JP3844958B2 - 自動車用ドア、および自動車用窓ガラス昇降装置の取り付け構造 - Google Patents

自動車用ドア、および自動車用窓ガラス昇降装置の取り付け構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、窓ガラスの昇降装置の収容部が形成された自動車用ドア、および窓ガラスの昇降装置を自動車用ドアの内部に取り付けるための自動車用窓ガラス昇降装置の取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、一般的な窓ガラスの昇降装置10を内蔵した自動車用ドアの概略側面図である。昇降装置10は、上下方向に延在するレール11にキャリアプレート12が昇降自在にガイドされ、そのキャリアプレート12に窓ガラス1の下端部が保持されている。レール11の上下の端部には上下のワイヤガイド13A,13Bが取り付けられ、それらの間には、キャリアプレート12に連結されたワイヤ14が架け渡されている。ワイヤ14はドラム15に巻き付けられており、モータ16によってドラム15が一方向または他方向に回転駆動されることにより、ワイヤガイド13A,13B間においてワイヤ14が上方または下方に移動し、それに連動してキャリアプレート12と共に窓ガラス1が昇降する。キャリアプレート12、ワイヤガイド13A,13B、ワイヤ14、ドラム15、およびモータ16は、レール11に沿って窓ガラス1を昇降させるための駆動機構を構成している。
【0003】
図8は、このような一般的な昇降装置10を備えた従来例の自動車用ドアを説明するための断面図である。図8において、51は車内側のインナーパネル、52は車外側のアウターパネルであり、それらの間に、窓ガラス1を収容するための第1収容部S1と、昇降装置10を収容するための第2収容部S2が形成されている。窓ガラス1は、パネル51,52の間の上部開口を通って昇降する。第2収容部S2は、第1収容部S1よりもインナーパネル51寄りに形成されており、昇降装置10は、窓ガラス1よりもインナーパネル51寄りに位置するように、インナーパネル51の内面に取り付けられる。すなわち、昇降装置10は、レール11と駆動機構とが溶接あるいはかしめなどの手段によって結合された上、そのレール11の上下の端部が上下のブラケット53A,53Bによってインナーパネル51の内面に取り付けられ、また駆動機構がブラケット54によってインナーパネル51の内面に取り付けられる。55はウエストレインフォース、56は、アームレスト部56Aやドアポケット部56Bなどを形成する内装のトリムである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述したような従来の自動車用ドアにおいては、第2収容部S2が第1収容部S1よりもインナーパネル51寄りに形成されていて、昇降装置10が窓ガラス1よりもインナーパネル51寄りに位置するように取り付けられているため、次のようなスペース上の制約があった。すなわち、車体上におけるアウターパネル52とガラス1の位置や形状は、車体設計上において大きな制約を受けるため、昇降装置10を収容するための第2収容部S2は、ガラス1の昇降位置を基準として車内寄りの位置に確保することが必要となる。そのため、図8のように、インナーパネル51がガラス1の昇降位置よりも図8中右方の車内側に大きく膨出することになり、その分、車内空間が小さくなり、アームレスト部56Aやドアポケット部56Bなどを充分に大きく確保することが難しかった。
【0005】
本発明の目的は、窓ガラスの昇降装置の収容部をドア内部にスペース的に効率よく確保して、車内空間を拡大することができる自動車用ドア、および自動車用窓ガラス昇降装置の取り付け構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動車用ドアは、内装のトリムが取り付けられる車内側のインナーパネルと車外側のアウターパネルとの間に、昇降自在の窓ガラスを収容する第1収容部と、前記窓ガラスを昇降させる昇降装置を収容する第2収容部と、が形成された自動車用ドアにおいて、前記第2収容部は、前記第1収容部よりも前記アウターパネル寄りの位置に形成し、前記昇降装置は、前記窓ガラスを昇降自在にガイドするレールと、前記レールに結合されかつ前記窓ガラスを前記レールに沿って昇降させる駆動機構と、を備え、前記レールの上端部は、第1の取り付け機構部によって前記アウターパネル側に取り付け、前記レールの下端部は、第2の取り付け機構部によって前記インナーパネル側に取り付け、前記第2の取り付け機構部は、前記レールの下端部に取り付けられて当該下端部よりも前記車内寄りに位置する下端部分が形成されたレール側ブラケットと、前記インナーパネル側に取り付けられて前記レールの下端部よりも前記車内寄りに位置する上端部分が形成されたインナーパネル側ブラケットと、前記車内側から回されることにより前記レール側ブラケットの下端部分を前記インナーパネル側ブラケットの上端部分に固定するボルトと、を含み、かつ前記トリムの下側部分に対して、前記インナーパネル側ブラケットの上端部分と前記レール側ブラケットの下端部分との固定位置よりも前記車外寄りへの膨出を許容することを特徴とする。
【0007】
本発明の自動車用窓ガラス昇降装置の取り付け構造は、内装のトリムが取り付けられる車内側のインナーパネルと車外側のアウターパネルとの間の自動車用ドアの内部に、窓ガラスの昇降が可能な昇降装置を取り付けるための自動車用窓ガラス昇降装置の取り付け構造において、前記昇降装置は、前記窓ガラスを昇降自在にガイドするレールと、前記レールに結合されかつ前記窓ガラスを前記レールに沿って昇降させる駆動機構と、を備え、前記窓ガラスよりも前記アウターパネル寄りに前記昇降装置を位置させるように、第1の取り付け機構部によって前記レールの上端部を前記アウターパネル側に取り付け、かつ第2の取り付け機構部によって前記レールの下端部を前記インナーパネル側に取り付け、前記第2の取り付け機構部は、前記レールの下端部に取り付けられて当該下端部よりも前記車内寄りに位置する下端部分が形成されたレール側ブラケットと、前記インナーパネル側に取り付けられて前記レールの下端部よりも前記車内寄りに位置する上端部分が形成されたインナーパネル側ブラケットと、前記車内側から回されることにより前記レール側ブラケットの下端部分を前記インナーパネル側ブラケットの上端部分に固定するボルトと、を含み、かつ前記トリムの下側部分に対して、前記インナーパネル側ブラケットの上端部分と前記レール側ブラケットの下端部分との固定位置よりも前記車外寄りへの膨出を許容することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1から図6に基づいて説明する。これらの図において、前述した図7および図8と同様の部分には、同一符号を付して説明を省略する。
【0009】
図1は、本例の自動車用ドアの断面図であり、前述した図7および図8と同様の昇降装置10を備えた構成となっている。その昇降装置10は、前述したように、レール11に駆動機構が溶接あるいはかしめなどの手段によって結合されることによって、いわゆる駆動部一体型の昇降装置を構成している。ただし、本例における昇降装置10は、図1中の左右方向におけるレール11と駆動機構との位置関係が図8のものと逆になっており、レール11よりも駆動機構が車外寄り(図1中の左方寄り)に位置している。
【0010】
図1において、21は車内側のインナーパネル、22は車外側のアウターパネルであり、それらの間に、窓ガラス1を収容するための第1収容部S1と、昇降装置10を収容するための第2収容部S2が形成されている。本例のインナーパネル21には開口部21Aが形成されている。窓ガラス1は、パネル21,22の間の上部開口を通って昇降する。第2収容部S2は、第1収容部S1よりもアウターパネル22寄りに形成されており、昇降装置10は、窓ガラス1よりもアウターパネル22寄りに位置するように取り付けられる。すなわち、昇降装置10は、そのレール11に駆動機構が溶接またはかしめなどの手段によって結合された上、レール11の上端部が第1の取り付け機構部(以下、「第1機構部」という)Aによってアウターパネル22側に取り付けられ、かつレール11の下端部が第2の取り付け機構部(以下、「第2機構部」という)Bによってインナーパネル21側に取り付けられる。これらの機構部A,Bについては後述する。
【0011】
23は、アウターパネル22の内側に取り付けられたウエストレインフォース、24は、アームレスト部24Aやドアポケット部24Bなどを形成する内装のトリムである。ウエストレインフォース23は、図1のように、レール11の上端部を覆う形状、つまり図1中右方に膨出する形状とされており、外部からドア内に侵入した雨滴等がレール11に直接掛かることを防止する。また、本例のトリム24は、インナーパネル21の開口部21Aから、窓ガラス1に接近する方向(図1中の左方向)に膨出する形状となっている。
【0012】
図2は、第1機構部Aの分解斜視図であり、ウエストレインフォース23の下端部には異形穴23Aと丸穴23Bが形成されている。異形穴23Aは、上側に位置する円形穴部23A−1と、下側に位置する狭幅の長穴部23A−2と、が連続する形状とされており、それらの内周縁には、図3のようにフランジ部23A−3が形成されている。また、丸穴23Bの周縁部には、図4のようにナット31が固定されている。一方、レール11の上端部にはブラケット32が取り付けられており、そのブラケット32には、保持ピン33が取り付けられる丸穴32Aと、その丸穴32Aを中心として円弧状に延在する長穴32Bが形成されている。本例の場合は、このブラケット32にワイヤガイド13Aが取り付けられている(図2参照)。
【0013】
保持ピン33は、頭部につば部33Aが形成されており、その基端部33Bが図3のように丸穴32Aにかしめ固定される。つば部33Aは、図3中の矢印A1のように、円形穴部23A−1内に通されてから下げられることによって、長穴部23A−2に抜け止めされる。これにより、レール11の上端部がウエストレインフォース23に保持される。異形穴23Aは、保持ピン33に係る荷重をフランジ部23A−3の面によって受けることによって、その荷重に耐える。34はボルトであり、図4中の矢印A2のように長穴32Bおよび丸穴23Bを通ってから、ナット31にねじ合う。図2中の矢印A3のように、長穴32Bの円弧状の延在範囲において、保持ピン33を中心とするレール11の上端部の回動調整が許容され、その回動調整後にボルト34をねじ付けることによって、レール11の上端部が固定される。このように、第1機構部Aには、レール11の上端部の取り付け位置を調整するための調整機構が備えられている。
【0014】
図5は、第2機構部Bの分解斜視図であり、インナーパネル21の下端部取り付けられたブラケット41には、水平方向に延在する長穴41Aが形成されている。一方、レール11の下端部に取り付けられたブラケット42には丸穴42Aが形成され、その周縁部には、図6のようにナット43が固定されている。本例の場合、このブラケット42にワイヤガイド13Bが取り付けられている(図5参照)。44はボルトであり、図6中の矢印B1のように長穴41Aおよび丸穴42Aを通ってから、ナット43にねじ合う。図5中の矢印B2のように、長穴41Aの延在範囲においてレール11の下端部の位置調整が許容され、その位置調整後にボルト44をねじ付けることによって、レール11の下端部が固定される。このように、第2機構部Bには、レール11の下端部の取り付け位置を調整するための調整機構が備えられている。
【0015】
このように、第1、第2機構部A,Bによって、窓ガラス1の第1収容部S1よりも車外寄りの第2収容部S2に昇降装置10が取り付けられる。昇降装置10は、前述したように、モータ16を備えた駆動機構によって、レール11に沿って窓ガラス1を昇降させる。
【0016】
第2収容部S2を第1収容部S1よりもアウターパネル22寄りに形成して、昇降装置10を窓ガラス1よりもアウターパネル22寄りに取り付けたことは、結果的に、車内空間を拡大できることになる。すなわち、前述したように、車体上におけるアウターパネル22と窓ガラス1の位置や形状が車体設計上において大きな制約を受ける関係上、昇降装置10を収容するための第2収容部S2は、窓ガラス1の昇降位置を基準として確保されることになる。しかし、その際には、窓ガラス1の昇降位置を基準として、第2収容部S2を車外寄りの位置に確保することができる。そのため、窓ガラス1の車内寄りには第2収容部S2を確保する必要がない。したがって、インナーパネル21およびトリム24を車内側に膨出させる必要がなく、逆に、それらのインナーパネル21およびトリム24を窓ガラス1に接近する車外側に膨出させることができる。この結果、車内空間を拡大し、アームレスト部24Aやドアポケット部24Bなどを充分に大きく確保することができる。
【0017】
本例の場合は、インナーパネル21に形成した開口部21Aを通るようにして、トリム24を窓ガラス1に接近する方向に膨出させているため、より一層、車内空間を拡大して、アームレスト部24Aやドアポケット部24Bなどを大きく確保することができる。図1中の2点鎖線は図8の従来例におけるトリム56の位置を示し、本例の場合は、図8の従来例に比して、アームレスト部24Aを車外方向に距離L1分拡大でき、またドアポケット部24Bを車外方向に距離L2分拡大できることが分かる。
【0018】
また、昇降装置10が窓ガラス1よりアウターパネル22寄りに位置するため、レール11の上方を覆うアウターパネル22およびウエストレインフォース23によって、窓ガラス1を伝わる雨滴などがレール11に掛かることを防止できる。さらに、窓ガラス1の遮音作用によって、車内に伝わるモータ16の作動音などを低減することもできる。
【0019】
また、第1、第2機構部A,Bは、レール11の上端部および下端部の取り付け位置を調整するための調整機構を備えているため、昇降装置10を最適な位置に取り付けることができる。また、昇降装置10の取り付けに際しては、まず、図3中の矢印A1のように、保持ピン33のつば部33Aを長穴部23A−2に抜け止めすることにより、昇降装置10の荷重をウエストレインフォース23により支えて、昇降装置10の取り付けの作業負担を軽減することができる。その後、長穴部23A−2における保持ピン33の保持位置を基準として、昇降装置10を図1中紙面の表裏方向に回動調整する。そして、図2中の矢印A3のような長穴32Bの延在範囲におけるレール11の上端部の位置調整と、図5中の矢印B2のような長穴41Aの延在範囲におけるレール11の下端部の位置調整と、によって、昇降装置10の取り付け位置を調整しつつ、ボルト34,44をねじ付けることによって、昇降装置10を最適な位置に固定する。これにより、ドアのサッシュと窓ガラス1との平行度を高精度に設定して、窓ガラス1を円滑に昇降させることができる。
【0020】
また、本例のインナーパネル21には、図6のように、ボルト44の頭部と対向する位置に穴21Bが形成されている。したがって、トリム24を外してから、穴21B内にドライバなどの作業具を差し込むことにより、ボルト44を回して昇降装置10の取り付け位置を調整することもできる。
【0021】
(他の実施形態)
レール11の上端部および下端部の取り付け位置を調整するための調整機構は、昇降装置10の取り付け位置を図1中の表裏方向あるいは上下方向にスライド調整する構成であってもよい。また、昇降装置10としては、上述した形式の他、種々の形式のものを取り付けることができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自動車用ドアは、窓ガラスを収容する第1収容部よりもアウターパネル寄りの位置に、昇降装置を収容する第2収容部を形成したことにより、第2収容部をドア内部にスペース的に効率よく確保して、車内空間を拡大することができ、また車内に伝わる昇降装置の作動音などを窓ガラスによって遮音することもできる。
【0023】
また、その自動車用ドアにおいて、レールに沿って窓ガラスが昇降する昇降装置を備える場合には、レールの上端部をアウターパネル側に取り付け、レールの下端部をインナーパネル側またはアウターパネル側のいずれかに取り付けることができる。さらに、レールの上端部と下端部を位置調整可能に取り付けることにより、昇降装置を最適な位置に取り付けることができる。
【0024】
本発明の自動車用窓ガラス昇降装置の取り付け構造は、窓ガラスよりもアウターパネル寄りの位置に昇降装置を取り付けることにより、ドア内部における昇降装置の収容部をスペース的に効率よく確保して、車内空間を拡大することができ、また車内に伝わる昇降装置の作動音などを窓ガラスによって遮音することもできる。
【0025】
また、その自動車用窓ガラス昇降装置の取り付け構造において、レールに沿って窓ガラスが昇降する昇降装置を備える場合には、レールの上端部をアウターパネル側に取り付け、レールの下端部をインナーパネル側またはアウターパネル側のいずれかに取り付けることができる。さらに、レールの上端部と下端部を位置調整可能に取り付けることにより、昇降装置を最適な位置に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ドアの断面図である。
【図2】図1における第1の取り付け機構部の分解斜視図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図1における第2の取り付け機構部の分解斜視図である。
【図6】図1における第2の取り付け機構部の断面図である。
【図7】一般的な窓ガラスの昇降装置を内蔵した自動車用ドアの概略側面図である。
【図8】図7の昇降装置を備えた自動車用ドアの断面図である。
【符号の説明】
1 窓ガラス
10 昇降装置
11 レール
12 キャリアプレート
13A,13B ワイヤガイド
14 ワイヤ
15 ドラム
16 モータ
21 インナーパネル
22 アウターパネル
23 ウエストレインフォース
24 トリム
24A アームレスト部
24B ドアポケット部
31 ナット
32 ブラケット
33 保持ピン
34 ボルト
41 ブラケット
42 ブラケット
43 ナット
44 ボルト
S1 第1収容部
S2 第2収容部
A 第1の取り付け機構部(第1機構部)
B 第2の取り付け機構部(第2機構部)

Claims (6)

  1. 内装のトリムが取り付けられる車内側のインナーパネルと車外側のアウターパネルとの間に、昇降自在の窓ガラスを収容する第1収容部と、前記窓ガラスを昇降させる昇降装置を収容する第2収容部と、が形成された自動車用ドアにおいて、
    前記第2収容部は、前記第1収容部よりも前記アウターパネル寄りの位置に形成し
    前記昇降装置は、前記窓ガラスを昇降自在にガイドするレールと、前記レールに結合されかつ前記窓ガラスを前記レールに沿って昇降させる駆動機構と、を備え、
    前記レールの上端部は、第1の取り付け機構部によって前記アウターパネル側に取り付け、
    前記レールの下端部は、第2の取り付け機構部によって前記インナーパネル側に取り付け、
    前記第2の取り付け機構部は、
    前記レールの下端部に取り付けられて当該下端部よりも前記車内寄りに位置する下端部分が形成されたレール側ブラケットと、前記インナーパネル側に取り付けられて前記レールの下端部よりも前記車内寄りに位置する上端部分が形成されたインナーパネル側ブラケットと、前記車内側から回されることにより前記レール側ブラケットの下端部分を前記インナーパネル側ブラケットの上端部分に固定するボルトと、を含み、かつ
    前記トリムの下側部分に対して、前記インナーパネル側ブラケットの上端部分と前記レール側ブラケットの下端部分との固定位置よりも前記車外寄りへの膨出を許容する
    ことを特徴とする自動車用ドア。
  2. 前記ボルトの頭部と対向する前記前記インナーパネルの位置に、前記ボルトを回すための作業具を前記車内側から差し込み可能な穴を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドア。
  3. 前記第1の取り付け機構部は、前記アウターパネルの内側に取り付けられるウエストレインフォースに対して、前記レールの上端部を当該上端部の回動を伴って位置調整に取り付け、
    前記第2の取り付け機構部は、前記インナーパネル側ブラケットの上端部分に対して、前記レール側ブラケットの下端部分を前記自動車用ドアの前後方向に位置調整可能に固定し、
    前記第1の取り付け機構部は、
    前記レールの上端部に取り付けられた保持ピンと、
    前記ウエストレインフォースに形成されて、前記車内側から差し込まれる前記保持ピンを回動可能に保持する穴と、
    前記前記レールの上端部に円弧状に形成された長穴を通して、前記車内側から前記ウエストレインフォースにねじ付けられるボルトと、
    を含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の自動車用ドア。
  4. 内装のトリムが取り付けられる車内側のインナーパネルと車外側のアウターパネルとの間の自動車用ドアの内部に、窓ガラスの昇降が可能な昇降装置を取り付けるための自動車用窓ガラス昇降装置の取り付け構造において、
    前記昇降装置は、前記窓ガラスを昇降自在にガイドするレールと、前記レールに結合されかつ前記窓ガラスを前記レールに沿って昇降させる駆動機構と、を備え、
    前記窓ガラスよりも前記アウターパネル寄りに前記昇降装置を位置させるように、第1の取り付け機構部によって前記レールの上端部を前記アウターパネル側に取り付け、かつ第2の取り付け機構部によって前記レールの下端部を前記インナーパネル側に取り付け、
    前記第2の取り付け機構部は、
    前記レールの下端部に取り付けられて当該下端部よりも前記車内寄りに位置する下端部分が形成されたレール側ブラケットと、前記インナーパネル側に取り付けられて前記レールの下端部よりも前記車内寄りに位置する上端部分が形成されたインナーパネル側ブラケットと、前記車内側から回されることにより前記レール側ブラケットの下端部分を前記イ ンナーパネル側ブラケットの上端部分に固定するボルトと、を含み、かつ
    前記トリムの下側部分に対して、前記インナーパネル側ブラケットの上端部分と前記レール側ブラケットの下端部分との固定位置よりも前記車外寄りへの膨出を許容する
    ことを特徴とする自動車用窓ガラス昇降装置の取り付け構造。
  5. 前記ボルトの頭部と対向する前記前記インナーパネルの位置に、前記ボルトを回すための作業具を前記車内側から差し込み可能な穴を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の自動車用窓ガラス昇降装置の取り付け構造。
  6. 前記第1の取り付け機構部は、前記アウターパネルの内側に取り付けられるウエストレインフォースに対して、前記レールの上端部を当該上端部の回動を伴って位置調整に取り付け、
    前記第2の取り付け機構部は、前記インナーパネル側ブラケットの上端部分に対して、前記レール側ブラケットの下端部分を前記自動車用ドアの前後方向に位置調整可能に固定し、
    前記第1の取り付け機構部は、
    前記レールの上端部に取り付けられた保持ピンと、
    前記ウエストレインフォースに形成されて、前記車内側から差し込まれる前記保持ピンを回動可能に保持する穴と、
    前記前記レールの上端部に円弧状に形成された長穴を通して、前記車内側から前記ウエストレインフォースにねじ付けられるボルトと、
    を含むことを特徴とする請求項4または5に記載の自動車用窓ガラス昇降装置の取り付け構造。
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