JP3852395B2 - 2−シアノアクリレート用硬化判定剤及び硬化判定方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬化に応じた変色を利用する2−シアノアクリレート用硬化判定剤に関するものである。
特に、当該硬化判定剤の添加により、硬化前の2−シアノアクリレート系硬化性組成物着色させたものは接着、充填または表面処理のために、該組成物を施した部位を視覚で容易に認識できるものと、硬化後無色または淡色に変化するものは、接着、充填または表面処理を施した部位の外観を良好するという、2−シアノアクリレート用硬化判定剤に関するもので、また、該硬化判定剤を用いた2−シアノアクリレートの硬化判定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
2−シアノアクリレートは、瞬間的にアニオン重合し、強固な重合物を形成するので、2−シアノアクリレートを主成分とする硬化性組成物は、各種産業界、医療分野、レジャー分野及び一般家庭において、瞬間接着剤や速硬化性充填剤等として幅広く利用されている。
それら2−シアノアクリレート系硬化性組成物の硬化物は、一般的には無色透明で、接着、充填または表面処理部位が目立ち難く、美観を損ねないといった特長を有している。
しかしながら、塗布・充填時の液体状態、すなわち、硬化前においても無色透明であるため、塗布・充填または表面処理を施した部位が判り難く、また、塗布量が判別し難いといった作業面での欠点も併せ持っている。
【0003】
このような問題点を解決するために、従来から種々の方法が検討されてきた。
例えば、2−シアノアクリレート中に色材を添加する方法(特許文献1)や、2−シアノアクリレート中に発色性良好なアントラキノン系色材を配合する方法(特許文献2)が挙げられる。
更に、特定の蛍光を発する構造を有する色材を用いて紫外線を照射することにより視覚で認識する方法(特許文献3)や、塩基性染料と各種酸とからなる塩を添加することにより着色する方法(特許文献4)が挙げられる。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第2784127号明細書(カラム5)
【特許文献2】
米国特許第3699076号明細書(カラム3−5、カラム8)
【特許文献3】
米国特許第4405750号明細書(カラム4−5)
【特許文献4】
特開昭52−65531号公報(特許請求の範囲、第3頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
2−シアノアクリレート系硬化性組成物では、接着、充填または表面処理等を施した際に、塗布した接着剤や硬化物、さらには、硬化後の美観の面から、硬化後に目に見える部位やはみ出た部分等が視覚によって明確に判別できるかどうか(以下、「視認性」と称する。)が問題となる。
即ち、作業性が問題となる用途には、硬化前の状態では視認性の良好な程度に着色していることが好ましい。一方、接着後の外観を考えれば、硬化物やはみ出た部分が目立たないこと、即ち、無色透明または無色に近い方が好ましい。
【0006】
しかしながら、染料や顔料などの色材の配合で着色する方法では、通常の可視色材では塗布時の視認性は改善されるものの、硬化物も着色してしまうため美観が損なわれるという欠点を有している。また蛍光色材では紫外線を照射することにより視認性は発現するものの、紫外線照射装置が必要であることや、紫外線が人体に与える悪影響等いくつかの欠点を有する。
【0007】
本発明者等は、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、2−シアノアクリレートに特定の化合物を配合すると、驚くべき事に上記課題が悉く解消され、硬化前の2−シアノアクリレート系硬化性組成物を着色し、該組成物の硬化後は無色あるいは淡色となることを見出し、本発明を完成したのである。
【0008】
本発明は、上記のごとき従来技術の持つ欠点を改善し、硬化前の2−シアノアクリレート系硬化性組成物を着色し、該組成物の施工部位の視認性を良好とし、作業性を優れたものとし、硬化後は無色または淡色となり、接着、充填または表面部位の外観を良好とする、2−シアノアクリレートの硬化に応じて変色する2−シアノアクリレート用硬化判定剤及び2−シアノアクリレートの硬化判定方法提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の請求項1に記載の発明は、
pH1〜4の範囲に変色領域を有し、
2−シアノアクリレートの硬化に応じて変色する化合物からなること
を特徴とする2−シアノアクリレート用硬化判定剤である。
【0010】
また、本発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の2−シアノアクリレート用硬化判定剤において、
請求項1に記載の化合物が、
pH1〜4の領域において、有色から無色、又は淡色に変色するものであること
を特徴とするものである。
【0011】
また、本発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の2−シアノアクリレート用硬化判定剤において、
前記化合物が、
p H指示薬であること
を特徴とするものである。
【0012】
また、本発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の2−シアノアクリレート用硬化判定剤において、
前記化合物が、
メチルイエロー、メチルレッド、ペンタメトキシレッドであること
を特徴とするものである。
【0013】
さらに、本発明の請求項5に記載の発明は、
請求項1〜4のいずれかに記載の2−シアノアクリレート用硬化判定剤を用いること
を特徴とする2−シアノアクリレートの硬化判定方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
化合物>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤に使用する化合物としては、pH1〜4の範囲に変色域を有するもの、すなわち、2−シアノアクリレート系硬化性組成物のpHの変化により変色するものが挙げられ、代表的なものとしてpH指示薬、さらには、その性質を持つその他の化合物が挙げられる。
これらの化合物は2−シアノアクリレートに添加されると、2−シアノアクリレートの硬化に応じて変色するもので、2−シアノアクリレート系硬化性組成物の硬化過程で、硬化と並行して変色するものである。
本発明にとり好ましい化合物としては、pH指示薬が挙げられ、pH1〜4の範囲に変色域を有するpH指示薬では、酸性側は視認性良好な色を発色し、かつアルカリ性側は完全な無色または酸性側より淡色になるものが特に好ましく、変色前は視認可能な色であるが硬化後の色が視認性の低い、無色または淡色という変色が可能となる。
【0015】
また、本検討の本来の目的である、硬化前は着色しているが、硬化後は無色または淡色となるような2−シアノアクリレート用硬化判定剤だけでなく、硬化前は無色または淡色であるが、硬化後は着色するような2−シアノアクリレート用硬化判定剤や、硬化前、硬化後ともに着色しておりそれぞれの色が異なるような2−シアノアクリレート用硬化判定剤も種々の目的に応じて使用でき、pHにより変色する化合物から適当なものを選択して添加することにより得ることが出来る。
例えば、硬化前の2−シアノアクリレートに添加した時点、すなわち、酸性側では発色せずに無色透明であるが、pH2.5〜5での色を発色するpH指示薬を用いると、得られた2−シアノアクリレートは硬化前後で無色→有色と変色する。
【0016】
本発明で用いられる化合物の具体例としては、pH指示薬として用いられるブロモクレゾールグリーン、ブロモクレゾールパープル、ブロモチモールブルー、ブロモフェノールブルー、ブロモフェノールレッド、m−クレゾールパープル、o−クレゾールレッド、メチルイエロー、メチルレッド、メチルオレンジ、メチルバイオレット、ペンタメトキシレッド、ピロガロールレッド、チモールブルー等が挙げられる。
この中で、好ましい種類は、2−シアノアクリレートの硬化後は、硬化前と比較して淡色に変色する化合物で、メチルイエロー、メチルレッド等が挙げられ、更に好ましい種類は、硬化後に無色に変色する化合物で、ペンタメトキシレッド等が挙げられる。
これら化合物は、2−シアノアクリレートに添加されて硬化判定剤として用いられるもので、2−シアノアクリレートに配合することにより2−シアノアクリレートの硬化判定が可能となる。
【0017】
2−シアノアクリレートに対する化合物の配合量は、その種類によっても発色の程度が異なるので一概には規定できないが、通常0.5〜1500wtppm(以下、特に記載のない限り、単にppmという。)が好ましく、より好ましくは5〜500ppmである。これより多すぎる場合は2−シアノアクリレートの硬化性に悪影響を与え、これより少なすぎる場合は着色が薄すぎるため視認性が悪く好ましくない。
【0018】
<2−シアノアクリレート>
本発明の硬化判定剤を用いて作業性を向上し得る2−シアノアクリレートは、接着、充填または表面処理剤用途等に使用されるシアノアクリレート誘導体である。
【0019】
その具体例としては、メチル−2−シアノアクリレート、エチル−2−シアノアクリレート、プロピル−2−シアノアクリレート、イソプロピル−2−シアノアクリレート、ブチル−2−シアノアクリレート、イソブチル−2−シアノアクリレート、アミル−2−シアノアクリレート、ヘキシル−2−シアノアクリレート、シクロヘキシル−2−シアノアクリレート、オクチル−2−シアノアクリレート、2−エチルヘキシル−2−シアノアクリレート、アリル−2−シアノアクリレート、プロパルギル−2−シアノアクリレート、フェニル−2−シアノアクリレート、ベンジル−2−シアノアクリレート、メトキシエチル−2−シアノアクリレート、エトキシエチル−2−シアノアクリレート、テトラヒドロフルフリル−2−シアノアクリレート、2−クロロエチル−2−シアノアクリレート、3−クロロプロピル−2−シアノアクリレート、2−クロロブチル−2−シアノアクリレート、2,2,2−トリフルオロエチル−2−シアノアクリレートまたはヘキサフルオロイソプロピル−2−シアノアクリレート等が挙げられる。
【0020】
これらの2−シアノアクリレートは、1種類だけを用いて接着、充填または表面処理用などの硬化性組成物にしても良いし、2種類以上の2−シアノアクリレートを混合して用いても良い。
【0021】
<その他の成分>
本発明の硬化判定剤が添加される2−シアノアクリレート系硬化性組成物は、必須成分としての2−シアノアクリレートのほかに例えば、接着剤として使用する際には、必要に応じて、アニオン重合安定剤、ラジカル重合安定剤、増粘剤、硬化促進剤、可塑剤、チキソ性付与剤などが添加される。
【0022】
アニオン重合安定剤としては、従来公知のアニオン重合安定剤が使用でき、亜硫酸ガス、一酸化窒素、フッ化水素、スルトン化合物、BFエーテルコンプレックス、BF酢酸コンプレックスまたはBFメタノールコンプレックス、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等が挙げられる。
一般的に、その好ましい添加量は1wtppm〜1wt%の範囲である。
後述のとおり、これらは変色性能に与える影響が大きいため、組み合わせる硬化判定剤により適切な添加量を選択することが重要である。
【0023】
アニオン重合安定剤は、一般に酸性の化合物である。2−シアノアクリレート系硬化性組成物には、この他にも、合成過程で混入する解重合触媒由来の不純物や蒸留安定剤由来の不純物等、各種の酸性化合物を含んでいる。
本発明で硬化判定剤として使用する化合物、特にpH指示薬の変色は、これらの酸性化合物の種類や添加量等の影響を受ける。
例えば、BFエーテルコンプレックス、BF酢酸コンプレックスまたはBFメタノールコンプレックス等をアニオン重合安定剤として使用した場合は、化合物に要求されるpHが、やや酸性側にずれる(即ち、変色域が酸性側に移る)傾向がある。
酸性化合物は、このほかにも、2−シアノアクリレート系硬化性組成物としての硬化速度や製品ライフにも大きな影響を与えるため、目標とする硬化性能、製品ライフおよび変色性能等のいろいろな面から、適切な添加量や組み合わせを選択することが重要である。
【0024】
ラジカル重合安定剤としては、従来公知のラジカル重合安定剤が使用でき、具体的にはハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、カテコール、ピロガロール等が挙げられ、その好ましい添加量は1wtppm〜1wt%の範囲である。
【0025】
接着速度を速めるために、アニオン重合促進剤として、ポリアルキレンオキサイドおよびその誘導体、クラウンエーテルおよびその誘導体、シラクラウンエーテルおよびその誘導体、カリキサレン誘導体、チアカリキサレン誘導体等を添加することができる。
【0026】
増粘剤としては、従来公知の増粘剤が使用できる。
具体的には、ポリメチルメタクリレート、メチルメタクリレート/アクリル酸エステル共重合体、メチルメタクリレート/メタクリル酸エステル共重合体、セルロース誘導体等が挙げられ、その好ましい添加量は0.1〜20wt%の範囲である。
【0027】
可塑剤としては、従来公知の可塑剤が使用でき、アルキルフタレート、特定の多価(メタ)アクリレート等が挙げられ、その好ましい添加量は0.01〜30wt%の範囲である。
【0028】
チキソ性付与剤としては、従来公知のチキソ性付与剤が使用でき、具体的には疎水性シリカが挙げられ、その好ましい添加量は0.1〜20wt%の範囲である。
【0029】
上記以外にも目的に応じて、密着性付与剤、香料、充填剤、架橋剤、タフナー、重合開始剤、有機溶剤等が添加される。
これらに関しても、従来公知の技術は、全て2−シアノアクリレート系硬化性組成物に導入可能である。
【0030】
【作用】
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤が添加された2−シアノアクリレート系硬化性組成物は、例えば、硬化前は着色しているが、硬化後は無色または淡色となるという特徴を有するものである。
この変化は、系内のpHが、例えば、亜硫酸ガスをアニオン重合安定剤として使用した場合、添加している硬化判定剤の変化から考えて、硬化前でpH2〜3程度から硬化後では3.5〜4.5程度に変化していることによる。
このpHの変化は、主として硬化前では、水分が数十から数百ppm以下に保たれているが、硬化後は系内の水分が数千ppm以上に増加することに起因している。
また、これに加えて他の要因として、硬化時にアニオン重合安定剤の減少や、その他接着基材表面不純物の溶解等の酸性度が低くなる要因が働いている。
この変化により、通常重合禁止剤により、系内が強酸性である2−シアノアクリレート系硬化性組成物中の酸性度が若干低下する。
この系内に変色域の一部または全部がpH1〜4のいずれかに重なる適当な化合物、特にはpH指示薬を配合すると、硬化前は配合した色材の酸性側の色を有しても、硬化後はアルカリ性側の色を発色するものと推定される。
また、硬化後の2−シアノアクリレート系硬化性組成物は、おおよそpH=2.5〜5に相当すると考えられ、上述のpH1〜4には変色域を持たないものや、水分が少ない硬化前の状態では発色しないようなpH指示薬でも、2−シアノアクリレート系硬化性組成物の硬化物の有するpH=2.5〜5では発色するものもある。
これらの性質を利用して、前述したように有色から無色への変色や、有色から有色への変色、無色から有色への変色等も可能である。
【0031】
【実施例】
以下、実施例および比較例により更に詳しく本発明を説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものでない。
【0032】
評価の方法は、以下の通りにして行った。
(1)セットタイム測定方法
硬質塩化ビニル樹脂製テストピースを用い、JISK6861−1995に準じ測定した。
(2)接着強度測定方法
(硬質塩化ビニル樹脂)
JIS K 6861−1995に記載の、引張りせん断接着強さ試験に用いられる寸法の硬質塩化ビニル樹脂製テストピースを用い、接着剤組成物で張り合わせ、24時間養生した後に引張りせん断接着強さ試験を行った。
(3)外 観
(液外観)
塗布状態での液外観を観察するため、基材上に1滴(約0.02g)塗布した状態と同様の、約0.5mm厚みで白色ポリアセタール樹脂板上に塗布し、外観を観察した。
(硬化物外観)
前記の塗布状態での液外観と同様に、約0.5mm厚みで白色ポリアセタール樹脂板上に塗布し、温度25℃×60%RH24時間経過完全硬化後の外観を観察した。
【0033】
<実施例1>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのペンタメトキシレッドを、その含有率が1ppmになるようにエチル−2−シアノアクリレート(亜硫酸ガス50ppm添加)混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0034】
<実施例2>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのペンタメトキシレッドを、その含有率が10ppmになるように、実施例1と同じエチル−2−シアノアクリレート混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0035】
<実施例3>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのペンタメトキシレッドを、その含有率が100ppmになるように、実施例1と同じエチル−2−シアノアクリレート混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0036】
<実施例4>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのペンタメトキシレッドを、その含有率が1000ppmになるように、実施例1と同じエチル−2−シアノアクリレート混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0037】
<実施例5>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのブロモチモールブルーを、その含有率が10ppmになるように、実施例1と同じエチル−2−シアノアクリレート混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0038】
<実施例6>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのブロモチモールブルーを、その含有率が100ppmになるように、実施例1と同じエチル−2−シアノアクリレート混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0039】
<実施例7>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのブロモチモールブルーを、その含有率が1000ppmになるように、実施例1と同じエチル−2−シアノアクリレート混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0040】
<実施例8>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのメチルイエローを、その含有率が10ppmになるように、実施例1と同じエチル−2−シアノアクリレート混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0041】
<実施例9>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのメチルイエローを、その含有率が100ppmになるように、実施例1と同じエチル−2−シアノアクリレート混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0042】
<実施例10>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのメチルイエローを、その含有率が1000ppmになるように、実施例1と同じエチル−2−シアノアクリレート混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0043】
<実施例11>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのペンタメトキシレッドを、その含有率が100ppmになるように、エチル−2−シアノアクリレート(BFメタノールコンプレックス100ppm添加)混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0044】
<実施例12>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのブロモチモールブルーを、その含有率が100ppmになるように、実施例11と同じエチル−2−シアノアクリレート混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0045】
<実施例13>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのメチルイエローを、その含有率が100ppmになるように、実施例11と同じエチル−2−シアノアクリレート混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0046】
<実施例14>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのペンタメトキシレッドを、その含有率が100ppmになるように、イソプロピル−2−シアノアクリレート(亜硫酸ガス50ppm添加)混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0047】
<実施例15>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのブロモチモールブルーを、その含有率が100ppmになるように、実施例14と同じイソプロピル−2−シアノアクリレート混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0048】
<実施例16>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのメチルイエローを、その含有率が100ppmになるように、実施例14と同じイソプロピル−2−シアノアクリレート混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0049】
<実施例17>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのペンタメトキシレッドを、その含有率が100ppmになるように、エトキシエチル−2−シアノアクリレート(亜硫酸ガス50ppm添加)混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0050】
<実施例18>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのブロモチモールブルーを、その含有率が100ppmになるように、実施例17と同じエトキシエチル−2−シアノアクリレート混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0051】
<実施例19>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのメチルイエローを、その含有率が100ppmになるように、実施例17と同じエトキシエチル−2−シアノアクリレート混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0052】
<実施例20>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのペンタメトキシレッドを、その含有率が50ppm、クラウンエーテルO−18の含有率が500ppmになるように、実施例11と同じエチル−2−シアノアクリレート混合して2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0053】
<実施例21>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのペンタメトキシレッドの含有率が50ppm、クラウンエーテルO−18の含有率が500ppm、ポリメチルメタクリレート(分子量100万)の含有率が4wt%になるように、実施例11と同じエチル−2−シアノアクリレートを用いて2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0054】
<実施例22>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのペンタメトキシレッドの含有率が50ppm、クラウンエーテルO−18の含有率が500ppm、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートの含有率が5wt%になるように、実施例11と同じエチル−2−シアノアクリレートを用いて2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0055】
<実施例23>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのペンタメトキシレッドの含有率が50ppm、クラウンエーテルO−18の含有率が500ppm、ジメチルフタレートの含有率が5wt%になるように、実施例11と同じエチル−2−シアノアクリレートを用いて2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0056】
<実施例24>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤としてのペンタメトキシレッドの含有率が50ppm、クラウンエーテルO−18の含有率が500ppm、アセチルクエン酸トリブチルの含有率が5%になるように実施例11と同じエチル−2−シアノアクリレートを用いて2−シアノアクリレート系硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0057】
<比較例1>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤を配合しない、エチル−2−シアノアクリレートからなる硬化性組成物(亜硫酸ガス50ppm添加)について前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0058】
<比較例2>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤を配合しない、エチル−2−シアノアクリレートからなる硬化性組成物(BFメタノールコンプレックス100ppm添加)について前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0059】
<比較例3>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤を配合しない、イソプロピル−2−シアノアクリレートからなる硬化性組成物(亜硫酸ガス50ppm添加)について前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0060】
<比較例4>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤を配合しない、エトキシエチル−2−シアノアクリレートからなる硬化性組成物(亜硫酸ガス50ppm添加)について前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0061】
<比較例5>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤の代わりに、マクロレックスレッド(バイエル社商品名)を、その含有率が100ppmになるように、比較例1と同じエチル−2−シアノアクリレート混合して接着剤用硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0062】
<比較例6>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤の代わりに、マクロレックスレッドを、その含有率が100ppmになるように、比較例2と同じエチル−2−シアノアクリレート混合して接着剤用硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0063】
<比較例7>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤の代わりに、マクロレックスレッドを、その含有率が100ppmになるように、比較例3と同じイソプロピル−2−シアノアクリレート混合して接着剤用硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0064】
<比較例8>
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤の代わりに、マクロレックスレッドを、その含有率が100ppmになるように、比較例4と同じエトキシエチル−2−シアノアクリレート混合して接着剤用硬化性組成物を調製し、前述の評価を行った。結果を表1に示した。
【0065】
【表1】
【0066】
表1の各実施例に記載のとおり、本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤の添加された2−シアノアクリレート系硬化性組成物は硬化前と硬化後では異なる色を持っていることが判る。
また、適当な配合量を選択することにより、硬化性能においても、本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤を添加しないものと同様のレベルを維持することが判る。
【0067】
一方、表1の比較例では本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤を添加しない場合は、硬化の前後いずれもが無色透明である。
また、色材を添加した場合は、いずれもが全く同じ色に着色しており、本発明のような変色効果は見られない。
【0068】
【発明の効果】
本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤は、2−シアノアクリレート系硬化性組成物に添加され、該組成物を着色し、視認性良好として作業性に優れたものとし、該組成物の硬化後は、無色または淡色にするため接着、充填または表面処理部位の外観を良好とする。
このため、本発明の2−シアノアクリレート用硬化判定剤の添加された2−シアノアクリレート系硬化性組成物は、作業性に優れておりかつ仕上がりが良好であるため、産業界や家庭、特に正確さが要求される用途において、塗布作業性と硬化性が高いレベルでバランスされているものとなる。
更に、良好な作業が可能となることから、各分野での使用を一層広め得るものである。また、接着、充填または表面処理に関する知識の乏しい一般消費者が使用する場合においても、塗布場所や量が判別し易く、かつ、はみ出した部分が仕上がりに与える影響を気にせず作業できるため、使い勝手が良く各種産業に与える効果は大である。

Claims (5)

  1. pH1〜4の範囲に変色領域を有し、
    2−シアノアクリレートの硬化に応じて変色する化合物からなること
    を特徴とする2−シアノアクリレート用硬化判定剤。
  2. 前記化合物が、
    pH1〜4の領域において、有色か無色、又は淡色に変色するものであること
    を特徴とする請求項1に記載の2−シアノアクリレート用硬化判定剤。
  3. 前記化合物が、
    pH指示薬であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の2−シアノアクリレート用硬化判定剤。
  4. 前記化合物が、
    メチルイエロー、メチルレッド、ペンタメトキシレッドであること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の2−シアノアクリレート用硬化判定剤。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の2−シアノアクリレート用硬化判定剤を用いること
    を特徴とする2−シアノアクリレートの硬化判定方法。
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