JP3835287B2 - ビットマップデータ処理方式、ビットマップデータ処理方法およびビットマップデータ処理用プログラム - Google Patents

ビットマップデータ処理方式、ビットマップデータ処理方法およびビットマップデータ処理用プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
ビットマップデータ処理方式、ビットマップデータ処理方法およびビットマップデータ処理用プログラムに関し、特に、ビットマップデータの拡大後に、拡大前と同じ大きさのドットを入力することができるビットマップデータ処理方式、ビットマップデータ処理方法およびビットマップデータ処理用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のビットマップデータ入力は、マウスやタッチパネルなどのポインテイングデバイスを使用して文字や絵や図を手書きで入力することにより行われている。また、ビットマップデータを拡大表示し、拡大表示されたビットマップデータに対して文字や絵や図を手書きで入力することも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術には、次のような問題点がある。
【0004】
第1の問題点は、携帯端末(PDA)などのビットマップデータ入力部のサイズが小さい装置を使用してビットマップデータを入力する場合、1画面に入力可能な文字や図などの意味のある情報が少ないという点にある。
【0005】
その理由は、ビットマップデータ入力部分の面積が狭く、あまりに小さな文字や図は書きづらいためである。
【0006】
第2の問題点は、画面上にビットマップデータを拡大表示した状態で、新たにビットマップデータを書き加えようとした場合、もともとのビットマップデータのドットよりも細かいドットを描画することができないという点にある。
【0007】
その理由は、ビットマップデータの拡大表示は、画面上に表示するためのビットマップデータのドットの大きさを拡大表示するだけであり、ビットマップデータを保存するバッファ自体のドットの大きさを拡大し、それを表示しているものではないからである。
本発明は、ビットマップデータの拡大後に、拡大前と同じ大きさのドットを入力することができるビットマップデータ処理方式を提供することにある。
【0009】
第2のビットマップデータ処理方式は、ビットマップデータを記憶するバッファと、複数のエントリから構成され、それぞれのエントリは、複数の前記バッファのそれぞれと1対1に対応付けされているとともに、それぞれのエントリは、カレントバッファであることを示すカレントバッファフラグと、バッファを指し示すバッファポインタと、バッファに格納されているビットマップデータを表示装置に表示する際のバッファ内の表示範囲となる起点の座標を示す起点座標と、ビットマップデータの拡大比率を示す拡大比率を含むバッファ管理情報記憶手段と、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得するとともに、取得した当該バッファポインタよりカレントバッファとなるバッファを特定し、当該バッファに格納されている、取得した起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータを前記表示装置に表示する表示手段と拡大要求を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、当該エントリの拡大比率よりも大きい拡大比率とする新たなエントリを作成するとともに、当該拡大比率に応じたバッファを新たに確保して当該バッファのポインタを当該エントリのバッファポインタに登録し、カレントバッファとして指定されているエントリの拡大比率と新たに作成したエントリの拡大比率により、カレントバッファのサイズに対する新たに確保したバッファのサイズの比率を計算し、計算した当該比率を基に、新たに作成したエントリの起点座標を計算して前記バッファ管理情報記憶手段に登録するとともに、カンレトバッファとして指定されているエントリのバッファポインタよりカレントバッファであるバッファを特定し、当該バッファに格納されているビットマップデータを、計算した前記比率に基づいて、新たに確保したバッファに写像し、カレントバッファフラグを新たに作成したエントリに切り替えて拡大が完了した旨を通知する拡大手段とを備えたビットマップデータ処理方式であって、前記表示手段は、拡大が完了した旨の通知を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得するとともに、取得したバッファポインタよりカレントバッファとなるバッファを特定し、当該バッファに格納されている、取得した起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータを前記表示装置に表示し、入力されたビットマップデータを受け、前記バッファ管理情報記憶手段のそれぞれのエントリの拡大比率より、カレントバッファの拡大比率に対する当該それぞれのエントリの拡大比率の比率を計算し、計算した当該比率を基に、入力された当該ビットマップデータをそれぞれエントリが管理するバッファに反映する編集手段をを備えたことを特徴とする。
【0010】
第3のビットマップデータ処理方式は、第2のビットマップデータ処理方式において、縮小指示を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、拡大比率が当該エントリの拡大比率よりも小さいエントリがあるか調べ、ある場合には、当該エントリにカレントバッファフラグを切り替え、縮小が完了した旨を通知する縮小手段と、前記表示手段は、縮小が完了した旨の通知を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得するとともに、取得したバッファポインタよりカレントバッファとなるバッファを特定し、当該バッファに格納されている、取得した起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータを前記表示装置に表示することを特徴とする。
【0011】
第4のビットマップデータ処理方式は、保存バッファと、表示バッファと、保存バッファ拡大率を記憶する保存バッファ拡大率記憶手段と、表示バッファ拡大率を記憶する表示バッファ拡大率記憶手段と、前記表示バッファに記憶されているビットマップデータを表示装置に表示する際の起点座標を記憶する起点座標記憶手段と、前記表示バッファに記憶されているビットマップデータの内の前記表示装置の画面解像度分の矩形領域を前記起点座標記憶手段に記憶されている起点座標を起点として前記表示装置に表示する表示手段と、拡大要求を受け、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率と前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率が等しい場合は、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率の値と前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値をそれぞれ大きく変更して保存バッファ処理手段と表示バッファ処理手段に拡大指示を行い、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率が前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率よりも大きい場合には、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値を大きくして表示バッファ処理手段に拡大指示を行う判断手段とを備え、前記保存バッファ処理手段は、前記判断手段からの拡大指示を受け、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率の値に応じた保存バッファを新たに作成するとともに、変更後の保存バッファ拡大率と変更前の保存バッファ拡大率に応じて、前記保存バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した保存バッファに写像し、前記表示バッファ処理手段は、前記判断手段からの拡大指示を受け、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値に応じた表示バッファを新たに作成し、変更後の保存バッファ拡大率と変更後の表示バッファ拡大率に応じて、前記保存バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した表示バッファに写像するとともに、変更後の表示バッファ拡大率と変更前の表示バッファ拡大率に応じて、前記起点座標記憶手段に記憶されている起点座標を変更し、入力されたビットマップデータを受けると、前記表示バッファ内の表示装置に表示されている矩形領域の部分に当該ビットマップデータを反映させるとともに、変更後の保存バッファ拡大率と変更前の表示バッファ拡大率とに応じて、前記保存バッファにも反映させる編集手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
第5のビットマップデータ処理方式は、第4のビットマップデータ処理方式において、前記判断手段は、縮小指示を受け、前記表示バッファ拡大率の値を小さく変更するとともに、前記表示バッファ処理手段に縮小指示を行い、前記表示バッファ処理手段は、前記判断手段からの縮小指示を受け、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値に応じた表示バッファを新たに作成し、変更後の表示バッファ拡大率と変更前の表示バッファ拡大率に応じて、前記表示バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した表示バッファに写像することを特徴とする。
【0013】
第1のビットマップデータ処理方法は、ビットマップデータを表示装置に拡大表示した後に、入力装置からの要求に従い、前記ビットマップデータを拡大表示前と同じ大きさのドットで編集できるステップを含むことを特徴とする。
【0014】
第2のビットマップデータ処理方法は、複数のエントリから構成され、それぞれのエントリは、複数のビットマップデータを記憶するバッファのそれぞれと1対1に対応付けされているとともに、それぞれのエントリは、カレントバッファであることを示すカレントバッファフラグと、バッファを指し示すバッファポインタと、バッファに格納されているビットマップデータを表示装置に表示する際のバッファ内の表示範囲となる起点の座標を示す起点座標と、ビットマップデータの拡大比率を示す拡大比率を含むバッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得するとともに、取得した当該バッファポインタよりカレントバッファとなるバッファを特定し、当該バッファに格納されている、取得した起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータを前記表示装置に表示し、拡大要求を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、当該エントリの拡大比率よりも大きい拡大比率とする新たなエントリを作成するとともに、当該拡大比率に応じたバッファを新たに確保して当該バッファのポインタを当該エントリのバッファポインタに登録し、カレントバッファとして指定されているエントリの拡大比率と新たに作成したエントリの拡大比率により、カレントバッファのサイズに対する新たに確保したバッファのサイズの比率を計算し、計算した当該比率を基に、新たに作成したエントリの起点座標を計算して前記バッファ管理情報記憶手段に登録するとともに、カンレトバッファとして指定されているエントリのバッファポインタよりカレントバッファであるバッファを特定し、当該バッファに格納されているビットマップデータを、計算した前記比率に基づいて、新たに確保したバッファに写像し、カレントバッファフラグを新たに作成したエントリに切り替えて拡大が完了した旨を通知する拡大し、拡大が完了した旨の通知を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得するとともに、取得したバッファポインタよりカレントバッファとなるバッファを特定し、当該バッファに格納されている、取得した起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータを前記表示装置に表示し、入力されたビットマップデータを受け、前記バッファ管理情報記憶手段のそれぞれのエントリの拡大比率より、カレントバッファの拡大比率に対する当該それぞれのエントリの拡大比率の比率を計算し、計算した当該比率を基に、入力された当該ビットマップデータをそれぞれエントリが管理するバッファに反映することを特徴とする。
【0015】
第3のビットマップデータ処理方法は、第2のビットマップデータ処理方法において、縮小指示を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、拡大比率が当該エントリの拡大比率よりも小さいエントリがあるか調べ、ある場合には、当該エントリにカレントバッファフラグを切り替え、縮小が完了した旨を通知し、縮小が完了した旨の通知を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得するとともに、取得したバッファポインタよりカレントバッファとなるバッファを特定し、当該バッファに格納されている、取得した起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータを前記表示装置に表示することを特徴とする。
【0016】
第4のビットマップデータ処理方法は、表示バッファに記憶されているビットマップデータの内の前記表示装置の画面解像度分の矩形領域を前記表示バッファに記憶されているビットマップデータを表示装置に表示する際の起点座標を記憶する起点座標記憶手段に記憶されている起点座標を起点として前記表示装置に表示し、拡大要求を受け、保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率と表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率が等しい場合は、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率の値と前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値をそれぞれ大きく変更して拡大指示を行い、前記拡大指示を受け、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率の値に応じた保存バッファを新たに作成するとともに、変更後の保存バッファ拡大率と変更前の保存バッファ拡大率に応じて、前記保存バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した保存バッファに写像し、前記拡大指示を受け、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値に応じた表示バッファを新たに作成し、変更後の保存バッファ拡大率と変更後の表示バッファ拡大率に応じて、前記保存バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した表示バッファに写像するとともに、変更後の表示バッファ拡大率と変更前の表示バッファ拡大率に応じて、前記起点座標記憶手段に記憶されている起点座標を変更し、入力されたビットマップデータを受け、前記表示バッファ内の表示装置に表示されている矩形領域の部分に当該ビットマップデータを反映させるとともに、変更後の保存バッファ拡大率と変更後の表示バッファ拡大率とに応じて、前記保存バッファにも反映することを特徴とする。
【0017】
第5のビットマップデータ処理方法は、第4のビットマップデータ処理方法において、表示バッファに記憶されているビットマップデータの内の前記表示装置の画面解像度分の矩形領域を前記表示バッファに記憶されているビットマップデータを表示装置に表示する際の起点座標を記憶する起点座標記憶手段に記憶されている起点座標を起点として前記表示装置に表示し、拡大要求を受け、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率が前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率よりも大きい場合には、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値を大きくして拡大指示を行い、前記拡大指示を受け、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値に応じた表示バッファを新たに作成し、変更後の保存バッファ拡大率と変更後の表示バッファ拡大率に応じて、前記保存バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した表示バッファに写像するとともに、変更後の表示バッファ拡大率と変更前の表示バッファ拡大率に応じて、前記起点座標記憶手段に記憶されている起点座標を変更し、入力されたビットマップデータを受け、前記表示バッファ内の表示装置に表示されている矩形領域の部分に当該ビットマップデータを反映させるとともに、変更後の保存バッファ拡大率と変更後の表示バッファ拡大率とに応じて、前記保存バッファにも反映することを特徴とする。
【0018】
第6のビットマップデータ処理方法は、第4または第5のビットマップデータ処理方法において、縮小要求を受け、前記表示バッファ拡大率の値を小さく変更するとともに、縮小指示を行い、前記縮小指示を受け、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値に応じた表示バッファを新たに作成し、変更後の表示バッファ拡大率と変更前の表示バッファ拡大率に応じて、前記表示バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した表示バッファに写像することを特徴とする。
【0019】
第1のプログラムは、ビットマップデータを表示装置に拡大表示した後に、入力装置からの要求に従い、前記ビットマップデータを拡大表示前と同じ大きさのドットで入力装置により編集できる処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0020】
第2のプログラムは、複数のエントリから構成され、それぞれのエントリは、複数のビットマップデータを記憶するバッファのそれぞれと1対1に対応付けされているとともに、それぞれのエントリは、カレントバッファであることを示すカレントバッファフラグと、バッファを指し示すバッファポインタと、バッファに格納されているビットマップデータを表示装置に表示する際のバッファ内の表示範囲となる起点の座標を示す起点座標と、ビットマップデータの拡大比率を示す拡大比率を含むバッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得するとともに、取得した当該バッファポインタよりカレントバッファとなるバッファを特定し、当該バッファに格納されている、取得した起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータを前記表示装置に表示し、拡大要求を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、当該エントリの拡大比率よりも大きい拡大比率とする新たなエントリを作成するとともに、当該拡大比率に応じたバッファを新たに確保して当該バッファのポインタを当該エントリのバッファポインタに登録し、カレントバッファとして指定されているエントリの拡大比率と新たに作成したエントリの拡大比率により、カレントバッファのサイズに対する新たに確保したバッファのサイズの比率を計算し、計算した当該比率を基に、新たに作成したエントリの起点座標を計算して前記バッファ管理情報記憶手段に登録するとともに、カンレトバッファとして指定されているエントリのバッファポインタよりカレントバッファであるバッファを特定し、当該バッファに格納されているビットマップデータを、計算した前記比率に基づいて、新たに確保したバッファに写像し、カレントバッファフラグを新たに作成したエントリに切り替えて拡大が完了した旨を通知する拡大し、拡大が完了した旨の通知を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得するとともに、取得したバッファポインタよりカレントバッファとなるバッファを特定し、当該バッファに格納されている、取得した起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータを前記表示装置に表示し、入力されたビットマップデータを受け、前記バッファ管理情報記憶手段のそれぞれのエントリの拡大比率より、カレントバッファの拡大比率に対する当該それぞれのエントリの拡大比率の比率を計算し、計算した当該比率を基に、入力された当該ビットマップデータをそれぞれエントリが管理するバッファに反映する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0021】
第3のプログラムは、第2のプログラムにおいて、縮小指示を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、拡大比率が当該エントリの拡大比率よりも小さいエントリがあるか調べ、ある場合には、当該エントリにカレントバッファフラグを切り替え、縮小が完了した旨を通知し、縮小が完了した旨の通知を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得するとともに、取得したバッファポインタよりカレントバッファとなるバッファを特定し、当該バッファに格納されている、取得した起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータを前記表示装置に表示する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0022】
第4のプログラムは、表示バッファに記憶されているビットマップデータの内の前記表示装置の画面解像度分の矩形領域を前記表示バッファに記憶されているビットマップデータを表示装置に表示する際の起点座標を記憶する起点座標記憶手段に記憶されている起点座標を起点として前記表示装置に表示し、拡大要求を受け、保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率と表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率が等しい場合は、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率の値と前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値をそれぞれ大きく変更して拡大指示を行い、前記拡大指示を受け、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率の値に応じた保存バッファを新たに作成するとともに、変更後の保存バッファ拡大率と変更前の保存バッファ拡大率に応じて、前記保存バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した保存バッファに写像し、前記拡大指示を受け、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値に応じた表示バッファを新たに作成し、変更後の保存バッファ拡大率と変更後の表示バッファ拡大率に応じて、前記保存バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した表示バッファに写像するとともに、変更後の表示バッファ拡大率と変更前の表示バッファ拡大率に応じて、前記起点座標記憶手段に記憶されている起点座標を変更し、入力されたビットマップデータを受け、前記表示バッファ内の表示装置に表示されている矩形領域の部分に当該ビットマップデータを反映させるとともに、変更後の保存バッファ拡大率と変更後の表示バッファ拡大率とに応じて、前記保存バッファにも反映する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0023】
第5のプログラムは、第4のプログラムにおいて、表示バッファに記憶されているビットマップデータの内の前記表示装置の画面解像度分の矩形領域を前記表示バッファに記憶されているビットマップデータを表示装置に表示する際の起点座標を記憶する起点座標記憶手段に記憶されている起点座標を起点として前記表示装置に表示し、拡大要求を受け、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率が前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率よりも大きい場合には、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値を大きくして拡大指示を行い、前記拡大指示を受け、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値に応じた表示バッファを新たに作成し、変更後の保存バッファ拡大率と変更後の表示バッファ拡大率に応じて、前記保存バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した表示バッファに写像するとともに、変更後の表示バッファ拡大率と変更前の表示バッファ拡大率に応じて、前記起点座標記憶手段に記憶されている起点座標を変更し、入力されたビットマップデータを受け、前記表示バッファ内の表示装置に表示されている矩形領域の部分に当該ビットマップデータを反映させるとともに、変更後の保存バッファ拡大率と変更後の表示バッファ拡大率とに応じて、前記保存バッファにも反映する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0024】
第6のプログラムは、第4または第5のプログラムにおいて、縮小要求を受け、前記表示バッファ拡大率の値を小さく変更するとともに、縮小指示を行い、前記縮小指示を受け、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値に応じた表示バッファを新たに作成し、変更後の表示バッファ拡大率と変更前の表示バッファ拡大率に応じて、前記表示バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した表示バッファに写像する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。
【0026】
まず、本発明の第1の実施の形態について詳細に説明する。
【0027】
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態は、ビットマップデータ処理装置10と、ビットマップデータ入力装置20と、ビットマップデータ表示装置30と、スクロール指示装置40と、拡大/縮小表示指示装置50と、記憶装置60とから構成されており、いずれもプログラム制御により動作する。
【0028】
ビットマップデータ処理装置10は、編集手段11と、拡大/縮小手段12と、表示手段13とを含む。
【0029】
記憶装置60は、バッファ61と、バッファ管理情報記憶手段62とを含む。
【0030】
編集手段11は、バッファ管理情報記憶手段62が示すカレントバッファであるバッファ61にビットマップデータ入力装置20から入力されたビットマップデータを反映する。また、ビットマップデータ表示装置30に表示されているビットマップデータを編集する場合には、ビットマップ入力装置20から入力されたビットマップデータを全てのバッファ61に反映する。この場合、バッファ61の拡大比率に応じてビットマップデータを拡大または縮小する。
【0031】
拡大/縮小手段12は、バッファ61に格納されているビットマップデータを拡大し、新たに確保した別のバッファ61に反映する。
【0032】
表示手段13は、カレントバッファとして指定されているバッファ61に格納されているビットマップデータをビットマップデータ表示装置30に表示する。また、スクロール指示装置40からスクロール指示を受けた場合には、カレントバッファに格納されているビットマップデータをスクロールさせ、他の部分をビットマップデータ表示装置30表示する。
【0033】
バッファ61は、複数のバッファからなり、メモリ上に静的に存在してもよいし、実行時に動的に確保してもよい。また、バッファ61は、拡大/縮小手段12の入力および出力となり、出力となるバッファ61のサイズは、入力となるバッファ61のサイズよりも大きい(図2参照)。
【0034】
バッファ管理情報記憶手段62は、複数のエントリから構成され、それぞれのエントリは、複数存在するバッファ61のそれぞれと1対1に関連付けられており、そのバッファ61の管理情報を記憶する。管理情報としては、カレントバッファであることを示すカレントバッファフラグと、バッファ61を指し示すバッファポインタと、バッファ61に格納されているビットマップデータをビットマップデータ表示装置30に表示する際のバッファ61内の表示範囲となる起点座標を示す起点座標と、ビットマップデータの拡大比率を示す拡大比率がある。
【0035】
カレントバッファとは、複数存在するバッファ61のうち、現在ビットマップデータ表示装置30への表示対象となっているバッファのことである。
【0036】
起点座標とは、バッファ61に格納されている、ビットマップデータ表示装置30の画面等のサイズよりも大きいビットマップデータの一部分をビットマップデータ表示装置30に表示する場合の、ビットマップデータ表示装置30の画面等左上に表示されるべきビットマップデータのバッファ61内の座標をいう。尚、ビットマップデータのサイズとバッファ61のサイズは一致し、ビットマップデータはバッファ61の先頭から格納されている。また、座標は0から始まる整数であり、バッファ61に格納されているビットマップデータのサイズが、ビットマップデータ表示装置30の画面等のサイズと同一である場合は、起点座標は(0、0)となる。
【0037】
拡大比率とは、ビットマップデータの拡大比率であり、最もサイズが小さいバッファ61の比率を1としたときのバッファ61のサイズの比率をいう。ビットマップデータのサイズとバッファ61のサイズは一致するからである。
【0038】
次に、図1〜図6を参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
【0039】
まず、図3を参照してビットマップデータをビットマップデータ表示装置30に表示する動作について説明する。
表示手段13は、バッファ管理情報記憶手段62のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得する。
表示手段13は、取得したバッファポインタよりカレントバッファとなるバッファ61を特定し、当該バッファ61に格納されている、取得した起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータをビットマップデータ表示装置30に表示する。即ち、起点座標を左上の座標とし、ビットマップデータ表示装置30の表示画面サイズに対応にする矩形領域のビットマップデータをビットマップデータ表示装置30に表示する。
【0040】
次に、利用者がビットマップデータ表示装置30に表示されたビットマップデータをスクロール指示装置40によりスクロールさせる場合、スクロール指示装置40は、表示手段13に対して、スクロール指示と、スクロール方向と、スクロールするドット数等を通知する。
表示手段13は、その通知を受け取ると、スクロール方向とスクロールするドット数からスクロール後の起点座標を計算するとともに、バッファ管理情報記憶手段62のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリの起点座標をスクロール後の起点座標に更新するとともに、バッファポインタよりカレントバッファとなるバッファ61を特定し、当該バッファ61に格納されている、スクロール後の起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータをビットマップデータ表示装置30に表示する。
【0041】
次に、図4を参照してビットマップデータ表示装置30に表示されているビットマップデータを拡大して表示する動作について説明する。
【0042】
利用者により拡大/縮小表示指示装置50が操作されると、拡大/縮小表示指示装置50は、拡大/縮小手段12に拡大指示を通知する。通知を受けた拡大/縮小手段12は、バッファ管理情報記憶手段62のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、拡大比率が当該エントリの拡大比率よりも1大きい新たなエントリを作成するとともに、その拡大比率に応じたバッファ61を新たに確保して当該バッファ61のポインタを当該エントリのバッファポインタに登録する。
【0043】
拡大/縮小手段12は、カレントバッファとして指定されているエントリの拡大比率と新たに作成したエントリの拡大比率により、カレントバッファであるバッファ61のサイズに対する新たなに確保したバッファ61のサイズの比率を計算する。例えば、図4の場合、カレントバッファとして指定されているエントリの拡大比率は1であり、新たに作成したエントリの拡大比率の拡大比率は2であるから、カレントバッファであるバッファ61のサイズに対する新たなに確保したバッファ61のサイズの比率は、2÷1=2となる。尚、比率が整数にならない場合は、小数点以下を切り上げる。そして、拡大/縮小手段12は、得られた比率により、新たに作成したエントリの起点座標を計算してバッファ管理情報記憶手段62に登録する。この場合、「カレントバッファとして指定されているエントリの起点座標 × カレントバッファであるバッファ61のサイズに対する新たなに確保したバッファ61のサイズの比率」の計算値が起点座標となる。
【0044】
拡大/縮小手段12は、カンレトバッファとして指定されているエントリのバッファポインタよりカレントバッファであるバッファ61を特定し、当該バッファ61に格納されているビットマップデータを新たに確保したバッファ61に写像する。この場合、「カレントバッファであるバッファ61のドットの座標値 × カレントバッファであるバッファ61のサイズに対する新たに確保したバッファ61のサイズの比率」の計算値が写像先となる新たに確保したバッファ61の座標値となる。したがって、カレントバッファであるバッファ61に対する新たに確保したバッファ61の比率は、両者のバッファに格納されているビットマップデータのドットの比率と等しくなる。
【0045】
また、拡大/縮小手段12は、カレントバッファフラグを新たに作成したエントリに切り替える。
【0046】
拡大後、拡大/縮小手段12は、表示手段13に拡大が完了した旨を通知し、表示手段13は、バッファ管理情報記憶手段62のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得する。
【0047】
表示手段13は、取得したバッファポインタよりカレントバッファとなるバッファ61を特定し、当該バッファ61に格納されている、取得した起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータをビットマップデータ表示装置30に表示する。
【0048】
次に、図5を参照し、拡大されてビットマップデータ表示装置30に表示されているビットマップデータを拡大前の状態に戻して縮小して表示する動作について説明する。
【0049】
利用者により拡大/縮小表示指示装置50が操作されると、拡大/縮小表示指示装置50は、拡大/縮小手段12に縮小指示を通知する。通知を受けた拡大/縮小手段12は、バッファ管理情報記憶手段62のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、拡大比率が当該エントリの拡大比率よりも1小さいエントリがあるか調べる。
【0050】
調べた結果、ある場合には、拡大/縮小手段12は、当該エントリにカレントバッファフラグを切り替え、縮小が完了した旨を表示手段13に通知する。
【0051】
通知を受けた表示手段13は、バッファ管理情報記憶手段62のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得する。
表示手段13は、取得したバッファポインタよりカレントバッファとなるバッファ61を特定し、当該バッファ61に格納されている、取得した起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータをビットマップデータ表示装置30に表示する。
【0052】
次に、図6を参照してビットマップデータを編集する動作について説明する。
【0053】
利用者がビットマップデータ入力装置20によりビットマップデータを描画すると、描画されたビットマップデータは、編集手段11に通知される。
編集手段11は、その通知を受け取ると入力された当該ビットマップデータをバッファ管理情報記憶手段62が管理する全てのバッファ61に反映させる。
まず、バッファ管理情報記憶手段62の先頭のエントリが管理するバッファ61に対して、入力されたビットマップデータを反映することを考える。
カレントバッファの拡大比率に対する先頭のエントリが管理するバッファの拡大比率の比率を計算する。計算値が整数にならない場合には、小数点以下を切り上げる。
そして、その計算した比率をもとに、入力されたビットマップデータを先頭のエントリが管理するバッファ61に反映させる。
この場合、「先頭のエントリが管理するバッファ61のドットの座標値 × 計算した比率」の計算値が入力されたビットマップデータを先頭のエントリが管理するバッファ61に反映する際の座標値となる。
【0054】
同様に他のバッファ61に対しても、入力されたビットマップデータの反映を行う。
【0055】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0056】
図7を参照すると、本発明の第2の実施の形態は、ビットマップデータ処理装置10と、ビットマップデータ入力装置20と、ビットマップデータ表示装置30と、スクロール指示装置40と、拡大/縮小表示指示装置50と、記憶装置60とから構成されており、いずれもプログラム制御により動作する。
【0057】
ビットマップデータ処理装置10は、編集手段11と、表示手段13と、拡大/縮小判断手段14と、保存バッファ処理手段15と、表示バッファ処理手段16とを含む。
【0058】
記憶装置60は、保存バッファ63と、表示バッファ64と、保存バッファ拡大率記憶手段65と、表示バッファ拡大率記憶手段66と、起点座標記憶手段67とを含む。
【0059】
編集手段11と表示手段13は、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
【0060】
記憶装置60は、保存バッファ63と、表示バッファ64と、保存バッファ拡大率記憶手段65と、表示バッファ拡大率記憶手段66とを含む。
【0061】
保存バッファ拡大率記憶手段65は、「保存バッファ拡大率」を記憶する。「保存バッファ拡大率」とは、ビットマップデータ表示装置30の画面解像度(縦横のドット数)に対する保存バッファ63のサイズの比率をいう。
【0062】
表示バッファ拡大率記憶手段66は、「表示バッファ拡大率」を記憶する。「表示バッファ拡大率」とは、表示装置30の画面解像度(縦横のドット数)に対する表示バッファ64のサイズの比率をいう。
【0063】
尚、入力装置20と、表示装置30は、同じ解像度である。
保存バッファ63と表示バッファ64には、ビットマップデータが格納される。
【0064】
保存バッファ63は、保存バッファ処理手段15により、バッファサイズが拡大され、一旦バッファサイズが拡大されると、縮小されることはない。即ち、保存バッファ63は、過去に拡大されたうちの最大の大きさのバッファとなる。
【0065】
表示バッファ64は、保存バッファ63を一定の倍率で縮小したバッファである。したがって、表示バッファ64に格納されるビットマップデータは、保存バッファ63に格納されるビットマップデータを一定の倍率で縮小したビットマップデータとなる。
【0066】
拡大/縮小判断手段14は、拡大/縮小表示指示装置50から拡大指示を受けると、保存バッファ拡大率記憶手段65に記憶されている保存バッファ拡大率および表示バッファ拡大率記憶手段66に記憶されている表示バッファ拡大率に応じて、保存バッファ処理手段15および表示バッファ処理手段16にそれぞれ指示を行う。
【0067】
具体的には、「保存バッファ拡大率記憶手段65に記憶された保存バッファ拡大率 = 表示バッファ拡大率記憶手段66に記憶された表示バッファ拡大率」の場合は、拡大指示を受け取った拡大/縮小判断手段14は、保存バッファ拡大率記憶手段65に記憶された保存バッファ拡大率の値と表示バッファ拡大率記憶手段66に記憶された表示バッファ拡大率の値をそれぞれ1大きくした後、保存バッファ処理手段15と表示バッファ処理手段16に拡大指示を行う。
【0068】
また、「保存バッファ拡大率記憶手段65に記憶された保存バッファ拡大率 > 表示バッファ拡大率記憶手段66に記憶された表示バッファ拡大率」の場合には、拡大指示を受け取った拡大/縮小判断手段14は、表示バッファ拡大率記憶手段66に記憶された表示バッファ拡大率の値を1大きくした後、表示バッファ処理手段16に拡大指示を通知する。
【0069】
拡大/縮小判断手段14は、拡大/縮小表示指示装置50から縮小指示を受けると、表示バッファ拡大率記憶手段66に記憶された表示バッファ拡大率の値を1小さくした後、表示バッファ処理手段16に縮小指示を行う。
【0070】
保存バッファ処理手段15は、拡大/縮小判断手段14から拡大指示を受けると、「保存バッファ拡大率 × 表示装置30の画面解像度」の計算で得られるサイズの保存バッファ63を作成し、「保存バッファ拡大率 ÷ (保存バッファ拡大率 − 1)」の計算で得られる比率で保存バッファ63に格納されているビットマップデータを拡大し、新たに作成した保存バッファ63に写像する。拡大の際の保存バッファ63の座標やドットの大きさの計算値に小数が含まれる場合には、小数点以下の値を切り上げて整数値の座標やドットの大きさにする。表示バッファ処理手段16は、拡大/縮小判断手段14から拡大指示または縮小指示を受けた場合は、「表示バッファ拡大率 × 表示装置30の画面解像度」の計算で得られるサイズの表示バッファ63を作成し、「表示バッファ拡大率 ÷ 保存バッファ拡大率」の計算で得られる比率で保存バッファ63に格納されているビットマップデータを新たに作成した表示バッファ64に写像する。保存バッファ63の座標やドットの大きさの計算値に小数が含まれる場合には、小数点以下の値を切り上げて整数値の座標やドットの大きさにする。
【0071】
表示手段105は、表示バッファ64に格納されたビットマップデータ中のうち、起点座標記憶手段67に記憶されている起点座標を左上の座標とした表示装置30の画面解像度分の矩形領域を表示装置30に表示する。また、表示手段105は、スクロール指示装置40からスクロール指示の通知を受けると、表示バッファ64に格納されたビットマップデータをスクロールさせてビットマップデータ表示装置50に表示する。
【0072】
利用者は、入力装置20により、ビットマップデータを描画して入力する。入力されたビットマップデータは、編集手段11に通知される。
【0073】
編集手段11は、表示装置30にビットマップデータを表示した表示バッファ64の矩形領域の起点座標記憶手段67に記憶されている起点座標(領域の左上の座標)を基に、入力されたビットマップデータを反映する表示バッファ64上の座標を計算して入力されたビットマップデータを表示バッファ64に反映する。
【0074】
また、編集手段11は、「保存バッファ拡大率 ÷ 表示バッファ拡大率」の計算で得られる比率で入力されたビットマップデータの座標とドットの大きさを拡大して保存バッファ63に反映する。具体的には、「入力されたビットマップデータを表示バッファ64に反映した座標 × (保存バッファ拡大率 ÷ 表示バッファ拡大率)」の値が入力されたビットマップデータの保存バッファ63上の座標となる。また、「保存バッファ拡大率 ÷ 表示バッファ拡大率」の値が、入力されたビットマップデータを保存バッファ63に反映する際の入力されたビットマップデータ1ドットに対する保存バッファ63のドットの大きさとなる。
【0075】
次に、図7〜図14を参照して本実施の形態の全体の動作について詳細に説明する。
【0076】
まず、ビットマップデータを拡大または縮小する動作について説明する。
【0077】
図8を参照すると、保存バッファ63および表示バッファ64のバッファサイズと、表示装置30の画面解像度は同一である。また、保存バッファ拡大率記憶手段65に記憶されている保存バッファ拡大率と表示バッファ拡大率記憶手段66に記憶されている表示バッファ拡大率は、どちらも1である。
【0078】
図8の状態のときに、拡大/縮小判断手段14は、拡大/縮小表示指示装置50から拡大指示を受けると、「保存バッファ拡大率記憶手段65に記憶されている保存バッファ拡大率 = 表示バッファ拡大率記憶手段66に記憶されている表示バッファ拡大率」であるため、拡大/縮小判断手段14は、保存バッファ拡大率の値と表示バッファ拡大率の値をそれぞれ1大きく、すなわち保存バッファ拡大率の値と表示バッファ拡大率の値を2にした後に、保存バッファ処理手段15に拡大指示を行う。
【0079】
拡大指示を受けた保存バッファ処理手段15は、「保存バッファ拡大率 × 表示装置30の画面解像度」、即ち「2 × 表示装置30の画面解像度」の計算で得られるサイズの保存バッファ63を新たに確保する。そして、「保存バッファ拡大率 ÷ (保存バッファ拡大率 − 1)」の計算で得られる比率で保存バッファ63に格納されているビットマップデータを新たに確保した保存バッファ63に写像する。「2 ÷ 1」の計算で得られる値は2であるため、保存バッファ63に格納されているビットマップデータを新たに確保した保存バッファ63に写像する際には、保存バッファ63の各ドットの座標を2倍して保存バッファ63のビットマップデータの1ドットを、新たに確保した保存バッファ63の縦横2ドットのデータに写像する(図9参照)。また、写像元の保存バッファ63は、破棄する。
次に、拡大/縮小判断手段14は、保存バッファ処理手段15にも拡大指示を行うと、表示バッファ処理手段16は、保存バッファ処理手段15と同様に表示バッファ拡大率に応じたサイズの表示バッファ64を新たに確保し、表示バッファ64に格納されているビットマップデータを新たに確保した表示バッファ64に写像する。また、写像元の表示バッファ64は、破棄する。
【0080】
以上のように、拡大処理が完了すると、図10のようになる。図10を参照すると、表示バッファ64のサイズは、ビットマップデータ表示装置30のサイズよりも大きい。したがって、表示バッファ64のビットマップデータを表示装置30に表示する際には、ビットマップデータ表示装置30の画面サイズと同じ大きさの矩形領域のビットマップデータを起点座標記憶手段67に記憶されている起点座標を起点として表示装置30に表示する。
【0081】
図10の状態で、拡大/縮小判断手段14が、縮小指示を拡大/縮小表示指示装置50から受けた場合、拡大/縮小判断手段14は、表示バッファ拡大率の値を1小さく、即ち表示バッファ拡大率の値を1にした後に、表示バッファ処理手段16に縮小指示を行う。
縮小指示を受けた表示バッファ処理手段16は、「表示バッファ拡大率 × 表示装置30の画面解像度」、即ち「1 × 表示装置30の画面解像度」の計算で得られるサイズの表示バッファ64を新たに確保し、「表示バッファ拡大率 ÷ 保存バッファ拡大率」の計算で得られる比率で保存バッファ63のビットマップデータを新たに確保した表示バッファ64に写像する。この場合、「1 ÷2」の計算で得られる値は0.5であるが、写像の際に保存バッファ63の1ドットに対応する表示バッファ64ドットの大きさは、0.5の小数点以下を切り上げた「1」になる。同様に、写像の際に保存バッファ63の各ドットの座標を0.5倍して計算した座標値が小数を含む場合、小数点以下を切り上げた値が新たに確保した表示バッファ64上の座標となる。また、もとから存在した表示バッファ64は破棄するとともに、前記表示バッファ拡大率と拡大前の表示バッファ拡大率に応じて、前記起点座標記憶手段67に記憶されている起点座標を変更する。
【0082】
このようにして縮小処理が完了すると、図11のようになる。図11を参照すると、表示バッファ64のサイズは、ビットマップデータ表示装置30のサイズと同一である。したがって、表示バッファ64のビットマップデータをビットマップデータ表示装置30に表示する際には、表示バッファ64全体のビットマップデータが、表示装置30に表示される。
【0083】
図11の状態で、拡大/縮小判断手段14は、拡大/縮小表示指示装置50から拡大指示を受けると、「保存バッファ拡大率 > 表示バッファ拡大率」であるため、拡大/縮小判断手段14は、表示バッファ拡大率の値を1大きくした後、即ち表示バッファ拡大率の値を2にした後に、表示バッファ処理手段16に拡大指示を行う。
拡大指示を受け取った表示バッファ処理手段16は、「表示バッファ拡大率 ×表示装置30の画面解像度」、すなわち「2 × 表示装置30の画面解像度」の計算で得られる大きさの表示バッファ64を新たに確保し、「表示バッファ拡大率 ÷ 保存バッファ拡大率」の計算で得られる比率で保存バッファ63のビットマップデータを新たに確保した表示バッファ64に写像する。この場合、「2÷2」の計算で得られる値は1であるため、拡大/縮小手段12は、保存バッファ63に格納されているビットマップデータをそのまま新たに確保した表示バッファ64に写像する。また、もとから存在した表示バッファ64は破棄するとともに、前記表示バッファ拡大率と拡大前の表示バッファ拡大率に応じて、前記起点座標記憶手段67に記憶されている起点座標を変更する。
【0084】
このようにして拡大処理が完了すると、図12のようになる。図12を参照すると、表示バッファ64のサイズは、ビットマップデータ表示装置30のサイズよりも大きい。したがって、表示バッファ64のビットマップデータを表示装置30に表示する際には、ビットマップデータ表示装置30の画面サイズと同じ大きさの矩形領域のビットマップデータを起点座標記憶手段67に記憶されている起点座標を起点として表示装置30に表示する。
【0085】
以上により、ビットマップデータの拡大と縮小が可能となる。
次に、図13を参照して、ビットマップデータの表示およびスクロールする動作について説明する。
【0086】
表示バッファ64のサイズがビットマップデータ表示装置30よりも大きい場合、表示バッファ64のビットマップデータを表示装置30に表示する際には、表示装置30の画面サイズと同じ大きさの矩形領域のビットマップデータを起点座標記憶手段67に記憶されている起点座標を起点として表示装置30に表示する。
【0087】
この状態で、利用者がスクロール指示装置40により、画面表示をスクロールさせようとすると、スクロール指示装置40から表示手段13にスクロール指示が通知される。このとき、スクロール方向とスクロールするドット数等がスクロール指示装置40から表示手段13に通知される。
【0088】
表示手段13は、通知されたスクロール方向とスクロールするドット数等に基づいて、起点座標記憶手段67を変更し、表示装置30の画面サイズと同じ大きさの矩形領域のビットマップデータを起点座標記憶手段67に記憶されている起点座標を起点として表示装置30に表示する。
【0089】
以上により、ビットマップデータの表示とスクロールが可能となる。
次に、図14を参照してビットマップデータを編集する動作について説明する。
【0090】
図14によれば、保存バッファ拡大率は3、表示バッファ拡大率は2である。表示バッファ64のサイズは、表示装置30のサイズよりも大きいため、表示バッファ64の一部の矩形領域が表示装置30に表示されている。この状態で、利用者がビットマップデータ入力装置20にビットマップデータを描画すると、編集手段11は、表示バッファ64の内の表示装置30に表示されている矩形領域の部分にビットマップデータ入力装置20により描かれたビットマップデータのドットを反映する。このとき、表示バッファ64に反映するドットの座標は、「起点座標記憶手段67に記憶されている起点座標 + ビットマップデータ入力装置20内の相対座標」の計算で算出する。
【0091】
次に、表示バッファ64に反映されたビットマップデータのドットを保存バッファ63にも反映する。図14では、保存バッファ拡大率は3、表示バッファ拡大率は2であるため、保存バッファ63のサイズは表示バッファ64の1.5倍である。したがって、「表示バッファ64に反映したドットの座標 × 1.5」の計算値の小数点以下を切り上げた値が、保存バッファ63に反映させるドットの座標となる。
また、保存バッファ63のサイズは表示バッファ64の1.5倍であるので、 1.5の小数点以下を切り上げた「2」が、表示バッファ64上の1ドットに対応する保存バッファ63上のドットの 縦横のサイズである。すなわち、表示バッファ64上の1ドットを保存バッファ63上に反映する場合、縦横2ドットの大きさのドットとして反映する。
【0092】
以上により、ビットマップデータの編集が可能となる。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば以下の効果が奏される。
【0094】
第1の効果は、携帯端末(PDA)などの画面の表示面積が狭い装置に対して、手書きによる小さな文字や記号などの入力効率が向上するという点にある。
【0095】
その理由は、画面上で拡大表示したビットマップデータに対して、拡大前と同じ大きさのドットで文字や記号などを記入することができるため、結果的に、拡大前のビットマップデータに対して小さな文字や記号を記入することができるからである。
【0096】
第2の効果は、携帯端末(PDA)などの画面の表示面積が狭い装置に対して、手書きで記入したメモの視認性が向上する点にある。
その理由は、画面拡大時に記入したメモを通常サイズで表示することにより、 メモ全体に記入してある内容の一覧性が向上するからである。尚、通常サイズ表示時につぶれて読めない文字は、画面を拡大表示すれば読むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作の具体例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の動作の具体例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の動作の具体例を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の動作の具体例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の動作の具体例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の動作の具体例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態の動作の具体例を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の動作の具体例を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態の動作の具体例を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態の動作の具体例を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態の動作の具体例を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態の動作の具体例を示す図である。
【符号の説明】
10 ビットマップデータ処理装置
11 編集手段
12 拡大/縮小手段
13 表示手段
14 拡大/縮小判断手段
15 拡大手段
16 縮小手段
20 ビットマップデータ入力装置
30 ビットマップデータ表示装置
40 スクロール指示装置
50 拡大/縮小表示指示装置
60 記憶装置
61 バッファ
62 バッファ管理情報記憶手段
63 保存バッファ
64 表示バッファ
65 保存バッファ拡大率記憶手段
66 表示バッファ拡大率記憶手段
67 起点座標記憶手段

Claims (12)

  1. 画像データを格納する保存バッファと、
    表示装置に表示する画像データを格納する表示バッファと、
    前記保存バッファに格納された前記画像データの拡大率を示す第1の拡大率を格納する第1の記憶手段と、
    前記表示バッファに格納された前記画像データの拡大率を示す第2の拡大率を格納する第2の記憶手段と、
    拡大表示要求を受けた際に、(1)前記第1の記憶手段に格納された前記第1の拡大率と前記第2の拡大率記憶手段に格納された前記第2の拡大率とが等しい場合、前記第1及び前記第2の拡大率の値をそれぞれ1大きく変更し、前記保存バッファ及び前記表示バッファに格納される画像データ自体を拡大するように保存バッファ処理手段及び表示バッファ処理手段に指示し、(2)前記第1の拡大率が前記第2の拡大率よりも大きい場合は、前記第2の拡大率の値を1大きく変更し、前記表示バッファに格納される画像データ自体を拡大するように表示バッファ処理手段に指示する判断手段と、
    前記判断手段からの指示を受け、前記第1の拡大率の値に応じて前記保存バッファの領域を確保するとともに、前記保存バッファに記憶されている画像データ自体を前記第1の拡大率に応じて拡大して前記保存バッファに保存する保存バッファ処理手段と、
    前記判断手段からの指示を受け、前記第2の拡大率の値に応じて前記表示バッファの領域を確保するとともに、前記表示バッファに記憶されている画像データ自体を前記第2の拡大率に応じて拡大して前記表示バッファに保存する表示バッファ処理手段と、
    前記表示バッファに格納される画像データを編集するための編集手段とを有し、
    前記編集手段は、前記表示バッファに格納される画像データが編集されると、前記保存バッファに格納される画像データに該編集内容を反映することを特徴とするデータ処理方式。
  2. 前記画像データは、拡大率に関わらず同一のドット単位で編集可能であることを特徴とする請求項記載の画像データ処理方式。
  3. ビットマップデータを記憶するバッファと、
    複数のエントリから構成され、それぞれのエントリは、複数の前記バッファのそれぞれと1対1に対応付けされているとともに、それぞれのエントリは、カレントバッファであることを示すカレントバッファフラグと、バッファを指し示すバッファポインタと、バッファに格納されているビットマップデータを表示装置に表示する際のバッファ内の表示範囲となる起点の座標を示す起点座標と、ビットマップデータの拡大比率を示す拡大比率を含むバッファ管理情報記憶手段と、
    前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得するとともに、取得した当該バッファポインタよりカレントバッファとなるバッファを特定し、当該バッファに格納されている、取得した前記起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータを前記表示装置に表示する表示手段と、
    拡大要求を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、当該エントリの拡大比率よりも大きい拡大比率とする新たなエントリを作成するとともに、当該拡大比率に応じたバッファを新たに確保して当該バッファのポインタを当該エントリのバッファポインタに登録し、カレントバッファとして指定されているエントリの拡大比率と新たに作成したエントリの拡大比率により、カレントバッファのサイズに対する新たに確保したバッファのサイズの比率を計算し、計算した当該比率を基に、新たに作成したエントリの起点座標を計算して前記バッファ管理情報記憶手段に登録するとともに、カレントバッファとして指定されているエントリのバッファポインタよりカレントバッファであるバッファを特定し、当該バッファに格納されているビットマップデータを、計算した前記比率に基づいて、新たに確保したバッファに写像し、カレントバッファフラグを新たに作成したエントリに切り替えて拡大が完了した旨を通知する拡大手段と、
    入力されたビットマップデータを受け、前記バッファ管理情報記憶手段のそれぞれのエントリの拡大比率より、カレントバッファの拡大比率に対する当該それぞれのエントリの拡大比率の比率を計算し、計算した当該比率を基に、入力された当該ビットマップデータをそれぞれエントリが管理するバッファに反映する編集手段を備え、
    前記表示手段は、前記拡大手段から拡大が完了した旨の通知を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得するとともに、取得したバッファポインタよりカレントバッファとなるバッファを特定し、当該バッファに格納されている、取得した起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータを前記表示装置に表示することを特徴とするビットマップデータ処理方式。
  4. 縮小指示を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定するとともに、拡大比率が当該エントリの拡大比率よりも小さいエントリがあるか調べ、ある場合には、当該エントリにカレントバッファフラグを切り替え、縮小が完了した旨を通知する縮小手段をさらに備え、
    前記表示手段は、前記縮小が完了した旨の通知を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得するとともに、取得した当該バッファポインタよりカレントバッファとなるバッファを特定し、当該バッファに格納されている、取得した前記起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータを前記表示装置に表示することを特徴とする請求項記載のビットマップデータ処理方式。
  5. 保存バッファと、表示バッファと、保存バッファ拡大率を記憶する保存バッファ拡大率記憶手段と、
    表示バッファ拡大率を記憶する表示バッファ拡大率記憶手段と、
    前記表示バッファに記憶されているビットマップデータを表示装置に表示する際の起点座標を記憶する起点座標記憶手段と、
    前記表示バッファに記憶されているビットマップデータの内の前記表示装置の画面解像度分の矩形領域を前記起点座標記憶手段に記憶されている起点座標を起点として前記表示装置に表示する表示手段と、
    拡大要求を受け、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率と前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率が等しい場合は、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率の値と前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値をそれぞれ大きくして保存バッファ処理手段と表示バッファ処理手段に拡大指示を行い、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率が前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率よりも大きい場合には、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値を大きくして表示バッファ処理手段に拡大指示を行う判断手段とを備え、
    前記保存バッファ処理手段は、前記判断手段からの拡大指示を受け、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率の値に応じた保存バッファを新たに作成するとともに、変更後の保存バッファ拡大率と変更前の保存バッファ拡大率に応じて、前記保存バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した保存バッファに写像し、
    前記表示バッファ処理手段は、前記判断手段からの拡大指示を受け、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値に応じた表示バッファを新たに作成し、変更後の保存バッファ拡大率と変更後の表示バッファ拡大率に応じて、前記保存バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した表示バッファに写像するとともに、変更後の表示バッファ拡大率と変更前の表示バッファ拡大率に応じて、前記起点座標記憶手段に記憶されている起点座標を変更し、
    入力されたビットマップデータを受けると、前記表示バッファ内の表示装置に表示されている矩形領域の部分に当該ビットマップデータを反映させるとともに、変更後の保存バッファ拡大率と変更前の表示バッファ拡大率とに応じて、前記保存バッファにも反映させる編集手段を備えたことを特徴とするビットマップデータ処理方式。
  6. 前記判断手段は、縮小指示を受け、前記表示バッファ拡大率の値を小さくするとともに、前記表示バッファ処理手段に縮小指示を行い、
    前記表示バッファ処理手段は、前記判断手段からの縮小指示を受け、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値に応じた表示バッファを新たに作成し、変更後の表示バッファ拡大率と変更前の表示バッファ拡大率に応じて、前記表示バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した表示バッファに写像することを特徴とする請求項記載のビットマップデータ処理方式。
  7. コンピュータを、
    ビットマップデータを記憶するバッファと、
    複数のエントリから構成され、それぞれのエントリは、複数の前記バッファのそれぞれと1対1に対応付けされているとともに、それぞれのエントリは、カレントバッファであることを示すカレントバッファフラグと、バッファを指し示すバッファポインタと、バッファに格納されているビットマップデータを表示装置に表示する際のバッファ内の表示範囲となる起点の座標を示す起点座標と、ビットマップデータの拡大比率を示す拡大比率を含むバッファ管理情報記憶手段と、
    前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得するとともに、取得した当該バッファポインタよりカレントバッファとなるバッファを特定し、当該バッファに格納されている、取得した前記起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータを前記表示装置に表示する表示手段と、
    拡大要求を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、当該エントリの拡大比率よりも大きい拡大比率とする新たなエントリを作成するとともに、当該拡大比率に応じたバッファを新たに確保して当該バッファのポインタを当該エントリのバッファポインタに登録し、カレントバッファとして指定されているエントリの拡大比率と新たに作成したエントリの拡大比率により、カレントバッファのサイズに対する新たに確保したバッファのサイズの比率を計算し、計算した当該比率を基に、新たに作成したエントリの起点座標を計算して前記バッファ管理情報記憶手段に登録するとともに、カレントバッファとして指定されているエントリのバッファポインタよりカレントバッファであるバッファを特定し、当該バッファに格納されているビットマップデータを、計算した前記比率に基づいて、新たに確保したバッファに写像し、カレントバッファフラグを新たに作成したエントリに切り替えて拡大が完了した旨を通知する拡大手段として機能させ、
    前記表示手段は、拡大が完了した旨の通知を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得するとともに、取得したバッファポインタよりカレントバッファとなるバッファを特定し、当該バッファに格納されている、取得した起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータを前記表示装置に表示することを特徴とするビットマップデータ処理用プログラム。
  8. 前記コンピュータをさらに、入力されたビットマップデータを受け、前記バッファ管理情報記憶手段のそれぞれのエントリの拡大比率より、カレントバッファの拡大比率に対する当該それぞれのエントリの拡大比率の比率を計算し、計算した当該比率を基に、入力された当該ビットマップデータをそれぞれエントリが管理するバッファに反映する編集手段として機能させるための請求項記載のビットマップデータ処理用プログラム。
  9. 前記コンピュータをさらに、縮小指示を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定するとともに、拡大比率が当該エントリの拡大比率よりも小さいエントリがあるか調べ、ある場合には、当該エントリにカレントバッファフラグを切り替え、縮小が完了した旨を通知する縮小手段として機能させ、
    前記表示手段は、前記縮小が完了した旨の通知を受け、前記バッファ管理情報記憶手段のカレントバッファフラグを参照してカレントバッファとして指定されているエントリを特定し、特定した当該エントリのバッファポインタおよび起点座標を取得するとともに、取得した当該バッファポインタよりカレントバッファとなるバッファを特定し、当該バッファに格納されている、取得した前記起点座標を左上の座標とした矩形領域のビットマップデータを前記表示装置に表示することを特徴とする請求項または記載のビットマップデータ処理用プログラム。
  10. コンピュータを、
    保存バッファと、表示バッファと、保存バッファ拡大率を記憶する保存バッファ拡大率記憶手段と、
    表示バッファ拡大率を記憶する表示バッファ拡大率記憶手段と、
    前記表示バッファに記憶されているビットマップデータを表示装置に表示する際の起点座標を記憶する起点座標記憶手段と、
    前記表示バッファに記憶されているビットマップデータの内の前記表示装置の画面解像度分の矩形領域を前記起点座標記憶手段に記憶されている起点座標を起点として前記表示装置に表示する表示手段と、
    拡大要求を受け、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率と前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率が等しい場合は、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率の値と前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値をそれぞれ大きくして保存バッファ処理手段と表示バッファ処理手段に拡大指示を行い、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率が前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率よりも大きい場合には、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値を大きくして表示バッファ処理手段に拡大指示を行う判断手段として機能させ、
    前記保存バッファ処理手段は、前記判断手段からの拡大指示を受け、前記保存バッファ拡大率記憶手段に記憶された保存バッファ拡大率の値に応じた保存バッファを新たに作成するとともに、変更後の保存バッファ拡大率と変更前の保存バッファ拡大率に応じて、前記保存バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した保存バッファに写像し、
    前記表示バッファ処理手段は、前記判断手段からの拡大指示を受け、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値に応じた表示バッファを新たに作成し、変更後の保存バッファ拡大率と変更後の表示バッファ拡大率に応じて、前記保存バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した表示バッファに写像するとともに、変更後の表示バッファ拡大率と変更前の表示バッファ拡大率に応じて、前記起点座標記憶手段に記憶されている起点座標を変更することを特徴とするビットマップデータ処理用プログラム。
  11. 前記コンピュータをさらに、入力されたビットマップデータを受けると、前記表示バッファ内の表示装置に表示されている矩形領域の部分に当該ビットマップデータを反映させるとともに、変更後の保存バッファ拡大率と変更前の表示バッファ拡大率とに応じて、前記保存バッファにも反映させる編集手段して機能させるための請求項10記載のビットマップデータ処理用プログラム。
  12. 前記判断手段は、縮小指示を受け、前記表示バッファ拡大率の値を小さくするとともに、前記表示バッファ処理手段に縮小指示を行い、
    前記表示バッファ処理手段は、前記判断手段からの縮小指示を受け、前記表示バッファ拡大率記憶手段に記憶された表示バッファ拡大率の値に応じた表示バッファを新たに作成し、変更後の表示バッファ拡大率と変更前の表示バッファ拡大率に応じて、前記表示バッファに記憶されているビットマップデータを新たに作成した表示バッファに写像することを特徴とする請求項10または11記載のビットマップデータ処理用プログラム。
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