JP3853952B2 - 粉末化粧品収納容器本体 - Google Patents
粉末化粧品収納容器本体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3853952B2 JP3853952B2 JP36916897A JP36916897A JP3853952B2 JP 3853952 B2 JP3853952 B2 JP 3853952B2 JP 36916897 A JP36916897 A JP 36916897A JP 36916897 A JP36916897 A JP 36916897A JP 3853952 B2 JP3853952 B2 JP 3853952B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- frame
- peripheral wall
- outward
- outward flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はコンパクト容器等、化粧品収納ドラムを有する化粧品収納容器本体に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば実公平7‐11694 号公報が示すように、底壁から周壁を起立して形成する収納室内へ、皿状ないし椀状に設けた、弾性変形自在な化粧品収納用ドラムを、上方からの押下げにより収納室内での圧縮が自在に嵌合させ、該ドラムの上端開口面を枠付きメッシュ部材で閉塞する化粧品収納容器本体が知られている。尚該容器本体は、その容器本体後部に蓋体を枢着させて該蓋体を容器本体上面へ嵌合させてもよく、又別部材としての蓋体を設けてその容器本体へ嵌合させてもよい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記容器本体は、ドラム上端開口面を閉塞する枠付きメッシュ部材をパフで押下げ、そのドラム内の粉末化粧品をメッシュ通過によりパフに付着させて使用するものであり、メッシュ部材押下げの際にドラムが弾性変形してそのドラム内の粉末化粧品がほぐされ、上記パフ押下げによるドラムの圧縮で粉末化粧料が押固められることを防止するものであるが、そのドラムは底部が小さく、上部が大径で、その周壁部分は内面が凹状でかつ外面が凸状に形成されているから、上記パフ使用の際、極く軽くメッシュに触れた程度ではドラムが弾性変形しないことも考えられる。
【0004】
本発明は軽くメッシュに触れただけでもドラムが弾性変形して、該ドラム内の粉末化粧料がほぐされ、メッシュを通過可能な良好な粉末状態を常に保てるよう設けたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、底壁2から周壁3を起立して、形成した収納室内へ、皿状ないし椀状に設けた弾性変形自在な粉末化粧品収納用ドラム11を、上方からの押下げにより収納室内での圧縮が自在に嵌合させ、該ドラムの上端開口面を、枠付きメッシュ部材21で閉塞する化粧品収納容器本体1において、上記ドラムの周壁13を、上方と外方とへ交互に複数回屈曲して、階段状ないし蛇腹状に上外方へ拡開起立させると共に、その周壁 13 先端部に付設した外向きフランジ状の取付け板部 17 と、上記枠付きメッシュ部材 21 の枠 22 下面とを凹凸の嵌合手段で嵌合させた。
【0006】
第2の手段として、上記第1の手段を有すると共に上記ドラム周壁13上端の外向きフランジ14外周から、短筒部15を垂下して該短筒部下端から上外方へ弯曲壁部16を起立し、かつ該弯曲壁部上端に外向きフランジ状に取付け板部17を付設しておき、又枠22の内周部下面へ上記外向きフランジ14上面を摺動自在に当接させて、収納室周壁3の上部内へ上下動可能に枠付きメッシュ部材21を嵌合させ、枠22の外周部下面と取付け板部17上面との凹凸の嵌合手段の内周面と上記外向きフランジおよび短筒部15の上部外面との間に、ドラム周壁上端拡径用の間隙27を周設した。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下図面について説明すると、1は化粧品収納容器本体で、底壁2外周から周壁3を起立してその内部に収納室を形成する。底壁中央部は図示のように僅かに台状に隆起させ、該隆起部4に平面十字状等の溝5を穿設するとよい。該溝については後述する。尚上記収納室は容器本体の一部で形成してもよく、この場合は底壁他部上方をパフ収納室或いは、化粧用筆等の収納室にする。
【0008】
上記収納室内へは、化粧品収納ドラム11を嵌合させる。該ドラムは皿状ないし椀状とし、かつ弾性変形自在に設けたものであり、既述隆起部4上へ載置させた底板12外周から周壁13を、上方と外方とへ交互に複数回屈曲して、階段状ないし蛇腹状に上外方へ拡開起立させて形成する。図実施形態では周壁13上端の厚肉の外向きフランジ14外周から、短筒部15を垂下して、該短筒部下端から上外方へ弯曲壁部16を起立し、該弯曲壁部上端に外向きフランジ状に取付け板部17を付設し、該板部の径方向中間上面から嵌合筒18を起立している。その取付け板部17外面は容器本体周壁3内面に沿って上下動可能としている。
【0009】
上記ドラム11の上端開口面は、枠付きメッシュ部材21で閉塞している。該部材は容器本体周壁3内へ上下動自在に嵌合させた枠22の内周部上面にメッシュ23の外周部を貼着等して枠にメッシュを張設したものであり、その枠は剛性部材とし、かつその外周部下面へは既述嵌合筒18を嵌合させる凹溝24を周設している。その凹溝は二重筒状に内外筒部25,26 を垂下し、それ等両筒間に形成しているが、その内筒部25の内周面と上記外向きフランジ14および短筒部15の外面との間には、ドラム周壁13上端の拡径用間隙27を周設している。上記嵌合筒18と凹溝24とは、枠22の外周部下面と取付け板部17上面との嵌合手段を形成するものであり、よってそれ等嵌合筒と凹溝とを逆に設けてもよい。
【0010】
図実施形態においては、ドラム周壁上端の外向きフランジ14外周から、短筒部15を垂下して該短筒部下端から上外方へ弾性弯曲壁部16を起立したが、上記短筒部15および弯曲壁部16は必ずしも必要とせず、外向きフランジを外方へ延長して取付け板部17としてもよい。尚外向きフランジ14上面は、枠22の内周部下面へ摺動自在に当接させている。
【0011】
上記構成において、パフ等でメッシュ23を押下げすると、ドラム内収納粉末が或る程度少くなった状態では図2のように枠付きメッシュ部材21がドラム11を弾性変形させて押下げする。該弾性変形の際、ドラム周壁13は底板12外周部を支点として外方へ押倒され、図示のように短筒部15および弯曲壁部16を設けかつそれ等と嵌合手段の内周面との間に間隙27を設けた場合は、ドラム周壁13上端が弾性に抗して拡開されることで外向きフランジ14が嵌合手段内周面へ押付けられ、又上記間隙27を有しない場合はドラム周壁上端を拡開することなく、階段状ないし蛇腹状部分を弾性変形させる。又このとき、底板12は図示のように中央部を押上げて弯曲し、又パフを除くとドラム11は図1のように弾性復元する。尚ドラムの底板12が弾性に富む場合はメッシュを介してドラムが押下げられたとき、その底板下面が隆起部4上面へ吸着するおそれがあるが、その隆起部への溝5穿設でその吸着を防止することが出来る。
【0012】
【発明の効果】
本発明は既述構成とするものであり、皿状ないし椀状に設けた弾性変形自在な粉末化粧品収納用ドラム11の周壁13を、上方と外方とへ交互に複数回屈曲して、階段状ないし蛇腹状に上外方へ拡開起立させたから、そのドラム周壁上面を閉塞する枠付きメッシュ部材21を介してパフ等で押下げたとき、僅かな力で上記周壁3および底板12を弾性変形させることが出来、よって既述従来例に比べて、そのドラム内粉末化粧品の揉みほぐしを効果的に行うことが出来、パフ押下げによるドラム圧縮での粉末化粧品の固化を防止できる。
【0013】
ドラム周壁上端の外向きフランジ14外周から短筒部15を垂下し、該短筒部下端から上外方へ弾性弯曲壁部16を起立して、その上端に外向きフランジ状に取付け板部17を付設し、該取付け板上面と枠付きメッシュ部材21の枠外周部下面とを凹凸の嵌合手段で嵌合させ、かつその嵌合手段内周面と外向きフランジ14および短筒部15の上部外面との間に、ドラム周壁上端拡開用の間隙27を設けることで、上記押下げの際その間隙巾だけドラム周壁上端の径は拡開することとなり、従って上記粉末化粧品揉みほぐし効果を更に高めることが出来る。
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器本体の横断面図である。
【図2】 図1の枠付きメッシュ部材を押下げた状態で示す横断面図である。
【符号の説明】
1…化粧品容器本体 5…溝
11…ドラム 13…周壁
21…枠付きメッシュ部材 22…枠
Claims (2)
- 底壁2から周壁3を起立して、形成した収納室内へ、皿状ないし椀状に設けた弾性変形自在な粉末化粧品収納用ドラム11を、上方からの押下げにより収納室内での圧縮が自在に嵌合させ、該ドラムの上端開口面を、枠付きメッシュ部材21で閉塞する化粧品収納容器本体1において、上記ドラムの周壁13を、上方と外方とへ交互に複数回屈曲して、階段状ないし蛇腹状に上外方へ拡開起立させると共に、その周壁 13 先端部に付設した外向きフランジ状の取付け板部 17 と、上記枠付きメッシュ部材 21 の枠 22 下面とを凹凸の嵌合手段で嵌合させた
ことを特徴とする化粧品収納容器本体。 - 上記ドラム周壁13上端の外向きフランジ14外周から、短筒部15を垂下して該短筒部下端から上外方へ弯曲壁部16を起立し、かつ該弯曲壁部上端に外向きフランジ状に取付け板部17を付設しておき、又枠22の内周部下面へ上記外向きフランジ14上面を摺動自在に当接させて、収納室周壁3の上部内へ上下動可能に枠付きメッシュ部材21を嵌合させ、枠22の外周部下面と取付け板部17上面との凹凸の嵌合手段の内周面と上記外向きフランジおよび短筒部15の上部外面との間に、ドラム周壁上端拡径用の間隙27を周設した
ことを特徴とする請求項1記載の化粧品収納容器本体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36916897A JP3853952B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 粉末化粧品収納容器本体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36916897A JP3853952B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 粉末化粧品収納容器本体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11187925A JPH11187925A (ja) | 1999-07-13 |
JP3853952B2 true JP3853952B2 (ja) | 2006-12-06 |
Family
ID=18493741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36916897A Expired - Fee Related JP3853952B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | 粉末化粧品収納容器本体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3853952B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101856005B1 (ko) * | 2014-02-14 | 2018-06-20 | 주식회사 엘지생활건강 | 화장품 용기 |
US10524558B2 (en) | 2016-06-10 | 2020-01-07 | Lg Household & Health Care Ltd. | Cosmetic vessel |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001286332A (ja) * | 2000-04-11 | 2001-10-16 | Yoshida Industry Co Ltd | 網付レフィル容器 |
JP4626863B2 (ja) * | 2000-05-19 | 2011-02-09 | 株式会社資生堂 | レフィール容器 |
JP2002291521A (ja) * | 2001-04-03 | 2002-10-08 | Yoshida Industry Co Ltd | 網付パウダー容器 |
KR200473573Y1 (ko) * | 2013-08-21 | 2014-07-11 | (주)아모레퍼시픽 | 스크린망과 주름저장부를 구비한 파운데이션 용기 |
KR200482299Y1 (ko) * | 2014-09-22 | 2017-01-10 | (주)아모레퍼시픽 | 수평으로 접혀지는 주름저장부를 구비한 파운데이션 용기 |
JP2018089013A (ja) * | 2016-11-30 | 2018-06-14 | 株式会社吉野工業所 | パウダー容器 |
-
1997
- 1997-12-25 JP JP36916897A patent/JP3853952B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101856005B1 (ko) * | 2014-02-14 | 2018-06-20 | 주식회사 엘지생활건강 | 화장품 용기 |
US10010153B2 (en) | 2014-02-14 | 2018-07-03 | Lg Household & Health Care Ltd. | Cosmetic container |
US10426246B2 (en) | 2014-02-14 | 2019-10-01 | Lg Household & Health Care Ltd. | Cosmetic container |
US10869534B2 (en) | 2014-02-14 | 2020-12-22 | Lg Household & Health Care Ltd. | Cosmetic container |
US10874191B2 (en) | 2014-02-14 | 2020-12-29 | Lg Household & Health Care Ltd. | Cosmetic container |
US10524558B2 (en) | 2016-06-10 | 2020-01-07 | Lg Household & Health Care Ltd. | Cosmetic vessel |
US11490711B2 (en) | 2016-06-10 | 2022-11-08 | Lg Household & Health Care Ltd. | Cosmetic vessel |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11187925A (ja) | 1999-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3853952B2 (ja) | 粉末化粧品収納容器本体 | |
CN106455792B (zh) | 具有可用作手柄的盖的敷抹器 | |
US6629537B2 (en) | Make-up case with seal | |
JPH03119315U (ja) | ||
KR102094759B1 (ko) | 양변기용 압축기 | |
JP3865144B2 (ja) | 化粧用コンパクト容器 | |
JP3684007B2 (ja) | 化粧料容器 | |
JPH0518406U (ja) | 粉末化粧料用容器 | |
US20230111787A1 (en) | Personal Massage Device Having at Least One Sealed Chamber | |
JP3065222U (ja) | 伸縮管の位置決め装置 | |
JP2508496Y2 (ja) | コンパクト容器 | |
JPH1146848A (ja) | 化粧料容器 | |
JPH01101426U (ja) | ||
JP2515204Y2 (ja) | 化粧用コンパクト容器 | |
KR200270388Y1 (ko) | 훌라후프 기능을 가진 굴렁쇠 | |
JP3672743B2 (ja) | 洗眼器 | |
JP4245683B2 (ja) | 粉末化粧品収納容器本体 | |
JPH01135020U (ja) | ||
JPH088877Y2 (ja) | 筆型塗抹液容器 | |
JPH0625222Y2 (ja) | 液体注出容器 | |
JPH0344101Y2 (ja) | ||
JPH0158802U (ja) | ||
JPH0448163U (ja) | ||
CN2477116Y (zh) | 清洁型座便装置 | |
JPH03119317U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050902 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051220 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100915 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110915 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130915 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |