JP3871901B2 - 映像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は映像表示装置に関し、特にカラーテレビジョン信号等を表示する映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
映像信号はカラーテレビジョンに代表されるようにインターレース方式が一般に採用されていた。しかし、最近のカラーテレビジョン受像機においては、インターレース信号からノンインターレース方式であるプログレシブ信号に変換する等の高度のディジタル映像信号処理を行うものが普及し、また、急速に普及しつつあるパーソナルコンピュータ等には映像信号をノンインターレース方式で出力するものが多くなっている。これらの複数の方式の映像信号を表示する映像表示装置においては、入力される映像信号がインターレース方式であるかノンインターレース方式であるか、また、インターレース方式である場合は奇数又は偶数のいずれのフィールドであるかを判別するインターレース判別及びフィールド判別機能が必要となっている。
【0003】
このようなインターレース判別及びフィールド判別機能を有する従来の第1の映像表示装置をブロックで示す図4を参照すると、この従来の映像表示装置は、映像信号から同期信号分離回路(図示せず)で抽出した水平同期信号Hと垂直同期信号Vを入力し垂直同期信号Vを基準として水平同期信号Hの立ち上がり時間を測定する周波数カウンタ7と、連続する2フィールド分の水平同期信号Hの立ち上がり時間の測定値を示すカウント値CH1,CH2をそれぞれ記憶し対応する保持値Q1,Q2をそれぞれ出力するラッチ回路であるDフリップフロップ(以下、DF/F)8とDF/F9と、DF/F8とDF/F9の各々の出力する保持値Q1,Q2の差に基づきインターレース判別信号IL及びフィールド判別信号Fを出力する位相比較回路10とを備える。
【0004】
次に、図4を参照して、従来の第1の映像表示装置の動作について説明すると、まず、周波数カウンタ7は垂直同期信号Vを基準にして、水平同期信号Hが最初に活性化するまでの時間を測定し、その測定値を示すカウント値CHを出力する。周波数カウンタ7のクロック信号としては水平同期信号Hの1周期分(以下、1H)をN(任意の整数)分割したもの、すなわち、カウント値CH=Nで1Hを表すものとする。
【0005】
DF/F8とDF/F9の各々は、連続する2フィールド分のカウント値CH1、CH2をそれぞれ記憶し対応する保持値Q1,Q2をそれぞれ出力して、位相比較器10に供給する。位相比較回路10は、保持値Q1,Q2の差に対応する時間差に基づき、その映像信号がインターレースであるかノンインターレースであるかの判別と、インターレースである場合の奇数/偶数フィールドの判別を行い、インターレース判別信号ILおよびフィールド判別信号Fを出力する。
【0006】
すなわち、垂直同期信号Vの立ち上がり時点における水平同期信号Hの位相である保持値Q1と、垂直同期信号Vの1周期前の立ち上がり時点における水平同期信号Hの位相である保持値Q2から、次式の関係を用いてその映像信号がインターレースであるかノンインターレースであるかの判別と、インターレースである場合の奇数/偶数フィールドの判別ができる。すなわち、360°|Q1−Q2|/Nの値が90°から270°の範囲にある場合は映像信号がインターレースであり、また、インターレースの場合Q1/Nの値が90°から270°の間にあればその後の映像信号は偶数フィールドにあるとそれぞれ判別できる。
【0007】
もし、入力水平同期信号Hが後述するような等化パルス等の入っていない通常の水平同期信号であれば、本回路は安定なインターレース判別、及びフィールド判別を行うことができる。
【0008】
しかし、入力水平同期信号Hに、コンポジットシンク用の等化パルス等の通常の水平同期信号と異なる周期のパルスが入っている複合タイプの水平同期信号の場合、この回路では安定なインターレース判別及びフィールド判別を行うことができない。
【0009】
また、上記欠点の解決を図った特許第2692112号公報記載の従来の第2の映像表示装置を図4と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にブロックで示す図5を参照すると、この従来の第2の映像表示装置は、従来の第1の映像表示装置と共通の周波数カウンタ7と、DF/F8とDF/F9と、位相比較回路10とに加えて、周波数カウンタ7の水平同期信号の入力側に、水平同期信号Hと位相同期をとり位相同期した位相同期水平同期信号HDを出力するPLL回路31と、位相同期水平同期信号HDを所定分周比で分周する分周カウンタ32とを備える。
【0010】
図5を参照して従来の第2の映像表示装置の動作について説明すると、PLL回路31と分周カウンタ32は、入力の水平同期信号Hの本来の水平同期信号周期に位相同期するよう設定されているので、水平同期信号Hの等化パルスの有無に関係なく安定した周期の位相同期水平同期信号HDを出力する。
【0011】
従って、この従来の第2の映像表示装置は、安定なインターレース判別及びフィールド判別を行うことができる。
【0012】
この回路での問題点としては、分周カウンタ32には入力水平同期信号に適合させた分周比を設定する必要があるが、この分周比は実際には入力水平同期信号Hが何であるかを判別した後で分かるものである。しかし、その判別にはインターレース判別が必要になるという矛盾が生じる。そのため、一旦、分周比を仮設定してPLLをロックさせ、インターレース判別や同期の周波数判別を行って入力水平同期信号を判別した後、分周比を再設定するという複雑な処理を必要とする。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の第1の映像表示装置は、コンポジットシンク用の等化パルス等の通常の水平同期信号と異なる周期のパルスが入っている複合タイプの水平同期信号の場合、安定なインターレース判別及びフィールド判別を行うことができないという欠点があった。
【0014】
また、上記欠点の解決を図った従来の第2の映像表示装置は、入力水平同期信号に適合させた分周比を設定するため、一旦、分周比を仮設定してPLLをロックさせ、インターレース判別や同期の周波数判別を行って入力水平同期信号を判別した後、上記分周比を再設定するという複雑な処理を必要とするという欠点があった。
【0015】
本発明の目的は、等化パルス等の通常の水平同期信号と異なる周期のパルスが入っている複合タイプの水平同期信号が入力された場合でも分周比の再設定等の複雑な処理をすることなく安定なインターレース判別及びフィールド判別を行うことができる映像表示装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の映像表示装置は、インターレース方式及びノンインターレース方式を含む複数の方式の映像信号を表示し、入力される前記映像信号から抽出した垂直同期信号及び所定の水平同期信号周期と異なる周期の異周期パルス列を含む水平同期信号を用いて前記映像信号がインターレース方式又はノンインターレース方式のいずれであるかの判別を行うと共にインターレース方式である場合は奇数又は偶数のいずれのフィールドであるかを判別するインターレース判別及びフィールド判別手段を有する映像表示装置において、
前記垂直同期信号の立ち上がり時間から予め設定した遅延時間後の前記異周期パルス列が存在しない期間に前記水平同期信号の周期を測定しこの水平同期信号の周期の測定値である水平同期信号周期を出力する周波数測定手段と、
前記水平同期信号周期に基づき前記水平同期信号をフィルタリングして前記異周期パルス列の信号を除去したゲート水平同期信号を生成するゲート水平同期信号生成手段と、
前記ゲート水平同期信号に基づき前記インターレース判別結果のインターレース判別信号と前記フィールド判別結果のフィールド判別信号を生成する前記インターレース判別及びフィールド判別手段とを備えて構成されている。
【0017】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の映像表示装置において、前記ゲート水平同期信号生成手段が、測定された前記水平同期信号周期と同一周期の水平同期パルスを発生する水平同期パルス発生回路と、
前記垂直同期信号の活性化後の前記水平同期パルスをカウントしパルスカウント値を出力する垂直同期カウンタ回路と、
垂直ラインの位置を指定する設定値と前記パルスカウント値とを比較し両者の一致に対応した前記垂直ラインの位置でゲートパルスを活性化する比較回路と、前記ゲートパルスの活性化期間に前記平同期信号を通過させゲート水平同期信号を出力するゲート回路とを備えて構成されている。
【0018】
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の映像表示装置において、前記ゲート水平同期信号生成手段が、測定された前記水平同期信号周期と前記垂直同期信号との供給を受けこの垂直同期信号の活性化後の前記水平同期信号周期に基づき、直接前記水平同期信号の数を表す水平同期信号カウント値を求め出力する周波数カウンタ回路と、
垂直ラインの位置を指定する第1,第2の設定値の各々と前記水平同期信号カウント値とを比較し前記第1の設定値と前記水平同期信号カウント値との一致に対応する垂直ラインの位置である第1の位置の後の前記第2の設定値と前記水平同期信号カウント値との一致に対応する前記垂直ラインの位置である第2の位置でゲートパルスを活性化する比較回路と、
前記ゲートパルスの活性化期間に前記平同期信号を通過させゲート水平同期信号を出力するゲート回路とを備えて構成されている。
【0019】
また、請求項4記載の発明は、請求項1記載の映像表示装置において、前記周波数測定手段が、前記異周期パルス列が存在しない期間の任意の2つの水平同期信号の間での前記水平同期信号よりも十分高い周波数のクロック信号をカウントする周波数カウンタをを備えて構成されている。
【0020】
また、請求項5記載の発明は、請求項1記載の映像表示装置において、前記周波数測定手段が、前記水平同期信号の入力側に前記垂直同期信号を基準として前記異周期パルス列が存在しない期間をマスクする前記遅延時間の幅の禁止ゲートを発生させることを特徴とするとするものである。
【0021】
また、請求項6記載の発明は、請求項1記載の映像表示装置において、前記インターレース判別及びフィールド判別手段が、前記ゲート水平同期信号の供給を受け前記垂直同期信号を基準として前記ゲート水平同期信号の活性化するまでの時間を測定する周波数カウンタと、
連続する前記映像信号の2フィールド分の前記水平同期信号の立ち上がり時間の測定値を示す第1及び第2のカウント値をそれぞれ記憶し対応する第1及び第2の保持値を出力する第1及び第2のラッチ回路と、
前記第1及び第2の保持値の差に基づき前記インターレース方式又は前記ノンインターレース方式のいずれであるかの判別結果を示すインターレース判別信号と、前記インターレース方式である場合は奇数又は偶数のいずれのフィールドであるかの判別結果を示すフィールド判別信号を出力する位相比較回路とを備えて構成されている。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
本実施の形態の映像表示装置は、インターレース方式及びノンインターレース方式を含む複数の方式の映像信号を表示し、入力される前記映像信号から抽出した垂直同期信号及び所定の水平同期信号周期と異なる周期の異周期パルス列を含む水平同期信号を用いて上記映像信号がインターレース方式又はノンインターレース方式のいずれであるかの判別を行うと共にインターレース方式である場合は奇数又は偶数のいずれのフィールドであるかを判別するインターレース判別及びフィールド判別手段を有する映像表示装置において、上記垂直同期信号の立ち上がり時間から予め設定した遅延時間後の上記異周期パルス列が存在しない期間に上記水平同期信号の周期を測定しこの水平同期信号の周期の測定値である水平同期信号周期を出力する周波数測定手段と、上記水平同期信号周期に基づき上記水平同期信号をフィルタリングして上記異周期パルス列の信号を除去したゲート水平同期信号を生成するゲート水平同期信号生成手段と、上記ゲート水平同期信号に基づきインターレース判別結果のインターレース判別信号とフィールド判別結果のフィールド判別信号を生成する上記インターレース判別及びフィールド判別手段とを備え、水平同期信号にコンポジットシンクの等価パルス等、通常の同期信号と異なる周期のパルスが挿入されているときにでも、安定なインターレース判別及びフィールド判別を行うことを特徴とするものである。
【0024】
次に、本発明の実施の形態を図4と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にブロックで示す図1を参照すると、この図に示す本実施の形態の映像表示装置は、従来と共通の映像信号から同期信号分離回路(図示せず)で抽出した水平同期信号Hと垂直同期信号Vを入力し、この垂直同期信号Vを基準として最初の水平同期信号Hの立ち上がり(活性化)までの時間を測定する周波数カウンタ7と、連続する映像信号の2フィールド分の水平同期信号Hの立ち上がり時間の測定値を示すカウント値CH1,CH2をそれぞれ記憶し対応する保持値Q1,Q2をそれぞれ出力するラッチ回路であるDフリップフロップ(以下、DF/F)8とDF/F9と、DF/F8とDF/F9の各々の出力する保持値Q1,Q2の差に基づきインターレース判別信号IL及びフィールド判別信号Fを出力する位相比較回路10とに加えて、垂直同期信号Vの立ち上がり時間から予め設定した遅延時間後の水平同期信号Hの周期を測定し水平同期信号Hの周期測定値である水平同期信号周期FHを出力する周波数測定回路1と、測定された水平同期信号周期FHの周期と同一周期の水平同期パルスPHを発生する水平同期パルス発生回路2と、垂直同期信号Vの活性化後の水平同期パルスPをカウントしパルスカウント値Bを出力する垂直同期カウンタ回路3と、垂直走査線上(以下、垂直ライン)の位置の設定値Aとパルスカウント値Bとを比較し両者の一致に対応した垂直ラインの位置でゲートパルスPVを発生(活性化)する比較回路4と、垂直ラインの位置を指定する設定値Aを保持する設定値レジスタ5と、ゲートパルスPVの活性化期間に水平同期信号Hを通過させゲート水平同期信号HGを出力し周波数カウンタ7に供給するゲート6とを備える。
【0025】
次に、図1及び各信号波形をタイムチャートで示す図2を参照して本実施の形態の動作について説明すると、周波数測定回路1は、垂直同期信号Vの活性化後の予め設定した遅延時間後の水平同期信号Hの等化パルスの存在しない部分でこの水平同期信号Hの各々毎にその水平同期信号Hの周期を測定し、その測定値である水平同期信号周期FHを出力して水平同期パルス発生回路2に供給する。この周波数/周期測定は、例えば、等化パルスの存在しない部分の任意の2つの水平同期信号Hの間で、水平同期信号Hよりも十分高い、例えば、100倍の周波数のクロック信号をカウントする公知の周波数カウンタを用いることにより行う。また、例えば、コンポジットシンク用の等化パルスの存在部分は垂直ラインのほぼ前半部分と決まっているので、周波数測定回路1の水平同期信号Hの入力側に垂直同期信号Vを基準として上記等化パルス存在部分、すなわち、垂直ラインのほぼ前半部分をマスクする上記遅延時間の幅の禁止ゲートを設ければよい。
【0026】
説明の便宜上、図2に示すように、水平同期信号Hはフィールドの前半、すなわち、垂直ラインの前半に等化パルスPEを含む信号であるものとする。この場合、周波数測定回路1は、等化パルスのないフィールドの後半、すなわち、垂直ラインの後半で水平同期信号Hの周波数/周期を測定し、その測定値である水平同期信号周期FHを出力する。
【0027】
水平同期パルス発生回路2は、周波数測定回路1からの水平同期信号周期FHと垂直同期信号Vとの供給を受け、水平同期信号周期FHをこの水平同期信号周期FHの測定値と同一周期(以下、この周期を1Hという)でかつ垂直同期信号Vと同期したパルス信号に変換して周期1Hの水平同期パルスPHを発生し、垂直同期カウンタ回路3に供給する。
【0028】
垂直同期カウンタ回路3は、水平同期パルス発生回路2からの水平同期パルスPHと垂直同期信号Vとの供給を受け、垂直同期信号Vの活性(アクティブ)化後の水平同期パルスPHをカウントし、パルスカウント値Bを出力し、比較回路4に供給する。
【0029】
比較回路4は、設定値レジスタ5から供給される垂直位置の設定値Aと垂直同期カウンタ回路3からのパルスカウント値Bとを比較し、パルスカウント値Bが設定値Aに達した時点に相当する垂直ラインの位置でゲートパルスPVを発生、すなわち、活性化する。設定値Aは、垂直ラインのうち等化パルスが存在しない部分、この例では垂直ラインの後半の任意点を設定するものとする。
【0030】
ゲート6は、ゲートパルスPVの活性化期間内だけ、水平同期信号Hを通過させゲート水平同期信号HGを出力し、周波数カウンタ7に供給する。従って、ゲート水平同期信号HGは、水平同期信号Hと同一位相でかつ、等化パルスがない期間に発生するパルスである。
【0031】
周波数カウンタ7は、垂直同期信号Vを基準として、下記のクロックで入力したゲート水平同期信号HGの活性化するまでの時間である立ち上がり時間を測定し、測定値としてカウント値CHを出力する。上記クロックは、水平同期信号周期FH(すなわち、1H)をN(任意の整数)分割したもの、すなわち、カウント値CH=Nで1Hを表すものとする。
【0032】
DF/F8とDF/F9の各々は、連続する2フィールド分のカウント値CH1,CH2をそれぞれ記憶し対応する保持値Q1,Q2をそれぞれ出力して、位相比較器10に供給する。
【0033】
位相比較回路10は、保持値Q1,Q2の差に対応する時間差に基づき、その映像信号がインターレースであるかノンインターレースであるかの判別と、インターレースである場合の奇数/偶数フィールドの判別を行い、インターレース判別信号ILおよびフィールド判別信号Fを出力する。
【0034】
すなわち、垂直同期信号Vの立ち上がり時点における水平同期信号Hの位相である保持値Q1と、垂直同期信号Vの1周期前の立ち上がり時点における水平同期信号Hの位相である保持値Q2から、次式の関係を用いてその映像信号がインターレースであるかノンインターレースであるかの判別と、インターレースである場合の奇数/偶数フィールドの判別ができる。すなわち、360°|Q1−Q2|/Nの値が90°から270°の範囲にある場合は映像信号がインターレースであり、また、インターレースの場合Q1/Nの値が90°から270°の間にあればその後の映像信号は偶数フィールドにあるとそれぞれ判別できる。
【0035】
このように、インターレースの判別に使用する水平同期信号として、水平同期信号に等価パルスを含む信号を用いても、安定したインターレース判別及びフィールド判別ができる。
【0036】
次に、本発明の第2の実施の形態を図1と共通の構成要素には共通の参照文字/数字を付して同様にブロックで示す図3を参照すると、この図に示す本実施の形態の前述の第1の実施の形態との相違点は、水平同期パルス発生回路2と垂直同期カウンタ回路3の代わりに、水平同期信号周期FHと垂直同期信号Vとの供給を受け垂直同期信号Vの活性化後の水平同期信号周期FH(=1H)に基づき直接、水平同期信号の数を表すカウント値Cを求め出力する周波数カウンタ回路20を備え、また、比較回路4の代わりにカウント値Cと2つの設定値D,Eの2値の各々とを比較してカウント値Cと設定値Dとの一致に対応する垂直ラインの位置の後のカウント値Cと設定値Eとの一致に対応する垂直ラインの位置でゲートパルスPVを発生(活性化)する比較回路23を備え、さらに、設定値レジスタ5の代わりに、2つの設定値D,Eの各々を保持する設定値レジスタ21,22を備えることである。
【0037】
図3を参照して本実施の形態の動作について第1の実施の形態との相違点を重点的に説明すると、周波数測定回路1は、第1の実施の形態と同様に、等化パルスのないフィールドの後半、すなわち、垂直ラインの後半で水平同期信号Hの各々毎にその周波数/周期を測定し、各測定毎に水平同期信号周期FHを出力する。周波数カウンタ回路20は、水平同期信号周期FHと垂直同期信号Vとの供給を受け、垂直同期信号Vの活性化後の水平同期信号周期FH(=1H)の数を計数しカウント値Cを出力し、比較回路23に供給する。
【0038】
一方設定値レジスタ21,22には垂直同期信号Vの活性化後に立ち上がる垂直ラインの等化パルスの存在がない部分の始点に近い方及び遠い方の任意の2箇所に対応する設定値D,Eが設定されている。比較回路23は、カウント値CHと2つの設定値D,Eの2値の各々とを比較してカウント値Cと設定値Dとの一致に対応する垂直ラインの位置の後カウント値Cと設定値Eとの一致に対応する垂直ラインの位置でゲートパルスPVを発生する。従って、第1の実施の形態と同様に、ゲート水平同期信号HGは、水平同期信号Hと同一位相でかつ、等化パルスがない期間に発生する。
【0039】
以降、第1の実施の形態と同様の動作を行い、インターレース判別信号IL及びフィールド判別信号Fを出力する。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の映像表示装置は、垂直同期信号の立ち上がり時間から予め設定した遅延時間後の異周期パルス列が存在しない期間の水平同期信号周期の測定値である水平同期信号周期を出力する周波数測定手段と、水平同期信号周期に基づき水平同期信号をフィルタリングして異周期パルス列の信号を除去したゲート水平同期信号を生成するゲート水平同期信号生成手段と、上記ゲート水平同期信号に基づきインターレース判別信号とフィールド判別信号を生成するインターレース判別及びフィールド判別手段とを備え、インターレースの判別に使用する水平同期信号として、水平同期信号に等化パルスを含む信号を用いても、安定したインターレース判別及びフィールド判別ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像表示装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の映像表示装置における動作の一例を示すタイムチャートである。
【図3】本発明の映像表示装置の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図4】従来の第1の映像表示装置の一例を示すブロック図である。
【図5】従来の第2の映像表示装置の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 周波数測定回路
2 水平同期パルス発生回路
3 垂直同期カウンタ回路
4 比較回路
5,21,22 設定値レジスタ
6 ゲート
7 周波数カウンタ
8,9 DF/F
10 位相比較回路
20 周波数カウンタ回路
23 比較回路
31 PLL回路
32 分周カウンタ

Claims (6)

  1. インターレース方式及びノンインターレース方式を含む複数の方式の映像信号を表示し、入力される前記映像信号から抽出した垂直同期信号及び所定の水平同期信号周期と異なる周期の異周期パルス列を含む水平同期信号を用いて前記映像信号がインターレース方式又はノンインターレース方式のいずれであるかの判別を行うと共にインターレース方式である場合は奇数又は偶数のいずれのフィールドであるかを判別するインターレース判別及びフィールド判別手段を有する映像表示装置において、
    前記垂直同期信号の立ち上がり時間から予め設定した遅延時間後の前記異周期パルス列が存在しない期間に前記水平同期信号の周期を測定しこの水平同期信号の周期の測定値である水平同期信号周期を出力する周波数測定手段と、
    前記水平同期信号周期に基づき前記水平同期信号をフィルタリングして前記異周期パルス列の信号を除去したゲート水平同期信号を生成するゲート水平同期信号生成手段と、
    前記ゲート水平同期信号に基づき前記インターレース判別結果のインターレース判別信号と前記フィールド判別結果のフィールド判別信号を生成する前記インターレース判別及びフィールド判別手段とを備えることを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記ゲート水平同期信号生成手段が、測定された前記水平同期信号周期と同一周期の水平同期パルスを発生する水平同期パルス発生回路と、前記垂直同期信号の活性化後の前記水平同期パルスをカウントしパルスカウント値を出力する垂直同期カウンタ回路と、
    垂直ラインの位置を指定する設定値と前記パルスカウント値とを比較し両者の一致に対応した前記垂直ラインの位置でゲートパルスを活性化する比較回路と、前記ゲートパルスの活性化期間に前記平同期信号を通過させゲート水平同期信号を出力するゲート回路とを備えることを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  3. 前記ゲート水平同期信号生成手段が、測定された前記水平同期信号周期と前記垂直同期信号との供給を受けこの垂直同期信号の活性化後の前記水平同期信号周期に基づき、直接前記水平同期信号の数を表す水平同期信号カウント値を求め出力する周波数カウンタ回路と、
    垂直ラインの位置を指定する第1,第2の設定値の各々と前記水平同期信号カウント値とを比較し前記第1の設定値と前記水平同期信号カウント値との一致に対応する垂直ラインの位置である第1の位置の後の前記第2の設定値と前記水平同期信号カウント値との一致に対応する前記垂直ラインの位置である第2の位置でゲートパルスを活性化する比較回路と、
    前記ゲートパルスの活性化期間に前記平同期信号を通過させゲート水平同期信号を出力するゲート回路とを備えることを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  4. 前記周波数測定手段が、前記異周期パルス列が存在しない期間の任意の2つの水平同期信号の間での前記水平同期信号よりも十分高い周波数のクロック信号をカウントする周波数カウンタを備えることを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  5. 前記周波数測定手段が、前記水平同期信号の入力側に前記垂直同期信号を基準として前記異周期パルス列が存在しない期間をマスクする前記遅延時間の幅の禁止ゲートを発生させることを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  6. 前記インターレース判別及びフィールド判別手段が、前記ゲート水平同期信号の供給を受け前記垂直同期信号を基準として前記ゲート水平同期信号の活性化するまでの時間を測定する周波数カウンタと、
    連続する前記映像信号の2フィールド分の前記水平同期信号の立ち上がり時間の測定値を示す第1及び第2のカウント値をそれぞれ記憶し対応する第1及び第2の保持値を出力する第1及び第2のラッチ回路と、
    前記第1及び第2の保持値の差に基づき前記インターレース方式又は前記ノンインターレース方式のいずれであるかの判別結果を示すインターレース判別信号と、前記インターレース方式である場合は奇数又は偶数のいずれのフィールドであるかの判別結果を示すフィールド判別信号を出力する位相比較回路とを備えることを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
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