JP3843617B2 - 刺繍模様表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加工布に縫製すべき刺繍模様を、該刺繍模様を糸色ごとに分割した部分模様と共にカラー表示可能な刺繍模様表示装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、加工布に対し多数の刺繍模様を縫製可能な刺繍ミシンが広く用いられている。そして、予め用意された多数の刺繍模様の中から特定の刺繍模様を選択できるとともに、これら刺繍模様を視覚的に認識させるため表示手段に表示を行うタイプの刺繍ミシンも普及しつつある。
【0003】
一般に、このような刺繍ミシンは、多数の刺繍模様についての表示用データ等の刺繍データを内臓メモリに記憶する場合のほか、刺繍データが記録された外部ROMカードを用い、これを読み取り可能となるよう構成されている。これにより、刺繍ミシンの使用者は好みに応じた刺繍データが格納される外部ROMカードを入手すればよく、刺繍ミシンにて交換可能に刺繍データを扱うことができる点で利便性が高い。
【0004】
また、刺繍模様を表示させるための表示手段としてモノクロ表示可能な液晶ディスプレイを搭載する刺繍ミシンも提供されている。これに対応して、外部ROMカードには前記液晶パネルの表示用の2値データが刺繍模様ごとに格納されている。この外部ROMカードから2値データを読み出して液晶ディスプレイに表示させれば、縫製すべき刺繍模様の選択や確認を容易にして刺繍ミシンの使用者の作業を支援するのに役立つ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
最近、刺繍模様の表示をより現実に近づけるために上記表示手段に対するカラー化の要望が高まっている。そのため、上記液晶ディスプレイとしてカラー表示可能なものを刺繍ミシンに搭載することになる。この際、外部ROMカードをカラー対応させるべく、刺繍模様のカラー表示データを格納したものを供給する必要がある。
【0006】
しかしながら、モノクロ表示タイプの刺繍ミシンを置き換えてカラー表示対応の刺繍ミシンを導入する場合、これに合わせてカラー表示に対応していない外部ROMカードを直ちにカラー表示対応のものに置き換えるのは、コスト面などから困難である。また、カラー表示に対応していない外部ROMカードをカラー表示対応の刺繍ミシンで読み取って刺繍模様をモノクロ表示することは比較的容易であるが、これではカラー表示の利点を生かすことができない。
【0007】
そこで、本発明はこのような問題に鑑みなされたものであり、カラー表示対応ではない記録媒体の刺繍データを用いる場合であっても、この刺繍データに基づいて刺繍模様のカラー表示処理を行うことが可能な刺繍模様表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の刺繍模様表示装置は、縫製すべき刺繍模様と、該刺繍模様を糸色ごとに分割した部分模様とをカラー表示するカラー表示手段を備える刺繍模様表示装置であって、前記部分模様をモノクロ表示するための2値表示データを、該部分模様についての前記糸色に対応する糸色データに基づいてカラー表示データに変換する変換手段と、一の刺繍模様を構成する前記部分模様に対応する前記カラー表示データを合成して該一の刺繍模様に対する刺繍模様表示データを生成する合成手段とを備え、前記合成手段により生成された刺繍模様表示データを前記カラー表示手段によりカラー表示することを特徴とする。
【0009】
この発明によれば、刺繍模様表示装置において部分模様の2値表示データが糸色データに基づいてカラー表示データに変換され、それぞれの部分模様に対応するカラー表示データが合成され、刺繍模様表示データが生成される。そして、この刺繍模様表示データはカラー表示手段によりカラー表示される。従って、元の表示データがカラー対応でない場合でも、糸色データに応じて刺繍模様のカラー表示を行うことができるので、既存の2値表示データを有効に活用しつつ刺繍模様の視認性を高めることができる。
【0010】
請求項2に記載の刺繍模様表示装置は、請求項1に記載の刺繍模様表示装置において、前記合成手段は、前記一の刺繍模様を構成する前記部分模様に対応する前記カラー表示データを順次合成し、それぞれカラー表示データが互いに重なる表示領域においては、縫製順が先行するカラー表示データに、縫製順が後続のカラー表示データを上書きするようにして前記刺繍模様表示データを生成することを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、糸色ごとの部分模様には縫製順が定められており、互いに表示領域が重なる場合は、この縫製順が後続するものを次々と上書きしていくようにした。従って、簡易な処理を用いて実際の縫製に適合した刺繍模様表示が可能となる。
【0012】
請求項3に記載の刺繍模様表示装置は、請求項1又は請求項2に記載の刺繍模様表示装置において、外部記録媒体に記録されている前記2値表示データ及び前記糸色データを読み取る読み取り手段を更に備えることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、外部記録媒体に記録される2値表示データ、糸色データを読み取って表示処理に利用するようにした。従って、データ交換等が簡易に行われ、多数の刺繍模様を視認して所望の刺繍模様を容易に選択可能となる。
【0014】
請求項4に記載の刺繍模様表示装置は、請求項3に記載の刺繍模様表示装置において、前記外部記録媒体は、前記刺繍模様表示装置又は前記刺繍模様表示装置に接続された周辺装置に着脱自在、あるいは前記刺繍模様表示装置とネットワークを介して接続自在な記録媒体であることを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、刺繍模様表示装置自体又は周辺装置に着脱される記録媒体、ネットワーク接続される記録媒体から2値表示データ、糸色データを読み取って表示処理するようにした。従って、データの入手経路は多様であり、利用可能な刺繍模様のバリエーションを増加させることができる。
【0016】
請求項5に記載の刺繍模様表示装置は、請求項1又から請求項4の何れかに記載の刺繍模様表示装置において、前記カラー表示データ及び前記2値表示データはビットマップデータであり、前記変換手段は、表示画素ごとに2値画素データを前記糸色に対応する多値画素データに変換することを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、ビットマップデータである2値表示データを画素ごとに変換して糸色に対応する多値画素データを得るようにした。従って、2値表示データから多値表示データへの変換は、単純な処理により簡単に行うことができる。
【0018】
請求項6に記載の刺繍模様表示装置は、請求項1から請求項5の何れかに記載の刺繍模様表示装置において、前記カラー表示手段には、前記合成手段により生成された複数の刺繍模様表示データを並べてカラー表示する刺繍模様選択画面と、選択された一の刺繍模様に対し前記合成手段により生成された刺繍模様表示データをカラー表示する刺繍模様確認画面とが表示されることを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、複数の刺繍模様表示データが画面上に並べられ刺繍模様選択画面としてカラー表示されると共に、選択された一の刺繍模様についての刺繍模様表示データが刺繍模様確認画面としてカラー表示される。従って、使用者は所望の刺繍模様を容易に選び出すことができると共に、刺繍模様についての縫製手順や糸色を視覚的に確認可能となる。
【0020】
請求項7に記載の刺繍模様表示装置は、請求項6に記載の刺繍模様表示装置において、前記刺繍模様確認画面には、選択された一の刺繍模様を構成する前記部分模様に対応する前記カラー表示データと、この部分模様に対応する前記糸色データにより示される糸色の識別表示とが更に表示されることを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、選択された刺繍模様についての部分模様に対応して、そのカラー表示データと、糸色の識別表示が刺繍模様確認画面上に表示される。従って、刺繍模様の部分ごとに用いる糸色と縫製順の対応関係が視覚的に容易に確認可能となる。
【0022】
請求項8に記載の刺繍模様表示装置は、請求項1から請求項7の何れかに記載の刺繍模様表示装置において、前記カラー表示手段は、カラー表示可能な液晶表示装置であることを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、刺繍模様表示装置にはカラー表示可能な液晶表示装置が搭載され、これに刺繍模様表示が行われる。従って、刺繍模様を良好な画質で表示できると共に、小型化、低消費電力化に好適な刺繍模様表示装置が提供される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。以下の説明では、刺繍データが記録された記録媒体としての外部ROMカードと、この外部ROMカードを読み取って刺繍模様の表示処理及び縫製処理を行う刺繍ミシンに対して本発明を適用した場合の実施の形態を説明する。なお、この刺繍ミシンは、刺繍模様のカラー表示処理を行う刺繍模様表示装置として機能すると共に、刺繍模様の縫製処理を行う縫製装置としても機能する。
【0025】
図1は、本実施形態に係る刺繍ミシンの外観を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る刺繍ミシンは、実際に加工布に縫製を行う縫針1と、加工布を縫製して刺繍を形成する際に加工布を保持する刺繍枠2と、縫製に伴い加工布を横方向あるいは縦方向に自在に移動させるキャリッジ3とを備えている。なお、キャリッジ3の代わりに、送り歯を用いて加工布を移動させるようにしてもよい。
【0026】
また、刺繍ミシンのボディ4の側面側には、刺繍ミシンの電源をオンオフさせるための電源スイッチ5と、刺繍データが記録される外部ROMカード10を着脱可能なカードスロット6が設けられている。一方、ボディ4の前面側には、カラー表示可能な表示手段であると共にタッチパネルも兼ねるLCD(Liquid Crystal Display)パネル7と、縫製の開始時あるいは終了時に押下されるスタート/ストップボタン8と、縫針1を手動で上下に動かす際に押下される針上下ボタン9が設けられている。
【0027】
図2は、本実施形態に係る刺繍ミシンのハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る刺繍ミシンは、全体の動作を総括的に制御するCPU11と、CPU11における処理に必要なデータ等を一時的に保持するRAM12と、CPU11で実行される制御プログラムや各種の固定データを格納するROM13を備えている。
【0028】
CPU11には、図示しないインターフェースを介して、スタート/ストップボタン8が押下される際の検出信号と針上下ボタン9が押下される際の検出信号がそれぞれ入力される。また、LCDパネル7に一体化されているタッチパネル7aにて使用者に押されたキーに対応する検出信号が入力される。このタッチパネル7aは透明電極が縦横に並べられて構成され、使用者が触れた位置の検出が可能となっている。また、図1では図示されない各種キー14に対応する検出信号が入力される
更に、本実施形態にかかる刺繍ミシンは、カードスロット6に挿入された外部ROMカード10が接続されており、図示しないインターフェースを介してCPU11に読み取った刺繍データ等が入力される。
【0029】
CPU11は、図示しないインターフェースを介して、メインモータ15、X方向パルスモータ16、Y方向パルスモータ17に制御信号を送出して動作を制御する。メインモータ15は、図示しない駆動機構を介して縫針1を駆動して縫製動作を行わせ、X方向パルスモータ16とY方向パルスモータ17は、刺繍枠2をXY座標データに従って横方向(X軸)又は縦方向(Y軸)に所定の移動量だけ移動させる。
【0030】
また、CPU11は、LCDパネル7に対する表示制御を行う。LCDパネル7には、刺繍ミシンの使用者に視認させるための各種画面がカラー表示される。例えば、複数の刺繍模様を並べて表示する刺繍模様選択画面や選択した刺繍模様の縫製手順等を示す刺繍模様確認画面などがあるが、より詳しくは後述する。
【0031】
図3は、本実施形態に係る刺繍ミシンにより読み取られるモノクロ表示対応の外部ROMカード10のデータ構造を示す図である。本実施形態においては、この外部ROMカード10にN個の刺繍模様についての糸色に関するデータ、モノクロ表示に対応する表示データ、縫製データなどからなる刺繍データが所定のフォーマットに従って記録されている。なお、個々の刺繍模様に対して刺繍模様1〜刺繍模様Nのように番号を付けて表記する。
【0032】
図3に示すように、外部ROMカード10には、先頭部分から、ヘッダ領域10a、色数データ領域10b、糸色コード領域10c、2値表示データ領域10d、縫製データ領域10eの順で領域が区分されている。
【0033】
ヘッダ領域10aは、主に後続の各領域のアドレス情報が記録されたアドレス情報記録領域に対応する。ヘッダ領域10aは所定のアドレスから開始し、色数データ領域10bの先頭アドレスを示す色数ヘッダと、糸色コード領域10cの先頭アドレスを示す糸色コードヘッダと、2値表示データ領域10dの先頭アドレスを示す2値表示データヘッダと、縫製データ領域10eの先頭アドレスを示す縫製データヘッダとがこの順で記録されている。また、ヘッダ領域10aには、2値表示データ領域10dに含まれる刺繍模様1〜刺繍模様Nのそれぞれに対するデータ部分の先頭アドレスが各刺繍模様ごとに順次記録されている。
【0034】
色数データ領域10bには、各刺繍模様ごとに使用する糸色の数を示す色数データが順次記録されている。すなわち、縫製の個々の手順には1つの糸色が用いられるので、色数データは縫製手順に対応して表示すべき部分模様の個数に対応することになる。よって、実際の縫製の際には、刺繍模様に対応する縫製データを用いた縫製処理がそれぞれの糸色ごとに行われて、一体化された全体の刺繍模様が完成することになる。
【0035】
糸色コード領域10cには、各刺繍模様についての部分模様ごとに使用する糸色を示す糸色コードが順次記録されている。すなわち、色数データ領域10bの色数データが示す糸色の数だけの糸色を特定する必要があるので、実際の糸色をコード化した糸色コードに対応づけたものである。なお、本実施形態では64色の糸色が設定可能となっており、糸色コードは8ビットで表現される。
【0036】
2値表示データ領域10dには、各刺繍模様ごとにモノクロ表示に用いる2値表示データが順次記録されている。上述したように、表示すべき刺繍模様としては、縫製により一体化された全体模様と個々の糸色に対応する部分模様の2通りがある。よって、刺繍模様1〜刺繍模様Nについて、一の全体模様に対応する全体模様2値表示データと、複数の部分模様に対応する部分模様2値表示データが記録されることになる。これら各2値表示データは各画素に1ビット(2値)を割り当てたビットマップデータとなっている。
【0037】
縫製データ領域10eには、各刺繍模様について加工布に縫製処理を施す際の縫針1の移動を示す縫製データが順次記録されている。この縫製データにおいては、一の糸色に対して縫針1の1針ごとの針落ち位置がXY座標に従って順次記述され、これを読み取ることによりキャリッジ3の移動制御を行うことができる。また、縫製データには、糸色に対応する部分模様ごとの区切りを示すコードやデータの終了を示すコードなどが含まれている。
【0038】
以上のようなデータ構造を有する外部ROMカード10を、本実施形態に係るカラー表示可能な刺繍ミシンのカードスロット6に挿入することにより読み取り可能となる。本来、この外部ROMカード10はモノクロ表示対応であるため、そのままでは2値表示データを用いたモノクロ表示しか行えない。そこで、本実施形態では、後述するように、表示すべき刺繍模様について、糸色コード領域10cに記録されている糸色コードと2値表示データ領域10dに記録されている部分模様2値表示データを用いて変換処理及び合成処理を行い、刺繍模様をカラー表示することにしている。
【0039】
次に、本実施形態に係る刺繍ミシンにおいて行われる刺繍模様の表示処理について、図4乃至図9を参照して説明する。
【0040】
図4は、CPU11により実行される刺繍ミシンの動作を示すフローチャートである。図4に示すように、刺繍ミシンにおける処理が開始されると、ステップS1では各種イニシャル処理が行われる。このイニシャル処理は、表示処理、縫製処理等を行うのに先立って、各メモリ、LCDパネル7、各モータなどの動作に必要な初期設定を行うものである。
【0041】
ステップS2では、外部ROMカード10にて選択可能な複数の刺繍模様について、全体模様カラー表示データを生成して、LCDパネル7に刺繍模様選択画面として表示する。すなわち、複数の選択可能な刺繍模様から使用者が縫製しようとする刺繍模様をこの画面上で選択させるためにカラー表示するものである。
【0042】
図5は、刺繍模様選択画面の表示例を示す図である。図5に示す刺繍模様選択画面は、複数ページに渡って表示される刺繍模様のうち、全部で23種類の刺繍模様が一のページに表示されている画面を示す。これら各刺繍模様は縫製の糸色に対応してカラー表示され、実際に加工布に形成される刺繍模様に合致したイメージになっている。
【0043】
図6は、上記ステップS2の刺繍模様選択画面の表示処理について、より詳しく説明したフローチャートである。図6に示すように、まずステップS21で、刺繍模様の番号と糸色の番号の初期設定を行う。ここでは、最初のページに刺繍模様1から順に表示を行うものとし、刺繍模様1の糸色1に設定する。
【0044】
ステップS22では、処理対象となる刺繍模様の刺繍模様選択画面上での表示位置をセットする。すなわち、図5に示すように、23個の刺繍模様が画面上で重ならないよう、それぞれ表示される領域が定められているためである。具体的には、RAM12等にビットマップ展開するときに、書き込みアドレスを適切に設定すればよい。
【0045】
ステップS23では、設定されている刺繍模様の番号と糸色の番号に対応して外部ROMカード10の読み出し処理を行う。そして、糸色コード領域10cから糸色コードを順次読み出すと共に、2値表示データ領域10dから糸色に対応する部分模様2値表示データを順次読み出す。
【0046】
ステップS24では、ステップS23で読み出した部分模様2値表示データをカラー表示データに変換する。具体的には、部分模様2値表示データのそれぞれの画素データは2値で表されるので、これを、ステップS23で読み出した糸色コードに対応して所定の色情報を有する多値の画素データに変換すればよい。全ての画素について変換を行えば、糸色に対応する部分模様カラー表示データが得られる。本実施形態では64色の糸色を扱うので、部分模様カラー表示データは、例えば各画素に8ビットを割り当てたビットマップデータとすればよい。
【0047】
ステップS25では、ステップS24で得られた部分模様カラー表示データから全体模様カラー表示を生成するための合成処理を行う。すなわち、それぞれの糸色に対応した部分模様カラー表示データを合成することにより、糸色ごとの縫製処理を行って実際に形成される刺繍模様のイメージとしての全体模様カラー表示データを得るための処理である。
【0048】
なお、ステップS25において、処理が先行する部分模様カラー表示データに対し、後続の部分模様カラー表示データの特定の表示領域が重なる場合には、上書きすればよい。すなわち、糸色コード領域10cには縫製順に糸色コードが記録されているので、ステップS25の合成処理に際しても後続の部分模様カラー表示データほど縫製順は後になる。一方、縫製処理では刺繍を形成する際、縫製済みの糸に対し、後に使用する糸が上に重なるのが通常であるため、ステップS25で上書きを行えば、加工布に形成される刺繍に合致した刺繍模様カラー表示データが得られる。なお、表示領域が重ならない場合は、上書きを行う必要はない。
【0049】
ステップS26では、一の刺繍模様についての全ての糸色に対して上記変換処理、合成処理を終えたか否かを判断する。その結果、全ての糸色に対し処理を終えている場合は(ステップS26;YES)、ステップS28に移行し、まだ処理すべき糸色が残っている場合は(ステップS26;NO)、ステップS27に移行する。
【0050】
ステップS27では、次に処理すべき糸色の設定を行う。現在、一の刺繍模様についてi番目の糸色について処理を行ったのであれば、次はi+1番目の糸色について処理を行えばよい。その後、ステップS22に移行して、上述のような変換処理、合成処理を継続する。
【0051】
一方、ステップS28では、1ページに表示すべき全ての刺繍模様についての上記変換処理、合成処理を終えたか否かを判断する。その結果、全ての刺繍模様に対し処理を終えている場合は(ステップS28;YES)、処理を終了し、まだ処理すべき刺繍模様が残っている場合は(ステップS28;NO)、ステップS29に移行する。
【0052】
ステップS29では、次に処理すべき刺繍模様の設定を行う。現在、j番目の刺繍模様について処理を行ったのであれば、次はj+1番目の刺繍模様について処理を行えばよい。その後、ステップS22に移行して、上述のような変換処理、合成処理を継続する。
【0053】
ここで、図7を用いて、ビットマップデータとしての部分模様カラー表示データに対し上述の合成処理を行って、全体模様カラー表示データを生成する方法について詳説する。図7には、刺繍模様「象」についての、3つの部分模様カラー表示データを示している。
【0054】
まず、図7(a)は、第1の糸色に対応する「象の顔の部分」の部分模様についての第1のビットマップデータである。また、図7(b)は、第2の糸色に対応する「象の帽子の部分」の部分模様についての第2のビットマップデータである。また、図7(c)は、第3の糸色に対応する「象の顔及び帽子の輪郭」の部分模様についての第3のビットマップデータである。何れのビットマップデータも、38×48画素で構成され、縫製される位置が黒く表示されている。実際には、それぞれの画素は各糸色に対応する色情報を有している。なお、図3(a)乃至(c)の外周部の枠は刺繍模様と関係ないので、合成処理の際に考慮しなくてもよい。
【0055】
これら3つのビットマップデータを合成するに際しては、第1のビットマップデータを、予めRAM12の所定のエリアを利用してビットマップ展開しておく。そして、このエリアに第2のビットマップデータを書き込む。このとき、図7(b)に斜線で示す部分は、第1のビットマップデータと表示領域が重なるので、上述したように上書きされ、第1の糸色から第2の糸色で色情報が置き換えられる。
【0056】
次いで、上記エリアに更に第3のビットマップデータを書き込む。この場合も、図7(c)に斜線で示す部分は、第1のビットマップデータ又は第2のビットマップデータと表示領域が重なるので、同様に第1又は第2の糸色から第3の糸色で色情報が置き換えられる。このようにして、3つの糸色を含む「象」の全体模様カラー表示データが完成する。
【0057】
再び図4に戻って、ステップS3では、刺繍ミシンの使用者により刺繍模様が選択されたか否かを判断する。すなわち、図5において、使用者は刺繍模様選択画面を見ながら所望の刺繍模様をLCDパネル7に一体化されたタッチパネル7aに触れて選び出し、最後に「選択」キーを押して選択確定する。なお、表示されているページに所望の刺繍模様がない場合は、「前ページ」キー及び「次ページ」を押してページを変えることができる。
【0058】
ステップS3の判断の結果、特定の刺繍模様が選択された場合には(ステップS3;YES)、ステップS4に移行し、選択されていない場合には(ステップS3;NO)、ステップS3を繰り返し、使用者によって刺繍模様が選択されるのを待つ。
ステップS4では、ステップS3において選択された刺繍模様について、上記合成処理により得られた全体模様カラー表示データと、上記変換処理により得られた糸色ごとの部分模様カラー表示データを用いて、LCDパネル7に刺繍模様確認画面として表示する。すなわち、使用者が選択された刺繍模様の縫製を行う際に、刺繍模様を確認すると共に必要な作業を支援するための表示である。
【0059】
図8は、刺繍模様確認画面の表示例を示す図である。図8に示す刺繍模様確認画面には、左上に選択された刺繍模様が表示されていると共に、その下に各糸色ごとの部分模様が左から縫製順に表示されている。左上の刺繍模様は用いる糸色全てに対応してカラー表示され、部分模様はそれぞれの糸色に対応する一色づつでカラー表示される。部分模様の下には、用いる糸色の識別表示としての糸色名称が表示されている。この糸色名称用のビットマップデータは、例えばROM13に記憶しておけばよく、外部ROMカード10の糸色コード領域10cに記録されている糸色コードに基づいて、読み出すべきビットマップデータを判断すればよい。
【0060】
図8の例では、上述した「象」の刺繍模様が選択された場合を示している。左上には「象」全体の刺繍模様が多色にて表示されている。各部分模様としては、最初に縫製される「象の顔の部分」の部分模様と、次いで縫製される「象の帽子部分」の部分模様と、最後に縫製される「象の顔及び帽子の輪郭」の部分模様が、左からこの順で表示されている。また、各部分模様に使用される糸色名称として、順にエメラルドグリーン、ウスムラサキ、ウスアカムラサキと表示されている。そして、上記3つの部分模様の画面上における色が、この3つの糸色に合致した状態になるようカラー表示されている。なお、中央上部には、加工布に形成される刺繍のサイズが表示されている。
【0061】
図9は、上記ステップS4の刺繍模様確認画面の表示処理について、より詳しく説明したフローチャートである。図9に示すように、ステップS31では、選択された刺繍模様の刺繍模様確認画面上での表示位置をセットする。すなわち、図8において、左上の所定の位置に対応して、全体模様カラー表示データをRAM12等にビットマップ展開する際の書き込みアドレスを適切に設定すればよい。
【0062】
ステップS32では、処理対象となる全体模様処理データを上記表示位置に表示処理する。具体的には、図6のステップS22乃至ステップS26で行われる処理と同様の処理を行うことにより、選択された刺繍模様が多色にて刺繍模様確認画面上にカラー表示される。
【0063】
ステップS33では、選択された刺繍模様について、次に処理すべき糸色を設定する。最初は糸色1から開始し、糸色番号の順で処理を行えばよい。
【0064】
ステップS34では、ステップS33で設定された糸色に対応する部分模様の刺繍模様確認画面上での表示位置をセットする。すなわち、図8において、左から縫製順で並ぶ所定の位置に対応して、部分模様カラー表示データをRAM12等にビットマップ展開する際の書き込みアドレスを適切に設定すればよい
ステップS35では、選択された刺繍模様についてステップS33で設定された糸色に対応する部分模様2値表示データを、上述のステップS23、S24と同様に変換処理を行い、部分模様カラー表示データを得る。
【0065】
ステップS36では、ステップS35で得られた部分模様カラー表示データを、ステップS34でセットされた表示位置に表示処理する。このとき、糸色を識別させるための糸色名称などの表示が必要であれば、併せてそのビットマップデータを所定の位置に表示処理する。
【0066】
ステップS37では、選択された刺繍模様についての全ての糸色に対して上記変換処理、表示処理を終えたか否かを判断する。その結果、全ての糸色に対し処理を終えている場合は(ステップS37;YES)、処理を終了し、まだ処理すべき糸色が残っている場合は(ステップS37;NO)、ステップS33に移行して、次の糸色に対応する処理を行う。
【0067】
ステップS31乃至ステップS37の処理により、図6に示すように、選択された刺繍模様と、この刺繍模様に対し糸色ごとの部分模様が縫製順に順次カラー表示される。
【0068】
再び図4に戻って、ステップS5では、選択された刺繍模様を用いて縫製を開始するか否かを判断する。実際には、使用者によりスタート/ストップボタン9が押されることにより縫製が開始されるので、スタート/ストップボタン9の入力を監視して判断すればよい。ステップS5の判断の結果、縫製が開始される場合は(ステップS5;YES)、ステップS6に移行し、縫製がまだ開始されない場合は(ステップS5;NO)、ステップS10に移行する。
【0069】
ステップS6では、CPU11からの制御信号に基づきメインモータ15の駆動を開始する。次いで、ステップS7では、選択した刺繍模様を加工布に形成するための縫製処理を行う。この縫製処理に際しては、外部ROMカード10の縫製データ領域10eから、刺繍模様に対応する縫製データを読み出して、これに基づき針落ち位置ごとのキャリッジ3のX、Y方向の移動量が制御される。
【0070】
ステップS8では、CPU11に対する縫製処理の停止要求の有無を判断する。例えば、縫製処理中に使用者によりスタート/ストップボタン9が押されることによりCPU11に停止要求が出され、縫製処理は終了する。ステップS8の判断の結果、縫製処理の停止要求があった場合は(ステップS8;YES)、ステップS9に移り、停止要求がない場合は(ステップS8;NO)、ステップS7の縫製処理を継続する。
【0071】
ステップS9では、CPU11からの制御信号に基づきメインモータ15の駆動を停止する。その後、ステップS5に戻って選択中の刺繍模様に対する縫製処理の再開、あるいはそれ以外の処理が行われるのを待つ。
【0072】
一方、ステップS5からステップS10に移行すると、上記刺繍模様確認画面の右下の「戻る」キーが押されたか否かを判断する。この「戻る」キーを押すと、そのとき表示されている画面の前に表示されていた画面に戻るので、刺繍模様選択画面が再度表示されることになる。ステップS10の判断の結果、「戻る」キーが押された場合は(ステップS10;YES)、ステップS2に移ってそれ以降の刺繍模様選択画面表示の処理を再度行い、「戻る」キーが押されていない場合は(ステップS10;NO)、ステップS11に移る。
【0073】
ステップS11では、「戻る」キー以外のキーが押されたか否か判断する。その結果、何らかのキーが押された場合は(ステップS11;YES)、ステップS12でそのキーに対応した処理を行う。例えば、加工布に対する刺繍模様のレイアウトを設定する「レイアウト」キーや、刺繍ミシンの機能説明を表示させる「ヘルプ」キーなどのキーがある。一方、ステップS11の判断の結果、キーが押されていない場合は(ステップS11;NO)、ステップS12は実行されない。ステップS11又はステップS12の処理を終えると、ステップS5に戻って縫製処理の開始を待つ。
【0074】
このように、本実施形態に係る刺繍ミシンによれば、カラー表示可能なLCDパネル7を搭載し、モノクロ表示対応の外部ROMカード10から読み出した多数の刺繍模様について、部分模様2値表示データを部分模様カラー表示データに変換すると共に、これらを合成処理して全体の刺繍模様カラー表示データを得るようにした。そして、刺繍模様選択画面、刺繍模様確認画面をカラー表示するようにしたので、使用者は出来上がりの刺繍模様のイメージに基づいて所望の刺繍模様を選び出すことができると共に、糸色ごとの縫製処理に伴う作業を円滑に行うことができる。
【0075】
一方、カラー表示対応の外部ROMカードを用いる場合は、上記変換処理、合成処理を行うまでもなく、記録されているカラー表示データを読み出して、そのまま表示に用いることができる。しかし、本実施形態のように、モノクロ表示対応の外部ROMカード10を利用可能にしておけば、既存のデータが有効活用されるので経済的かつ合理的であり、刺繍模様のバリエーションも増加する。
【0076】
なお、上述の実施形態では、刺繍模様についてカラー表示処理に対応させる場合の処理を説明したが、これ以外にも、刺繍模様について3値以上の多値データを用いた表示処理に対応させる場合であっても本発明の適用が可能である。例えば、多値表示データに対応して濃淡に差がある階調表現を含んだ表示を行いたい場合であっても、表示画面における違いを除き、上述の実施形態と同様の構成及び処理にて本発明の適用が可能である。
【0077】
また、上述の実施形態に係る外部ROMカード10には、刺繍データとして表示データ以外の色数データ、糸色コード、縫製データを含む場合について説明したが、これらのデータ全てが刺繍データに必ずしも含まれる必要はない。すなわち、色数データは縫製データの区切りを示すコードから検出することが可能である。また、カラー表示が実際の糸色を反映しなくてもよい場合には、糸色データを刺繍ミシンにて予め定められた糸色に対応して設定してもよい。更に、縫製データは各刺繍模様の部分模様の表示データに基づいて生成してもよい。
【0078】
また、上述の実施形態では、外部ROMカード10を刺繍ミシンのカードスロット6に挿入して刺繍データを読み取る場合を説明したが、外部ROMカード10を着脱自在な専用の読み取り装置を刺繍模様表示装置に接続して、読み取った刺繍データを刺繍模様表示装置に転送するようにしてもよい。あるいは、刺繍模様表示装置をネットワーク接続して、刺繍データをネットワーク経由で取得するようにしてもよい。
【0079】
また、上述の実施形態では、刺繍模様の表示処理と縫製処理を共に行う刺繍ミシンの場合について説明を行ったが、これに限られず、刺繍模様の縫製処理を行わずに主に表示処理を行う刺繍模様表示装置に対しても本発明の適用が可能である。この場合には、刺繍データに対する表示処理を行う刺繍模様表示装置に縫製処理を行う縫製装置を接続して構成すれば、表示された刺繍模様を加工布に縫製することができる。例えば、刺繍模様表示装置としてのパーソナルコンピュータ及び付随するCRTを用いて刺繍模様の表示処理を行うソフトウェアを起動するようにしてもよい。
【0080】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、部分模様の2値表示データを糸色データに基づいてカラー表示データに変換し、これらを合成して刺繍模様表示データを生成し、カラー表示するようにしたので、カラー対応ではない刺繍データを用いて刺繍模様のカラー表示を行うことができ、既存のデータを有効に活用しつつ刺繍模様の視認性を高めることができる。
【0081】
請求項2に記載の発明によれば、部分模様2値データの合成の際、互いに表示領域が重なる部分を、縫製順に順次上書きするようにしたので、簡易な処理を用いて実際の縫製に適合した刺繍模様表示が可能となる。
【0082】
請求項3に記載の発明によれば、外部記録媒体に記録されるデータを読み取り、表示処理を行うようにしたので、多様なデータを供給可能となり、多数の刺繍模様を視認して所望の刺繍模様を容易に選択可能となる。
【0083】
請求項4に記載の発明によれば、刺繍模様表示装置自体又は周辺装置に着脱される記録媒体、ネットワーク接続される記録媒体から縫製データ、糸色データを読み取り表示処理を行うようにしたので、データの入手経路は多様となり、利用可能な刺繍模様のバリエーションを増加させることができる。
【0084】
請求項5に記載の発明によれば、ビットマップデータを用いて画素ごとに2値から多値への変換を行うようにしたので、単純な処理を用いて簡易に刺繍模様をカラー表示させることができる。
【0085】
請求項6に記載の発明によれば、複数の刺繍模様表示データを並べた刺繍模様選択画面と、選択された刺繍模様を表示する刺繍模様確認画面をカラー表示するようにしたので、使用者は所望の刺繍模様を容易に選び出すことができ、縫製手順や糸色を視覚的に確認することが可能となる。
【0086】
請求項7に記載の発明によれば、選択された刺繍模様についての各部分模様を糸色の識別表示と共に刺繍模様確認画面上に表示するようにしたので、縫製処理における糸色と縫製順の対応関係が視覚的に容易に確認可能となる。
【0087】
請求項8に記載の発明によれば、カラー表示可能な液晶表示装置を用いて刺繍模様をカラー表示するようにしたので、良好な画質で刺繍模様を視認でき、小型化、低消費電力化に好適な刺繍模様表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る刺繍ミシンの外観図である。
【図2】本発明の実施形態に係る刺しゅうミシンのハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】刺繍データが記録された外部ROMカードのデータ構造を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る刺繍ミシンの動作を示すフローチャートである。
【図5】LCDパネルに表示される刺繍模様選択画面の表示例を示す図である。
【図6】刺繍模様選択画面の表示処理を示すフローチャートである。
【図7】部分模様カラー表示データを合成して全体模様カラー表示データを生成する方法を説明する図である。
【図8】LCDパネルに表示される刺繍模様確認画面の表示例を示す図である。
【図9】刺繍模様確認画面の表示処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…縫針
2…刺繍枠
3…キャリッジ
4…ボディ
5…電源スイッチ
6…カードスロット
7…LCDパネル
7a…タッチパネル
8…スタート/ストップボタン
9…針上下ボタン
10…外部ROMカード
10a…ヘッダ領域
10b…色数データ領域
10c…糸色コード領域
10d…2値表示データ領域
10e…縫製データ領域
11…CPU
12…RAM
13…ROM
14…各種キー
15…メインモータ
16…X方向パルスモータ
17…Y方向パルスモータ

Claims (8)

  1. 縫製すべき刺繍模様と、該刺繍模様を糸色ごとに分割した部分模様とをカラー表示するカラー表示手段を備える刺繍模様表示装置であって、
    前記部分模様をモノクロ表示するための2値表示データを、該部分模様についての前記糸色に対応する糸色データに基づいてカラー表示データに変換する変換手段と、
    一の刺繍模様を構成する前記部分模様に対応する前記カラー表示データを合成して該一の刺繍模様に対する刺繍模様表示データを生成する合成手段と、
    を備え、前記合成手段により生成された刺繍模様表示データを前記カラー表示手段によりカラー表示することを特徴とする刺繍模様表示装置。
  2. 前記合成手段は、前記一の刺繍模様を構成する前記部分模様に対応する前記カラー表示データを順次合成し、それぞれカラー表示データが互いに重なる表示領域においては、縫製順が先行するカラー表示データに、縫製順が後続のカラー表示データを上書きするようにして前記刺繍模様表示データを生成することを特徴とする請求項1に記載の刺繍模様表示装置。
  3. 外部記録媒体に記録されている前記2値表示データ及び前記糸色データを読み取る読み取り手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の刺繍模様表示装置。
  4. 前記外部記録媒体は、前記刺繍模様表示装置又は前記刺繍模様表示装置に接続された周辺装置に着脱自在、あるいは前記刺繍模様表示装置とネットワークを介して接続自在な記録媒体であることを特徴とする請求項3に記載の刺繍模様表示装置。
  5. 前記カラー表示データ及び前記2値表示データはビットマップデータであり、前記変換手段は、表示画素ごとに2値画素データを前記糸色に対応する多値画素データに変換することを特徴とする請求項1又から請求項4の何れかに記載の刺繍模様表示装置。
  6. 前記カラー表示手段には、前記合成手段により生成された複数の刺繍模様表示データを並べてカラー表示する刺繍模様選択画面と、選択された一の刺繍模様に対し前記合成手段により生成された刺繍模様表示データをカラー表示する刺繍模様確認画面とが表示されることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の刺繍模様表示装置。
  7. 前記刺繍模様確認画面には、選択された一の刺繍模様を構成する前記部分模様に対応する前記カラー表示データと、この部分模様に対応する前記糸色データにより示される糸色の識別表示とが更に表示されることを特徴とする請求項6に記載の刺繍模様表示装置。
  8. 前記カラー表示手段は、カラー表示可能な液晶表示装置であることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の刺繍模様表示装置。
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