JP2000070575A - 刺繍データが記録された記録媒体、刺繍データ処理装置及び刺繍ミシン - Google Patents

刺繍データが記録された記録媒体、刺繍データ処理装置及び刺繍ミシン

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JP2000070575A
JP2000070575A JP10242309A JP24230998A JP2000070575A JP 2000070575 A JP2000070575 A JP 2000070575A JP 10242309 A JP10242309 A JP 10242309A JP 24230998 A JP24230998 A JP 24230998A JP 2000070575 A JP2000070575 A JP 2000070575A
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embroidery
display data
display
color
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JP10242309A
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English (en)
Inventor
Shintaro Tomita
信太郎 冨田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モノクロ表示とカラー表示の双方に対応して
刺繍模様の表示データを読み取り可能なデータ構造を有
する記録媒体、該記録媒体を読み取って刺繍模様のカラ
ー表示処理可能な刺繍データ処理装置及び刺繍ミシンを
提供する。 【解決手段】 刺繍ミシンにより読み取り可能な外部R
OMカードは、先頭部分に後続の各領域の先頭アドレス
等を記録したヘッダ領域10aを有する。ヘッダ領域1
0aの最初にはカラー対応か否かを示す判別データが、
最後にはカラー表示データヘッダが記録される。ヘッダ
領域10aに続いて、色数データ領域10b、糸色コー
ド領域10c、2値表示データ領域10d、カラー表示
データ領域10e、縫製データ領域10fの順で領域確
保されている。このうち、モノクロ表示可能な刺繍ミシ
ンは2値表示データ領域10dを、カラー表示可能な刺
繍ミシンはカラー表示データ領域10eをそれぞれ読み
取って表示処理が行われ、モノクロ表示とカラー表示の
双方に対する互換性が確保されたデータ構造となってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工布に縫製すべ
き刺繍模様の表示データを含む刺繍データが記録された
記録媒体、この刺繍データを処理する刺繍データ処理装
置、及びこの刺繍データを処理して刺繍を形成する刺繍
ミシンの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来から、加工布に対し多数の刺繍模様
を縫製可能な刺繍ミシンが広く用いられている。そし
て、予め用意された多数の刺繍模様の中から特定の刺繍
模様を選択できるとともに、これら刺繍模様を視覚的に
認識させるため表示手段に表示を行うタイプの刺繍ミシ
ンも普及しつつある。
【0003】一般に、このような刺繍ミシンは、多数の
刺繍模様についての表示用データ等の刺繍データを内臓
メモリに記憶する場合のほか、刺繍データが記録された
外部ROMカードを用い、これを読み取り可能となるよ
う構成されている。これにより、刺繍ミシンの使用者は
好みに応じた刺繍データが格納される外部ROMカード
を入手すればよく、刺繍ミシンにて交換可能に刺繍デー
タを扱うことができる点で利便性が高い。
【0004】また、刺繍模様を表示させるための表示手
段としてモノクロ表示可能な液晶ディスプレイを搭載す
る刺繍ミシンも提供されている。これに対応して、外部
ROMカードには前記液晶パネルの表示用の2値データ
が刺繍模様ごとに格納されている。この外部ROMカー
ドから2値データを読み出して液晶ディスプレイに表示
させれば、縫製すべき刺繍模様の選択や確認を容易にし
て刺繍ミシンの使用者の作業を支援するのに役立つ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近、刺繍模様の表示
をより現実に近づけるために上記表示手段に対するカラ
ー化の要望が高まっている。そのため、上記液晶ディス
プレイとしてカラー表示可能なものを刺繍ミシンに搭載
することになる。これに伴い、外部ROMカードをカラ
ー対応させるべく、刺繍模様のカラー表示データを格納
したものを供給する必要が生じる。
【0006】しかしながら、刺繍ミシンにおいて表示手
段としてモノクロ表示用とカラー表示用が混在する状況
となることは避けらない。よって、同種の刺繍模様に対
しモノクロ対応とカラー対応の2種の外部ROMカード
を供給する必要が生じ、不合理かつ不経済である。
【0007】そこで、本発明はこのような問題に鑑みな
されたものであり、データ構造を工夫してモノクロとカ
ラーの双方に対応して刺繍模様を表示できる刺繍データ
が記録された記録媒体、該記録媒体を読み取り刺繍デー
タを処理して刺繍模様をカラー表示可能な刺繍データ処
理装置、及び該刺繍データ処理装置の機能に加えて加工
布に刺繍を形成可能な刺繍ミシンを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の記録媒体は、縫製すべき刺繍模様
を表示する表示手段に対する刺繍模様の表示データを含
む刺繍データが記録されたコンピュータ読み取り可能な
記録媒体であって、前記表示データのうちモノクロ表示
を行うためのモノクロ表示データを記録した第1記録領
域と、前記表示データのうちカラー表示を行うためのカ
ラー表示データを記録した第2記録領域とを有し、一の
刺繍模様に対して記録されている前記モノクロ表示デー
タと前記カラー表示データの何れか一方を固定的に読み
出すことができると共に、何れかを選択して読み出すこ
とができることを特徴とする。
【0009】この発明によれば、刺繍データが記録され
た記録媒体に対するコンピュータ読み取りに際して、モ
ノクロ表示とカラー表示の一方にのみ対応させる場合
は、第1記録領域と第2記録領域の何れか一方に対し固
定的にアクセスでき、第1記録領域に記録されたカラー
表示データか第2記録領域に記録されたモノクロ表示デ
ータのうち一方を読み出して刺繍模様の表示処理が行わ
れる。また、モノクロ表示とカラー表示の両方に対応さ
せる場合は、第1記録領域と第2記録領域の双方を選択
してアクセスでき、第1記録領域に記録されたカラー表
示データと第2記録領域に記録されたモノクロ表示デー
タのうち選択した一方を読み出して刺繍模様の表示処理
が行われる。
【0010】従って、モノクロ表示データに対応した外
部ROMカード等の記録媒体を読み取るモノクロ表示可
能な刺繍データ処理装置が多数存在する場合において、
これとの互換性を確保した上でカラー表示可能な刺繍デ
ータ処理装置でのカラー表示にも利用可能な記録媒体が
提供される。
【0011】請求項2に記載の記録媒体は、縫製すべき
刺繍模様を表示する表示手段に対する刺繍模様の表示デ
ータを含む刺繍データが記録されたコンピュータ読み取
り可能な記録媒体であって、前記表示データのうち2値
の画素データを用いて表示を行うための2値表示データ
を記録した第1記録領域と、前記表示データのうち3値
以上である多値の表示を行うための多値表示データを記
録した第2記録領域とを有し、一の刺繍模様に対して記
録されている前記2値表示データと前記多値表示データ
の何れか一方を固定的に読み出すことができると共に、
何れかを選択して読み出すことができることを特徴とす
る。
【0012】この発明によれば、刺繍データが記録され
た記録媒体に対するコンピュータ読み取りに際して、2
値表示と多値表示の一方にのみ対応させる場合は、第1
記録領域と第2記録領域の何れか一方に対し固定的にア
クセスでき、第1記録領域に記録された多値表示データ
か第2記録領域に記録された2値表示データのうち一方
を読み出して刺繍模様の表示処理が行われる。また、2
値表示と多値表示の両方に対応させる場合は、第1記録
領域と第2記録領域の双方を選択してアクセスでき、第
1記録領域に記録された多値表示データと第2記録領域
に記録された2値表示データのうち選択した一方を読み
出して刺繍模様の表示処理が行われる。
【0013】従って、2値表示データに対応した外部R
OMカード等の記録媒体を読み取る2値表示可能な刺繍
データ処理装置が多数存在する場合において、これとの
互換性を確保した上で例えば濃淡を表現して表示可能な
刺繍データ処理装置での多値表示データを用いた表示に
も利用可能な記録媒体が提供される。
【0014】請求項3に記載の記録媒体は、請求項1に
記載の記録媒体において、前記第1記録領域のアドレス
情報と前記第2記録領域のアドレス情報とを記録したア
ドレス情報記録領域を更に有し、該アドレス情報に基づ
いて前記モノクロ表示データ又は前記カラー表示データ
を読み出し可能であることを特徴とする請求項1に記載
のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【0015】この発明によれば、刺繍データが記録され
た記録媒体に対するコンピュータ読み取りに際して、ま
ず、第1記録領域又は第2記憶領域のアドレス情報をア
ドレス情報記録領域から取得して、このアドレス情報に
基づいて上述したようなモノクロ表示データ又はカラー
表示データの読み出しと対応する刺繍模様の表示処理が
行われる。従って、モノクロ表示データに対応した外部
ROMカード等の記録媒体において、所定のフォーマッ
トに従って記録されるモノクロ表示データが記録されて
いない空き領域を用いてカラー表示データをも記録して
おくことができ、モノクロ表示用とカラー表示用の読み
出しフォーマットの互換性を容易に確保できる記録媒体
が提供される。
【0016】請求項4に記載の記録媒体は、請求項2に
記載の記録媒体において、前記第1記録領域のアドレス
情報と前記第2記録領域のアドレス情報とを記録したア
ドレス情報記録領域を更に有し、該アドレス情報に基づ
いて前記2値表示データ又は前記多値表示データを読み
出し可能であることを特徴とする。
【0017】この発明によれば、刺繍データが記録され
た記録媒体に対するコンピュータ読み取りに際して、ま
ず、第1記録領域又は第2記憶領域のアドレス情報をア
ドレス情報記録領域から取得して、このアドレス情報に
基づいて上述したような2値表示データ又は多値表示デ
ータの読み出しと対応する刺繍模様の表示処理が行われ
る。従って、2値表示データに対応した外部ROMカー
ド等の記録媒体において、所定のフォーマットに従って
記録される2値表示データが記録されていない空き領域
を用いて多値表示データをも記録しておくことができ、
2値表示用と濃淡等の表現に用いる多値表示用の読み出
しフォーマットの互換性を容易に確保できる記録媒体が
提供される。
【0018】請求項5に記載の記録媒体は、請求項1又
は請求項3に記載の記録媒体において、前記刺繍データ
は、前記表示データが前記モノクロ表示データと前記カ
ラー表示データの何れであるかを示す判別データを更に
含むことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、刺繍データが記録され
た記録媒体をコンピュータで読み取って表示処理を行う
に際して、刺繍データ中の判別データを読み取り、表示
データがモノクロ対応かカラー対応かを判断するように
した。従って、刺繍データを解析することなく、判別デ
ータの示す通りの表示データとして扱うことができ、刺
繍模様の表示処理を簡略化することができる。
【0020】請求項6に記載の記録媒体は、請求項2又
は請求項4に記載の記録媒体において、前記刺繍データ
は、前記表示データが前記2値表示データと前記多値表
示データの何れであるかを示す判別データを更に含むこ
とを特徴とする。
【0021】この発明によれば、刺繍データが記録され
た記録媒体のコンピュータで読み取り表示処理を行うに
際して、刺繍データ中の判別データを読み取り、表示デ
ータが2値対応か多値対応かを判断するようにした。従
って、刺繍データを解析することなく、判別データの示
す通りの表示データとして扱うことができ、刺繍模様の
表示処理を簡略化することができる。
【0022】請求項7に記載の記録媒体は、請求項1か
ら請求項6の何れかに記載の記録媒体において、前記刺
繍データは、ミシンにより刺繍模様を加工布に縫製する
際に用いる縫製データを含むことを特徴とする。
【0023】この発明によれば、刺繍データが記録され
た記録媒体をコンピュータで読み取って縫製処理を行う
に際して、刺繍データに含まれる縫製データを読み取
り、これに基づいて加工布に刺繍を形成するようにし
た。従って、表示データによる表示処理と共に縫製デー
タによる縫製処理を併せて行うことでき、縫製処理を行
う使用者の作業を支援することができる。特に、刺繍模
様のカラー表示処理を行えば、縫製にあたって刺繍模様
を明瞭に視認させることができる。
【0024】請求項8に記載の記録媒体は、請求項1か
ら請求項7の何れかに記載の記録媒体において、前記記
録媒体は、刺繍データ処理装置又は当該刺繍データ処理
装置に接続された周辺装置に着脱自在、あるいは当該刺
繍データ処理装置とネットワークを介して接続自在な記
録媒体であることを特徴とする。
【0025】この発明によれば、刺繍データ処理装置自
体又は周辺装置に着脱される記録媒体、ネットワーク接
続される記録媒体から刺繍模様の表示データを含む刺繍
データを読み取って表示処理可能とした。従って、デー
タの入手経路は多様であり、利用可能な刺繍模様のバリ
エーションを増加させることができる。
【0026】請求項9に記載の刺繍データ処理装置は、
刺繍模様の表示データを含む刺繍データが記録され、該
表示データのうちモノクロ表示を行うためのモノクロ表
示データを記録した第1記録領域と、該表示データのう
ちカラー表示を行うためのカラー表示データを記録した
第2記録領域とを有する記録媒体から、前記刺繍データ
を読み取る読み取り手段と、前記読み取った刺繍データ
に前記カラー表示データが含まれるか否かを判定する判
定手段と、前記判定手段により前記カラー表示データが
含まれると判定された場合には、該カラー表示データを
カラー表示し、含まれないと判定された場合には、前記
モノクロ表示データを用いて表示する表示手段とを備え
ることを特徴とする。
【0027】この発明によれば、刺繍データが記録され
た記録媒体が刺繍データ処理装置にてコンピュータ読み
取りされると、刺繍データに含まれる表示データにカラ
ー表示データが含まれるか否かを判定する。判定の結
果、カラー表示データが含まれる場合には、そのカラー
表示データを用いて表示手段に刺繍模様をカラー表示す
るが、カラー表示データが含まれずモノクロ表示データ
のみ含まれる場合には、そのモノクロ表示データを用い
て表示手段に刺繍模様を表示する。
【0028】従って、読み取った記録媒体がモノクロ表
示対応あるいはカラー表示対応のどちらであっても、表
示データを読み出して刺繍模様の表示処理を行うことが
でき、既存のデータ資源を生かした上でカラー表示機能
を新たに付加した刺繍データ処理装置を提供できる。
【0029】請求項10に記載の刺繍データ処理装置
は、刺繍模様の表示データを含む刺繍データが記録さ
れ、該表示データのうち2値の画素データを用いて表示
を行うための2値表示データを記録した第1記録領域
と、3値以上である多値の画素データを用いて表示を行
うための多値表示データを記録した第2記録領域とを有
する記録媒体から、前記刺繍データを読み取る読み取り
手段と、前記読み取った刺繍データに前記多値表示デー
タが含まれるか否かを判定する判定手段と、前記判定手
段により前記多値表示データが含まれると判定された場
合には、該多値表示データを表示し、含まれないと判定
された場合には、前記2値表示データを表示する表示手
段とを備えることを特徴とする。
【0030】この発明によれば、刺繍データが記録され
た記録媒体が刺繍データ処理装置にてコンピュータ読み
取りされると、刺繍データに含まれる表示データに多値
表示データが含まれるか否かを判定する。判定の結果、
多値表示データが含まれる場合には、その多値表示デー
タを用いて表示手段に刺繍模様を多値表示するが、多値
表示データが含まれず2値表示データのみ含まれる場合
には、その2値表示データを用いて表示手段に刺繍模様
を表示する。
【0031】従って、読み取った記録媒体が2値表示対
応あるいは多値表示対応のどちらであっても、表示デー
タを読み出して刺繍模様の表示処理を行うことができ、
既存のデータ資源を生かした上で濃淡表現等の多値デー
タ表示機能を新たに付加した刺繍データ処理装置を提供
できる。
【0032】請求項11に記載の刺繍ミシンは、刺繍模
様の表示データを含む刺繍データが記録され、該表示デ
ータのうちモノクロ表示を行うためのモノクロ表示デー
タを記録した第1記録領域と、該表示データのうちカラ
ー表示を行うためのカラー表示データを記録した第2記
録領域とを有する記録媒体から、前記刺繍データを読み
取る読み取り手段と、前記読み取った刺繍データに前記
カラー表示データが含まれるか否かを判定する判定手段
と、前記判定手段により前記カラー表示データが含まれ
ると判定された場合には、該カラー表示データをカラー
表示し、含まれないと判定された場合には、前記モノク
ロ表示データを用いて表示する表示手段と、前記読み取
った刺繍データに対応する縫製データに従って加工布に
縫製を行う縫製手段とを備えることを特徴とする。
【0033】この発明によれば、刺繍データが記録され
た記録媒体が刺繍ミシンにてコンピュータ読み取りされ
ると、刺繍データに含まれる表示データにカラー表示デ
ータが含まれるか否かを判定する。判定の結果、カラー
表示データが含まれる場合には、そのカラー表示データ
を用いて表示手段に刺繍模様をカラー表示するが、カラ
ー表示データが含まれずモノクロ表示データのみ含まれ
る場合には、そのモノクロ表示データを用いて表示手段
に刺繍模様を表示する。最後に、対応する縫製データに
従って加工布が縫製されて所望の刺繍が形成される。
【0034】従って、読み取った記録媒体がモノクロ表
示対応あるいはカラー表示対応のどちらであっても、表
示データを読み出して刺繍模様の表示処理を行うことが
でき、既存のデータ資源を生かした上でカラー表示機能
を新たに付加すると共に使用者の作業を支援可能な刺繍
ミシンを提供できる。
【0035】請求項12に記載の刺繍ミシンは、刺繍模
様の表示データを含む刺繍データが記録され、該表示デ
ータのうち2値の画素データを用いて表示を行うための
2値表示データを記録した第1記録領域と、3値以上で
ある多値の画素データを用いて表示を行うための多値表
示データを記録した第2記録領域とを有する記録媒体か
ら、前記刺繍データを読み取る読み取り手段と、前記読
み取った刺繍データに前記多値表示データが含まれるか
否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記多
値表示データが含まれると判定された場合には、該多値
表示データを表示し、含まれないと判定された場合に
は、前記2値表示データを表示する表示手段と、前記読
み取った刺繍データに対応する縫製データに従って加工
布に縫製を行う縫製手段とを備えることを特徴とする。
【0036】この発明によれば、刺繍データが記録され
た記録媒体が刺繍ミシンにてコンピュータ読み取りされ
ると、刺繍データに含まれる表示データに多値表示デー
タが含まれるか否かを判定する。判定の結果、多値表示
データが含まれる場合には、その多値表示データを用い
て表示手段に刺繍模様を多値表示するが、多値表示デー
タが含まれず2値表示データのみ含まれる場合には、そ
の2値表示データを用いて表示手段に刺繍模様を表示す
る。最後に、対応する縫製データに従って加工布が縫製
されて所望の刺繍が形成される。
【0037】従って、読み取った記録媒体が2値表示対
応あるいは多値表示対応のどちらであっても、表示デー
タを読み出して刺繍模様の表示処理を行うことができ、
既存のデータ資源を生かした上で濃淡表現等の多値デー
タ表示機能を新たに付加すると共に使用者の作業を支援
可能な刺繍ミシンを提供できる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。以下の説明では、刺繍デー
タが記録された記録媒体としての外部ROMカードと、
この外部ROMカードを読み取って、刺繍模様のカラー
表示処理及び縫製処理を行う刺繍ミシンに対して本発明
を適用した場合の実施の形態を説明する。
【0039】図1は、本実施形態に係る刺繍ミシンの外
観を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係
る刺繍ミシンは、実際に加工布に縫製を行う縫針1と、
加工布を縫製して刺繍を形成する際に加工布を保持する
刺繍枠2と、縫製に伴い加工布を横方向あるいは縦方向
に自在に移動させるキャリッジ3とを備えている。な
お、キャリッジ3の代わりに、送り歯を用いて加工布を
移動させるようにしてもよい。
【0040】また、刺繍ミシンのボディ4の側面側に
は、刺繍ミシンの電源をオンオフさせるための電源スイ
ッチ5と、刺繍データが記録される外部ROMカード1
0を着脱可能なカードスロット6が設けられている。一
方、ボディ4の前面側には、カラー表示可能な表示手段
であると共にタッチパネルも兼ねるLCD(Liquid Cry
stal Display)パネル7と、縫製の開始時あるいは終了
時に押下されるスタート/ストップボタン8と、縫針1
を手動で上下に動かす際に押下される針上下ボタン9が
設けられている。
【0041】図2は、本実施形態に係る刺繍ミシンのハ
ードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すよ
うに、本実施形態に係る刺繍ミシンは、全体の動作を総
括的に制御するCPU11と、CPU11における処理
に必要なデータ等を一時的に保持するRAM12と、C
PU11で実行される制御プログラムや各種の固定デー
タを格納するROM13を備えている。
【0042】CPU11には、図示しないインターフェ
ースを介して、スタート/ストップボタン8が押下され
る際の検出信号と針上下ボタン9が押下される際の検出
信号がそれぞれ入力される。また、LCDパネル7に一
体化されているタッチパネル7aにて使用者に押された
キーに対応する検出信号が入力される。このタッチパネ
ル7aは透明電極が縦横に並べられて構成され、使用者
が触れた位置の検出が可能となっている。また、図1で
は図示されない各種キー14に対応する検出信号が入力
される 更に、本実施形態にかかる刺繍ミシンは、カードスロッ
ト6に挿入された外部ROMカード10が接続されてお
り、図示しないインターフェースを介してCPU11に
読み取った刺繍データ等が入力される。
【0043】CPU11は、図示しないインターフェー
スを介して、メインモータ15、X方向パルスモータ1
6、Y方向パルスモータ17に制御信号を送出して動作
を制御する。メインモータ15は、図示しない駆動機構
を介して縫針1を駆動して縫製動作を行わせ、X方向パ
ルスモータ16とY方向パルスモータ17は、刺繍枠2
をXY座標データに従って横方向(X軸)又は縦方向
(Y軸)に所定の移動量だけ移動させる。
【0044】また、CPU11は、LCDパネル7に対
する表示制御を行う。LCDパネル7には、刺繍ミシン
の使用者に視認させるための各種画面がカラー表示され
る。例えば、複数の刺繍模様を並べて表示する刺繍模様
選択画面や選択した刺繍模様の縫製手順等を示す刺繍模
様確認画面などがあるが、より詳しくは後述する。
【0045】図3は、本実施形態に係る刺繍ミシンによ
り読み取られる外部ROMカード10のデータ構造を示
す図である。本実施形態においては、この外部ROMカ
ード10にN個の刺繍模様についての糸色に関するデー
タ、モノクロ及びカラーの両方に対応する表示データ、
縫製データなどからなる刺繍データが所定のフォーマッ
トに従って記録されている。なお、個々の刺繍模様に対
して刺繍模様1〜刺繍模様Nのように番号を付けて表記
する。
【0046】図3に示すように、外部ROMカード10
には、先頭部分から、ヘッダ領域10a、色数データ領
域10b、糸色コード領域10c、2値表示データ領域
10d、カラー表示データ領域10e、縫製データ領域
10fの順で領域が区分されている。
【0047】ヘッダ領域10aは、主に後続の各領域の
アドレス情報が記録されたアドレス情報記録領域に対応
する。ヘッダ領域10aの先頭には、外部ROMカード
10がカラー対応か否かを示す判別データが記録されて
いる。例えば、判別データとして所定のパターンが記録
されている場合には、外部ROMカード10がカラー対
応であって、後述のカラー表示データが記録されている
ことを示す旨定めておけばよい。
【0048】これに続いて、ヘッダ領域10aには、色
数データ領域10bの先頭アドレスを示す色数ヘッダ
と、糸色コード領域10cの先頭アドレスを示す糸色コ
ードヘッダと、2値表示データ領域10dの先頭アドレ
スを示す2値表示データヘッダと、縫製データ領域10
fの先頭アドレスを示す縫製データヘッダと、カラー表
示データ領域10eの先頭アドレスを示すカラー表示デ
ータヘッダとがこの順で記録されている。
【0049】更に、ヘッダ領域10aには、2値表示デ
ータ領域10dに含まれる刺繍模様1〜刺繍模様Nのそ
れぞれに対するデータ部分の先頭アドレスが各刺繍模様
ごとに順次記録されている。同様に、カラー表示データ
領域10eに含まれる刺繍模様1〜刺繍模様Nのそれぞ
れに対するデータ部分の先頭アドレスが各刺繍模様ごと
に順次記録されている。
【0050】色数データ領域10bには、各刺繍模様ご
とに使用する糸色の数を示す色数データが順次記録され
ている。すなわち、縫製の個々の手順には1つの糸色が
用いられるので、色数データは縫製手順に対応して表示
すべき部分模様の個数に対応することになる。よって、
実際の縫製の際には、刺繍模様に対応する縫製データを
用いた縫製処理がそれぞれの糸色ごとに行われて、一体
化された全体の刺繍模様が完成することになる。
【0051】糸色コード領域10cには、各刺繍模様に
ついての部分模様ごとに使用する糸色を示す糸色コード
が順次記録されている。すなわち、色数データ領域10
bの色数データが示す糸色の数だけの糸色を特定する必
要があるので、実際の糸色をコード化した糸色コードに
対応づけたものである。なお、本実施形態では64色の
糸色が設定可能となっており、糸色コードは8ビットで
表現される。
【0052】2値表示データ領域10dには、各刺繍模
様ごとにモノクロ表示に用いる2値表示データが順次記
録されている。上述したように、表示すべき刺繍模様と
しては、縫製により一体化された全体模様と個々の糸色
に対応する部分模様の2通りがある。よって、刺繍模様
1〜刺繍模様Nについて、一の全体模様に対応する全体
模様2値表示データと、複数の部分模様に対応する部分
模様2値表示データが記録されることになる。これら各
2値表示データは各画素に1ビット(2値)を割り当て
たビットマップデータとなっている。
【0053】カラー表示データ領域10eには、各刺繍
模様ごとにカラー表示に用いるカラー表示データが順次
記録されている。この場合も、表示すべき刺繍模様とし
ては全体模様と部分模様の2通りがあり、刺繍模様1〜
刺繍模様Nについて上述のように、全体模様カラー表示
データと複数の部分模様カラー表示データが記録される
ことになる。上述のように糸色の64色表現を可能とす
るため、これら各カラー表示データは、各画素に例えば
8ビットを割り当てたビットマッデータとして扱われ
る。
【0054】縫製データ領域10fには、各刺繍模様に
ついて加工布に縫製処理を施す際の縫針1の移動を示す
縫製データが順次記録されている。この縫製データにお
いては、一の糸色に対して縫針1の1針ごとの針落ち位
置がXY座標に従って順次記述され、これを読み取るこ
とによりキャリッジ3の移動制御を行うことができる。
また、縫製データには、糸色に対応する部分模様ごとの
区切りを示すコードやデータの終了を示すコードなどが
含まれている。
【0055】以上のようなデータ構造を有する外部RO
Mカード10を、本実施形態に係るカラー表示可能な刺
繍ミシンのカードスロット6に挿入することにより読み
取り可能となる。このとき、最初にヘッダ領域10aの
判別データによりカラー表示対応の外部ROMカード1
0であることが確認されると、表示処理に際してはカラ
ー表示データヘッダからカラー表示データ領域10eの
先頭アドレスを取得して、この先頭アドレス以降に記録
されるカラー表示データのうち必要なデータを読み出し
て表示処理に用いる。
【0056】一方、上記外部ROM10は、モノクロ表
示のみ可能な刺繍ミシンによっても読み取り可能となっ
ている。本来、モノクロ表示のみ可能な刺繍ミシンはモ
ノクロ表示対応の外部ROMカードを読み取るようにな
っている。しかしながら、カラー表示対応の上記外部R
OM10は、ヘッダ領域10aのうち色数ヘッダ、糸色
コードヘッダ、2値表示データヘッダ、縫製データヘッ
ダの部分は、モノクロ表示対応の外部ROMカードと共
通の配置になっている。そして、このモノクロ表示対応
の外部ROMカードでは、判別データの部分が空き領域
で、カラー表示表示データヘッダの部分が領域確保され
ていない。また、モノクロ表示対応の外部ROMカード
では、2値表示データ領域10dと縫製データ領域10
fを有しているが、カラー表示データ領域10eは存在
しない。
【0057】従って、カラー表示対応の外部ROMカー
ド10では、少なくともヘッダ領域10aの共通の配置
部分、2値表示データ領域10d、縫製データ領域10
fについては、モノクロ表示対応の外部ROMカードの
データ構造との互換性が保たれる。よって、モノクロ表
示のみ可能な刺繍ミシンは、カラー表示対応の外部RO
Mカード10に対し、モノクロ表示対応の外部ROMカ
ードに対する読み取り処理をそのまま用いることが可能
であり、読み出した各データを刺繍模様のモノクロ表示
処理や縫製処理に利用することができる。
【0058】次に、本実施形態に係る刺繍ミシンの動作
について、図4乃至図6を参照して説明する。
【0059】図4は、CPU11により実行される刺繍
ミシンの動作を示すフローチャートである。図4に示す
ように、刺繍ミシンにおける処理が開始されると、ステ
ップS1では各種イニシャル処理が行われる。このイニ
シャル処理は、表示処理、縫製処理等を行うのに先立っ
て、各メモリ、LCDパネル7、各モータなどの動作に
必要な初期設定を行うものである。
【0060】ステップS2では、カードスロット6に挿
入された外部ROMカード10を読み取り、ヘッダ領域
10aに記録されている判別データを読み出して外部R
OMカード10がカラー表示対応か否かを判断する。そ
の結果、カラー表示対応である場合は(ステップS2;
YES)、ステップS3に移行し、カラー表示対応では
なくモノクロ表示対応である場合は(ステップS2;N
O)、ステップS4に移行する。
【0061】ステップS3では、外部ROMカード10
にて選択可能な複数の刺繍模様について、カラー表示デ
ータ領域10eに記録されている全体模様カラー表示デ
ータを用いて、LCDパネル7に刺繍模様選択画面とし
て表示する。すなわち、複数の選択可能な刺繍模様から
使用者が縫製しようとする刺繍模様をこの画面上で選択
させるためにカラー表示するものである。
【0062】図5は、刺繍模様選択画面の表示例を示す
図である。図5に示す刺繍模様選択画面は、複数ページ
に渡って表示される刺繍模様のうち、全部で23種類の
刺繍模様が一のページに表示されている画面を示す。こ
れら各刺繍模様は縫製の糸色に対応してカラー表示さ
れ、実際に加工布に形成される刺繍模様に合致したイメ
ージになっている。
【0063】ステップS4では、外部ROMカード10
がカラー対応ではないので、上述の刺繍模様選択画面
を、2値表示データ領域10dに記録されている全体模
様2値表示データを用いて行う。この場合は、刺繍模様
選択画面は、図5に示す刺繍模様選択画面をモノクロ表
示した画面となり、実際の加工布に形成される刺繍模様
の糸色を画面上で視覚的に認識することはできない。
【0064】なお、ステップS3又はステップS4で
は、それぞれの刺繍模様の表示に際して、外部ROMカ
ード10のカラー表示データ領域10e又は2値表示デ
ータ領域10dから、対応する全体模様カラー表示デー
タ又は全体模様2値表示データを読み出して、これをそ
のままLCDパネル7に対するビットマップデータとし
て表示処理を行っている。ただし、カラー表示では各画
素ごとの色情報を含む多値のビットマップデータ、モノ
クロ表示では各画素ごとの2値のビットマップデータと
なっている。
【0065】ステップS3又はステップS4を終える
と、ステップS5に移行する。ステップS5では、刺繍
ミシンの使用者により刺繍模様が選択されたか否かを判
断する。すなわち、図5において、使用者は刺繍模様選
択画面を見ながら所望の刺繍模様をLCDパネル7に一
体化されたタッチパネル7aに触れて選び出し、最後に
「選択」キーを押して選択確定する。なお、表示されてい
るページに所望の刺繍模様がない場合は、「前ページ」
キー及び「次ページ」を押してページを変えることがで
きる。
【0066】ステップS5の判断の結果、特定の刺繍模
様が選択された場合には(ステップS5;YES)、ス
テップS6に移行し、選択されていない場合には(ステ
ップS5;NO)、ステップS5を繰り返し、使用者に
よって刺繍模様が選択されるのを待つ。
【0067】ステップS6では、再び外部ROMカード
10がカラー表示対応か否かを判断する。このとき、ス
テップS4で判別データを読み出す際にフラグを立てる
などしておけば、再度外部ROMカード10を読み出す
ことなく、フラグを参照するなどして判断することがで
きる。ステップS6の判断の結果、カラー表示対応であ
る場合は(ステップS6;YES)、ステップS7に移
行し、カラー表示対応ではなくモノクロ表示対応である
場合は(ステップS6;NO)、ステップS8に移行す
る。
【0068】ステップS7では、ステップS5において
選択された刺繍模様について、カラー表示データ領域1
0eに記録されている全体模様カラー表示データと糸色
ごとの部分模様カラー表示データを用いて、LCDパネ
ル7に刺繍模様確認画面として表示する。すなわち、使
用者が選択された刺繍模様の縫製を行う際に、刺繍模様
を確認すると共に必要な作業を支援するための表示であ
る。
【0069】図6は、刺繍模様確認画面の表示例を示す
図である。図6に示す刺繍模様確認画面には、左上に選
択された刺繍模様が表示されていると共に、その下に各
糸色ごとの部分模様が左から縫製順に表示されている。
左上の刺繍模様は用いる糸色全てに対応してカラー表示
され、部分模様はそれぞれの糸色に対応する一色づつで
カラー表示される。部分模様の下には、用いる糸色の識
別表示としての糸色名称が表示されている。この糸色名
称用のビットマップデータは、例えばROM13に記憶
しておけばよく、外部ROMカード10の糸色コード領
域10cに記録されている糸色コードに基づいて、読み
出すべきビットマップデータを判断すればよい。
【0070】図6の例では、「象」の刺繍模様が選択さ
れた場合を示している。左上には「象」全体の刺繍模様
が多色にて表示されている。各部分模様としては、最初
に縫製される「象の顔の部分」の部分模様と、次いで縫
製される「象の帽子部分」の部分模様と、最後に縫製さ
れる「象の顔及び帽子の輪郭」の部分模様が、左からこ
の順で表示されている。また、各部分模様に使用される
糸色名称として、順にエメラルドグリーン、ウスムラサ
キ、ウスアカムラサキと表示されている。そして、上述
の3つの部分模様の画面上における色が、この3つの糸
色に合致した状態になるようカラー表示されている。な
お、中央上部には、加工布に形成される刺繍のサイズが
表示されている。
【0071】ステップS8では、外部ROMカード10
がカラー対応ではないので、上述の刺繍模様確認画面
を、2値表示データ領域10dに記録されている全体模
様2値表示データと糸色ごとの部分模様2値表示データ
を用いて行う。この場合は、刺繍模様確認画面は、図6
に示す刺繍模様確認画面をモノクロ表示した画面とな
り、実際の加工布に形成される刺繍模様とそれぞれの部
分模様についての糸色を画面上で視覚的に認識すること
はできない。
【0072】ステップS7又はステップS8を終える
と、ステップS9に移行する。ステップS9では、選択
された刺繍模様を用いて縫製を開始するか否かを判断す
る。実際には、使用者によりスタート/ストップボタン
9が押されることにより縫製が開始されるので、スター
ト/ストップボタン9の入力を監視して判断すればよ
い。ステップS9の判断の結果、縫製が開始される場合
は(ステップS9;YES)、ステップS10に移行
し、縫製がまだ開始されない場合は(ステップS9;N
O)、ステップS14に移行する。
【0073】ステップS10では、CPU11からの制
御信号に基づきメインモータ15の駆動を開始する。次
いで、ステップS11では、選択した刺繍模様を加工布
に形成するための縫製処理を行う。この縫製処理に際し
ては、外部ROMカード10の縫製データ領域10fか
ら、選択された刺繍模様に対応する縫製データを読み出
して、これに基づき針落ち位置ごとのキャリッジ3の
X、Y方向の移動量が制御される。
【0074】ステップS12では、CPU11に対する
縫製処理の停止要求の有無を判断する。例えば、縫製処
理中に使用者によりスタート/ストップボタン9が押さ
れることによりCPU11に停止要求が出され、縫製処
理は終了する。ステップS12の判断の結果、縫製処理
の停止要求があった場合は(ステップS12;YE
S)、ステップS13に移り、停止要求がない場合は
(ステップS12;NO)、ステップS11の縫製処理
を継続する。
【0075】ステップS13では、CPU11からの制
御信号に基づきメインモータ15の駆動を停止する。そ
の後、ステップS9に戻って選択中の刺繍模様に対する
縫製処理の再開、あるいはそれ以外の処理が行われるの
を待つ。
【0076】一方、ステップS9からステップS14に
移行すると、上記刺繍模様確認画面の右下の「戻る」キ
ーが押されたか否かを判断する。この「戻る」キーを押
すと、そのとき表示されている画面の前に表示されてい
た画面に戻るので、刺繍模様選択画面が再度表示される
ことになる。ステップS14の判断の結果、「戻る」キ
ーが押された場合は(ステップS14;YES)、ステ
ップS2に移ってそれ以降の刺繍模様選択画面表示の処
理を再度行い、「戻る」キーが押されていない場合は
(ステップS14;NO)、ステップS15に移る。
【0077】ステップS15では、「戻る」キー以外の
キーが押されたか否か判断する。その結果、何らかのキ
ーが押された場合は(ステップS15;YES)、ステ
ップS16でそのキーに対応した処理を行う。例えば、
加工布に対する刺繍模様の例アウトを設定する「レイア
ウト」キーや、刺繍ミシンの機能説明を表示させる「ヘ
ルプ」キーなどのキーがある。一方、ステップS15の
判断の結果、キーが押されていない場合は(ステップS
15;NO)、ステップS16は実行されない。ステッ
プS15又はステップS16の処理を終えると、ステッ
プS9に戻って縫製処理の開始を待つ。
【0078】このように、本実施形態に係る刺繍ミシン
によれば、カラー表示可能なLCDパネル7を搭載し、
カラー表示対応の外部ROMカード10から読み出した
多数の刺繍模様についてカラー表示データを刺繍模様選
択画面、刺繍模様確認画面上に表示するようにしたの
で、使用者は出来上がりの刺繍模様のイメージに基づい
て所望の刺繍模様を選び出すことができると共に、糸色
ごとの縫製処理に伴う作業を円滑に行うことができる。
このとき、外部ROMカード10がカラー表示対応か否
かを判断した上で、カラー表示とモノクロ表示を切り換
えるようにしたので、既存のモノクロ表示対応の外部R
OMカードが無駄になることはなく、そのまま用いるこ
とができ、その一方でカラー表示対応の外部ROMカー
ド10を新たに加えて刺繍模様のバリエーションを増加
させることが可能となる。
【0079】なお、上述の実施形態では、外部ROMカ
ード10に、刺繍模様についてモノクロ表示データとカ
ラー表示データの両方を含む場合について説明したが、
これ以外にも、刺繍模様について2値表示データと3値
以上の多値表示データの両方を含む場合にも本発明の適
用が可能である。例えば、2値表示データに対応して濃
淡の差がないモノクロ表示がされる一方、多値表示デー
タに対応して濃淡に差がある階調表現を含んだ表示がさ
れる場合がある。この場合にも、表示画面における違い
を除き、上述の実施形態と同様の構成及び処理にて本発
明の適用が可能である。
【0080】また、上述の実施形態に係る外部ROMカ
ード10には、刺繍データとして表示データ以外の色数
データ、糸色コード、縫製データを含む場合について説
明したが、これらのデータ全てが刺繍データに必ずしも
含まれる必要はない。すなわち、色数データは縫製デー
タの区切りを示すコードから検出することが可能であ
る。また、カラー表示が実際の糸色を反映しなくてもよ
い場合には、糸色データを刺繍ミシンにて予め定められ
た糸色に対応して設定してもよい。更に、縫製データは
各刺繍模様の部分模様の表示データに基づいて生成して
もよい。
【0081】また、上述の実施形態では、外部ROMカ
ード10のヘッダ領域10aに設けた判別データにより
カラー対応であることを示すようにしたが、この判別デ
ータによらず、外部ROMカードのデータ配列を解析可
能であれば、この解析結果に基づいてカラー対応である
ことを判別してもよい。
【0082】また、上述の実施形態では、刺繍模様の表
示処理と縫製処理を共に行う刺繍ミシンの場合について
説明を行ったが、これに限られず、刺繍模様の縫製処理
を行わない刺繍データ処理装置に対しても本発明の適用
が可能である。この場合には、刺繍データを処理して表
示を行う刺繍データ処理装置に縫製処理を行う縫製装置
を接続して構成すれば、表示された刺繍模様を加工布に
縫製することができる。例えば、刺繍データ処理装置と
してのパーソナルコンピュータを用いて刺繍模様の表示
処理を行うソフトウェアを起動するようにしてもよい。
【0083】また、上述の実施形態では、外部ROMカ
ード10を刺繍ミシンのカードスロット6に挿入して刺
繍データを読み取る場合を説明したが、外部ROMカー
ド10を着脱自在な専用の読み取り装置を刺繍データ処
理装置に接続して、読み取った刺繍データを刺繍データ
処理装置に転送するようにしてもよい。あるいは、刺繍
データ処理装置をネットワーク接続して、刺繍データを
ネットワーク経由で取得するようにしてもよい。
【0084】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、刺繍模
様に対するカラー表示データとモノクロ表示データの一
方を固定的に、又は、双方を選択してアクセス可能なデ
ータ構造により記録媒体に刺繍データを記録するように
したので、モノクロ表示対応の刺繍データ処理装置が多
数存在する場合であっても、これとの互換性を保ちつつ
カラー表示対応の刺繍データ処理装置でのカラー表示に
利用可能な記録媒体を提供することができ、多様な刺繍
データを経済的かつ合理的に供給することが可能とな
る。
【0085】請求項2に記載の発明によれば、刺繍模様
に対する多値表示データと2値表示データの一方を固定
的に、又は、双方を選択してアクセス可能なデータ構造
により記録媒体に刺繍データを記録するようにしたの
で、2値データ表示対応の刺繍データ処理装置が多数存
在する場合であっても、これとの互換性を保ちつつ多値
データ表示対応の刺繍データ処理装置での濃淡表現等の
多値データ表示に利用可能な記録媒体を提供することが
でき、多様な刺繍データを経済的かつ合理的に供給する
ことが可能となる。
【0086】請求項3に記載の発明によれば、記録媒体
のアドレス情報記録領域から取得したアドレス情報に基
づいて表示データの読み出し処理及び刺繍模様の表示処
理を行うようにしたので、記録媒体におけるモノクロ表
示データとカラー表示データの読み出し処理に対する互
換性を容易に確保することができる。
【0087】請求項4に記載の発明によれば、記録媒体
のアドレス情報記録領域から取得したアドレス情報に基
づいて表示データの読み出し処理及び刺繍模様の表示処
理を行うようにしたので、記録媒体における2値表示デ
ータと多値表示データの読み出し処理に対する互換性を
容易に確保することができる。
【0088】請求項5に記載の発明によれば、記録媒体
から判別データを読みって、モノクロ対応かカラー対応
かを判断するようにしたので、判別データの内容に適合
した表示処理を行えばよく、刺繍模様の表示処理を簡略
化することができる。
【0089】請求項6に記載の発明によれば、記録媒体
から判別データを読み取って、2値データ表示対応か多
値データ表示対応かを判断するようにしたので、判別デ
ータの内容に適合した表示処理を行えばよく、刺繍模様
の表示処理を簡略化することができる。
【0090】請求項7に記載の発明によれば、刺繍デー
タに含まれる縫製データを読み取り、これに基づいて縫
製処理を行って加工布に刺繍を形成するようにしたの
で、表示処理と縫製処理を一体化して行うことでき、例
えば刺繍模様をカラー表示させて縫製時に明瞭に視認さ
せるなど、縫製処理の作業を支援することが可能とな
る。
【0091】請求項8に記載の発明によれば、刺繍デー
タ処理装置自体又は周辺装置に着脱される記録媒体、ネ
ットワーク接続される記録媒体から刺繍模様の表示デー
タを含む刺繍データを読み取り表示処理を行うようにし
たので、データの入手経路は多様となり、利用可能な刺
繍模様のバリエーションを増加させることができる。
【0092】請求項9に記載の発明によれば、記録媒体
から刺繍データを読み取って、カラー表示対応か否かの
判定結果に応じて刺繍模様をカラー表示又はモノクロ表
示するようにしたので、モノクロ表示対応とカラー表示
対応の何れの記録媒体に対しても、刺繍模様の表示処理
を行うことができ、既存のデータ資源を生かした上でカ
ラー表示機能を新たに付加した刺繍データ処理装置を提
供することができる。
【0093】請求項10に記載の発明によれば、記録媒
体から刺繍データを読み取って、多値データ表示対応か
否かの判定結果に応じて刺繍模様を多値データ表示又は
2値データ表示するようにしたので、2値データ表示対
応と多値データ表示対応の何れの記録媒体に対しても、
刺繍模様の表示処理を行うことができ、既存のデータ資
源を生かした上で濃淡表示等の多値データ表示機能を新
たに付加した刺繍データ処理装置を提供することができ
る。
【0094】請求項11に記載の発明によれば、記録媒
体から刺繍データを読み取って、カラー表示対応か否か
の判定結果に応じて刺繍模様をカラー表示又はモノクロ
表示し、更に縫製処理を行うようにしたので、モノクロ
表示対応とカラー表示対応の何れの記録媒体に対して
も、刺繍模様の表示処理を行うことができ、既存のデー
タ資源を生かした上でカラー表示機能を新たに付加し、
使用者の作業を支援できる刺繍ミシンを提供することが
できる。
【0095】請求項12に記載の発明によれば、記録媒
体から刺繍データを読み取って、多値データ表示対応か
否かの判定結果に応じて刺繍模様を多値データ表示又は
2値データ表示し、更に縫製処理を行うようにしたの
で、2値データ表示対応と多値データ表示の何れの記録
媒体に対しても、刺繍模様の表示処理を行うことがで
き、既存のデータ資源を生かした上で濃淡表示等の多値
データ表示機能を新たに付加し、使用者の作業を支援で
きる刺繍ミシンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る刺繍ミシンの外観図で
ある。
【図2】本発明の実施形態に係る刺繍ミシンのハードウ
ェア構成を示すブロック図である。
【図3】刺繍データが記録された外部ROMカードのデ
ータ構造を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る刺繍ミシンの動作を示
すフローチャートである。
【図5】LCDパネルに表示される刺繍模様選択画面の
表示例を示す図である。
【図6】LCDパネルに表示される刺繍模様確認画面の
表示例を示す図である。
【符号の説明】
1…縫針 2…刺繍枠 3…キャリッジ 4…ボディ 5…電源スイッチ 6…カードスロット 7…LCDパネル 7a…タッチパネル 8…スタート/ストップボタン 9…針上下ボタン 10…外部ROMカード 10a…ヘッダ領域 10b…色数データ領域 10c…糸色コード領域 10d…2値表示データ領域 10e…カラー表示データ領域 10f…縫製データ領域 11…CPU 12…RAM 13…ROM 14…各種キー 15…メインモータ 16…X方向パルスモータ 17…Y方向パルスモータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製すべき刺繍模様を表示する表示手段
    に対する刺繍模様の表示データを含む刺繍データが記録
    されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記表示データのうちモノクロ表示を行うためのモノク
    ロ表示データを記録した第1記録領域と、前記表示デー
    タのうちカラー表示を行うためのカラー表示データを記
    録した第2記録領域とを有し、一の刺繍模様に対して記
    録されている前記モノクロ表示データと前記カラー表示
    データの何れか一方を固定的に読み出すことができると
    共に、何れかを選択して読み出すことができることを特
    徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 縫製すべき刺繍模様を表示する表示手段
    に対する刺繍模様の表示データを含む刺繍データが記録
    されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 前記表示データのうち2値の画素データを用いて表示を
    行うための2値表示データを記録した第1記録領域と、
    前記表示データのうち3値以上である多値の表示を行う
    ための多値表示データを記録した第2記録領域とを有
    し、一の刺繍模様に対して記録されている前記2値表示
    データと前記多値表示データの何れか一方を固定的に読
    み出すことができると共に、何れかを選択して読み出す
    ことができることを特徴とする記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記第1記録領域のアドレス情報と前記
    第2記録領域のアドレス情報とを記録したアドレス情報
    記録領域を更に有し、該アドレス情報に基づいて前記モ
    ノクロ表示データ又は前記カラー表示データを読み出し
    可能であることを特徴とする請求項1に記載のコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記第1記録領域のアドレス情報と前記
    第2記録領域のアドレス情報とを記録したアドレス情報
    記録領域を更に有し、該アドレス情報に基づいて前記2
    値表示データ又は前記多値表示データを読み出し可能で
    あることを特徴とする請求項2に記載のコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記刺繍データは、前記表示データが前
    記モノクロ表示データと前記カラー表示データの何れで
    あるかを示す判別データを更に含むことを特徴とする請
    求項1又は請求項3に記載の記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記刺繍データは、前記表示データが前
    記2値表示データと前記多値表示データの何れであるか
    を示す判別データを更に含むことを特徴とする請求項2
    又は請求項4に記載の記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記刺繍データは、ミシンにより刺繍模
    様を加工布に縫製する際に用いる縫製データを含むこと
    を特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の記
    録媒体。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体は、刺繍データ処理装置又
    は当該刺繍データ処理装置に接続された周辺装置に着脱
    自在、あるいは当該刺繍データ処理装置とネットワーク
    を介して接続自在な記録媒体であることを特徴とする請
    求項1から請求項7の何れかに記載の記録媒体。
  9. 【請求項9】 刺繍模様の表示データを含む刺繍データ
    が記録され、該表示データのうちモノクロ表示を行うた
    めのモノクロ表示データを記録した第1記録領域と、該
    表示データのうちカラー表示を行うためのカラー表示デ
    ータを記録した第2記録領域とを有する記録媒体から、
    前記刺繍データを読み取る読み取り手段と、 前記読み取った刺繍データに前記カラー表示データが含
    まれるか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により前記カラー表示データが含まれると
    判定された場合には、該カラー表示データをカラー表示
    し、含まれないと判定された場合には、前記モノクロ表
    示データを用いて表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする刺繍データ処理装置。
  10. 【請求項10】 刺繍模様の表示データを含む刺繍デー
    タが記録され、該表示データのうち2値の画素データを
    用いて表示を行うための2値表示データを記録した第1
    記録領域と、3値以上である多値の画素データを用いて
    表示を行うための多値表示データを記録した第2記録領
    域とを有する記録媒体から、前記刺繍データを読み取る
    読み取り手段と、 前記読み取った刺繍データに前記多値表示データが含ま
    れるか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により前記多値表示データが含まれると判
    定された場合には、該多値表示データを表示し、含まれ
    ないと判定された場合には、前記2値表示データを表示
    する表示手段と、 を備えることを特徴とする刺繍データ処理装置。
  11. 【請求項11】 刺繍模様の表示データを含む刺繍デー
    タが記録され、該表示データのうちモノクロ表示を行う
    ためのモノクロ表示データを記録した第1記録領域と、
    該表示データのうちカラー表示を行うためのカラー表示
    データを記録した第2記録領域とを有する記録媒体か
    ら、前記刺繍データを読み取る読み取り手段と、 前記読み取った刺繍データに前記カラー表示データが含
    まれるか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により前記カラー表示データが含まれると
    判定された場合には、該カラー表示データをカラー表示
    し、含まれないと判定された場合には、前記モノクロ表
    示データを用いて表示する表示手段と、 前記読み取った刺繍データに対応する縫製データに従っ
    て加工布に縫製を行う縫製手段と、 を備えることを特徴とする刺繍ミシン。
  12. 【請求項12】 刺繍模様の表示データを含む刺繍デー
    タが記録され、該表示データのうち2値の画素データを
    用いて表示を行うための2値表示データを記録した第1
    記録領域と、3値以上である多値の画素データを用いて
    表示を行うための多値表示データを記録した第2記録領
    域とを有する記録媒体から、前記刺繍データを読み取る
    読み取り手段と、 前記読み取った刺繍データに前記多値表示データが含ま
    れるか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により前記多値表示データが含まれると判
    定された場合には、該多値表示データを表示し、含まれ
    ないと判定された場合には、前記2値表示データを表示
    する表示手段と、 前記読み取った刺繍データに対応する縫製データに従っ
    て加工布に縫製を行う縫製手段と、 を備えることを特徴とする刺繍ミシン。
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