JP3843856B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3843856B2
JP3843856B2 JP2002044888A JP2002044888A JP3843856B2 JP 3843856 B2 JP3843856 B2 JP 3843856B2 JP 2002044888 A JP2002044888 A JP 2002044888A JP 2002044888 A JP2002044888 A JP 2002044888A JP 3843856 B2 JP3843856 B2 JP 3843856B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
terminal device
musical
sound source
portable terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002044888A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003241748A (ja
Inventor
隆宏 川嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2002044888A priority Critical patent/JP3843856B2/ja
Publication of JP2003241748A publication Critical patent/JP2003241748A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3843856B2 publication Critical patent/JP3843856B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ユーザが持つ角度に基づいて音符データ等を入力することができる携帯端末装置およびユーザが持つ角度に応じた楽音を発生することができる携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、作曲を行おうとする人が楽音データを入力するものとして、MIDI鍵盤(キーボード)が知られている。このMIDI鍵盤は、鍵盤の操作されたキーに対応するMIDI規格の楽音データを出力するもので、出力された楽音データをメモリに記録しておき、後にメモリからその楽音データを読み出して電子楽器(MIDI音源)へ出力することにより、入力した楽音データを再生することができる。
また、近年、携帯電話でもキー操作によって楽音データを入力できるものが開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、MIDI鍵盤は、携帯性に問題がある。一方、携帯電話は小型で持ちやすいが、キーの数が少なく、1つの音を入力するため複数のキー操作が必要となり、このため、リアルタイム性の音楽を表現することが難しく、また、キーと音が直感的に結びつかない欠点がある。
【0004】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、小型に形成することができ、しかも簡単に楽音データの入力を行うことができる携帯端末装置を提供することにある。
また、この発明の他の目的は、手に簡単に持つことができ、かつ、適当に動かすだけでリアルタイムに楽音を発生することができる携帯端末装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、ケース内部に配置され、地磁気の強さに対応する信号を出力する磁気センサと、音源をコントロールする要素となる音源コントロール種別が持つ複数のパラメータと前記磁気センサの出力との対応関係を記憶する第1の記憶手段と、前記磁気センサの出力を前記第1の記憶手段内の対応関係を用いて前記パラメータに変換する変換手段と、前記変換手段によって変換された前記パラメータに基づいて楽音データを生成する楽音データ生成手段と、を具備することを特徴とする携帯端末装置である。
【0006】
請求項2に記載の発明は、ケース内部に配置され、地磁気の強さに対応する信号を出力する磁気センサと、前記磁気センサの出力を、ケースの基準軸を水平に向けた時の水平回りの回転角度を示す方位データと、ケースの基準面の上下方向の傾きを示す傾きデータとに変換する第1の変換手段と、音源をコントロールする要素となる音源コントロール種別が持つ複数のパラメータと、前記方位データおよび前記傾きデータとの対応関係を記憶する第1の記憶手段と、前記方位データおよび前記傾きデータを前記第1の記憶手段内の対応関係を用いて前記パラメータに変換する第2の変換手段と、前記第2の変換手段によって変換された前記パラメータに基づいて楽音データを生成する楽音データ生成手段と、を具備することを特徴とする携帯端末装置である。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の携帯端末装置において、前記音源コントロール種別を前記磁気センサの出力に割り付ける割り付け手段をさらに具備することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の携帯端末装置において、前記音源コントロール種別を前記方位データと前記傾きデータに割り付ける割り付け手段をさらに具備することを特徴とする。
【0008】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかの項に記載の携帯端末装置において、前記楽音データ生成手段は、生成した楽音データを第2の記憶手段に書き込むことを特徴とする
【0009】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の携帯端末装置において、前記楽音データ生成手段により書き込まれる楽音データは1音符を構成する全部または一部の楽譜データであることを特徴とする
【0010】
請求項7に記載の発明は、請求項5または請求項6に記載の携帯端末装置において、前記第2の記憶手段に記憶された楽音データはイベントデータとイベント間隔データの繰り返しで構成された音楽フォーマットデータであり、このイベント間隔データで示される時間を管理して前記音源へ出力するシーケンサを更に具備することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項5〜請求項7のいずれかの項に記載の携帯端末装置において、前記第2の記憶手段に書き込まれた前記楽音データを着信メロディのデータとすることを特徴とする。
【0011】
請求項9に記載の発明は、請求項5〜請求項8のいずれかの項に記載の携帯端末装置において、前記第2の記憶手段に書き込まれた前記楽音データを他の外部機器との間で送受信することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項9のいずれかの項に記載の携帯端末装置において、前記楽音データ生成手段から出力される前記楽音データを再生する音源を具備することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の一実施の形態について説明する。図1は同実施の形態による携帯端末装置1の構成を示すブロック図であり、この携帯端末装置1は携帯電話またはPHS(登録商標)等である。
図1において、符号2はCPU(中央処理装置)であり、装置各部を制御する。3はCPU2のプログラムが記憶されたROM(リードオンリメモリ)、4はデータ記憶用の不揮発性RAM(ランダムアクセスメモリ)である。5はこの携帯端末装置1を無線によって基地局に接続する通信インターフェイスである。6は磁気センサであり、内部にX方向の地磁気成分を測定するGMR素子(ジャイアント磁気抵抗効果素子)およびY方向の地磁気成分を測定するGMR素子を有し、各GMR素子の測定結果を示す信号Sx、Syをインターフェイス7へ出力する。なお、この磁気センサ6については後に詳述する。
【0013】
インターフェイス7は磁気センサ6の出力信号Sx、Syをディジタルデータに変換し、バスラインBを介してCPU2へ出力する。8は液晶パネルおよびその駆動回路からなる表示部であり、CPU2から供給される表示データに基づく画像表示を行う。9はテンキー、ファンクションキーおよびキーインターフェイスから構成される操作部である。10は音源回路であり、バスラインBを介して供給されるMIDIデータ(楽音データ)に基づいて楽音信号を形成し、スピーカ(図示略)へ出力する。この音源回路10における楽音信号形成はFM方式あるいウエーブテーブル方式のいずれでもよい。また、フォルマント合成による言葉をしゃべるような音源でもよい。
【0014】
図2は、上述した磁気センサ6の構成を示すブロック図である。この図において、13、14は各々携帯端末装置1の位置におけるX方向、Y方向の地磁気の強さを測定するGMR素子でる。ここで、X方向とは、図3に示すように、携帯端末装置1のケースの下辺1aの右方向を言い、Y方向とはアンテナ5aの先端方向を言う。定電流バイアス回路15は、GMR素子13,14へ各々一定のバイアス電流を供給する回路であり、このバイアス電流によってGMR素子13,14の抵抗値が電圧に変換され、電圧/磁界変換回路16へ出力される。電圧/磁界変換回路16はGMR素子13,14の出力電圧を各々磁界の強さを示す信号Sx、Syに変換し、図1のインターフェイス7へ出力する。そして、上述した磁気センサ6が図3に示す液晶表示器8aの裏側に配置される。
【0015】
このような構成において、信号Sx、Syの値は、ユーザが携帯端末装置1をどのように持つかによって決まる。すなわち、例えば、ユーザが携帯端末装置1を、その表面(液晶表示器8aおよびキー9aが設けられた面)が水平になるように持ち、そして、1回転させると、信号Sx、Syの値がそれぞれ正弦波状に変化し、また、両波形は位相が90度ずれた波形となる。したがって、信号Sx、Syの値から「アンテナ5aの先端が指す方位」(以下、単に「方位」という)を知ることができる。
【0016】
また、携帯端末装置1を水平面から一定角度傾けると信号Syの値が傾き角度に応じて変化する。したがって、信号Sx、Syの値の組合せから、方位だけでなく、「携帯端末装置1の水平面から上下方向の傾き」(以下、単に「傾き」という)を知ることができる。そこで、この実施形態においては、予め「方位」および「傾き」を種々変化させて信号Sx、Syの値を測定し、その測定結果を方位/傾きデータテーブルとしてRAM4内に記憶させている。したがって、ユーザが携帯端末装置1を持った状態における「方位」および「傾き」は、信号Sx、Syおよび方位/傾きデータテーブルから即座に知ることができる。図4に方位/傾きデータテーブルの一部を示す。なお、「方位」はアンテナ5aが南に向けられた時を0度とし、西に向けられた時を90度、北に向けられた時を180度、東に向けられた時を270度としている。
【0017】
次に、図1に示す携帯端末装置1の動作を説明する。この携帯端末装置1は通常の通話/通信の機能の外に、楽音データを入力する機能、入力された楽音データを再生する機能を有している。通話/通信の機能は従来のものと同じであるので説明を省略し、以下、楽音データの入力、再生機能について説明する。
【0018】
(1)リアルタイム再生機能
このリアルタイム再生機能は、ユーザが携帯端末装置1を動かすと、その動きと共に「方位」および「傾き」が変わり、この変化が楽音データに変換され、楽音として発音される機能である。
最初に、「方位」、「傾き」と音源をコントロールする要素となる音源コントロール種別(音程、音色等)との関係を説明する。RAM4内には、図5に示す「方位」「傾き」の値を示したテーブルと、各音源コントロール種別のパラメータを示したテーブルが記憶されており、各テーブルは互いに関連付けられている。ここで、「方位」「傾き」と音源コントロール種別はユーザが自由に組み合わせることができるようになっている。例えば、「方位」を音程に、「傾き」を音色に割り付けてもよく、この場合、仮に「方位」が10度で「傾き」が0度であるとすると、図5のテーブルから、音程がD0で音色がピアノというパラメータが選択される。また、「方位」を音程と単語に、「傾き」を音色と音符長というように、各々複数の種別に割り付けてもよい。
【0019】
以下、リアルタイム再生機能を図6に示すフローチャートを参照して説明する。この機能を使用しようと思った場合、ユーザは、まず、操作部9のキーによってリアルタイム再生を指示し、次いで「方位」「傾き」の割り付けを行う(ステップSa1)。ユーザによる割り付けが行われると、CPU2が割り付けられた「方位」「傾き」と音源コントロール種別とをRAM4の割付エリアに記憶させ(ステップSa2)、次いで、リアルタイム再生モードに設定する(ステップSa3)。なお、割り付けられなかった音源コントロール種別のパラメータは、ユーザが操作部9のキーにより決定することができる。また、決定されなかった種別はデフォルトの値に設定される。そして、再生スタートを行う(ステップSa4)。
【0020】
以後、ユーザは携帯端末装置1の方向および傾きを変化させ、CPU2は、一定時間が経過する毎にインターフェイス7を介して磁気センサ6の出力信号Sx、Syを読み込み、読み込んだ信号Sx、SyをRAM4内の方位/傾きデータテーブルによって「方位」および「傾き」に変換する(ステップSa5)。次に、RAM4の割付エリアから、その「方位」および「傾き」に割り付けられた音源コントロール種別のパラメータを読み出し、読み出したパラメータをMIDIデータに変換する(ステップSa6)。次いで、そのMIDIデータを音源回路10へ出力する。これにより、音源回路10においてMIDIデータに対応する楽音信号が形成され、スピーカから発音される(ステップSa7)。上記の動作はユーザが”終了”を操作部9から入力するまで繰り返され、”終了”が入力されると処理を終了する(ステップSa8)。
【0021】
このリアルタイム再生機能は、ユーザが携帯端末装置1をいろいろ動かすことによって、次々と変化するデータが生成され、それに応じて種々の楽音が発生するものである。したがって、これを1種のおもちゃとして使用することができる。
【0022】
(2)リアルタイム楽音データ入力機能
図7はこのリアルタイム楽音データ入力機能のフローチャートである。ユーザがこの機能を使用しようと思った場合、まず、操作部9のキーによってリアルタイム楽音データ入力を指示し、次いで「方位」「傾き」の割り付けを行う(ステップSb1)。ユーザによる割り付けが行われると、CPU2が割り付けられた「方位」「傾き」と音源コントロール種別とをRAM4の割付エリアに記憶させ(ステップSb2)、次いで、リアルタイム楽音データ入力モードに設定する(ステップSb3)。そして、入力スタートを行う(ステップSb4)。
【0023】
以後、ユーザは携帯端末装置1の方向および傾きを変化させ、CPU2は一定時間が経過する毎にその時の磁気センサ6の出力信号Sx、Syをインターフェイス7を介して読み込む。次に、CPU2はRAM4内の方位/傾きデータテーブルによって信号Sx、Syを「方位」および「傾き」に変換する(ステップSb5)。次に、RAM4の割付エリアから、その「方位」および「傾き」に割り付けられたパラメータを読み出し、読み出したパラメータをMIDIデータに変換する。そして、変換によって得られたMIDIデータをSMF(Standard MIDI file)フォーマットでRAM4の一時記憶エリアに記憶させる(ステップSb6)。また、この時同時に、そのMIDIデータを音源回路10へ出力する。これにより、音源回路において、楽音信号が形成されスピーカから発音される。
【0024】
上述したステップSb5、Sb6の動作はユーザが”終了”を操作部9から入力するまで繰り返され、”終了”が入力されると処理を終了する(ステップSb7)。次いで、一時記憶エリア内のSMFデータを新規作成された楽音ファイルとして必要に応じてファイル名等を入力させた後RAM4の楽音データエリアに記憶される(ステップSb8)。
【0025】
このように、このリアルタイム楽音データ入力機能は、ユーザが携帯端末装置1をいろいろ動かすと、それに応じて楽音が発生すると共に、そのMIDIデータがSMFデータとしてRAM4に記憶される。したがって、記憶したSMFデータをRAM4から読み出して繰り返し再生することが可能であり、そのSMFデータを着信メロディとして用いることもできる。また、そのSMFデータを、他の携帯端末またはPCとの間で送受信するという利用方法もある。また、携帯端末装置1を作曲用機器として使用することが可能である。
【0026】
(3)ノンリアルタイム楽音データ入力機能
図8はこのノンリアルタイム楽音データ入力機能のフローチャートである。ユーザがこの機能を使用しようと思った場合、まず、上述した場合と同様に、操作部9のキーによってノンリアルタイム楽音データ入力を指示し、次いで、「方位」「傾き」の割り付けを行う(ステップSc1)。ユーザによる割り付けが行われると、CPU2が割り付けられた「方位」「傾き」と音源コントロール種別とをRAM4の割付エリアに記憶させ(ステップSc2)、次いで、ノンリアルタイム楽音データ入力モードに設定する(ステップSc3)。
【0027】
次に、ユーザが携帯端末装置1の方向および傾きを決め、入力スタートを行う(ステップSc4)。すると、CPU2がその時の磁気センサ6の出力信号Sx、Syをインターフェイス7を介して読み込む。次に、CPU2はRAM4内の方位/傾きデータテーブルによって信号Sx、Syを「方位」および「傾き」に変換する(ステップSc5)。次に、RAM4の割付エリアから、その「方位」および「傾き」に割り付けられた音源コントロール種別のパラメータを読み出し、読み出したパラメータをMIDIデータに変換する。そして、変換によって得られたMIDIデータをRAM4の一時記憶エリアに記憶させる(ステップSc6)。また、この時同時に、そのMIDIデータを音源回路10へ出力する。これにより、音源回路において、楽音信号が形成されスピーカから発音される。ここで、例えば音符長(休符を含む)が「方位」または「傾き」に割り当てられていなかったとすると、一回の操作における音の長さが常にデフォルトの値になってしまう。従って、新たな入力の前に、ユーザは操作部9において音符長(または他のパラメータ)を変更することができる(ステップSc7)。
【0028】
次に、ユーザは操作部9において次の楽音データ入力を指示するキー操作を行い(ステップSc7)、その時ユーザが決めていた携帯端末装置1の方向および傾きを新たに設定する。つまり、上記のキー操作が行われると、ステップSc8の判断が「YES」となり、再びステップSc5、Sc6の処理が行われ、以下、上記の動作が繰り返される。そして、ユーザによって操作部9から”終了”が入力されると、処理を終了し(ステップSc9)、次いで、一時記憶エリア内のMIDIデータを新規作成されたSMFデータとしてRAM4の楽音データエリアに記憶する(ステップSc10)。
【0029】
このように、このノンリアルタイム楽音データ入力機能は、ユーザが1音ずつ楽音データを入力することが可能であり、携帯端末装置1を作曲用機器として使用する場合に好適である。また、リアルタイム楽音データ入力機能と同様、記憶されたSMFデータを他の携帯端末またはPCとの間で送受信して利用することができる。
【0030】
(4)楽音データ再生機能
ユーザが操作部9において楽音データ再生を指示するキー操作を行うと、CPU2がそれを検知し、RAM4の楽音データエリアからSMFデータを順次読み出し、MIDIデータに変換してバスラインBを介して音源回路10へ供給する。すなわち、CPU2がシーケンサとして動作する。音源回路10はCPU2から供給されるMIDIデータに基づいて楽音信号を生成しスピーカへ出力する。これにより、RAM4の楽音データエリアに書き込まれたSMFデータが再生される。
【0031】
図9は、上述した各機能を有する携帯端末装置1の機能ブロック図である。この図に示すように、磁気センサ6の出力はCPU2へ入力され、ここでMIDIデータに変換され、音源回路10へ出力されると共に、SMFデータに変換され、RAM4に書き込まれる。RAM4内のSMFデータはCPU2によって実行されるシーケンサ21によって順次読み出され、MIDIデータに変換されて音源回路10へ出力される。音源回路10はCPU2からのリアルタイムのMIDIデータまたはシーケンサ21からの再生用のMIDIデータを各々楽音信号に変換し、ミキサ22を介してスピーカ23へ出力する。
【0032】
なお、上記実施形態において、「方位」および「傾き」の割り付けはユーザが任意に行ってもよく、あるいは、ある程度固定したものをプリセットとして保持し、ユーザがその中から選択するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、磁気センサ6に2軸の磁気センサを用いて傾きまで求めているが、これに代えて、磁気センサ6に3軸の磁気センサを用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、小型に形成することができ、しかも簡単に楽音データの入力を行うことができる効果がある。
また、本発明によれば、手に簡単に持つことができ、かつ、適当に動かすだけでリアルタイムに楽音を発生することができる。これにより、おもちゃ等の用途に用いて最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態による携帯端末装置1の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1における磁気センサ6の構成を示すブロック図である。
【図3】 図1に示す携帯端末装置1の外観を示す正面図である。
【図4】 図1のRAM4内に記憶された方位/傾きデータテーブルの一部を示す図である。
【図5】 図1のRAM4内に記憶されている「方位」「傾き」の値と音源コントロール種別のパラメータとの関係を示す図である。
【図6】 図1の携帯端末装置1におけるリアルタイム再生機能のフローチャートである。
【図7】 図1の携帯端末装置1におけるリアルタイム楽音データ入力機能のフローチャートである。
【図8】 図1の携帯端末装置1におけるノンリアルタイム楽音データ入力機能のフローチャートである。
【図9】 図1の携帯端末装置1の機能を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1…携帯端末装置、2…CPU、3…ROM、4…RAM、6…磁気センサ、7…インターフェイス、10…音源回路、13、14…GMR素子、21…シーケンサ。

Claims (10)

  1. ケース内部に配置され、地磁気の強さに対応する信号を出力する磁気センサと、
    音源をコントロールする要素となる音源コントロール種別が持つ複数のパラメータと前記磁気センサの出力との対応関係を記憶する第1の記憶手段と、
    前記磁気センサの出力を前記第1の記憶手段内の対応関係を用いて前記パラメータに変換する変換手段と、
    前記変換手段によって変換された前記パラメータに基づいて楽音データを生成する楽音データ生成手段と、
    を具備することを特徴とする携帯端末装置。
  2. ケース内部に配置され、地磁気の強さに対応する信号を出力する磁気センサと、
    前記磁気センサの出力を、ケースの基準軸を水平に向けた時の水平回りの回転角度を示す方位データと、ケースの基準面の上下方向の傾きを示す傾きデータとに変換する第1の変換手段と、
    音源をコントロールする要素となる音源コントロール種別が持つ複数のパラメータと、前記方位データおよび前記傾きデータとの対応関係を記憶する第1の記憶手段と、
    前記方位データおよび前記傾きデータを前記第1の記憶手段内の対応関係を用いて前記パラメータに変換する第2の変換手段と、
    前記第2の変換手段によって変換された前記パラメータに基づいて楽音データを生成する楽音データ生成手段と、
    を具備することを特徴とする携帯端末装置。
  3. 前記音源コントロール種別を前記磁気センサの出力に割り付ける割り付け手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  4. 前記音源コントロール種別を前記方位データと前記傾きデータに割り付ける割り付け手段をさらに具備することを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。
  5. 前記楽音データ生成手段は、生成した楽音データを第2の記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかの項に記載の携帯端末装置。
  6. 前記楽音データ生成手段により書き込まれる楽音データは1音符を構成する全部または一部の楽譜データであることを特徴とする請求項に記載の携帯端末装置。
  7. 前記第2の記憶手段に記憶された楽音データはイベントデータとイベント間隔データの繰り返しで構成された音楽フォーマットデータであり、このイベント間隔データで示される時間を管理して前記音源へ出力するシーケンサを更に具備することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の携帯端末装置。
  8. 前記第2の記憶手段に書き込まれた前記楽音データを着信メロディのデータとすることを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれかの項に記載の携帯端末装置。
  9. 前記第2の記憶手段に書き込まれた前記楽音データを他の外部機器との間で送受信することを特徴とする請求項5〜請求項8のいずれかの項に記載の携帯端末装置。
  10. 前記楽音データ生成手段から出力される前記楽音データを再生する音源を具備することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかの項に記載の携帯端末装置。
JP2002044888A 2002-02-21 2002-02-21 携帯端末装置 Expired - Fee Related JP3843856B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002044888A JP3843856B2 (ja) 2002-02-21 2002-02-21 携帯端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002044888A JP3843856B2 (ja) 2002-02-21 2002-02-21 携帯端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003241748A JP2003241748A (ja) 2003-08-29
JP3843856B2 true JP3843856B2 (ja) 2006-11-08

Family

ID=27784079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002044888A Expired - Fee Related JP3843856B2 (ja) 2002-02-21 2002-02-21 携帯端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3843856B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010204401A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Casio Computer Co Ltd 電子楽器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003241748A (ja) 2003-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100709119B1 (ko) 악곡 재생 방법 및 휴대 기기
JPH11242490A (ja) 鳴動メロディ用の音楽生成データを供給するカラオケ演奏装置
CN1316447C (zh) 便携终端装置
JP3843856B2 (ja) 携帯端末装置
JP3646703B2 (ja) 音声メロディ楽曲生成装置およびそれを用いた携帯端末装置
JP4500754B2 (ja) カラオケシステム
JP4147840B2 (ja) 携帯電話装置
JP2007034002A (ja) 携帯端末装置
JP4585473B2 (ja) 電子早見本装置
JP4373321B2 (ja) 音楽再生装置
JP4384062B2 (ja) 通信カラオケシステム
JP2000112463A (ja) 映像機器の音発生装置及びそれを利用した演奏音の発生装置並びにその方法
JP3922139B2 (ja) 音色パラメータ生成装置、音色パラメータ生成方法およびプログラム
JP2006195215A (ja) 通信端末装置、及び演奏システム
JP2001154673A (ja) 音源回路およびそれを用いた電話端末装置
JP2003228385A (ja) 携帯端末装置
JP2001215977A (ja) カラオケシステム
JP3952793B2 (ja) 携帯端末装置
JP3945351B2 (ja) 携帯端末装置
JP3513891B2 (ja) 電子楽器
JP3893894B2 (ja) 携帯端末装置
JP2003116177A (ja) 携帯電話装置及びその制御方法
JP2008242263A (ja) 電子早見本装置
KR20050000209A (ko) 휴대용 멜로디 편집장치
JP2008250105A (ja) カラオケ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060807

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110825

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees