JP3852824B2 - 金属薄板の積層式電磁溶接方法 - Google Patents

金属薄板の積層式電磁溶接方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属薄板を電磁力によって溶接する金属薄板の積層式電磁溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来困難とされたアルミニウムの溶接が可能であり、また、アルミニウムと鉄のような異種金属の溶接も可能な電磁溶接法が本願発明者の1名により考えられ、実用化が進められているところである。この電磁溶接法は特開平11−192562に示されるように、被溶接物の金属薄板を重ねて平板状コイルの間に置き、コイルに大電流を流して溶接するものである。被溶接物を挟む平板状コイルの少なくとも一方には電流が集中して流れる集中部が設けられており、平板状コイル間に重ねて挟まれた被溶接物である金属薄板は集中部に対向する位置で溶接される。平板状コイルに大電流を流す手段としては、直流高圧電源装置によってコンデンサを充電し、コンデンサに蓄えられた電荷をスイッチを通して瞬間的にコイルに放電する方法が用いられている。
【0003】
ここで要する直流高圧電源装置の電圧は例えば5〜15kV、コンデンサの容量は50〜200μFであり、これによる放電電流の波高値は100kA以上に達し、その放電時間は100μ秒以下である。この電磁溶接法で金属薄板を溶接する場合、溶接しようとする材料に応じてコイルに流す電流値、電流波形等の溶接条件を設定するわけであるが、異種金属を溶接する場合にはその設定が難しいという問題があった。すなわち、2種の金属を溶接する場合には、その何れかの材料に合わせて溶接条件を設定していたが、電流が大きすぎれば溶け過ぎ、電流が不足すれば変形するだけで接合せず、充分な接合強度を持った溶接を行なうことができなかった。特に溶接条件が著しく異なる材料を溶接することは不可能であった。また、同種の金属であっても溶接が困難なものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題点を解決し、溶接条件の著しく異なる異種金属や溶接の困難な金属を溶接することができ、電磁溶接後の被溶接物の変形を少なくできる金属薄板の積層式電磁溶接方法を提供するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の問題を解決するためになされた請求項1の発明は、電流の集中部を設けた2枚の平板状のコイルの間に、金属薄板からなる2枚の被溶接物を絶縁フィルムで挟んで置き、コイルに大電流を流して2枚の被溶接物を溶接する金属薄板の積層式電磁溶接方法において、2枚の被溶接物は材質の異なるものとし、2枚の被溶接物の一方とその外側の前記絶縁フィルムとの間に、他方の被溶接物と同一材質の金属薄板からなる当て板を、一方の被溶接物との間に絶縁フィルムを挟んで重ねて溶接することを特徴とするものである。この請求項1の発明では、他方の被溶接物と重ねる当て板が非磁性であることが好ましい。
【0006】
また、同一の問題を解決するためになされた請求項3の発明は、電流の集中部を設けた2枚の平板状のコイルの間に、金属薄板からなる2枚の被溶接物を絶縁フィルムで挟んで置き、コイルに大電流を流して2枚の被溶接物を溶接する金属薄板の積層式電磁溶接方法において、2枚の被溶接物の両側とそれらの外側の前記絶縁フィルムとの間に、非磁性の当て板を各被溶接物との間に絶縁フィルムを挟んで重ね、被溶接物を挟みこんで溶接することを特徴とするものである。この請求項3の発明では、2枚の被溶接物の材質を異なるものとすること、あるいは、2枚の被溶接物の材質を同一のものとすることができる。
【0007】
さらに、同一の問題を解決するためになされた請求項6の発明は、電流の集中部を設けた平板状のコイル上に絶縁フィルムを挟んで金属薄板からなる2枚の被溶接物を置き、コイルに大電流を流して2枚の被溶接物を溶接する金属薄板の積層式電磁溶接方法において、2枚の被溶接物のうちコイルに近い側の被溶接物を非磁性とし、他方の被溶接物に非磁性の金属薄板からなる当て板を重ねたうえ圧接保持して溶接することを特徴とするものである。
請求項6の発明においても、2枚の被溶接物と当て板との間に、絶縁フィルムを挟んで溶接することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の金属薄板の積層式電磁溶接方法の実施形態について、図を参照しながら具体的に説明する。
図1ないし図3は本発明の請求項1ないし5の発明の金属薄板の積層式電磁溶接方法に使用する電磁溶接機の例を示すもので、箱型の機台1上に下部平板状コイル2が絶縁材3により絶縁して固定してある。下部平板状コイル2の上面には上部平板状コイル4を絶縁材5により固定した可動枠6が設けてあり、該可動枠6の後側は機台1の後部に枢着部材7を設けて枢着し、前部を開閉動可能としてある。機台1の後側にはコンデンサ8が設けてあり、該コンデンサ8の接地側極は接続板9により下部平板状コイル2の後端に接続してある。下部平板状コイル2には図3に示すように中間に集中部10が設けてあり、上部平板状コイル4にも同様に集中部11が設けてある。下部平板状コイル2の集中部10と上部平板状コイル4の集中部11とは、可動枠6を下部平板状コイル2上に閉じたとき対向するようにしてある。
【0009】
また、下部平板状コイル2と上部平板状コイル4の前端の端面は可動枠6を閉じたとき同一平面になるようにしてあり、上部平板状コイル4の後端は可動枠6に固定した放電ギャップスイッチを構成する一方の放電電極12に接続してある。機台1の後部には可動枠6を下部平板状コイル2上に閉じたときに放電電極12と対向して放電ギャップスイッチを構成する他方の放電電極13が機台1から絶縁して取り付けてあり、該放電電極13はコンデンサ8の他極に接続してある。さらに、放電電極12には図示しないトリガー電極が付設してあり、機台1の前部には接触子14が移動機構15により前後動自在に機台1から絶縁して取り付けてある。該接触子14は、可動枠6を下部平板状コイル2上に閉じたときに移動させ、同一平面になっている下部平板状コイル2と上部平板状コイル4の前端の端面に接触して導通させるためのものである。16は可動枠6を開閉する際に把持するための把手である。
【0010】
前記のような構成の電磁溶接機の可動枠6を開き、下部平板状コイル2の集中部10上に2枚の被溶接物の溶接すべき部分を載せ、可動枠6を閉じると、被溶接物の溶接すべき部分は集中部10と集中部11に挟まれることとなる。このとき、被溶接物と集中部10、11との間にはそれぞれ絶縁シートを挟んでおく。接触子15を移動させて下部平板状コイル2と上部平板状コイル4の前端の間を導通させ、コンデンサ8を図示しない直流高圧電源装置により充電する。コンデンサ8の充電を待って充電を停止させ、図示しない制御装置からトリガー電極に電圧を与えると放電電極12、13の間で放電が始まって放電ギャップスイッチが導通し、コンデンサ8の電荷は放電電極13、放電電極12、上部平板状コイル4、接触子15、下部平板状コイル2、接続板9の回路を通って放電し、集中部10、11の間に挟まれた被溶接物が溶接されるものである。
【0011】
請求項1又は2の発明では、図4に示すように下部平板状コイル2の集中部10の上に絶縁フィルム31、第1の被溶接物41、第2の被溶接物42、絶縁フィルム32、第1の被溶接物41と同一材質の金属薄板からなる当て板51、絶縁フィルム33を順次重ね、上部平板状コイル4の集中部11を臨ませる。第1の被溶接物41と第2の被溶接物42とは通常の電磁溶接方法では溶接できない材質のものである。この状態で第1の被溶接物41と同一材質の金属薄板を溶接するに必要な電流を集中部10、11に流すと、第2の被溶接物42の両面から第1の被溶接物41と当て板51が押し付けられ、溶接面に圧縮力が加わって第1の被溶接物41と第2の被溶接物42とが溶接される。第2の被溶接物42の両面から加わる力はほぼ等しく、これにより溶接時の変形が少ない利点がある。第2の被溶接物42と当て板51との間に絶縁フィルム32を挿入しない場合には、第1の被溶接物41と第2の被溶接物42とが溶接され、さらにこれに当て板51として配置した金属薄板が同時に溶接される。第1の被溶接物41としては例えばアルミニウムA1050のような非磁性で導電率の高い金属が好ましく、第2の被溶接物42としては鉄SPCE、銅C1100、マグネシウム合金AZ31、ステンレス鋼SUS304等が適する。また、アルミニウムA5052、ニッケル、燐青銅、チタン等も溶接可能である。
【0012】
アルミニウムと鉄とを通常の方法で電磁溶接しようとして集中部10、11に電流を流すと、鉄材には渦電流と磁化電流とが流れる。鉄材に侵入する磁束が大きいと渦電流は増加するが、磁性体である鉄材は磁気飽和して磁化電流が流れなくなる。また、表皮効果の深さも増大し、電流密度が低下する。その結果、電流による接合面の加熱効率が低下し、接合に必要な温度まで上昇しないこととなって溶接できない。ここで、図4に示すようにアルミニウムの当て板51を置いた場合には、当て板51の厚さや電流波形すなわち磁束の変化速度を適切に選ぶことにより鉄材に侵入する磁束を制御でき、溶接中に鉄材が飽和しないようにすることで表皮効果の深さを浅くすることができる。これにより、渦電流及び磁化電流による接合面の過熱を効率よく行なうことができ、溶接できることとなる。鉄材は融点が高く、しかも硬いのでアルミニウム材と溶接するためには上記のように鉄材の表面だけを集中的に加熱することが好ましく、同時に、アルミニウム材の第1の被溶接物41と当て板51により充分な電磁力による圧縮力を加えることが好ましい。
【0013】
請求項3ないし5の発明では、図5に示すように下部平板状コイル2の集中部10の上に絶縁フィルム31、当て板51、絶縁フィルム32、第1の被溶接物41、第2の被溶接物42、絶縁フィルム33、当て板52、絶縁フィルム34を順次重ね、上部平板状コイル4の集中部11を臨ませる。第1の被溶接物41と第2の被溶接物42とは通常の電磁溶接方法では溶接が困難あるいは溶接できない材質のものである。この状態で当て板51、52と同一材質の金属薄板を溶接するに必要な電流を集中部10、11に流すと、第1の被溶接物41と第2の被溶接物42には両面から当て板51と当て板52が押し付けられ、溶接面に圧縮力が加わって第1の被溶接物41と第2の被溶接物42とが溶接される。第1の被溶接物41と第2の被溶接物42の両面から加わる力はほぼ等しく、これにより溶接時の変形が少ない利点がある。溶接する金属薄板の材質が異なる場合の第1の被溶接物41、第2の被溶接物42の材質として好ましいものは請求項1又は2の発明の場合と同様であり、アルミニウムA5052と銅C1100との溶接も可能である。
【0014】
また、例えば銅C1100、アルミニウムA5052のような同種で溶接が困難な金属薄板もこの方法で溶接が可能となる。すなわち、銅C1100の場合にはアルミニウムA1050に比べて大電流を必要とするものが当て板51、52としてアルミニウムA1050を置くことによりアルミニウムA1050の溶接条件と同等の電流で溶接可能となる。アルミニウムA5052の場合には周波数の高い大電流を流すことにより溶接可能であるが、当て板51、52としてアルミニウムA1050を置くことによりアルミニウムA1050の溶接条件と同等の電流で溶接可能となる。このように当て板51、52を置くことにより、第1の被溶接物41、第2の被溶接物42に加わる磁界が制御され、溶接が困難あるいは溶接できない材質の異種金属あるいは同種金属が溶接可能となるものである。このように請求項3ないし5の発明によれば、通常の溶接条件では溶接が困難な金属薄板も、極端な大電流や高い周波数の電流を流すことなく溶接することができ、コンデンサの変更、充電電源の変更等を要しない利点がある。
【0015】
図6及び図7は本発明の請求項6の発明の金属薄板の積層式電磁溶接方法に使用する電磁溶接機の例を示すもので、箱型の機台1上に導電板17が絶縁材18により絶縁して固定してある。導電板17の上面には絶縁板19を介して平板状コイル20が設けてあり、該平板状コイル20には集中部21が設けてある。機台1の後側にはコンデンサ8が設けてあり、該コンデンサ8の接地側極は接続板9により導電板17の後端に接続してある。平板状コイル20の後端は放電ギャップスイッチを構成する一方の放電電極12に接続してあり、放電ギャップスイッチを構成する他方の放電電極13はコンデンサ8の他極に接続してある。さらに、放電電極12には図示しないトリガー電極が付設してある。平板状コイル20の上方には支持板22が昇降自在に設けてあり、該支持板の下面は絶縁性と耐熱性のある材質で構成したものとし、図示しない昇降機構により上下動されるようにしてある。
【0016】
請求項6の発明では、図8に示すように平板状コイル20の集中部21の上に絶縁フィルム31、第1の被溶接物41、第2の被溶接物42を順次重ね、支持板22を下降させて第2の被溶接物42に当接させる。この状態で第1の被溶接物41を溶接するに必要な電流を集中部21を流すと、集中部21で発生した磁束は第1の被溶接物41に侵入して減衰し、減衰した低密度の磁束が第2の被溶接物42に侵入する。例えば、第1の被溶接物41をアルミニウム、第2の被溶接物42を鉄材とした場合には、第2の被溶接物42である鉄材に侵入する磁束が減衰していることから溶接中に飽和することがなく、表皮効果の深さを浅くすることができる。これにより、渦電流及び磁化電流は鉄材表面のごく薄い、狭い範囲に流れることとなるので鉄材接合面の過熱が効率よく行なわれる。さらに、コイル側から接合面に働く電磁力と鉄材側から接合面に働く機械的な力とにより圧接され、渦電流と磁化電流とで効率よく加熱されたアルミニウム材と鉄材の接合面は充分な溶接強度を持って溶接される。この請求項6の発明による場合には、被溶接物を平板状コイルの間に挟む必要がないので、電磁溶接機の構造が簡単になり、また、溶接操作も容易になる利点がある。
【0017】
【発明の効果】
以上説明した本発明によれば、直接電磁溶接することが困難あるいは不可能な異種金属あるいは同種金属の溶接が可能であり、特にアルミニウムと鉄の溶接においても、充分な溶接強度が得られるものである。また、電磁溶接後の被溶接物の変形が少なく、3層の溶接を同時に1工程でできる利点がある。さらに、平板状コイルにより挟むことなくコイルの片側に被溶接物を置いて溶接することもでき、より多様な溶接を実現できる金属薄板の積層式電磁溶接方法を提供するものとして業界に寄与するところ極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に使用する電磁溶接機の例を示す側面図である。
【図2】本発明の実施に使用する電磁溶接機の例を示す平面図である。
【図3】平板状コイルの形状を示す外観図である。
【図4】被溶接物の配置の例を示す概念図である。
【図5】被溶接物の配置の別の例を示す概念図である。
【図6】本発明の実施に使用する電磁溶接機の別の例を示す側面図である。
【図7】本発明の実施に使用する電磁溶接機の別の例を示す平面図である。
【図8】被溶接物の配置の別の例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 機台
2 下部平板状コイル
3 絶縁材
4 上部平板状コイル
5 絶縁材
6 可動枠
7 枢着部材
8 コンデンサ
9 接続板
10、11 集中部
12、13 放電電極
14 接触子
15 移動機構
16 把手
17 導電板
18 絶縁材
19 絶縁板
20 平板状コイル
21 集中部
22 支持板
31、32、33、34 絶縁フィルム
41 第1の被溶接物
42 第2の被溶接物
51、52 当て板

Claims (7)

  1. 電流の集中部を設けた2枚の平板状のコイルの間に、金属薄板からなる2枚の被溶接物を絶縁フィルムで挟んで置き、コイルに大電流を流して2枚の被溶接物を溶接する金属薄板の積層式電磁溶接方法において、2枚の被溶接物は材質の異なるものとし、2枚の被溶接物の一方とその外側の前記絶縁フィルムとの間に、他方の被溶接物と同一材質の金属薄板からなる当て板を、一方の被溶接物との間に絶縁フィルムを挟んで重ねて溶接することを特徴とする金属薄板の積層式電磁溶接方法。
  2. 他方の被溶接物と重ねる当て板が非磁性であることを特徴とする請求項1に記載の金属薄板の積層式電磁溶接方法。
  3. 電流の集中部を設けた2枚の平板状のコイルの間に、金属薄板からなる2枚の被溶接物を絶縁フィルムで挟んで置き、コイルに大電流を流して2枚の被溶接物を溶接する金属薄板の積層式電磁溶接方法において、2枚の被溶接物の両側とそれらの外側の前記絶縁フィルムとの間に、非磁性の当て板を各被溶接物との間に絶縁フィルムを挟んで重ね、被溶接物を挟みこんで溶接することを特徴とする金属薄板の積層式電磁溶接方法。
  4. 2枚の被溶接物の材質が異なるものであることを特徴とする請求項3に記載の金属薄板の積層式電磁溶接方法。
  5. 2枚の被溶接物の材質が同一であることを特徴とする請求項3に記載の金属薄板の積層式電磁溶接方法。
  6. 電流の集中部を設けた平板状のコイル上に絶縁フィルムを挟んで金属薄板からなる2枚の被溶接物を置き、コイルに大電流を流して2枚の被溶接物を溶接する金属薄板の積層式電磁溶接方法において、2枚の被溶接物のうちコイルに近い側の被溶接物を非磁性とし、他方の被溶接物に非磁性の金属薄板からなる当て板を重ねたうえ圧接保持して溶接することを特徴とする金属薄板の積層式電磁溶接方法。
  7. 2枚の被溶接物と当て板との間に、絶縁フィルムを挟んで溶接することを特徴とする請求項6に記載の金属薄板の積層式電磁溶接方法。
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