JP3844175B2 - フラッシュ型スプリンクラーヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、火災の熱気流を受けた際に感熱部が熱分解してバルブを開くと同時にデフレクタを下方に落下させて消火用水を放水するフラッシュ型スプリンクラーヘッドに関し、特に、ボールを用いて感熱部を保持する構造のフラッシュ型スプリンクラーヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のフラッシュ型スプリンクラーヘッドとしては例えば図11に示す特開平10−179789号のものがある。
【0003】
図11において、スプリンクラーヘッドは、感熱手段A、ロック手段B、止水手段Cで構成されている。止水手段Cは、ヘッド本体101の内部の放水ノズル121に弁体120が配置し、流路を閉鎖している。 ロック手段Bは、セットボルト107でスライダ118とバランサ117を感熱手段Aに固定して組み立て、スライダ118とバランサ117の外周とフレーム102の開口部内側のコーナ部との間にボール105を複数配置し、ボルト119を装着した弁体120を閉鎖状態とする位置でフレーム102に組み付けている。
【0004】
またスライダ118と放水ノズル側121との間にはガイド部材111が配置され、ガイド部材111の中にデフレクタ108が摺動自在に組み込まれ、下側に装着したボルト119との間にコイルばね109を組み込んでいる。
【0005】
このようなスプリンクラーヘッドは、火災の熱気流を受けると、感熱手段Aの可溶片113が溶け、ボール105によるバランサ117及びスライダ118の保持が解除されて分解脱落し、弁体120も下降して放水ノズル121を開き、デフレクタ108は、フレーム102の下部開口より落下して外部に露出し、放水ノズル121から放出された消火用水を周囲に散水させる。
【0006】
このようなボールを用いたスライダ、バランサ、感熱手段の組立体を保持する構造のスプリククラーヘッドは、これ以外にも例えば特公平7−16531号もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のフラッシュ型スプリンクラーヘッドにあっては、ヘッド本体101にフレーム102をねじ込み固定した後に、フレーム102の開口部からコイルばね109を圧縮した状態で、フレーム102にスライダ118、バランサ117及びボール105を組み込むため、フレーム102内で各部材をセンタリングする組立治具を使用しなければならない。
【0008】
またスライダ118は、ボール105を介してフレーム102と位置決めされるため、スライダ118が傾いたり、ボール105が均等に組み込まれないと、バランサ117が傾いて組み付けられ、組立荷重がばらつくために、熱気流を受けた際に熱分解する作動温度が異なり、性能がばらつく問題がある。
【0009】
またフレーム102の開口部内側にボール105を支持するコーナ部を形成しているため、熱分解した際にスライダ118が引っ掛かって作動しない恐れがあった。
【0010】
本発明は、治具等を必要とすることなく簡単且つ容易に組立てができ、また熱分解時のスライダの引っ掛からずに確実に作動するフラッシュ型スプリンクラーヘッドを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は、次のように構成する。
【0012】
まず本発明は、消火用水が圧送される消火用配管に接続され、内部に消火用水を導入して放出する流入路を開口したヘッド本体と、ヘッド本体の放水側にねじ込み固定され、放水側に開口を備えたボディと、ヘッド本体の流入路を開閉するバルブ部材と、バルブ部材と組み合わされたデフレクタと、デフレクタを介して前記バルブ部材を開放方向に付勢するスプリングと、定常監視状態でバルブ部材を流入路の閉鎖位置に保持し、火災により所定温度に達して熱分解した際に、バルブ部材の保持を解除して下降させてデフレクタを外部に露出すると共に流入路を開いて消火用水を放水する感熱部とを備えたフラッシュ型スプリンクラーヘッドを対象とする。
【0013】
ここで感熱部は、内側から軸方向に円板状のスライダ、バランサ、感熱分解組立体を配置してねじ部材で連結し、スライダの外周部とバランサの外周部でボールを内側から支持すると共に、ボディ開口部の内周段付縁部によりボールを外側から支持してバルブ部材を流入路の閉鎖位置に保持する組立構造を備える。
【0014】
このようなフラッシュ型スプリンクラーヘッドとして本発明は、スライダはその外周部に、鍔部を有すると共に、鍔部とは反対内側にボール受けを形成し、スライダをボディ開口部から組み込んだ際に、ボール受けに収納されたボールがスライダ、バランサ、およびボディに当接し、バルブ部材を閉鎖状態とする位置にスライダを位置決めする位置決め構造を備えたことを特徴とする。
【0015】
この位置決め構造は、例えば、ボディ開口部の外側縁部に段部を形成し、スライダの外周にボディの段部に当接する鍔部を形成する。
【0017】
このような本発明のフラッシュ型スプリンクラーヘッドによれば、ボディを上下を逆にして置き、例えばボディ開口部の外側に形成された段部に、スライダ外周の鍔部を合わせるように外側から組み付けて軸方向の位置決めとセンタリングを行い、次にボールをスライダ外周とボディ開口部の間に入れ、更にバランサをボール上に乗せた状態で、下側からスライダとバランサを貫通したボルト部材により感熱分解組立体を軸方向に連結することで、簡単且つ容易に組立てることができる。
【0018】
またボディにスライダ、ボール、バランサを組み付けた後に、内部にデフレクタを備えたバルブ部材及びスプリングを配置し、このボディをヘッド本体にねじ込むだけでよく、全体的な組立ても簡単且つ容易にできる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のフラッシュ型スプリンクラーヘッドの第1実施形態の断面図である。
【0020】
図1において、第1実施形態のフラッシュ型スプリンクラーヘッド1Aは、ヘッド本体2とボディ3で構成される。ヘッド本体2の上部には、消火用水を加圧供給する給水管に接続する接続ねじ部4が設けられ、接続ねじ部4の内部に流入路5を形成している。ヘッド本体2は下部に開口し、開口部内側のねじ部2aにボディ3の上部のねじ部3aをねじ込んで両者を組み立てている。
【0021】
ヘッド本体2にボディ3をねじ込み固定した状態で、デフレクタ7を一体に備えたバルブピストン6が設けられる。バルブピストン6は流入路5の開口部を閉鎖する位置に配置され、Oリング29によりシールしている。バルブピストン6の軸部6aの先端側にはデフレクタ7が一体に形成されている。
【0022】
デフレクタ7は、軸部6aの周囲に放射状に分かれたアーム状の部材を複数備え、その外周側にストッパ27を一体に形成し、ストッパ27とヘッド本体2との間に付勢部材としてのコイルばね28を組み込んでいる。
【0023】
ボディ3の開口部13側には感熱部9が設けられる。感熱部9は、スライダ10、バランサ11、ボール12及び感熱分解組立体9aで構成され、バルブピストン6を図示の閉鎖状態に保持した状態でボディ3に組込固定される。
【0024】
ここで感熱部9の感熱分解組立体9aは、断熱材20、集熱板21、集熱プレート22,23、ヒューズ24及び取付フランジ25を備えた組立体として予め準備されており、ボール12を介してボディ3側にスライダ10及びバランサ11を組み込んだ後にセットボルト26により取付固定される。
【0025】
本発明の第1実施形態において、ボディ3の開口部13の外側の開口縁部には段部14が形成されている。この段部14には、スライダ10の外周に軸方向のガイド部16を介して形成した鍔部15が嵌め込まれている。このボディ3の開口部13に形成した段部14とスライダ10の外周の鍔部15によって、スライダ10をボディ3の開口部13から組み込んだ際の位置決めを行う位置決め構造を実現している。
【0026】
スライダ10は、その外周部に段部14に位置合せする鍔部15と、ボール12を収納する鍔部15とは反対に内側に形成したボール受け18を形成しており、鍔部15とボール受け18はバランサ11の外周に交互に形成されている。
【0027】
スライダ10のボール受け18には、左側に示すようにボール12が収納される。ボール受け18に収納されたボール12は下部内側に位置するバランサ11のテーパ面11aに当接し、且つ外側をボディ3の開口部13の内周段付き縁部13aに当接している。
【0028】
このためボール12は、スライダ10とバランサ11の内側の2点P1,P2及びボディ3側の内周段付き縁部13aの1点P4で当接し、これによってボディ3に対しスライダ10を介してバランサ11及び感熱分解組立体9aを支持固定している。
【0029】
図2は、図1のフランジ型スプリンクラーヘッド1Aのボディ3側の組立分解図であり、上下を逆にして順番に組み立てていく。図2において、ボディ3の開口部13に対しては、スライダ10およびバランサ11の順に組み込み、最終的に、下側からセットボルト26を通して上側に感熱分解組立体9aを取り付ける。
【0030】
スライダ10のボール受け18に対するボール12の組込みは、スライダ10をボディ3の開口部13に組み込んだ後に行う。この図2におけるボディ3側の組立作業を順番に説明すると次のようになる。
【0031】
図3は、ボディ3にスライダ10を組み付けた説明図である。即ち、ボディ3の開口部13に上側からスライダ10を嵌め入れると、スライダ10の外周部にガイド部16を介して横方向に張り出している鍔部15がボディ3における開口部13の段部14に位置し、ボディ3に対するスライダ10の軸方向及びセンタリングが一義的にできる。
【0032】
次に図4(A)のように、ボディ3の開口部13に組み込んだスライダ10のボール受け18にボール12を組み入れる。このときボール12はボール受け18の内側から段部14の下に位置するように押し込むが、スライダ10は鍔部15により段部14に支持されているため、ボール12を押し込んでも抜け落ちてしまうことはない。
【0033】
図4(B)は図4(A)のB部の断面であり、ボディ3の段部14に対しスライダ10の鍔部15がガイド部16を介して位置決め支持されている状態が分かる。また図4(C)は図4(A)のC部の断面であり、ボール受け18に組み込んだボール12がボディ3の開口部の内周段付き縁部13aとの間に入って、スライダ10の点P1とボディ3側の縁部13aの2点P3,P4に当接している様子が分かる。
【0034】
次に図5(A)のように、ボール12の組込みが済んだスライダ10の上部にバランサ11を乗せる。図5(B)は図5(A)のB部の断面であり、スライダ10の上にバランサ11が乗せられている。また図5(C)は図5(A)のC部の断面であり、スライダ10の上にバランサ11を乗せることで、ボール12はバランサ11、スライダ10及びボディ3の内周段付き縁部13aで接する。具体的には、バランサ11,スライダ10の内側の2点とボディ3側の内周段付き縁部13aにおける外側の2点で接することになる。 バランサ11の組込みが済んだならば、図5(A)のように、既に組立てが済んでいる感熱分解組立体9aをバランサ11の中心の通し穴に合わせ、図2に示したように下側からセットボルト26を通してスライダ10,バランサ11及び感熱分解組立体9aを連結する。
【0035】
図6は最終的な組立ての説明図であり、図2〜図5のように、組立ての済んだボディ3の内部にデフレクタ7を一体に備えたバルブピストン6を入れ、更にコイルばね28を入れた状態で上部からヘッド本体2を嵌め入れ、図1のようにバルブピストン6を流入路5の開口部に入れた状態でヘッド本体2とボディ3をねじ込み固定することで組立てが完了する。
【0036】
なお、組立てが終了すると、感熱部9はコイルバネ28により下方へ付勢されることにより、ボール12はスライダ10とバランサ11の間に入るように力が加わるため、ボール12は当接点P3から離れ、P1,P2およびP4の3点に当接する。
【0037】
このように本発明の第1実施形態のフランジ型スプリンクラーヘッド1Aにあっては、図2〜図5に示したように、ボディ3に対しスライダ10,ボール12,バランサ11、更に感熱分解組立体9aを組み付ける際に、スライダ10の外周に形成した鍔部15によってボディ3の内部の組込み位置が位置決めされ、治具を必要とすることなく簡単且つ正確にボディ3側の組立てができる。またボディ3側を組み立てた後にヘッド本体2に対する組立てを図6のようにできるため、従来例に比べ、組立てが簡単且つ容易で、組立誤差も生じない。
【0038】
一方、図1のバルブピストン6が流入路5を閉鎖した状態でスプリンクラー消火設備の給水管に接続されており、この状態で火災による熱気流を受けると、所定温度に達した時に感熱部9のヒューズ24が溶け、バランサ11が下降する。
【0039】
このため、ボール12の支持がなくなり、感熱部9側が熱分解し、スライダ10,バランサ11、更に感熱分解組立体9aが脱落する。これによってバルブピストン6の閉鎖状態の指示が解除され、流入路5に加わっている消火用水の水圧、及びコイルばね28の力で、バルブピストン6及びデフレクタ7が落下し、流入路5を開いて消火用水を放水する。
【0040】
下側に落下したデフレクタ7は、ストッパ27がボディ3の開口部内縁のコーナー部分に当接し、ボディ3の開口部13から下方にデフレクタ7を露出させ、このデフレクタ7に流入路5から放出した消火用水が当たって周囲に消火用水を散水する。
【0041】
この火災による熱気流を受けた時の熱分解で脱落するスライダ10は、外周の鍔部15がボディ3の開口部13の外側に形成した段部14に位置し、さらにガイド部16がスライダ10が脱落するときの方向制御用ガイドとなっているため、スライダ10がボディ3の内側に引っ掛かりを起こすことなく確実に落下して放水作動することができる。
【0042】
図7は本発明の第2実施形態としてのフラッシュ型スプリンクラーヘッド1Bの断面図である。この第2実施形態のフラッシュ型スプリンクラーヘッド1Bにあっては、ボディ3の内部の内壁の途中から内側に段部35を突出し、この段部35の下側にスライダ32の外周部を当接して位置決めするようにしたことを特徴とする。
【0043】
このスライダ32の構造は、図8の組立分解部から更に明らかになる。図8において、スライダ32は、その外周に一定間隔でボール受け18を形成している。このボール受け18の間にはガイド部16が設けられる。これによって、図7のようにボディ3に入れた場合、ボール受け18の外側がボディ3側の段部35に当接して軸方向の位置決めを行う。同時にガイド部16がボディ3の開口部13の内周面に位置し、センタリングを行うことになる。
【0044】
再び図7を参照するに、この実施形態にあっては、バルブピストン6とデフレクタ7は独立した部材として設けられており、デフレクタ7は上部にストッパ30を形成し、バルブピストン6の軸部6aにストッパ6bを形成すると同時にデフレクタ7側にもストッパ31を形成し、バルブピストン6の軸部6aの下端部とデフレクタ7との間に円錐状のコイルばね36を配置している。尚、他の構造は、図1の第1実施形態と同じである。
【0045】
この図7の第2実施形態のフランジ型スプリンクラーヘッド1Bにあっても、図8の組立分解図から明らかなように、ボディ3にスライダ10を入れ、次にボール12を組み込み、続いてバランサ11を乗せ、最終的に感熱分解組立体9aを入れて下側はセットボルト26で固定することで、ボディ3側の組立てが簡単且つ容易にでき、最終的に図6に示したと同様にしてヘッド本体2とねじ込み固定すればよい。
【0046】
また、図9に示すように、スライダ10の内周にねじ部を設け、セットボルト26を感熱分解組立体9a側の外側から差し込み、バランサ11を介してスライダ10とねじ込み固定される構成でもよい。この組立て構成であれば、図10の組立て分解図から明らかなように、ボディ3にスライダ10、ボール12、バランサ11、感熱分解組立体9a、セットボルト26の順に全て上から組み込ませることで、より組立てが簡単になる。
【0047】
また、図9に示すように、バランサ11は外周側面に鍔部45を設けた構成としても良い。この鍔部45により、ボディ3の段部14を完全にふさいでスライダ10の鍔部15を隠すことで、外側からの見栄えが良くなると共に、スライダ10及びバランサ11の組立て時の位置決めが容易にできる。
【0048】
尚、本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なわない範囲での適宜の変形を含むものである。
【0049】
例えば、スプリング28はデフレクタ7とスライダ10の間に配置しても良く、感熱部9を下方に付勢することができれば付勢部材の配置は限定されない。
【0050】
さらに、スプリング28は板ばねでも良く、弾性効果のある付勢部材であればどのようなものでも良い。 また、ボディ3の段部14を形成しなくとも良く、鍔部15がボディ3の底面に接する形態でも良い。
【0051】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、ボディ開口部からスライダを入れるだけで、スライダ外周の鍔部がボディ開口部の段部に位置決めされてボディに対するスライダの組付け位置が一義的に決まり、この状態でボールを嵌め入れた後にスライダを乗せ、更に熱分解部の組立体を乗せてセットボルトで固定するだけでボディ側の組立てができ、最終的にバルブ部材及び付勢部材を入れてヘッド本体にねじ込み固定することで、簡単且つ容易に組立てができる。
【0052】
またスライダはボディ開口部外側で位置決めされているため、火災による熱気流を受けて分解した時、スライダに引っ掛かりを起こすことなく落下し、確実に作動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の断面図
【図2】図1の組立分解図
【図3】図2のボディに対するスライダを組み付ける説明図
【図4】図3に続くボールの組込み説明図
【図5】図4に続くバランサの組付け説明図
【図6】図5に続くヘッド本体とボディの組立説明図
【図7】本発明の第2実施形態の断面図
【図8】図8の組立分解図
【図9】本発明の別の実施形態の断面図
【図10】図9の組立分解図
【図11】従来例の説明図
【符号の説明】
1A,1B,1C:フラッシュ型スプリンクラーヘッド
2:ヘッド本体
2a,3a:ねじ部
3:ボディ
3a:ねじ部
4:取付ねじ部
5:流入路
6:バルブピストン
6a:軸部
7:デフレクタ
7a,7b:スリット
9:感熱部
9a:感熱分解組立体
10,32:スライダ
11,33:バランサ
11a,33a:テーパ面
12:ボール
13:ボディ開口部
13a:内周段付縁部
14:段部
15,38:鍔部
16,34:ガイド部
18:ボール受け
20:断熱材
21:集熱盤
22,23:集熱プレート
24:ヒューズ
25:取付フランジ
26:セットボルト
28:コイルばね
29:Oリング
6b,30,31:ストッパ

Claims (2)

  1. 消火用水が圧送される消火用配管に接続され、内部に消火用水を導入して放出する流入路を開口したヘッド本体と、
    前記ヘッド本体の放水側にねじ込み固定され、放水側に開口を備えたボディと、
    前記ヘッド本体の流入路を開閉するバルブ部材と、
    前記バルブ部材と組み合わされたデフレクタと、定常監視状態で前記バルブ部材を前記流入路の閉鎖位置に保持し、火災により所定温度に達して熱分解した際に、前記バルブ部材の保持を解除して下降させて前記デフレクタを外部に露出すると共に前記流入路を開いて消火用水を放水する感熱分解部と、
    前記感熱分解部を開放方向に付勢する付勢部材と、
    を有し、
    前記感熱分解部は、内側から軸方向に円板状のスライダ、バランサ、感熱分解組立体を配置してねじ部材で連結し、前記スライダの外周部とバランサの外周部でボールを内側から支持すると共に、前記ボディ開口部の内周段付縁部により前記ボールを外側から支持して前記バルブ部材を前記流入路の閉鎖位置に保持する組立構造を備えたフラッシュ型スプリンクラーヘッドに於いて、
    前記スライダはその外周部に、前記バルブ部材側に突出した前記ボールを収納する複数のボール受けを構成すると共に、前記複数のボール受けの間のスライダ外周から前記ボール受けとは反対側に延びて前記ボディ開口部下面に位置する鍔部を形成し、前記スライダを前記ボディ開口部から組み込んだ際に、ボール受けに収納された前記ボールが前記スライダ、前記バランサ、およびボディに当接し、前記バルブ部材を閉鎖状態とする位置にスライダを位置決めする位置決め構造を備えたことを特徴とするフラッシュ型スプリンクラーヘッド。
  2. 請求項1記載のフラッシュ型スプリンクラーヘッドに於いて、前記位置決め構造は、前記ボディ開口部の外側縁部に段部を形成し、前記スライダの外周に前記ボディの段部に当接する鍔部を形成したことを特徴とするフラッシュ型スプリンクラーヘッド。
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