JP3846444B2 - 投写面上に画像を表示させずに行う画像の表示領域の決定 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、プロジェクタに関し、特に、投写面上に表示される画像の表示領域を設定するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
プロジェクタは、投写面上に画像を拡大して表示できるため、プレゼンテーション等に多く利用されている。プロジェクタを用いてプレゼンテーションを行う場合には、まず、ユーザが投写面上に画像を表示させる。そして、ユーザは、表示された画像を見ながら、画像のサイズ等を調整し、表示領域の設定を行う。
【0003】
なお、プロジェクタに関する従来技術としては、例えば、特許文献1が挙げられる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−174915号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、投写面上に画像を表示させずに、投写面上における画像の表示領域を設定したいという要望があった。例えば、各人が個別に準備したプロジェクタを用いて順次プレゼンテーションを行う場合を想定すると、他人のプレゼンテーション時間中に、自己のプロジェクタの表示領域の設定を行うことは困難である。このため、自己のプレゼンテーション時間中に、画像の表示領域の設定を行う必要がある。しかしながら、この場合には、自己のプレゼンテーション時間が、表示領域の設定作業によって短縮されてしまう。
【0006】
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、投写面上に画像を表示させずに、投写面上における画像の表示領域を設定することのできる技術を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第1の装置は、投写面上に画像を表示するためのプロジェクタであって、
原画像データを用いて、前記投写面上に表示される画像を表す表示画像データを生成するための表示画像データ生成部と、
前記表示画像データに応じて画像を形成する光を射出するための画像光形成装置と、
前記画像光形成装置から射出された光を前記投写面上に投写するための投写光学系と、
を備え、
前記プロジェクタは、さらに、
前記投写面を撮影するための撮影部と、
前記撮影部によって撮影された撮影画像を表示するための表示部と、
前記表示部に表示された前記撮影画像内の情報を用いて、前記投写面上における画像の表示領域を設定することによって、前記プロジェクタの表示条件を決定するための表示条件決定部と、
を備え、
前記プロジェクタは、前記表示条件に従って、前記投写面上に画像を表示することを特徴とする。
【0008】
この装置では、投写面を撮影した撮影画像が表示部に表示されるため、撮影画像内の情報を用いることにより、投写面上に画像を表示させずに、投写面上における画像の表示領域を設定することが可能となる。
【0009】
上記の装置において、
前記表示条件決定部は、
前記表示領域を示す設定画像を生成し、前記設定画像を前記撮影画像と共に前記表示部に表示させるための設定画像生成部と、
前記撮影画像と前記設定画像との関係の調整をユーザに許容するためのユーザ調整部と、
を備えるようにしてもよい。
【0010】
こうすれば、ユーザは、表示部に表示される撮影画像と設定画像との関係を確認しながら、画像の表示領域を設定することができる。
【0011】
上記の装置において、
前記ユーザ調整部は、ユーザに前記設定画像の調整のみを許容するようにしてもよい。
【0012】
上記の装置において、さらに、
前記投写光学系に含まれるレンズ群の配置を調整するための投写光学系調整部を備え、
前記表示条件決定部は、さらに、
前記投写面までの距離を測定するための距離センサを備え、
前記表示条件決定部は、前記撮影画像内の前記設定画像のサイズと前記測定された距離とに応じて、前記投写光学系調整部によって利用される前記投写光学系の変倍条件を作成するようにしてもよい。
【0013】
このように、投写光学系の変倍条件を調整すれば、画像の表示領域の設定を容易に行うことができる。
【0014】
上記の装置において、
前記表示条件決定部は、さらに、前記測定された距離に応じて、前記投写光学系調整部によって利用される前記投写光学系の合焦条件を作成するようにしてもよい。
【0015】
こうすれば、投写光学系の合焦条件を容易に設定することができる。
【0016】
上記の装置において、
前記表示条件決定部は、前記測定された距離が所定の条件を満足しない場合には、ユーザに通知するようにしてもよい。
【0017】
こうすれば、ユーザは、プロジェクタと投写面との間の距離が適切でないことを知ることができる。
【0018】
上記の装置において、
前記設定画像生成部は、前記設定画像と共に、前記変倍条件の変更によって設定可能な最大表示領域に対応する最大サイズと、前記変倍条件の変更によって設定可能な最小表示領域に対応する最小サイズと、を示す参照画像を、前記表示部に表示させるようにしてもよい。
【0019】
こうすれば、ユーザは、参照画像を利用して、設定画像を適切なサイズに容易に設定することができる。
【0020】
上記の装置において、
前記設定画像生成部は、前記設定画像のサイズの調整範囲を、前記変倍条件の変更によって設定可能な最大表示領域に対応する最大サイズと、前記変倍条件の変更によって設定可能な最小表示領域に対応する最小サイズと、の間に制限するようにしてもよい。
【0021】
こうすれば、ユーザは、設定画像のサイズを許容された範囲内で容易に調整することができる。
【0022】
あるいは、上記の装置において、
前記設定画像のサイズが、前記変倍条件の変更によって設定可能な最小表示領域に対応する最小サイズよりも小さく設定される場合には、
前記表示条件決定部は、さらに、前記撮影画像内の設定画像のサイズと前記測定された距離とに応じて、画像データ縮小条件を作成し、
前記表示画像データ生成部は、前記画像データ縮小条件に従って、前記原画像データに対して縮小処理を実行するようにしてもよい。
【0023】
こうすれば、変倍条件の変更のみでは設定不可能な比較的小さな領域を表示領域として設定することができる。
【0024】
また、上記の装置において、
前記表示条件決定部は、さらに、前記設定画像の形状に応じて、画像データ変形条件を作成し、
前記表示画像データ生成部は、前記画像データ変形条件に従って、前記原画像データに対して形状変更処理を実行するようにしてもよい。
【0025】
こうすれば、投写面上に画像を表示させずに、投写面上における画像の表示領域の形状を容易に変更することができる。
【0026】
上記の装置において、さらに、
外部から電力の供給が無い場合に、前記撮影部と前記表示部と前記表示条件決定部との動作を可能とするバッテリを備えるようにしてもよい。
【0027】
こうすれば、外部から電力の供給が無い場合にも、表示領域の設定を行うことができる。
【0028】
本発明の第2の装置は、投写面上に画像を表示するプロジェクタ用のアダプタであって、
前記投写面を撮影するための撮影部と、
前記撮影部によって撮影された撮影画像を表示するための表示部と、
前記表示部に表示された前記撮影画像内の情報を用いて、前記投写面上における画像の表示領域を設定することによって、前記プロジェクタの表示条件を決定するための表示条件決定部と、
を備え、
前記アダプタは、さらに、
前記プロジェクタに前記表示条件に従って前記投写面上に画像を表示させるためのデータを、前記プロジェクタに送信するための送信部を備えることを特徴とする。
【0029】
この装置では、第1の装置と同様に、撮影部と表示部と表示条件決定部とが設けられていると共に、送信部が設けられている。このため、アダプタを既存のプロジェクタに適用することによって、第1の装置と同様に、投写面上に画像を表示させずに、投写面上における画像の表示領域を設定することが可能となる。
【0030】
上記の装置において、さらに、
前記表示条件を決定するのに必要なプロジェクタに関する情報を、前記プロジェクタから受信するための受信部を備えるようにしてもよい。
【0031】
こうすれば、アダプタと接続されるプロジェクタに適した表示条件を容易に作成することができる。
【0032】
なお、この発明は、プロジェクタ、プロジェクタの機能を制御するための制御装置および制御方法、制御装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の種々の態様で実現することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
A.第1実施例:
A−1.プロジェクタの外観:
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、本発明の第1実施例としてのプロジェクタPJの外観を示す説明図である。プロジェクタPJは、略直方体形状の筐体800を備えている。筐体800の前面からは、投写光学系340が突出している。投写光学系340の側方には、撮影部510と距離センサ540とが設けられている。また、筐体800の上面には、表示部520と操作部600とが設けられている。
【0034】
A−2.プロジェクタの光学的構成:
図2は、プロジェクタPJの光学的構成を示す説明図である。プロジェクタPJは、照明光学系100と、色光分離光学系200と、リレー光学系220と、3つの液晶ライトバルブ300R,G,Bと、クロスダイクロイックプリズム320と、投写光学系340と、を備えている。なお、図2において、投写光学系340は、簡略化して描かれている。
【0035】
照明光学系100から射出された光は、色光分離光学系200において赤(R),緑(G),青(B)の3つの色光に分離される。3つの色光は、それぞれ、液晶ライトバルブ300R,G,Bにおいて画像データに応じて変調される。なお、各液晶ライトバルブは、液晶パネルとその光入射面側および光射出面側に配置された偏光板とを備えている。偏光板は、冷却のために、液晶パネルと離間していることが好ましい。液晶ライトバルブ300R,G,Bにおいて画像データに応じて変調された3つの色光は、クロスダイクロイックプリズム320で合成される。合成光は、投写光学系340によってスクリーンSC上に投写され、この結果、画像が表示される。なお、図2に示すようなプロジェクタの各部の構成および機能については、例えば、本願出願人によって開示された特開平10−325954号公報に詳述されているので、本明細書における詳細な説明は省略する。
【0036】
なお、本実施例における液晶ライトバルブ300R,G,Bが、本発明における画像光形成装置に相当する。
【0037】
A−3.プロジェクタの電気的構成:
図3は、プロジェクタPJの電気的構成を示すブロック図である。なお、図3では、図2の光学系の図示は、かなり簡略化されている。プロジェクタPJは、メイン処理部400を備えており、メイン処理部は、CPU401と、表示画像処理部410と、表示条件作成部420と、表示条件メモリ430と、を含んでいる。なお、CPU401は、プロジェクタの全体を制御する。
【0038】
メイン処理部400には、光源ランプ駆動部110と、投写光学系調整部350と、画像入力部412と、撮影部510と、表示部520と、タッチパネル530と、距離センサ540と、操作部600と、リモコンインタフェース(IF)部610と、外部電源供給部710と、バッテリ720と、が接続されている。
【0039】
光源ランプ駆動部110は、照明光学系100(図2)に含まれる光源ランプを駆動する。投写光学系調整部350は、投写光学系340の複数のレンズで構成されたレンズ群の配置を調整する。
【0040】
画像入力部412は、外部から与えられた画像信号を表示画像処理部410に供給する。具体的には、画像入力部412は、コンピュータからのRGB信号やビデオレコーダからのコンポジット信号などを受け取って、表示画像処理部410に供給することができる。また、画像入力部412は、メモリカードMC内に記憶された画像データを読み出して、表示画像処理部410に供給することができる。
【0041】
表示画像処理部410は、画像入力部412から供給された原画像データを処理して、投写面上に表示される画像を表す表示画像データを生成する。そして、表示画像処理部410は、表示画像データを液晶ライトバルブ300R,G,Bに供給する。
【0042】
撮影部510は、CCDセンサなどのイメージセンサと、レンズと、を備えており、投写面を撮影する。距離センサ540は、例えば、カメラのオートフォーカスなどに利用される超音波センサであり、プロジェクタと投写面との間の距離を測定する。撮影部510と距離センサ540との検出結果は、表示条件作成部420に与えられる。
【0043】
表示条件作成部420は、投写面上における画像の表示領域を示す設定画像を生成するための設定画像生成部422を備えている。表示条件作成部420は、撮影部510によって撮影された撮影画像と、設定画像生成部422によって生成された設定画像と、を合成して、表示部520に表示させる。表示部520の表示画面上には、タッチパネル530が設けられている。ユーザがタッチパネル530を操作すると、設定画像生成部422は、与えられた操作情報に応じて、設定画像のサイズや形状を調整する。表示条件作成部420は、調整済みの設定画像に整合する表示条件を作成し、表示条件メモリ430内に格納する。なお、表示条件としては、光学系調整条件や画像データ処理条件が含まれる。ただし、本実施例では、光学系調整条件に注目して説明する。
【0044】
操作部600は、ユーザの操作に従って、メイン処理部400に種々の処理を実行させる。例えば、ユーザは、操作部600を操作することによって、表示部520にメニュー画像を表示させることができる。そして、ユーザは、メニュー画像に従って、画像のコントラストなどの種々の設定を行うことができる。
【0045】
リモコンIF部610は、操作部600と同様に、ユーザによるリモコンRCの操作に従って、メイン処理部400に種々の処理を実行させる。
【0046】
外部電源供給部710は、外部から供給される商用電源(交流電源)を、プロジェクタPJに適した内部電源(直流電源)に変換する変換器である。また、バッテリ720は、プロジェクタPJに適した内部電源(直流電源)である。バッテリ720は、例えば、外部から電力の供給が無い場合に使用される。なお、本実施例では、バッテリ720からの電力供給によって、8つの要素401,420,430,510,520,530,540,600の動作が可能となる。
【0047】
なお、本実施例における6つの要素401,420,430,530,540,600が、本発明における表示条件決定部に相当する。また、タッチパネル530が、本発明におけるユーザ調整部に相当する。
【0048】
A−4.投写面と表示領域との関係:
本実施例の投写光学系340は、フォーカスレンズと変倍レンズとを備えるズームレンズである。ここで、ズームレンズとは、合焦状態を維持したまま、換言すれば、焦平面を一定の位置に保ったまま、焦点距離(画角)を連続して変更できるレンズである。具体的には、フォーカスレンズの配置を調整することによって、投写光学系の合焦条件を成立させることができ、合焦条件が成立する場合には、投写表示される画像は、合焦状態で表示される。そして、変倍レンズの配置を、合焦状態が維持されるように連続的に変更することによって、投写光学系の変倍条件が連続的に変更される。このような投写光学系340を利用すれば、投写面上に表示される画像の合焦状態が維持されたまま、画像のサイズを連続的に変更することができる。
【0049】
なお、図1では、フォーカスレンズの配置を調整するためのフォーカスリング341と、変倍レンズの配置を調整するための変倍リング342とが、図示されている。
【0050】
図4は、投写光学系340の投写可能な領域と撮影部510の撮影可能な領域との関係を示す説明図である。図示するように、プロジェクタPJは、投写光学系340の変倍条件を変更することによって、換言すれば、変倍レンズの配置を変更することによって、投写面上に種々のサイズの画像を表示することができる。
【0051】
具体的には、投写光学系の変倍レンズがテレ端(最大焦点距離)に配置される場合には、合焦条件は、プロジェクタと投写面との間の距離LがLt1〜Lt2の範囲内で成立する。また、投写光学系の変倍レンズがワイド端(最小焦点距離)に配置される場合には、合焦条件は、距離LがLw1〜Lw2の範囲内で成立する。すなわち、プロジェクタは、変倍レンズがテレ端に配置される場合には、距離LがLt1〜Lt2の範囲内で画像を表示することができ、変倍レンズがワイド端に配置される場合には、距離LがLw1〜Lw2の範囲内で画像を表示することができる。
【0052】
図4では、距離LがLsの位置に投写面が存在する。変倍レンズがテレ端に設定される場合には、プロジェクタは幅Dtの画像を投写面上に表示することができる。一方、変倍レンズがワイド端に設定される場合には、プロジェクタは幅Dwの画像を投写面上に表示することができる。変倍レンズは、テレ端からワイド端まで連続的に変更可能であるため、プロジェクタPJは、幅Dt〜Dwの範囲内で種々のサイズの画像を表示することができる。
【0053】
撮影部510は、図中、細線で示すように、プロジェクタの投写可能な領域よりも広い領域を撮影する。本実施例では、撮影部510の画角は一定である。このため、距離LがLsの位置に投写面が存在する場合には、撮影部510は、幅Dcの領域を撮影する。そして、幅Dcの領域が、撮影画像として表示部520に表示される。
【0054】
A−5.表示条件の決定:
前述のように、従来では、投写面上における画像の表示領域の設定は、投写面上に画像が表示された状態で行われていた。しかしながら、本実施例では、撮影部510によって撮影された撮影画像を用いることによって、投写面上に画像を表示させずに表示領域を設定することが可能となっている。
【0055】
図5は、プロジェクタの表示条件の決定手順を示すフローチャートである。なお、図5では、外部から電力の供給が無い場合を想定して説明する。
【0056】
ステップS101では、ユーザが操作部600に設けられたスイッチを操作することによって、表示条件の決定機能をオン状態に設定する。このとき、図3に示す8つの要素401,420,430,510,520,530,540,600には、バッテリ720から電力が供給される。
【0057】
ステップS102では、撮影部510によって投写面が撮影される。図6は、投写面を示す説明図である。図6では、投写面である部屋の壁面に、スクリーンSCが設けられている。そして、プロジェクタPJは、スクリーンSCに対向する位置に配置されている。撮影部510は、図中、破線で示す領域を撮影する。図7は、表示部520に表示された撮影画像CIを示す説明図である。図示するように、表示部520には、撮影部510によって撮影された領域(図6の破線で示す領域)が表示されている。
【0058】
ステップS103(図5)では、距離センサ540によって投写面までの距離が測定される。そして、ステップS104〜S106の処理は、測定された距離に基づいて実行される。
【0059】
ただし、測定された距離が所定の条件を満足しない場合には、表示条件作成部420は、表示部520にメッセージを表示させる。具体的には、測定された距離が所定の最短距離より短い場合には、「投写面が近すぎる」旨のメッセージが表示される。一方、測定された距離が所定の最長距離よりも長い場合には、「投写面が遠すぎる」旨のメッセージが表示される。
【0060】
本実施例では、上記の所定の条件は、投写光学系340の投写可能な範囲に応じて設定されている。すなわち、図4で説明したように、距離LがLw1未満またはLt2を越える場合には、投写光学系の合焦条件は成立しないため、プロジェクタは、投写面上に画像を合焦状態で表示させることができない。また、距離LがLw1〜Lt1またはLw2〜Lt2の範囲内の場合には、投写光学系の変倍条件の変更可能な範囲が制限され、表示領域の変更可能な範囲も制限される。このため、本実施例では、表示条件作成部420は、測定された距離LがLt1未満またはLwを越える場合に、上記のメッセージを表示する。
【0061】
なお、本実施例では、距離LがLw1〜Lt1またはLw2〜Lt2の範囲内であっても、距離が適切でない旨のメッセージが表示されるが、これに代えて、距離LがLw1未満またはLt2を越える場合だけに、上記のメッセージが表示されるようにしてもよい。
【0062】
また、本実施例では、表示部520にメッセージを表示させることによって、ユーザへの通知が行われているが、これに代えて、あるいは、これと共に、図示しないスピーカを用いて、音声でユーザへの通知が行われるようにしてもよい。このように、通知が行われれば、ユーザは、プロジェクタと投写面との間の距離が適切でないことを知ることができる。そして、ユーザは、プロジェクタを移動させることによって、プロジェクタと投写面との間の距離を変更することができるため、表示領域の設定作業に要する時間を短縮することができる。
【0063】
ステップS104では、表示条件作成部420は、測定された距離に応じて、表示部520に設定画像を表示させる。図8は、表示部520に表示された設定画像SIを示す説明図である。図示するように、設定画像SIは、略枠形状を有しており、撮影画像CIに重畳されている。設定画像SIの各辺の中央部分には、設定画像SIのサイズを変更するためのサイズハンドル部Hsが設けられている。
【0064】
なお、表示部520に最初に表示される設定画像SIのサイズは、測定された距離と、表示条件メモリ430から読み出された前回の変倍条件と、に応じて決定されている。図4から分かるように、撮影画像CIの幅は、測定された距離Lsから決定される撮影領域の幅Dcに対応する。また、最初に表示されるべき設定画像SIの幅は、測定された距離Lsと前回の変倍条件とに応じて決定される表示領域の幅Dfに対応する。設定画像生成部422は、撮影領域の幅Dcと表示領域の幅Dfとの関係(比)に整合するサイズで、撮影画像CI内に設定画像SIを表示させる。
【0065】
なお、本実施例では、表示部520に最初に表示される設定画像SIのサイズは、前回の変倍条件を用いて決定されているが、これに代えて、所定の変倍条件を用いて決定されるようにしてもよい。
【0066】
ステップS105(図5)では、ユーザによって、表示領域の設定が行われる。具体的には、ユーザは、撮影画像CIと設定画像SIとの関係を確認しながら、設定画像SIのサイズを調整することによって、投写面上における画像の表示領域を決定する。
【0067】
より具体的には、ユーザは、設定画像SIの4つのサイズハンドル部Hsのうちのいずれか1つを操作することによって、設定画像SIのサイズを調整する。図9は、設定画像SIのサイズの調整方法を示す説明図である。なお、図9では、撮影画像CIの図示は省略されているが、実際には、設定画像SIのサイズを変更する際にも、撮影画像CIは表示されている。
【0068】
設定画像SIのサイズの変更は、まず、ユーザがタッチパネル530上で、設定画像SIのサイズハンドル部Hsをタップし、次に、サイズハンドル部Hsを設定画像の内側または外側に向かってドラッグすることによって、実行される。図9(A)では、設定画像SIの右側の1つのサイズハンドル部Hsが設定画像SIの内側に向かってドラッグされており、設定画像SIのサイズは小さく変更される。一方、図9(B)では、設定画像SIの右側の1つのサイズハンドル部Hsが設定画像SIの外側に向かってドラッグされており、設定画像SIのサイズは大きく変更される。
【0069】
ただし、本実施例では、設定画像SIのサイズの調整範囲が制限されている。具体的には、設定画像SIのサイズは、投写光学系340の変倍条件を変更することによって設定可能な最大表示領域に対応する最大サイズと、最小表示領域に対応する最小サイズと、の間に制限されている。図4に示すように、距離LがLsの位置に投写面が存在する場合には、幅Dwの表示領域が上記の最大サイズに対応し、幅Dtの表示領域が上記の最小サイズに対応する。このように、設定画像SIのサイズの調整範囲を制限すれば、ユーザは、設定画像SIのサイズを許容された範囲内で容易に調整することができる。
【0070】
ステップS106(図5)では、ユーザが操作部600に設けられた保存ボタンを操作することによって、表示条件が保存される。
【0071】
具体的には、表示条件作成部420は、ステップS103で測定された距離に応じて投写光学系の合焦条件を作成する。なお、合焦条件は、フォーカスレンズの配置を示しており、プロジェクタと投写面との間の第1の距離(より具体的には、投写光学系340と投写面との間の距離)と、投写光学系340から液晶ライトバルブ300R,G,Bまでの第2の距離と、を用いて作成可能である。本実施例では、第1の距離は、測定によって求められ、第2の距離は、既知である。そして、表示条件作成部420は、作成された合焦条件を表示条件メモリ430内に格納する。
【0072】
また、表示条件作成部420は、ステップS105で得られた調整済みの設定画像SIに整合する変倍条件を作成する。なお、変倍条件は、変倍レンズの配置を示しており、図4に示す関係に基づいて、作成可能である。例えば、撮影画像CIが幅Dcの撮影領域に対応し、調整済みの設定画像SIが幅Dtの表示領域に対応する場合には、変倍レンズをテレ端に配置するための変倍条件が作成される。そして、表示条件作成部420は、作成された変倍条件を表示条件メモリ430内に格納する。
【0073】
ステップS107では、ユーザが操作部600に設けられたスイッチを操作することによって、表示条件の決定機能をオフ状態に設定する。このとき、バッテリ720から図3に示す8つの要素401,420,430,510,520,530,540,600への電力の供給が断たれる。
【0074】
なお、図5では、外部から電力の供給が無い場合を想定しているため、バッテリ720から供給される電力が利用されているが、外部から電力の供給が有る場合には、バッテリ720からの電力供給は行われず、外部からの電力が利用される。
【0075】
図10は、プロジェクタPJによって投写面上に表示される画像PIを示す説明図である。図示するように、プロジェクタPJには、外部から電力が供給されており、プロジェクタPJは、コンピュータPCから与えられた画像PIを表示している。
【0076】
図10では、プロジェクタPJは、作成された表示条件に従って画像PIを表示している。具体的には、投写光学系調整部350は、表示条件メモリ430から読み出された合焦条件に従って、投写光学系340のフォーカスレンズの配置を決定している。また、投写光学系調整部350は、表示条件メモリ430から読み出された変倍条件に従って、投写光学系340の変倍レンズの配置を決定している。これにより、投写画像PIは、合焦状態でスクリーンSC上に表示される。また、投写画像PIは、撮影画像内の調整済みの設定画像SIに整合するサイズでスクリーンSC上に表示される。
【0077】
以上説明したように、本実施例では、投写面を撮影した撮影画像が表示部に表示されるため、撮影画像内の設定画像を用いることにより、投写面上に画像を表示させずに、投写面上における画像の表示領域を設定することができる。これにより、例えば、プレゼンテーション等において、自己のプレゼンテーション時間が表示領域の設定作業のために短縮されるのを防止することができる。また、本実施例では、投写面上に画像を表示させずに表示領域の設定を行うため、従来のように、光源ランプの発光が安定するまで待つ必要がなく、設定作業を迅速に開始することができるという利点もある。
【0078】
B.第2実施例:
第2実施例では、第1実施例と同様に表示条件が決定されるが、表示部520(図3)の表示内容が変更されている。
【0079】
図11は、第2実施例における表示部520の表示内容を示す説明図であり、図8に対応する。図8と比較して分かるように、本実施例では、撮影画像CI内に、設定画像SIと2つの参照画像RIt,RIwとが重畳されている。なお、2つの参照画像RIt,RIwは、設定画像生成部422によって生成されている。
【0080】
2つの参照画像RIt,RIwは、投写面上における画像の最小表示領域と最大表示領域とを示している。具体的には、第1の参照画像RItは、変倍レンズがテレ端に設定される場合の最小表示領域を示しており、第2の参照画像RIwは、変倍レンズがワイド端に設定される場合の最大表示領域を示している。なお、2つの参照画像RIt,RIwのサイズは、ステップS103で測定された距離に応じて決定されている。例えば、図4に示すように、距離LがLsの位置に投写面が存在する場合には、第1の参照画像RItは、幅Dtの最小表示領域に対応するサイズで表示され、第2の参照画像RIwは、幅Dwの最大表示領域に対応するサイズで表示される。
【0081】
このように、表示部520に、投写面上における画像の最大表示領域と最小表示領域とを示す参照画像RIt,RIwを表示させれば、ユーザは、参照画像RIt,RIwを利用して、設定画像SIを適切なサイズに容易に設定することができる。また、所望の表示領域が最小表示領域より小さい場合または最大表示領域より大きい場合には、ユーザは、プロジェクタを移動させることによって、プロジェクタと投写面との間の距離を変更し、最小表示領域および最大表示領域を変更することができるため、表示領域の設定作業に要する時間を短縮することができるという利点もある。
【0082】
C.第3実施例:
第1および第2実施例では、設定画像SIのサイズの調整可能な範囲は、投写光学系の変倍条件の変更によって設定可能な範囲に対応して制限されているが、本実施例では、画像データ処理条件を作成することによって、上記の制限が緩和されている。なお、本実施例では、第1実施例(図5)と同様の手順で表示条件が決定されるが、ステップS105,S106の処理内容が変更されている。
【0083】
具体的には、本実施例では、ステップS105(図5)において、設定画像SIのサイズが、変倍条件の変更によって設定可能な最小表示領域に対応する最小サイズよりも小さく設定されることを許容している。そして、この場合には、ステップS106(図5)において、表示条件作成部420は、投写光学系調整部350によって利用される合焦条件および変倍条件を作成すると共に、表示画像処理部410によって利用される画像データ縮小条件を作成して、表示条件メモリ430に格納する。
【0084】
投写面上に画像を表示する際には、投写光学系調整部350は、合焦条件および変倍条件に従って、投写光学系340のフォーカスレンズおよび変倍レンズの配置を調整する。また、表示画像処理部410は、作成された画像データ縮小条件に従って、原画像データに対して縮小処理を行い、処理済みの表示画像データを液晶ライトバルブ300R,G,Bに与える。
【0085】
図12は、液晶ライトバルブ300R,G,Bに形成され得る2種類の画像を示す説明図である。図12(A),(B)は、それぞれ、設定画像SIのサイズが上記の最小サイズよりも大きく設定された場合と小さく設定された場合とに、液晶ライトバルブに形成される画像を示している。図12(A)では、画像は、液晶ライトバルブのほぼ全域に形成されており、図12(B)では、画像は、液晶ライトバルブの一部の領域に形成されている。図12(B)に示すように、画像データ縮小条件に従って、液晶ライトバルブに形成される画像のサイズを縮小すれば、投写光学系の変倍条件の変更のみでは設定不可能な比較的小さな表示領域に、画像を表示させることができる。
【0086】
D.第4実施例:
第1ないし第3実施例では、投写面上に表示される画像が歪みを有していない場合について説明したが、投写表示される画像は、台形歪みを有する場合がある。なお、この台形歪みは、プロジェクタPJから射出される光の中心軸が、スクリーンSCの法線と一致していない場合に生じる。本実施例では、投写面上に画像を表示させずに、画像データ処理条件を作成することによって、台形歪みの補正を行うことができるように工夫している。なお、本実施例においても、第1実施例(図5)と同様の手順で表示条件が決定されるが、ステップS105,S106の処理内容が変更されている。
【0087】
図13は、表示部520に表示される撮影画像CIaを示す説明図であり、図7に対応する。図示するように、投写面上に表示される画像が歪みを有する場合には、表示部520に表示される撮影画像CIaも歪む。
【0088】
図14は、表示部520に最初に表示される設定画像SIaを示す説明図であり、図8に対応する。図示するように、表示部520に表示される設定画像SIaの形状は、矩形であるが、撮影画像CIa内の壁面やスクリーンSCの形状は、台形に歪んでいる。また、本実施例では、設定画像SIaの内容が変更されている。具体的には、本実施例の設定画像SIaは、4つのサイズハンドル部Hsと共に、4つの形状ハンドル部Hcを備えている。4つの形状ハンドル部Hcは、設定画像SIaの四隅に設けられており、設定画像SIaの形状を変更する際に使用される。
【0089】
本実施例のステップS105(図5)では、ユーザは、撮影画像CIaと設定画像SIaとの関係を確認しながら、設定画像SIaのサイズおよび形状を調整することによって、投写面上における画像の表示領域を決定する。
【0090】
具体的には、前述のように、ユーザは、タッチパネル530を操作することによって、より具体的には、設定画像SIaのサイズハンドル部Hsを操作することによって、設定画像SIaのサイズを変更する。図14では、設定画像SIaのサイズは、小さく変更されている。
【0091】
図15は、表示部520に表示されるサイズ変更済みの設定画像SIaを示す説明図である。設定画像SIaのサイズが変更されると、ユーザは、次に、タッチパネル530を操作することによって、設定画像SIaの形状を変更する。具体的には、設定画像SIaの形状の変更は、まず、ユーザがタッチパネル530上で、設定画像SIaの形状ハンドル部Hcをタップし、次に、形状ハンドル部Hcを設定画像SIaの内側または外側に向かってドラッグすることによって、実行される。図15では、設定画像SIaの右上端および左上端の2つの形状ハンドル部Hcが設定画像SIaの内側に向かってドラッグされており、設定画像SIaの形状が台形に変更されている。
【0092】
図16は、表示部520に表示される形状変更済みの設定画像SIaを示す説明図である。図示するように、設定画像SIaの形状は、撮影画像CIa内のスクリーンSCの形状とほぼ相似に設定されている。
【0093】
本実施例のステップS106(図5)でも、ユーザが操作部600に設けられた保存ボタンを操作することによって、表示条件が保存される。ただし、本実施例では、合焦条件と変倍条件とに加えて、台形歪みを補正するための画像データ変形条件が保存される。
【0094】
具体的には、表示条件作成部420は、ステップS105で得られた調整済みの設定画像SIaの形状に整合する画像データ変形条件を作成して、表示条件メモリ430に格納する。
【0095】
投写面上に画像を表示する際には、表示画像処理部410は、作成された画像データ変形条件に従って、原画像データに対して形状変更処理を行い、処理済みの表示画像データを液晶ライトバルブ300R,G,Bに与える。
【0096】
図17は、液晶ライトバルブ300R,G,Bに形成され得る2種類の画像を示す説明図である。図17(A),(B)は、それぞれ、設定画像SIaの形状が変更されていない場合と変更された場合とに、液晶ライトバルブに形成される画像を示している。図17(A)では、画像は、液晶ライトバルブのほぼ全域に形成されており、矩形形状を有している。図17(B)では、画像は、液晶ライトバルブの一部の領域に形成されており、台形形状を有している。図17(B)に示すように、画像データ変形条件に従って、液晶ライトバルブに形成される画像の形状を変更すれば、投写面上で発生し得る画像の台形歪みを補正することができる。
【0097】
図18は、プロジェクタPJによって投写面上に表示される画像PIaを示す説明図である。第1実施例と同様に、プロジェクタPJは、設定された表示条件に従って画像PIaを表示している。具体的には、図17(B)に示すように、液晶ライトバルブに形成される画像の形状を変更することによって、投写面上に歪みの無い画像を表示している。
【0098】
本実施例では、設定画像の形状の変更は、投写表示される画像の台形歪みを補正するために行われているが、これに代えて、投写表示される画像の形状を任意の形状に変更するために行われていてもよい。このように、画像データ変形条件を作成すれば、投写面上に画像を表示させずに、投写面上における画像の表示領域の形状(すなわち、画像の形状)を容易に変更することができる。
【0099】
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0100】
(1)上記実施例では、プロジェクタは、バッテリ720を備えているが、バッテリは省略してもよい。ただし、上記実施例のように、バッテリを用いる場合には、外部から電力の供給が無い場合にも、表示領域の設定を行うことができるという利点がある。
【0101】
(2)上記実施例では、投写光学系340は、合焦状態を維持したまま変倍条件を変更可能なズームレンズを備えているが、これに代えて、変倍条件を変更する際に合焦状態が維持されない可変焦点レンズ(バリフォーカルレンズ)を備えるようにしてもよい。
【0102】
(3)上記実施例では、投写面上に実際に画像を表示する際に、予め決定された合焦条件および変倍条件に従って投写光学系340のレンズ群の配置の調整が実行されているが、これに代えて、合焦条件および変倍条件を決定する際に、投写光学系340のレンズ群の配置の調整が行われるようにしてもよい。例えば、設定画像のサイズを調整する際に、現行の設定画像のサイズに応じて、投写光学系340の変倍レンズの配置が逐次調整されるようにしてもよい。
【0103】
(4)第2実施例では、2つの参照画像が用いられているが、これに代えて、1つの参照画像が用いられるようにしてもよい。具体的には、変倍条件の変更によって設定可能な最大表示領域に対応する最大サイズと、前記変倍条件の変更によって設定可能な最小表示領域に対応する最小サイズと、を境界とする帯状の1つの参照画像が用いられるようにしてもよい。なお、この場合には、参照画像は、ユーザが撮影画像の内容を確認できるように、半透明の状態で撮影画像と合成される。
【0104】
一般に、設定画像生成部は、設定画像と共に、変倍条件の変更によって設定可能な最大表示領域に対応する最大サイズと、変倍条件の変更によって設定可能な最小表示領域に対応する最小サイズと、を示す少なくとも1つの参照画像を、表示部に表示させればよい。
【0105】
(5)上記実施例では、距離センサ540によって測定された距離に応じて、投写光学系調整部350によって利用される投写光学系340の合焦条件が決定されているが、合焦条件は、他の方法で決定されるようにしてもよい。例えば、合焦条件は、投写面上に実際に画像が表示される際に、ユーザが投写光学系340のフォーカスリング341を操作することによって、決定されるようにしてもよい。あるいは、合焦条件は、投写面上に実際に画像が表示される際に、撮影部510が投写画像を撮影し、撮影された投写画像のコントラストが向上するようにフォーカスレンズの配置を調整することによって、決定されるようにしてもよい。このように、合焦条件は、投写面上に画像が表示された状態で決定されてもよい。ただし、上記実施例のように、測定された距離を用いる場合には、合焦条件を容易に設定することができるという利点がある。
【0106】
一般に、表示条件決定部は、投写面までの距離を測定するための距離センサを備え、撮影画像内の設定画像のサイズと測定された距離とに応じて、投写光学系調整部によって利用される投写光学系の変倍条件を作成すればよい。
【0107】
(6)上記実施例では、ユーザは、設定画像を調整でき、撮影画像を調整できない。しかしながら、これに代えて、ユーザは、設定画像を調整できず、撮影画像を調整できるようにしてもよい。あるいは、ユーザは、設定画像と撮影画像との双方を調整できるようにしてもよい。なお、撮影画像の調整(すなわち、撮影画像が示す領域の調整)は、撮影部510によって得られた画像データを拡大処理または縮小処理することによって実現可能である。あるいは、撮影画像の調整は、撮影部510の画角を変更することによって実現可能である。この場合には、撮影部510は、投写光学系340および投写光学系調整部350と同様の機能を有する撮影光学系および撮影光学系調整部を備えていればよい。なお、撮影部は、投写光学系340を撮影光学系として利用して、投写面を撮影するようにしてもよい。
【0108】
また、上記実施例では、設定画像のサイズは、ユーザがタッチパネル530を操作することによって調整されているが、これに代えて、ユーザが投写光学系340の変倍リング342を操作することによって調整されてもよい。この場合には、変倍レンズの現行の配置を検出し、検出結果に応じて設定画像のサイズが変更されればよい。なお、この場合には、設定画像を用いて投写面上における画像の表示領域を設定すると同時に、投写光学系の変倍条件が決定されることとなる。
【0109】
一般には、表示条件決定部は、表示領域を示す設定画像を生成し、設定画像を撮影画像と共に表示部に表示させるための設定画像生成部と、撮影画像と設定画像との関係の調整をユーザに許容するためのユーザ調整部と、を備えていればよい。
【0110】
(7)上記実施例では、投写面にスクリーンSCが設けられているが、スクリーンSCは、省略されてもよい。ただし、撮影部510の撮影領域内にスクリーンSCが存在する場合には、自動的に表示条件を決定することも可能である。具体的には、画像処理技術を用いて、設定画像が撮影画像内に表示されるスクリーン画像の内側領域に収まり、かつ、スクリーン画像に相似になるように、設定画像のサイズや形状を自動的に調整し、調整済みの設定画像に整合するように、変倍条件や画像データ縮小条件を決定すればよい。
【0111】
また、上記実施例では、投写光学系340が変倍レンズを備えており、変倍条件が作成されているが、投写光学系340が変倍レンズを備えていない場合には、変倍条件の作成は省略されてもよい。この場合には、第3実施例で説明したように、原画像データに対して縮小処理を行うための画像データ縮小条件が作成されればよい。この場合にも、投写面上における画像の表示領域を設定することができる。ただし、上記実施例のように、変倍条件を作成すれば、画像の表示領域の設定を容易に行うことができる。また、原画像データに対して縮小処理が施されないため、投写面上に表示される画像の画質の劣化を防止することができるという利点がある。
【0112】
また、上記実施例では、変倍条件や、画像データ縮小条件、画像データ変形条件などの具体的な表示条件が作成されているが、これに代えて、概略の表示条件が作成されるようにしてもよい。例えば、調整済みの設定画像自体を表示条件として作成してもよい。なお、この場合には、投写面上に実際に画像を表示する際に、撮影部が投写画像を撮影し、撮影画像内に含まれる投写画像と、表示条件としての調整済みの設定画像と、が整合するように、投写光学系340のレンズ群の配置や、表示画像処理部410の処理内容を調整すればよい。
【0113】
さらに、上記実施例では、設定画像が用いられているが、設定画像は省略されてもよい。この場合には、例えば、表示部520に表示される撮影領域が、表示領域とほぼ一致するように設定されていればよい。
【0114】
一般には、表示条件決定部は、表示部に表示された撮影画像内の情報を用いて、投写面上における画像の表示領域を設定することによって、プロジェクタの表示条件を決定すればよい。
【0115】
(8)上記実施例では、プロジェクタは、液晶ライトバルブに代えて、DMD(ディジタル・マイクロミラー・デバイス)(TI社の商標)などのマイクロミラー型光変調装置を備えていてもよい。あるいは、プロジェクタは、高輝度ブラウン管や、プラズマディスプレイパネル、エレクトロルミネッセンスディスプレイパネル、発光ダイオード型ディスプレイパネル、フィールドエミッションディスプレイパネルなどを備えていてもよい。このように、画像光変調装置としては、非自発光型の装置や、自発光型の装置を用いることができる。一般には、画像光形成装置は、表示画像データに応じて画像を形成する光を射出すればよい。
【0116】
(9)上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
【0117】
(10)上記実施例では、プロジェクタは、表示条件を決定するための機能をプロジェクタ内部に備えているが、省略してもよい。この場合には、上記の機能を有するプロジェクタ用のアダプタを別途準備すればよい。こうすれば、表示条件決定機能を有していない既存のプロジェクタに、アダプタを接続することによって、投写面上に画像を表示させずに、投写面上における画像の表示領域を設定することが可能となる。
【0118】
図19は、プロジェクタ用アダプタADの内部構成を示すブロック図である。図示するように、アダプタADは、表示条件決定機能を有していないプロジェクタPJZと接続される。なお、アダプタADは、プロジェクタPJZの近傍に配置されることが好ましく、例えば、プロジェクタPJZの上面に載置されてもよいし、プロジェクタPJZの側方に配置されてもよい。
【0119】
アダプタADは、撮影部510と表示部520と表示条件決定部900とを備えている。なお、表示条件決定部900は、図3の6つの要素401,420,430,530,540,600の機能を有している。また、アダプタADは、プロジェクタPJZと通信するための送信部910と受信部920とを備えている。受信部920は、プロジェクタPJZから表示条件を決定するのに必要な情報を受信する。なお、この情報には、例えば、投写光学系の設定可能な変倍条件や設定可能な合焦条件などのプロジェクタPJZに関するプロジェクタ固有の情報が含まれる。表示条件決定部900は、上記実施例(図5)と同様の手順で表示条件を作成する。送信部910は、該表示条件を示すデータをプロジェクタPJZに送信する。プロジェクタPJZは、与えられたデータに従って、例えば、投写光学系のレンズ群の配置を調整する。
【0120】
なお、図19では、プロジェクタPJZからの情報を取得するために受信部920が設けられているが、省略可能である。この場合には、例えば、アダプタADに複数種類のプロジェクタの情報を予め登録しておき、ユーザがプロジェクタの種類(機種)を選択するようにすればよい。ただし、上記のように、アダプタが受信部を備えていれば、登録されていない種類のプロジェクタにも容易に対応することができ、この結果、アダプタと接続されるプロジェクタに適した表示条件を容易に作成することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例としてのプロジェクタPJの外観を示す説明図である。
【図2】 プロジェクタPJの光学的構成を示す説明図である。
【図3】 プロジェクタPJの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】 投写光学系340の投写可能な領域と撮影部510の撮影可能な領域との関係を示す説明図である。
【図5】 プロジェクタの表示条件の決定手順を示すフローチャートである。
【図6】 投写面を示す説明図である。
【図7】 表示部520に表示された撮影画像CIを示す説明図である。
【図8】 表示部520に表示された設定画像SIを示す説明図である。
【図9】 設定画像SIのサイズの調整方法を示す説明図である。
【図10】 プロジェクタPJによって投写面上に表示される画像PIを示す説明図である。
【図11】 第2実施例における表示部520の表示内容を示す説明図である。
【図12】 液晶ライトバルブ300R,G,Bに形成され得る2種類の画像を示す説明図である。
【図13】 表示部520に表示される撮影画像CIaを示す説明図であり、図7に対応する。
【図14】 表示部520に最初に表示される設定画像SIaを示す説明図であり、図8に対応する。
【図15】 表示部520に表示されるサイズ変更済みの設定画像SIaを示す説明図である。
【図16】 表示部520に表示される形状変更済みの設定画像SIaを示す説明図である。
【図17】 液晶ライトバルブ300R,G,Bに形成され得る2種類の画像を示す説明図である。
【図18】 プロジェクタPJによって投写面上に表示される画像PIaを示す説明図である。
【図19】 プロジェクタ用アダプタADの内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100…照明光学系
110…光源ランプ駆動部
200…色光分離光学系
220…リレー光学系
300R,G,B…液晶ライトバルブ
320…クロスダイクロイックプリズム
340…投写光学系
341…フォーカスリング
342…変倍リング
350…投写光学系調整部
400…メイン処理部
401…CPU
410…表示画像処理部
412…画像入力部
420…表示条件作成部
422…設定画像生成部
430…表示条件メモリ
510…撮影部
520…表示部
530…タッチパネル
540…距離センサ
600…操作部
610…リモコンIF部
710…外部電源供給部
720…バッテリ
800…筐体
900…表示条件決定部
910…送信部
920…受信部
MC…メモリカード
PC…コンピュータ
PJ…プロジェクタ
RC…リモコン
SC…スクリーン
CI,CIa…撮影画像
SI,SIa…設定画像
Hs…サイズハンドル部
Hc…形状ハンドル部
RIt,RIw…参照画像
Claims (13)
- 投写面上に画像を表示するためのプロジェクタであって、
原画像データを用いて、前記投写面上に表示される画像を表す表示画像データを生成するための表示画像データ生成部と、
前記表示画像データに応じて画像を形成する光を射出するための画像光形成装置と、
前記画像光形成装置から射出された光を前記投写面上に投写するための投写光学系と、
を備え、
前記プロジェクタは、さらに、
前記投写面を撮影するための撮影部と、
前記撮影部によって撮影された撮影画像を表示するための表示部と、
前記表示部に表示された前記撮影画像内の情報を用いて、前記投写面上における画像の表示領域を設定することによって、前記プロジェクタの表示条件を決定するための表示条件決定部と、
を備え、
前記プロジェクタは、前記表示条件に従って、前記投写面上に画像を表示することを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1記載のプロジェクタであって、
前記表示条件決定部は、
前記表示領域を示す設定画像を生成し、前記設定画像を前記撮影画像と共に前記表示部に表示させるための設定画像生成部と、
前記撮影画像と前記設定画像との関係の調整をユーザに許容するためのユーザ調整部と、
を備える、プロジェクタ。 - 請求項2記載のプロジェクタであって、
前記ユーザ調整部は、ユーザに前記設定画像の調整のみを許容する、プロジェクタ。 - 請求項2または3記載のプロジェクタであって、さらに、
前記投写光学系に含まれるレンズ群の配置を調整するための投写光学系調整部を備え、
前記表示条件決定部は、さらに、
前記投写面までの距離を測定するための距離センサを備え、
前記表示条件決定部は、前記撮影画像内の前記設定画像のサイズと前記測定された距離とに応じて、前記投写光学系調整部によって利用される前記投写光学系の変倍条件を作成する、プロジェクタ。 - 請求項4記載のプロジェクタであって、
前記表示条件決定部は、さらに、前記測定された距離に応じて、前記投写光学系調整部によって利用される前記投写光学系の合焦条件を作成する、プロジェクタ。 - 請求項4または5記載のプロジェクタであって、
前記表示条件決定部は、前記測定された距離が所定の条件を満足しない場合には、ユーザに通知する、プロジェクタ。 - 請求項4ないし6のいずれかに記載のプロジェクタであって、
前記設定画像生成部は、前記設定画像と共に、前記変倍条件の変更によって設定可能な最大表示領域に対応する最大サイズと、前記変倍条件の変更によって設定可能な最小表示領域に対応する最小サイズと、を示す参照画像を、前記表示部に表示させる、プロジェクタ。 - 請求項4ないし7のいずれかに記載のプロジェクタであって、
前記設定画像生成部は、前記設定画像のサイズの調整範囲を、前記変倍条件の変更によって設定可能な最大表示領域に対応する最大サイズと、前記変倍条件の変更によって設定可能な最小表示領域に対応する最小サイズと、の間に制限する、プロジェクタ。 - 請求項4ないし7のいずれかに記載のプロジェクタであって、
前記設定画像のサイズが、前記変倍条件の変更によって設定可能な最小表示領域に対応する最小サイズよりも小さく設定される場合には、
前記表示条件決定部は、さらに、前記撮影画像内の設定画像のサイズと前記測定された距離とに応じて、画像データ縮小条件を作成し、
前記表示画像データ生成部は、前記画像データ縮小条件に従って、前記原画像データに対して縮小処理を実行する、プロジェクタ。 - 請求項4ないし9のいずれかに記載のプロジェクタであって、
前記表示条件決定部は、さらに、前記設定画像の形状に応じて、画像データ変形条件を作成し、
前記表示画像データ生成部は、前記画像データ変形条件に従って、前記原画像データに対して形状変更処理を実行する、プロジェクタ。 - 請求項1ないし10のいずれかに記載のプロジェクタであって、さらに、
外部から電力の供給が無い場合に、前記撮影部と前記表示部と前記表示条件決定部との動作を可能とするバッテリを備える、プロジェクタ。 - 投写面上に画像を表示するプロジェクタ用のアダプタであって、
前記投写面を撮影するための撮影部と、
前記撮影部によって撮影された撮影画像を表示するための表示部と、
前記表示部に表示された前記撮影画像内の情報を用いて、前記投写面上における画像の表示領域を設定することによって、前記プロジェクタの表示条件を決定するための表示条件決定部と、
を備え、
前記アダプタは、さらに、
前記プロジェクタに前記表示条件に従って前記投写面上に画像を表示させるためのデータを、前記プロジェクタに送信するための送信部を備えることを特徴とするプロジェクタ用アダプタ。 - 請求項12記載のプロジェクタ用アダプタであって、さらに、
前記表示条件を決定するのに必要なプロジェクタに関する情報を、前記プロジェクタから受信するための受信部を備える、プロジェクタ用アダプタ。
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