JP2003296029A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JP2003296029A
JP2003296029A JP2003057879A JP2003057879A JP2003296029A JP 2003296029 A JP2003296029 A JP 2003296029A JP 2003057879 A JP2003057879 A JP 2003057879A JP 2003057879 A JP2003057879 A JP 2003057879A JP 2003296029 A JP2003296029 A JP 2003296029A
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Application number
JP2003057879A
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English (en)
Inventor
Yuji Kuriyama
祐司 栗山
Masaki Sugihara
正貴 杉原
Koji Moriya
孝司 守屋
Katsuyoshi Kaneko
克義 金子
Motoyuki Kashiwagi
基志 柏木
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、タッチパネル式の表示画面を備え
た携帯情報通信機や電子手帳等の情報端末装置に適用さ
れる入力装置において、手書き入力エリアが小さい場合
でも、長い手書きイメージデータを容易に入力すること
を可能にすることを目的とする。 【構成】 入力装置は、タッチパネル14の入力エリア
14aの中に設定される所定の範囲(スクロール開始位
置L)を記憶している。入力エリアにおいてペン等によ
る手書きのイメージ入力があった場合には、その押圧座
標を取込みつつ、対応する表示画素を表示する。ペンの
入力位置が所定範囲を超えてなされた場合には、そのこ
とを記憶しておき、ペンがタッチパネルより離されて一
連の入力が中断した際に、ペン入力位置が所定の範囲を
超えたことが記憶されている場合には、表示画面をスク
ロールして、次のイメージ入力に備えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タッチパネル式の表示
画面を備えた携帯情報通信機や電子手帳等の情報端末装
置に適用される入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タッチパネル式の表示画面を備え
た情報端末装置では、そのタッチパネルを操作して手書
きの文字列を入力し表示することができる。この場合、
手書き入力により表示された文字列は、文字認識されて
コードデータに変換され、対応するフォントパターンと
して表示されるか、入力された手書き文字列がそのまま
表示される。一方、前記タッチパネル式の表示画面にキ
ーボードを表示させ、キー入力による文字列をフォント
パターンとして表示することもできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の情報端末装置において、前記キーボード入力による
文字列と前記手書き入力による文字列とを混在して扱う
場合、キー入力されたコード文字列と、文字認識されて
コードデータに変換された手書き入力による文字列と
は、何れもコードデータとして同等に扱うことができる
が、手書きのままの文字列は独立したイメージデータと
して処理されるので、前記キー入力されたコード文字列
と同等に扱うことができない問題がある。
【0004】また、前記手書きのままの文字列は独立し
たイメージデータとして処理されるので、語句単位のデ
ータとして訂正,削除等を行なうことができない問題が
ある。
【0005】また、前記従来の情報端末装置において、
その限られた手書き入力エリアでは、連続する長い手書
きイメージデータを容易に入力することはできない問題
がある。
【0006】本発明の目的は、手書き入力エリアが小さ
い場合でも、長い手書きイメージデータを容易に入力す
ることが可能になる入力装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の入力装置は、前
記目的を達成するために、表示一体型の手書きデータ入
力手段と、前記手書きデータ入力手段の入力エリアで手
書き入力があった場合に、その手書きの軌跡を当該入力
エリアに表示させる入力表示手段と、前記入力エリアで
の手書き動作において連続する手書き入力が所定範囲を
超えたか判断する範囲超過判断手段と、 前記入力エリ
アでの連続する手書き入力が中断した際に、前記範囲超
過判断手段がその手書き入力中に所定範囲を超えたこと
を判断していた場合には、入力表示画面をスクロールす
るスクロール手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】本発明の入力装置は、さらに、前記スクロ
ール手段によりスクロールした回数を記憶するスクロー
ル回数記憶手段と、前記スクロール手段によりスクロー
ルする表示画面の幅を記憶するスクロール幅記憶手段
と、前記入力エリアでの手書き入力に伴ない取込まれる
入力座標データを、前記スクロール記憶手段に記憶され
たスクロールの回数と前記スクロール幅記憶手段に記憶
されたスクロールの幅とに基づき補正する入力座標補正
手段とを備えることができる。
【0009】なお、前記スクロール手段は、表示画面を
横方向にスクロールするものであり、前記範囲超過判断
手段は、入力エリアの所定範囲として、前記スクロール
幅記憶手段が記憶するスクロール幅よりも大きい横方向
の長さを基準にして超過判断することが望ましい。
【0010】
【作用】前記入力装置では、入力エリアで連続する手書
き入力があった場合は、その入力座標が取込まれて対応
する表示画素が手書きの軌跡として表示され、前記入力
エリアで連続する手書き入力が中断した際に、当該入力
位置が前記入力エリアの所定範囲を超えている場合に
は、表示画面がスクロールされることになる。
【0011】また前記入力装置にスクロールした回数
と、スクロールする表示画面の幅を記憶させることで、
前記入力エリアでの手書き入力に伴ない取込まれる座標
データは、スクロールの回数とスクロールの幅とに基づ
き補正されるようになる。
【0012】なお、前記入力装置の前記範囲超過判断手
段が、入力エリアの所定範囲として、前記スクロール幅
記憶手段が記憶するスクロール幅よりも大きい横方向の
長さを基準にして判断すると、前記スクロール手段が表
示画面を横方向にスクロールする際に、前回手書きした
データの一部が残って見えるように画面をスクロールす
ることができる。
【0013】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は本発明の入力装置を搭載した携帯情報通信
機の外観構成を示す正面図である。
【0014】この通信機本体11は、ユーザが片手で十
分に把持できる程度の大きさからなり、この通信機本体
11の正面には、その正面中央に表示装置である液晶表
示パネル12と座標入力装置としてのタブレット13と
を重ねてなるタッチパネル14が設けられる。
【0015】このタッチパネル14は、キーボード表示
によるキー入力操作や手書き入力ボード表示による手書
き入力操作を行なうための入力エリア14aと、この入
力エリア14aにおいて入力が確定したキーデータや手
書きデータを表示するための出力エリア14bとに分割
される。
【0016】また、前記タッチパネル14の周囲には、
キー入力部15が設けられる。このキー入力部15に
は、電源を投入する際に操作される「ON」キー15
a、データを入力するモードを指定する際に操作される
「入力」キー15b、データを送信する際に操作される
「送信」キー15c、受信データを確認する際に操作さ
れる「受信」キー15d、受信データを確認した際に操
作される「確認」キー15e、タッチパネル14に表示
されたカーソルの移動操作やデータの選択操作を行なう
際に操作されるカーソルキー15f等が備えられる。
【0017】図2は前記携帯情報通信機の電子回路の構
成を示すブロック図である。この携帯情報通信機の電子
回路は、制御部(CPU)21を備えている。この制御
部(CPU)21は、タブレット13からタブレット制
御部13aを介して入力されるタッチ入力操作信号やキ
ー入力部15から入力されるキー入力操作信号に従っ
て、ROM22に予め記憶されているシステムプログラ
ムを起動させ、回路各部の動作制御を実行するもので、
制御部(CPU)21には、前記タブレット制御部13
a、タブレット13、キー入力部15、及びROM22
の他、RAM23が接続されると共に、無線ユニット2
4を介してアンテナ25が接続される。
【0018】また、前記制御部(CPU)21には、表
示ドライバ12aを介して液晶表示パネル12が接続さ
れる。前記タッチパネル14のタブレット13は、前記
液晶表示パネル12の表示領域に対応する透明のタッチ
領域を有し、前記液晶表示パネル12の表示画面に重ね
て配設されるもので、タッチペン等によりタブレット1
3上の何れかの点がタッチ操作されると、そのタッチ操
作位置に対応する電圧信号がタブレット制御部13aを
介してタッチ入力割込み信号と共に制御部(CPU)2
1に供給される。
【0019】これにより、制御部(CPU)21では、
前記タブレット13からタブレット制御部13aを介し
て供給される電圧信号に基づき、前記液晶表示パネル1
2に対するタッチ入力座標が検出され、そのタッチ入力
軌跡が表示されたり、その時の表示内容に基づいてタッ
チ操作の内容が判断される。
【0020】前記ROM22には、この携帯情報通信機
の全体動作を司るシステムプログラムが予め記憶される
と共に、キーボードの表示によるキー入力処理プログラ
ム、手書きボードの表示による手書き入力処理プログラ
ム、手書きデータを出力データに変換する手書き/出力
変換処理プログラム、キーデータや手書きデータの出力
処理プログラム、キーデータや手書きデータをその最終
データから削除するバックスペース処理プログラム等、
各種動作モードに応じたサブプログラムが予め記憶され
る。
【0021】また、前記ROM22には、液晶表示パネ
ル12で表示すべき全ての文字,数字,記号キャラクタ
等のフォントパターンも、キャラクタジェネレータとし
て記憶される。
【0022】さらに、前記ROM22には、前記手書き
入力処理プログラムの起動時において、タッチパネル1
4の入力エリア14aで入力表示された手書きデータの
スクロール処理を実行するための所定のスクロール開始
位置データ,スクロール幅データ,及びスクロール最大
回数データが予め記憶される。
【0023】本実施例では、スクロール幅は、入力エリ
ア14aの長さの2/3とし、スクロール最大回数は3
回とする。また、スクロール開始位置は、入力エリア1
4aの長さの4/5の位置とする。
【0024】図3は前記携帯情報通信機のタッチパネル
14における入力表示及び出力表示状態を示す図であ
り、同図(A)はキー入力処理に伴ない入力されたキー
データの出力表示状態を示す図、同図(B)は手書き入
力処理に伴なうスクロール開始ラインLの表示状態を示
す図、同図(C)は手書き入力処理に伴なう手書きデー
タのスクロール状態を示す図、同図(D)は手書き入力
処理に伴ない入力された手書きデータ出力表示状態を示
す図である。
【0025】ここで、図3(A)は、タッチパネル14
の入力エリア14aにキーボードKを表示させたキー入
力状態であり、図3(B)〜(D)は、タッチパネル1
4の入力エリア14aに手書き入力ボードPを表示させ
た手書き入力状態である。
【0026】前記タッチパネル14の入力エリア14a
の右端には、キーボードKの表示によるキー入力処理と
手書き入力ボードPの表示による手書き入力処理とを切
替える際に操作される「切替え」キー31、キーデータ
や手書きデータをその最終データから削除する際に操作
される「BS」(バックスペース)キー32、データ入
力位置を改行する際に操作される「改行」キー33、入
力データを1語単位として区切る際に操作される「スペ
ース」キー34が常に表示される。
【0027】すなわち、図3(A)に示すように、タッ
チパネル14の入力エリア14aに表示されたキーボー
ドKをタッチ操作して入力されたキーデータは、順次、
出力エリア14aに表示される。
【0028】また、図3(B)に示すように、タッチパ
ネル14の入力エリア14aに表示された手書き入力ボ
ードPをタッチ操作して入力された手書きデータの軌跡
は、そのタッチ位置座標(x,y)が一定周期でサンプ
リングされ、このサンプリングされた各座標(x1 ,y
1 )(x2 ,y2 )…(xn ,yn )間を順次描画する
ことで表示される(エコーバック表示)。
【0029】ここで、(x1 ,y1 )等の座標は、タッ
チパネル14の左上端を原点とした値である。この場
合、手書き入力位置がスクロール開始ラインLを超える
と、前記エコーバック表示された手書きデータは、所定
のスクロール幅でスクロールされ、図3(C)に示すよ
うに、連続した手書き入力が行なえる。
【0030】そして、前記一連の手書きデータは、「ス
ペース」キー34による区切り操作に応じて1語単位で
確定され、図3(D)に示すように、出力エリア14b
に表示される。
【0031】図4は前記携帯情報通信機のRAM23に
備えられるデータレジスタの構成を示す図である。前記
RAM23には、入力コード文字バッファ41、手書き
バッファ42、エコーバック表示バッファ43、スクロ
ールフラグレジスタ44、スクロール回数レジスタ4
5、出力情報エリア46、全体語数レジスタ47、カー
ソル位置レジスタ48、入力状態レジスタ49、表示用
ワークエリア50等が備えられる。
【0032】前記入力コード文字バッファ41には、前
記タッチパネル14の入力エリア14aに表示されたキ
ーボードKのタッチ操作に伴ない入力されたキーに対応
する文字コードが一時的に記憶される。
【0033】前記手書きバッファ42には、図4(A)
に示すように、前記タッチパネル14の入力エリア14
aに表示された手書き入力ボードPのタッチ操作に伴な
い入力された手書きの軌跡に対応する各座標(x1 ,y
1 )(x2 ,y2 )…(xn,yn )が一時的に記憶さ
れると共に、連続する座標間でタッチ操作が途切れた点
を示すためのペン離れコード(FF,FF)が一時的に
記憶される。
【0034】前記エコーバック表示バッファ43には、
前記手書きバッファ42に記憶された各座標間を線分で
繋いだイメージデータが記憶され、ペン離れコードに対
応する位置は1本1本の途切れとなる。
【0035】前記スクロールフラグレジスタ44には、
手書き入力ボードPにおける手書き入力位置がスクロー
ルラインLを越えた際に“1”がセットされる。前記ス
クロール回数レジスタ45には、手書き入力ボードPに
おける手書きデータのスクロール処理された回数が記憶
される。
【0036】前記出力情報エリア46は、図4(B)及
び図4(C)に示すように、出力情報管理データエリア
46aと出力情報実データメモリエリア46bとからな
るもので、前記入力コード文字バッファ41や手書きバ
ッファ42に記憶されたキーデータや手書きデータが、
「スペース」キー34の区切り操作に対応する1語単位
で実データメモリエリア46bに移動記憶されると共
に、そのそれぞれの属性データ及び記憶位置を示すポイ
ンタデータ及びデータ長が、管理データエリア46aに
対応付けて記憶される。
【0037】前記全体語数レジスタ47には、前記「ス
ペース」キー34による区切り操作を1語単位として入
力されたキーデータや手書きデータの全体語数が、順次
加算されて記憶される。
【0038】前記カーソル位置レジスタ48には、カー
ソル位置を示すデータが、順次更新されて記憶される。
前記入力状態レジスタ49には、キーボードKの表示に
よるキー入力状態か手書き入力ボードPの表示による手
書き入力状態かを示す入力状態データが記憶される。
【0039】前記表示用ワークエリア50は、前記タッ
チパネル14の出力エリア14bに対応する表示ドット
パターンの記憶領域を有するもので、この表示用ワーク
エリア50には、前記出力情報エリア46に記憶された
キーデータや手書きデータが、被表示データとして順次
1語単位で展開されて記憶される。
【0040】次に、前記構成による入力装置を搭載した
携帯情報通信機のデータ入力動作について説明する。図
5は前記携帯情報通信機における文字入力処理を示すフ
ローチャートである。
【0041】図6は前記携帯情報通信機の文字入力処理
に伴なうキー入力処理を示すフローチャートである。図
7は前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なう出力処
理を示すフローチャートである。
【0042】図8は前記携帯情報通信機の文字入力処理
に伴なう手書き入力処理を示すフローチャートである。
図9は前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なう手書
き/出力変換処理を示すフローチャートである。
【0043】図10は前記携帯情報通信機の手書き/出
力変換処理に伴なう手書きデータの出力エリアに対応さ
せた座標変換処理を説明するための図である。図11は
前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なうバックスペ
ース処理を示すフローチャートである。
【0044】すなわち、キー入力部15の「入力」キー
15bを操作すると、図5における文字入力処理が起動
され、RAM23内の各種レジスタの内容がクリアされ
て初期化されると共に、タッチパネル14に対する入力
・表示の待機状態となる(ステップS1,S2)。
【0045】本実施例では、RAM23内の入力状態レ
ジスタ49にキー入力状態データが初期セットされるも
のとし、タッチパネル14の入力エリア14aに、図3
(A)に示すように、キーボードKが表示されて待機状
態となる。そして、入力エリア14aがタッチされる
と、その時のモードが判断され、図6におけるキー入力
処理に移行する(ステップS3→SA)。
【0046】このキー入力処理において、キーボードK
の文字キーがタッチ操作され、例えば「COME」と入
力されると、そのキー入力毎に各キー「C」「O」
「M」「E」に対応する文字コードが順次RAM23内
の入力コード文字バッファ41に記憶される(ステップ
A1→A2)。
【0047】すると、前記キー入力された各文字コード
データは、図4(B)及び(C)に示すように、出力情
報エリア36における実データメモリエリア46bに順
次転送され記憶更新されると共に、その属性データ「コ
ード」、ポインタデータ「P1」、データ長「4」が管
理データエリア46aに記憶される(ステップA3,A
4)。
【0048】前記属性データは、入力データが手書きか
キーコードかを示すもので、キー入力の場合は「コー
ド」が記憶される。ポインタは「COME」が記憶され
た実データメモリエリア46bの先頭アドレスを示すも
のである。
【0049】また、前記管理データエリア46aに記憶
されるデータ長は、当該データの記憶長さを示すもので
ある。文字コードは、1文字当り8ビットを要すると
し、データ長は、バイト単位で管理すると、前記管理デ
ータエリア46aのデータ長は、「C」→「O」→
「M」→「E」と入力される毎に「1」→「2」→
「3」→「4」と更新される。
【0050】こうして、キーデータ「COME」が順次
入力されると、その都度、図7における出力処理に移行
する(ステップSA→SB)。この出力処理では、ま
ず、RAM23内の表示用ワークエリア50がクリアさ
れて初期化され、前記出力情報エリア46の実データメ
モリエリア46bに記憶されたキーデータ「COME」
が、管理データエリア46aにて管理されているポイン
タデータ「P1」に従って読出されると共に、その属性
データが「コード」として判断される(ステップB1,
B2,B3)。
【0051】すると、前記出力情報エリア46の実デー
タメモリエリア46bから読出されたキーデータ「CO
ME」は、順次コード文字としてフォントパターンに展
開されて前記表示用ワークエリア50に書込まれ、タッ
チパネル14の出力エリア14bに表示される(ステッ
プB3→B4a,B5→S2)。
【0052】こうして、キーデータ「COME」を入力
表示させ、「スペース」キー34を操作すると、前記図
6におけるキー入力処理に移行し(ステップS3→S
A)、前記入力コードバッファ41に記憶されている文
字コード「COME」がクリアされると共に、全体語数
レジスタ47の語数値が(+1)されて“1”にセット
される(ステップA1→A5→A6,A7)。
【0053】これにより、「COME」が1語として確
定したことになる。この後、前記入力エリア14aに表
示されたキーボードKにおいて、「TO」と入力して出
力エリア14bに表示させ、「スペース」キー34によ
り1語単位の区切り操作を行なうと、前記同様に、図6
におけるキー入力処理及び図7における出力処理を経
て、出力情報エリア46にキーデータ「TO」に対応す
る文字コード、及びその属性データ「コード」,ポイン
タデータ「P2」,データ長「2」が記憶されると共
に、全体語数レジスタ47の語数値が“2”に更新セッ
トされる。
【0054】ここで、前記キーボードKを操作して入力
表示させたキーデータを削除するために、「BS」キー
32を操作すると、図11におけるバックスペース処理
に移行する(ステップS2→S3→SC)。
【0055】このバックスペース処理において、入力状
態レジスタ49に記憶されている入力状態データに基づ
き、キーボードKによるキー入力表示状態であると判断
されると、入力コード文字バッファ41の書込み位置を
示す書込みポインタが先頭にあるか否かによって、書込
み途中にあるかが判断される(ステップC1→C2)。
【0056】ここで、例えば前記「COME」→(スペ
ース)→「TO」まで入力し「BS」キー32を操作し
たとすると、「スペース」キー34による1語単位の区
切りを行なっていない状態であるから、前記入力コード
文字バッファ41にデータが書込み途中にあると判断さ
れ、該入力コード文字バッファ41に記憶されている最
終文字「O」のコードデータのみが削除される。また、
同時に、これに対応して出力情報エリア46における実
データメモリエリア46bのポインタP2に記憶されて
いるキーデータ「TO」も「O」のみ削除され、さら
に、管理データエリア46aに対応記憶されているデー
タ長「2」も「1」に書換えられる(ステップC2→C
3,C4)。
【0057】すると、前記図7における出力処理(ステ
ップB1,B2,B3→B4a,B5)を経て、表示用
ワークエリア50には、キーデータ「COME T」が
展開され、出力エリア14bには、前記最終入力キーデ
ータ「O」のみ削除された「COME T」が表示され
る(ステップSB→S2)。
【0058】一方、例えば前記「COME」→(スペー
ス)→「TO」→(スペース)まで入力してから「B
S」キー32を操作すると、1語単位の区切りを行なっ
た状態であるから、前記入力コード文字バッファ41は
クリアされており、書込みポインタが先頭に復帰されて
いると判断され、出力情報エリア46における実データ
メモリエリア46bのポインタP2に記憶されている最
終キーデータ「TO」がその1語(文字列)単位で削除
され、管理データエリア46aに対応記憶されている属
性データ「コード」,ポインタデータ「P2」,データ
長「2」もそれぞれ削除される(ステップC2→C
5)。
【0059】また、これと共に、全体語数レジスタ47
の語数値が(−1)されて“1”に書換えられる(ステ
ップC6)。すると、前記図7における出力処理(ステ
ップB1,B2,B3→B4a,B5)を経て、表示用
ワークエリア50には、キーデータ「COME」が展開
され、出力エリア14bには、前記最終入力文字列「T
O」が削除された「COME」が表示される(ステップ
SB→S2)。
【0060】一方、前記キーボードKをタッチ操作し
て、「COME」→(スペース)→「TO」→(スペー
ス)と入力し、出力エリア14bに表示させた状態で、
次に、手書きによる文字データを入力するために「切替
え」キー31を操作すると、前記タッチパネル14の入
力エリア14aには、図3(B)に示すように、手書き
入力ボードPが表示され入力待機状態となる(ステップ
S3→S4→SB→S2)。
【0061】ここで、入力エリア14aをタッチする
と、手書き入力ボードPの表示による手書き入力状態で
あることが判断され、図8における手書き入力処理に移
行する(ステップS3→SD)。
【0062】この手書き入力処理において、前記手書き
入力ボードPに対し、タッチペンにより、例えば「M
y」と手書き入力して行くと、その手書き入力に伴なう
軌跡が座標データ(x,y)として一定周期でサンプリ
ングされる。その際、ペンが離されたか、及び入力位置
がスクロール開始ラインLを超えたか否かが常時判断さ
れ、該スクロール開始ラインLを超えた場合には、スク
ロールフラグレジスタ44に“1”がセットされる(ス
テップD1→D2→D3)。
【0063】また、前記手書き入力に伴ないサンプリン
グされた座標データ(x,y)は、そのx座標のみ、R
OM22に予め記憶されているスクロールの幅とRAM
23内のスクロール回数レジスタ45に記憶されている
スクロール処理の回数とに基づき補正される(ステップ
D4)。
【0064】なお、前記手書きデータ「My」の入力中
にあっては、スクロール開始ラインLを超えないので、
スクロールフラグはセットされず、また、スクロール回
数レジスタ45は“0”にセットされているので、順次
サンプリングされる入力軌跡の座標データ(x1 ,y1
)(x2 ,y2 )…(xn ,yn )は、実質的な補正
を受けない。そして、入力された今回座標が前回座標と
比較され、異なると判断された場合のみ、新たに更新さ
れた座標データが順次RAM23内の手書きバッファ4
2に記憶されて行く(ステップD2→D4,D5→D
6)。
【0065】すると、前記手書きバッファ42に記憶さ
れて行く各座標データ(x1 ,y1)(x2 ,y2 )…
(xn ,yn )間を結ぶ線分イメージデータがエコーバ
ック表示バッファ43に順次書込まれ、前記手書き入力
に伴なう「My」の軌跡が、手書き入力ボードP上に描
画され表示される(ステップD7→S5)。
【0066】そして、前記手書きデータ「My」を手書
きして、手書き入力ボードPからタッチペンが離れる
と、入力座標データなしがサンプリングされ、前回もペ
ン離れであったか判断し、そうでなければRAM23内
のスクロールフラグレジスタ44にスクロールフラグ
“1”がセットされているか否か判断される(ステップ
D1→D8→D9)。
【0067】この場合、前記「My」を手書き入力した
時点では、スクロールフラグはセットされていないの
で、その手書きデータ「My」の各座標データ(x1 ,
y1 )(x2 ,y2 )…(xn ,yn )に続き、ペン離
れコード(FF,FF)が手書きバッファ42に記憶さ
れる(ステップD9→D12)。
【0068】さらに、この手書き入力処理において、前
記同様に、手書き入力ボードPに対し、「Offic
e」の「O」を手書き入力して行く際に、その入力位置
がスクロール開始ラインLを超えたと判断されると、ス
クロールフラグレジスタ44に“1”がセットされる
(ステップD1→D2→D3)。
【0069】この手書きデータ「O」の入力中にあって
は、スクロールフラグがセットされるものの、スクロー
ル回数レジスタ45は依然として“0”にセットされて
いるので、順次サンプリングされる入力軌跡の座標デー
タ(xn+1 ,yn+1 )(xn+2 ,yn+2 )…(xm ,y
m )は、実質的な補正を受けず、前回座標と今回座標が
異なると判断された新たに更新された座標データのみが
順次RAM23内の手書きバッファ42に記憶されて行
く(ステップD2→D3,D4,D5→D6)。
【0070】すると、前記手書きバッファ42に記憶さ
れて行く各座標データ(xn+1 ,yn+1 )(xn+2 ,y
n+2 )…(xm ,ym )間を結ぶ線分イメージデータが
エコーバック表示バッファ43に順次書込まれ、前記手
書き入力に伴なう「O」の軌跡が、手書き入力ボードP
上に描画され表示される(ステップD7→S5)。
【0071】そして、前記手書きデータ「O」を手書き
して、手書き入力ボードPからタッチペンが離れると、
そのペン離れがサンプリングされた時点で、前記RAM
23内のスクロールフラグレジスタ44にスクロールフ
ラグ“1”がセットされていると判断されるので、RA
M23内のスクロール回数レジスタ45に記憶されたス
クロール回数が読出され、ROM22内に予め記憶され
ているスクロール処理の最大可能回数をオーバしたか否
か判断される(ステップD1→D8→D9→D10)。
【0072】この場合、前記スクロール回数レジスタ4
5に記憶されたスクロール処理の回数は“0”なので、
前記スクロール処理の最大可能回数(3回)はオーバし
てないと判断され、前記エコーバック表示バッファ43
に書込まれた手書きイメージデータの手書き入力ボード
Pに対する表示範囲が、ROM22に予め記憶されてい
る所定のスクロール幅に従ってスクロールされる。ま
た、これと共に、スクロール回数レジスタ45における
スクロール回数値が(+1)されて“1”にセットさ
れ、スクロールフラグレジスタ44が“0”にリセット
される(ステップD10→D11)。
【0073】そして、前記手書きデータ「O」の各座標
データ(xn+1 ,yn+1 )(xn+2,yn+2 )…(xm ,
ym )に続き、ペン離れコード(FF,FF)が手書き
バッファ42に記憶される(ステップD12)。
【0074】次に、図3(C)に示すように、前記手書
きデータ「O」に続いて「ffice」が手書き入力さ
れると、前記同様の手書き入力処理に従って、その各座
標データ及びペン離れコードが手書きバッファ42に記
憶される。そして、エコーバック表示バッファ43に対
しその座標データ間を結ぶ線分イメージデータが順次書
込まれ、前記スクロール表示された手書き入力ボードP
上の手書きデータ「O」に続いて「ffice」と表示
される。
【0075】この場合、前記スクロール処理後の手書き
データ「ffice」に対応して手書きバッファ42に
記憶されて行く各座標データは、スクロール回数レジス
タ45に記憶されたスクロール回数値“1”及びROM
22に予め記憶されている所定のスクロール幅に基づい
て、そのx座標が補正されるので、前記スクロール処理
以前の手書きデータ「My」の描画位置に対し、スクロ
ール処理後の手書きデータ「ffice」の描画位置が
重複してしまうことはない。
【0076】こうして、前記手書き入力処理(ステップ
SD)及びエコーバック表示処理(ステップS5)に従
って、図3(B)及び(C)で示したように、手書き入
力ボードP上で手書きデータ「My Office」と
手書き入力しその入力軌跡を表示させた状態で、「スペ
ース」キー34により1語単位の区切り操作を行なう
と、図9における手書き/出力変換処理に移行する(ス
テップS3→SE)。
【0077】この手書き/出力変換処理では、まず、前
記タッチパネル14の入力エリア14a上の手書き入力
ボードPにおける手書き入力処理に従ってRAM23内
の手書きバッファ42に記憶された手書きデータ「My
Office」に対応する各座標データ(x1 ,y1
)(x2 ,y2 )…が、図10に示すように、出力エ
リア14bに対応させた相対座標に変換される(ステッ
プE1)。
【0078】つまり、前記手書きデータに対応する各座
標データ(x1 ,y1 )(x2 ,y2 )…は、タブレッ
ト13の左上端を原点とした座標であって、これらがそ
れぞれ、下式(1)に従って出力エリア14bの左端を
始点Q(0,0)とする相対座標に変換されるもので、
この座標変換後の手書きデータの各座標データは、再び
前記手書きバッファ42に記憶される。
【0079】 [(x−Xmin ),(y−Ymin )] …式(1) また、これと共に、RAM23内の出力情報エリア46
における管理データエリア46aに対し、図4(B)に
示すように、前記1語単位で区切られた手書きデータ
「My Office」の属性「手書」,ポインタ「P
3」,データ長「60」が書込まれる(ステップE
2)。
【0080】この場合、前記手書きデータ「My Of
fice」のデータ長「60」は、前記手書きバッファ
42に記憶された一連の座標データが、60バイトに渡
り書込まれていることを示している。
【0081】そして、前記手書きバッファ42に記憶さ
れている手書きデータの一連の座標データが、図4
(C)に示すように、前記出力情報エリア46における
実データメモリエリア46bに転送移動され、手書きバ
ッファ42の内容がクリアされると共に、エコーバック
表示バッファ43の内容もクリアされる(ステップE
3)。
【0082】すると、全体語数レジスタ47に記憶され
ている語数値が(+1)されて“3”に更新される(ス
テップE4)。こうして、手書きデータ「My Off
ice」に対応する各相対座標データが前記出力情報エ
リア46の実データメモリエリア46bに記憶されると
共に、その属性,ポインタ,データ長が管理データエリ
ア46aに書込まれ、全体語数値が更新されると、図7
における出力処理に移行する(ステップSE→SB)。
【0083】この出力処理では、RAM23内の表示用
ワークエリア50が初期化され、前記出力情報エリア4
6の実データメモリエリア46bに記憶された手書きデ
ータ「My Office」が、管理データエリア46
aにて管理されているポインタデータ「P3」に従って
読出されると共に、その属性データが「手書」として判
断される(ステップB1,B2,B3)。
【0084】すると、前記出力情報エリア46の実デー
タメモリエリア46bから読出された手書きデータ「M
y Office」を構成する一連の座標データは、下
式(2)に従って入力エリア14aの入力高aと出力エ
リア14bの出力高bの大小比率に合わせた座標値に補
正され、前記表示用ワークエリア50に展開されて書込
まれ、図3(D)に示すように、出力エリア14bに対
し前記キーデータ「COME TO」に続いて表示され
る(ステップB3→B4b,B5→S2)。
【0085】 (x,y)←[{x×(b/a)},{y×(b/a)}] …式(2) 一方、前記手書き入力処理中に、手書き入力ボードPを
操作して該手書き入力ボードP上にエコーバック表示さ
れた手書きデータを削除したい場合、あるいは、前記
「スペース」キー34による1語単位の区切り操作後
に、出力エリア14b上に座標変換されて表示された手
書きデータを削除したい場合のそれぞれにおいて、「B
S」キー32を操作すると、図11におけるバックスペ
ース処理に移行する(ステップS2→S3→SC)。
【0086】このバックスペース処理において、入力状
態レジスタ49に記憶されている入力状態データに基づ
き、手書き入力ボードPによる手書き入力表示状態であ
ると判断されると、手書きバッファ42の書込み位置を
示す書込みポインタが先頭にあるか、書込み途中にある
かが判断される(ステップC1→C7)。
【0087】ここで、例えば前記図3(B)及び図3
(C)で示したように、「My Office」の手書
き入力中に「BS」キー32の操作があると、「スペー
ス」キー34による1語単位の区切り操作を行なってい
ないから、前記手書きバッファ42の書込みポインタが
書込み途中にあると判断され、その直前の手書き入力位
置に対応してサンプリングされた座標データが、手書き
バッファ42から削除されると共に、該手書きバッファ
42の書込みポインタが(−1)される(ステップC7
→C8)。
【0088】すると、前記手書きバッファ42において
削除された座標データに基づきエコーバック表示されて
いる手書きデータの最終の1本分の線分イメージデータ
が削除された状態で再表示される(ステップC9→S
2)。
【0089】一方、例えば前記図3(D)で示したよう
に、「My Office」の手書き入力後、「スペー
ス」キー34による1語単位の区切り操作を行なってか
ら「BS」キー32をタッチすると、その手書きデータ
が出力エリア14bに表示されており、前記手書きバッ
ファ42はクリアされてポインタが先頭に復帰されてい
るから、出力情報エリア46における実データメモリエ
リア46bのポインタP3に記憶されている最終手書き
データ「My Office」がその1語(文字列)単
位で削除される。そして、管理データエリア46aに対
応記憶されている属性データ「手書」,ポインタデータ
「P3」,データ長「60」もそれぞれ削除される(ス
テップC7→C5)。
【0090】また、これと共に、全体語数レジスタ47
の語数値が(−1)されて“2”に書換えられる(ステ
ップC6)。すると、前記図7における出力処理を経
て、表示用ワークエリア50には、キーデータ「COM
E TO」のみが展開され、出力エリア14bには、前
記最終入力文字列「My Office」が削除された
「COME TO」が表示される(ステップSB→S
2)。
【0091】一方、前記図3(D)で示したように、手
書きデータ「My Office」が出力エリア14b
に表示された状態で、再び、キー操作による文字データ
を入力するために「切替え」キー31を操作すると、前
記タッチパネル14の入力エリア14aには、再びキー
ボードKが表示され、キー入力待ちの状態となる(ステ
ップS3→S6)。
【0092】すると、RAM23内の入力状態レジスタ
49に記憶された入力状態データに基づき、キーボート
Kの表示によるキー入力状態であることが判断され、図
6におけるキー入力処理に再移行する(ステップS3→
SA)。
【0093】ここまでは、キーボードKによるキー文字
の入力を説明したが、キーボードKの代わりに定形句の
メニュー表示とすることができる。例えば定形句として
「待ち合わせは、」として、この定形句を呼出した後
に、「10時」又は「渋谷」と手書き文字を追加するよ
うにすれば、簡単な手間でメッセージを作成でき、相手
に送信することができる。
【0094】したがって、前記構成の入力装置を搭載し
た携帯情報通信機によれば、タッチパネル14の入力エ
リア14aに表示させたキーボードKを操作してキーデ
ータを入力すると、そのそれぞれの文字コードデータが
RAM23内の出力情報エリア46における実データメ
モリエリア46に記憶されると共にその属性,記憶ポイ
ンタ,データ長が管理データエリア46aに書込まれ、
また、前記入力エリア14aに表示させた手書き入力ボ
ードPを操作して手書きデータを入力すると、その入力
軌跡に対応して一定周期でサンプリングされた座標デー
タが前記実データメモリエリア46に記憶されると共に
その属性,記憶ポインタ,データ長が管理データエリア
46aに書込まれ、この出力情報エリア46に記憶され
た実データ及びその管理データに基づき、前記文字コー
ドからなるキーデータ及び座標の集合により構成される
イメージデータからなる手書きデータが、前記タッチパ
ネル14の出力エリア14bに共に表示されるので、キ
ー入力されたコード文字列と手書きのままのイメージデ
ータとを同等の処理により入力表示することができる。
【0095】本実施例では、出力情報エリア46に、管
理データと実データを分けて記憶させたが、このような
ポインタ形式ではなく、実データと区切りコードの連続
データの記憶形式としても良い。
【0096】また、前記手書きボードpにおいて入力さ
れる手書きデータは、キーボードKにおいて入力される
キーデータと同様に、「スペース」キー34による1語
単位の区切り操作毎に、出力情報エリア46における実
データメモリエリア46bに新たなポインタが設定され
て記憶され、その記憶ポインタが管理データエリア46
aにて記憶管理されるので、「BS」キー32を操作し
てデータの削除を指示すると、前記入力座標の集合から
なるイメージデータとして記憶されている手書きデータ
にあっても、一連の語句単位のデータとして削除するこ
とができる。
【0097】なお、区切りとしては、「スペース」キー
34を使用せず、ペン離れから一定時間たったことを検
知する手段を設けて、一定時間入力がないと検知された
場合に区切りとしても良い。
【0098】そして、動作は削除だけでなく、語句単位
の移動,コピーを実行するようにしても良い。また、タ
ッチパネル14の入力エリア14aに手書き入力ボード
Pを表示させた手書き入力の状態で、その手書き入力位
置がスクロール開始ラインLを超えてペン離れが検出さ
れると、それまでの手書き入力により前記手書き入力ボ
ードP上にエコーバック表示された手書きイメージデー
タの表示範囲が、ROM22に予め記憶されている所定
のスクロール範囲に従ってスクロールされて表示される
ので、連続する長い手書きデータでも容易に入力するこ
とができる。
【0099】なお、スクロール幅や、スクロール開始位
置は、ユーザが設定するようにしても良いし、スクロー
ル開始位置の表示は、他の表示形態でも良く、表示がな
くても良い。さらに、スクロール回数に制限がある場合
に、もうスクロールができないことを特殊表示で報知す
ることもできる。
【0100】
【発明の効果】以上のように、本発明の入力装置によれ
ば、入力エリアで連続する手書き入力があった場合は、
その入力座標が取込まれて対応する手書きの軌跡が表示
され、前記入力エリアで連続する手書き入力が中断した
際に、手書きの入力位置が前記入力エリアの所定の範囲
を超えていた場合には、表示画面がスクロールされるの
で、手書き入力エリアが小さい場合でも、長い手書きイ
メージデータを容易に入力することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる入力装置を搭載した携
帯情報通信機の外観構成を示す正面図。
【図2】前記携帯情報通信機の電子回路の構成を示すブ
ロック図。
【図3】前記携帯情報通信機のタッチパネルにおける入
力表示及び出力表示状態を示す図であり、同図(A)は
キー入力処理に伴ない入力されたキーデータの出力表示
状態を示す図、同図(B)は手書き入力処理に伴なうス
クロール開始ラインLの表示状態を示す図、同図(C)
は手書き入力処理に伴なう手書きデータのスクロール状
態を示す図、同図(D)は手書き入力処理に伴ない入力
された手書きデータ出力表示状態を示す図。
【図4】前記携帯情報通信機のRAMに備えられるデー
タレジスタの構成を示す図。
【図5】前記携帯情報通信機における文字入力処理を示
すフローチャート。
【図6】前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なうキ
ー入力処理を示すフローチャート。
【図7】前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なう出
力処理を示すフローチャート。
【図8】前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なう手
書き入力処理を示すフローチャート。
【図9】前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なう手
書き/出力変換処理を示すフローチャート。
【図10】前記携帯情報通信機の手書き/出力変換処理
に伴なう手書きデータの出力エリアに対応させた座標変
換処理を説明するための図。
【図11】前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なう
バックスペース処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…通信機本体、12…液晶表示パネル、12a…表
示ドライバ、13…タブレット、13a…タブレット制
御部、14…タッチパネル、14a…入力エリア、14
b…出力エリア、15…キー入力部、15a…「ON」
キー、15b…「入力」キー、15c…「送信」キー、
15d…「受信」キー、15e…「確認」キー、15f
…カーソルキー、21…制御部(CPU)、22…RO
M、23…RAM、24…無線ユニット、25…アンテ
ナ、31…「切替え」キー、32…「BS」キー、33
…「改行」キー、34…「スペース」キー、K…キーボ
ード、P…手書き入力ボード、L…スクロール開始ライ
ン、41…入力コード文字バッファ、42…手書きバッ
ファ、43…エコーバック表示バッファ、44…スクロ
ールフラグレジスタ、45…スクロール回数レジスタ、
46…出力情報エリア、46a…管理データエリア、4
6b…実データメモリエリア、47…全体語数レジス
タ、48…カーソル位置レジスタ、49…入力状態レジ
スタ、50…表示用ワークエリア。
フロントページの続き (72)発明者 金子 克義 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 (72)発明者 柏木 基志 東京都羽村市栄町3丁目2番1号 カシオ 計算機株式会社羽村技術センター内 Fターム(参考) 5B064 AB04 BA06 DD03 DD06 5B068 BD02 BD17 CC03 5B087 AE06 CC01 DD16 DE06 5E501 AA04 AA11 BA05 CA02 CB05 CC04 FB32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示一体型の手書きデータ入力手段と、 前記手書きデータ入力手段の入力エリアで手書き入力が
    あった場合に、その手書きの軌跡を当該入力エリアに表
    示させる入力表示手段と、 前記入力エリアでの手書き動作において連続する手書き
    入力が所定範囲を超えたか判断する範囲超過判断手段
    と、 前記入力エリアでの連続する手書き入力が中断した際
    に、前記範囲超過判断手段がその手書き入力中に所定範
    囲を超えたことを判断していた場合には、入力表示画面
    をスクロールするスクロール手段とを具備したことを特
    徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記スクロール手段によりスク
    ロールした回数を記憶するスクロール回数記憶手段と、 前記スクロール手段によりスクロールする表示画面の幅
    を記憶するスクロール幅記憶手段と、 前記入力エリアでの手書き入力に伴ない取込まれる入力
    座標データを、前記スクロール記憶手段に記憶されたス
    クロールの回数と前記スクロール幅記憶手段に記憶され
    たスクロールの幅とに基づき補正する入力座標補正手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1記載の入力装置。
  3. 【請求項3】 前記スクロール手段は、表示画面を横方
    向にスクロールするものであり、 前記範囲超過判断手段は、入力エリアの所定範囲とし
    て、前記スクロール幅記憶手段が記憶するスクロール幅
    よりも大きい横方向の長さを基準にして超過判断するこ
    とを特徴とする請求項2記載の入力装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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