JP3835064B2 - 電気機器の取付構造 - Google Patents

電気機器の取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3835064B2
JP3835064B2 JP18691699A JP18691699A JP3835064B2 JP 3835064 B2 JP3835064 B2 JP 3835064B2 JP 18691699 A JP18691699 A JP 18691699A JP 18691699 A JP18691699 A JP 18691699A JP 3835064 B2 JP3835064 B2 JP 3835064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
locking
locked
mounting structure
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18691699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001015953A (ja
Inventor
五十雄 加島
豊仁 長谷川
孝治 岸野
正誠 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP18691699A priority Critical patent/JP3835064B2/ja
Publication of JP2001015953A publication Critical patent/JP2001015953A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3835064B2 publication Critical patent/JP3835064B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、アワーメータのような鍔部と機器本体を有する電気機器をパネルに取り付ける電気機器の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の電気機器の取付構造の第1従来例として、図5及び図6に示す構成のものが存在する。このものは、例えば、アワーメータのように、鍔部X1が設けられた直方体状の機器本体X2を有している電気機器X をパネルに取付けるものである。
【0003】
この電気機器の取付構造は、取付部材A 、取付ネジB 、ワッシャーC 、ナットD を備えている。取付部材A は、中央片A1及び両対向片A2,A2 により、U字型に形成され、その中央片A1に貫通孔A3が設けられている。
【0004】
次に、このものにより、電気機器X をパネルY に取付ける手順について説明する。まず、パネルY に予め設けられた貫通孔に、電気機器X の機器本体X2を貫通させ、次いで、取付部材A の貫通孔A3に取付ネジB を挿通して、ワッシャーC 及びナットD により、取付ネジB を締め付けてネジ止めする。これにより、取付部材A の両先端面がパネルY を圧接して、パネルY を電気機器X の鍔部X1に向かって押付けることとなり、パネルY を電気機器X の鍔部X1と取付部材A の両先端面とで挟み込むことによって、電気機器X をパネルY に取付けるのである。
【0005】
このものにあっては、取付ネジB を取付部材A にネジ止めすることにより、電気機器X をパネルY に取付けるのであるから、電気機器X をパネルY に強固に取付けることができるという利点を有するものの、ネジ止めという手間のかかる作業をしなくてはならないので、作業性が良いものとはいえないという問題点があった。
【0006】
また、この種の電気機器の取付構造の第2従来例として、図7及び図8に示す構成のものが存在する。このものは、取付部材A を備えている。この取付部材A は、中央片A1及び両対向片A2,A2 により、平面視コ字型に形成され、さらに、弾性性を有するよう、両対向片A2,A2 がそれぞれフ字型に折曲形成されてなる折曲部A4が設けられている。そして、この取付部材A は、その両先端部が機器本体X2の互いに対向する位置に回動自在に支持されている。
【0007】
次に、このものにより、電気機器X をパネルY に取付ける手順について説明する。まず、パネル10に予め設けられた貫通孔に、電気機器X の機器本体X2を貫通させ、次いで、図8に矢示するように、取付部材A を回動して、取付部材A の折曲部A4をパネルに圧接させ、その結果、パネルY を電気機器X の鍔部X1に向かって押付けることにより、パネルY を電気機器X の鍔部X1と取付部材A の折曲部A4とで挟み込むことによって、電気機器X をパネルY に取付けるのである。
【0008】
このものにあっては、折曲部A4がパネルY を押圧するよう取付部材A を回動して、電気機器X をパネルY に取付けるのであるから、ネジ止め作業に比較して、手間をかけずに、電気機器X をパネルY に取付けることができるという利点を有するものの、ばね力により取付部材A がパネルY に単に圧接することのみにより、電気機器X をパネルY に取付けているだけであるから、ネジ止めに比較して、電気機器X をパネルY に強固に取付けることができないという問題点があった。
【0009】
これらの第1及び第2従来例の電気機器の取付構造の問題点を解決するものとして、図9及び図10に示す第3従来例の電気機器の取付構造が存在する。このものは、取付部材A 及び取付ネジB を備えている。
【0010】
取付部材A は、樹脂材料からなり、電気機器X の機器本体X2が挿通される枠本体A5、枠本体A5の対向箇所から延設された一対の両係止片A6,A6 、枠本体A5から係止片A6,A6 とは反対側へばね力を有するようにして延設されたばね片A7,A7 からなる。電気機器X には、その機器本体X2の互いに対向する位置に、鋸刃状の凹凸部X3,X3 が設けられており、取付部材A は、これに係止する爪状の係止部A9,A9 がそれぞれ設けられている。
【0011】
詳しくは、枠本体A5は、取付ネジB が通されるネジ孔A8が設けられている。そして、両係止片A6,A6 は、機器本体X2の凹凸部X3,X3 に係止する爪状の係止部A9,A9 がそれぞれ設けられている。
【0012】
次に、このものにより、電気機器X をパネルY に取付ける手順について説明する。まず、パネル10に予め設けられた貫通孔に、電気機器X の機器本体X2を貫通させ、続いて、その貫通された機器本体X2に取付部材A の枠本体A5を挿通して、両係止片A6,A6 の爪状の係止部A9,A9 をアワーメータ20の機器本体X2の凹凸部X3,X3 に係止させるとともに、ばね片A7がパネルY に圧接することにより、そのばね力でもってパネルY を電気機器X の鍔部X1に向かって押付ける。その結果、パネルY を電気機器X の鍔部X1と取付部材A のばね片A7とで挟み込むことによって、電気機器X をパネルY に取付けるのである。
【0013】
ここで、さらに強固に電気機器X をパネルY に取付ける場合は、取付部材A の枠本体A のネジ孔A に取付ネジB を通して、取付部材A をパネルY にネジ止固定する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の電気機器の取付構造にあっては、取付部材A のばね片A7によりパネルY を電気機器X の鍔部X1に向かって押付けるだけで、電気機器X をパネルY に取付けることができるので、電気機器X をパネルY に取付けるのに手間がかかることはなく、さらに、取付部材A の枠本体A5のネジ孔A8に取付ネジB を貫通させることにより、さらに強固に電気機器X をパネルY に取付けることもできる。
【0015】
しかしながら、このものは、取付部材A の枠本体A5に取付ネジB でネジ止めをしない場合、すなわち、取付部材A のばね片A7によりパネルY を電気機器X の鍔部X1に向かって押付けるだけで、電気機器X をパネルY に取付けている場合、周囲温度が高い状態で長時間取付けられていると、樹脂材料製の取付部材A のばねA7が塑性変形して、ばね力(圧接力)が低減すると、電気機器X のパネルY への取付が不十分となって、電気機器X をパネルY に安定して取付けることができなくなり、ひいては、パネルY に取付けられた電気機器X ががたつく恐れがある。
【0016】
本発明は、上記の点に着目してなされたもので、その目的とするところは、周囲温度が高い状態で長時間取付けられても、電気機器X をパネルY に安定して取付けることができる電気機器の取付構造を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、請求項1記載の発明は、鍔部と外方面の互いに対向する位置に対をなして被係止部が設けられた機器本体を有する電気機器を、機器本体をパネルに貫通させパネルに取付ける電気機器の取付構造であって、前記被係止部に係止する係止部を有した係止片が対をなして設けられた係止部材と、係止部材よりも熱変形し難い弾性を有する材料からなりパネルを前記鍔部に向かって押付けるようパネルと係止部材との間に弾性圧縮状態で配設される取付部材と、を有してなる構成としている。
【0018】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記取付部材は、前記取付部材は、金属材料からなる構成としている。
【0019】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の発明において、前記係止部材は、前記係止片を連設し、前記パネルへの貫通方向に沿って前記機器本体が挿通される枠体を有してなる構成としている。
【0020】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、前記取付部材は、前記パネルの複数箇所に圧接するものである構成としている。
【0021】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明において、前記被係止部は、前記機器本体の前記パネルへの貫通方向に対し周回する周回方向に沿って複数対設けられた構成としている。
【0022】
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明において、前記取付部材による前記パネルと前記係止部材間のに圧接力が調整可能となる調整手段を有した構成としている。
【0023】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、前記調整手段は、前記係止部の係止する被係止部が前記パネルとの直交方向に沿って複数個設けられることによりなる構成としている。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態を図1乃至図3に基づいて以下に説明する。この電気機器の取付構造は、電気機器をパネル10に取付ける電気機器の取付構造であって、係止部材1 、取付部材2 を有している。
【0025】
なお、この電気機器の取付構造により、パネル10に取付けられる電気機器として、例えば、図3に示すように、鍔部20a が設けられた直方体状の機器本体20b を有したアワーメータ20があげられる。このアワーメータ20は、その機器本体20b の互いに対向する位置に、後述する係止部材1 に係止され得る鋸刃状の1対の被係止部20c が、機器本体20b の長手方向に沿って複数個設けられている。
【0026】
係止部材1 は、例えば、樹脂材料からなり、電気機器の機器本体20b が挿通される枠体11、枠体11の対向箇所から対をなして延設された両係止片12,12 からなる。詳しくは、枠体11は、その両係止片12,12 の延設根元付近の外側面に、両係止片12,12 の延設方向とは逆方向に向かって開口した凹部11a を有する突設部11b,11b が突設されている。両係止片12,12 は、電気機器の側面に設けられた被係止部20c,20c に係止する爪状の係止部12a,12a が、延設方向の先端より少し基端寄りにそれぞれ設けられている。
【0027】
取付部材2 は、金属材料からなり、互いに対向する対向部21を有したU字型の線ばねを、弾性が付与されるよう、互いに遠ざかる方向へ斜めに延伸した形状となっている。この取付部材2 の先端部22は、対向部21の対向方向に沿って延伸されている。
【0028】
次に、この電気機器の取付構造により、アワーメータ20をパネル10に取付ける手順について説明する。まず、パネル10に予め設けられた貫通孔に、アワーメータ20の機器本体20b を貫通させ、続いて、その貫通された機器本体20b に係止部材1 の枠体11を挿通して、両係止片12,12 の爪状の係止部11a,11a をアワーメータ20の機器本体20b の被係止部20c,20c に係止させるとともに、突設部11b の凹部11a に開口部側から対向部21を収容して、取付部材2 をパネル10と係止部材1 との間に圧縮状態で配設することにより、取付部材2 の両先端部22,22 がパネル10にそれぞれ圧接して、パネル10をアワーメータ20の鍔部20a に向かって押付ける。これにより、パネル10をアワーメータ20の鍔部20a と取付部材2 の両先端部22,22 とで挟み込んで、アワーメータ20をパネル10に取付けるのである。
【0029】
なお、取付部材2 が両先端部22,22 によりそれぞれパネル10に圧接する状態は、取付部材2 の1つについて2箇所が圧接しており、その結果、圧接箇所が合計4箇所となり、取付部材2 のパネル10への圧接力が安定強固なものとなっている。
【0030】
ここで、さらに強固にアワーメータ20をパネル10に取付けようとする場合、すなわち、アワーメータ20の鍔部20a に向かってパネル10の押付ける押付力を強くする場合は、係止部の係止する被係止部20c を、パネル10により近い箇所に変更して、パネル10への取付部材2 の圧接力を強くする調整をすればよい。
【0031】
これとは逆に、これまでより緩くアワーメータ20をパネル10に取付けようとする場合、すなわち、アワーメータ20の鍔部20a に向かってパネル10の押付ける押付力を弱くする場合は、係止部12a の係止する被係止部20c を、パネル10から遠い箇所に変更して、パネル10への取付部材2 の圧接力を弱くする調整をすればよい。
【0032】
このように、機器本体20b の長手方向に沿って設けられた鋸刃状の被係止部20c のうち、係止部12a に係止される係止箇所を、パネル20の直交方向に沿って適宜選択することにより、パネル10への取付部材2 の圧接力が調整される。言い換えれば、被係止部20c が、取付部材2 の圧接するパネル10からの距離の異なる複数の係止箇所で係止部12a に係止され得るよう、機器本体20b の長手方向に沿って、つまりパネル10の直交方向に沿って設けられることにより、取付部材2 がパネル10に圧接する圧接力を調整する調整手段30を構成しているのである。
【0033】
かかる電気機器の取付構造にあっては、アワーメータ20の機器本体20b の外方面の互いに対向する位置に設けられた被係止部20c に係止する構造を有するために比較的複雑な形状の係止部材1 を、加工の容易な樹脂材料で形成するとともに、パネル10をアワーメータ20の鍔部20a に向かって押付けるよう圧縮状態で配設されてパネル10に圧接する取付部材2 を、係止部材1 よりも熱による塑性変形が生じ難い金属材料で形成することによって、パネル10に取り付けたアワーメータ20が、熱による取付部材2 の塑性変形に起因して、不安定に取付けられるようなことがなくなり、安定して取付けられ、ひいては、がたつきにくくなる。
【0034】
係止片12は、対をなして設けられて複数個存在していても、機器本体20b が挿通した枠体11に設けられることにより、一体化されるので、係止片12a 間の相対的位置関係を一定となって、寸法誤差が少なくなり、アワーメータ20を安定した状態でパネル10に取り付けることができる。
【0035】
また、取付部材2 の1つにつき、パネル10の2箇所に圧接することにより、パネル10が局部的にアワーメータ20の鍔部20a に向かって押付けられるようなことがなくなり、アワーメータ20を安定した状態でパネル10に取り付けることができる。
【0036】
また、調整手段30により、取付部材2 がパネル10に圧接する圧接力を調整することによって、パネル10をアワーメータ20の鍔部20a に向かって適度に押付けることができるので、パネル10に取り付けられたアワーメータ20が、不安定に取付けられたり、必要以上に強固に取り付けられることにより、変形するような恐れがなくなる。
【0037】
また、被係止部20c に、係止部12a の係止する係止箇所をパネル10との直交方向に沿って複数箇所設けるという、比較的容易な形状変更により、調整手段30を設けることができるので、製作がやり易いものとなっている。
【0038】
次に、本発明の第2実施形態を図4に基づいて以下に説明する。なお、第1実施形態と異なるところのみ記し、第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付す。第1実施形態では、被係止部20c は、機器本体20b の2つの側面に形成されて、1対設けられているのに対し、本実施形態では、被係止部20c は、機器本体20b のパネル10への貫通方向に周回する周回方向に沿って、機器本体20b の4つの側面に形成されて、2対設けられた構成となっている。
【0039】
かかる電気機器の取付構造にあっては、第1実施形態の効果に加えて、機器本体20b の貫通方向に周回する周回方向に沿って2対設けられた被係止部20c のいずれかの対に係止部材1 の係止部12a を係止させるよう、機器本体20b のパネル10への貫通方向に周回する周回方向に沿ってアワーメータ20を回転させることにより、パネル10へのアワーメータ20の取付け状態を替えることができる。
【0040】
なお、第1及び第2実施形態では、取付部材2 は、線ばねであるが、線ばねに限るものではなく、例えば、板ばねでもよい。
【0041】
また、第1及び第2実施形態では、取付部材2 は、金属材料からなるが、係止部材1 よりも熱による塑性変形が生じ難い材料であれば、金属材料に限るものではない。
【0042】
また、第1及び第2実施形態では、電気機器は、アワーメータ20であるが、アワーメータ20に限るものではなく、例えば、タイマでもよい。
【0043】
また、第1及び第2実施形態では、電気機器の機器本体20b は、断面四角で側面が4面の直方体状であるが、例えば、断面八角で側面が8面のものや、断面円形のものでも、同様の効果を奏することができる。
【0044】
また、第1及び第2実施形態では、調整手段30は、係止部12a の係止する係止箇所がパネル10との直交方向に沿って被係止部20c に複数箇所設けられることによりなる構成であるが、被係止部20c に係止する係止箇所がパネル10との直交方向に沿って係止部12a に複数箇所設けられることによりなる構成であっても、取付部材1 がパネル10に圧接する圧接力を調整することができる。
【0045】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、電気機器の機器本体の外方面の互いに対向する位置に設けられた被係止部に係止する構造を有するために比較的複雑な形状の係止部材を、例えば、加工のやり易い樹脂材料で形成するとともに、パネルを電気機器の鍔部に向かって押付けるよう圧縮状態で配設されてパネルに圧接する取付部材を、係止部材よりも熱による塑性変形が生じ難い材料で形成することによって、パネルに取り付けた電気機器が、熱による取付部材の塑性変形に起因して、不安定に取付けられるようなことがなくなり、安定して取付けられ、ひいては、がたつきにくくなる。
【0046】
請求項2記載の発明は、取付部材は、熱による取付部材の塑性変形が生じ難い金属材料からなるから、熱による取付部材の塑性変形に起因して不安定に取付けられるようなことがなくなるという請求項1記載の発明の効果を一段と奏することができる。
【0047】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の発明の効果に加えて、係止片は、対をなして設けられて複数個存在していても、機器本体が挿通した枠体に設けられることにより、一体化されるので、係止片間の相対的位置関係を一定となって、寸法誤差が少なくなり、ひいては、電気機器を一段と安定して取付けることができる。
【0048】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、取付部材がパネルの複数箇所に圧接することにより、パネルが局部的に電気機器の鍔部に向かって押付けられるようなことがなくなり、ひいては、電気機器を一段と安定して取付けることができる。
【0049】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、電気機器の機器本体の貫通方向に周回する周回方向に沿って複数対設けられた被係止部のいずれかの対に、係止部材の係止部を係止させるよう、機器本体のパネルへの貫通方向に周回する周回方向に沿って電気機器を回転させることにより、パネルへの電気機器の取付け状態を替えることができる。
【0050】
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、調整手段により、取付部材がパネルに圧接する圧接力を調整することによって、パネルを電気機器の鍔部に向かって適度に押付けることができるので、パネルに取り付けられた電気機器が、不安定に取付けられたり、必要以上に強固に取り付けられて変形するような恐れがなくなる。
【0051】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明の効果に加えて、被係止部に、係止部の係止する係止箇所をパネルとの直交方向に沿って複数箇所設けるという、比較的容易な形状変更により、調整手段を設けることができるので、製作がやり易いものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による電気機器のパネルへの取付状態を示す斜視図である。
【図2】同上による電気機器のパネルへの取付状態を示す断面図である。
【図3】同上によりパネルに取り付けられる電気機器の斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態による電気機器のパネルへの取付状態を示す斜視図である。
【図5】第1従来例による電気機器のパネルへの取付状態を示す斜視図である。
【図6】同上による電気機器のパネルへの取付状態を示す側面図である。
【図7】第2従来例による電気機器のパネルへの取付状態を示す斜視図である。
【図8】同上による電気機器のパネルへの取付状態を示す側面図である。
【図9】第3従来例による電気機器のパネルへの取付状態を示す斜視図である。
【図10】同上による電気機器のパネルへの取付状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 係止部材
11 枠体
12 係止片
12a 係止部
2 取付部材
10 パネル
20 アワーメータ(電気機器)
20a 鍔部
20b 機器本体
20c 被係止部
30 調整手段

Claims (7)

  1. 鍔部と外方面の互いに対向する位置に対をなして被係止部が設けられた機器本体を有する電気機器を、機器本体をパネルに貫通させパネルに取付ける電気機器の取付構造であって、前記被係止部に係止する係止部を有した係止片が対をなして設けられた係止部材と、係止部材よりも熱変形し難い弾性を有する材料からなりパネルを前記鍔部に向かって押付けるようパネルと係止部材との間に弾性圧縮状態で配設される取付部材と、を有してなることを特徴とする電気機器の取付構造。
  2. 前記取付部材は、金属材料からなることを特徴とする請求項1記載の電気機器の取付構造。
  3. 前記係止部材は、前記係止片を連設し、前記パネルへの貫通方向に沿って前記機器本体が挿通される枠体を有してなることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の電気機器の取付構造。
  4. 前記取付部材は、前記パネルの複数箇所に圧接するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電気機器の取付構造。
  5. 前記被係止部は、前記機器本体の前記パネルへの貫通方向に対し周回する周回方向に沿って複数対設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電気機器の取付構造。
  6. 前記取付部材による前記パネルと前記係止部材間のに圧接力が調整可能となる調整手段を有したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電気機器の取付構造。
  7. 前記調整手段は、前記係止部の係止する被係止部が前記パネルとの直交方向に沿って複数個設けられることによりなることを特徴とする請求項6記載の電気機器の取付構造。
JP18691699A 1999-06-30 1999-06-30 電気機器の取付構造 Expired - Fee Related JP3835064B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18691699A JP3835064B2 (ja) 1999-06-30 1999-06-30 電気機器の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18691699A JP3835064B2 (ja) 1999-06-30 1999-06-30 電気機器の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001015953A JP2001015953A (ja) 2001-01-19
JP3835064B2 true JP3835064B2 (ja) 2006-10-18

Family

ID=16196947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18691699A Expired - Fee Related JP3835064B2 (ja) 1999-06-30 1999-06-30 電気機器の取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3835064B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6081691U (ja) * 1983-11-10 1985-06-06 オムロン株式会社 電気機器の取付構造
JPH0531289U (ja) * 1991-09-30 1993-04-23 オムロン株式会社 数字表示器の取付け構造
JPH05302610A (ja) * 1992-04-24 1993-11-16 Omron Corp 端末機器の取付装置
JP2550780B2 (ja) * 1993-03-02 1996-11-06 オムロン株式会社 制御機器
JP3257312B2 (ja) * 1994-12-28 2002-02-18 富士通株式会社 スイッチ類の取付構造
JPH09230801A (ja) * 1996-02-22 1997-09-05 Omron Corp 制御機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001015953A (ja) 2001-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0542620Y2 (ja)
JPH0463560B2 (ja)
JP2005511979A (ja) 構造部材をパネル状部材上にねじ止めするための締結ナット
JP5551206B2 (ja) 基板装置
KR920008688Y1 (ko) 스티어링 휘일의 혼 스위치
JP3835064B2 (ja) 電気機器の取付構造
JP3507797B2 (ja) 配電盤キャビネット用の底部金属薄板固定装置
EP0407114A1 (en) Affixation of mounting brackets to circuit boards
US6435881B1 (en) Device for the electrical and mechanical connection of two printed circuit boards
US20060216956A1 (en) Attachment device for the sun visor of a motor vehicle
JP3674056B2 (ja) 電気機器における基板固定金具
KR200154212Y1 (ko) 벽걸이형 제품의 벽면 고정용 장치
JPH0883632A (ja) 端子金具のバスバーへの取付構造
JP2602610B2 (ja) ばね鋼板の接触素子
US6034327A (en) Grommet and structure for taking out electric power from electric connection box by using grommet
CN109844329A (zh) 用于将平面元件固定在结构元件上的系统和在该系统中使用的固定夹紧件
JP4293705B2 (ja) 電子部品固定構造及び電子部品固定具
JP4507269B2 (ja) 電子機器の端子構造
US20230238783A1 (en) Arrangement with a support rail and housings strung together thereon
JPH021929Y2 (ja)
JPS6337716Y2 (ja)
JP2537809Y2 (ja) 集合端子台部の保護装置
JPS6025903Y2 (ja) パワ−トランジスタの取付け部材
JP2588255Y2 (ja) バッテリサポートを兼ねたアースターミナル構造
KR100664525B1 (ko) 전선고정장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060717

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees