JP3834496B2 - 円筒部とショルダ部とコーナ部とからなる研削箇所を研削する方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作物に形成された円筒部と、該円筒部と直角なショルダ部と、前記円筒部とショルダ部とを結ぶコーナ部とからなる研削箇所を研削する研削方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
クランクシャフトWのジャーナル部Jは、図6に示すように、円筒部1と、該円筒部の両端から直角に延在する両側ショルダ部2と、前記円筒部両端と両側ショルダ部とを夫々結ぶ両側コーナ部3とを有している。従来、砥石幅を前記両側ショルダ部2の仕上間隔に一致させ、外周両縁研削面4を前記両側コーナ部3の仕上形状に夫々補合する形状に整形したWA砥石車、GC砥石車等の普通砥石車5をジャーナル部Jに向かって研削送りし、両側ショルダ部2、両側コーナ部3及び円筒部1を研削している。両側ショルダ部2及び両側コーナ部3は砥石車5の外周両縁研削面4により研削され、円筒部1は外周研削面6により研削される。この場合、砥石車5の外周研削面6は円筒部1の研削量Aだけ研削するが、外周両縁研削面4は両側ショルダ部2の各研削量Bと両側コーナ部3の各研削量Cとを研削除去する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の研削方法では、砥石車5の外周両縁研削面4の研削量が多いので、研削を続けるうちに砥石車5の外周両縁研削面が図6の破線7で示すように著しく磨耗して「だれ」が生じ、コーナ部3を所定形状に研削することができなくなる。この「だれ」を除去して外周両縁研削面4を両側コーナ部3と夫々補合する形状にするために砥石車5を破線8までツルーイングしなければならない。ところが、このツルーイングにより外周両縁研削面4に比して磨耗の少ない外周研削面6を多量に削り取ることとなり、砥石車の寿命が極めて短くなる不具合があった。
【0004】
本発明は係る不具合を解消するためになされたもので、第1砥石車によりショルダ部を粗研削するとともに円筒部を仕上研削し、第2砥石車によりショルダ部とコーナ部とを仕上げ研削することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、工作物に形成された円筒部と、該円筒部の両端から直角に延在する両側ショルダ部と、前記円筒部両端と両側ショルダ部とを夫々結ぶ両側コーナ部とからなる研削箇所を研削する方法にして、外周研削面と外周両縁研削面とを有する第1砥石車を前記研削箇所に向かって相対的に研削送りして前記両側ショルダ部を前記外周両縁研削面により同時に粗研削し、且つ前記円筒部を前記外周研削面により仕上研削し、前記両側コーナ部の仕上形状と補合する形状の両側コーナ砥石層が外周両縁部に夫々設けられるとともに前記仕上研削された円筒部に対向する逃げ部が形成された第2砥石車を前記第1砥石車により研削された研削箇所に向かって相対的に研削送りして前記両側ショルダ部及び前記両側コーナ部を前記両側コーナ砥石層により仕上研削することである。
【0007】
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、円筒部と、該円筒部の両端から直角に延在する両側ショルダ部と、前記円筒部両端と両側ショルダ部とを夫々結ぶ両側コーナ部とを含む研削箇所を有する工作物をベッド上に支持して回転軸線回りに回転駆動する工作物支持装置と、前記ベッド上で前記回転軸線方向に移動可能に案内されるとともに前記回転軸線と直角方向に前記工作物に向かって進退移動される第1及び第2砥石台と、第1及び第2砥石台に夫々支承されて回転駆動される第1及び第2砥石車と、数値制御装置により制御され前記第1及び第2砥石台を夫々独立して前記回転軸線方向及び回転軸線と直角方向に送り移動させる送り装置とを有する研削装置において、前記第1砥石車は外周研削面と外周両縁研削面とを有し、前記第2砥石車は外周両縁部に前記両側コーナ部の仕上形状と夫々補合する形状の両側コーナ砥石層が設けられるとともに前記円筒部に対向して逃げ部が形成され、前記数値制御装置は、前記第1砥石車が前記研削箇所に対向するように前記第1砥石台を前記回転軸線方向に位置決めし、前記両側ショルダ部を前記第1砥石車の外周両縁研削面により粗研削し、且つ前記円筒部を前記外周研削面により仕上研削するために前記第1砥石台を前記回転軸線と直角方向に研削送りし、前記第2砥石車が前記研削箇所に対向するように前記第2砥石台を前記回転軸線方向に位置決めし、前記両側ショルダ部及び両側コーナ部を前記両側コーナ砥石層により仕上研削するために前記第2砥石台を前記回転軸線と直角方向に研削送りするように前記送り装置を制御する手段を有することである。
【0008】
【発明の作用・効果】
上記のように構成した請求項1に係る発明においては、上記のように構成した請求項1に係る発明においては、外周研削面と外周両縁研削面とを有する第1砥石車を工作物の研削箇所に向かって研削送りして、研削箇所の円筒部両端から直角に延在する両側ショルダ部を砥石車の外周両縁研削面により粗研削し、且つ研削箇所の円筒部を外周研削面により仕上研削し、円筒部両端と両側ショルダ部とを結ぶ両側コーナ部の仕上形状と補合する形状の両側コーナ砥石層が設けられるとともに仕上研削された円筒部に対向する逃げ部が形成された第2砥石車を第1砥石車により研削された研削箇所に向かって研削送りして両側ショルダ部及び両側コーナ部を両側コーナ砥石層により仕上研削するようにした。これにより、第1砥石車の外周両縁研削面による両側ショルダ部及び両側コーナ部の研削は仕上精度に関係しなくなるので、第1砥石車の外周両縁研削面が摩耗しても両側ショルダ部の研削の大部分を外周両縁研削面で行なうことができ、円筒部を仕上研削する外周研削面が摩耗して整形が必要になるとツルーイングを行なうので、第1砥石車のツルーイングによる除去量を減らして砥石寿命を長くすることができるとともに、第2砥石車の両側コーナ砥石層の磨耗を最小限に抑えることができ、両側ショルダ部の間隔を常に高精度に仕上研削することができる。
【0010】
上記のように構成した請求項2に係る発明においては、円筒部と、該円筒部の両端から直角に延在する両側ショルダ部と、円筒部両端と両側ショルダ部とを夫々結ぶ両側コーナ部とを含む研削箇所を有する工作物を工作物支持装置により支持して回転軸線回りに回転駆動し、第1及び第2砥石車を支承して回転駆動する第1及び第2砥石台を送り装置により回転軸線方向及び回転軸線と直角方向に独立して移動可能に装架し、第1砥石車は外周研削面と外周両縁研削面とを有し、第2砥石車は外周両縁部に前記両側コーナ部の仕上形状と夫々補合する形状の両側コーナ砥石層が設けられるとともに円筒部に対向して逃げ部が形成され、数値制御装置は、第1砥石車が研削箇所に対向するように第1砥石台を回転軸線方向に位置決めし、砥石台を回転軸線と直角方向に研削送りして両側ショルダ部を第1砥石車の外周両縁研削面により粗研削し、且つ円筒部を外周研削面により仕上研削し、第2砥石車が研削箇所に対向するように第2砥石台を回転軸線方向に位置決めし、第2砥石台を回転軸線と直角方向に研削送りして両側ショルダ部及び両側コーナ部を両側コーナ砥石層により仕上研削する。これにより、第1砥石車の外周両縁研削面による両側ショルダ部及び両側コーナ部の研削は仕上精度に関係しなくなるので、第1砥石車の外周両縁研削面が摩耗しても両側ショルダ部の研削の大部分を外周両縁研削面で行なうことができ、第1砥石車の外周研削面が摩耗して整形が必要になるとツルーイングを行なうので、第1砥石車のツルーイングによる除去量を減らして砥石寿命を長くすることができるとともに、第2砥石車の両側コーナ砥石層の磨耗を最小限に抑えることができる。
【0011】
【実施の形態】
以下、本発明に係る円筒部とショルダ部とコーナ部とを有する研削箇所を研削する研削装置の実施形態を図面に基づいて説明する。図1において、ベッド10上には主軸台11が固定され、主軸台11には先端にチャック12が取り付けられた主軸13が軸承され主軸モータ14により回転軸線回りに回転駆動される。15は主軸台11に対向してベッド10上に位置調整可能に固定された心押台で、心押台15には、先端にセンタ16がチャック12に対向して嵌着されたラム17が前記回転軸線上に摺動可能に嵌合され、圧縮スプリングの撥力により主軸台11に向かって付勢されている。クランクシャフトWの一端がチャック12に把持され、他端に穿設されたセンタ穴にセンタ16が嵌合されてラム17が圧縮スプリングの撥力により主軸台11に向けて前進されることによりクランクシャフトWはチャック12とセンタ16とにより支持されて主軸モータ14により回転軸線回りに回転駆動される。クランクシャフトWの研削箇所であるジャーナルJは、図3に示すように、円筒部18と、円筒部18の両端から直角に延在する両側ショルダ部19a,19bと、円筒部両端と両側ショルダ部19a,19bとを夫々結ぶ両側コーナ部20a,20bとからなっている。主軸台11及び心押台15等により、工作物であるクランクシャフトWをベッド10上に支持して回転軸線回りに回転駆動する工作物支持装置21が構成されている。
【0012】
ベッド10上には、回転軸線と平行なZ軸方向に延在する案内レール22が設けられ、案内レール22に第1及び第2テーブル23,24が摺動可能に載置され、第1及び第2Z軸サーボモータ25,26により回転駆動される第1及び第2Z軸送りねじ機構52,53によって夫々独立してZ軸方向に移動される。第1及び第2テーブル23,24上には第1及び第2砥石台27,28が回転軸と直角なX軸方向に摺動可能に載置され、第1及び第2X軸サーボモータ29,30により回転駆動される第1及び第2X軸送りねじ機構31,32によって夫々独立してX軸方向に移動される。第1及び第2Z軸サーボモータ25,26並びに第1及び第2X軸サーボモータ29,30は、数値制御装置33により制御され、第1及び第2Z軸送りねじ機構52,53並びに第1及び第2X軸送りねじ機構31,32とともに第1及び第2砥石台27,28を夫々独立して回転軸線方向及び回転軸線と直角方向に送り移動させる送り装置を構成している。
【0013】
第1及び第2砥石台27,28には、内蔵されたビルトインモータによりZ軸と平行な軸線回りに回転駆動される砥石軸が夫々軸承され、両砥石軸の互いに対向する内側に第1及び第2砥石車34,35が取り付けられている。第1砥石車34は、図2に示すように、ダイヤモンド、CBN等の超砥粒を例えばビトリファイドボンドで結合した厚さ5〜10mmの砥石層37を円盤状基板36の外周面に接着したものであり、外周両縁研削面39a,39bでジャーナルJの両側ショルダ部19a,19bを粗研削し、外周研削面38で円筒部18を仕上研削する。第2砥石車35は、図3に示すように、円盤状基板40の外周両縁部41a,41bに、ダイヤモンド、CBN等の超砥粒を例えばビトリファイドボンドで結合して研削箇所の両側コーナ部20a,20bの仕上形状と補合する形状に形成した両側コーナ砥石層42a,42bが設けられるとともに、両側コーナ砥石層42a,42b間に円筒部18に対向して逃げ部43が形成され、両側コーナ砥石層42a,42bにより両側ショルダ部19a,19b及び両側コーナ部20a,20bを逃げ部43が円筒部18から逃げた状態で仕上研削する。
【0014】
ベッド10上には、クランクシャフトWを挟んで第1及び第2砥石台27,28の反対側にレスト装置44が装備されている。レスト装置44は、ベッド10に固定されたベース45上にレストヘッド46が摺動可能に載置され、サーボモータ47により回転駆動されるねじ機構48によりZ軸方向に位置決めされる。レストヘッド46には、先端にレストシュー49が取り付けられたレスト軸50が摺動可能に支承され、サーボモータ51により回転駆動されるねじ機構によりX軸方向に進退移動される。
【0015】
次に、本発明に係る円筒部とショルダ部とコーナ部とを有する研削箇所を研削する方法を上述の研削装置の作動とともに説明する。クランクシャフトWがチャック12とセンタ16とにより主軸台11と心押台15との間に挟持されて数値制御装置33の起動釦が押されると、数値制御装置は研削箇所を研削する図4に示す研削プログルムを実行する。即ち、主軸モータ14が起動されてクランクシャフトWが主軸13により回転駆動され(ステップ61)、第1砥石車34がクランクシャフトWの最初に研削する第1ジャーナルJ5に対向するように第1テーブル23が第1Z軸サーボモータ25によりZ軸方向に位置決めされる(ステップ62)。次に、第1X軸サーボモータ29により砥石台27が、図5(a)に示す第1砥石車研削サイクルに従って後退端から早送り前進され、第1砥石車34の外周両縁研削面39a,39bが両側ショルダ部19a,19bを研削する少し手前からショルダ研削送り速度で前進されて両側ショルダ部19a,19bを外周両縁研削面39a,39bによりショルダ粗研削する(ステップ63)。第1砥石台27は外周研削面38が円筒部18に当接する少し手前から粗研削送り速度で前進して円筒部18を外周研削面38により粗研削する。第1砥石台27は円筒部18が所定寸法になると精研削送り速度で前進して円筒部18を外周研削面38により仕上研削し、円筒部18が仕上寸法になると所定時間停止して円筒部18をスパークアウト研削し(ステップ64)、その後に後退端まで早送り速度で後退する(ステップ65)。なお、円筒部18が外周研削面38により粗研削及び精研削されている間、両側ショルダ部19a,19b及び両側コーナ部20a,20bに対応する部分は外周両縁研削面39a,39bにより研削される。また、円筒部18が所定寸法及び仕上寸法になったことは、研削中に円筒部18に当接してその外径寸法を測定する図略の定寸装置によって検出され、該定寸装置からの信号に基づいて数値制御装置33は第1X軸サーボモータ29の回転速度を制御して第1砥石台27の送り速度を制御する。
【0016】
第1テーブル23が第1Z軸サーボモータ25により左進端に退避され、第2砥石車35がクランクシャフトWの第1ジャーナルJ5に対向するように第2テーブル24が第2Z軸サーボモータ26によりZ軸方向に位置決めされる(ステップ66)。次に、第2X軸サーボモータ30により砥石台28が、図5(b)に示す第2砥石車研削サイクルに従って後退端から早送り前進され、第2砥石車35の両側コーナ砥石層42a,42bが両側ショルダ部19a,19bを研削する少し手前からショルダ研削送り速度で前進されて両側ショルダ部19a,19bを両側コーナ砥石層42a,42bによりショルダ仕上研削する(ステップ67)。第2砥石台28は両側コーナ砥石層42a,42bが、第1砥石車34の外周両縁研削面39a,39bにより研削された両側コーナ部20a,20bに対応する部分に当接する少し手前から粗研削送り速度で前進して両側コーナ部20a,20bを両側コーナ砥石層42a,42bにより粗研削する。第2砥石台27は所定位置から精研削送り速度で前進して両側コーナ部20a,20bを逃げ部43が円筒部18から逃げた状態で両側コーナ砥石層42a,42bにより仕上研削し、前進端位置で所定時間停止して両側コーナ部20a,20bをスパークアウト研削し(ステップ68)、その後に後退端まで早送り速度で後退して(ステップ69)、第5ジャーナルJ5の研削を終了する。
【0017】
次に、第4ジャーナルJ4を研削するために、第2テーブル24が第2Z軸サーボモータ26により右進端に退避され、第1砥石車34がクランクシャフトWの第4ジャーナルJ4に対向するように第1テーブル23が第1Z軸サーボモータ25によりZ軸方向に位置決めされる。第4〜第2ジャーナルは、チャック12及びセンタ16から離れていて剛性が低いので、レストシュー49により研削箇所を支持して研削する。このため、第1テーブル23のZ軸方向の位置決めと同時に、レストシュー49が第4ジャーナルJ4と対向するようにレストヘッド46がサーボモータ47によりZ軸方向に位置決めされる。上記サイクルを繰り返してクランクシャフトWの全ジャーナルの研削を完了すると、主軸モータ14が停止され、チャック12がアンクランプされ、センタ16が後退されて全ジャーナルの研削を完了したクランクシャフトWが取り出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る円筒部とショルダ部とコーナ部とを有する研削箇所を研削する研削装置の平面図である。
【図2】 第1砥石車の砥石層部分を示す図である。
【図3】 第2砥石車の両側コーナ砥石層部分を示す図である。
【図4】 研削プログラムを示すフロー図である。
【図5】 研削箇所の研削サイクルを示すサイクル線図である。
【図6】 クランクシャフトのジャーナルを研削する従来の方法を示す図である。
【符号の説明】
10・・・ベッド、11・・・主軸台、15・・・心押台、18・・・円筒部、19a、19b・・・両側ショルダ部、20a,20b・・・両側コーナ部、22・・・案内レール、23,24・・・第1及び第2テーブル、25,26・・・第1及び第2Z軸サーボモータ、27,28・・・第1及び第2砥石台、29,30・・・第1及び第2X軸サーボモータ、31,32・・・第1及び第2X軸送りねじ機構、33・・・数値制御装置、34,35・・・第1及び第2砥石車、37・・・砥石層、38・・・外周研削面、39a,39b・・・外周両縁研削面、41a,41b・・・外周両縁部、42a,42b・・・両側コーナ砥石層、43・・・逃げ部、52,53・・・第1及び第2Z軸送りねじ機構、W・・・クランクシャフト(工作物)、J1〜J5・・・ジャーナル(加工箇所)。
Claims (2)
- 工作物に形成された円筒部と、該円筒部の両端から直角に延在する両側ショルダ部と、前記円筒部両端と両側ショルダ部とを夫々結ぶ両側コーナ部とからなる研削箇所を研削する方法にして、外周研削面と外周両縁研削面とを有する第1砥石車を前記研削箇所に向かって相対的に研削送りして前記両側ショルダ部を前記外周両縁研削面により同時に粗研削し、且つ前記円筒部を前記外周研削面により仕上研削し、前記両側コーナ部の仕上形状と補合する形状の両側コーナ砥石層が外周両縁部に夫々設けられるとともに前記仕上研削された円筒部に対向する逃げ部が形成された第2砥石車を前記第1砥石車により研削された研削箇所に向かって相対的に研削送りして前記両側ショルダ部及び前記両側コーナ部を前記両側コーナ砥石層により仕上研削することを特徴とする円筒部とショルダ部とコーナ部とからなる研削箇所を研削する方法。
- 円筒部と、該円筒部の両端から直角に延在する両側ショルダ部と、前記円筒部両端と両側ショルダ部とを夫々結ぶ両側コーナ部とを含む研削箇所を有する工作物をベッド上に支持して回転軸線回りに回転駆動する工作物支持装置と、前記ベッド上で前記回転軸線方向に移動可能に案内されるとともに前記回転軸線と直角方向に前記工作物に向かって進退移動される第1及び第2砥石台と、第1及び第2砥石台に夫々支承されて回転駆動される第1及び第2砥石車と、数値制御装置により制御され前記第1及び第2砥石台を夫々独立して前記回転軸線方向及び回転軸線と直角方向に送り移動させる送り装置とを有する研削装置において、前記第1砥石車は外周研削面と外周両縁研削面とを有し、前記第2砥石車は外周両縁部に前記両側コーナ部の仕上形状と夫々補合する形状の両側コーナ砥石層が設けられるとともに前記円筒部に対向して逃げ部が形成され、前記数値制御装置は、前記第1砥石車が前記研削箇所に対向するように前記第1砥石台を前記回転軸線方向に位置決めし、前記両側ショルダ部を前記第1砥石車の外周両縁研削面により粗研削し、且つ前記円筒部を前記外周研削面により仕上研削するために前記第1砥石台を前記回転軸線と直角方向に研削送りし、前記第2砥石車が前記研削箇所に対向するように前記第2砥石台を前記回転軸線方向に位置決めし、前記両側ショルダ部及び両側コーナ部を前記両側コーナ砥石層により仕上研削するために前記第2砥石台を前記回転軸線と直角方向に研削送りするように前記送り装置を制御する手段を有することを特徴とする円筒部とショルダ部とコーナ部とからなる研削箇所を研削する研削装置。
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