送して塗膜を乾燥させるようにしているが、この際、乾燥工程Cの熱風が前処理工程Aに入り込むのを防止するため、前処理工程Aと乾燥工程Cの間に熱風遮断ゾーンBを設けるのが一般的であり、この際、熱風遮断ゾーンBのワーク搬路Hを傾斜させて乾燥工程Cのワーク搬路Hを高位に位置させ、乾燥工程Cの熱風が前処理工程Aに入りにくくなるような設備構成にすることで、熱風遮断ゾーンBを短くし省スペース化を図るような技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような傾斜搬路を有する熱風遮断ゾーンBでも設備構成上長すぎる場合があり、一層の短縮が図られれば好ましかった。
【0004】
そこで、本発明は、前処理工程のワーク搬路の高さと乾燥工程のワーク搬路の高さとの間に差が設けられる搬送設備において、前処理工程と乾燥工程の間の距離の最小化を図り、設備スペースを一層小型化することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、前処理工程のワーク搬路の高さと乾燥工程のワーク搬路の高さとの間に差が設けられ、両者の中間部に接続用のワーク搬路が設けられ、ワーク搬路を移動するキャリアによってワークを搬送する搬送装置であって、接続用のワーク搬路に、前処理工程のワーク搬路から送り出されたワークを乾燥工程のワーク搬路に移送するための搬路反転機構が設けられ、この搬路反転機構は、接続用のワーク搬路の少なくとも一部をキャリアごと搬路方向に直交する面内で180度反転させるようにした。
【0006】
ここで、搬路反転機構とは、接続用ワーク搬路の少なくとも一部を180度反転させることにより、下方のワーク搬路と上方のワーク搬路を切替え接続出来るようにしたものである。
そして、前処理工程のワーク搬路をキャリアによって搬送されたワークが接続用のワーク搬路まで来ると、搬路反転機構により接続用ワーク搬路の少なくとも一部をキャリアごと180度反転させることにより、キャリアを上方の乾燥工程のワーク搬路に接続し、ワークを乾燥工程に送り込むようにする。
このように、接続用ワーク搬路の搬路反転機構により接続用ワーク搬路をキャリアごと180度反転させてワークを移送するようにしても、前処理工程と乾燥工程の距離を短くして省スペース化を図ることが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで図1、図2は搬路反転機構を用いた搬送装置の説明図である。
【0008】
本発明に係る搬送装置は、例えば車両の組立工場等において、車体部品等に電着塗装等の前処理を施した後、乾燥工程に送り込むための搬送装置として構成され、設備スペースを小型化して設備投資も削減出来るようにされている。
【0009】
すなわち、電着塗装等の前処理工程と乾燥工程の間にはそれぞれ走行レール等のワーク搬路が設けられており、このワーク搬路に沿ってワークを流動させることにより、塗装から乾燥までの一連の作業が連続的に行えるようにされるとともに、例えば140〜160℃程度の乾燥工程の熱風が、25℃程度の常温に維持する必要がある前処理工程に入り込まないよう、前処理工程のワーク搬路より乾燥工程のワーク搬路を高位に保つことにより、上方に滞留しやすい熱風が前処理工程のワーク搬路に熱影響を与え難くなるようにされている。
【0010】
そして、本発明では、前処理工程のワーク搬路の高さと乾燥工程のワーク搬路の高さとの間に差が設けられる乾燥設備において、前処理工程と乾燥工程の間を可及的に短くし、設備スペースを小型化出来るよう、接続用のワーク搬路に搬路反転機構を設けている。
【0011】
図1に示すように、例えば電着槽等が配設される前処理工程Aには、キャリアGによって搬送されるワークWを不図示の電着槽に浸漬せしめることの出来るワーク搬路Haが設けられており、ワークWはキャリアGによって保持されている。
【0012】
接続用のワーク搬路を搬路反転機構により反転自在にする構成例について、図1及び図2に基づき説明する。
【0013】
この構成例では、前処理工程Aと乾燥工程Cの中間部に搬路反転機構が設けられており、この搬路反転機構は、例えば図2に示すように、レール支持反転体Yが反転モータM等により搬路方向と平行な中心軸周りに回動自在にされており、このレール支持反転体Yには上下一対のワーク搬路Hu、Hdがそれぞれ左右一対設けられている。
【0014】
そして、このレール支持反転体Yが搬路方向に直交する面内で180度反転すると、それまで前処理工程A側のワーク搬路Haに接続していた下方のワーク搬路Hdが、乾燥工程C側のワーク搬路Hcと接続状態になり、また、それまで乾燥工程側のワーク搬路Hcに接続していた上方のワーク搬路Huが、前処理工程A川のワーク搬路Haと接続状態になるようにしている。
【0015】
以上のような搬送装置において、図1(a)に示すように、前処理工程Aで塗装が完了したワークWがワーク搬路Haを通してレール支持反転体Yの下方のワーク搬路Hdに搬入されてくると、搬路反転機構によりレール支持反転体YがキャリアGごと180度反転し、図1(b)に示すように、キャリアGが係合するワーク搬路Hdが乾燥工程Cのワーク搬路Hcに接続される。
また、これに伴って、キャリアGとワークWの姿勢も180度反転する。
【0016】
そして、キャリアGが乾燥工程Cに投入されワークWの乾燥が行われるが、この場合にも前処理工程Aと乾燥工程Cの間の距離を最小にできるため、設備コストの削減や省スペース化が図られる。
【0017】
尚、本発明は以上のような実施形態に限定されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏するものは本発明の技術的範囲に属する。
例えば、前処理工程Aは電着塗装工程に限られるものではなく、また搬路反転機構の駆動手段の具体的構成等も任意である。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る搬送装置は、前処理工程のワーク搬路を搬送されるワークを搬路反転機構によって高位の乾燥工程のワーク搬路に移送して搬送するようにしたため、前処理工程と乾燥工程との間を短くすることが可能となり、設備スペースや設備コストの低減を図ることが出来るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬路反転機構を用いた搬送装置の側面方向から見た説明図
【図2】 搬路反転機構を用いた搬送装置の正面方向から見た説明図
【図3】 従来図
【符号の説明】
A…前処理工程、C…乾燥工程、Ha、Hb、Hc、Hd、Hu…ワーク搬路、Y…レール支持反転体。
Claims (1)
- 前処理工程のワーク搬路の高さと乾燥工程のワーク搬路の高さとの間に差が設けられ、両者の中間部に接続用のワーク搬路が設けられ、ワーク搬路を移動するキャリアによってワークを搬送する搬送装置であって、前記接続用のワーク搬路には、前処理工程のワーク搬路から送り出されたワークを乾燥工程のワーク搬路に移送するための搬路反転機構が設けられ、この搬路反転機構は、接続用のワーク搬路の少なくとも一部をキャリアごと搬路方向に直交する面内で180度反転させることを特徴とする搬送装置。
Priority Applications (7)
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Applications Claiming Priority (1)
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