JP3850411B2 - 消火栓標識取付具及び地上式消火栓 - Google Patents

消火栓標識取付具及び地上式消火栓 Download PDF

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Description

本発明は消火栓に関し、特に消火栓の設置位置を表示するための標識が取り付けられるいわゆる地上式の消火栓に標識を取付けるための消火栓標識取付具に関し、またそのような消火栓標識取付具を備えた地上式消火栓に関する。
消火栓には、大別して路面下に設けられていて通常は路面と面一に設置された鉄製の蓋で隠されている埋設式と、地上に突設されている地上式とがある。地上式の消火栓は積雪時にもその所在を容易に認識可能とする必要から地上に突設されているが、多雪地帯においては積雪に埋没してしまう可能性もあるため、消火栓の近傍に消火栓標識が別途設置されていることが多い。
ところで、消火栓標識は従来は一般的には、一端部に消火栓標識が取付けられたポールの他端部を消火栓の設置位置の近傍の路面に掘削した竪穴に埋設して設置していた。このため、消火栓標識を設置するためには、アスファルト,コンクリート,レンガ等の路面を一旦掘削する必要があり、また消火栓標識を設置した後にはその周囲の路面を元の状態に修復する必要がある。このため、消火栓標識の設置には工事費が余分に必要であり、また消火栓標識が設置された後の路面の部分を元の状態と全く同様に補修することは事実上は不可能であるため、美観を損ねるという問題もあった。
このような事情から、本願出願人は先に「消火栓」の発明を出願した(特許文献1参照)。この特許文献1には、地上式の消火栓本体(ケーシング)の外側部に突起を具備すると共に、消火栓標識のポールには取付金具を取り付け、この取付金具を消火栓本体(ケーシング)に具備された突起にボルトで固定するようにしている。
この特許文献1に開示された発明では、上述の突起を消火栓本体(ケーシング)を鋳造する際に使用する鋳型を若干変更するのみで形成することが可能であるため、余分なコストもほとんど不要であると共に、なによりも消火栓標識のポールを埋設するために路面を掘削する必要が無いという利点がある。
特開平10−176349号公報
ところで、上述の特許文献1に開示された発明では、消火栓標識のポールに取付金具を取り付けた上でこの取付金具を消火栓本体(ケーシング)に具備された突起にボルト止めする構成であるため、消火栓標識のポールは間接的に消火栓本体(ケーシング)に固定されることになる。このため、積雪時には積雪の粘性等により消火栓標識のポールに加わる荷重に時として耐えられないという問題があった。また、幼児、泥酔者等が消火栓標識のポールを引っ張る等のいたずらによる荷重にも弱いという問題もあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、特許文献1に記載された発明の利点を生かしつつその更なる改良を図ったものであり、消火栓標識のポールを直接的に消火栓のケーシングに取り付けることにより、上述したような問題の解決を図った消火栓標識取付具及びそのような消火栓標識取付具を備えた地上式消火栓の提供を目的とする。
本発明に係る地上式消火栓のケーシングに消火栓標識を取り付けるための消火栓標識取付具の第1の発明は、一端部から他端部側へ向けてネジ孔が設けられており、前記ケーシングの外側部に前記他端部側で固定された取付台と、一端部に消火栓標識が固定されており、他端部に軸長方向と交差する方向に貫通孔が設けられた標識支持桿の前記貫通孔に挿通された状態で前記取付台に設けられた前記ネジ孔に螺入されるボルトと、該ボルトが挿通される貫通孔が設けられており、該貫通孔に前記ボルトが挿通された状態で前記取付台と前記標識支持桿との間に介装される第1の支持板と、前記ボルトが挿通される貫通孔が設けられており、該貫通孔に前記ボルトが挿通された状態で前記標識支持桿と前記ボルトのボルト頭との間に介装される第2の支持板とを備えたことを特徴とする。
このような本発明の消火栓標識取付具の第1の発明では、第2の支持板の貫通孔、標識支持桿(ポール)の貫通孔、第1の支持板の貫通孔に第2の支持板の外側からボルトを挿通し、最後にボルトの第1の支持板から突出している部分を取付台のネジ孔に螺入することにより、標識支持桿が消火栓のケーシングに直接的に取り付けられる。
また本発明に係る消火栓標識取付具の第2の発明は上述の消火栓標識取付具の第1の発明において、前記取付台が前記ケーシングと一体形成されていることを特徴とする。
このような本発明の消火栓標識取付具の第2の発明では、消火栓のケーシングを鋳造する際に取付台が一体的に鋳造される。
更に本発明に係る消火栓標識取付具の第3の発明は前述の消火栓標識取付具の第1の発明において、前記取付台が前記ケーシングに溶接又はロー付けで固定されていることを特徴とする。
このような本発明の消火栓標識取付具の第3の発明では、取付台が具備されていない消火栓のケーシングに溶接又はロー付けにより取付台が後付けされる。
また更に本発明に係る消火栓標識取付具の第4の発明は、上述の消火栓標識取付具の第1乃至第3のいずれかの発明において、それぞれの軸長方向が異なる方向となるように前記標識支持桿に前記貫通孔が複数設けられていることを特徴とする。
このような本発明の消火栓標識取付具の第4の発明では、それぞれの軸長方向が異なる方向となるように標識支持桿に複数設けられている貫通孔のいずれにボルトを挿通して標識支持桿を消火栓のケーシングに取り付けるかにより、標識支持桿、より具体的には消火栓標識本体の向きが選択される。
また更に本発明に係る消火栓標識取付具の第5の発明では、上述の消火栓標識取付具の第1乃至第4のいずれかの発明において、前記第1及び第2の支持板の前記標識支持桿側の面が、前記標識支持桿の外側形状に一致する形状に形成されていることを特徴とする。
このような本発明の消火栓標識取付具の第5の発明では、両支持板により標識支持桿がより確実且つ強固に支持される。
また更に本発明に係る消火栓標識取付具の第6の発明は、上述の消火栓標識取付具の第5の発明において、前記標識支持桿の外側形状が円形であり、前記第1及び第2の支持板の前記標識支持桿側の面が前記標識支持桿の外径以下の曲率の弧状に形成されていることを特徴とする。
このような本発明の消火栓標識取付具の第6の発明では、標識支持桿の外側形状が円形、具体的には丸パイプ又は丸棒である場合に、両支持板の標識支持桿側の面が標識支持桿の外径以下の曲率の弧状に形成されているので、両支持板に弾性が生じ、これによって標識支持桿がより確実且つ強固に支持される。
本発明に係る地上式消火栓の第1の発明は、上述の第1乃至第6のいずれかの発明の消火栓標識取付具を備えたことを特徴とする。
このような本発明の地上式消火栓の第1の発明では、上述の第1乃至第6のいずれかの発明の消火栓標識取付具を備えることにより、標識支持桿、延いては消火栓標識が強固に取り付けられる。
本発明に係る地上式消火栓の第2の発明は、ケーシングに消火栓標識が取り付けられる地上式消火栓において、一端部から他端部側へ向けてネジ孔が設けられており、前記他端部側でケーシングの外側部に固定された取付台を備え、一端部に消火栓標識が固定されており、他端部に軸長方向と交差する方向に貫通孔が設けられた標識支持桿の前記貫通孔に挿通されたボルトが前記取付台のネジ孔に螺入されることにより、前記消火栓標識が前記ケーシングに取り付けられるようにしてあることを特徴とする。
このような本発明の地上式消火栓の第2の発明では、標識支持桿の貫通孔にボルトを挿通し、このボルトを取付台のネジ孔に螺入することにより、標識支持桿が消火栓標識がケーシングに直接的に取り付けられる。
また本発明に係る地上式消火栓の第3の発明は、上述の地上式消火栓の第2の発明において、それぞれの軸長方向が異なる方向となるように前記標識支持桿に前記貫通孔が複数設けられていることを特徴とする。
このような本発明の地上式消火栓の第3の発明では、それぞれの軸長方向が異なる方向となるように標識支持桿に貫通孔が複数設けられているので、いずれの貫通孔を使用するかにより、標識支持桿、より具体的には消火栓標識本体の向きが選択される。
また本発明に係る地上式消火栓の第4の発明は、上述の地上式消火栓の第2及び第3の発明において、前記ボルトが挿通される貫通孔が設けられており、該貫通孔に前記ボルトが挿通された状態で前記取付台と前記標識支持桿との間に介装される第1の支持板と、前記ボルトが挿通される貫通孔が設けられており、該貫通孔に前記ボルトが挿通された状態で前記標識支持桿と前記ボルトのボルト頭との間に介装される第2の支持板とを更に備えたことを特徴とする。
このような本発明の地上式消火栓の第4の発明では、第2の支持板の貫通孔、標識支持桿(ポール)の貫通孔、第1の支持板の貫通孔に第2の支持板の外側からボルトを挿通し、最後にボルトの第1の支持板から突出している部分を取付台のネジ孔に螺入することにより、標識支持桿が両支持板に保持された状態で消火栓のケーシングに直接的に取り付けられる。
本発明の消火栓標識取付具の第1の発明によれば、標識支持桿が両支持板により挟まれて支持された状態で、しかも消火栓のケーシングに具備された取付台のネジ孔に標識支持桿に挿通されたボルトにより直接的に固定されるので、標識支持桿が消火栓のケーシングに対して非常に強固に固定される。
本発明の消火栓標識取付具の第2の発明によれば、消火栓のケーシングを鋳造する際に取付台を一体的に鋳造することができるため、消火栓のケーシングに関しては従来品に比して容易且つごくわずかな手間を加えるのみで製造が可能になる。
本発明の消火栓標識取付具の第3の発明によれば、既に路上に設置されている消火栓、または既に鋳造されたケーシングにも取付台を容易に具備させることが可能になる。
本発明の消火栓標識取付具の第4の発明によれば、標識支持桿、より具体的には消火栓標識本体の向きを必要に応じて容易に変更することが可能になる。
本発明の消火栓標識取付具の第5の発明によれば、両支持板そのものが標識支持桿を確実に支持することが可能になり、これにより標識支持桿のケーシングに対する取付強度が非常に高く維持される。
本発明の消火栓標識取付具の第6の発明によれば、標識支持桿の外側形状が円形である場合、具体的には丸パイプ又は丸棒である場合に、両支持板の弾性により標識支持桿がより確実に支持される。
本発明の地上式消火栓の第1の発明によれば、上述の各発明のいずれかの消火栓取付具を備えているので、標識支持桿、より具体的には消火栓標識を強固に取り付けることが可能な地上式消火栓が実現される。
本発明の地上式消火栓の第2の発明によれば、標識支持桿がケーシングに具備された取付台のネジ孔にボルトで直接的に固定されるので、標識支持桿がケーシングに非常に強固に取り付けられる。
本発明の地上式消火栓の第3の発明によれば、標識支持桿、より具体的には消火栓標識本体の向きを必要に応じて容易に変更することが可能になる。
本発明の地上式消火栓の第4の発明によれば、標識支持桿が両支持板により挟まれて支持された状態で、しかも消火栓のケーシングに具備された取付台のネジ孔に標識支持桿に挿通されたボルトにより直接的に固定されるので、標識支持桿が消火栓のケーシングに対して非常に強固に固定される。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して説明する。図1は本発明の地上式消火栓を側面から見た状態を示す外観模式図である。
図中、1は地上式消火栓のケーシングを、2は消火栓標識を取り付けるための取付台を、3は消火栓標識本体を、4は消火栓標識取付具を、5は消火栓標識のポールをそれぞれ示している。なお、図1に示す例では、取付台2がケーシング1の外側部の上下方向の2個所に具備されており、この2個の取付台2がそれぞれ消火栓標識取付具4を介して消火栓標識のポール5をケーシング1に取り付けるようにしている。
消火栓のケーシング1は砂型鋳物により鋳造された鋳鉄製であり、通常は表面に焼き付け塗装又はメッキ処理等が防錆の目的で施されている。取付台2は詳細は後述するが、ケーシング1を鋳造する際に従来の砂型(鋳型)の一部を掻き取ることにより一体鋳造することが可能であるため、容易且つ実質的にほとんど余分なコスト及び手間を要することなしに具備させることが可能である。
但し、取付台2は上述のよう入力してケーシング1と一体鋳造する方法による他、別体として作製したものを溶接またはロー付けによりケーシング1に固定して具備させることも可能である。このような溶接またはロー付けにより取付台2をケーシング1に具備させる手法を採る場合は、既に路上に設置されている地上式の消火栓に本発明の消火栓と同様の作用効果を持たせることが可能になると共に、取付台を具備しない状態で鋳造されたケーシング1にも本発明の消火栓と同様の作用効果を持たせることが可能になる。
なお、標識支持桿であるポール5は本実施の形態では鉄,アルミ又は合成樹脂等の材質の丸パイプであり、上端部に消火栓標識本体3が取り付けられており、下端部側の部分が本発明の消火栓標識取付具4によりケーシング1に具備されている2個の取付台2に取り付けられている。
図2は本発明の消火栓標識取付具4の詳細な構成を示す模式図であり、図2(a) は図1に示されている状態と同様の側面視の外観模式図を、図2(b) は図2(a) に示すA−A線での模式的平断面図をそれぞれ示している。
消火栓標識取付具4は、地上式消火栓のケーシング1に具備された取付台2と、第1の支持板41と、第2の支持板42と、ボルト40とで構成されている。なお、取付台2にはボルト40が螺入されるネジ孔21が一端部から他端部側へ向けて適宜の深さに切られている。具体的には、取付台2は略直方体形状に形成されており、その一つの面(他端部)においてケーシング1に一体鋳造により、または溶接,ロー付け等により後付けにより接続しており、この他端部の面と対向する面(一端部)から他端部側、即ちケーシング1側へ向けてネジ孔21がタッピング等により切られている。
一方、ポール5は上述した如く本実施の形態では丸パイプであり、適宜の高さ位置には周方向に90度間隔でボルト40が挿通可能な大きさの貫通孔51,52,53,54がそれぞれ設けられている。
両支持板41,42はいずれも、鉄,アルミ,合成樹脂等の材質の矩形の板材を加工したものである。具体的には、両支持板41,42は、矩形の一方の対向する一対の辺(図2(a) 上で上下方向の辺)の長さが取付台2の上下方向長さとほぼ同一で、他方の対向する一対の辺(図2(a) 上で左右方向の辺)の長さがポール5の外周の半分の長さよりも若干だけ短い板材を使用しており、他方の対向する一対の辺(図2(a) 上で左右方向の辺)をポール5の外径と等しい曲率で湾曲させる加工を施したものである。また、両支持板41,42の平面視で中央部にはボルト40が挿通可能な大きさの貫通孔410,420がそれぞれ設けられている。
ところで、本実施の形態ではポール5が丸パイプ(丸棒でもよい)であるので、両支持板41,42はポール5の外径と等しい曲率で湾曲させた形状に加工されているが、ポール5が角パイプ又は角棒である場合には、その外形形状に合わせて両支持板41,42を折り曲げる加工を施せばよい。
以上のような構成の本発明の消火栓標識取付具4の各構成要素により、ポール5がケーシング1に具備された取付台2に取り付けられ、この結果として消火栓標識本体3がケーシング1に具備された取付台2に取り付けられる。具体的には、ボルト40を、第2の支持板42の湾曲の外側から貫通孔420に、更にポール5の対向する二つの貫通孔51,52(又は53,54)に、また更に第1の支持板41の湾曲の内側から貫通孔410にそれぞれ挿通し、最後にボルト40の第1の支持板41から突出している先端部を取付台2のネジ孔21に螺入する。従って、ボルト40により両支持板41,42に両側から支持された状態でポール5がケーシング1に具備された取付台2に取り付けられる。この場合、両支持板41,42のポール5に面する側の面はいずれもポール5の外径と等しい曲率で湾曲した形状に形成されているので、ボルト40をケーシング1の取付台2のネジ孔21に螺入することにより、両支持板41,42にポール5が支持された状態でケーシング1に固定される。
なお、両支持板41,42のポール5に面する側の面の湾曲の曲率をポール5の外径よりもやや小さめにすることにより、ボルト40で両支持板41,42及びポール5を取付台2に締め付けるようにすれば、両支持板41,42が弾性によりバネの効果を発揮するので、両支持板41,42により非常に強固にポール5を支持することが可能になる。
ところで、本実施の形態ではポール5には同一の高さ位置にその外周方向に90度間隔で4個、換言すれば、180度間隔で2対の貫通孔51乃至54が設けられている。従って、相互に対向する貫通孔51と52、又は53と54のいずれにボルト40を挿通させるかにより、ポール5の先端部に取り付けられている消火栓標識本体3の向きを90度変化させてケーシング1に取り付けることが可能である。勿論、180度間隔で3対、4対、又はそれ以上の貫通孔を設けることが強度的に可能であれば、消火栓標識本体3の向きを更に多様な方向に変化させた状態でケーシング1に取り付けることが可能になる。但し、上述のような複数対の貫通孔をポール5の同一の高さ位置ではなく、それぞれ少しずつずらせた位置に設けてもよいことはいうまでもない。
更に、図3はポール5が丸パイプ又は丸棒である場合の取付台2の他の構成例を示す模式図であり、図2(b) と同様に図2(a) のA−A線での模式的平断面図をそれぞれ示している。但し、この図3においては、取付台2と第1の支持板41とのみを示している。
図3(a) 及び図3(b) に示すように、取付台2のネジ孔21が設けられる端面の全部又は中央部分を第1の支持板41の外側(取付台2に面する側)の曲率に合わせた曲率でケーシング1側に向けて凹状の湾曲形状とすることにより、第1の支持板41を、延いてはポール5をより確実に取付台2に対して取り付けることも可能になる。
以上に詳述したように、本発明の消火栓標識取付具によれば、ポール(標識支持桿)が両支持板により挟まれて支持された状態で消火栓のケーシングに具備された取付台のネジ孔にボルトで固定されるので、ポールは消火栓のケーシングに対して非常に強固に固定される。また、消火栓のケーシングを鋳造する際の砂型の一部を掻き取る程度の手間により取付台を一体鋳造で形成して具備させることができるため、従来品に比して容易且つごくわずかなコスト及び手間をかけるのみで製造が可能になる。更に、既に路上に設置されている地上式の消火栓、または取付台が一体鋳造されていない消火栓のケーシングにも溶接またはロー付け等により容易に取付台を具備させることが可能であるので、ケーシングそのものを取り換える必要なしに消火栓標識を本発明の消火栓標識取付具を利用して地上式消火栓に取り付けることが可能になる。
また本発明の消火栓標識取付具によれば、必要に応じてポール(標識支持桿)、より具体的には消火栓標識本体の向きを選択することが容易に可能である。
更に、本発明の消火栓標識取付具によれば、標識支持桿が両支持板により確実に支持された状態でケーシングに取り付けられるので、ケーシングに対するポールの取り付け強度が非常に高く維持される。
本発明の地上式消火栓を側面から見た状態を示す外観模式図である。 本発明の消火栓標識取付具の詳細な構成を示す模式図であり、(a) は図1に示されている状態と同様の側面視の外観模式図を、(b) は(a) のA−A線での模式的平断面図をそれぞれ示している。 取付台の他の構成例を示す模式図である。
符号の説明
1 (消火栓の)ケーシング
2 取付台
3 消火栓標識本体
4 消火栓標識取付具
5 ポール
21 ネジ孔
40 ボルト
41,42 支持板
410,420 (支持板の)貫通孔
51〜54 (ポールの)貫通孔

Claims (10)

  1. 地上式消火栓のケーシングに消火栓標識を取り付けるための消火栓標識取付具において、
    一端部から他端部側へ向けてネジ孔が設けられており、前記ケーシングの外側部に前記他端部側が固定された取付台と、
    一端部に消火栓標識が固定されており、他端部に軸長方向と交差する方向に貫通孔が設けられた標識支持桿の前記貫通孔に挿通された状態で前記取付台に設けられた前記ネジ孔に螺入されるボルトと、
    該ボルトが挿通される貫通孔が設けられており、該貫通孔に前記ボルトが挿通された状態で前記取付台と前記標識支持桿との間に介装される第1の支持板と、
    前記ボルトが挿通される貫通孔が設けられており、該貫通孔に前記ボルトが挿通された状態で前記標識支持桿と前記ボルトのボルト頭との間に介装される第2の支持板と
    を備えたことを特徴とする地上式消火栓の消火栓標識取付具。
  2. 前記取付台が前記ケーシングと一体形成されていることを特徴とする請求項1に記載の地上式消火栓の消火栓標識取付具。
  3. 前記取付台が前記ケーシングに溶接又はロー付けで固定されていることを特徴とする請求項1に記載の地上式消火栓の消火栓標識取付具。
  4. それぞれの軸長方向が異なる方向となるように前記標識支持桿に前記貫通孔が複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の地上式消火栓の消火栓標識取付具。
  5. 前記第1及び第2の支持板の前記標識支持桿側の面が、前記標識支持桿の外側形状に一致する形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の地上式消火栓の消火栓標識取付具。
  6. 前記標識支持桿の外側形状が円形であり、前記第1及び第2の支持板の前記標識支持桿側の面が前記標識支持桿の外径以下の曲率の弧状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の地上式消火栓の消火栓標識取付具。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の消火栓標識取付具を備えたことを特徴とする地上式消火栓。
  8. ケーシングに消火栓標識が取り付けられる地上式消火栓において、
    一端部から他端部側へ向けてネジ孔が設けられており、前記他端部側でケーシングの外側部に固定された取付台を備え、
    一端部に消火栓標識が固定されており、他端部に軸長方向と交差する方向に貫通孔が設けられた標識支持桿の前記貫通孔に挿通されたボルトが前記取付台のネジ孔に螺入されることにより、前記消火栓標識が前記ケーシングに取り付けられるようにしてあることを特徴とする地上式消火栓。
  9. それぞれの軸長方向が異なる方向となるように前記標識支持桿に前記貫通孔が複数設けられていることを特徴とする請求項8に記載の地上式消火栓。
  10. 前記ボルトが挿通される貫通孔が設けられており、該貫通孔に前記ボルトが挿通された状態で前記取付台と前記標識支持桿との間に介装される第1の支持板と、
    前記ボルトが挿通される貫通孔が設けられており、該貫通孔に前記ボルトが挿通された状態で前記標識支持桿と前記ボルトのボルト頭との間に介装される第2の支持板と
    を更に備えたことを特徴とする請求項8又は9に記載の地上式消火栓。
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