JP3180049B2 - センタレス研削盤のドレッシング装置およびドレッシング方法 - Google Patents

センタレス研削盤のドレッシング装置およびドレッシング方法

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JP3180049B2
JP3180049B2 JP05404397A JP5404397A JP3180049B2 JP 3180049 B2 JP3180049 B2 JP 3180049B2 JP 05404397 A JP05404397 A JP 05404397A JP 5404397 A JP5404397 A JP 5404397A JP 3180049 B2 JP3180049 B2 JP 3180049B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センタレス研削盤
のドレッシング装置およびドレッシング方法に関し、さ
らに詳細には、センタレス研削盤の砥石車の砥石面およ
び調整車の回転支持面を、効率良くかつ高い精度をもっ
て目立てないしは修正するドレッシング技術に関する。
【0002】
【従来の技術】センタレス研削盤は、工作物(以下、ワ
ークと称する)の外径面を砥石車、調整車およびブレー
ド(受け板)の間に回転支持しながら、その外径面を研
削する装置であるところ、常に高い研削精度と研削能率
を確保するため、上記砥石車の砥石面と調整車の回転支
持面には、所定のインターバルをもってドレッシング装
置によるドレッシングが施される。
【0003】ところで、従来のセンタレス研削盤におい
ては、砥石車および調整車に対してそれぞれ専用のドレ
ッシング装置が設けられており、砥石車の砥石面のドレ
ッシングと調整車の回転支持面のドレッシングは、それ
ぞれ別個独立して行われていた。
【0004】また、上記両ドレッシング装置は、砥石車
と調整車による研削加工の邪魔にならないように、それ
ぞれ研削加工位置の反対側つまり砥石車と調整車の外側
にそれぞれ設置されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では次のような問題があり、その改良が要望さ
れていた。
【0006】(1) 2台のドレッシング装置が必要である
ため、装置コストの上昇を招くとともに、ドレッシング
装置の設置スペースが、砥石車と調整車の外側にそれぞ
れ設けられていることから、研削盤自体も大型かつ複雑
になる。
【0007】(2) インフィード方式のセンタレス研削盤
においては、砥石車の砥石面と調整車の回転支持面は、
ワークの外径面に見合ったプロフィールを有しているこ
とから、砥石車と調整車の軸方向の相対的な位置合わせ
(位置決め)がきわめて重要であるところ、上記のよう
に砥石車側と調整車側で別個にドレッシングが施される
構成では、この軸方向の位置合わせが困難となり、段替
時間等に長時間を要していた。この問題は、特に上記砥
石面と回転支持面が複雑なプロフィールを有している場
合に顕著となっていた。
【0008】本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的とするところは、センタ
レス研削盤において、砥石車の砥石面と調整車の回転支
持面に効率良くドレッシングを施すことができるととも
に、ドレッシング後の砥石車と調整車の軸方向の相対的
な位置合わせも容易かつ確実にでき、しかも装置設置ス
ペースも小さくすることができるドレッシング技術を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のセンタレス研削盤のドレッシング装置は、
調整車とブレードとにより研削加工位置に回転支持され
た工作物の外径面を、回転駆動される砥石車により研削
加工するセンタレス研削盤において、上記砥石車の砥石
面と調整車の回転支持面にドレッシングを施す単一のド
レッシング構造を備え、このドレッシング構造は、回転
駆動されて、上記砥石車の砥石面と調整車の回転支持面
にドレッシングを施す単一のロータリドレッサを備える
とともに、このロータリドレッサが、上記砥石車と調整
車の間に配置可能とされていることを特徴とする。
【0010】好適な実施態様として、上記ドレッシング
構造のロータリドレッサは、上記砥石車の砥石面および
調整車の回転支持面に見合ったプロフィールを有する
【0011】また、本発明のセンタレス研削盤のドレッ
シング方法は、上記ドレッシング装置を用いて実行され
るものであって、上記砥石車と調整車を、上記ドレッシ
ング装置の上記ロータリドレッサに対して相対的に同時
に切込み送りして、上記砥石車の砥石面と調整車の回転
支持面を同時にドレッシングするか、あるいは、上記砥
石車と調整車を、上記ドレッシング装置の上記ロータリ
ドレッサに対して相対的に順次切込み送りして、上記砥
石車の砥石面と調整車の回転支持面をそれぞれ別個にド
レッシングする。
【0012】本発明において、砥石車の砥石面と調整車
の回転支持面には、それぞれ適宜のインターバルをもっ
てドレッシングが施されるところ、このドレッシング
は、上記砥石車の砥石面および調整車の回転支持面に見
合ったプロフィールを有するロータリドレッサを備えた
単一のドレッシング装置により行う。これにより、上記
砥石面と回転支持面の目立て・修正が、そのプロフィー
ルの複雑いかんにかかわらず正確に行われるとともに、
砥石車と調整車の相対的な軸方向の位置ずれも生じず、
ドレッシング後の両者の軸方向の位置決めが容易かつ確
実となる。
【0013】また、上記ドレッシングを、上記砥石車の
砥石面と調整車の回転支持面に対して同時に行うことに
より、ロータリドレッサの目詰まりが有効に防止され
て、効率的なドレッシングが可能となる。
【0014】すなわち、調整車の回転支持面のみをロー
タリドレッサでドレッシングする場合、上記回転支持面
を構成する砥粒の結合剤が比較的粘度数が高く、かつ軟
らかいため、ロータリドレッサのドレッシング面に目づ
まりを起こしやすい。これに対して、調整車の回転支持
面と砥石車の砥石面を同時にドレッシングすると、砥石
車側の砥粒等でロータリドレッサに目立ての作用が起こ
ったり、目づまりの防止の効果が出る結果、調整車の目
づまりが有効に防止されて、ドレッシング性能が向上す
ることとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0016】本発明に係るドレッシング装置を備えるセ
ンタレス研削盤が図1ないし図9に示されており、この
センタレス研削盤は、具体的には、図10に示すような
両円錐ころ(ワーク)Wを複数個(図示のものにおいて
は3つ)まとめて研削加工位置Aに回転支持しながら、
これらの両円錐面(外径面)Wa,Wbをインフィード
(送り込み)研削方式で同時研削するものである。
【0017】センタレス研削盤は、砥石車1、調整車
2、ブレード3およびローダ装置4を基本構成として備
えるとともに、上記砥石車1と調整車2にドレッシング
を施す単一のドレッシング装置5を備えてなり、これら
構成装置1〜5が制御装置6により自動制御される構成
とされている。
【0018】また、ワークWとしての両円錐ころは、図
10(a) に示す正面形状において、その上下両頂点のな
す角度つまり円錐角度θが90°、よって両円錐面W
a,Wbの交差角度も90°に設定されている。
【0019】砥石車1はワークW,W,…の外径面に研
削加工を施すもので、その回転主軸10は従来周知の一
般的基本構造を備えており、装置ベッド11上に設けら
れた砥石車台12上に回転可能に装着されるとともに、
図示しない駆動モータ等の駆動源に連係されている。ま
た、砥石車台12は、装置ベット11上に設けられたス
ライドベース13上のスライドレール13aに沿って切
込み送り方向Xへ往復移動可能とされるとともに、送り
ねじ装置14に連係されている。この送りねじ装置14
は、砥石車台12を移動させるもので、砥石車台12に
螺進退可能に連係されたボールねじ等の送りねじ機構1
4aと、この送りねじ機構14aを回転駆動するサーボ
モータ14bとからなる。このサーボモータ14bは、
スライドベース13上に配置されるとともに、制御装置
6に電気的に接続されている。
【0020】調整車2はワークW,W,…の外径面を回
転支持するもので、その回転主軸20は、上記砥石車1
と同様、従来周知の一般的基本構造を備えており、装置
ベッド11上に設けられた調整車台22上に回転可能に
装着されるとともに、図示しない駆動モータ等の駆動源
に連係されている。また、調整車台22は、装置ベット
11上に設けられたスライドベース23上のスライドレ
ール23aに沿って切込み送り方向Xへ往復移動可能と
されるとともに、送りねじ装置24に連係されている。
この送りねじ装置24は、調整車台22を移動させるも
ので、調整車台22に螺進退可能に連係されたボールね
じ等の送りねじ機構24aと、この送りねじ機構24a
を回転駆動するサーボモータ24bとからなる。このサ
ーボモータ24bは、スライドベース23上に配置され
るとともに、制御装置6に電気的に接続されている。
【0021】ブレード3は、ワークW,W,…の外径面
下部を支持するもので、図6に示すように、装置ベッド
11上に設けられたワークレスト30上に固設されてい
る。このワークレスト30は、位置切換え装置50によ
り、研削加工位置Aと加工待機位置Bとの間で切換え移
動されて、後述するように、ドレッシング装置5と選択
的に作用状態つまり上記研削加工位置Aに配置される構
成とされている。
【0022】砥石車1の砥石面1a、調整車2の回転支
持面2aおよびブレード3の支持面3aは、図8および
図9に示すように、軸線方向に整列された3つのワーク
W,W,Wの両円錐面Wa,Wb、Wa,Wb、Wa,
Wb、に見合ったプロフィールを備えてなる。
【0023】具体的には、図8に示すように、上記砥石
車1の砥石面1aは、一定の間隔をもって配された3つ
の研削面31,31,31から構成され、各研削面31
は、ワークWの両円錐面Wa,Wbの仕上げ形状寸法に
対応したV字形状のプロフィール(断面輪郭形状)を有
する。
【0024】また、調整車2の回転支持面2aは、上記
砥石車1の研削面31,31,31にそれぞれ対向配置
される3つの回転支持部32,32,32から構成さ
れ、各回転支持部32は、ワークWの両円錐面Wa,W
bの一部を回転支持するプロフィールを備えている。図
示のものにおいては、調整車2は、4枚の調整円板3
3,33,…がそれぞれスペーサ円板34を介して積層
状に一体化されてなり、隣り合う調整円板33,33の
端縁面により上記回転支持部32が構成されている。
【0025】さらに、ブレード3の支持面3aは、図9
に示すように、砥石車1の研削面31,31,31およ
び調整車2の回転支持部32,32,32にそれぞれ対
向配置される3つの支持面35,35,35から構成さ
れ、各支持面35は、ワークWの両円錐面Wa,Wbの
一部に見合ったプロフィールを備えている。図示のもの
においては、ブレード3は、ワークレスト30上に起立
状に取り付けられた3つのブレード部材36,36,3
6からなり、その上端面が上記支持面35とされてい
る。この支持面35は、ワークWの両円錐面Wa,Wb
の仕上げ形状寸法に対応したV字形状のプロフィール有
し、両円錐面Wa,Wbの下部を支持するV形傾斜溝の
形態とされている。
【0026】ローダ装置4は、上記研削加工位置Aにお
ける調整車2の回転支持面2aとブレード3の支持面3
aに対して、3つのワークW,W,Wを同時にまたは連
続して搬入・排出するもので、図6に示すように、研削
加工位置Aの上方に配置されている。このローダ装置4
の具体的な構成については図示しないが、ワークWをチ
ャッキングするチャック部が、移動部により、図外のワ
ーク供給部と上記研削加工位置Aとの間で移動可能とさ
れるとともに、上記チャック部には、エアチャック等の
従来周知のチャッキング構造が採用されている。これら
チャック部および移動部の駆動源は電気的駆動源で構成
されるとともに、制御装置6に電気的に接続されてい
る。
【0027】また、上記ローダ装置4には、上記研削加
工位置Aに回転支持される3つのワークW,W,Wの両
円錐面Wa,Wb,…上部を上側から支持する上ブレー
ド37(図7参照)が設けられている。この上ブレード
37の支持面の具体的な構成については図示しないが、
上記ブレード3の支持面3aと同様な構成とされるほ
か、単にワークW,W,Wの両円錐面Wa,Wb,…上
部を押さえる平坦面なども採用され、要するに、研削加
工中のワークWの浮き上がり等を有効に防止し得る構造
とされている。
【0028】ドレッシング装置5は、砥石車1の砥石面
1aおよび調整車2の回転支持面2aの両者に対してド
レッシングを施す単一のドレッシング構造とされ、具体
的には、ロータリドレッサ40と駆動モータ41を主要
部として備えてなる。
【0029】上記ロータリドレッサ40は、前述した砥
石面1aおよび回転支持面2aに見合ったプロフィー
ル、つまり、図3に示すように平面に見て、これら砥石
面1aおよび回転支持面2aに密接状に嵌合する断面輪
郭形状を備える。
【0030】具体的には、ロータリドレッサ40はダイ
ヤモンドロールであって、いわゆるそろばん玉の形態と
された3つのドレッシング部40a,40a,40aと
支軸部40bとが一体的に形成されてなる形態とされて
いる。
【0031】このドレッシング部40aは、上記砥石面
1aの研削面31と実質的に合致するドレッシング面を
有する。換言すれば、ドレッシング部40aは、ワーク
Wの両円錐面Wa,Wbの仕上げ形状寸法に対応したV
字形状のプロフィール(断面輪郭形状)を有し、そのド
レッシング面つまり両側外径面は、上記ワークWの両円
錐面Wa,Wbと同様、90°の交差角度θをなして、
ワークWと相似形とされている。
【0032】また、上記支軸部40aは、ドレッシング
部40a,40a,40aが砥石車1の研削面31,3
1,31に実質的に合致した状態において、その外径面
がこれらに隣接する円筒面45,45,…に実質的に合
致するような外径寸法を有する。
【0033】上記ロータリドレッサ40は、図4および
図5に示すように、その支軸部40bがドレッサ基台4
6に水平状態で回転可能に支持されるとともに、上記駆
動モータ41に連係されている。この駆動モータ41
は、具体的にはサーボモータからなり、上記ドレッサ基
台46に配置されて、その回転軸が上記ロータリドレッ
サ40の支軸部40bと同軸状に接続されるとともに、
制御装置6に電気的に接続されている。
【0034】そして、上記ロータリドレッサ40は、上
記サーボモータ41の回転駆動により、砥石車1の砥石
面1aおよび調整車2の回転支持面2aの両者に対し
て、図7に示すように同時に、または個別にドレッシン
グを施す構造とされている。
【0035】また、ドレッシング装置5は、切込み送り
方向Xに対して固定的に設けられる一方、上記位置切換
え装置50により、ドレッシング装置5と選択的に作用
状態に置かれる、つまり上記研削加工位置Aに配置され
る構成とされている。
【0036】位置切換え装置50は、スライドベース5
1と送りねじ装置52を主要部として構成されている。
スライドベース51は、上記砥石車1と調整車2の間に
おいて、装置ベット11上に設けられた位置切換え基台
55上を移動可能とされている。具体的には、この位置
切換え基台55上には、スライドレール56が、切込み
送り方向Xと直交する水平方向、つまり上記砥石車1と
調整車2の軸線とほぼ平行な方向Yへ延びて設けられて
おり、この上をスライドベース51が往復移動可能とさ
れている。
【0037】スライドベース51は、送りねじ装置57
に連係されるとともに、その上にブレード3を支持する
ワークレスト30と、ドレッシング装置5のドレッサ基
台46が所定の間隔をもって配置支持されている。この
場合、ブレード3上に支持されたワークWの軸線と上記
ドレッシング装置5のロータリドレッサ40の軸線がほ
ぼ同一水平面上に位置するように設定されている。ま
た、これらワークWの軸心とロータリドレッサ40の軸
心の高さは、図示のものにおいては、砥石車1および調
整車2の軸心の高さと同じに設定されている。
【0038】上記送りねじ装置52は、スライドベース
51を移動させるもので、このスライドベース51に螺
進退可能に連係されたボールねじ等の送りねじ機構52
aと、この送りねじ機構52aを回転駆動するサーボモ
ータ52bとからなる。このサーボモータ52bは、位
置切換え基台55上に配置されるとともに、制御装置6
に電気的に接続されている。
【0039】そして、送りねじ装置52の駆動により、
上記スライドベース51が所定の範囲でY方向へ往復移
動して、上記ブレード3が研削加工位置Aと加工待機位
置Bとの間で、一方、上記ロータリドレッサ40がドレ
ッシング待機位置Cと研削加工位置Aとの間でそれぞれ
切換え移動されることとなり、これにより、ブレード3
とロータリドレッサ40が選択的に作用状態(研削加工
位置A)に配置されて、選択使用されることとなる。
【0040】制御装置6は、上記砥石車1、調整車2、
ローダ装置4、ドレッシング装置5および位置切換え装
置50の各駆動源(サーボモータ14b,24b,4
1,52bなど)を相互に連動して自動制御するもの
で、具体的には、CPU,ROM,RAMおよびI/O
ポートなどからなるマイクロコンピュータで構成された
CNC装置である。この制御装置6には、以下に述べる
研削工程を実行するための制御プログラムが、数値制御
データとして、予めまたは図示しない操作盤のキーボー
ド等により適宜選択的に入力設定される。
【0041】次に、以上のようなセンタレス研削盤にお
ける研削・ドレッシング工程について説明する。
【0042】A.研削工程: 位置切換え装置50により、図5に示すように、ブ
レード3が研削加工位置Aに位置決めされた状態におい
て、ローダ装置4により、3つのワークW,W,Wがま
とめて上記研削加工位置Aに搬入載置される。このとき
ロータリドレッサ40はドレッシング待機位置Cにあ
る。また、上記ローダ装置4の上ブレード37が、搬入
された3つのワークW,W,Wの両円錐面Wa,Wb,
…上部を上側から支持する。
【0043】 この状態で、砥石車1と調整車2が回
転駆動されながら、砥石車1がワークW,W,Wに対し
て相対的に切込み送りされて、ワークWの外径面に研削
加工が施される(図7〜図9参照)。このときの上記切
込み送りは、砥石車1とブレード3の位置が一定で、調
整車2が切込み送りされるか、または、ブレード3と調
整車2の位置が一定で、砥石車1が切込み送りされる。
【0044】 上記ワークW,W,Wの研削加工が終
了すると、ワークW,W,Wに対する砥石車1の相対的
な切込み送りが停止後退されるとともに、上ブレード3
7による支持が解除された後、ローダ装置4により、こ
れら3つのワークW,W,Wが研削加工位置Aから搬出
除去される。 上記へ戻り、以後〜の工程が繰り返される。
【0045】B.ドレッシング工程:上記の研削工程が
繰り返されると、砥石車1の砥石面1aおよび調整車2
の回転支持面2aに目つぶれ、目づまりあるいはすり減
りが生じるため、所定のインターバルをもって、以下の
ドレッシング工程が実行される。
【0046】 位置切換え装置50により、図4に示
すように、ドレッシング装置5のロータリドレッサ40
が研削加工位置Aに位置決めされるとともに、ブレード
3が加工待機位置Bへ移動待機される。
【0047】 この状態で、ロータリドレッサ40が
回転駆動されるとともに、砥石車1と調整車2が回転駆
動されながら、ロータリドレッサ40に対して切込み送
りされて、砥石車1の砥石面1aおよび調整車2の回転
支持面2aにドレッシングが施される(図3参照)。
【0048】この場合のドレッシング方式は、砥石車1
と調整車2が同時に切込み送りされて、砥石面1aと回
転支持面2aが同時にドレッシングされたり、あるい
は、砥石車1と調整車2が順次別個に切込み送りされ
て、砥石面1aと回転支持面2aが別個に独立してドレ
ッシングされるなど、適宜選択実施される。
【0049】しかして、本実施形態においては、砥石車
1の砥石面1a(研削面31,31,31)と調整車2
の回転支持面2a(回転支持部32,32,32)に対
して、それぞれ適宜のインターバルをもって行われるド
レッシングは、上記砥石面1aおよび回転支持面2aに
見合ったプロフィールを有するロータリドレッサ40を
備えた単一のドレッシング装置5により行う。したがっ
て、上記砥石面1aと回転支持面2aの目立て・修正
が、そのプロフィールの複雑いかんにかかわらず正確に
かつ高精度に行われるとともに、砥石車1と調整車2の
相対的な軸方向の位置ずれも生じず、ドレッシング後の
両者1、2の軸方向の位置決めが容易かつ確実に行われ
ることとなる。
【0050】また、上記ドレッシングの方式としては、
砥石車1と調整車2が同時に切込み送りされて、砥石面
1aと回転支持面2aが、単一のロータリドレッサ40
により同時にドレッシングされたり、あるいは、砥石車
1と調整車2が順次別個に切込み送りされて、砥石面1
aと回転支持面2aが別個に独立してドレッシングされ
るなど、適宜の方式が選択実施されることは上述したと
おりであるが、特に、前者のように、砥石車1と調整車
2に同時にドレッシングを施す場合は、ロータリドレッ
サ40の目づまりが有効に防止されて、効率的なドレッ
シングが実行されることとなる。
【0051】すなわち、発明者らの試験・研究の結果か
ら、調整車2の回転支持面2aのみをロータリドレッサ
40でドレスする場合、上記回転支持面2aを構成する
砥粒の結合剤の粘度数が比較的高く、かつ軟らかいた
め、ロータリドレッサ40のドレッシング面に目づまり
を起こしやすいことが判明している。これに対して、同
時に砥石車1の砥石面1aもドレッシングすると、砥石
車1側の砥粒等でロータリドレッサに目立ての作用が起
こったり、目づまりの防止の効果が出て、調整車2の目
づまりが有効に防止されて、ドレッシング性能が向上す
ることも判明している。以上より、効率的なドレッシン
グを行うためには、砥石車1と調整車2が同時にドレッ
シングされることが望ましい。
【0052】また、ドレッシング装置5が、装置ベッド
11上に配置されていることから、ドレッシング装置5
の配置剛性が十分に確保され、この点においても、正確
かつ高精度なドレッシングが確保される。
【0053】さらに、本実施形態においては、上記のよ
うなドレッシング装置5の構成と相まって、砥石車1の
砥石面1a、調整車2の回転支持面2aおよびブレード
3の支持面3aが、整列された3つのワークW,W,W
の両円錐面Wa,Wb、…に見合ったプロフィールを備
えているため、上記研削工程において、各ワークW,
W,Wは、比較的短寸にもかかわらず倒れ等を生ずるこ
となく常時安定した整列状態をもって研削されることと
なる。この結果、3つの両円錐ころW,W,Wが同時に
かつ高い加工精度をもって研削されることとなり、多数
のワークW,W,…が、高い加工精度をもって、連続的
にかつ自動で量産加工することも可能となる。
【0054】実施形態2 本実施形態は図11に示されており、ドレッシング装置
5と、砥石車1および調整車2との相対的関係が改変さ
れたものである。
【0055】すなわち、このセンタレス研削盤において
は、砥石車1が切込み送り方向Xへ固定的に設けられる
とともに、調整車2が切込み送り方向Xへ移動可能な構
成とされ、これに関連して、ドレッシング装置5のロー
タリドレッサ40が、切込み送り方向Xへ移動可能に設
けられてなる。
【0056】具体的には、砥石車1を装着保持する砥石
車台12が装置ベッド11上に固定されている。一方、
調整車2を装着保持する調整車台22は、送りねじ装置
24により、スライドベース23上を切込み送り方向X
へ往復移動可能とされるとともに、このスライドベース
23が、さらに装置ベット11上に設けられたスライド
レール60に沿って切込み送り方向Xへ往復移動可能と
されるとともに、送りねじ装置61に連係されている。
この送りねじ装置61は、スライドベース23を移動さ
せるもので、スライドベース23に螺進退可能に連係さ
れたボールねじ等の送りねじ機構61aと、この送りね
じ機構61aを回転駆動するサーボモータ61bとから
なる。このサーボモータ61bは、装置ベット11上に
配置されるとともに、制御装置6に電気的に接続されて
いる。
【0057】また、上記スライドベース23上には、位
置切換え装置50が装着されており、これにより、この
スライドベース23上において、ブレード3とロータリ
ドレッサ40が切換え移動される構成とされている。
【0058】しかして、本実施形態のセンタレス研削盤
においては、図示しないが、砥石車1と調整車2が回転
駆動されながら、砥石車1がワークW,W,Wに対して
相対的に切込み送りされて、ワークWの外径面に研削加
工が施される。このときの上記切込み送りは、砥石車1
とブレード3の相対的位置が一定で、調整車2が切込み
送りされるか、または、ブレード3と調整車2が相対的
位置関係を一定に保ったまま、切込み送りされる。
【0059】また、所定のインターバルをもって行われ
るドレッシング工程においては、ロータリドレッサ40
が回転駆動されるとともに、砥石車1と調整車2が回転
駆動されながら、ロータリドレッサ40に対して相対的
に切込み送りされて、砥石車1の砥石面1aおよび調整
車2の回転支持面2aにドレッシングが施される。この
ときの上記切込み送りは、砥石車1に対するドレッシン
グにおいては、送りねじ装置61によりドレッシング装
置5が移動して、ロータリドレッサ40が切込み送りさ
れる。一方、調整車2に対するドレッシングにおいて
は、送りねじ装置24により調整車台22が移動して、
調整車2が切込み送りされる。
【0060】なお、この場合のドレッシング方式は、実
施形態1と同様、砥石車1と調整車2が同時にドレッシ
ングされたり、あるいは、砥石車1と調整車2が順次別
個独立してドレッシングされるなど、適宜選択実施され
る。その他の構成および作用は、実施形態1と同様であ
る。
【0061】実施形態3 本実施形態は図12に示されており、ドレッシング装置
5と、砥石車1および調整車2との相対的関係、ならび
に、ドレッシング装置5とブレード3との相対的関係が
改変されたものである。
【0062】すなわち、砥石車1とブレード3(図12
においては図示省略)が切込み送り方向Xへ固定的に設
けられるとともに、調整車2が切込み送り方向Xへ移動
可能な構成とされ、これに関連して、ドレッシング装置
5が砥石車1の上方位置に配置されるとともに、そのロ
ータリドレッサ40が昇降可能でかつ切込み送り方向X
へ移動可能に設けられている。
【0063】具体的には、砥石車1を装着保持する砥石
車台12が、実施形態2と同様、装置ベッド11上に固
定されている。一方、調整車2を装着保持する調整車台
22は、実施形態1と同様、装置ベット11上に設けら
れたスライドベース23上のスライドレール23aに沿
って切込み送り方向Xへ往復移動可能とされるととも
に、送りねじ装置24に連係されている。また、図示し
ないが、ブレード3は、ワークレスト30を介して装置
ベッド11上に固設されている。
【0064】また、ドレッシング装置5は、上記砥石車
台12の砥石カバー12a上に配置されている。具体的
には、このドレッシング装置5は、実施形態1および2
と同様、砥石車1の砥石面1aと調整車2の回転支持面
2aの両者に対してドレッシングを施す単一のドレッシ
ング構造とされ、ロータリドレッサ40と駆動モータ4
1、ならびに、これらを昇降動作させる昇降装置70と
切込み送り方向Xへ移動させる切込み装置71を備えて
なる。
【0065】上記ロータリドレッサ40は、その支軸部
40bがドレッサ本体72に装着された昇降アーム73
の下端部に水平状態で回転可能に支持されている。昇降
アーム73は、昇降スライド74により上記ドレッサ本
体72に昇降可能に支持されるとともに、その上端部に
上記駆動モータ41が設けられている。そして、この駆
動モータ41の駆動軸41aと上記ロータリドレッサ4
0の支軸部40bが、伝動プーリ75a,75bおよび
伝動プーリ75cを介して駆動連結されている。
【0066】昇降装置70は、上記昇降スライド74と
送りねじ装置76を主要部として構成されている。昇降
スライド74は、L字形状とされた上記ドレッサ本体7
2の起立部72aの垂直レール77上を垂直上下方向へ
往復移動(昇降動作)可能とされている。昇降スライド
74は、その上に上記ロータリドレッサ40と駆動モー
タ41を備えるとともに、送りねじ装置76に連係され
ている。この送りねじ装置76は、昇降スライド74に
螺進退可能に連係されたボールねじ等の送りねじ機構7
6aと、この送りねじ機構76aを回転駆動するサーボ
モータ76bとからなる。このサーボモータ76bは、
ドレッサ本体72の起立部72a上に配置されるととも
に、制御装置6に電気的に接続されている。
【0067】また、切込み装置71は、上記ドレッサ本
体72と送りねじ装置78を主要部として構成されてい
る。ドレッサ本体72は、その水平スライド基台72b
が上記砥石カバー12aの上面に設けられた水平レール
79に沿って、切込み送り方向Xへ往復移動可能に設け
られるとともに、送りねじ装置78に連係されている。
この送りねじ装置78は、ドレッサ本体72の水平スラ
イド基台72bに螺進退可能に連係されたボールねじ等
の送りねじ機構78aと、この送りねじ機構78aを回
転駆動するサーボモータ78bとからなる。このサーボ
モータ78bは、砥石カバー12a上に配置されるとと
もに、制御装置6に電気的に接続されている。
【0068】そして、上記ロータリドレッサ40は、上
記昇降装置70の駆動により、砥石車1と調整車2との
間を昇降動作するとともに、上記切込み装置71の駆動
により、砥石車1の砥石面1aおよび調整車2の回転支
持面2aの両者に対して、図3に示すごとく同時に、ま
たは図示しないが個別にドレッシングを施す。この場
合、ロータリドレッサ40の軸心の高さは、実施形態1
と同様、砥石車1および調整車2の軸心の高さと同じに
設定されている。
【0069】また、ドレッシング装置5とブレード3、
およびドレッシング装置5とローダ装置4(本実施形態
においては図示省略)は、それぞれ互いに干渉しないよ
うに駆動制御される構成とされており、この目的のた
め、例えばローダ装置4のワーク搬入・搬出の経路も、
実施形態1および2におけるような上下方向ではなく、
水平方向とされるなど適宜設計されている。
【0070】しかして、本実施形態のセンタレス研削盤
においては、図示しないが、砥石車1と調整車2が回転
駆動されながら、砥石車1がワークW,W,Wに対して
相対的に切込み送りされて、ワークWの外径面に研削加
工が施される。このときの上記切込み送りは、砥石車1
とブレード3の相対的位置が一定で、調整車2が切込み
送りされる。
【0071】また、所定のインターバルをもって行われ
るドレッシング工程においては、ロータリドレッサ40
が、昇降装置70の駆動により、所定のドレッシング高
さ位置(図示のものにおいては、ロータリドレッサ40
の軸心高さが砥石車1および調整車2の軸心高さと同じ
になる位置)まで下降する。そして、ロータリドレッサ
40は、下降しながらまたは下降した後に回転駆動され
るとともに、砥石車1と調整車2が回転駆動されなが
ら、ロータリドレッサ40に対して相対的に切込み送り
されて、砥石車1の砥石面1aおよび調整車2の回転支
持面2aにドレッシングが施される。
【0072】このときの上記切込み送りは、砥石車1に
対するドレッシングにおいては、切込み装置71の駆動
により、ドレッシング装置5が移動して、ロータリドレ
ッサ40が切込み送りされる。一方、調整車2に対する
ドレッシングにおいては、送りねじ装置24の駆動によ
り、調整車台22が移動して、調整車2が切込み送りさ
れる。この場合の切込み送り量(ドレス送り量)は、ロ
ータリドレッサ40の切込み送り量のほぼ2倍になる。
なお、この場合のドレッシング方式や、その他の構成お
よび作用は、実施形態1と同様である。
【0073】上述した実施形態1〜3はあくまでも本発
明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれ
らに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が
可能である。一例として、以下に列挙するような改変が
考えられる。
【0074】例えば、砥石車1、調整車2、ブレード3
およびローダ装置4などのセンタレス研削盤の基本構成
については、図示の構造に限定されず、同様な機能を有
する他の周知構造を採用することが可能である。
【0075】また、図示の実施形態においては、複数の
短寸のワークW,W,…を同時に研削する構造であるこ
とから、砥石車1の砥石面1a、調整車2の回転支持面
2aおよびブレード3の支持面3aも、これら整列され
た複数のワークW,W,…の両円錐面Wa,Wb、W
a,Wb、…に見合った複雑なプロフィールを備えてお
り、これに対応して、ドレッシング装置5のロータリド
レッサ40も上記砥石面1aおよび回転支持面2aに見
合った複雑なプロフィールとされているが、本発明のド
レッシング装置5は、これに限定されることなく、従来
周知の一般的なセンタレス研削盤にも広く適用すること
が可能である。
【0076】
【発明の効果】以上詳細したように、本発明によれば、
調整車とブレードとにより研削加工位置に回転支持され
た工作物の外径面を、回転駆動される砥石車により研削
加工するセンタレス研削盤において、上記砥石車の砥石
面と調整車の回転支持面にドレッシングを施す単一のド
レッシング構造を備え、このドレッシング構造は、回転
駆動されて、上記砥石車の砥石面と調整車の回転支持面
にドレッシングを施す単一のロータリドレッサを備える
とともに、このロータリドレッサが、上記砥石車と調整
車の間に配置可能とされているから、次のような種々の
効果が得られて、効率的なドレッシングが行えるととも
に、ドレッシング後の砥石車と調整車の軸方向の相対的
な位置合わせも容易かつ確実にでき、かつ装置設置スペ
ースも小さくすることが可能なドレッシング技術を提供
することができる。
【0077】(1) 1台のドレッシング装置で済むため、
従来に比較して装置コストが低減されるとともに、ドレ
ッシング装置の設置スペースも、砥石車と調整車の間に
設けることができるため、研削盤自体も小型かつ簡単な
構成となる。
【0078】(2) 上記ドレッシング構造が、砥石車の砥
石面および調整車の回転支持面に見合ったプロフィール
を有する単一のロータリドレッサを備えてなるから、上
記砥石面と回転支持面の目立て・修正が、そのプロフィ
ールの複雑いかんにかかわらず正確に行われるととも
に、砥石車と調整車の相対的な軸方向の位置ずれも生じ
ない。したがって、砥石車と調整車の軸方向の相対的な
位置合わせ(位置決め)がきわめて重要なインフィード
方式のセンタレス研削盤においても、ドレッシング後の
両者の軸方向の位置合わせ・位置決めが容易かつ確実に
行え、段替時間等も短時間で可能となる。
【0079】(3) 砥石車と調整車の相対的な軸方向の位
置決めが確実であるから、ワーク搬入・搬出やドレス時
の作業段取り時間の短縮とともに、作業段取りの自動化
による多量生産も可能となる。
【0080】(4) 上記ドレッシングを、上記砥石車の砥
石面と調整車の回転支持面に対して同時に行うようにす
れば、ロータリドレッサの目づまりが有効に防止され
て、効率的なドレッシングが可能となる。
【0081】すなわち、調整車の回転支持面のみをロー
タリドレッサでドレッシングする場合、上記回転支持面
を構成する砥粒の結合剤は比較的粘度数が高く、かつ軟
らかいため、ロータリドレッサのドレッシング面に目づ
まりを起こしやすい。これに対して、調整車の回転支持
面と砥石車の砥石面を同時にドレッシングすると、砥石
車側の砥粒等でロータリドレッサに目立ての作用が起こ
ったり、目づまりの防止の効果が出る結果、調整車の目
づまりが有効に防止されて、ドレッシング性能が向上す
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1であるドレッシング装置を
備えるセンタレス研削盤を示す正面図で、単一のロータ
リドレッサにより砥石車と調整車を同時にドレッシング
している状態を示している。
【図2】同センタレス研削盤におけるドレッシング装置
の要部を一部破断して示す拡大正面図である。
【図3】同じく同ドレッシング装置の要部を示す拡大平
面図である。
【図4】同センタレス研削盤の要部全体を示す側面図
で、ドレッシング装置が研削加工位置にある状態を示し
ている。
【図5】同じく同センタレス研削盤の要部全体を示す側
面図で、ブレードが研削加工位置にある状態を示してい
る。
【図6】同センタレス研削盤を示す正面図で、ワークに
研削加工が施されている状態を示している。
【図7】同センタレス研削盤の要部を示す拡大正面図
で、両円錐ころが研削されている状態を示している。
【図8】同じく同センタレス研削盤の要部を示す拡大平
面図で、3つの両円錐ころが研削されている状態を示し
ている。
【図9】同じく同センタレス研削盤の要部を示す拡大側
面図で、3つの両円錐ころが研削されている状態を示し
ている。
【図10】同センタレス研削盤の研削対象である両円錐
ころを示す図で、図10(a) は正面図、図10(b) は平
面図である。
【図11】本発明の実施形態2であるドレッシング装置
を備えるセンタレス研削盤を示す正面図で、単一のロー
タリドレッサにより、砥石車と調整車を同時にドレッシ
ングしている状態を示している。
【図12】本発明の実施形態3であるドレッシング装置
を備えるセンタレス研削盤を示す正面図で、単一のロー
タリドレッサにより、砥石車と調整車を同時にドレッシ
ングしている状態を示している。
【符号の説明】
W 両円錐ころ(ワーク) Wa,Wb 両円錐面(外径面) X 切込み送り方向 A 研削加工位置 1 砥石車 1a 砥石車の砥石面 2 調整車 2a 調整車の回転支持面 3 ブレード 3 a ブレードの支持面 4 ローダ装置 5 ドレッシング装置 6 制御装置 30 ワークレスト 37 上ブレード 40 ロータリドレッサ 50 位置切換え装置51 スライドベース

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調整車とブレードとにより研削加工位置
    に回転支持された工作物の外径面を、回転駆動される砥
    石車により研削加工するセンタレス研削盤において、 前記砥石車の砥石面と調整車の回転支持面にドレッシン
    グを施す単一のドレッシング構造を備え、 このドレッシング構造は、回転駆動されて、前記砥石車
    の砥石面と調整車の回転支持面にドレッシングを施す単
    一のロータリドレッサを備えるとともに、このロータリ
    ドレッサが、前記砥石車と調整車の間に配置可能とされ
    ていることを特徴とするセンタレス研削盤のドレッシン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 前記ドレッシング構造のロータリドレッ
    サは、前記砥石車の砥石面および調整車の回転支持面に
    見合ったプロフィールを有することを特徴とする請求項
    1に記載のセンタレス研削盤のドレッシング装置。
  3. 【請求項3】 前記研削加工位置に回転支持された工作
    物の非円筒外径面をインフィード研削するセンタレス研
    削盤に設けられることを特徴とする請求項1に記載のセ
    ンタレス研削盤のドレッシング装置。
  4. 【請求項4】 前記ドレッシング構造は、工作物を支持
    する前記ブレードと共に前記砥石車および調整車の間に
    配されたスライドベース上に配置支持されるとともに、
    このスライドベースは、前記砥石車および調整車の軸線
    とほぼ平行な方向へ移動可能とされて、前記ドレッシン
    グ構造とブレードが選択的に使用される構成とされてい
    ることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記
    載のセンタレス研削盤のドレッシング装置。
  5. 【請求項5】 前記砥石車および調整車と前記ドレッシ
    ング構造のロータリドレッサとが前記切込み送り方向に
    対して相対的に移動可能な構成とされていることを特徴
    とする請求項4に記載のセンタレス研削盤のドレッシン
    グ装置。
  6. 【請求項6】 前記砥石車が切込み送り方向へ固定的に
    設けられるとともに、前記調整車が切込み送り方向へ移
    動可能な構成において、 前記ドレッシング構造は前記砥石車の上方位置に配置さ
    れるとともに、前記ロータリドレッサが前記切込み送り
    方向へ移動可能に設けられていることを特徴とする請求
    項2または3に記載のセンタレス研削盤のドレッシング
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか一つに記載の
    ドレッシング装置により、センタレス研削盤の砥石車の
    砥石面と調整車の回転支持面にドレッシングを施すドレ
    ッシング方法であって、 前記砥石車と調整車を、前記ドレッシング装置の前記ロ
    ータリドレッサに対して相対的に同時に切込み送りし
    て、 前記砥石車の砥石面と調整車の回転支持面を同時に
    ドレッシングするようにしたことを特徴とするセンタレ
    ス研削盤のドレッシング方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から6のいずれか一つに記載の
    ドレッシング装置により、センタレス研削盤の砥石車の
    砥石面と調整車の回転支持面にドレッシングを施すドレ
    ッシング方法であって、 前記砥石車と調整車を、前記ドレッシング装置の前記ロ
    ータリドレッサに対して相対的に順次切込み送りして、
    前記砥石車の砥石面と調整車の回転支持面をそれぞれ別
    個にドレッシングするようにしたことを特徴とするセン
    タレス研削盤のドレッシング方法。
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