JPH1185136A - 画像表示装置、画像のスクロール方法及びスクロールプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

画像表示装置、画像のスクロール方法及びスクロールプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH1185136A
JPH1185136A JP26097697A JP26097697A JPH1185136A JP H1185136 A JPH1185136 A JP H1185136A JP 26097697 A JP26097697 A JP 26097697A JP 26097697 A JP26097697 A JP 26097697A JP H1185136 A JPH1185136 A JP H1185136A
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JP26097697A
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Kenji Ishikawa
健治 石川
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Original Assignee
ENTETSU SYST SERVICE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スクロール条件を任意に設定でき、且つ、スク
ロールを演算により行わないことで、高速にスクロール
可能で、プログラムの肥大化が抑制された画像表示装
置、画像のスクロール方法及びスクロールプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供す
ること。 【解決手段】画面を複数の区画に分割し、スクロール方
向及びスクロール速度などのスクロール条件を該区画の
それぞれに割り付け、入力装置によって選択された該区
画に該当するスクロール条件によって、表示する画像を
決定し、画面をスクロールすることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像表示装置に関
し、画像表示装置における画像のスクロール方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、画像表示装置のスクロール方法の
一例として特開平7−168554号がある。同公報に
よれば、まず、マウスのスイッチでスクロールの原点と
なる基準点を指定する。次に、マウスのスイッチを押圧
したままマウスを所望の方向へ移動する。基準点の位置
とマウスが移動した位置の情報をもとに、マウスの移動
方向と移動距離を計算によって算出する。次に、マウス
の移動方向と移動距離の情報を、スクロール速度算出手
段やスクロール方向算出手段に送る。スクロール速度算
出手段とスクロール方向算出手段では、マウスの移動方
向と移動速度をもとに、スクロール方向とスクロール速
度を計算により算出する。表示制御手段は、このスクロ
ール方向とスクロール速度に応じて、表示画像のスクロ
ールを行う。また、別の一例として特開平1−1791
93号がある。同公報によれば、前記従来例と同様に、
マウスの移動方向と移動距離をもとに、スクロール方向
とスクロール速度を計算により算出し、表示画像のスク
ロールを行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像表示装置の画像のスクロール方法においては、マウ
スの移動方向と移動速度を算出し、この結果からスクロ
ール方向とスクロール速度を算出する必要がある。画像
をスクロールするために、複数の演算を画像表示装置内
で行うので、スクロールを開始するために時間が掛かる
という問題点があった。また、スクロールさせたい方向
毎に、マウスの移動距離とスクロール速度の比などのス
クロール条件を変えることは、より複雑な演算を必要と
し、スクロールを開始するために時間が掛かるとともに
プログラムを肥大化させるという問題点があった。本発
明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、スクロール条件を任意に設定でき、且つ、スクロー
ルを演算することなく、高速にスクロール可能で、プロ
グラムの肥大化が抑制された画像表示装置、画像のスク
ロール方法及びスクロールプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像処理
装置は、画面を複数の区画に分割するための画面分割デ
ータを記憶しておく画面分割データ記憶手段と、該区画
のそれぞれに割り付けられた、スクロール方向及びスク
ロール速度などのスクロール条件である重み付けデータ
を記憶しておく重み付けデータ記憶手段と、複数の該区
画のうちの一つを選択するための入力装置と、該入力装
置で選択された区画に割り付けられた重み付けデータに
より、スクロール条件を決定するスクロール制御手段
と、該スクロール制御手段で決められたスクロール条件
により、表示すべき画像を切り替える表示制御手段とを
備えることを特徴とする。請求項2記載の画像処理装置
は、画面を複数の区画に分割するための画面分割データ
であって、画面を分割する数や区画の形などの分割条件
が異なる、複数の画面分割データを記憶しておく画面分
割データ記憶手段と、該区画のそれぞれに割り付けられ
た、スクロール方向及びスクロール速度などのスクロー
ル条件からなる重み付けデータであって、スクロール条
件が異なる、複数の重み付けデータを記憶しておく重み
付けデータ記憶手段と、複数の該区画のうちの一つを選
択するための入力装置と、該入力装置で選択された区画
に割り付けられた重み付けデータにより、スクロール条
件を決定するスクロール制御手段と、該スクロール制御
手段で決められたスクロール条件により、表示すべき画
像を切り替える表示制御手段とを備えることを特徴とす
る。請求項3記載の画像処理装置は、画面を複数の区画
に分割するための条件と、該区画のそれぞれに割り付け
られた、スクロール方向及びスクロール速度などのスク
ロール条件とでなるスクロールデータを記憶しておくデ
ータ記憶手段と、複数の該区画のうちの一つを選択する
ための入力装置と、該入力装置で選択された区画に対応
する、スクロール条件を決定するスクロール制御手段
と、該スクロール制御手段で決められたスクロール条件
により、表示すべき画像を切り替える表示制御手段とを
備えることを特徴とする。請求項4記載の画像処理装置
は、スクロール画面を複数の区画に分割するための条件
と、該区画のそれぞれに割り付けられた、スクロール方
向及びスクロール速度などのスクロール条件とからなる
スクロールデータであって、画面を分割する数や区画の
形などの分割条件又はスクロール条件が異なる、複数の
スクロールデータを記憶しておくデータ記憶手段と、複
数の該区画のうちの一つを選択するための入力装置と、
該入力装置で選択された区画に対応する、スクロール条
件を決定するスクロール制御手段と、該スクロール制御
手段で決められたスクロール条件により、表示すべき画
像を切り替える表示制御手段とを備えることを特徴とす
る。請求項5記載の画像処理装置は、画面を複数の区画
に分割するための画面分割データと、該区画のそれぞれ
に割り付けられた、スクロール方向及びスクロール速度
などのスクロール条件である重み付けデータを記憶して
おくデータ記憶手段と、複数の該区画のうちの一つを選
択するための入力装置と、該入力装置で選択された区画
に割り付けられた重み付けデータにより、スクロール条
件を決定するスクロール制御手段と、該スクロール制御
手段で決められたスクロール条件により、表示すべき画
像を切り替える表示制御手段とを備えることを特徴とす
る。請求項6記載の画像処理装置は、画面を複数の区画
に分割するための画面分割データであって、画面を分割
する数や区画の形などの分割条件が異なる、複数の画面
分割データと、該区画のそれぞれに割り付けられた、ス
クロール方向及びスクロール速度などのスクロール条件
からなる重み付けデータであって、スクロール条件が異
なる、複数の重み付けデータとを記憶しておくデータ記
憶手段と、複数の該区画のうちの一つを選択するための
入力装置と、該入力装置で選択された区画に割り付けら
れた重み付けデータにより、スクロール条件を決定する
スクロール制御手段と、該スクロール制御手段で決めら
れたスクロール条件により、表示すべき画像を切り替え
る表示制御手段とを備えることを特徴とする。請求項7
記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体には、画面
を複数の区画に分割するための画面分割データと、該区
画のそれぞれに割り付けられたスクロール方向及びスク
ロール速度などのスクロール条件であって、入力装置で
区画を選択することにより選ばれる重み付けデータとが
記録され、該入力装置で選択された区画に割り付けられ
たスクロール条件により、表示すべき画像を切り替え
る。請求項8記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒
体には、画面を複数の区画に分割するための条件と、該
区画のそれぞれに割り付けられたスクロール方向及びス
クロール速度などのスクロール条件であって、入力装置
で区画を選択することにより選ばれるスクロール条件と
からなるデータが記録され、該入力装置で選択された区
画に割り付けられたスクロール条件により、表示すべき
画像を切り替える。請求項9記載のコンピュータ読み取
り可能な記録媒体には、画面を複数の区画に分割するた
めの画面分割データであって、画面を分割する数や区画
の形などの分割条件が異なる、複数の画面分割データ
と、該区画のそれぞれに割り付けられた、スクロール方
向及びスクロール速度などのスクロール条件からなる重
み付けデータであって、スクロール条件が異なる、複数
の重み付けデータとが記録され、該入力装置で選択され
た区画に割り付けられたスクロール条件により、表示す
べき画像を切り替える。請求項10記載のコンピュータ
読み取り可能な記録媒体には、画面を複数の区画に分割
するための条件と、該区画のそれぞれに割り付けられ
た、スクロール方向及びスクロール速度などのスクロー
ル条件とからなるスクロールデータであって、画面を分
割する数や区画の形などの分割条件又はスクロール条件
が異なる、複数のスクロールデータが記録され、該入力
装置で選択された区画に割り付けられたスクロール条件
により、表示すべき画像を切り替える。請求項11記載
の画像のスクロール方法は、画面を複数の区画に分割
し、スクロール方向及びスクロール速度などのスクロー
ル条件を該区画のそれぞれに割り付け、入力装置によっ
て選択された該区画に該当するスクロール条件によっ
て、表示する画像を決定し、画面をスクロールすること
を特徴とする。請求項12記載のコンピュータ読み取り
可能な記録媒体には、画面を複数の区画に分割し、スク
ロール方向及びスクロール速度などのスクロール条件を
該区画のそれぞれに割り付け、入力装置によって選択さ
れた該区画に該当するスクロール条件によって、表示す
る画像を決定し、画面をスクロールすることを特徴とす
る画像のスクロールプログラムが記録されている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の形態について図面
を参照しながら具体的に説明する。図1は、本発明の実
施例の画像処理装置である。図1に示す1は、コンピュ
ータであり、CPU10、ビデオRAM11、インター
フェース装置13、内部メモリ17ななどで構成されて
いる。10は、外部記憶装置16のデータを内部メモリ
17に移したり、内部メモリ17のデータをもとに表示
するデータをビデオRAM11に送ったり、キーボード
14やマウス15からの入力を取り込み、本画像処理装
置の全体の動作を司る。11はビデオRAMであり、こ
の中に書き込まれたデータが表示装置12において表示
される。12は、表示装置であり、陰極線管などの表示
対象の画像を人間が目視できる形で表示できるものであ
る。13は、インターフェース装置であり、キーボード
14やマウス15からの信号をCPU10が、認識でき
るデータに変換するものである。14は、キーボードで
り、複数のスイッチにより情報の入力を行う。15は、
マウスであり、画面上の座標を指定することにより、区
画41を選択する。画像のスクロール方向及びスクロー
ル速度などのスクロール条件を入力する。16は、外部
記憶装置であり、コンピュータ1が読み取り可能な記録
媒体である。17は、内部メモリであり、コンピュータ
1の内部でデータを保持するためのものである。内部メ
モリ17は、コンピュータ1の処理手段を記憶するプロ
グラム領域17aと、処理の対象となるデータを記憶す
るデータ領域17bで構成されている。
【0006】図2は、本発明の実施例の外部記憶装置の
ファイル構成図である。図2に示す20は、画像データ
であり、表示装置12に表示する画像に関するデータが
納められている。21は、既定画面分割データファイル
であり、表示画面40を複数の区画41に分割するため
のデータが納められている。既定とは、本装置の作成者
があらかじめ設計したものであり、本装置の操作者が最
初に作成した物ではないことを、意味している。22
は、既定重み付けデータファイルであり、区画41のひ
とつひとつにおける、スクロール方向及びスクロール速
度などのスクロール条件に関するデータが納められてい
る。23は、ユーザー定義画面分割データファイルであ
り、表示画面40を複数の区画41に分割するためのデ
ータが納められている。ユーザー定義とは、本装置の操
作者が作成したことを意味している。24は、ユーザー
定義重み付けデータファイルであり、区画41のひとつ
ひとつにおける、スクロール方向及びスクロール速度な
どのスクロール条件に関するデータが納められている。
【0007】図3は、本発明の実施例の既定画面分割デ
ータファイルのデータ構成図である。既定画面分割デー
タファイル21には、複数の種類の既定画面分割データ
で構成されている。例えば、第1既定画面分割データ2
1aや第2既定画面分割データ21bや第3既定画面分
割データ21cである。
【0008】図4は、本発明の実施例の既定重み付けデ
ータファイルのデータ構成図である。既定重み付けデー
タファイル22には、複数の種類の既定重み付けデータ
で構成されている。例えば、第1既定重み付けデータ2
2aや第2既定重み付けデータ22bや第3既定重み付
けデータ22cである。
【0009】図5は、本発明の実施例のユーザー定義画
面分割データファイルのデータ構成図である。ユーザー
定義画面分割データファイル23には、複数の種類のユ
ーザー定義画面分割データで構成されている。例えば、
第1ユーザー定義画面分割データ23aや第2ユーザー
定義画面分割データ23bや第3ユーザー定義画面分割
データ23cである。
【0010】図6は、本発明の実施例のユーザー定義重
み付けデータファイルのデータ構成図である。既定重み
付けデータファイル24には、複数の種類の既定重み付
けデータで構成されている。例えば、第1既定重み付け
データ24aや第2既定重み付けデータ24bや第3既
定重み付けデータ24cである。
【0011】図7は、本発明の実施例の内部メモリ17
のデータ構成図である。内部メモリ17は、プログラム
領域17aとデータ領域17bで構成されている。デー
タ領域17bは、表示装置12に表示する画像に関する
データである画像データ20aと複数の画面分割データ
及び複数の重み付けデータが納められる。それらとは別
に、CPU10が動作する上で必要となるデータの、一
時退避場所として使われることもある。このデータが、
その他のデータ25である。
【0012】図8は、本発明の実施例の第1既定重み付
けデータ22aのデータ構造図である。第1既定重み付
けデータ22aは、区画41のひとつひとつにおける、
スクロール方向及びスクロール速度などのスクロール条
件に関するデータである、区画番地1の重み付けデータ
30や区画番地2の重み付けデータ31などで構成され
ている。
【0013】図9は、本発明の実施例の動作を示すフロ
ーチャートである。図10は、本発明の実施例のスクロ
ール制御手段の動作を示すフローチャートであり、図9
に示すスクロール制御手段(S110)の動作を示すも
のである。
【0014】図11は、本発明の実施例の表示画面図で
ある。41は、表示画面であり、表示装置12が、画面
いっぱいに、画像の一例である地図情報を表示してい
る。42は、区画線であり、画面が分割されている。
【0015】図12は、本発明の実施例の区画番地を示
す図である。表示画面40が複数の区画41に区切られ
ており、それぞれの区画41の番地である区画番地41
aが、割り付けられている。図13は、本発明の実施例
のスクロール速度データを示す図である。表示画面40
が複数の区画41に区切られており、それぞれの区画4
1にスクロールの速度であるスクロール速度データ41
bが、割り付けられている。図14は、本発明の実施例
のスクロール方向データを示す図である。表示画面40
が複数の区画41に区切られており、それぞれの区画4
1にスクロールの向きであるスクロール方向データ41
cが、割り付けられている。
【0016】図15は、本発明の実施例のスクロール動
作を示す図である。最初に、表示可能な画像データであ
る45の表示可能画像の一部を、移動前画面40aが表
示している。43は、マウス15が現在指し示す位置
を、表示画面40に明示するためのマウスアイコンであ
る。40bは、スクロールした後の画像を表示する移動
後画面である。
【0017】図16は、本発明の実施例の画像ウインド
ウを示す図である。48は、画像ウインドウであり、表
示画面40の一部に画像を表示するための窓である。
【0018】次に、本実施例の各種ファイル及び動作を
説明する。コンピュータ1は、本実施例で示す画像処理
装置として動作する。これは、図9に示すような動作を
するプログラムによって実現できる。具体的には、内部
メモリ17内のプログラム領域17aに納められている
プログラムを、CPU10が解釈し、処理し、所望の機
能を実現する。なお、本実施例においては、当該のプロ
グラムは、常にプログラム領域17aに保持されている
ことを前提にしている。しかしながら、コンピュータ1
の電源を投入した後に、外部記憶装置16から読み出し
たプログラムを、プログラム領域17aに格納するよう
な手順によっても良い。なお、コンピュータ1におけ
る、CPU10のプログラムフェッチなどのハードウェ
ア的な動作については、すでに公知であるので説明を省
略する。
【0019】まず最初に、画面に表示したい画像ファイ
ル20の画像データ20aを読み込んで、内部メモリ1
7のデータ領域17bに格納する(S100)。次に、
既定画面分割データファイル21のデータを読み込ん
で、データ領域17bに格納する(S101)。また、
既定重み付けデータファイル22のデータを読み込ん
で、データ領域17bに格納する(S102)。既定画
面分割データファイル21は、複数の種類の既定画面分
割データで構成されているわけであるが、本装置の操作
者の指示により、その内の1つを選択することができ
る。それぞれの既定画面分割データには、異なったデー
タが収納されている。既定重み付けデータについても、
同様である。本実施例における、画面分割データファイ
ル及び重み付けデータファイルでは、既定とユーザー定
義が存在している。しかしながら、そのような区分けを
せずに、単に、画面分割データファイル及び重み付けデ
ータファイルとして取り扱うことも、可能である。ま
た、画面分割データファイルと重み付けデータファイル
を合体して、1つのファイルにしてしまうことも可能
で、それらの組み合わせを制限するものではない。本実
施例の説明では、既定画面分割データファイル21内の
第1既定画面分割データ21a及び既定重み付けデータ
ファイル内の第1既定重み付けデータ22bについての
み、説明を行うこととする。
【0020】各種データが読み込まれると、表示装置1
2には、任意の画像の一部を表示画面40として表示す
る。それと同時に、画面上には、第1既定画面分割デー
タ21aによる画面の分割を示す区画線42が表示され
る。本実施例においては、画面をたて方向に7分割、よ
こ方向に9分割している。つまり、画面をたて方向に7
分割、よこ方向に9分割するためのデータが、第1既定
画面分割データ21aには、納められている。なお、本
実施例では、区画線42を表示しているが、操作者の指
示により、表示させないことも可能である。
【0021】次に、マウス15により、画像のスクロー
ルを指示するスクロール操作があったかどうかの判断を
行う(S120)。スクロール操作がなかった場合に
は、画面分割データおよび重み付けデータの変更のため
の操作が行われたかの判断を行う(S121)。画面分
割データおよび重み付けデータの変更のための操作は、
具体的には、キーボード14からの入力や、マウス15
によって特定のアイコンがクリックされたことなどのよ
って、行うことができる。また、本装置の操作者は、任
意の画面分割データ及び重み付けデータを選択すること
ができる。画面分割データ及び重み付けデータの読み込
み後(S101及びS102)、スクロール操作判断
(S120)に戻る。画面分割データおよび重み付けデ
ータの変更のための操作が行われなかった場合には、プ
ログラムを終了するかどうかの判断を行う(S12
2)。プログラムを終了するための操作は、具体的に
は、キーボード14からの入力や、マウス15によって
特定のアイコンがクリックされたことなどによって、行
うことができる。プログラムを終了するための操作が行
われなかった場合には、プログラムを終了し、プログラ
ムを終了しない場合には、スクロール操作判断(S12
0)に戻る。なお、本実施例においては、スクロール操
作のためにハードウェアとしてマウス15を用いている
が、ライトペンやディジタイザなどの座標が読み取り可
能なポインティングデバイスでよい。また、キーボード
14においても、カーソルキーと他の任意のキーを使用
することで、操作が可能である。
【0022】画像のスクロールを指示するスクロール操
作の一例としては、画面上に表示された、マウスアイコ
ン43を、任意の区画41に移動させて、マウス15上
に設けられたスイッチを押すことがある。マウスアイコ
ン43を移動させると連続的に画面がスクロールするこ
とも可能である。このためには、一旦、スクロール操作
の状態になると、解除するための操作を行わないと、ス
クロール操作を終了しないようにすればよい。スクロー
ル操作があった場合には、スクロール制御手段(S11
0)に処理を移行する。
【0023】次に、スクロール制御手段(S110)の
動作を説明する。まず、マウス15によって、どの区画
41が選択されたかの検出を行う(S115、S11
6)。あらかじめ、各区画には、画面分割データによ
り、区画番地41aが割り付けられている。
【0024】表示制御手段(S117)においては、こ
の区画番地41aによって、次に表示すべき画像データ
を選択し、表示装置12に表示させる。本実施例の第1
既定重み付けデータ22aは、区画番地41aの順番
で、それぞれの区画ごとの重み付けデータが納められて
いる。具体的には、図8に示すように、区画番地1の重
みデータ30の次に区画番地2の重みデータ31が配置
されており、区画番地41aが決まれば、容易に重み付
けデータを取得できるような構造になっている。本実施
例では、すべての区画41に対して、通し番号的に区画
番地41aを割り当てているが、コンピュータにおける
情報処理分野で一般に用いられているところの、階層構
造やポインタ構造を採用することも可能である。これら
の方法により、複数のプログラム命令を記述することな
くして、単一の命令により、重み付けデータを特定し、
取得することが可能となる。
【0025】取得された重み付けデータは、スクロール
の速度を示すスクロール速度データ41bと、スクロー
ルの方向を示すスクロール方向データ41cによって構
成されている。本実施例では、重み付けデータをスクロ
ール速度データ41bとスクロール方向データ41cに
限っているが、スクロール方向を制限したりするような
データを持たせることも可能である。スクロール速度デ
ータ41bとスクロール方向データ41cは、従来より
公知のスクロール速度データとスクロール方向データと
なんら変わるものではないので、本実施例の説明では、
それらの説明は、省略する。また、これらのデータによ
り画像を切り替える動作についても、従来より公知であ
るので、その説明を省略する。重み付けデータは、あく
までも区画41ごとに設定され、格納されているので、
区画相互の関連性は持っていない。このため、それぞれ
の区画41ごとに、任意の設定が可能となる。
【0026】スクロール操作が継続している間に、マウ
ス15が別の区画に移動された場合(S125)には、
改めてマウス位置の検出(S115)に戻って、画像の
スクロール処理を行う。スクロール操作が終了すれば
(S126)、スクロール制御手段(S110)は、終
了する。スクロール操作が継続されている限りは、マウ
ス15の移動の有無の判断(S125)を繰り返して行
うこととなる。本発明においては、複数の区画41のう
ちの1つを選択すれば、スクロールさせることが可能
で、従来のように、基準点や中心点をあらかじめ指定す
る必要がない。
【0027】本実施例の動作をまとめると、以下のよう
なことである。マウスアイコン43で示された区画41
を、スクロール操作により、選択する。次に、選択され
た区画41の区画番地41aにより、スクロール速度デ
ータ41bとスクロール方向データ41cを取得する。
最後に、移動前画面40aを、取得したスクロール条件
に該当する移動後画面40bに切り替える。
【0028】なお、上記の本実施例の説明においては、
表示画面40のすべてに、画像が表示されている場合に
ついて、記載しているが、画像ウインドウ48を用いる
ことも可能である。画像ウインドウ48は、表示画面4
0のすべてを覆い隠すようなものではない。画像ウイン
ドウ48を、画面分割データで分割することも可能であ
るが、表示画面40を画面分割データで分割することも
可能である。このような、表示画面40を画面分割デー
タで分割するようにすれば、画像ウインドウ48以外の
表示画面40上でも、画像ウインドウ48に表示してい
る画像のスクロールを指示することが可能となる。
【0029】
【発明の効果】本発明の画像表示装置及び画像のスクロ
ール方法によれば、スクロール方向とスクロール速度な
どのスクロール条件をあらかじめ記憶されたデータから
選択して、スクロールさせるので、複雑な計算を行うこ
とがない。このため、処理の高速化が図られ、プログラ
ムの肥大化を抑制することが可能となる。また、複数の
画面分割データと複数の重み付けデータを記憶している
ことから、それらのデータを選択するだけで、短時間で
スクロール条件を変更することができ、画像スクロール
の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の画像処理装置である。
【図2】本発明の実施例の外部記憶装置のファイル構成
図である。
【図3】本発明の実施例の既定画面分割データファイル
のデータ構成図である。
【図4】本発明の実施例の既定重み付けデータファイル
のデータ構成図である。
【図5】本発明の実施例のユーザー定義画面分割データ
ファイルのデータ構成図である。
【図6】本発明の実施例のユーザー定義重み付けデータ
ファイルのデータ構成図である。
【図7】本発明の実施例の内部メモリのデータ構成図で
ある。
【図8】本発明の実施例の第1既定重み付けデータのデ
ータ構造図である。
【図9】本発明の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】本発明の実施例のスクロール制御手段の動作
を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施例の表示画面図である。
【図12】本発明の実施例の区画番地を示す図である。
【図13】本発明の実施例のスクロール速度データを示
す図である。
【図14】本発明の実施例のスクロール方向データを示
す図である。
【図15】本発明の実施例のスクロール動作を示す図で
ある。
【図16】本発明の実施例の画像ウインドウを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 コンピュータ 10 CPU 11 ビデオRAM 12 表示装置 13 インターフェース装置 14 キーボード 15 マウス 16 外部記憶装置 17 内部メモリ 17a プログラム領域 17b データ領域 20 画像ファイル 21 既定画面分割データファイル 22 既定重み付けデータファイル 23 ユーザー定義画面分割データファイル 24 ユーザー定義重み付けデータファイル 31 区画番地1の重み付けデータ 40 表示画面 40a 移動前画面 40b 移動後画面 41 区画 41a 区画番地 41b スクロール速度データ 41c スクロール方向データ 42 区画線 43 マウスアイコン 45 表示可能画像 48 画像ウインドウ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面を複数の区画に分割するための画面分
    割データを記憶しておく画面分割データ記憶手段と、該
    区画のそれぞれに割り付けられた、スクロール方向及び
    スクロール速度などのスクロール条件である重み付けデ
    ータを記憶しておく重み付けデータ記憶手段と、複数の
    該区画のうちの一つを選択するための入力装置と、該入
    力装置で選択された区画に割り付けられた重み付けデー
    タにより、スクロール条件を決定するスクロール制御手
    段と、該スクロール制御手段で決められたスクロール条
    件により、表示すべき画像を切り替える表示制御手段と
    を備える画像表示装置。
  2. 【請求項2】画面を複数の区画に分割するための画面分
    割データであって、画面を分割する数や区画の形などの
    分割条件が異なる、複数の画面分割データを記憶してお
    く画面分割データ記憶手段と、該区画のそれぞれに割り
    付けられた、スクロール方向及びスクロール速度などの
    スクロール条件からなる重み付けデータであって、スク
    ロール条件が異なる、複数の重み付けデータを記憶して
    おく重み付けデータ記憶手段と、複数の該区画のうちの
    一つを選択するための入力装置と、該入力装置で選択さ
    れた区画に割り付けられた重み付けデータにより、スク
    ロール条件を決定するスクロール制御手段と、該スクロ
    ール制御手段で決められたスクロール条件により、表示
    すべき画像を切り替える表示制御手段とを備える画像表
    示装置。
  3. 【請求項3】画面を複数の区画に分割するための条件
    と、該区画のそれぞれに割り付けられた、スクロール方
    向及びスクロール速度などのスクロール条件とでなるス
    クロールデータを記憶しておくデータ記憶手段と、複数
    の該区画のうちの一つを選択するための入力装置と、該
    入力装置で選択された区画に対応する、スクロール条件
    を決定するスクロール制御手段と、該スクロール制御手
    段で決められたスクロール条件により、表示すべき画像
    を切り替える表示制御手段とを備える画像表示装置。
  4. 【請求項4】スクロール画面を複数の区画に分割するた
    めの条件と、該区画のそれぞれに割り付けられた、スク
    ロール方向及びスクロール速度などのスクロール条件と
    からなるスクロールデータであって、画面を分割する数
    や区画の形などの分割条件又はスクロール条件が異な
    る、複数のスクロールデータを記憶しておくデータ記憶
    手段と、複数の該区画のうちの一つを選択するための入
    力装置と、該入力装置で選択された区画に対応する、ス
    クロール条件を決定するスクロール制御手段と、該スク
    ロール制御手段で決められたスクロール条件により、表
    示すべき画像を切り替える表示制御手段とを備える画像
    表示装置。
  5. 【請求項5】画面を複数の区画に分割するための画面分
    割データと、該区画のそれぞれに割り付けられた、スク
    ロール方向及びスクロール速度などのスクロール条件で
    ある重み付けデータを記憶しておくデータ記憶手段と、
    複数の該区画のうちの一つを選択するための入力装置
    と、該入力装置で選択された区画に割り付けられた重み
    付けデータにより、スクロール条件を決定するスクロー
    ル制御手段と、該スクロール制御手段で決められたスク
    ロール条件により、表示すべき画像を切り替える表示制
    御手段とを備える画像表示装置。
  6. 【請求項6】画面を複数の区画に分割するための画面分
    割データであって、画面を分割する数や区画の形などの
    分割条件が異なる、複数の画面分割データと、該区画の
    それぞれに割り付けられた、スクロール方向及びスクロ
    ール速度などのスクロール条件からなる重み付けデータ
    であって、スクロール条件が異なる、複数の重み付けデ
    ータとを記憶しておくデータ記憶手段と、複数の該区画
    のうちの一つを選択するための入力装置と、該入力装置
    で選択された区画に割り付けられた重み付けデータによ
    り、スクロール条件を決定するスクロール制御手段と、
    該スクロール制御手段で決められたスクロール条件によ
    り、表示すべき画像を切り替える表示制御手段とを備え
    る画像表示装置。
  7. 【請求項7】画面を複数の区画に分割するための画面分
    割データと、該区画のそれぞれに割り付けられたスクロ
    ール方向及びスクロール速度などのスクロール条件であ
    って、入力装置で区画を選択することにより選ばれる重
    み付けデータとが記録されたコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  8. 【請求項8】画面を複数の区画に分割するための条件
    と、該区画のそれぞれに割り付けられたスクロール方向
    及びスクロール速度などのスクロール条件であって、入
    力装置で区画を選択することにより選ばれるスクロール
    条件とからなるデータが記録されたコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】画面を複数の区画に分割するための画面分
    割データであって、画面を分割する数や区画の形などの
    分割条件が異なる、複数の画面分割データと、該区画の
    それぞれに割り付けられた、スクロール方向及びスクロ
    ール速度などのスクロール条件からなる重み付けデータ
    であって、スクロール条件が異なる、複数の重み付けデ
    ータとが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  10. 【請求項10】画面を複数の区画に分割するための条件
    と、該区画のそれぞれに割り付けられた、スクロール方
    向及びスクロール速度などのスクロール条件とからなる
    スクロールデータであって、画面を分割する数や区画の
    形などの分割条件又はスクロール条件が異なる、複数の
    スクロールデータが記録されたコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
  11. 【請求項11】画面を複数の区画に分割し、スクロール
    方向及びスクロール速度などのスクロール条件を該区画
    のそれぞれに割り付け、入力装置によって選択された該
    区画に該当するスクロール条件によって、表示する画像
    を決定し、画面をスクロールすることを特徴とする画像
    のスクロール方法。
  12. 【請求項12】画面を複数の区画に分割し、スクロール
    方向及びスクロール速度などのスクロール条件を該区画
    のそれぞれに割り付け、入力装置によって選択された該
    区画に該当するスクロール条件によって、表示する画像
    を決定し、画面をスクロールすることを特徴とする画像
    のスクロールプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
JP26097697A 1997-09-08 1997-09-08 画像表示装置、画像のスクロール方法及びスクロールプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JPH1185136A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001306247A (ja) * 2000-04-20 2001-11-02 Tokai Rika Co Ltd タッチ操作入力装置

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JP2001306247A (ja) * 2000-04-20 2001-11-02 Tokai Rika Co Ltd タッチ操作入力装置

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