JP2020039668A - 商品陳列棚 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、載置した商品を加熱する機能を有する商品陳列棚において、その商品陳列棚の商品を載せる面が傷付いた場合、その傷を隠して商品陳列棚の美観を維持することを目的とする。【解決手段】ショーケースの商品陳列室内に収容される商品陳列棚12であって、棚下板13と、棚下板13の上に配置される加熱板14と、加熱板14を覆うとともに上面に商品が載置される表裏逆向き可能なリバーシブル構造の棚上板15とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、ショーケースの商品陳列室内に収容される商品陳列棚に関する。
従来、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗では各種のショーケースが使用されており、その中には、商品陳列室内に上下方向に複数段の商品陳列棚を備えたものがある。これらの商品陳列棚の中には、下記特許文献1に記載されたように商品を冷温蔵切り替え可能なものが知られている。また、下記特許文献2に記載されたように、商品陳列棚の上に載置された商品を商品仕切用ワイヤで左右方向に仕切るものが知られている。
特開2007−275489号公報 特開2007−295992号公報
しかしながら、特許文献1に記載された商品陳列棚では、商品陳列棚の上面が載置した商品(例えば、缶コーヒー)と擦れて傷付き美観が損なわれた場合、その商品陳列棚の交換は容易でないため、美観が損なわれた商品陳列棚が継続使用されている。
また、特許文献2に記載されたショーケースでは、商品仕切用ワイヤは商品陳列棚の前後に設けられた取付溝や取付孔に差し込んで取付けられているが、取付溝や取付孔のピッチが小さいため、商品仕切用ワイヤの取付状態が左右方向に傾く場合がある。そして、商品仕切用ワイヤが傾くと、商品陳列棚の手前側又は奥側に商品を載置することができないデッドスペースができやすくなり、商品陳列棚の上に載置できる商品の数が少なくなり、また、載置された商品の整列状態の美観が損なわれるため、商品仕切用ワイヤの取付作業をやり直さねばならず作業性が悪かった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、載置した商品を加熱する機能を有する商品陳列棚において、その商品陳列棚の商品を載置する面が傷付いた場合、その傷を隠して商品陳列棚の美観を維持することができる商品陳列棚を提供することである。
本発明に係る商品陳列棚は、棚下板と、前記加棚下板の上に配置される加熱板と、前記加熱板を覆うとともに上面に商品が載置される表裏逆向き可能なリバーシブル構造の棚上板とを有する。
また、前述の商品陳列棚において、前記棚上板の上方に着脱可能に配置され、前記棚上板の上面に載置された前記商品を左右方向に仕切るデバイダと、前記デバイダに設けられ、前記棚上板の浮き上がりを押える押え部と、を有することが望ましい。
また、前述の商品陳列棚において、前記デバイダの前方側に、下向きに突出して前記棚下板に上下方向向きに形成された前部側差し込みスロットに差し込まれる前部側差し込み部が設けられ、前記デバイダの後方側に、後ろ向きに突出して前記棚下板に前後方向向きに形成された後部側差し込みスロットに差し込まれる後部側差し込み部が設けられていることが望ましい。
また、前述の商品陳列棚において、前記後部側差し込み部と前記前部側差し込み部とは、各々の前記デバイダごとに複数個ずつ設けられていることが望ましい。
また、前述の商品陳列棚において、前記棚上板の上面に載置された前記商品が手前側に落下することを規制する棚フェンスが前記商品陳列棚の手前側に着脱可能に取付られ、前記棚フェンスは前記デバイダの上部を下向きに押えていることが望ましい。
本発明に係る商品陳列棚によれば、棚上板の上面がこの棚上板の上面に載置された商品により傷付けられた場合には、リバーシブル構造の棚上板を表裏逆向きとすることによりその傷を隠し、商品陳列棚の美観を維持することができる。
デバイダの押え部によって棚上板が浮き上がることを防止することができる。さらに、棚上板を表裏逆向きとする作業は、デバイダを取外し、棚上板を裏返しにすればよく、容易に行うことができる。
デバイダの取付は、デバイダの前部差し込み部が棚下板の前部側差し込みスロットに下向きに差し込まれ、後部側差し込み部が棚下板の後部側差し込みスロットに後ろ向きに差し込まれて行われており、デバイダの前後において差し込み方向が異なるためにデバイダは棚下板から外れにくくなり、デバイダが棚上板を押える性能を高めることができる。
前部側差し込み部と後部側差し込み部とが各々のデバイダごとに複数個ずつ設けられているため、複数の前部側差し込み部を前部側差し込みスロットに差し込み、複数の後部側差し込み部を後部側差し込みスロットに差し込むことにより、デバイダを斜めに傾くことなく前後方向にまっすぐ配置することができ、デバイダの取付作業性を向上させることができる。
棚フェンスがデバイダを下向きに押えることにより、棚上板の浮き上がりをより一層防止することができる。
商品陳列部を備えたショーケースを示す断面側面図である。 商品陳列棚を示す側面図である。 商品陳列棚を示す分解側面図である。 商品陳列棚の一部を示す斜視図である。
本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明する。図1はショーケース1の全体構造を示す断面側面図で、このショーケース1は、断熱材で形成された断面形状コの字型のショーケース本体2を有している。ショーケース本体2の正面側には開口3が形成され、ショーケース本体2の内部には商品陳列室4が形成されている。
また、ショーケース本体2の内部には背面板5が設けられており、この背面板5とショーケース本体2の内周面との間に冷気が流れる冷気ダクト6が形成されている。冷気ダクト6内には、冷気ダクト6内の空気を冷やすことにより冷気を生成する冷却器7と、生成された冷気を矢印方向に送風するファン8とが設けられている。
冷気ダクト6の上部側と下部側とは、ショーケース1の手前側に屈曲しており、冷気ダクト6の上部手前側には、冷気ダクト6内を送風された冷気が下向きに吹き出す冷気吹出口9が設けられている。また、冷気ダクト6の下部手前側には、冷気吹出口9から吹き出した冷気が吸い込まれる冷気吸込口10が設けられている。冷気吹出口9から吹き出して冷気吸込口10に吸い込まれる冷気は、矢印で示すように開口3を覆う冷気のエアカーテンを形成している。
背面板5における商品陳列室4側の面には、上下方向に沿って複数のブラケット11が取付けられている。各ブラケット11には、商品陳列棚12が支持されている。
商品陳列棚12は、図2及び図3に示すように、棚下板13と、棚下板13の上に配置される加熱板14と、加熱板14を覆うとともに上面に商品が載置される棚上板15と、棚上板15の前後方向に延出して棚上板15の上面に載置された商品を左右方向に仕切るデバイダ16とを有している。
棚下板13は、皿形状に形成されて商品陳列棚12の底板となる部材であり、この棚下板13の先端側には、先端側立上り部17と、棚フェンス取付部18とが設けられている。棚フェンス取付部18には、棚上板15の上面に載置された商品がショーケース1の手前側に落下することを防止する棚フェンス19が着脱可能に取付けられている。棚下板13の後端部には、後端側立上り部20が形成されている。
また、棚下板13の先端側立上り部17には、図4に示すように、左右方向に配列された複数の前部側差し込みスロット21が形成されている。さらに、棚下板13の後端側立上り部20には、図4に示すように、左右方向に配列された複数の後部側差し込みスロット22が形成されている。
加熱板14は、同一平面上において多数のU字が連続して形成されるよう、いわゆるつづら折り状に折り曲げられたアルミヒータ14aを有しており、このアルミヒータに通電されることにより発熱する。
棚上板15は、熱伝導性の良好な金属板であり、下面を加熱板14に接触させて加熱板14を覆うように配置され、その上面に商品が載置される部材である。棚上板15の前後の両端には、棚下板13の先端側立上り部17と後端側立上り部20とに当接して棚上板15の配置位置を位置決めするための折曲部23a、23bが形成されている。この棚上板15は、上面と下面とを表裏逆向きにして使用することが可能なリバーシブル構造とされており、2つの折曲部23a、23bは逆向きに折り曲げられている。
デバイダ15は、金属や樹脂により形成された部材であり、棚上板15の上方に、デバイダ16の長手方向を棚上板15の前後方向に向けて配置されており、棚上板15の上面に載置された商品を左右方向に仕切っている。デバイダ16の前方側には、下向きに突出し、棚下板13の先端側立上り部17に形成された前部側差し込みスロット21に差し込まれる一対の前部側差し込み部24が形成されている。また、棚下板13の後方側には、後ろ向きに突出し、棚下板13の後端側立上り部20に形成された後部側差し込みスロット22に差し込まれる一対の後部側差し込み部25が形成されている。さらに、デバイダ16の前方側には、前部側差し込み部24が前部側差し込みスロット21に差し込まれた場合に、棚上板15の浮き上がりを押える押え部26が形成されている。
ここで、棚フェンス19を棚フェンス取付部18に取付けた場合、棚フェンス19がデバイダ16の前部側の傾斜部27に当接し、棚フェンス19がデバイダ16を下向きに押えるようになっている。
このような構成において、このショーケース1では、商品陳列棚12の棚上板15の上面に、冷却する必要がある商品、又は、加熱する必要がある商品が載置される。
商品陳列棚12の棚上板15の上面に冷却する必要がある商品を載置した場合には、冷却器7とファン8とが駆動され、冷却器7が駆動されることにより冷気が生成され、その冷気がファン8の駆動により送風される。送風された冷気は冷気ダクト6内を矢印で示すように流れて冷気吹出口9から吹き出し、冷気吹出口9から吹出した冷気は図1に示すように開口3を覆う冷気のカーテンを形成し、その冷気のカーテンを形成した冷気は冷気吸込口10から冷気ダクト6内に吸込まれる。
一方、商品陳列棚12の棚上板15の上面に加熱する必要がある商品を載置した場合には、冷却器7とファン5との駆動を停止させ、加熱板14のアルミヒータ14aに通電する。この通電により加熱板14が加熱され、加熱板14で発生した熱が棚上板15の上面に載置した商品に伝え、その商品を加熱する。
ここで、棚上板15の上面が載置された商品と擦れて傷付き、商品陳列棚12の美観が損なわれる場合がある。このような場合には、この棚上板15がリバーシブル構造であるので、棚上板15を表裏逆向きとすることによりその傷を隠すことができ、商品陳列棚12の美観を維持することができる。
棚上板15を表裏逆向きにする作業は、棚フェンス19を棚フェンス取付部18から取外し、ついで、デバイダ16を取外し、ついで、棚上板15を取外し、取外した棚上板15を表裏逆向きとし、再び、デバイダ16、棚フェンス19を取付けることにより行う、ここで、棚フェンス19を棚フェンス取付部18に着脱する作業、デバイダ16を着脱する作業、棚上板15を表裏逆向きにする作業に際しては工具を必要とせず、手間をかけず容易に行うことができる。
デバイダ16の取付けが終了した状態においては、デバイダ16の押え部26が棚上板15を下向きに押えており、棚上板15の浮き上がりを押えることができる。さらに、棚フェンス19が棚フェンス取付部18に取付られた場合には、取付けられた棚フェンス19がデバイダ16の傾斜部27に当接してデバイダ16を下向きに押えるので、棚上板15の浮き上がりをより一層押えることができる。
また、デバイダ16の取付は、デバイダ16の前部差し込み部24が棚下板13の前部側差し込みスロット21に下向きに差し込まれ、後部側差し込み部25が棚下板13の後部側差し込みスロット22に後ろ向きに差し込まれて行われている。これにより、デバイダ16の前後において差し込み方向が異なるため、デバイダ16は棚下板13から外れにくくなり、デバイダ16が棚上板15を押える性能を高めることができる。
デバイダ16の前部側差し込み部24と後部側差し込み部25とが各々2つずつ形成されているので、2つの前部側差し込み部24を前部側差し込みスロット21に差し込むとともに、2つの後部側差し込み部25を後部側差し込みスロット22に差し込むことにより、デバイダ16を斜めに傾くことなく前後方向にまっすぐ配置することができる。これにより、デバイダ16の取付け状態が傾いたためにデバイダ16の取付けをやり直すということが発生せず、デバイダ16の取付作業性を向上させることができる。
1 ショーケース
2 ショーケース本体
3 開口
4 商品陳列室
5 背面板
6 冷気ダクト
7 冷却器
8 ファン
9 冷気吹出口
10 冷気吸込口
11 ブラケット
12 商品陳列棚
13 棚下板
14 加熱板
15 棚上板
16 デバイダ
17 先端側立上り部
18 棚フェンス取付部
19 棚フェンス
20 後端側立上り部
21 前部側スロット
22 後部側スロット
23a、23b 折曲部
24 前部側差し込み部
25 後部側差し込み部
26 押え部
27 傾斜部

Claims (5)

  1. ショーケースの商品陳列室内に収容される商品陳列棚であって、
    棚下板と、
    前記加棚下板の上に配置される加熱板と、
    前記加熱板を覆うとともに上面に商品が載置される表裏逆向き可能なリバーシブル構造の棚上板と、
    を有する商品陳列棚。
  2. 前記棚上板の上方に着脱可能に配置され、前記棚上板の上面に載置された前記商品を左右方向に仕切るデバイダと、
    前記デバイダに設けられ、前記棚上板の浮き上がりを押える押え部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の商品陳列棚。
  3. 前記デバイダの前方側に、下向きに突出して前記棚下板に上下方向向きに形成された前部側差し込みスロットに差し込まれる前部側差し込み部が設けられ、前記デバイダの後方側に、後ろ向きに突出して前記棚下板に前後方向向きに形成された後部側差し込みスロットに差し込まれる後部側差し込み部が設けられていることを特徴とする請求項2記載の商品陳列棚。
  4. 前記後部側差し込み部と前記前部側差し込み部とは、各々の前記デバイダごとに複数個ずつ設けられていることを特徴とする請求項3記載の商品陳列棚。
  5. 前記棚上板の上面に載置された前記商品が手前側に落下することを規制する棚フェンスが前記商品陳列棚の手前側に着脱可能に取付られ、前記棚フェンスは前記デバイダの上部を下向きに押えていることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載の商品陳列棚。
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