JP3844963B2 - エスカレータ用運搬装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する利用分野】
本発明は、エスカレータ用運搬装置に係り、上下部乗降口間で走行する無端状の踏段を用いた運搬作業に好適なエスカレータ用運搬装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特開平1−313296号公報に開示されているように、踏段上に欄干部材を載置するとともにその踏段上からエスカレータの起動・停止の操作を行ないながら所定位置まで欄干部材を運搬し、据付を行なうエスカレータ用運搬装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術では、欄干部材などの軽量の部材を運搬するには適しているが、欄干部材を一体的に組み上げた一体組品や車いす用踏段のような重量物を運搬するには適していない。
【0004】
したがって、上記の重量物を踏段上へ載置する作業、運搬中に踏段上で重量物を保持する作業、および運搬後に重量物を踏段上から搬出する作業を全て作業者の手作業で行なわねばならず、作業者の大きな負担となるばかりか、運搬物が下方へ落下する危険性も懸念されている。
【0005】
本発明は、このような従来技術における実情に鑑みてなされたもので、その目的は、踏段を用いて重量物の運搬を安全かつ容易に行なうことのできるエスカレータ用運搬装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の請求項1に係る発明は、無端状に連結され上下部乗降口間で走行する踏段の上部に設けられるエスカレータ用運搬装置において、前記踏段の上部に載置可能なベース体、およびこのベース体に設けられ運搬物を保持する保持体を含み、前記ベース体が、前記踏段の傾斜走行部に形成される段差形状と略同一形状に形成される段差部と、この段差部の頂点近傍に装着される車輪部とを備え、前記保持体が、前記ベース体から立設される一対の支持体と、これら一対の支持体を連結する連結材と、この連結材に設けられるとともに前記運搬物に取付けた揚重索を駆動することにより前記運搬物を揚重する揚重部と、この運搬装置が前記踏段上に載置状態となり傾斜した際に前記運搬物が前記踏段の走行方向に変位するのを抑制する安全棒とを備えた構成にしてある
このように構成した本発明の請求項1に係る発明では、平地を走行する際にベース体の車輪部が接地して回動するととともに、エスカレータ踏段上ではこの踏段の傾斜走行部の段差形状とベース体の段差部が略同一形状に形成されているので、踏段の傾斜走行部にベース体の段差部が係合する。この状態でベース体に設けた保持体で保持した運搬物をエスカレータの走行に合わせてその乗降口から踏段上に搬入して移動できる。これによって、踏段を用いて重量物の運搬を安全かつ容易に行なえる。また、揚重部で重量物を揚重することにより、さらに重量物が踏段の上下方向に変位するのを抑制する安全棒により重量物、すなわち運搬物を安全に運搬することができる。
【0007】
また、本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記揚重部及び前記安全棒を、前記踏段の走行方向と直交する方向へ変位可能に前記連結材に取付けた構成にしてある。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のエスカレータ用運搬装置の実施の形態を図に基づき説明する。
【0009】
図1は本発明の一実施形態に係るエスカレータ用運搬装置の全体構成を示す斜視図、図2は本実施形態により運搬物を平地で運搬する状態を示す側面図、図3は本実施形態をエスカレータ踏段上に載置する状態を示す側面図、図4は本実施形態により運搬物をエスカレータ踏段上で運搬する状態を示す側面図、図5は本実施形態による運搬物の運搬方法を説明する斜視図、図6は本実施形態による運搬物の一例として欄干組品を示す斜視図である。
【0010】
図5に示すエスカレータは、無端状に連結され、上下部乗降口1、2間で走行する複数の踏段3を有し、これらの踏段3の両側に欄干組品4を立設するようになっており、上下部乗降口1、2間の中間部分には踏段3が傾斜して走行する傾斜走行部5が形成されている。欄干組品4は、図6に示すように、ガラスパネル4aと、このガラスパネル4aの下端部を受けるパネル支え4bと、このパネル支え4bに取付けられる外デッキ4cと、ガラスパネル4aの上端部に取付けられるハンドレールフレーム4dと、ハンドレールガイド4eとを一体的に組上げた構成となっている。
【0011】
そして、本実施形態のエスカレータ用運搬装置6は、図1に示すように、踏段3の上部に載置可能なベース体7、およびこのベース体7に設けられ、運搬物、例えば欄干組品4を保持する保持体8から構成されている。
【0012】
ベース体7は、踏段3の傾斜走行部5に形成される段差形状と略同一形状に形成される段差部9と、この段差部9の頂点9a近傍にそれぞれ装着される複数個の車輪部10とを備えている。保持体8は、ベース体7から立設される一対の支持材11と、これら一対の支持材11を連結する連結材としての上枠12と、この上枠12に設けられ、運搬物を揚重可能な揚重部、例えば4個のチェーンブロック13とを備えている。
【0013】
上枠12は、支柱部11上にそれぞれ配設され、踏段3の走行方向と直交する方向に延設される一対の支持材14と、これら一対の支持材14の両端をそれぞれ連結する一対の連結支材15とからなり、支持材14には、チェーンブロック13および安全棒16を案内する長孔17が設けられており、支持材14によりその長手方向(すなわち踏段3の走行方向と直交する方向)へ変位可能にチェーンブロック13が支持されている。さらに、安全棒16は運搬装置6が踏段3上に載置状態となり傾斜した際に運搬物が踏段3の走行方向に変位するのを抑制している。また、チェーンブロック13には揚重索18が設けられ、この揚重索18の先端に運搬物を吸着保持可能な吸着体19が取付けられている。
【0014】
この実施形態にあっては、例えば欄干組品4を運搬するに際して、まず図1に示すように吸着体19をガラスパネル4aに吸着させた状態でチェーンブロック13を操作して欄干組品4を吊持する。次いで、その状態で図2に示すように平地20上で車輪部10を転動させることにより、図5に示すようにエスカレータ下部乗降口1まで欄干組品4を運搬する。
【0015】
そして、図3に示すように下部乗降口1から踏段3上にベース体7の段差部9を載せた状態で踏段3を駆動すれば、踏段4の傾斜走行部5の段差形状と段差部9とが略同一形状に形成されているため、図4に示すように段差部9が踏段4の表傾斜走行部5と係合して当該運搬装置6が踏段3上に載置状態となり、欄干組品4が踏段3上を滑落することなく、したがって安全にその運搬が可能である。このとき、安全棒16により欄干組品4が踏段3の走行方向に変位するのを抑制している。
【0016】
次いで、このようにして運搬装置1を所定の位置(図5の上部付近)まで移動させたなら、踏段3の駆動を停止させ、安全棒16の作動を解除してチェーンブロック13および欄干組品4を踏段3の幅方向へ変位させることにより欄干組品4をその据付位置まで移動させた後、チェーンブロック13の作動により欄干組品4を吊り降ろすようになっている。
【0017】
このように構成した本実施形態では、運搬物である欄干組品4を平地20および踏段3上で最終運搬地点まで安定した状態で安全かつ容易に運搬できる。
【0018】
また、本実施形態では、運搬物として重量物を運搬する際に、保持体8に設けたチェーンブロック13にて重量物を揚重することによりその積み込み、積み降ろしおよび吊持ち保持を容易に行なえる。さらに、チェーンブロック13を踏段3の走行方向と直交する方向に変位できるため、欄干組品4を据付位置まで移動可能であり運搬物の据付作業にも有効である。
【0019】
なお、上記実施形態では運搬物の一例として欄干組品4を挙げたが、本発明はこれに限らず、車椅子踏段等の他の重量物の運搬にも適用可能なことは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、踏段を用いて、また揚重部と安全棒を介して運搬物である重量物を平地および踏段上で安定した状態で安全かつ容易に運搬することができる。したがって、重量物の運搬作業効率を向上できるエスカレータ用運搬装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るエスカレータ用運搬装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本実施形態により運搬物を平地で運搬する状態を示す側面図である。
【図3】本実施形態をエスカレータ踏段上に載置する状態を示す側面図である。
【図4】本実施形態により運搬物をエスカレータ踏段上で運搬する状態を示す側面図である。
【図5】本実施形態による運搬物の運搬方法を説明する斜視図である。
【図6】本実施形態による運搬物の一例として欄干組品を示す斜視図である
【符号の説明】
1、2 乗降口
3 踏段
4 欄干組品(運搬物)
5 傾斜走行部
6 エスカレータ用運搬装置
7 ベース体
8 保持体
9 段差部
9a 頂点
10 車輪部
11 支持材
12 上枠(連結材)
13 チェーンブロック(揚重部)
16 安全棒
17 長孔

Claims (2)

  1. 無端状に連結され上下部乗降口間で走行する踏段の上部に設けられるエスカレータ用運搬装置において、
    前記踏段の上部に載置可能なベース体、およびこのベース体に設けられ運搬物を保持する保持体を含み、
    前記ベース体が、前記踏段の傾斜走行部に形成される段差形状と略同一形状に形成される段差部と、この段差部の頂点近傍に装着される車輪部とを備え
    前記保持体が、前記ベース体から立設される一対の支持体と、これら一対の支持体を連結する連結材と、この連結材に設けられるとともに前記運搬物に取付けた揚重索を駆動することにより前記運搬物を揚重する揚重部と、この運搬装置が前記踏段上に載置状態となり傾斜した際に前記運搬物が前記踏段の走行方向に変位するのを抑制する安全棒とを備えていることを特徴とするエスカレータ用運搬装置。
  2. 請求項1の記載において、前記揚重部及び前記安全棒を、前記踏段の走行方向と直交する方向へ変位可能に前記連結材に取付けたことを特徴とするエスカレータ用運搬装置。
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