JP3854874B2 - ショーケースの商品棚 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種飲食物の小売店または飲食店等の店内に設置されるショーケースの商品棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のショーケースとしては、例えば特開2000−237000公報等に記載されているように、前面、背面及び両側面を透明ガラス板で囲まれた商品収納部と、商品収納部内に互いに上下方向に間隔をおいて設けられた複数の商品棚とを備え、各商品棚に任意の商品を陳列するようにしたものが知られている。
【0003】
図5乃至図7は前記商品棚の従来例を示すもので、同図に示す商品棚10は、商品収納部内に取付けられる棚本体11と、棚本体11に支持された棚板12とから構成されている。棚本体11は複数の棒状部材によって形成され、その幅方向両端の前後には商品収納部側の取付孔に挿入される挿入部11aが突設されている。棚板12の幅方向両端側には下方に延びる折曲部12aがそれぞれ設けられ、図7に示すように各折曲部12aを棚本体11の所定の棒状部材11bに溶接によって接合することにより、棚板12を棚本体11に取付ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、棚板12を棚本体11に溶接によって接合する場合には、溶接作業による工数の増加を来たすとともに、接合部に溶接跡が残るため、洗浄や塗装による仕上げが必要となり、組立作業が煩雑になるという問題点があった。
【0005】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、棚板を棚本体に容易に取付けることのできるショーケースの商品棚を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1では、ショーケースの商品収納部内に取付けられる棚本体と、棚本体に取付けられた棚板とからなるショーケースの商品棚において、前記棚板の幅方向両端のそれぞれに棚本体の所定部位に弾性変形しながら係合する係合部を設けている。
【0007】
これにより、棚板が係合部の弾性変形によって棚本体に係合することから、棚板と棚本体とを溶接等によって接合する必要がない。
【0008】
また、請求項2では、請求項1記載のショーケースの商品棚において、前記係合部に棚本体の係合部分を受容する凹部を設けている。
【0009】
これにより、請求項1の作用に加え、棚本体の係合部分が係合部の凹部に受容されることから、係合部が棚本体に確実に係合する。
【0010】
また、請求項3では、請求項1または2記載のショーケースの商品棚において、前記係合部に棚本体の係合部分との当接により係合部を所定方向に案内しながら弾性変形させる案内部を設けている。
【0011】
これにより、請求項1または2の作用に加え、係合部の案内部が棚本体の係合部分に当接すると、係合部が案内部に案内されながら弾性変形することから、係合部が容易に棚本体に係合する。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4は本発明の一実施形態を示すもので、図1はショーケースの全体斜視図、図2はその概略正面断面図、図3は商品棚の分解斜視図、図4は棚板の取付工程を示す正面断面図である。
【0013】
同図に示すショーケースは、縦長に形成されたショーケース本体1と、ショーケース本体1内に形成された商品収納部2と、ショーケース本体1の下部に形成された機械室3と、商品収納部2内に設けられた複数の商品棚4とから構成されている。
【0014】
ショーケース本体1は商品収納部2の前面及び背面をそれぞれ開閉する透明ガラス製の扉1aを有し、商品収納部2の両側面は同じく透明ガラス製の側板1bによってそれぞれ覆われている。また、商品収納部2の周囲にはそれぞれ柱状部材をなす計4本の化粧枠1cが立設され、各化粧枠1cの上端にはショーケース本体1の上面をなす天板1dが取付けられている。
【0015】
商品収納部2は底面板2aによって機械室3側と仕切られており、その内部を機械室3側から送風される冷気によって冷却されるようになっている。
【0016】
機械室3は断熱壁3aによって囲まれた通風路3bを有し、通風路3bの一端側及び他端側はそれぞれ商品収納部2内に連通している。通風路3b内には蒸発器3c及び送風機3dが設けられ、図2に示すように通風路3bの一端側から吸入した商品収納部2の空気を蒸発器3cによって冷却し、通風路3bの他端側から商品収納部2側へ吐出するようになっている。尚、図示していないが、機械室3内には蒸発器3cに接続された冷凍回路の圧縮機、凝縮器等の冷凍機器が収容されている。
【0017】
各商品棚4は、商品収納部2内に取付けられる棚本体5と、棚本体5に取付られた棚板6とからなり、棚本体5は複数の棒状部材5a〜5eによって形成されている。即ち、棚本体5は、その前端側から幅方向両端側に亘って略コ字状に形成された主部材5aと、棚本体5の幅方向に延びる前端側部材5b及び後端側部材5cと、前後方向に延びる計3本の中央側部材5dと、棚本体5の幅方向両端にそれぞれ配置される計2本のガード部材5eとからなる。
【0018】
主部材5aは前端側及び後端側をそれぞれ前端側部材5b及び後端側部材5cに接合されるとともに、その前端側には上方に屈曲するガード部5fが設けられている。前端側部材5b及び後端側部材5cは、その両端にそれぞれ商品収納部2側の取付孔(図示せず)に挿入される挿入部5gが設けられ、前端側部材5bの挿入部5gは前方に延び、後端側部材5cの挿入部5gは後方に延びている。各中央側部材5dは、互いに棚本体5の幅方向に等間隔をおいて配置され、それぞれ両端を前端側部材5b及び後端側部材5cに接合されている。各ガード部材5eは、その両端側及び中央側の一部を除いて上方に屈曲するように形成され、それぞれ両端を前端側部材5b及び後端側部材5cに接合されている。
【0019】
棚板6は棚本体5とほぼ同等の大きさに形成された板状の部材からなり、その幅方向両端には棚本体5と係合する弾性変形可能な係合片6aがそれぞれ設けられている。各係合片6aは棚板6の幅方向両端部を下方に折り曲ることによって形成され、棚本体5の主部材5aとガード部材5eとの間に挿入されるようになっている。係合片6aには棚本体5の主部材5aを受容する凹部6bが設けられ、凹部6bは係合片6aの一部を外側に湾曲させることによって形成されている。更に、係合片6aには棚本体5の主部材5aとの当接により係合部6aを弾性変形させる案内部6cが設けられ、案内部6cは係合片6aの先端側を外側に向かって斜め下方に折り曲げることによって形成されている。また、棚板6の前端には上方に屈曲するガード部6dが設けられている。
【0020】
即ち、前記商品棚4の棚板6を棚本体5に取付ける場合には、棚板6を棚本体5の上方に位置させるとともに、棚板6の各係合片6aを棚本体5の主部材5aとガード部材5eとの間に挿入する。その際、図4(a) に示すように係合片6aを主部材5aに向かって押圧すると、係合片6aの案内部6cが主部材5aに当接し、図4(b) に示すように案内部6cによって係合片6aが外側に案内されながら弾性変形する。そして、主部材5aが案内部6cを乗り越えると、主部材5aが係合片6aの凹部6bに受容されるとともに、弾性変形した係合片6aが元の状態に復帰し、図4(c) に示すように主部材5aが係合片6aによって保持される。
【0021】
このように、本実施形態によれば、商品棚4の棚板6に棚本体5の主部材5aに弾性変形しながら係合する係合片6aを設けたので、棚板6と棚本体5とを溶接等によって接合する必要がなく、棚板6を棚本体5に極めて容易に取付けることができる。
【0022】
また、係合片6aに棚本体5の主部材5aを受容する凹部6bを設けたので、係合片6aを棚本体5に確実に係合させることができ、棚板6の取付不良を生ずることがないという利点がある。
【0023】
更に、係合片6aの先端側に、主部材5aとの当接により係合片6aを外側に案内しながら弾性変形させる案内部6cを設けたので、係合片6aに主部材5aを容易に係合させることができ、棚板6の取付工程における作業性の向上を図ることができる。
【0024】
また、前記実施形態では、前面、背面及び両側面を透明ガラスで覆うようにしたショーケースを示したが、例えば前面を開口したオープンショーケースなど、他の形態のショーケースの商品棚にも本発明を適用することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1のショーケースの商品棚によれば、棚板と棚本体とを溶接等によって接合する必要がないので、棚板を棚本体に極めて容易に取付けることができる。
【0026】
また、請求項2によれば、請求項1の効果に加え、係合部を棚本体に確実に係合させることができるので、棚板の取付不良を生ずることがないという利点がある。
【0027】
また、請求項3によれば、請求項1または2の効果に加え、係合部に棚本体の係合部分を容易に係合させることができるので、棚板の取付工程における作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すショーケースの全体斜視図
【図2】ショーケースの概略正面断面図
【図3】商品棚の分解斜視図
【図4】棚板の取付工程を示す正面断面図
【図5】従来例を示す商品棚の分解斜視図
【図6】従来例を示す商品棚の斜視図
【図7】従来例の棚板の取付工程を示す正面断面図
【符号の説明】
1…ショーケース本体、2…商品収納部、4…商品棚、5…棚本体、6…棚板、6a…係合片、6b…凹部、6c…案内部。
Claims (3)
- ショーケースの商品収納部内に取付けられる棚本体と、棚本体に取付けられた棚板とからなるショーケースの商品棚において、
前記棚板の幅方向両端のそれぞれに棚本体の所定部位に弾性変形しながら係合する係合部を設けた
ことを特徴とするショーケースの商品棚。 - 前記係合部に棚本体の係合部分を受容する凹部を設けた
ことを特徴とする請求項1記載のショーケースの商品棚。 - 前記係合部に棚本体の係合部分との当接により係合部を所定方向に案内しながら弾性変形させる案内部を設けた
ことを特徴とする請求項1または2記載のショーケースの商品棚。
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