JP3846735B2 - 垂直位置−ジッタ除去 - Google Patents
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Description
また本発明は、請求の範囲13の前文に規定したような垂直位置−ジッタ除去回路に関するものである。
また本発明は、請求の範囲14に規定したような画像表示装置に関するものである。
また本発明は、請求の範囲15に規定したような垂直位置−ジッタを除去する方法に関するものである。
本発明は、第1情報が表示スクリーンのアドレス指定を決定する表示スクリーン上に表示される第2情報の垂直位置のジッタの除去に関するものである。第1情報をテレビジョン画像とすることができ、第2情報を、PIP情報、テレテキスト又はオンスクリーン表示(OSD)情報とすることができる。
このような垂直位置−ジッタ除去回路は、特開平3-236092号公報から既知である。既知の垂直位置−ジッタ除去回路では、第1情報が表示スクリーン上に表示される。表示スクリーン上の第1情報の垂直位置及び水平位置は、垂直開始パルス及び水平開始パルスの各々の発生の瞬時によって決定され、(この場合垂直フライバックパルス及び水平フライバックパルスである)両開始パルスは、第1情報から抽出される。第1情報(I)の各フィールドにおいて、第2情報の垂直開始位置は、垂直開始パルスの前縁後の所定の数の水平開始パルスを計数することにより決定される。この場合、第2情報は、オンスクリーン表示情報(OSD情報)情報となる。
既知の垂直位置−ジッタ除去回路の欠点は、所定の状況において第2情報の垂直ジッタが発生することである。
本発明の目的は、特に、向上した垂直位置−ジッタを除去する方法及び向上した垂直位置−ジッタ除去回路を提供することである。
このために、本発明の第1の態様は、請求の範囲1に規定したような垂直位置−ジッタを除去する方法を提供することである。
本発明の第2の態様は、請求の範囲13に規定したような垂直位置−ジッタ除去回路を提供することである。本発明の第3の態様は、請求の範囲14に規定したような画像表示装置を提供することである。本発明の第4の態様は、請求の範囲15に規定したような垂直位置−ジッタを除去する方法を提供することである。
これら態様により、第1情報の垂直位置に対する第2情報の垂直位置は全ての状況において除去される。
本発明は、従来技術では、一方における(最近水平開始パルスのアクティブエッジとも称する)垂直開始パルスのアクティブエッジに最も近い水平開始パルスのアクティブエッジの発生の瞬時と、他方における垂直開始パルスのアクティブエッジの開始の発生の瞬時との間シフトにより、第2情報の垂直位置ジッタが発生するおそれがある、という認識に基づく。従来技術では、垂直開始パルスのアクティブエッジ後に所定の数の水平開始パルスを計数することにより第2情報の垂直開始位置を決定している。カウンタは、垂直開始パルスのアクティブエッジの前又は瞬時にリセットパルスを受信する。その結果、最近水平開始パルスのアクティブエッジ後の最初の水平開始パルスのアクティブエッジでは、最近水平開始パルスのアクティブエッジが垂直開始パルスのアクティブエッジの後に発生する場合、カウンタの計数値は1となり、また、最近水平開始パルスのアクティブエッジが垂直開始パルスのアクティブエッジの前に発生する場合、計数値は零となる。したがって、垂直開始パルスのアクティブエッジ周辺の最近水平開始パルスのアクティブエッジの小さい時間シフトにより、第2情報の垂直位置に約1ライン周期のジッタが生じる。最近水平開始パルスのアクディブエッジのこのような時間シフトは、表示スクリーンの第1情報の水平位置の調整(水平シフト)中、すなわち回路のエージング又は温度ドリフトが原因で、テレビジョン受像機又はコンピュータのモニタのような画像表示スクリーン装置に容易に発生する。
本発明によれば、全ての状況における第2情報の垂直位置−ジッタを除去するために、以下の手段を提案している。現在のフレームにおいて、最近水平開始パルスのアクティブエッジと垂直開始パルスのアクティブエッジとの間の時間差が予め設定された値より小さい場合、次のフレームにおいて、垂直開始パルスのアクティブエッジが、(所定のシフト期間とも称する)所定の時間間隔全体に亘ってシフトされる。すなわち、現在のフレームにおいて、垂直開始パルスのアクティブエッジが所定のシフト期間(「現在のシフト期間」)全体に亘って既にシフトされ、かつ、最近水平開始パルスのアクティブエッジと所定のシフト期間全体に亘って遅延した垂直開始パルスのアクティブエッジとの間の時間差が予め設定された値より小さい場合、次のフレームにおいて、所定のシフト期間全体に亘って遅延した垂直開始パルスのアクティブエッジを「次のシフト期間」全体に亘ってシフトすることにより、垂直位置−ジッタを除去する。この次のシフト期間は、現在のシフト期間以外の他の持続時間を有する。シフト期間のうちの一つの持続時間を零とすることができる。零の値の第1シフト期間を有する垂直位置−ジッタ除去回路で開始するのが便利である。シフト期間全体に亘ってシフトした垂直開始パルスのアクティブエッジを、垂直トリガパルスのアクティブエッジと称する。垂直トリガパルスのこのアクティブエッジを、第2情報の垂直開始位置を決定するために、所定の数の水平開始パルスの計数を開始するのに用いる。次のシフト期間を、次のフィールドにおいて、一方における前記次のシフト期間全体に亘ってシフトすることにより対応する垂直開始パルスから獲得した次の垂直トリガパルスのアクティブエッジと、他方における前記次の垂直トリガパルスに最も近い対応する水平開始パルスとの間の時間差の絶対値が、次の予め設定された値よりも小さくないような持続時間を有するように選択する。すなわち、次の周期を、現存するフィールドにおいて、最近水平開始パルスと次のシフト期間シフトした垂直開始パルスとの間の時間差が、次の予め設定された値より大きくなるような持続時間を有するように選択する。すなわち、より正確な言葉で規定すれば、第1情報の所定のフィールドにおいて、次のシフト期間の持続時間差の絶対値並びに垂直開始パルス及び最近水平開始パルス間の時間差との間の差の絶対値が、次の予め設定された値より大きくなるように、次の時間間隔を選択すなわち計算する。これまで説明したように、垂直トリガパルスのアクティブエッジが、最近水平開始パルスのアクティブエッジの周辺の危険領域からシフトされるようになり、その結果、垂直トリガパルスと最近水平開始パルスとの間に安定した時間関係が存在する場合、垂直位置−ジッタがもはや存在しない。
請求の範囲15に記載されたように、垂直開始パルスを時間シフトする代わりに、少なくとも最近水平開始パルスのアクティブエッジを時間シフトすることも可能であることがわかる。
本発明の他の変更を、従属の請求の範囲に記載する。
請求の範囲6に規定したような方法は、一組の連続的なシフト期間及び対応する予め設定された値を用いる。連続的なシフト期間及び対応する予め設定された値を、上昇する順番で又は下降する順番で配置する。現在のフレームにおいて、垂直トリガパルスのアクティブエッジを、現在のシフト期間全体に亘って遅延した垂直トランジスタ開始パルスのアクティブエッジともする。
(請求の範囲2に記載したように)垂直開始パルスのアクティブエッジと垂直開始トリガパルスのアクティブエッジ後に最初に発生する水平開始パルスのアクティブエッジとの間に経過する持続時間を測定することにより決定する場合、対応する予め設定した値は、垂直開始パルスのアクティブエッジの開始から垂直トリガパルスのアクティブエッジ後の所定の間隔まで続く持続時間を表す。この持続時間が、対応する予め設定した値に非常に近い場合、したがって水平開始パルスのアクティブエッジが垂直トリガパルスのアクティブエッジに非常に近い場合、次のシフト期間及び対応する次の予め設定された値は、次のフレームで選択される。このようにして、垂直トリガパルスのアクティブエッジは、最近開始パルスのアクティブエッジからシフトされて、あり得る第2情報の垂直位置−ジッタを回避する。
(請求の範囲3に記載したように)垂直トリガパルスのアクティブエッジと垂直トリガパルスのアクティブエッジの後に最初に発生する水平開始パルスとの間に経過する持続時間を測定することにより時間差を決定する場合、対応する予め設定された値は、垂直トリガパルスのアクティブエッジの開始から垂直トリガパルスのアクティブエッジの後の所定の間隔までの持続時間を表す。前記持続時間が、対応する予め設定された値に非常に近い場合、したがって水平開始パルスのアクティブエッジが垂直トリガパルスのアクティブエッジに非常に近い場合、次のシフト期間及び対応する次の予め設定された値は次のフレームから選択される。このようにして、垂直トリガパルスのアクティブエッジも、最近水平開始パルスのアクティブエッジからシフトされて、あり得る垂直位置−ジッタを回避する。現在のフィールドにおいて、シフト期間及び対応する予め設定された値が、連続するシフト期間の組及び対応する予め設定された値のうちの最後であり、かつ、水平開始パルスのアクティブエッジが垂直トリガエッジのアクティブエッジに非常に近い場合、次のフィールドにおいて、最初のシフト期間及び対応する最初の予め設定された値を、連続的なシフト期間の組及び対応する予め設定された値から選択する。
複数のシフト期間を有することの利点を以下説明する。双方が一定の持続時間を有する第1シフト期間及び第2シフト期間のみを用いると仮定する。現在のフレームにおいて、最近水平開始パルスのアクティブエッジが、第1シフト期間シフトされた垂直トリガパルスのアクティブエッジに非常に近い場合、次のフレームにおいて、第2シフト期間を選択して、最近水平開始パルスのアクティブエッジから垂直トリガパルスのアクティブアッジをシフトする。第1シフト期間及び第2シフト期間の持続時間をできるだけ互いに相違するように選択する場合、あり得る垂直位置−ジッタを最も有効に防止することができる。二つのシフト期間の持続時間の実際値を、零及びライン周期の1/4にすることができる。NTSC送信の場合、これにより、16マイクロ秒の第2シフト期間となる。しかしながら、コンピュータVGA-モードの場合、ライン周期が16マイクロ秒より小さくなり、第2シフト期間が使用できなくなる。したがって、(例えば、2マイクロ秒のステップの場合)より多くのシフト期間を設けるに当たり、垂直位置−ジッタ除去が、シフト期間の持続時間をライン周期にリンクする必要なく多走査システムで可能になる。
多数のシフト期間を有することの他の利点は、垂直トリガパルスを垂直開始パルスにできるだけ近くにすることができることである。最近水平開始パルスが垂直開始パルスに非常に近い間、第1シフト期間を零に選択することができる。最近開始パルスが垂直開始パルスに非常に近い場合、第2シフト期間を小周期に選択することができ、その結果、垂直トリガパルスが垂直開始パルスに近いままにするが、垂直位置−ジッタの防止に十分でない。この状況において垂直位置−ジッタが発生する場合、次のシフト期間を、第2シフト期間より幾分大きな値を有するように選択することかできる、等々。
連続的なシフト期間及び対応する予め設定された値の組のサイクリングを導入することにより、本発明による垂直位置−ジッタを取り消す方法は、標準化されていない(例えば、伝送の妨害によって第1情報に導入されたミッシングすなわち誤水平同期パルス)状況において、(誤った最近水平開始パルスのアクティブエッジが垂直トリガパルスのアクティブエッジに非常に近い)危険な状況が検出される場合、標準化されていない状況の伝送後危険な状況が現出される機会は非常に少ない。本発明による垂直位置−ジッタを取り消す方法は常に短時間内で安全な状況を見つける。連続的でないサイクリングでも垂直位置−ジッタを除去しても、例えば有限状態装置又はソフトウェアアルゴリズムにおける連続的なシフト期間のサイクリングを簡単に行うことができる。
請求の範囲7に規定したような方法は、簡単なステップからなるので有利である。垂直トリガパルスのアクティブエッジは二つの位置のみに発生することができ、その結果二つのシフト期間のみ発生させればよい。二つのシフト期間に対応する二つの予め設定された値を、垂直トリガパルスのアクティブエッジで開始するとともに所定の持続時間を有するウィンドウパルスによって発生させる。水平開始パルスのアクティブエッジがウィンドウパルス中に発生する場合、二つのシフト期間の他方を、垂直トリガパルスのアクティブエッジと最近水平トリガパルスとの間の安全な時間差を創成するために次のフレーム中で選択し、その結果、垂直−位置ジッタが発生しない。
例えば、垂直トリガパルスの第1位置が垂直開始パルスのアクティブエッジの位置と等しく、かつ、垂直トリガパルスの第2位置が、所定のシフト期間に亘って遅延された垂直開始パルスである場合(したがって、第1シフト期間が零の持続時間を有し、第2シフト期間が、重要でなく、かつ、例えば数マイクロ秒からライン周期の半分まで変えることができる持続時間を有する。)、一つのシフト期間のみを発生させればよい。
予め設定された値を、垂直トリガパルスのアクティブエッジの両位置に対して等しく(、すなわち両シフト期間に対して等しく)選択することができ、その結果一つのウィンドウパルスを発生させるだけでよい。
請求の範囲8に規定されたような方法は、(請求の範囲2に記載されたように)垂直開始パルスのアクティブエッジと垂直トリガパルスのアクティブ後に最初に発生する水平開始パルスのアクティブエッジとの間に経過する持続時間、又は、(請求の範囲3に記載されたような)垂直トリガパルスのアクティブエッジと垂直トリガパルスのアクティブエッジ後に最初に発生する水平開始パルスのアクティブエッジとの間に経過する持続時間を、クロックパルスを計数することにより正確に決定することができるという利点がある。
請求の範囲9に規定したような方法は、ウィンドウパルスの所定の持続時間を、クロックパルスを計数することにより正確に決定することができるという利点がある。
請求の範囲10又は11に規定したような方法は、シフト期間の持続時間を、クロックパルスを計数することにより正確に決定することかできるという利点がある。
請求の範囲12に規定した方法では、位相同期ループを用いることにより、第1情報の水平同期パルスの繰り返し周波数に同期した繰り返し周波数を有するクロックパルスを発生させる。これは、クロックパルスの計数によって決定された全てのシフト期間及び持続時間が水平同期パルスの繰り返し周波数とともに変化されるという利点がある。したがって、本発明による方法は、第1情報の水平周期時間に依存せず、これは、第1情報の水平周波数が例えば表示すべき解像度に依存する複数の値を有することができる用途に有利である。このような第1情報を、コンピュータグラフィックカードによって発生させることができる。
本発明の既に説明した及び他の態様を、添付図面を参照して例示して詳細に説明する。
図1Aは、第1情報Iのフィールドxにおける垂直開始パルスV及び水平開始パルスHを示す。水平開始パルスHの一つのアクティブエッジは、瞬時tvにおける垂直開始パルスのアクティブエッジの直前の瞬時t0で発生する。カウンタ3(図2A)は、垂直開始パルスVのアクティブエッジの後に所定の数(本例では15に選定)の水平開始パルスHの計数を開始する。瞬時t15では、所定の数の水平開始パルスHが計数され、第2情報Oiの表示が開始される。第1情報Iの他のフィールドyにおいて、水平開始パルスHの一つのアクティブエッジが、瞬時Tv'で発生する他の垂直開始パルスV'のアクティブエッジから短時間後の瞬時t1'で発生すると、瞬時t1'で発生するこの水平開始パルスHは、第1水平開始パルスHとして計数される。瞬時t15'では、所定の数の水平開始パルスHが計数され、第2情報Oiの表示が開始される。瞬時t15及びt15'間の時間差dTは1ライン周期に近い。したがって、水平開始パルスHの一つのアクティブエッジか垂直開始パルスVのアクティブエッジに非常に近い場合、両アクティブエッジ間で短いシフトを行うことにより、第2情報の表示を垂直方向に約1ライン飛び越させることができる。
図2Aは、本発明による垂直位置−ジッタ除去回路1,2,6を具える表示装置のブロック図を示す。処理回路6は、第1情報Iを受け取って、垂直開始パルスV及び水平開始パルスHを発生させる。アドレス指定回路7は、垂直開始パルスV及び水平開始パルスHを受け取って、垂直アドレス指定信号Va及び水平アドレス指定信号Haを、ラインのフィールドの垂直位置及びラインの水平位置を第1情報Iに関連して制御する表示装置5に供給する。垂直開始パルスVは、垂直アドレス指定信号Vaに関連するものであり、表示装置5の第1情報Iの垂直開始位置に対応する。水平開始位置Hは水平アドレス指定信号Haに関するものであり、表示装置5の第1情報Iの水平開始位置に対応する。時間検出回路1は、垂直開始パルスV及び水平開始パルスHを受信し、時間差信号Tdを発生させる。各フィールド中、時間差信号Tdを、垂直開始パルスVのアクティブエッジ(すなわち垂直トリガパルスVtのアクティブエッジ)と垂直開始パルスVのアクティブエッジに最も近い最近垂直開始パルスHのアクティブエッジとの間の時間経過の目安とする。時間シフト回路2は、時間差信号Td、垂直開始パルスV、一組のシフト期間D1,...,Dn及び一組のシフト期間D1,...,Dnに対応する一組の予め設定された値N1,...,Nnを受け取り、垂直トリガパルスVtを発生させる。所定のフィールド中では、垂直トリガパルスVtは、シフト期間Diの全体に亘って遅延した垂直開始パルスVに対応する。時間シフト回路2の動作を、図2B,2C及び2Dを参照して以下説明する。タイミング回路3は、垂直トリガパルスVt及び水平開始パルスHを受け取り、垂直位置信号Vpを第2処理回路4に供給する。垂直位置信号Vpは、表示装置5の第2情報Oiの垂直位置を決定する。第2処理回路4は、水平開始パルスHも受け取り、第2情報Oiを表示装置5に供給する。タイミング回路3は、所定の数の水平開始パルスHを計数することにより第2情報Oiの垂直位置を決定する。この計数動作は、垂直トリガパルスVtのアクティブエッジによって開始される。水平開始パルスHのアクティブエッジが水平トリガパルスVtのアクティブエッジに近接しなくなると、第2情報Oiの垂直位置は、いかなる垂直位置ジッタも示さない。
第2情報Oiを、(テレテキストの表示又はスクリーン上の表示情報の場合のように)それ自体の表示情報発生器を有する第2処理回路4によって発生させることができる。すなわち、第2情報は既に(PIP情報のような)表示情報であり、この情報を第2処理回路4によって変換して、表示装置5の表示に好適な適切なフォーマットを獲得する。
図2B,2C及び2Dは、図2Aに図示したような垂直位置−ジッタ除去回路の動作を表すタイミング図を示す。一例として、図2Bにおいて第1フィールドxを示し、この場合瞬時t4で発生する第1垂直トリガパルスVtは、第1シフト期間Di(t4-t1)全体に亘って遅延された瞬時t1で発生する第1垂直開始パルスVのアクティブエッジに対応する。第1時間差Td(t4-t2)は、瞬時t2で発生する第1の最近水平開始パルスHのアクティブエッジと第1の垂直トリガパルスVtのアクティブエッジとの間に存在する。第1時間差Tdは、第1シフト期間Diに対応する第1の予め設定された値Ni(t5-t4,t4-t3)より長い。第1の予め設定された値Niは、第1の垂直トリガパルスVtのアクティブエッジに対して規定される。第1フィールドxの第1時間差Tdが第1の予め設定された値Niより大きいので、図2Cにおいて第2フィールドx+1を示し、この場合、瞬時t8で発生する第2垂直トリガパルスVt'のアクティブエッジが、第1シフト期間Diの全体に亘って遅延した瞬時t6で発生する第2垂直開始パルスV'のアクティブエッジに対応するようになる。第2フィールドx+1において、瞬時t9で発生する第2の最近水平開始パルスH'のアクティブエッジは、第2垂直トリガパルスVt'のアクティブエッジに非常に近くなる。第2時間差Td'(t9-t8)はこの場合第1の予め設定された値Niよりも小さくなり、これにより、第3フィールドx+2において、瞬時t12において発生する第3垂直開始パルスV"のアクティブエッジが、図2Dに示すように、第2シフト期間Dj(t15-t12)の全体に亘って遅延される。このようにして獲得した瞬時t15で発生する第3垂直トリガパルスVt"のアクティブエッジは、第3垂直トリガパルスVt"のアクティブエッジと瞬時t13で発生する第3の最近水平開始パルスH"のアクティブエッジとの間の安全な間隔も示す。第2シフト期間Djが第1シフト期間Diより長いことを示しているが、第2シフト期間Djを第1シフト期間Diより短くすることもできる。さらに、シフト期間D1,...,Dnのうちの一つを零にすることができる。第3フィールドx+2において第2時間差Td'が第2の予め設定された値Njより短い場合、第4垂直トリガパルスのアクティブエッジは、第4垂直トリガパルスのアクティブエッジは、第4垂直開始パルスのアクティブエッジに対して第3シフト期間遅延される、等々。垂直位置−ジッタ除去回路は、垂直位置ジッタを除去しうるようにするには少なくとも二つのシフト期間D1,...,Dnを必要とする。予め設定された値N1,...,Nnに対応するシフト期間D1,...,Dnは全て同一値を有することができ、すなわちシフト期間Diに依存することができる。
図2Eは、垂直位置−ジッタ除去回路の一部のブロック図を示す。この場合、水平開始パルスHは、請求の範囲15で説明したように時間シフトされる。時間検出回路1は、垂直開始パルスV及び水平開始パルスHを受信し、時間差信号Tdを発生させる。各フィールド中で、時間差信号Tdを、垂直開始パルスVのアクティブエッジと垂直開始パルスVのアクティブエッジに最も近い最近水平開始パルスHのアクティブエッジ(すなわち予め設定されたシフト期間Di全体に亘って遅延した最近水平開始パルスHである水平計数パルスHcのアクティブエッジ)との間の時間経過の目安とする。時間シフト回路2は、時間差信号Td、水平開始パルスH,一組のシフト期間D1,...,Dn及び一組のシフト期間D1,...,Dnに対応する一組の予め設定された値N1,...,Nnを受け取り、水平計数パルスHcを発生させる。
タイミング回路3は、水平計数パルスHc及び垂直開始パルスVを受信し、垂直位置信号Vpを発生させる。タイミング回路3は、所定の数の水平計数パルスHcを計数することにより第2情報Oiの垂直位置を決定する。この計数動作は、垂直開始パルスVのアクティブエッジによって開始される。現在のフィールドにおいて、(零とすることができる現在のシフト期間Diを用いてシフトした)最近計数パルスHcのアクティブエッジは、対応する垂直開始パルスVのアクティブエッジに非常に近くなる。次のフィールドにおいて、最近水平計数パルスHcのアクティブエッジ又は全ての水平計数パルスHcのアクティブエッジを、次のシフト期間Djの全体に亘って遅延させることができる。次のシフト期間Djを、予め設定された値Niより時間差Tdが大きくなるように選択することができる。
図3Aは、本発明による垂直位置−ジッタ除去回路の第1の実施の形態のブロック図を示す。時間検出回路1は、カウンタ10及び論理回路11を具える。カウンタ10は、垂直開始パルスVのアクティブエッジの発生後カウンタ10をリセットできないようにするリセット入力部Rに垂直開始パルスVを受信する。論理回路11は、水平開始パルスH及び垂直トリガパルスVtを受信し、カウンタ10のイネーブル入力部Eに結合されるイネーブル信号を発生させる。このイネーブル信号は、垂直トリガパルスVtのアクティブエッジの後最近水平開始パルスHのアクティブエッジの開始の瞬間にカウンタ10を不作動状態にする。カウンタ10はクロックパルスCLKも受信するので、垂直開始パルスVのアクティブエッジと最近水平開始パルスHとの間に発生するクロックパルスCLKの数である計数値を出力部Qに発生させる。計数値となる時間差信号Tdは、垂直開始パルスVのアクティブエッジとこの垂直トリガパルスVtのアクティブエッジに最も近い最近水平開始パルスHのアクティブエッジとの間の時間の目安となる。図3Bも参照。クロックパルスCLKの繰り返し周波数は、時間差信号Tdの正確さを決定し、これを、水平開始パルスHの繰り返し周波数に対して十分高く選択する必要がある。
時間シフト回路2は、有限状態装置を具え、時間差信号Td、垂直開始パルスV、シフト期間D1,...,Dn及び一組のシフト期間D1...,Dnに対応する一組の予め設定された値N1,...,Nnを受け取り、垂直トリガパルスVtを発生させる。有限状態装置は、シフト期間D1,...,Dnのうちの各シフト期間Diに対する状態を有する。各状態又は各シフト期間Diに対して、予め設定された値Niをリンクする。予め設定された値Niの値は、一方における垂直開始パルスVのアクティブエッジと他方における垂直トリガパルスVtのアクティブエッジ後の所定の間隔Miとの間に発生するクロックパルスCLKの数で表現される。図3B参照。有限状態装置が現在の状態の現在のフィールド中に存在し、垂直トリガパルスVtのアクティブエッジが垂直開始パルスのアクティブエッジに対して現存のシフト期間Diシフトし、現在の予め設定された値Niがアクティブであり、現在の時間差信号Tdが決定されていると仮定する。次のフレーム中で、有限状態装置は、次の垂直開始パルスV'のアクティブエッジに対して次のシフト期間Djの全体に亘ってシフトした次の垂直トリガパルスVt'のアクティブエッジを発生させる。現在の時間差信号Tdが、現在の予め設定された値Niより大きい計数値を有する場合、次のシフト期間Djは現在のシフト期間Diとなる。現在の時間差信号Tdが、現在の予め設定された値Niより小さい計数値を有する場合、次のシフト期間Djは、現在のシフト期間Diとは相違する一組のシフト期間D1,...,Dnから選択した他のシフト期間Dkとなる。最後の場合には、有限状態装置は、他のシフト期間Dkに対応する他の状態に変化する。有限状態装置は、他の状態が現在の状態の次に続く状態である場合には簡単となる。現在の状態が最後の状態である場合、次に続く状態は最初の状態となる。
シフト回路2は、時間差信号Tdが予め設定された値Niより小さいか否かを決定するとともに適切な次のシフト期間Djを選択するマイクロコンピュータも具える。
図4Aは、本発明による垂直位置−ジッタ除去回路の第2の実施の形態のブロック図である。時間検出回路1は、カウンタ10、第2論理回路13及び第3論理回路12を具える。第2論理回路13は、垂直開始パルスVを受信して、垂直リセットパルスVrを、垂直トリガパルスVtのアクティブエッジの発生前にカウンタ10をリセットするカウンタ10のリセット入力部Rに供給する。第3論理回路12は、垂直開始パルスH及び垂直トリガパルスVtを受信し、かつ、垂直トリガパルスVtのアクティブエッジと垂直トリガパルスVtのアクティブエッジの後の最近水平開始パルスHのアクティブエッジとの間でカウンタ10をイネーブルするカウンタ10のイネーブル入力部Eに結合したイネーブル信号を発生させる。
カウンタ10がクロックパルスCLKも受信するので、カウンタ10は、垂直トリガパルスVtのアクティブエッジと最近水平開始パルスHのアクティブエッジとの間に発生するクロックパルスCLKの数である計数値を出力部Qで発生させる。したがって、計数値である時間差信号Tdは、垂直トリガパルスVtのアクティブエッジと垂直トリガパルスVtのアクティブエッジに最も近い水平開始パルスHのアクティブエッジとの間の時間の目安となる。図4B参照。
時間シフト回路2も、本発明の第1の実施の形態で説明したのと同一の方法で動作する有限状態装置を具える。この本発明の第2の実施の形態では、有限状態装置は、シフト期間D1,...,Dnのうちの各シフト期間Diに対する状態を有し、各状態又は各シフト期間Diに対して、予め設定された値Niをリンクし、予め設定された値Niの値は、一方における垂直トリガパルスVtのアクティブエッジと他方における垂直トリガパルスVtのアクティブエッジ後の所定の間隔Miとの間に発生するクロックパルスCLKの数で表現される値を有する。図4B参照。
図5Aは、本発明による垂直位置−ジッタ除去回路の第3の実施の形態のブロック図を示す。
第1パルス回路210は、垂直開始パルスV(図5B,a参照)及びクロックパルスCLKを受信して、1クロック周期のアクティブ周期を有するとともに垂直開始パルスVのアクティブエッジの直後に発生する垂直パルスVp(図5B,b参照)を発生させる。第1遅延回路211は、垂直パルスVpを受信して、遅延された垂直パルスVd(図5B,c参照)を第1論理AND-ゲート213に供給する。第1遅延Du2は重要ではなく、約2μsから水平ライン周期の半分までの範囲とすることができる。第2論理AND-ゲート215は、第1入力部で垂直パルスVpを受信するとともに、トリガ信号Trを受信するために結合した第2入力部を有する。トリガ信号Trは、トグルフリップ−フロップ20の出力部Qtから供給される。第1論理AND-ゲート213の第2入力部を、論理インバータ216を介してトグルフリップ−フロップ20の出力部に結合する。第1論理OR-ゲート214を、第1論理ANDゲート213の出力部及び第2論理AND-ゲート215の出力部に結合し、この第1論理OR-ゲート214は、垂直トリガ信号Vtを発生させる出力部を有する。第1論理AND-ゲート213、第2論理AND-ゲート215、論理インバータ216及び第1論理OR-ゲート214を具える切替回路は、トリガ信号Trによって操縦される。トリガ信号Trがハイレベルを有する場合、垂直トリガパルスVtは垂直パルスVpとなる。トリガ信号Trがローレベルを有する場合、垂直トリガパルスVtは遅延垂直パルスVdとなる。垂直トリガパルスVtは、1クロック周期中アクティブである(図5B,d参照)。
第2遅延回路140は、垂直トリガパルスVtを受信して、垂直トリガパルスVtに対して遅延周期Du1の全体に亘って遅延した遅延垂直トリガパルスVtdを、セット−リセットフリップ−フロップ141のリセット入力部Rsに供給する。セット−リセットフリップ−フロップ141は、垂直トリガパルスVtを受信するために結合したセット−入力部Ssと、ウィンドウパルスW(図5B,e参照)を発生させる出力部Qsとを有する。ウィンドウパルスWは、セット−リセットフリップ−フロップ141のセット入力部Ssを経る垂直トリガパルスVtのアクティブエッジの後アクティブ(ハイレベル)となる。ウィンドウパルスWは、セット−リセットフリップ−フロップ141のリセット入力部Rsを経る遅延周期Du1の後イナクティブとなる。遅延周期Du1は重要ではなく、約2μsから水平ライン周期の半分までの範囲とすることができる。
第2パルス回路154は、水平開始パルスH(図5B,f参照)及びクロックパルスCLKを受信し、1クロック周期のアクティブ周期を有するとともに水平開始パルスHのアクティブエッジの直後に発生する水平パルスHp(図5B,g)を発生させる。第3論理AND-ゲート150は、水平パルスHpを受信する第1入力部、ウィンドウパルスWを受信する第2入力部及び第2論理OR-ゲート152の入力部に結合した出力部を有する。第4論理AND-ゲート151は、水平パルスHpを受信する第1入力部、垂直トリガパルスVtを受信する第2入力部及び第2論理OR-ゲート152の第2入力部に結合した出力部を有する。第2論理OR-ゲート152の出力部を、時間差信号Tdを発生させるためにトグルフリップ−フロップ20のトグル入力部Tに結合する。(第4論理AND-ゲート151を経る)垂直トリガパルスVtがアクティブとなる1クロック周期中水平パルスHpが発生、すなわち水平パルスHpが(第3論理AND-ゲート150を経る)ウィンドウパルスW中に発生する場合(図5B,h参照)、時間差信号Tdはアクティブとなる。アクティブな時間差信号Tdにより、トグルフリップ−フロップ20の出力のレベルが変化する。その結果、水平パルスHpが垂直トリガパルスVtのアクティブエッジとウィンドウパルスWの終端との間の窓中発生する場合、次の垂直トリガパルスVtのアクティブエッジを、垂直開始パルスVに対して(、したがって水平パルスHpに対して)先行する垂直トリガパルスVtのアクティブエッジ以外の他の位置を有するように選択する。垂直トリガパルスVtの他の位置を、直接又は第1遅延Du1を介する垂直パルスVpをトグルフリップ−フロップ20を経て選択することにより発生させる。
本発明による第3の実施の形態を同期により動作させるのが好適であり、したがって、第1遅延回路211と、第2遅延回路140と、セット−リセットフリップ−フロップ及びトリガフリップ−フロップ20とは、クロックパルスCLKを受信する追加の入力部を有する。
本発明による第3の実施の形態の動作には、水平パルスHpが垂直トリガパルスVtのアクティブ周期(継続的な1クロック周期)中発生するか否か検査する必要がない。この場合、垂直トリガパルスVtのアクティブエッジの後にカウンタ3が計数を開始するので(図2B参照)、第2情報の垂直位置を決定する水平開始パルスHは、垂直トリガパルスVtのアクティブ周期中発生する前記水平パルスHpを計数しない。したがって、垂直位置−ジッタを誘導することなく第4論理AND-ゲート151及び第2論理OR-ゲート152を省略することができる。しかしながら、垂直トリガパルスVtのアクティブ周期中に水平パルスHpが発生したか否かを検査しないことの欠点は、水平開始パルスHが垂直トリガパルスVtのアクティブエッジに非常に近接しているか否か検出されず、垂直位置ジッタの発生の危険が非常に高くても、危険区域から垂直トリガパルスVtのアクティブエッジからシフトする動作が行われないということである。
図5Aに図示した実施の形態は、短時間間隔内で互いに先行する二つの垂直トリガパルスVt,Vt'を発生させることができる。これは、垂直トリガパルスVtを垂直パルスVpに選択した場合であり、水平パルスHpが、トリガパルスVtの後有効となるウィンドウパルスW中に発生する。水平パルスHpがウィンドウパルスW中に発生するので、トリガ信号Trはローとなり、次の垂直トリガパルスVt'を、遅延垂直パルスVdに選択する。次の垂直トリガパルスVt'は、第1遅延周期Du2の後垂直トリガパルスVtに続く。所望の場合には、小時間間隔内で二つの垂直トリガパルスVt,Vt'の発生を、第1遅延周期Du2が終了した後にトリガ信号Trのレベルを変えることにより防止することができる。これを、データ入力部でトリガ信号
Trを受信するとともに適合されたトリガ信号を選択回路213,214,215,216に供給するDフリップ−フロップを追加することにより達成することができる。これら選択回路は、垂直パルスを、垂直パルスVp又は遅延垂直パルスVdに選択する。Dフリップ−フロップは、クロックパルスCLKを受信するクロック入力部と、第1遅延周期Du2が終了する前に適合されたトリガ信号のレベルを変化させることができる第1遅延周期Du2に関連する信号を受信するイネーブル入力部とを有する。
図6は、本発明による垂直位置−ジッタ除去回路に使用する処理回路の一例を示す。水平同期分離回路60を、水平同期パルスHsを第1情報Iから分離するために第1情報Iを受信するように結合する。第1情報Iが分離水平同期パルスHsを具える場合、分離回路60を必要としない。
位相弁別器61は、水平同期パルスHsを受信する第1入力部と、再発生した水平同期パルスHrを受信する第2入力部と、水平同期パルスHsと再発生した水平同期パルスHrとの間の位相差に依存する制御電圧Vcを発生させる出力部とを有する。電圧制御された発振器62は、制御電圧Vcを受信して、クロックパルスCLKを発生させる。このクロックパルスCLKの繰り返し周波数は、制御電圧Vcによって制御され、かつ、水平同期パルスHsに所定の数(N)を乗算した安定状態である。
ドライバ63は、クロックパルスCLKを受信して、クロックパルスCLKを所定の数で除算することにより再発生した水平同期パルスHrを発生させる。既知の方法では、再発生した水平同期パルスHrは、位相同期ループ61,62,63を用いることにより水平同期パルスHsに同期される。水平パルス回路64は、クロックパルスCLK及び再発生した水平同期信号Hrを受信して、再発生した水平同期パルスHrに同期する水平開始パルスHを発生させる。制御電圧Vcを、ループフィルタ(図示せず)を介して、電圧制御された発振器62に供給することができる。
簡単な実現に当たり、ドライバ63は、各々がクロックパルスCLKの計数nl,...,nkを計数するカウンタの直列配置を具えることができる。全ての計数n1,...,nkを乗算することにより所定の数となる。シフト期間Diの持続時間及び(予め設定された値Niに対応する)間隔Miの持続時間を、計数n1,...,nkを対応して選択することにより発生させることができる。シフト期間Diの持続時間を、水平周期持続時間(Th)の1/8に自然数を乗じたものに選択することができる。第1シフト期間を零とし、第2シフト期間を水平周期持続時間の1/8に等しくし、第3シフト期間を水平周期持続時間の1/4に等しくする。全ての間隔Miの持続時間を、水平周期持続時間を32で除算したものに選定する。位相同期ループ61,62,63を用いることにより、シフト期間Di及び間隔Miを、水平周期持続時間とともに自動的に判断することができる。
図7は、本発明による水平位置−ジッタを除去するソフトウェアアルゴリズムを説明するフローチャートを示す。第1ステップ1において、垂直開始パルスV又は垂直トリガパルスVtがアクティブであるか否か検査し、アクティブである場合には、時間差Tdの計数を零のままにし、アクティブでない場合には、クロックパルスCLKの計数を開始する。第2ステップ2において、各クロックパルスCLKの後、第1水平開始パルスHのアクティブエッジが垂直トリガパルスVtのアクティブエッジの後に検出されたか否か検査し、検出されない場合には、クロックパルスCLKの計数値を1増分し、検出された場合には、垂直トリガパルスVtのアクティブエッジと垂直トリガパルスVtのアクティブエッジの後の第1水平開始パルスHとの間の時間の目安となる計数値が記憶される。次のステップ3,4,...,3+(n−1)をそれぞれ、有限状態装置の状態を表すものと解釈することができる。各状態St0,...,Stn-1において、シフト期間D0...,Dn-1及び予め設定された値N0,...,Nn-1を規定する。現在のフィールドにおいてソフトウェアが状態Stiにあると仮定し、その結果、垂直トリガパルスVtは、シフト期間Di全体に亘って遅延した垂直開始パルスVとなる。計数値を記憶させた後、ソフトウェアは、実状態Stiが零状態St0であるか否か及び(時間差信号Tdを表す)計数値が第1の予め設定された値(又は間隔)N0より小さいか否かの検査を行う。両方とも真である場合、次のフレームにおいて垂直開始パルスVのアクティブエッジが第1シフト期間D1によってシフトしたことを意味する(「飛び越し1」と称する)第1状態St1に入り、その後ソフトウェアは第1ステップ1にリターンして、次の垂直周期の開始を待つ。そうでない場合、ソフトウェアは、実状態stiが第1状態St1であるか否か及び計数値が第2の予め設定された値N1より小さいか否かの検査を(ステップ4で)行う。等々。最終ステップ3+(n−1)において実状態St1が最終状態Stn-1であり、かつ、計数値が最後の予め設定された値Nn-1より小さいことを検出した場合、ソフトウェアは、零状態St0である次の状態に入る。ソフトウェアアルゴリズムを実行するのに必要な時間を減少させるために、既に説明したように全ての状態を走査する代わりに、実状態Stiを記憶させることができ、その結果次の垂直周期中、時間差Tdが、値Niに対応する実状態Stiより小さくなったか否かの検査を開始することができる。フローチャートにおいて、符号は以下の意味を有する。
1a Vがアクティブ又はVtがアクティブ?
1b 計数=0 2a Hの最初のアクティブエッジが検出された?
2b 計数:=計数+1 3a 状態=零状態St0かつ計数<間隔N0?
St1 状態:=時間間隔D1で垂直開始パルスVのアクティブエッジが延在する第1状態St1(飛び越し1)
4a 状態=飛び越し1かつ計数<間隔N1?
St2 状態:=時間間隔D2で垂直開始パルスVのアクティブエッジが延在する第2状態St2(飛び越し2)
5a 状態=飛び越しn-1かつ計数<間隔Nn-1?
st0 状態:=垂直状態パルスV(D0=0)のアクティブエッジが延在しない零状態st0
図1,2B,3B,4B及び5Bにおいて、垂直開始パルスVを、対応する垂直同期パルスの検出後アクティブハイとなる、すなわち第1情報Iから抽出され、現在のフィールドの垂直アドレス指定周期の終了と次のフィールドの垂直アドレス指定の開始との間の時間に関連する持続時間を有し、かつ、アクティブエッジとしての前縁を有する垂直ブランクパルスとして図示した。同様に、水平開始パルスHを、対応する水平同期パルスの検出後アクティブハイとなる、すなわち第1情報Iから抽出され、現在のラインの水平アドレス指定周期の終了と次のラインの水平アドレス指定の開始との間の時間に関連する持続時間を有し、かつ、アクティブエッジとしての前縁を有する水平ブランクパルスとして図示した。持続時間、アクティブレベル並びに垂直開始パルスV及び/又は水平開始パルスHのアクティブエッジを、本発明の範囲を逸脱することなく相違して選択することができる。その結果、アクティブエッジを、前縁の代わりに後縁に選択することもできる。表示スクリーン上の位置に関するフライバックパルス又は他のパルスを、帰線消去パルスの代わりに使用することができる。アクティブエッジは、上記水平パルス又は垂直パルスのうちの一つのアクティブ周期の中間を表すことができる。
画像中及びスクリーン表示情報上の画像を同時に表示する場合又は各々が関連の情報を有する複数のウィンドウが表示されるマルチメディアの用途の場合のように、第1情報Iに対して第2情報Oiの垂直位置−ジッタを除去する既に説明したような本発明による垂直位置−ジッタ除去方法及び垂直位置−ジッタ除去回路を、一つ以上の第2情報の垂直位置−ジッタを除去するのにも好適に使用することは明らかである。
【図面の簡単な説明】
1A,1Bは、従来技術で発生する問題を説明するタイミング図を示し、
図2Aは、本発明による垂直位置−ジッタ除去回路を具える表示装置のブロック図を示し、
図2B,2C及び2Dは、本発明による垂直位置−ジッタ除去回路の動作を説明するタイミング図を示し、
図2Eは、本発明による垂直位置−ジッタ除去回路の一部のブロック図を示し、
図3Aは、本発明による垂直位置−ジッタ除去回路の第1の実施の形態のブロック図を示し、
図3Bは、第1の実施の形態の動作を説明するタイミング図を示し、
図4Aは、本発明による垂直位置−ジッタ除去回路の第2の実施の形態のブロック図を示し、
図4Bは、第2の実施の形態の動作を説明するタイミング図を示し、
図5Aは、本発明による垂直位置−ジッタ除去回路の第3の実施の形態のブロック図を示し、
図5Bは、第3の実施の形態の動作を説明するタイミング図を示し、
図6は、本発明による垂直位置−ジッタ除去回路に使用する処理回路の一例を示し、
図7は、本発明による垂直位置−ジッタを除去するソフトウェアアルゴリズムを説明するフローチャートを示す。
Claims (15)
- 表示装置のアドレス指定を決定する第1情報が表示される前記表示装置上に表示された第2情報の垂直位置のジッタを除去する方法であって、
前記表示装置上の前記第1情報のフィールドの垂直開始位置及び前記第1情報のラインの水平開始位置をそれぞれ制御するために、垂直開始パルス及び水平開始パルスを発生させるステップと、
前記水平開始パルスの予め設定された数を計数して、前記表示装置上の前記第2情報の表示に対する垂直開始位置を規定するステップとを具えるジッタ除去方法において、
前記第1情報の第1フィールド中で、第1垂直開始パルスのアクティブエッジに応答して、予め設定された第1シフト期間の全体に亘って時間シフトした前記第1垂直開始パルスのアクティブエッジとするアクティブエッジを有する第1垂直トリガパルスを発生させるステップと、
前記第1情報の各フィールドで、対応する垂直トリガパルスのアクティブエッジに応答して前記水平開始パルスの予め設定された数の計数を開始し、これにより、前記垂直トリガパルスのアクティブエッジを、現在のシフト期間の全体に亘ってシフトした対応する開始パルスに対応するアクティブエッジとするステップと、
前記第1情報の各フィールドで、対応する垂直開始パルスのアクティブエッジに応答して、前記現在のシフト期間全体に亘る次の垂直開始パルスのアクティブエッジに対してシフトしたアクティブエッジを有する次の垂直トリガパルスを発生させるステップと、前記第1情報の予め設定されたフィールド中、対応する垂直開始パルスのアクティブエッジに応答して、調整されたシフト期間で発生させるステップを具え、
このシフト期間の調整は、一方における現在の垂直トリガパルスのアクティブエッジと他方における現在の垂直トリガパルスのアクティブエッジにもっとも近い現在の水平開始パルスのアクティブエッジとの間の現在の時間差を決定するステップと、
前記現在の時間差が現在の予め設定された値より小さいか否か検査するステップと、
前記現在の時間差が前記現在の予め設定された値より小さい場合、前記現在のシフト期間と等しくない次のシフト期間を発生させ、これにより、前記次のシフト期間全体に亘ってシフトさせることにより前記現在の垂直開始パルスから獲得された過程の垂直トリガパルスに最も近い前記現在の水平開始パルスのアクティブエッジを他端とする間の時間差の絶対値が、前記現在の予め設定された値よりも小さくないように、前記次のシフト期間を選択して、前記次のシフト期間が前記第1情報の次のフィールドに対して前記現在のシフト期間を形成するステップとを具えることを特徴とする垂直位置ジッタ除去方法。 - 前記現在の時間差を決定するステップは、前記現在の垂直トリガパルスのアクティブエッジの後前記現在の垂直開始パルスのアクティブエッジと最初に発生する水平開始パルスのアクティブエッジとの間に経過する持続時間を測定するステップを具え、前記現在の予め設定された値は、対応する垂直開始パルスのアクティブエッジと現在の垂直トリガパルスのアクティブエッジ後の所定の時間間隔との間の時間間隔に相当することを特徴とする請求の範囲1記載の垂直位置ジッタ除去方法。
- 前記現在の時間差を決定するステップは、前記現在の垂直トリガパルスのアクティブエッジと前記現在の垂直トリガパルスのアクティブエッジ後に最初に発生する水平開始パルスとの間に経過する持続時間を測定するのステップを具え、前記現在の予め設定された値は、前記現在のトリガパルスのアクティブエッジと前記現在のトリガパルスのアクティブエッジの後の所定の時間間隔との間の時間間隔に相当することを特徴とする請求の範囲1記載の垂直位置ジッタ除去方法。
- 前記現在の時間差を決定するステップ及び前記現在の時間差が前記現在の予め設定された値より小さいか否か検査するステップを具え、これらステップは、
前記現在の垂直トリガパルスのアクティブエッジに関連するウィンドウパルスの開始の瞬間を発生させるステップ及び前記ウィンドウパルスの所定のウィンドウ持続時間を発生させるステップにより前記ウィンドウパルスを創成するステップと、
前記現在の時間差信号を発生させ、前記現在の垂直トリガパルスのアクティブエッジの後に最初に発生した水平開始パルスのアクティブエッジが前記ウィンドウパルス中に発生した場合前記現在の時間差をアクティブにすることにより、前記現在の時間差が前記現在の予め設定された値より小さいか否かを検査するステップを具えることを特徴とする請求の範囲1記載の垂直位置ジッタ除去方法。 - 前記現在のシフト期間及び次のシフト期間を、連続的なnのシフト期間から選択し、
前記予め設定された値を、連続的なnのシフト期間に対応する連続的なnの予め設定された値から選択し、nを、1より大きな自然数とすることを特徴とする請求の範囲1,2又は3記載の垂直位置ジッタ除去方法。 - 次のフィールド中で、前記現在の時間差が、前記シフト期間に対応する現在の予め設定された値より小さくない場合、前記次の垂直トリガパルスのアクティブエッジを現在のシフト期間全体に亘ってシフトし、
又は、前記現在の時間差が前記予め設定された値より小さい場合、次のシフト期間を、前記現在のシフト期間に続くシフト期間とし、i+1がnより大きい場合、前記続くシフト期間を最初のシフト期間とすることを特徴とする請求の範囲5記載の垂直位置ジッタ除去方法。 - 前記次のシフト期間を、第1シフト期間全体に亘って遅延された垂直開始パルスに対応する垂直遅延パルス又は第2シフト期間全体に亘って遅延された垂直遅延パルスに対応する遅延パルスを発生させることにより発生させ、前記垂直遅延パルスは、前記第1シフト期間を決定し、かつ、前記遅延パルスは、第2シフト期間を決定し、
前記次のフィールドにおける、前記次の垂直トリガパルスの発生は、前記水平開始パルスの最初に発生するアクティブエッジが前記ウィンドウパルス中に発生する場合、前記次の垂直開始パルスのアクティブエッジに対して前記次の垂直トリガパルスのアクティブエッジがシフトする前記次のシフト期間を、二つのシフト期間のうちの他方に変えるステップを具え、これにより、前記水平開始パルスのアクティブエッジが前記ウィンドウパルス中に発生しない場合、前記次のシフト期間を前記二つのシフト期間のうちの他方に変えないことを特徴とする請求の範囲4記載の垂直位置ジッタ除去方法。 - 前記方法は、クロックパルスを発生させるステップを更に具え、前記現在の時間差の決定は、前記クロックパルスを計数することにより、計数値を決定するステップを具えることを特徴とする請求の範囲1,2,3,5又は6記載の垂直位置ジッタ除去方法。
- 前記方法は、クロックパルスを発生させるステップを更に具え、前記ウィンドウ持続時間を発生させるステップは、予め設定された数の前記クロックパルスを計数するステップを具えることを特徴とする請求の範囲4又は7記載の垂直位置ジッタ除去方法。
- 前記方法は、クロックパルスを発生させるステップと、予め設定された数の前記クロックパルスを計数して、前記シフト期間を発生させるステップとを更に具えることを特徴とする請求の範囲1,2又は3記載の垂直位置ジッタ除去方法。
- 前記方法は、クロックパルスを発生させるステップを更に具え、前記遅延パルスを発生させるステップは、前記垂直遅延パルスにより開始される第2の予め設定された数のクロックパルスを計数するステップを具えることを特徴とする請求の範囲7記載の垂直位置ジッタ除去方法。
- 前記クロックパルスを発生させるステップは、
水平同期パルスを前記第1情報から分離するステップと、
前記水平同期パルスの繰り返し周波数に所定の数を乗算したものに等しいクロックパルス繰り返し周波数を有するクロックパルスを発生させるステップと、
前記クロックパルスを所定の数で分割して、再発生した同期パルスを発生させるステップと、
前記水平同期パルス及び再発生した水平同期パルスの位相及び/又は周波数差を比較して、前記再発生した水平同期パルスの繰り返し周波数を前記水平同期パルスに同期させるクロックパルス繰り返し周波数を制御する制御信号を発生させ、前記水平開始パルスの発生を、前記再発生した水平同期パルスに同期させるステップとを具えることを特徴とする請求の範囲8,9,10又は11記載の垂直位置ジッタ除去方法。 - 表示装置のアドレス指定を決定する第1情報を表示する前記表示装置上の第2情報の垂直位置のジッタを除去する垂直位置−ジッタ除去回路であって、この回路は、
前記表示装置上の前記第1情報のラインのフィールドの垂直開始位置及びラインの水平開始位置をそれぞれ制御する垂直開始パルス及び水平開始パルスを発生させるために、前記第1情報(I)を受信するために結合した処理回路と、
予め設定された数の前記水平開始パルスを計数することにより、垂直位置信号を発生させて、前記表示装置上の前記第2情報の垂直開始位置を規定するタイミング手段と、
前記表示装置上の前記第2情報の表示に挿入するために前記垂直位置信号を受信するよう結合したオン−スクリーン表示回路とを具える垂直位置−ジッタ除去回路において、
前記垂直位置−ジッタ除去回路は、前記第1情報の第1フィールドにおいて、第1シフト期間全体に亘って時間シフトした第1垂直開始パルスのアクティブエッジに対応するアクティブエッジを有する第1垂直トリガパルスを発生させるために、垂直開始パルス及びシフト期間を受信するよう結合したシフト手段を更に具え、
前記タイミング手段を、前記第1情報の各フィールドにおいて、前記予め設定された数の前記水平開始パルスの計数を開始するために垂直トリガパルスを受信するよう結合し、これにより、前記垂直トリガパルスのアクティブエッジを、現在のシフト期間全体に亘ってシフトした対応する垂直開始パルスのアクティブエッジとし、
前記シフト手段を、前記第1情報の各フィールドにおいて、前記現在のシフト期間の全体に亘って時間シフトした次の垂直開始パルスのアクティブエッジに対応するアクティブエッジを有する次の垂直トリガパルスを発生させるために配置し、
かつ、前記回路は、前記第1情報の予め設定されたフィールドにおいて、一方における現在の垂直トリガパルスのアクティブエッジと他方における現在の垂直トリガパルスのアクティブエッジに最も近い現在の水平開始パルスのアクティブエッジとの間に発生する時間差の目安となる時間差信号を発生させるために、垂直開始パルス、垂直トリガパルス及び水平開始パルスを受信するよう結合した時間検出手段を更に具え、
前記シフト手段を、前記第1情報の前記予め設定されたフィールドにおいて、現在の時間差信号が現在の予め設定された値より小さいか否か検査するために、前記現在の時間差信号及び予め設定された値を受信するようにも結合し、
前記シフト手段は、前記現在の時間差が前記予め設定された値より小さい場合、次のフィールドにおいて、前記現在のシフト期間に等しくない次のシフト期間を発生させ、これにより、一方において前記次のシフト期間全体に亘ってシフトさせることにより前記現在の垂直開始パルスから獲得された仮定の垂直トリガパルスのアクティブエッジと、他方において前記仮定の垂直トリガパルスに最も近い前記現在の水平開始パルスのアクティブエッジとの間の時間差の絶対値が、前記現在の予め設定された値より小さくないように、前記次のシフト期間を選択して、前記次のシフト期間が、前記第1情報の次のフィールドに対してシフト期間を形成するようにしたことを特徴とする垂直位置−ジッタ除去回路。 - 表示装置及び請求の範囲13で規定したような垂直位置−ジッタ除去回路を具える画像表示装置。
- 表示装置のアドレス指定を決定する第1情報を表示する表示装置上に表示される第2情報の垂直位置のジッタを除去する方法であって、
前記表示装置上の前記第1情報のフィールドの垂直開始位置及び前記第1情報のラインの水平開始位置を制御する垂直開始パルス及び水平開始パルスを発生させるステップを具えるジッタ除去方法において、
前記第1情報の第1フィールドにおいて、第1の水平開始パルスのアクティブエッジに応答して、第1の水平計数パルスを発生させ、その第1の水平計数パルスのうちの少なくとも一つは、予め設定された第1シフト期間全体に亘ってシフトした対応する水平開始パルスのアクティブエッジであるアクティブエッジを有し、前記第1の水平計数パルスのうちの少なくとも一つを、対応する垂直開始パルスのアクティブエッジに最も近いものとするステップと、
前記第1情報の各フィールドにおいて、対応する垂直開始パルスのアクティブエッジに応答して予め設定された数の水平計数パルスを計数し、前記表示装置上の前記第2情報の表示に対する垂直開始位置を規定し、これにより、前記水平計数パルスのうちの少なくとも一つのアクティブエッジを、現在のシフト期間全体に亘ってシフトした対応する水平開始パルスのアクティブエッジとし、前記水平計数パルスのうちの少なくとも一つを、前記対応する垂直開始パルスのアクティブエッジに最も近いものとするステップと、
前記第1情報の各フィールドにおいて、次の水平開始パルスのアクティブエッジに応答して、次の水平計数パルスを発生させ、その水平計数パルスのうちの少なくとも一つは、前記現在のシフト期間全体に亘る次の水平開始パルスの対応する一つのアクティブエッジに対してシフトしたアクティブエッジを有し、前記次の水平計数パルスのうちの少なくとも一つを、対応する次の垂直開始パルスのアクティブエッジに最も近いものとするステップと、
前記第1情報の予め設定されたフィールドにおいて、対応する垂直開始パルスのアクティブエッジに応答して、調整されたシフト期間を発生させるステップとを更に具え、
このシフト期間の調整は、
一方における現在の垂直開始パルスのアクティブエッジと他方における現在の垂直開始パルスのアクティブエッジに最も近い現在の水平計数パルスのアクティブエッジとの間の現在の時間差を決定するステップと、
前記現在の時間差が現在の予め設定された値より小さいか否か検査するステップと、
前記現在の時間差が現在の予め設定された値より小さい場合、前記現在のシフト期間に等しくない次のシフト期間を発生させ、これにより、一方における前記次のシフト期間の全体に亘ってシフトすることにより対応する現在の水平開始パルスから獲得されるとともに前記現在の垂直開始パルスのアクティブエッジに最も近い仮定の水平計数パルスのアクティブエッジと、他方における前記現在の垂直開始パルスのアクティブエッジとの間の時間差の絶対値が、前記現在の予め設定された値より小さくないように、前記次のシフト期間を選択して、前記次のシフト期間が、前記第1情報の次のフィールドに対する現在のシフト期間を形成することを特徴とするジッタ除去方法。
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