JP2003260569A - 電磁溶接機用立体コイル - Google Patents

電磁溶接機用立体コイル

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JP2003260569A
JP2003260569A JP2002062822A JP2002062822A JP2003260569A JP 2003260569 A JP2003260569 A JP 2003260569A JP 2002062822 A JP2002062822 A JP 2002062822A JP 2002062822 A JP2002062822 A JP 2002062822A JP 2003260569 A JP2003260569 A JP 2003260569A
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Japan
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coil
welding machine
upper coil
electromagnetic welding
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JP2002062822A
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English (en)
Inventor
Tomokatsu Aizawa
友勝 相澤
Takashi Ozaki
崇 小崎
Koichi Masuda
幸一 増田
Yuji Yonenaga
裕司 米永
Masabumi Matsuda
正文 松田
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Chuo Seisakusho KK
Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Chuo Seisakusho KK
Japan Science and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非平面形状の溶接線を有するワークを電磁溶接
機で溶接することができるようにする電磁溶接機用立体
コイルを提供する。 【解決手段】2枚のコイルの間に被溶接物である金属薄
板を重ねて置き、コイルに大電流を流して非平面形状の
金属薄板を溶接する電磁溶接機に使用する電磁溶接機用
立体コイルであって、上側コイル11と下側コイル2と
からなり、上側コイル11に取り付けた上コイル15の
通電部分及び下側コイル2に取り付けた下コイル6の通
電部分を非平面形状の溶接線に合わせた形状とした。上
コイル15及び下コイル6にはそれぞれ通電部分を支持
する上コイル支持台18及び下コイル支持台10を上側
コイル11及び下側コイル2と一体に固定することが好
ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非平面形状の金属
薄板を電磁力によって溶接する電磁溶接機に使用する電
磁溶接機用立体コイルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来困難とされたアルミニウムの溶接が
可能であり、また、例えばアルミニウムと鉄のような異
種金属の溶接も可能な電磁溶接法が本願発明者の1名に
より考えられ、実用化が進められている。この電磁溶接
法は特開平11−192562に示されるように、被溶
接物である金属薄板を重ねて平板状コイルの間に置き、
コイルに大電流を流して溶接するものである。被溶接物
を挟む平板状コイルの少なくとも一方には電流が集中し
て流れる電流集中部が設けられており、平板状コイル間
に重ねて挟まれた被溶接物である金属薄板は電流集中部
に対向する位置で溶接される。
【0003】この電磁溶接法では基本的に被溶接物を平
板状コイルの間に置いて溶接するものであって、コイル
は平板状であり、被溶接物は平板状コイルで挟むことが
できる平面のものに限られていた。そのため、プレス加
工されたワークのような曲面を有する非平面形状のワー
クを溶接することは試みられておらず、電磁溶接法の応
用範囲が拡大しないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決し、非平面形状の溶接線を有するワークを電磁溶
接機で溶接することができるようにする電磁溶接機用立
体コイルを提供するためになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めになされた本発明の電磁溶接機用立体コイルは、2枚
のコイルの間に被溶接物である金属薄板を重ねて置き、
コイルに大電流を流して非平面形状の金属薄板を溶接す
る電磁溶接機に使用する電磁溶接機用立体コイルであっ
て、上側コイルと下側コイルとからなり、上側コイル及
び下側コイルの通電部分を非平面形状の溶接線に合わせ
た形状としたことを特徴とするものである。上側コイル
及び下側コイルにはコイルの通電部分を支持する支持台
を上側コイル及び下側コイルと一体にそれぞれ固定する
ことが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を、図を
参照しながら具体的に説明する。図1は本発明の電磁溶
接機用立体コイルを取り付けた状態の電磁溶接機の外観
を示すものであって、箱型の機台1上に下側コイル2が
固定してある。図2及び図3は下側コイル2の詳細を示
すもので、絶縁材からなる基板3上面の前部と後部に下
コイル取り付け台4、5が取り付けてあり、該下コイル
取り付け台4、5にはそれぞれ下コイル6の両端が取り
付けてある。下コイル6は通電部分を一定の断面を持つ
棒状としたものであって、通電部分の上面はワークの溶
接線に沿った曲面としてある。
【0007】前部の下コイル取り付け台4には一方の上
コイル接続受け口7が設けてあり、後部の下コイル取り
付け台5には後方へ伸びる接続板8が接続してある。ま
た、基板3の後端には他方の上コイル接続受け口9が下
コイル取り付け台5及び接続板8と絶縁して取り付けて
ある。10は硬質の絶縁材からなり下コイル6を機械的
に保持する下コイル支持台であって、下コイル6の通電
部分を下面及び側面から保持するような形状としてあ
り、基板3に固定してある。
【0008】図4及び図5は上側コイル11の詳細を示
すもので、絶縁材からなる基板12下面の前部と後部に
上コイル取り付け台13、14が取り付けてあり、該上
コイル取り付け台13、14にはそれぞれ上コイル15
の両端が取り付けてある。上コイル15は通電部分を一
定の断面を持つ棒状としたものであって、通電部分の下
面はワークの溶接線に沿った曲面としてある。また、上
コイル取り付け台13、14にはそれぞれ上コイル接続
ピン16、17が下方に向けて突設してある。18は硬
質の絶縁材からなり上コイル15を機械的に保持する上
コイル支持台であって、上コイル15の通電部分を上面
及び側面から保持するような形状としてあり、基板12
に固定してある。
【0009】下コイル6の通電部分の上面及び上コイル
15の通電部分の下面は前記のように何れもワークの溶
接線に沿った曲面としたものであるが、各コイル6及び
15の通電方向の曲線に対する接線が対向するワークの
接線と平行になるように形状を定めることが好ましい。
これによってワークの各部分の厚み方向と各コイル6及
び15に流れる電流の方向とが直交することとなり、溶
接時ワークの面と直角に圧縮力が作用することとなる。
【0010】上側コイル11は機台1の上方に設けた昇
降装置19により昇降される昇降桿20の下端に固定
し、昇降動自在にしてある。上側コイル11と下側コイ
ル2とは対向させてあり、上側コイル11を降下させた
状態では上コイル15と下コイル6とは被溶接物及び被
溶接物の両面を挟む絶縁シートに相当する間隔を空けて
対向し、上コイル接続ピン16及び17はそれぞれ上コ
イル接続受け口7及び9に嵌合される。
【0011】機台1の後側にはコンデンサ21が設けて
あり、該コンデンサ21の接地側極には接続板8が接続
してある。また、コンデンサ21の他極は放電ギャップ
スイッチを構成する1対の放電電極22、22を経由し
て、上コイル接続受け口9に接続してある。なお、放電
電極22、22には放電ギャップスイッチを構成するた
めに図示しないトリガー電極が付設してある。
【0012】前記のように構成した上側コイル11を昇
降装置19を作動させて上昇させ、下側コイル2の下コ
イル6上に被溶接物の溶接すべき部分を載せ、上側コイ
ル11を降下させると、被溶接物の溶接すべき部分は上
コイル15と下コイルに挟まれることになる。図6は上
側コイル11を下降させる途中の状態、図7は下降を終
わった状態を示すものである。上コイル接続ピン16及
び17はそれぞれ上コイル接続受け口7及び9に嵌合さ
れ、コンデンサ21から放電電極22、22、上コイル
接続受け口9、上コイル接続ピン17、上コイル15、
上コイル接続ピン16、上コイル接続受け口7、下コイ
ル6を通り、接続板8からコンデンサ21に戻る回路が
形成される。なお、被溶接物を上コイル15と下コイル
6に挟む際に、被溶接物の両面を絶縁シートで挟んでお
くことは従来の電磁溶接を行なう場合と同様である。
【0013】コンデンサ21を図示しない直流高圧電源
装置により充電し、充電完了後図示しない制御装置から
トリガー電極に電圧を与えると、放電電極22、22の
間で放電が始まって放電ギャップスイッチが導通し、コ
ンデンサ21の電荷は放電電極22、22から上コイル
接続受け口9、上コイル接続ピン17、上コイル15、
上コイル接続ピン16、上コイル接続受け口7、下コイ
ル6を通って放電され、上コイル15と下コイル6に挟
まれた被溶接物が溶接される。
【0014】このとき、上コイル15及び下コイル6の
通電部分には大きな力が加わるが、それぞれ上コイル支
持台18及び下コイル支持台10により支持されてお
り、変形することはない。上コイル15及び下コイル6
の通電部分の断面形状は、溶接条件に合わせて矩形とす
る他、被溶接物に対向する側の断面形状を円、楕円、放
物線の一部からなる曲線、台形等とすることができる。
被溶接物に対向する側の断面形状を円、楕円、放物線の
一部からなる曲線とした場合には低いエネルギーで強固
に接合できる利点があり、台形とした場合には接合線が
細く、被溶接物の接合面が平滑で良好となる利点があ
る。
【0015】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、従来試み
られることのなかった非平面形状の溶接線を有する曲面
のワークを溶接することができ、より多様な溶接を実現
できる電磁溶接機用立体コイルを提供するものとして業
界に寄与するところ極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁溶接機用立体コイルを取り付けた
状態を示す電磁溶接機の側面図である。
【図2】下側コイルの平面図である。
【図3】下側コイルの側面図である。
【図4】上側コイルの底面図である。
【図5】上側コイルの側面図である。
【図6】上側コイルの降下途中の状態の側面図である。
【図7】溶接時の側面図である。
【符号の説明】
1 機台 2 下側コイル 3 基板 4、5 下コイル取り付け台 6 下コイル 7 上コイル接続受け口 8 接続板 9 上コイル接続受け口 10 下コイル支持台 11 上側コイル 12 基板 13、14 上コイル取り付け台 15 上コイル 16、17 上コイル接続ピン 18 上コイル支持台 19 昇降装置 20 昇降桿 21 コンデンサ 22 放電電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小崎 崇 愛知県名古屋市千種区鹿子町5丁目12番地 (72)発明者 増田 幸一 愛知県豊田市柿本町6丁目17番地34 (72)発明者 米永 裕司 愛知県名古屋市名東区八前2丁目1203番 (72)発明者 松田 正文 愛知県名古屋市中村区東宿町2丁目144番

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚のコイルの間に被溶接物である金属薄
    板を重ねて置き、コイルに大電流を流して非平面形状の
    金属薄板を溶接する電磁溶接機に使用する電磁溶接機用
    立体コイルであって、上側コイルと下側コイルとからな
    り、上側コイル及び下側コイルの通電部分を非平面形状
    の溶接線に合わせた形状としたことを特徴とする電磁溶
    接機用立体コイル。
  2. 【請求項2】上側コイル及び下側コイルにはコイルの通
    電部分を支持する支持台を上側コイル及び下側コイルと
    一体にそれぞれ固定したことを特徴とする請求項1に記
    載の電磁溶接機用立体コイル。
JP2002062822A 2002-03-08 2002-03-08 電磁溶接機用立体コイル Withdrawn JP2003260569A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8899084B2 (en) 2011-10-10 2014-12-02 Dana Automotive Systems Group, Llc Magnetic pulse welding and forming for plates

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US8899084B2 (en) 2011-10-10 2014-12-02 Dana Automotive Systems Group, Llc Magnetic pulse welding and forming for plates

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