JP3836948B2 - 給湯器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は給湯器に関し、詳しくは設定温度の変更が可能な給湯器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、リモコンにより設定温度を設定することで所望の温度の湯の出湯が可能な給湯器が知られている。このような給湯器では、リモコンで湯温を設定することで低温から高温まで幅広い湯温の出湯が可能となるため便利であるが、例えばこのようなリモコンが台所にのみ設けられているケースでは、設定温度が40℃に設定された状態で浴室の使用者がシャワーを浴びている時に、台所の使用者がそれに気付かずに設定温度を高温に変更した場合には、浴室の使用者が火傷してしまう恐れがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような危険を防ぐため、出湯動作中には設定温度の変更を禁止した給湯器も知られているが、湯温の微調整をする場合にも一旦湯を止めなければならず、非常に面倒であった。しかも、再出湯時には湯温が不安定になるため使い勝手が悪かった。
本発明の給湯器は上記課題を解決し、安全性が高く使い勝手のよい給湯器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の給湯器は、
給水路から供給された水をバーナの燃焼熱により加熱し少なくとも浴室を含む複数の出湯箇所に供給する熱交換器と、上記複数の出湯箇所への出湯温度を第1温度範囲内で設定する共用の温度設定手段と、器具外へ出湯される出湯温度を上記温度設定手段により設定された温度に近づけるように上記バーナの燃焼量を制御する出湯温制御手段とを備え、出湯動作停止状態の場合には、上記第1温度範囲の全域における温度設定を可能とした給湯器であって、
出湯動作開始時の設定温度に基づいた第2温度範囲を上記第1温度範囲内で定めるとともに、上記温度設定手段にて温度設定がなされ出湯動作が開始された後は、当該出湯動作が停止されるまでの間、上記温度設定手段による第2温度範囲外への設定温度の変更を禁止する変更禁止手段を備えたことを要旨とする。
【0005】
上記構成を有する本発明の給湯器は、第1温度範囲内で設定温度を設定する一の温度設定手段を備え、器具外へ出湯される出湯温度を設定温度に近づけるようにバーナの燃焼量を制御する。ここで、第1温度範囲の全域における温度設定は、出湯動作停止時にのみ可能なように設定する。また、出湯動作開始時の設定温度に基づいた第2温度範囲を第1温度範囲内で定める。そして出湯動作が開始された後は、当該出湯動作が停止されるまでの間、第2温度範囲外への設定温度の変更を禁止する。つまり、出湯動作停止時においては第1温度範囲の全範囲で温度設定を可能とし、出湯動作中には、第1温度範囲より狭い第2温度範囲内に設定可能な温度範囲を制限するのである。この第2温度範囲を出湯動作開始時の設定温度前後の範囲にすることで、出湯動作中の設定温度の大幅な変更を禁止すると共に、設定温度の微調整を可能とすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の給湯器の好適な実施例について説明する。
図1は、本発明の一実施例としての給湯器の概略構成図である。この給湯器は、給水路10と出湯路20とが接続される熱交換器30と、熱交換器30を流れる水を加熱するためのバーナ40と、バーナ40にガスを供給するガス供給路50と、燃焼制御を司るコントローラ60とを備える。給水路10には入水流量を検出する流量センサ11が、出湯路20には出湯温度を検出する出湯温度センサ21が設けられる。出湯路20は一般給湯路1に接続され、台所の給湯栓2や浴室のシャワー3等からの出湯が可能となっている。またガス供給路50には流路を開閉するメイン電磁弁51,元電磁弁52と、ガス供給量を調節する比例弁53とが設けられる。
【0007】
コントローラ60は、図示しない周知の算術論理演算回路を構成するCPU,RAM,ROMと、各種センサからの信号を入力する入力インタフェースと、各種アクチュエータに駆動信号を出力する出力インタフェース等から構成される。またコントローラ60には、遠隔操作により設定温度を設定するためのリモコン70が接続される。
【0008】
リモコン70には、設定温度を表示する表示パネル71と、設定温度を設定するアップダウンスイッチ72と、給湯動作をオン/オフする運転スイッチ73とが設けらる。設定温度は、38〜46℃の範囲での1℃刻みと、48,50,55,60,70℃といった温度(以下、38℃〜70℃を通常温度範囲と呼ぶ)で設定可能となっており、アップダウンスイッチ72を押すことで増減する。そしてコントローラ60は、流量センサ11の検出流量が所定の作動流量以上となった時点で通水ありと判断し、バーナ40に点火して燃焼動作を開始し、出湯温度センサ21の検出温度をリモコン70で設定された設定温度に近づけるように比例弁53の開度を調節するといった出湯温制御を行なう。その後、流量センサ11の検出流量が所定の停止流量以下となった時点で通水なしと判断し、バーナ40を消火して燃焼動作を停止する。
【0009】
次に、コントローラ60が実行する設定温度制限制御処理について図2のフローチャートを用いて説明する。このルーチンは、リモコン70の運転スイッチ73がオンされることで起動する。
運転スイッチ73がオンされると(S1)、まず流量センサ11により通水の有無を判断する。給湯栓2等の出湯経路が閉じられている状態では、流量センサ11の検出流量は通水検出流量に達していないため、通水なしと判断する(S2:NO)。この間にリモコン70のアップダウンスイッチ72による変更操作がされたことを検出すると(S3)、通常温度範囲内であれば(S4:YES)設定温度を変更する(S5)。その後給湯栓2等の出湯経路が開かれると、流量センサ11の検出流量が通水検出流量に達するため通水ありと判断して(S2:YES)、この時点での設定温度を基準温度とし(S6)、出湯中に変更可能な設定温度の範囲である制限温度範囲を参照テーブルから読み出す。この制限温度範囲は、出湯中に変更可能な設定温度の範囲を通常温度範囲より狭く制限するためのもので、基準温度を中心に数℃前後の幅(例えば、基準温度が42℃の場合には38℃〜46℃、基準温度が60℃の場合には55,60,70℃)に設定されており、各基準温度に対応した制限温度範囲が参照テーブルに記憶されている。 尚、本実施例では、基準温度が42℃といった低温の場合に比べ、基準温度が60℃といった高温の場合に制限温度範囲を広くとっているが、これは42℃の場合には湯が直接使用されている可能性が高いのに対し、60℃の場合には水とのミキシング状態で使用されている可能性が高く、湯温の変化に対するミキシング湯温の温度変化が小さくなるためである。(仮に60℃の湯が直接使用されたとしても、使用者は高温の湯であると承知して使用しているため、危険が少ないと考えられる。)
【0010】
このように、基準温度に対応した制限温度範囲を読み出すと共に、バーナ40に点火して燃焼動作を開始し、出湯温制御により設定温度に加熱された湯を出湯する(S7)。ここで、出湯中にリモコン70のアップダウンスイッチ72により設定温度の変更操作がされた場合には(S8:YES)、変更される温度が制限温度範囲内であるかを判断し、制限温度範囲内でのみ変更を可能とする(S9:YES,S10)。つまり、出湯温度の微調整程度の変更は許容するが、制限温度範囲外となるような大幅な変更は禁止するのである。その後、流量センサ11の検出流量により通水なしと判断した時点で(S11:YES)燃焼動作を停止する。
【0011】
以上説明したように、本実施例の給湯器によれば、出湯動作中に変更可能な設定温度の範囲を、出湯開始時の設定温度を中心として数℃前後の幅に制限することで、出湯中に設定温度が変更されることによる火傷等の危険を防止することができる。しかも、出湯温度の微調整は可能であるため使い勝手を損なわない。加えて、出湯中に設定温度が大幅に低く変更されることも防止することで、シャワーを使用中に出湯温度が急激に低下して風邪をひいてしまうことも防ぐことができる。
【0012】
尚、通常温度範囲及び制限温度範囲は本実施例の値に限ったものではなく、例えば基準温度より高い温度への変更のみを禁止するように制限してもよい。
【0013】
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0014】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の給湯器によれば、設定温度の大幅な変更を禁止することで、シャワー使用時に別の使用者により設定温度が変更された場合や誤操作等により火傷等が発生することを防ぐことができる。しかも、設定温度の微調整は可能であるため使い勝手を損なわない。なお、実施例における通常温度範囲および制限温度範囲は、本発明の第1温度範囲および第2温度範囲にそれぞれ相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての給湯器の概略構成図である。
【図2】設定温度制限制御処理を表わすフローチャートである。
【符号の説明】
10…給水路、 20…出湯路、 30…熱交換器、 40…バーナ、
60…コントローラ、 70…リモコン、 72…アップダウンスイッチ。
Claims (1)
- 給水路から供給された水をバーナの燃焼熱により加熱し少なくとも浴室を含む複数の出湯箇所に供給する熱交換器と、上記複数の出湯箇所への出湯温度を第1温度範囲内で設定する共用の温度設定手段と、器具外へ出湯される出湯温度を上記温度設定手段により設定された温度に近づけるように上記バーナの燃焼量を制御する出湯温制御手段とを備え、出湯動作停止状態の場合には、上記第1温度範囲の全域における温度設定を可能とした給湯器であって、
出湯動作開始時の設定温度に基づいた第2温度範囲を上記第1温度範囲内で定めるとともに、上記温度設定手段にて温度設定がなされ出湯動作が開始された後は、当該出湯動作が停止されるまでの間、上記温度設定手段による第2温度範囲外への設定温度の変更を禁止する変更禁止手段を備えたことを特徴とする給湯器。
Priority Applications (1)
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JP17110797A JP3836948B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 給湯器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP17110797A JP3836948B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 給湯器 |
Publications (2)
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JPH112458A JPH112458A (ja) | 1999-01-06 |
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ID=15917110
Family Applications (1)
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JP17110797A Expired - Lifetime JP3836948B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 給湯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3836948B2 (ja) |
-
1997
- 1997-06-11 JP JP17110797A patent/JP3836948B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH112458A (ja) | 1999-01-06 |
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