JP3855290B2 - カラオケ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、いわゆる常連客に対して、通常の顧客とは異なる特別のサービスを可能にしたカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
いわゆるカラオケボックスなどのカラオケ店は、カラオケ演奏以外にも種々のサービスによって他店との差別化を図りたいものである。そのサービスの例として個別の顧客に関するデータを記憶しておき、その顧客にあったサービスを提供することがある。
【0003】
しかし、来店する全ての顧客に関するデータを記憶しておくことは、カラオケ店、すなわち、カラオケ装置の記憶機能からみて不可能なことであり、また、全ての顧客に対して付加的なサービスを提供することは営業的にも困難な面があった。
【0004】
【発明が解決使用とする課題】
そこで、一部の常連の顧客に対してのみ特別のサービス(プレミアム)を提供することにより、常連顧客に対するサービス向上を図り、一般の顧客に対してこのカラオケ店の利用意欲を刺激することが考えられるが、従来は、常連の顧客と一般の顧客の識別は、顧客の所持するカードを係員が確認するなどの方式で行われていたため、確認が面倒であり、常連客であるか一般客があるかをカラオケ装置自体が認識できない、または、認識させようとすると係員のマニュアル操作が必要となり、面倒であった。
【0005】
この発明は、常連客に対して与えられたIDをリモコンに記憶し、これを装置本体に送信したとき常連客に対する特別のサービスを提供することにより、上記課題を解決したカラオケ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、リモコンと、装置本体とを備えるカラオケ装置であって、リモコンは、リモコン内記憶手段と、入力手段と、送信手段とを備え、リモコン内記憶手段は、識別コードを記憶し、入力手段は、ID送信コマンドと、一般表示コマンドと、特別表示コマンドを入力可能とし、送信手段は、一般表示コマンド、特別表示コマンドが入力された場合には、それらを装置本体に送信すると共に、ID送信コマンドが入力された場合には、リモコン内記憶手段に記憶する識別コードを装置本体に送信し、装置本体は、受信手段と、記憶手段と、制御手段とを備え、受信手段は、リモコンから送信される信号を受信可能とし、制御手段は、識別コード受信処理と、一般表示処理と、特別表示処理とを行い、識別コード受信処理は、識別コードを受信したとき、当該識別コードが記憶手段に存在するか否かを検索し、存在する場合は、確認フラグをセットし、一般表示処理は、一般表示コマンドを受信したとき、表示手段に一般メニューを表示させ、特別表示処理は、特別表示コマンドを受信したとき、確認フラグがセットされている場合のみ表示手段に特別メニューを表示させることを特徴とする。
【0007】
リモコンは、カラオケ装置を利用するときに顧客に貸与されるものであるため、貸与するとき、その顧客が特定の顧客(いわゆる常連顧客など)である場合にリモコンにその識別コードを書き込む。この書き込みは店舗の係員が行えばよい。カラオケ装置本体は、リモコンから識別コードが入力されたときのみ特別機能実行手段を有効にする。特別機能は、例えば、その顧客の好みに合わせたカラオケ曲のメニューを「ベスト5」のような形式で表示し、選曲を容易にするなどの機能である。常連の顧客についてのみ、顧客の好みのような個人情報を記憶し、これに基づいたサービスを行うことにより、顧客サービスの向上と利用意欲の刺激を実現することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図面を参照してこの発明の実施例であるカラオケ装置について説明する。このカラオケ装置は本体内部のハードディスク装置(HDD)に約1万曲分のカラオケ演奏用楽曲ファイルを記憶している。各楽曲ファイルは曲番号で識別される。カラオケ装置には、赤外線リモコンであるコマンダが付属しており、顧客はカラオケ装置を利用するとき店舗からこのコマンダの貸与を受ける。顧客はコマンダのテンキーなどを操作して所望のカラオケ曲の曲番号を入力する。カラオケ装置は、この曲番号の入力に対応して前記HDDから所定の楽曲ファイルを読み出しカラオケ演奏を実行する。さらに、店舗は常連顧客にコマンダを貸与するとき、その顧客のID番号をコマンダに書き込む。常連顧客はカラオケ装置本体に対してコマンダに記憶されている自己のID番号を送信したとき常連顧客のみに対する特別サービスの利用が可能になる。
【0009】
図1は同カラオケ装置本体のブロック図である。装置全体の動作を制御するCPU10には、バスを介してROM11,RAM12,ハードディスク記憶装置(HDD)17,ISDNコントローラ16,リモコン受信機13,表示パネル14,パネルスイッチ15,音源装置19,音声データ処理部20,効果用DSP21,文字表示部25,前記LDチェンジャ26および表示制御部27が接続されている。ROM11には、システムプログラム,アプリケーションプログラム,ローダおよびフォントデータが記憶されている。システムプログラムは、この装置の基本動作や周辺機器とのデータ送受を制御するプログラムである。アプリケーションプログラムは周辺機器制御プログラム,シーケンスプログラムなどである。カラオケ演奏時にはシーケンスプログラムがCPU10によって実行され、楽曲ファイルに基づいた楽音の発生,映像の再生が行われる。ローダは、ISDNコントローラ16,ISDNターミナルアダプタ18を介してセンタから楽曲ファイルをダウンロードするためのプログラムである。フォントデータは、歌詞や曲名などを表示するためのものであり、明朝体やゴジック体などの複数種類の文字種のフォントが記憶されている。また、RAM12には、カラオケ演奏を実行する楽曲ファイルを読み込むためのワークエリアが設定されるとともに、コマンダ32やパネルスイッチ15のテンキーから入力された数値をバッファリングする置数バッファ,予約された曲番号を順番に記憶する予約曲リストなどが設定される。
【0010】
HDD17にはセンタからダウンロードした楽曲ファイルを約1万曲分蓄積記憶するための楽曲ファイル記憶エリアが設けられるとともに、図4に示すような個人データベースおよびシステムデータベースが設けられる。
図4において、同図(A)はいわゆる常連客に対して設けられる個人データベースを示している。この個人データベースは、顧客の識別コード(ID番号)、氏名、誕生日・星座、前回(の来店時)の歌唱曲リスト、最近3か月間の来店時に歌唱した曲の累積データ、この累積データから抽出されたベスト5およびこの累積データから抽出されたよく歌う曲のジャンルを示すデータからなっている。誕生日・星座のデータは、星占いや誕生日の料金割引などのサービスに利用される。前回の歌唱曲リスト,ベスト5,ジャンルデータなどは、顧客に対して歌唱頻度の高い曲を抽出して表示することにより選曲を容易するサービスに利用される。
【0011】
また、同図(B)はシステムデータベースを示している。システムデータベースは、このカラオケ装置およびこのカラオケ装置が所属する通信カラオケシステム全体のサービスのためのデータベースである。システムデータベースは、総合ベスト5,ポップスベスト5,演歌ベスト5,デュエットベスト5,新曲リスト,星占いリスト,カラオケ演奏ログで構成されている。総合ベスト5,ポップスベスト5,演歌ベスト5,デュエットベスト5,新曲リストおよび星占いリストは、センタからダウンロードされてくるものである。各ベスト5はセンタが各カラオケ装置から吸い上げた演奏ログに基づいて割り出したものである。また、センタとカラオケ装置との交信は1週間に1度程度の間隔で行われるため、星占いリストは1週間毎のものがダウンロードされる。カラオケ演奏ログはこのカラオケ店で演奏されたカラオケ曲の実績を蓄積記憶したものであり、センタとの交信時にアップロードされる。
【0012】
図1において、ISDNコントローラ16にはISDNターミナルアダプタ18が接続されている。ISDNコントローラ16はISDNターミナルアダプタ18を制御してセンタをアクセスし、センタから楽曲ファイル等をダウンロードしてHDD17に書き込む。このISDNコントローラ16はDMA回路を内蔵しており、ダウンロードされた楽曲ファイルをCPU10を介さずに直接HDD17に書き込むことができる。
【0013】
リモコン受信部13はコマンダ32から送られてくる赤外線信号を受信してデータを復元する。コマンダ32はテンキー40など各種キースイッチを備えており、顧客がこれらのスイッチを操作するとその操作に応じたコードで変調された赤外線信号を送信する。
【0014】
図2にコマンダ32の概略図、図3にコマンダ32のブロック図を示す。コマンダ32には曲番号を入力するためのテンキー40が設けられているほか、曲番号を登録するための登録キー41、入力した曲番号を取り消すための取消キー45、IDレジスタ62に記憶されているID番号をカラオケ装置本体に送信するときにオンするID送信キー42、一般サービスを受けようとするときにオンする一般サービスキー43、常連顧客が特別サービスを受けようとするときにオンする特別サービスキー44が設けられている。
【0015】
上記のキースイッチ群61はマイクロコンピュータからなる制御部60に接続されている。制御部60にはキースイッチ群61のほか、IDレジスタ62,ID書込スイッチ63およびLEDドライバ64が接続されている。LEDドライバ54には高輝度の赤外線LED65が接続されている。なお、ID書込スイッチ63は、コマンダ裏面の電池ケース内に納められており、顧客が操作することはできない。
【0016】
店舗係員がこのコマンダに常連顧客のID番号を書き込む手順は以下のとおりである。電池ケースの蓋を外してID書込スイッチ63をオンしながらテンキー40を操作してID番号を入力する。入力ののちID書込スイッチをオフし、電池ケースの蓋をしてこのコマンダを顧客に手渡す。
【0017】
顧客は、通常の選曲モード時には、テンキー40を操作して曲番号を入力し、登録キー41を操作すればその曲が演奏曲として予約される。常連顧客が自己のID番号を送信する場合にはID送信キー42をオンするのみでよい。カラオケ装置本体がこのID番号を受信すると、これ以後、顧客の要求(特別サービスキー44のオン)に応じて特別サービスの提供が可能になる。
【0018】
また、一般サービスキー43がオンされると、図5(A)に示すようなメニュー画面がモニタ28に表示される。顧客がこの表示に応じて所望のサービスの数値をテンキー40で入力し、登録キー41をオンすると、その数値に対応するサービスが実行される。たとえば、図5(A)の表示に応じてテンキー40の「1」をオンして登録キー41をオンすると、図4(B)のシステムデータベースから「総合ベスト5」のデータを読み出してモニタ28に表示する。特別サービスキー44がオンされると、図5(B)に示すようなメニュー画面がモニタ28に表示される。顧客がこの表示に応じて所望のサービスの数値をテンキー40で入力し、登録キー41をオンすると、その数値に対応するサービスが実行される。たとえば、図5(B)の表示に応じてテンキー40の「3」をオンして登録キー41をオンすると、図4(A)の個人データベースからジャンルデータ(この顧客の好みのジャンル)を読み出し、システムデータベースの新曲リストからこのジャンルの曲名を読み出してモニタ28に表示する。
【0019】
図1において、表示パネル14は入力された曲番号などを表示するためのLED表示器などを含んでいる。また、パネルスイッチ15はテンキーのほか上記コマンダ32と同種のキースイッチを含んでおり、このパネルスイッチを操作して曲番号を入力することもできる。
【0020】
音源装置19は、カラオケ演奏時にCPU10から入力されるイベントデータに基づいて楽音信号を形成する。イベントデータは楽曲ファイルの楽音トラックに記憶されている。音声データ処理部20は、楽曲ファイルに含まれるADPCMデータである音声データに基づき、指定された長さ,指定された音高の音声信号を形成する。音声データは、バックコーラスなどの音源装置19で電子的に発生しにくい信号波形をそのままディジタル化して記憶したものである。
【0021】
歌唱用のマイク29はプリアンプ30に接続されている。マイク29から入力された歌唱音声信号はプリアンプ30で増幅されA/Dコンバータ31でディジタル信号に変換されたのち効果用DSP21に入力される。効果用DSP21には、歌唱音声信号のほか音源装置19が形成した楽音信号および音声データ処理部20が形成した音声信号が入力される。効果用DSP21は、これら入力された音声信号や楽音信号に対して種々の効果を付与する。付与する効果としては、リバーブやエコーなどの残響系の効果,コーラスなどのスペクトル系の効果,フェーダなどの位相系の効果,キーチェンジなどの周波数変換系の効果などがある。これらの効果は歌唱音声信号およびカラオケ演奏音(楽音信号,音声信号)に対してそれぞれ別々に付与できるものとする。効果用DSP21がカラオケ演奏音に対して付与する効果の種類や程度は、楽曲ファイルの効果トラックのイベントデータ(DSPコントロールデータ)に基づいて制御される。DSPコントロールデータはDSPコントロール用シーケンスプログラムに基づき、CPU10が所定のタイミングに効果用DSP21に入力する。効果が付与された楽音信号,音声信号はD/Aコンバータ22でアナログ信号に変換されたのちメインアンプ23に入力される。メインアンプ23は、この信号を増幅したのちスピーカ24に出力する。
【0022】
文字表示部25は入力される文字データに基づいて、曲名,歌詞や図5のメニュー画面などの文字パターンを生成する。また、LDチェンジャ26は入力された映像選択データ(チャプタナンバ)に基づき、対応するLDの背景映像を再生する。映像選択データは当該カラオケ曲のジャンルデータなどに基づいて決定される。ジャンルデータは楽曲ファイルのヘッダに書き込まれており、カラオケ演奏スタート時にCPU10によって読み出される。CPU10はジャンルデータに基づいてどの背景映像を再生するかを決定し、その背景映像を指定する映像選択データをLDチェンジャ26に対して出力する。LDチェンジャ26には、5枚のレーザディスクが内蔵されており約120シーンの背景映像を再生することができる。映像選択データによってこのなかから1つの背景映像が選択され、映像データとして出力される。文字パターン,映像データは表示制御部27に入力される。表示制御部27ではこれらのデータをスーパーインポーズで合成してモニタ28に表示する。
【0023】
図6はコマンダ32のID番号書込動作を示すフローチャートである。係員がID書込スイッチ63をオンすると(s6)書込モードとなる。こののち、係員がテンキー40を操作してID番号を入力すると(s7)、これをIDレジスタ62に書き込む(s8)。係員がID書込スイッチ63をオフしたとき(s9)動作を終了する。
【0024】
図7,図8は同カラオケ装置の動作を示すフローチャートである。図6(A)は、センタとの交信動作を示すフローチャートである。センタとISDN回線が接続されたとき以下の動作を実行する。まず、センタから新曲の楽曲ファイルをダウンロードする(s1)。ダウンロードされた楽曲ファイルはHDDの楽曲ファイル記憶エリアに記憶される。このとき、同時に新曲の曲名などのデータが抽出され、図4(B)の新曲リスト記憶エリアが更新される(s2)。つぎに、センタからベスト5データをダウンロードする(s3)。このベスト5データは、上述したように、総合ベスト5,ポップスベスト5,演歌ベスト5,デュエットベスト5などである。カラオケ装置はこれらのデータを図4(B)のシステムデータベースに記憶する。次に、今週の星占いの内容をダウンロードする(s4)。こののち、カラオケ装置からセンタに対してそれまで蓄積したカラオケ曲の演奏ログをアップロードして(s5)、交信を終了する。
【0025】
同図(B)は常連顧客の個人データベースを作成する処理(顧客登録処理)を示すフローチャートである。この処理は、係員がカラオケ装置で行ってもよく、またオフラインで行って後にカラオケ装置に登録するようにしてもよく、また、カラオケボックス店などでカラオケ装置にパソコンなどの管理装置が接続されている場合にはその管理装置で行ってもよい。まず、この顧客のために図4(A)のようなレコードを新規に作成する(s10)。同時にこの顧客のID番号を作成する(s11)。そして、このID番号を出力する(s12)。このID番号は、係員が顧客に対して交付される。そして、この顧客の氏名や誕生日などの入力を受け付け(s13)、これらのデータを前記個人レコードに記憶する(s14)。
【0026】
図8はコマンダ32の操作に対応する動作を示すフローチャートである。カラオケ装置は、コマンダ32から入力があるかをカラオケ演奏などの動作とは独立して常時監視している。すなわち、s20〜s24の待機ルーチンで特別サービスキー44,一般サービスキー43,テンキー40,ID送信キー42,登録キー41のいずれかがオンされるかを常時監視している。
【0027】
特別サービスキー44がオンされた場合にはs20からs30に進み、ID確認フラグがセットされているか否かを判断する(s30)。ID確認フラグとは常連顧客が自己のID番号を正しく入力したときにセットされるフラグであり、このフラグがセットされているときのみ特別サービスが許可されるものである。ID確認フラグがセットされている場合には、特別サービスフラグをセットして特別サービスモードを設定し(s31)、特別サービスのメニュー画面(図4(B))を表示する(s32)。また、一般サービスキー43がオンされた場合にはs21からs33に進む。この場合には、ID確認フラグのセット/リセットを確認することなく無条件に一般サービスフラグをセットして一般サービスモードを設定し(s33)、一般サービスのメニュー画面(図5(A)参照)を表示する(s34)。テンキーがオンされた場合には(s22)、その値を置数バッファに記憶する(s35)。この場合テンキーとしては0〜9のキーのみならずAキー,Bキーも含むものとする。
【0028】
ID送信キー42がオンされた場合には(s23)、このキーコードに続いて顧客のID番号が送信されてくるため、これを受信する(s40)。そして、受信したID番号で個人データベースを検索し(s41)、その値と一致するID番号のレコードがある場合には(s42)、ID確認フラグをセットする(s43)。
【0029】
登録キー41がオンされた場合にはs24からs37に進む。s37ではそのときのモードを判断する。通常の選曲モードの場合には、置数バッファに記憶されている値を曲番号として取り込み、この曲番号で識別されるカラオケ曲を検索し、その曲の演奏を予約登録する(s37)。また、サービスモードすなわち特別サービスモードまたは一般サービスモードの場合には、置数バッファに記憶されている値に基づいて図5のメニューのなかから対応するサービスを実行する(s39)。
【0030】
以上の動作により、特定の顧客のID番号をコマンダ32に記憶し、顧客がカラオケ装置本体にこのID番号を送信することによって特別サービスを提供するようにしたことにより、常連客に対するサービスの向上を図ることができる。
【0031】
なお、一般サービス、特別サービスの内容は、上記実施形態の例に限定されるものではない。
【0032】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、顧客の識別コードをリモコンに記憶し、カラオケ装置本体にこの識別コードが送信されたときのみ特別機能が実行可能になるため、たとえば、常連顧客に識別コードを付与し、この顧客がカラオケ装置本体を利用するときリモコンにその識別コードを書き込み、顧客の操作によって識別コードがカラオケ装置本体に送信されたとき特別のサービスを提供するようにすることにより、カラオケ装置が常連顧客を識別して自動的にサービスを切り換えることができ、係員の手間を省いてサービスの向上を図ることができるとともに、常連顧客に対してサービスを向上することにより、顧客の利用意欲を刺激することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるカラオケ装置のブロック図
【図2】同カラオケ装置に用いられるコマンダの外観図
【図3】同カラオケ装置に用いられるコマンダのブロック図
【図4】同カラオケ装置のハードディスク装置の一部構成図
【図5】同カラオケ装置のモニタの表示例を示す図
【図6】前記コマンダの動作を示すフローチャート
【図7】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【図8】同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
32…コマンダ
40…テンキー、41…登録キー、42…ID送信キー、
43…一般サービスキー、44…特別サービスキー
62…IDレジスタ、63…ID書込スイッチ

Claims (1)

  1. リモコンと、装置本体とを備えるカラオケ装置であって、
    リモコンは、リモコン内記憶手段と、入力手段と、送信手段とを備え、
    リモコン内記憶手段は、識別コードを記憶し、
    入力手段は、ID送信コマンドと、一般表示コマンドと、特別表示コマンドを入力可能とし、
    送信手段は、一般表示コマンド、特別表示コマンドが入力された場合には、それらを装置本体に送信すると共に、ID送信コマンドが入力された場合には、リモコン内記憶手段に記憶する識別コードを装置本体に送信し、
    装置本体は、受信手段と、記憶手段と、制御手段とを備え、
    受信手段は、リモコンから送信される信号を受信可能とし、
    制御手段は、識別コード受信処理と、一般表示処理と、特別表示処理とを行い、
    識別コード受信処理は、識別コードを受信したとき、当該識別コードが記憶手段に存在するか否かを検索し、存在する場合は、確認フラグをセットし、
    一般表示処理は、一般表示コマンドを受信したとき、表示手段に一般メニューを表示させ、
    特別表示処理は、特別表示コマンドを受信したとき、確認フラグがセットされている場合のみ表示手段に特別メニューを表示させる
    カラオケ装置。
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