JP2003241748A - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置

Info

Publication number
JP2003241748A
JP2003241748A JP2002044888A JP2002044888A JP2003241748A JP 2003241748 A JP2003241748 A JP 2003241748A JP 2002044888 A JP2002044888 A JP 2002044888A JP 2002044888 A JP2002044888 A JP 2002044888A JP 2003241748 A JP2003241748 A JP 2003241748A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
sound source
musical
magnetic sensor
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002044888A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3843856B2 (ja
Inventor
Takahiro Kawashima
隆宏 川嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2002044888A priority Critical patent/JP3843856B2/ja
Publication of JP2003241748A publication Critical patent/JP2003241748A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3843856B2 publication Critical patent/JP3843856B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型に形成することができ、しかも、動かす
だけで簡単に楽音データの入力および楽音発生を行うこ
とができる携帯型楽音データ入力/楽音発生装置を提供
する。 【解決手段】 磁気センサ6の出力はCPU2へ入力さ
れ、ここで楽音データに変換され、音源回路10へ出力
されると共に、RAM4に書き込まれる。RAM4内の
データはCPU2によって実行されるシーケンサ21に
よって順次読み出され、音源回路10へ出力される。音
源回路10はCPU2からのリアルタイム楽音データお
よびシーケンサ21からの再生楽音データを各々楽音信
号に変換し、ミキサ22を介してスピーカ23へ出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ユーザが持つ角
度に基づいて音符データ等を入力することができる携帯
端末装置およびユーザが持つ角度に応じた楽音を発生す
ることができる携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作曲を行おうとする人が楽音デー
タを入力するものとして、MIDI鍵盤(キーボード)
が知られている。このMIDI鍵盤は、鍵盤の操作され
たキーに対応するMIDI規格の楽音データを出力する
もので、出力された楽音データをメモリに記録してお
き、後にメモリからその楽音データを読み出して電子楽
器(MIDI音源)へ出力することにより、入力した楽
音データを再生することができる。また、近年、携帯電
話でもキー操作によって楽音データを入力できるものが
開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、MID
I鍵盤は、携帯性に問題がある。一方、携帯電話は小型
で持ちやすいが、キーの数が少なく、1つの音を入力す
るため複数のキー操作が必要となり、このため、リアル
タイム性の音楽を表現することが難しく、また、キーと
音が直感的に結びつかない欠点がある。
【0004】この発明は、このような事情を考慮してな
されたもので、その目的は、小型に形成することがで
き、しかも簡単に楽音データの入力を行うことができる
携帯端末装置を提供することにある。また、この発明の
他の目的は、手に簡単に持つことができ、かつ、適当に
動かすだけでリアルタイムに楽音を発生することができ
る携帯端末装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、ケース内部に配置され、地磁気の強さに対応する信
号を出力する磁気センサと、音源をコントロールする要
素となる複数の音源コントロール種別を前記磁気センサ
の出力に割り付ける割り付け手段と、前記割り付け手段
により割り付けられた前記音源コントロール種別が持つ
複数のパラメータと前記磁気センサの出力との対応関係
を記憶する第1の記憶手段と、前記磁気センサの出力を
前記第1の記憶手段内の対応関係を用いて前記パラメー
タに変換する変換手段と、前記変換手段によって変換さ
れた前記パラメータに基づいて楽音データを生成し第2
の記憶手段に書き込む楽音データ生成手段とを具備する
ことを特徴とする携帯端末装置である。
【0006】請求項2に記載の発明は、ケース内部に配
置され、地磁気の強さに対応する信号を出力する磁気セ
ンサと、前記磁気センサの出力を、ケースの基準軸を水
平に向けた時の水平回りの回転角度を示す方位データ
と、ケースの基準面の上下方向の傾きを示す傾きデータ
とに変換する第1の変換手段と、音源をコントロールす
る要素となる複数の音源コントロール種別を前記方位デ
ータと前記傾きデータに割り付ける割り付け手段と、前
記割り付け手段により割り付けられた前記音源コントロ
ール種別が持つ複数のパラメータと、前記方位データお
よび前記傾きデータとの対応関係を記憶する第1の記憶
手段と、前記方位データおよび前記傾きデータを前記第
1の記憶手段内の対応関係を用いて前記パラメータに変
換する第2の変換手段と、前記第2の変換手段によって
変換された前記パラメータに基づいて楽音データを生成
し第2の記憶手段に書き込む楽音データ生成手段とを具
備することを特徴とする携帯端末装置である。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の携帯端末装置において、前記楽音デー
タ生成手段により書き込まれる楽音データは1音符を構
成する全部または一部の楽譜データであることを特徴と
する。請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の
いずれかの項に記載の携帯端末装置において、前記楽音
データ生成手段から出力される前記楽音データを再生す
る音源を具備することを特徴とする。
【0008】請求項5に記載の発明は、ケース内部に配
置され、地磁気の強さに対応する信号を出力する磁気セ
ンサと、音源をコントロールする要素となる複数の音源
コントロール種別を前記磁気センサの出力に割り付ける
割り付け手段と、前記割り付け手段により割り付けられ
た前記音源コントロール種別が持つ複数のパラメータと
前記磁気センサの出力との対応関係を記憶する第1の記
憶手段と、前記磁気センサの出力変化を前記第1の記憶
手段内の対応関係を用いて連続的に変化する前記パラメ
ータに変換する変換手段と、前記変換手段によって変換
された前記パラメータに基づいて楽音データを逐次生成
する楽音データ生成手段と、前記楽音データに基づいて
楽音を逐次発生する音源とを具備することを特徴とする
携帯端末装置である。
【0009】請求項6に記載の発明は、ケース内部に配
置され、地磁気の強さに対応する信号を出力する磁気セ
ンサと、前記磁気センサの出力を、ケースの基準軸を水
平に向けた時の水平回りの回転角度を示す方位データ
と、ケースの基準面の上下方向の傾きを示す傾きデータ
とに変換する第1の変換手段と、音源をコントロールす
る要素となる複数の音源コントロール種別を前記方位デ
ータと前記傾きデータに割り付ける割り付け手段と、前
記割り付け手段により割り付けられた前記音源コントロ
ール種別が持つ複数のパラメータと、前記方位データお
よび前記傾きデータとの対応関係を記憶する第1の記憶
手段と、前記方位データの変化および傾きデータの変化
を前記第1の記憶手段内の対応関係を用いて連続的に変
化する前記パラメータに変換する第2の変換手段と、前
記第2の変換手段によって変換された前記パラメータに
基づいて楽音データを逐次生成する楽音データ生成手段
と、前記楽音データに基づいて楽音を逐次発生する音源
とを具備することを特徴とする携帯端末装置である。
【0010】請求項7に記載の発明は、請求項5または
請求項6に記載の携帯端末装置において、前記楽音デー
タ生成手段により生成された楽音データを逐次記憶する
第2の記憶手段を具備することを特徴とする。請求項8
に記載の発明は、請求項1〜請求項4、請求項7のいず
れかの項に記載の携帯端末装置において、前記第2の記
憶手段に記憶された楽音データはイベントデータとイベ
ント間隔データの繰り返しで構成された音楽フォーマッ
トデータであり、このイベント間隔データで示される時
間を管理して前記音源へ出力するシーケンサを更に具備
することを特徴とする。
【0011】請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求
項4、請求項7,請求項8のいずれかの項に記載の携帯
端末装置において、前記第2の記憶手段に書き込まれた
前記楽音データを着信メロディのデータとすることを特
徴とする。請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求
項4、請求項7〜請求項9のいずれかの項に記載の携帯
端末装置において、前記第2の記憶手段に書き込まれた
前記楽音データを他の外部機器との間で送受信すること
を特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、この発明の
一実施の形態について説明する。図1は同実施の形態に
よる携帯端末装置1の構成を示すブロック図であり、こ
の携帯端末装置1は携帯電話またはPHS(登録商標)
等である。図1において、符号2はCPU(中央処理装
置)であり、装置各部を制御する。3はCPU2のプロ
グラムが記憶されたROM(リードオンリメモリ)、4
はデータ記憶用の不揮発性RAM(ランダムアクセスメ
モリ)である。5はこの携帯端末装置1を無線によって
基地局に接続する通信インターフェイスである。6は磁
気センサであり、内部にX方向の地磁気成分を測定する
GMR素子(ジャイアント磁気抵抗効果素子)およびY
方向の地磁気成分を測定するGMR素子を有し、各GM
R素子の測定結果を示す信号Sx、Syをインターフェ
イス7へ出力する。なお、この磁気センサ6については
後に詳述する。
【0013】インターフェイス7は磁気センサ6の出力
信号Sx、Syをディジタルデータに変換し、バスライ
ンBを介してCPU2へ出力する。8は液晶パネルおよ
びその駆動回路からなる表示部であり、CPU2から供
給される表示データに基づく画像表示を行う。9はテン
キー、ファンクションキーおよびキーインターフェイス
から構成される操作部である。10は音源回路であり、
バスラインBを介して供給されるMIDIデータ(楽音
データ)に基づいて楽音信号を形成し、スピーカ(図示
略)へ出力する。この音源回路10における楽音信号形
成はFM方式あるいウエーブテーブル方式のいずれでも
よい。また、フォルマント合成による言葉をしゃべるよ
うな音源でもよい。
【0014】図2は、上述した磁気センサ6の構成を示
すブロック図である。この図において、13、14は各
々携帯端末装置1の位置におけるX方向、Y方向の地磁
気の強さを測定するGMR素子でる。ここで、X方向と
は、図3に示すように、携帯端末装置1のケースの下辺
1aの右方向を言い、Y方向とはアンテナ5aの先端方
向を言う。定電流バイアス回路15は、GMR素子1
3,14へ各々一定のバイアス電流を供給する回路であ
り、このバイアス電流によってGMR素子13,14の
抵抗値が電圧に変換され、電圧/磁界変換回路16へ出
力される。電圧/磁界変換回路16はGMR素子13,
14の出力電圧を各々磁界の強さを示す信号Sx、Sy
に変換し、図1のインターフェイス7へ出力する。そし
て、上述した磁気センサ6が図3に示す液晶表示器8a
の裏側に配置される。
【0015】このような構成において、信号Sx、Sy
の値は、ユーザが携帯端末装置1をどのように持つかに
よって決まる。すなわち、例えば、ユーザが携帯端末装
置1を、その表面(液晶表示器8aおよびキー9aが設
けられた面)が水平になるように持ち、そして、1回転
させると、信号Sx、Syの値がそれぞれ正弦波状に変
化し、また、両波形は位相が90度ずれた波形となる。
したがって、信号Sx、Syの値から「アンテナ5aの
先端が指す方位」(以下、単に「方位」という)を知る
ことができる。
【0016】また、携帯端末装置1を水平面から一定角
度傾けると信号Syの値が傾き角度に応じて変化する。
したがって、信号Sx、Syの値の組合せから、方位だ
けでなく、「携帯端末装置1の水平面から上下方向の傾
き」(以下、単に「傾き」という)を知ることができ
る。そこで、この実施形態においては、予め「方位」お
よび「傾き」を種々変化させて信号Sx、Syの値を測
定し、その測定結果を方位/傾きデータテーブルとして
RAM4内に記憶させている。したがって、ユーザが携
帯端末装置1を持った状態における「方位」および「傾
き」は、信号Sx、Syおよび方位/傾きデータテーブ
ルから即座に知ることができる。図4に方位/傾きデー
タテーブルの一部を示す。なお、「方位」はアンテナ5
aが南に向けられた時を0度とし、西に向けられた時を
90度、北に向けられた時を180度、東に向けられた
時を270度としている。
【0017】次に、図1に示す携帯端末装置1の動作を
説明する。この携帯端末装置1は通常の通話/通信の機
能の外に、楽音データを入力する機能、入力された楽音
データを再生する機能を有している。通話/通信の機能
は従来のものと同じであるので説明を省略し、以下、楽
音データの入力、再生機能について説明する。
【0018】(1)リアルタイム再生機能 このリアルタイム再生機能は、ユーザが携帯端末装置1
を動かすと、その動きと共に「方位」および「傾き」が
変わり、この変化が楽音データに変換され、楽音として
発音される機能である。最初に、「方位」、「傾き」と
音源をコントロールする要素となる音源コントロール種
別(音程、音色等)との関係を説明する。RAM4内に
は、図5に示す「方位」「傾き」の値を示したテーブル
と、各音源コントロール種別のパラメータを示したテー
ブルが記憶されており、各テーブルは互いに関連付けら
れている。ここで、「方位」「傾き」と音源コントロー
ル種別はユーザが自由に組み合わせることができるよう
になっている。例えば、「方位」を音程に、「傾き」を
音色に割り付けてもよく、この場合、仮に「方位」が1
0度で「傾き」が0度であるとすると、図5のテーブル
から、音程がD0で音色がピアノというパラメータが選
択される。また、「方位」を音程と単語に、「傾き」を
音色と音符長というように、各々複数の種別に割り付け
てもよい。
【0019】以下、リアルタイム再生機能を図6に示す
フローチャートを参照して説明する。この機能を使用し
ようと思った場合、ユーザは、まず、操作部9のキーに
よってリアルタイム再生を指示し、次いで「方位」「傾
き」の割り付けを行う(ステップSa1)。ユーザによ
る割り付けが行われると、CPU2が割り付けられた
「方位」「傾き」と音源コントロール種別とをRAM4
の割付エリアに記憶させ(ステップSa2)、次いで、
リアルタイム再生モードに設定する(ステップSa
3)。なお、割り付けられなかった音源コントロール種
別のパラメータは、ユーザが操作部9のキーにより決定
することができる。また、決定されなかった種別はデフ
ォルトの値に設定される。そして、再生スタートを行う
(ステップSa4)。
【0020】以後、ユーザは携帯端末装置1の方向およ
び傾きを変化させ、CPU2は、一定時間が経過する毎
にインターフェイス7を介して磁気センサ6の出力信号
Sx、Syを読み込み、読み込んだ信号Sx、SyをR
AM4内の方位/傾きデータテーブルによって「方位」
および「傾き」に変換する(ステップSa5)。次に、
RAM4の割付エリアから、その「方位」および「傾
き」に割り付けられた音源コントロール種別のパラメー
タを読み出し、読み出したパラメータをMIDIデータ
に変換する(ステップSa6)。次いで、そのMIDI
データを音源回路10へ出力する。これにより、音源回
路10においてMIDIデータに対応する楽音信号が形
成され、スピーカから発音される(ステップSa7)。
上記の動作はユーザが”終了”を操作部9から入力する
まで繰り返され、”終了”が入力されると処理を終了す
る(ステップSa8)。
【0021】このリアルタイム再生機能は、ユーザが携
帯端末装置1をいろいろ動かすことによって、次々と変
化するデータが生成され、それに応じて種々の楽音が発
生するものである。したがって、これを1種のおもちゃ
として使用することができる。
【0022】(2)リアルタイム楽音データ入力機能 図7はこのリアルタイム楽音データ入力機能のフローチ
ャートである。ユーザがこの機能を使用しようと思った
場合、まず、操作部9のキーによってリアルタイム楽音
データ入力を指示し、次いで「方位」「傾き」の割り付
けを行う(ステップSb1)。ユーザによる割り付けが
行われると、CPU2が割り付けられた「方位」「傾
き」と音源コントロール種別とをRAM4の割付エリア
に記憶させ(ステップSb2)、次いで、リアルタイム
楽音データ入力モードに設定する(ステップSb3)。
そして、入力スタートを行う(ステップSb4)。
【0023】以後、ユーザは携帯端末装置1の方向およ
び傾きを変化させ、CPU2は一定時間が経過する毎に
その時の磁気センサ6の出力信号Sx、Syをインター
フェイス7を介して読み込む。次に、CPU2はRAM
4内の方位/傾きデータテーブルによって信号Sx、S
yを「方位」および「傾き」に変換する(ステップSb
5)。次に、RAM4の割付エリアから、その「方位」
および「傾き」に割り付けられたパラメータを読み出
し、読み出したパラメータをMIDIデータに変換す
る。そして、変換によって得られたMIDIデータをS
MF(Standard MIDI file)フォーマットでRAM4の
一時記憶エリアに記憶させる(ステップSb6)。ま
た、この時同時に、そのMIDIデータを音源回路10
へ出力する。これにより、音源回路において、楽音信号
が形成されスピーカから発音される。
【0024】上述したステップSb5、Sb6の動作は
ユーザが”終了”を操作部9から入力するまで繰り返さ
れ、”終了”が入力されると処理を終了する(ステップ
Sb7)。次いで、一時記憶エリア内のSMFデータを
新規作成された楽音ファイルとして必要に応じてファイ
ル名等を入力させた後RAM4の楽音データエリアに記
憶される(ステップSb8)。
【0025】このように、このリアルタイム楽音データ
入力機能は、ユーザが携帯端末装置1をいろいろ動かす
と、それに応じて楽音が発生すると共に、そのMIDI
データがSMFデータとしてRAM4に記憶される。し
たがって、記憶したSMFデータをRAM4から読み出
して繰り返し再生することが可能であり、そのSMFデ
ータを着信メロディとして用いることもできる。また、
そのSMFデータを、他の携帯端末またはPCとの間で
送受信するという利用方法もある。また、携帯端末装置
1を作曲用機器として使用することが可能である。
【0026】(3)ノンリアルタイム楽音データ入力機
能 図8はこのノンリアルタイム楽音データ入力機能のフロ
ーチャートである。ユーザがこの機能を使用しようと思
った場合、まず、上述した場合と同様に、操作部9のキ
ーによってノンリアルタイム楽音データ入力を指示し、
次いで、「方位」「傾き」の割り付けを行う(ステップ
Sc1)。ユーザによる割り付けが行われると、CPU
2が割り付けられた「方位」「傾き」と音源コントロー
ル種別とをRAM4の割付エリアに記憶させ(ステップ
Sc2)、次いで、ノンリアルタイム楽音データ入力モ
ードに設定する(ステップSc3)。
【0027】次に、ユーザが携帯端末装置1の方向およ
び傾きを決め、入力スタートを行う(ステップSc
4)。すると、CPU2がその時の磁気センサ6の出力
信号Sx、Syをインターフェイス7を介して読み込
む。次に、CPU2はRAM4内の方位/傾きデータテ
ーブルによって信号Sx、Syを「方位」および「傾
き」に変換する(ステップSc5)。次に、RAM4の
割付エリアから、その「方位」および「傾き」に割り付
けられた音源コントロール種別のパラメータを読み出
し、読み出したパラメータをMIDIデータに変換す
る。そして、変換によって得られたMIDIデータをR
AM4の一時記憶エリアに記憶させる(ステップSc
6)。また、この時同時に、そのMIDIデータを音源
回路10へ出力する。これにより、音源回路において、
楽音信号が形成されスピーカから発音される。ここで、
例えば音符長(休符を含む)が「方位」または「傾き」
に割り当てられていなかったとすると、一回の操作にお
ける音の長さが常にデフォルトの値になってしまう。従
って、新たな入力の前に、ユーザは操作部9において音
符長(または他のパラメータ)を変更することができる
(ステップSc7)。
【0028】次に、ユーザは操作部9において次の楽音
データ入力を指示するキー操作を行い(ステップSc
7)、その時ユーザが決めていた携帯端末装置1の方向
および傾きを新たに設定する。つまり、上記のキー操作
が行われると、ステップSc8の判断が「YES」とな
り、再びステップSc5、Sc6の処理が行われ、以
下、上記の動作が繰り返される。そして、ユーザによっ
て操作部9から”終了”が入力されると、処理を終了し
(ステップSc9)、次いで、一時記憶エリア内のMI
DIデータを新規作成されたSMFデータとしてRAM
4の楽音データエリアに記憶する(ステップSc1
0)。
【0029】このように、このノンリアルタイム楽音デ
ータ入力機能は、ユーザが1音ずつ楽音データを入力す
ることが可能であり、携帯端末装置1を作曲用機器とし
て使用する場合に好適である。また、リアルタイム楽音
データ入力機能と同様、記憶されたSMFデータを他の
携帯端末またはPCとの間で送受信して利用することが
できる。
【0030】(4)楽音データ再生機能 ユーザが操作部9において楽音データ再生を指示するキ
ー操作を行うと、CPU2がそれを検知し、RAM4の
楽音データエリアからSMFデータを順次読み出し、M
IDIデータに変換してバスラインBを介して音源回路
10へ供給する。すなわち、CPU2がシーケンサとし
て動作する。音源回路10はCPU2から供給されるM
IDIデータに基づいて楽音信号を生成しスピーカへ出
力する。これにより、RAM4の楽音データエリアに書
き込まれたSMFデータが再生される。
【0031】図9は、上述した各機能を有する携帯端末
装置1の機能ブロック図である。この図に示すように、
磁気センサ6の出力はCPU2へ入力され、ここでMI
DIデータに変換され、音源回路10へ出力されると共
に、SMFデータに変換され、RAM4に書き込まれ
る。RAM4内のSMFデータはCPU2によって実行
されるシーケンサ21によって順次読み出され、MID
Iデータに変換されて音源回路10へ出力される。音源
回路10はCPU2からのリアルタイムのMIDIデー
タまたはシーケンサ21からの再生用のMIDIデータ
を各々楽音信号に変換し、ミキサ22を介してスピーカ
23へ出力する。
【0032】なお、上記実施形態において、「方位」お
よび「傾き」の割り付けはユーザが任意に行ってもよ
く、あるいは、ある程度固定したものをプリセットとし
て保持し、ユーザがその中から選択するようにしてもよ
い。また、上記実施形態においては、磁気センサ6に2
軸の磁気センサを用いて傾きまで求めているが、これに
代えて、磁気センサ6に3軸の磁気センサを用いてもよ
い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3の発
明によれば、小型に形成することができ、しかも簡単に
楽音データの入力を行うことができる効果がある。ま
た、請求項5,6の発明によれば、手に簡単に持つこと
ができ、かつ、適当に動かすだけでリアルタイムに楽音
を発生することができる。これにより、おもちゃ等の用
途に用いて最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態による携帯端末装置1
の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1における磁気センサ6の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 図1に示す携帯端末装置1の外観を示す正面
図である。
【図4】 図1のRAM4内に記憶された方位/傾きデ
ータテーブルの一部を示す図である。
【図5】 図1のRAM4内に記憶されている「方位」
「傾き」の値と音源コントロール種別のパラメータとの
関係を示す図である。
【図6】 図1の携帯端末装置1におけるリアルタイム
再生機能のフローチャートである。
【図7】 図1の携帯端末装置1におけるリアルタイム
楽音データ入力機能のフローチャートである。
【図8】 図1の携帯端末装置1におけるノンリアルタ
イム楽音データ入力機能のフローチャートである。
【図9】 図1の携帯端末装置1の機能を示す機能ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1…携帯端末装置、2…CPU、3…ROM、4…RA
M、6…磁気センサ、7…インターフェイス、10…音
源回路、13、14…GMR素子、21…シーケンサ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内部に配置され、地磁気の強さに
    対応する信号を出力する磁気センサと、 音源をコントロールする要素となる複数の音源コントロ
    ール種別を前記磁気センサの出力に割り付ける割り付け
    手段と、 前記割り付け手段により割り付けられた前記音源コント
    ロール種別が持つ複数のパラメータと前記磁気センサの
    出力との対応関係を記憶する第1の記憶手段と、 前記磁気センサの出力を前記第1の記憶手段内の対応関
    係を用いて前記パラメータに変換する変換手段と、 前記変換手段によって変換された前記パラメータに基づ
    いて楽音データを生成し第2の記憶手段に書き込む楽音
    データ生成手段と、 を具備することを特徴とする携帯端末装置。
  2. 【請求項2】 ケース内部に配置され、地磁気の強さに
    対応する信号を出力する磁気センサと、 前記磁気センサの出力を、ケースの基準軸を水平に向け
    た時の水平回りの回転角度を示す方位データと、ケース
    の基準面の上下方向の傾きを示す傾きデータとに変換す
    る第1の変換手段と、 音源をコントロールする要素となる複数の音源コントロ
    ール種別を前記方位データと前記傾きデータに割り付け
    る割り付け手段と、 前記割り付け手段により割り付けられた前記音源コント
    ロール種別が持つ複数のパラメータと、前記方位データ
    および前記傾きデータとの対応関係を記憶する第1の記
    憶手段と、 前記方位データおよび前記傾きデータを前記第1の記憶
    手段内の対応関係を用いて前記パラメータに変換する第
    2の変換手段と、 前記第2の変換手段によって変換された前記パラメータ
    に基づいて楽音データを生成し第2の記憶手段に書き込
    む楽音データ生成手段と、 を具備することを特徴とする携帯端末装置。
  3. 【請求項3】 前記楽音データ生成手段により書き込ま
    れる楽音データは1音符を構成する全部または一部の楽
    譜データであることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 前記楽音データ生成手段から出力される
    前記楽音データを再生する音源を具備することを特徴と
    する請求項1〜請求項3のいずれかの項に記載の携帯端
    末装置。
  5. 【請求項5】 ケース内部に配置され、地磁気の強さに
    対応する信号を出力する磁気センサと、 音源をコントロールする要素となる複数の音源コントロ
    ール種別を前記磁気センサの出力に割り付ける割り付け
    手段と、 前記割り付け手段により割り付けられた前記音源コント
    ロール種別が持つ複数のパラメータと前記磁気センサの
    出力との対応関係を記憶する第1の記憶手段と、 前記磁気センサの出力変化を前記第1の記憶手段内の対
    応関係を用いて連続的に変化する前記パラメータに変換
    する変換手段と、 前記変換手段によって変換された前記パラメータに基づ
    いて楽音データを逐次生成する楽音データ生成手段と、 前記楽音データに基づいて楽音を逐次発生する音源と、 を具備することを特徴とする携帯端末装置。
  6. 【請求項6】 ケース内部に配置され、地磁気の強さに
    対応する信号を出力する磁気センサと、 前記磁気センサの出力を、ケースの基準軸を水平に向け
    た時の水平回りの回転角度を示す方位データと、ケース
    の基準面の上下方向の傾きを示す傾きデータとに変換す
    る第1の変換手段と、 音源をコントロールする要素となる複数の音源コントロ
    ール種別を前記方位データと前記傾きデータに割り付け
    る割り付け手段と、 前記割り付け手段により割り付けられた前記音源コント
    ロール種別が持つ複数のパラメータと、前記方位データ
    および前記傾きデータとの対応関係を記憶する第1の記
    憶手段と、 前記方位データの変化および傾きデータの変化を前記第
    1の記憶手段内の対応関係を用いて連続的に変化する前
    記パラメータに変換する第2の変換手段と、 前記第2の変換手段によって変換された前記パラメータ
    に基づいて楽音データを逐次生成する楽音データ生成手
    段と、 前記楽音データに基づいて楽音を逐次発生する音源と、 を具備することを特徴とする携帯端末装置。
  7. 【請求項7】 前記楽音データ生成手段により生成され
    た楽音データを逐次記憶する第2の記憶手段を具備する
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の携帯
    端末装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の記憶手段に記憶された楽音デ
    ータはイベントデータとイベント間隔データの繰り返し
    で構成された音楽フォーマットデータであり、このイベ
    ント間隔データで示される時間を管理して前記音源へ出
    力するシーケンサを更に具備することを特徴とする請求
    項1〜請求項4、請求項7のいずれかの項に記載の携帯
    端末装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の記憶手段に書き込まれた前記
    楽音データを着信メロディのデータとすることを特徴と
    する請求項1〜請求項4、請求項7,請求項8のいずれ
    かの項に記載の携帯端末装置。
  10. 【請求項10】 前記第2の記憶手段に書き込まれた前
    記楽音データを他の外部機器との間で送受信することを
    特徴とする請求項1〜請求項4、請求項7〜請求項9の
    いずれかの項に記載の携帯端末装置。
JP2002044888A 2002-02-21 2002-02-21 携帯端末装置 Expired - Fee Related JP3843856B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002044888A JP3843856B2 (ja) 2002-02-21 2002-02-21 携帯端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002044888A JP3843856B2 (ja) 2002-02-21 2002-02-21 携帯端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003241748A true JP2003241748A (ja) 2003-08-29
JP3843856B2 JP3843856B2 (ja) 2006-11-08

Family

ID=27784079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002044888A Expired - Fee Related JP3843856B2 (ja) 2002-02-21 2002-02-21 携帯端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3843856B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010204401A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Casio Computer Co Ltd 電子楽器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010204401A (ja) * 2009-03-04 2010-09-16 Casio Computer Co Ltd 電子楽器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3843856B2 (ja) 2006-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Shepard Refining sound: A practical guide to synthesis and synthesizers
JP2812222B2 (ja) 電子楽器および音源手段の置き換え方法
CN1316447C (zh) 便携终端装置
JPH11242490A (ja) 鳴動メロディ用の音楽生成データを供給するカラオケ演奏装置
JP2006317804A (ja) カラオケ装置及び電子早見本装置
JP3843856B2 (ja) 携帯端末装置
JP3646703B2 (ja) 音声メロディ楽曲生成装置およびそれを用いた携帯端末装置
JP4500754B2 (ja) カラオケシステム
JP4585473B2 (ja) 電子早見本装置
JP2020076844A (ja) 音響処理方法および音響処理装置
JP2007034002A (ja) 携帯端末装置
JP2007199417A (ja) カラオケ装置及びカラオケシステム
JP4373321B2 (ja) 音楽再生装置
JP2003108130A (ja) 楽曲再生方法及び携帯電話装置
JP3879681B2 (ja) 楽音信号生成装置
JP6651729B2 (ja) 電子音楽装置及びプログラム
JP2003228385A (ja) 携帯端末装置
JP2000112463A (ja) 映像機器の音発生装置及びそれを利用した演奏音の発生装置並びにその方法
JP2006195215A (ja) 通信端末装置、及び演奏システム
JP4452326B2 (ja) 電子早見本装置及びカラオケシステム
JP4384062B2 (ja) 通信カラオケシステム
JP2001215977A (ja) カラオケシステム
JP2001154673A (ja) 音源回路およびそれを用いた電話端末装置
JP3952793B2 (ja) 携帯端末装置
JP3945351B2 (ja) 携帯端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060509

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060807

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110825

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees