JP3845182B2 - プラスチック容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、押潰し可能としたプラスチック容器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
近年、プラスチック廃棄物の処理が大きな問題となり、使用済みプラスチック容器のリサイクルも実施されるようになっている。
また、ゴミ容量を少なくするため、容器の押潰しが実施されるようになっている。
そのため、各家庭の使用済みプラスチック容器を分別すること、容器を押潰すことを奨励しているが、ブラスチック容器は、内容液を収納して一定の外観形状を維持し破損しないようにするため、一定の強度をもたせなければならないので、使用済みの空プラスチック容器を押潰し、容器容積を減少させるためには相当の押潰し力を必要とする。
【0003】
したがって、一般の家庭では、プラスチック容器を押潰さないでそのまま収集場所に出しているのが現状である。
そのため、プラスチック廃棄物が嵩高となり、ゴミ収集車で押潰すようにしても限度があり、運搬効率がよくないという問題が解決できないでいる。
また、容器の押潰しが容易にできるとしても、容器の復元を阻止するため、押潰し状態でキャップを被嵌し、容器内を減圧状態に保たなければならず、そのため再生処理時に、異種材料が混入するという問題もあった。
【0004】
本発明は、上記の問題点を解決することを技術的課題として、容器が一定の強度を維持して内容液を収容するとともに、使用済み容器の廃棄時に容器を押潰し可能とした各種形状のプラスチック容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の技術的課題を達成するため、押潰し可能なプラスチック容器として、口筒部と肩部、胴部と底部とからなる角形のプラスチック容器であって、胴部は、可変壁面と該可変壁面を支持する不変壁部とからなり、前記可変壁面は、リブ部を介して不変壁面に連設され、可変壁面がリブ部を軸として廻動反転させるようにする。
【0006】
長方形状のプラスチック容器として、肩部が、側端縁と傾斜端縁とを有する菱形の平坦壁と、該平坦壁の側端縁から延びる傾斜壁と傾斜端縁から延びる垂直壁とを具備しており、胴部は、不変壁面と可変壁面とからなり、前記不変壁面は、前記肩部の傾斜壁の下端縁に連続する前面壁と側壁とを具備しており、前記可変壁面は、梯形の可変平壁と、該可変平壁に連設する梯形の可変側壁と、可変平壁および可変側壁の上端縁に連設する三角形の上部傾斜壁と、上記可変平壁および可変側壁の下端縁に連設する下部傾斜壁とを具備しており、前面壁と梯形の可変平壁、側壁と梯形の可変側壁、垂直壁と上部傾斜壁、および底部底壁と下部傾斜壁との各接続部にリブを配設し、各可変壁面がリブを軸として廻動反転するようにしたことを特徴とする構成を採用する。
【0007】
菱形状のプラスチック容器として、肩部は、下端に円弧縁と直線縁とを具備して、下端縁が角部を円弧としたほぼ菱形状に形成されており、胴部は、不変壁面と可変壁面とからなり、前記不変壁面は、前記円弧縁に連続する円弧壁と、直線縁に連設され横方向に延びる帯状壁とを具備しており、前記可変胴壁は、六角形の平壁と、平壁の側端縁に連設された梯形の側壁と、平壁の上傾斜縁および側壁の上縁とに連設する上部傾斜壁と、平壁の下傾斜縁および側壁の下縁に連設された下部傾斜壁を具備しており、前記円弧壁と側壁、前記帯状壁と上部傾斜壁、底壁と下部傾斜壁との各接続部にリブを配設し、各可変壁面がリブを軸として廻動反転するようにしたことを特徴とする構成を採用する。
【0008】
上記容器の実施態様として、側壁と上部傾斜壁、および下部傾斜壁の各壁面に、一平面上で連続するよう段部が形成され、各壁面は段部によって前後に区分されていることを特徴とする構成を付加する。
【0009】
長方形状のプラスチック容器として、肩部は、口筒部に続く円形の段部と、該段部に続く傾斜面を具備し、その下端縁は長方形に形成されており、胴部は、前後の肩部下端縁に連設された帯状壁と、該帯状壁の端部から下方に延び、底部の角部に連設する側部帯状壁と、前後および両側面の可変壁面とを具備しており、前記可変壁面は、梯形の垂直壁と、該垂直壁の側端縁に連設する側部傾斜壁と、垂直壁および側部傾斜壁の上端縁に連設する上部傾斜壁と、垂直壁および側部傾斜壁の下端縁に連設する下部傾斜壁とからなっていることを特徴とする構成を採用する。
【0010】
三角形状のプラスチック容器として、肩部は、その下端を角部を円弧とした正三角形に形成され、円弧縁と直線縁とを具備しており、胴部は、角筒状に延び、前記円弧縁に連続する円弧壁と、直線縁に連設され横方向に延びる帯状壁と、可変壁面とを具備しており、前記可変胴壁は、矩形の垂直壁と、該垂直壁の側端縁に連設する側部傾斜壁と、垂直壁および側部傾斜壁の上端縁に連設された上部傾斜壁と、垂直壁および側部傾斜壁の下端縁に連設する下部傾斜壁とからなっていることを特徴とする構成を採用する。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1〜3に示すように、容器A1は、口筒部1と肩部2、胴部3と底部4とからなり、合成樹脂を素材としてブロー成形によって成型されている。
【0012】
図2,3に示すように、口筒部1の外周には、ネジ5と膨出突条6が設けられている。
肩部2は、口筒部1に続く円形段部7と、円形段部7の円周に接する直線によって成型される菱形の平坦壁8とを具えている。
平坦壁8の両側縁からは、傾斜壁9a,9bが延びており、前後の傾斜端縁から梯形の垂直壁10a,10bが延びている。
【0013】
図3に示すように、傾斜壁9aの下端は、前端縁11aと側端縁11bとなっており、傾斜壁9bの下端は、後端縁11cと側端縁11dとなっており、それぞれの端部は円弧によって結ばれている。
端縁11a,b,c,dは、垂直壁10a,10bの下端縁12a,12bとともに肩部2下端面を形成し、その平面形状は、対向する辺を平行とし、前部と後部の角部を円弧とした長六辺形となっている。
【0014】
図2,4に示すように、胴部3は、その断面はほぼ長方形であり、容器の押潰し変形に際して、容器の押圧後に元の状態に維持する不変壁面3aと、押圧時に変形し、押圧後もその変形状態が維持される可変壁面3bとからなる。
不変壁面3aは、前記傾斜壁9の前後の端縁11a,11cに連続する前面壁13a,13bと、両側端縁11b,11dに連続する側壁14a,14bとを備えている。
前後の前面壁13a,13bと側壁14a,14bとは、円弧壁によって結ばれている。
【0015】
前記前面壁13a,13bの端縁には、縦リブ15a,15bが設けられており、側壁14a,14bの端縁には、縦リブ16a,16bが設けられている。前記垂直壁10a,10bの下端縁12a,12bには、上部横リブ17a,17b(図示されない)が設けられている。
【0016】
前記可変壁面3bは、縦リブ15a,bに連設された梯形の可変平壁18a,18bと、該可変平壁18a,18bに連設し、前記縦リブ16a,bに連設された梯形の可変側壁19a,19bを有している。
【0017】
可変平壁18a,bおよび可変側壁19a,bの上端縁と前記上部横リブ17a,17bにとの間には、三角形の上部傾斜壁20a,20bが連設されており、上記可変平壁18a,18bおよび可変側壁19a,19bの下端縁と底部4の立ち上がり部の間には、三角形の下部傾斜壁21a,21bが連設されている。 可変平壁18、可変側壁19および上下の傾斜壁20,21によって可変壁面3bが構成されている。
【0018】
底部4は、前記前面壁13a,13b、側壁14a,14bに連続し、平面形状を肩部2下端と形状を同じくする底壁22を有しており、前後の傾斜端縁23a,23bの立ち上がり部には、下部横リブ24a,24bが設けられており、該下部横リブ24a,24bは、前記下部傾斜壁21a,21bに接続している。
【0019】
前後の縦リブ15a,15bおよび上下の横リブ17,24は、図5に示すように弧状リブであって、その横断面は、湾曲部25と、該湾曲部25両端の接続部26a,26bとから構成され、リブは長手方向には屈曲困難であるが、湾曲部25と接続部26は、横方向には容易に屈曲し、接続する壁面をリブを軸として相互に折曲げるようにしている。
【0020】
縦リブ16a,bは、図4からわかるように、側壁14に対して直交する帯状壁としてに形成されており、上記弧状リブと同様に作用し、可変側壁19a,bを側壁14a,bに対して容易に屈曲するようにしている。
【0021】
次に、容器の押潰し作用について説明する。
使用後の容器の廃棄にあたって、容器A1は、胴部を前後から押圧することによって押潰される。
可変平壁18aを押圧すると、可変平壁18aは、縦リブ15aを軸として廻動し、それとともに可変側壁19aが縦リブ16bを軸にして廻動し、上部傾斜壁20aが上部横リブ17aを軸にし、下部傾斜壁21aが下部横リブ24aを軸にして廻動することになる。
その際、可変平壁18aは、容器内方に湾曲して可変側壁19aの廻動を保障し、また、可変平壁18aと可変側壁19aは、その中央部が縦方向内方に湾曲して上下の傾斜壁20a、21aの廻動を容易にする。
【0022】
可変壁面3bは、図6に示すように、縦リブ15a、縦リブ16a、上部横リブ17a、下部横リブ24aによって形成される面X1に対して、点線によって示される対称位置に反転移動する。
その際、前面壁13a、側壁14a,bおよび垂直壁10a,bも湾曲するが、可変壁面の変形後には復元し、各リブと壁面の接続部は、塑性変形を起こして移動位置に維持されることになり、容器は約半分に減容される。
【0023】
次に、第2実施形態について、図7〜11を参照して説明する。
図7に示すように、容器A2は、外周にネジと膨出部を設けた口筒部30と肩部31、および胴部32と底部33とからなり、合成樹脂を素材としてブロー成形によって成型されている。
【0024】
肩部31は、口筒部30に続く傾斜面によって形成され、その下端縁の形状は、図9に示すように、角部を円弧として丸みづけられた菱形であって、両側の角部は円弧縁34a,34b、前後の角部は円弧縁35a,35bとなっており、各円弧は直線縁36a,b,c,dによって結ばれている。
【0025】
図7,8,10に示すように、胴部32は、不変壁面と可変壁面とからなり、不変壁面は、前記円弧縁34a,34bに連続する円弧壁37a,37bと、直線縁36a,b,c,dに連続し、横方向に延びる帯状壁38a,b,c,d(38c,dは図示されない)によって構成されている。
【0026】
可変壁面は、容器の前後面に配設され、左右に二つの上傾斜縁39a,bと二つの下傾斜縁40a,bと側端縁41a,bとを有する六角形の平壁42a,42bと、該平壁42a,42bの側端縁41a,bに連設された段部43a,b,c,dを有する梯形の側壁44a,b,c,dとを有している。
【0027】
平壁42a,bの上傾斜縁39a,bおよび側壁44a,b,c,dの上縁と前記帯状壁38a,b,c,dとの間には、段部45a,b,c,dを有する三角形状の上部傾斜壁46a,b,c,dが連設されており、平壁42a,bの下傾斜縁40a,bおよび側壁44の下縁と底部33の立ち上がり部47との間には、三角形状の段部48a,b,c,dを有する下部傾斜壁49a,b,c,dが連設されている。
前記平壁42、左右の側壁44、上下の傾斜壁46,49によって可変壁面が構成されている。
【0028】
前記円弧壁37a,37bの側端縁には、断面弧状の縦リブ50a,b,c,dが設けられ、該縦リブ50を介して円弧壁37と側壁44が連結されている。
前記帯状壁38a,bの下端縁には、弧状の上部横リブ51a,51bが設けられ、該上部横リブ51a,bを介して帯状壁38a,bと上部傾斜壁46a,bが連結されている。
【0029】
底部33の周辺立ち上がり部47a,bには、弧状の下部横リブ52a,bが設けられ、該下部横リブ52a,bを介して底部33の立ち上がり部47a,bと下部傾斜壁49a,bが連結されている。
上部横リブ51a,bの中側端部は、下方に折れて短い縦リブ53a,bとなっており、同じく下部横リブ52a,bの端部は、上方に折れて短い縦リブ54a,bとなっている。
【0030】
前記上部傾斜壁46a,bと側壁44a,b,c,d、下部傾斜壁49a,b,c,dの各段部43,45,48は、一平面上に連続するように形成されており、各壁面は段部によって前後に区分されている。
底部33は、肩部31の形状と同一の底壁55を有している。
【0031】
次に、容器A2の押潰し作用について説明する。
使用後の容器の廃棄に際して、平壁42a,bの端部を押圧していくと、平壁42は、縦リブ53,54を軸として屈曲廻動し、側壁44、上部傾斜壁46、下部傾斜壁49はそれぞれ段部43,45,48を軸として前半部が廻動することになる。
その際、平壁、側壁、上部傾斜壁、下部傾斜壁の前半部は、それぞれ湾曲して他の壁面の廻動を保障する。
【0032】
次いで上部横リブ51、縦リブ50、下部横リブ52を軸としてそれぞれの後半部が廻動し、全体として図10,11に示すように、各壁面は、リブによって形成される面X2に対して対称位置に反転移動し、押潰される。
その際、各リブと壁面の接続部は、前記第1実施形態と同様に塑性変形をおこし、移動位置に維持され、容器は約半分に減容される。
また、側壁、上部傾斜壁は、段部により前後に区分されているので、反転廻動が容易となっている。
【0033】
次に、第3実施形態について、図12〜17を参照して説明する。
図12に示すように、容器A3は、外周にネジと膨出部を設けた口筒部60と肩部61、および胴部62と底部63とからなり、合成樹脂を素材としてブロー成形によって成型されている。
【0034】
肩部61は、口筒部60につづく円形の段部64と、該段部64につづく傾斜面によって形成され、その下端縁は長方形となっており、前後の端縁65a,bと側縁66a,bとを有している。
【0035】
胴部62は、図13,14に示すように、端縁65aに連設され、横方向に延びる上部帯状壁67a,b、該上部帯状壁67a,bの端部から下方に延び、底部63に連設する側部帯状壁68a,b,c,dとを有している。
底部63は、図16に示すように、肩部61より広い長方形の底壁69と、該底壁69の周縁につづく立ち上がり部70a,b,c,dとからなっている。
【0036】
図13,15,16に示すように、前記胴部62の周面には、前記上部帯状壁67a,側部帯状壁68a,b、立ち上がり部70a,cによって形成される面X3より膨出するよう前後の可変壁面71a,bが形成され、肩部61の側縁66a,bと側部帯状壁68a,bの外端縁、立ち上がり部70b,dによって形成される面Yより膨出するよう側部の可変壁面72a,bが形成されている。
【0037】
前後の可変壁面71aは、梯形の垂直壁73a,bと、該垂直壁73の側端縁に連設され、前記側部帯状壁68a,bと連結する側部傾斜壁74a,b,c,dと、垂直壁73および側部傾斜壁74の上端縁に連設され、上部帯状壁67に連結する上部傾斜壁75a,bと、垂直壁73および側部傾斜壁74の下端縁に連設され、立ち上がり部70aの上端縁と連結する下部傾斜壁76a,bとからなっている。
【0038】
側部の可変壁面72a,bは、図13,16に示すように、梯形の垂直壁77a,bと、該垂直壁77a,bの側端縁に連設され、側部帯状壁68a,bの外端縁と連結する側部傾斜壁78a,bと、垂直壁77および側部傾斜壁78a,b,c,dの上端縁に連設され肩部61の側縁66a,bを連結する上部傾斜壁79a,bと、垂直壁77および側部傾斜壁78a,bの下端縁に連設され、立ち上がり部70aと連結する下部傾斜壁80a,bとからなっている。
【0039】
前記上部帯状壁67a,bと側部帯状壁68a,b,c,dは、前記第1,第2実施形態におけるリブの作用がもたらされ、可変壁面の変形にあたっての支持部、すなわち不変部が形成される。
【0040】
次に、容器A3の押潰し作用について説明する。
使用後の容器の廃棄にあたっては、前後、両側の各可変壁面の垂直壁を押圧することによって押潰される。
垂直壁73aを押圧していくと、側部傾斜壁74a,bは側部帯状壁68a,bを軸として廻動し、上部傾斜壁75は上部帯状壁67aを軸として、下部傾斜壁80は立ち上がり部70を軸として廻動する。
その際、垂直壁が縦方向および横方向に湾曲し、側壁、上下の傾斜壁の廻動を容易にすることになる。
【0041】
最終的には、図16の点線位置に示すように、可変壁面71は面X3に対して対称形となる位置に反転され、同様に、可変壁面72も、面Yに対して反転されることになる。
容器は、図17に示すように減容され、減容率は、容器を交互に倒立して、実質的に高くすることができるが、さらに、胴部の帯状壁を中間で折り曲げることによって、減容率を高くすることもできる。
【0042】
次に、第4実施形態について、図18〜22を参照して説明する。
図18に示すように、容器A4は、外周にネジと膨出部を設けた口筒部90と肩部91、および胴部92と底部93とからなり、合成樹脂を素材としてブロー成形によって成型されている。
【0043】
図18,20に示すように、肩部91は、口筒部90に続く傾斜面によって形成され、その下端はほぼ正三角形になっており、各角部に形成された円弧縁94a,b,cと直線縁95a,b,cとを有している。
【0044】
図18,19,21に示すように、胴部92は、角筒状に延び、前記円弧縁94a,b,cに連続する円弧壁96a,b,cと、直線縁95a,b,cに連設し、横方向に延びる帯状壁97a,b,cと、各円弧壁96を結ぶ平面X4から膨出する可変壁面98a,b,cとを有している。
底部93は、肩部91と同一の形状を有し、立ち上がり部99a,b,cを設けた底壁100を有している。
【0045】
前記可変壁面98a,b,cは、矩形の垂直壁101a,b,cと、該垂直壁101a,b,cの側縁に連設し、円弧壁96a,b,cの端縁とを結ぶ側部傾斜壁102a,b,c、および103a,b,cと、垂直壁101および側部傾斜壁102a,b,c、103a,b,cの上端縁に連設し、帯状壁97a,b,cとを結ぶ上部傾斜壁104a,b,cと、垂直壁101a,b,cおよび側部傾斜壁102,103の下端縁に連設し、底壁の立ち上がり部99とを結ぶ下部傾斜壁105a,b,cとからなっている。
【0046】
前記円弧壁96a,b,cと直線縁95に連設する帯状壁97a,b,cによって、可変壁面の変形にあたっての支持部、すなわち不変壁面が形成される。
【0047】
次に、容器A4の押潰し作用について説明する。
使用後の容器の廃棄にあたって、各可変壁面を順次押し潰す。
垂直壁101a,b,cを押圧していくと、側部傾斜壁102,103それぞれは円弧壁96の端縁を軸として廻動し、上部傾斜壁104は帯状壁97の端縁を軸とし、下部傾斜壁105は底部の立ち上がり部99を軸として廻動する。
その際、矩形の垂直壁を始め各壁面は湾曲して、最終的には可変壁面98は、円弧壁96と肩部91の帯状壁97と立ち上がり部99によって形成される面X4に対して対称的な位置に移動し、図21,22に示すように、押潰される膨出部が減容することになる。
【0048】
上記各実施形態の容器の合成樹脂として、PET、ポリエチレンその他の樹脂が用いられ、キャップが被嵌されるが、キャップと容器の素材樹脂が異なる場合には、容器のみを押潰して別個に廃棄することができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
ブロー成形容器の胴部に可変壁面を形成したので、内容液注出後の使用済みの容器を押圧することによって容易に押潰すことができる。
そのため、プラスチック廃棄物の容積を減少させ、廃棄物の運搬効率を高めることができる。
容器の押潰し時に、キャップを被嵌して減圧状態を保たせる必要はないので、容器のみを押潰すことができ、再生処理にあたって、異種の樹脂が混入することを防ぐことも容易にできるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の容器の斜視図である。
【図2】容器の正面図である。
【図3】容器の平面図である。
【図4】図2の線A−Aにおける断面平面図である。
【図5】円弧リブの断面図である。
【図6】押潰し後の容器の平面図である。
【図7】本発明の第2実施形態の容器の斜視図である。
【図8】容器の正面図である。
【図9】 容器の平面図である。
【図10】図8の線A−Aにおける断面平面図である。
【図11】押潰し後の容器の平面図である。
【図12】本発明の第3実施形態の容器の斜視図である。
【図13】容器の正面図である。
【図14】容器の平面図である。
【図15】容器の側面図である。
【図16】図13の線A−Aにおける断面平面図である。
【図17】押潰し後の容器の斜視図である。
【図18】本発明の第4実施形態の容器の斜視図である。
【図19】容器の正面図である。
【図20】容器の平面図である。
【図21】図19の線A−Aにおける断面平面図である。
【図22】押潰し後の容器の斜視図である。
【符号の説明】
A1、A2、A3、A4 容器
1、30、60、90 口筒部
2、31、61、91 肩部
3、32、62、92 胴部
3a 不変壁面
3b 可変壁面
4、33、63、93 底部
8 平坦壁
9a,b 傾斜壁
10a,b 垂直壁
13a,b 前面壁
14a,b 側壁
15a,b、16a,b、50a,b,c,d 縦リブ
17a,b、51a,b 上部横リブ
18a,b 可変平壁
19a,b 可変側壁
20a,b 上部傾斜壁
21a,b 下部傾斜壁
24a,b、52a,b 下部横リブ
26a,b 接続部
37a,b 円弧壁
38a,b,c,d 帯状壁
42a,b 平壁
43a,b,c,d、45a,b,c,d、48a,b,c,d 段部
44a,b,c,d 側壁
46a,b,c,d 上部傾斜壁
49a,b,c,d 下部傾斜壁
53a,b、54a,b 縦リブ
64 段部
67a,b 上部帯状壁
68a,b,c,d 側部帯状壁
71a,b、72a,b 可変壁面
73a,b 垂直壁
74a,b,c,d 側部傾斜壁
75a,b 上部傾斜壁
76a,b 下部傾斜壁
77a,b 垂直壁
78a,b,c,d 側部傾斜壁
79a,b 上部傾斜壁
80a,b 下部傾斜壁
96a,b,c 円弧壁
97a,b,c 帯状壁
98a,b,c 可変壁面
101a,b,c 垂直壁
102a,b,c、103a,b,c 側部傾斜壁
104a,b,c 上部傾斜壁
105a,b,c 下部傾斜壁

Claims (5)

  1. 口筒部と肩部、胴部と底部とからなる長方形状のプラスチック容器であって、
    肩部が、側端縁と傾斜端縁とを有する菱形の平坦壁と、該平坦壁の側端縁から延びる傾斜壁と傾斜端縁から延びる垂直壁とを具備しており、
    胴部は、不変壁面と可変壁面とからなり、
    前記不変壁面は、前記肩部の傾斜壁の下端縁に連続する前面壁と側壁とを具備しており、
    前記可変壁面は、梯形の可変平壁と、該可変平壁に連設する梯形の可変側壁と、可変平壁および可変側壁の上端縁に連設する三角形の上部傾斜壁と、上記可変平壁および可変側壁の下端縁に連設する下部傾斜壁とを具備しており、
    前面壁と梯形の可変平壁、側壁と梯形の可変側壁、垂直壁と上部傾斜壁、および底部底壁と下部傾斜壁との各接続部にリブを配設し、各可変壁面がリブを軸として廻動反転するようにしたことを特徴とする押潰し可能なプラスチック容器。
  2. 口筒部と肩部、胴部と底部とからなる菱形状のプラスチック容器であって、
    肩部は、下端に円弧縁と直線縁とを具備して、下端縁が角部を円弧としたほぼ菱形状に形成されており、
    胴部は、不変壁面と可変壁面とからなり、
    前記不変壁面は、前記円弧縁に連続する円弧壁と、直線縁に連設され横方向に延びる帯状壁とを具備しており、
    前記可変胴壁は、六角形の平壁と、平壁の側端縁に連設された梯形の側壁と、平壁の上傾斜縁および側壁の上縁とに連設する上部傾斜壁と、平壁の下傾斜縁および側壁の下縁に連設された下部傾斜壁を具備しており、
    前記円弧壁と側壁、前記帯状壁と上部傾斜壁、底壁と下部傾斜壁との各接続部にリブを配設し、各可変壁面がリブを軸として廻動反転するようにしたことを特徴とする押潰し可能なプラスチック容器。
  3. 側壁と上部傾斜壁、および下部傾斜壁の各壁面に、一平面上で連続するよう段部が形成され、各壁面は段部によって前後に区分されていることを特徴とする請求項2記載の押潰し可能なプラスチック容器。
  4. 口筒部と肩部、胴部と底部とからなる長方形状のプラスチック容器であって、
    肩部は、口筒部に続く円形の段部と、該段部に続く傾斜面を具備し、その下端縁は長方形に形成されており、
    胴部は、前後の肩部下端縁に連設された帯状壁と、該帯状壁の端部から下方に延び、底部の角部に連設する側部帯状壁と、前後および両側面の可変壁面とを具備しており、
    前記可変壁面は、梯形の垂直壁と、該垂直壁の側端縁に連設する側部傾斜壁と、垂直壁および側部傾斜壁の上端縁に連設する上部傾斜壁と、垂直壁および側部傾斜壁の下端縁に連設する下部傾斜壁とからなっていることを特徴とする押潰し可能なプラスチック容器。
  5. 口筒部と肩部、胴部と底部とからなる三角形状のプラスチック容器であって、
    肩部は、その下端を角部を円弧とした正三角形に形成され、円弧縁と直線縁とを具備しており、
    胴部は、角筒状に延び、前記円弧縁に連続する円弧壁と、直線縁に連設され横方向に延びる帯状壁と、可変壁面とを具備しており、
    前記可変壁面は、矩形の垂直壁と、該垂直壁の側端縁に連設する側部傾斜壁と、垂直壁および側部傾斜壁の上端縁に連設された上部傾斜壁と、垂直壁および側部傾斜壁の下端縁に連設する下部傾斜壁とからなっていることを特徴とする押潰し可能なプラスチック容器。
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