JP3834303B2 - ねじ孔加工装置 - Google Patents

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【0001】
本発明は、自動車や電気製品等の各種部品を構成する被加工板材に小孔を設け、その周囲に形成したフランジ部の内壁に螺条を設けるねじ孔加工装置およびねじ孔加工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車や電気製品等の各種部品を構成するための被加工板材にねじ孔を設けるには、下端にポンチ等を取付けたプレス機等を押下げることにより被加工板材に小孔を形成し、該小孔の周りにフランジ部を形成するバ−リング加工と、該フランジ部の内壁に螺条を刻設するタッピング加工との2種類の加工とを別々に行っているため作業能率が極めて悪かった。例えば、ドリル加工部とタップ加工部とを一体に形成した複合加工具はある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−18120号公報(第1−4頁、図1)
【0004】
しかし、バ−リング加工とタッピグ加工とを一台の装置を用いて連続して加工する加工装置および加工具が無かったため、それぞれ別の加工装置で加工しなければならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来、被加工板材にバ−リング加工およびタッピング加工を行うには、異なる工作機械を用いて行っている。また、各工作機械は異なる場所に設置してあるため、被加工板材が大型の場合にはその移動に時間がかかったり、複数の人手を必要としたり、さらには移動用の機械を必要としていた。その上、バ−リング加工やタッピング加工を行うには、被加工板材に対して別個の工作機械で加工するため、センタ−合わせを夫々行う必要があり、その調整に時間がかかるため作業の中断時間が必然的に長くなって作業性が悪くなるためコストアップになるという問題点を有していた。
【0006】
本発明は、一台の工作機械を用いて被加工板材に設けた小孔の周りにフランジ部を設けるバ−リング加工と、該フランジ部の内壁に螺条を設けるタッピング加工とを連続して一工程で行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、第1の発明は、ダイ10を着脱可能に取付けるダイ受部9を具えた下方支持部8を有する基台2の上方支持部3に設けたガイド孔4に枠体18を具えた可動体12を上下動可能に挿通し、該上方支持部と可動体との間に弾発ばね7を装着して該可動体を上方に弾発して取付け、枠体18に設けた挿通孔20に作動子22を装着して該枠体の上面と駆動軸51に軸着させた円形カム52とを係合し、該円形カムに設けた平坦カム部53の回転方向後側に隣接して前記円形カムの周縁部に押圧片55を出入可能に突出させて設け、前記可動体12の中心に軸承させた回転筒32を駆動源に連動させ、該回転筒と周方向に固定して上下動可能に挿通させた押圧回転軸24の上端を前記作動子に係合して該押圧回転軸の下端にねじ孔加工具60を着脱可能に取付けてなり、該押圧回転軸24の正逆回転および停止を制御するリミットスイッチを前記駆動源に設けたことを特徴とする。前記円形カムは、前記挿通孔を通り該円形カムの回転軌道上に沿って枠体の上面に設けた細巾の円弧溝内を通過する押圧片を周縁部に突出可能に設けてある。また前記可動体は、上部に枠体18を取付けると共に下端に取付けた固定筒40内に、スプリング42で下方に弾発させて上下動可能に装着して被加工板材をダイ受部9上に保持する保持筒43の底面中央に開口部44を設け、該開口部から前記ねじ孔加工具60を突出させてある。さらに回転筒は、スプライン結合により押圧回転軸を周方向に固定すると共に、上下動可能に挿通して取付け、該押圧回転軸をばねで上方に弾発してある。
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明すると、図1〜3において、ねじ孔加工装置1は、基台2の上部に水平に位置させた上方支持部3の中央部分に上下方向にガイド孔4を形成し、該上方支持部3の上面に複数の凹部5を設けてある。基台2の下部に水平に設けた下方支持部8上にダイ受部9を取付け、該ダイ受部9の中央にねじ孔加工用のダイ10を着脱可能に装着してあり、該ダイ10は必要とするねじ孔の大きさに応じて交換することができる。
【0011】
上方支持部3の中央部に設けたガイド孔4に、上部に大径部13を有した可動体12に設けた筒部14を上下動可能に挿通し、この大径部13の下面に、前記凹部5と対をなして設けた凹入部15との間に夫々弾発ばね7、7を弾発してある。可動体12の中心部には、上部を開口させたやや大径な軸受部16と、該軸受部に連通した小径な軸穴17とを直線状に連続させ、該軸穴は該可動体の下端に開口してある。
【0012】
18は前記可動体の大径部13上に取付けた枠体で、該枠体18の平坦な上面部19の中央部分に上下方向に設けた挿通孔20の上端には、該挿通孔20の軸心を通る細巾の円弧溝21を後記する円形カム52の回転軌道上に沿って該枠体の上面に弧状に凹ませて形成してある。挿通孔20内に下方から挿通させた作動子22の下部に設けたやや大径な係止鍔23を前記枠体18の上部裏面に掛止し、作動子22が挿通孔20の上方から脱出するのを防止している。作動子22の上端は、通常は枠体18の上面部19の上面と同一に位置している。
【0013】
24は、可動体12の中心に設けた前記軸穴17内に軸受を介して装着させた押圧回転軸で、該押圧回転軸24の下部に設けたやや大径なチャック部25の下部に取付けたホルダ−26の下部中央に、後記するねじ孔加工具60を着脱可能に取付けて保持蓋27で固着してある。
【0014】
押圧回転軸24の上部には断面略十字形をしてやや長尺なスプライン軸28を設け、該スプライン軸の上部には連続して小径な軸杆29を形成してあり、該軸杆29の上端にはやや大径な掛止板30を挿通して該軸杆29の上端に頭部31を螺着してある。
【0015】
32は、前記可動体の軸受部16内に軸受を介して回転可能に収容した回転筒
で、該回転筒32の内面には前記スプライン軸28を回転方向に固定すると共に軸方向に滑動可能に収容する掛止溝33を設けてある。押圧回転軸24を回転させる回転体34は回転筒32に挿通してあり、該回転体の上下を締付ナット35で螺着して該回転筒32と駆動源(図示せず)とを伝達部材36を介して連動させてある。
【0016】
前記回転体34と駆動源(図示せず)を連結する伝達部材36は、該回転体がプ−リの場合はベルトで伝達し、歯車の場合は歯車又はチエ−ン等で伝達する。回転体34に伝達する駆動力により回転筒32内に挿通した押圧回転軸24は、スプライン結合によって該回転筒32と一体に回転する。
【0017】
前記押圧回転軸24と一体の軸杆29にばね38を挿通し、前記掛止板30と前記回転体34との間に弾発させて該押圧回転軸24を常に上方に弾発させてあり、該軸杆29の上端に固着させた頭部31を前記作動子22の下端に突合させてある。
【0018】
可動体の筒部14の下端外周に取付けた筒状の固定筒40の下端内部に掛止部41を設け、該固定筒の内部に可動体12の下面に一端を掛止させたスプリング42により下方に弾発させた筒状の保持筒43を上下動可能に装着し、該保持筒の底面中央に開口部44を設けてある。そのため、保持筒43が被加工板材Xに当接すると下降が停止し、該スプリングに抗して降下する押圧回転軸24の下部に設けたチャック部25に取付けたねじ孔加工具60は、保持筒43の開口部44から外部に突出して被加工板材Xに小孔を穿ってダイ10内に進入する。
【0019】
図2において、枠体18を上下動させる押下装置50は、駆動源(図示せず)に連動する駆動軸51に軸着させた円形カム52を、前記枠体の上面部19の上面中央に位置させてある。該円形カム52の周面の一部に平坦カム部53を形成し、該平坦カム部の回転方向後側一側に隣接して収容部54を設け、外面を略円弧状の曲面に形成した該円形カムの周縁部の外方に突出させた収容部内に取付けた押圧片55の回転方向前側の一端を枢動可能にピン56で軸支してある。この押圧片55の他端に設けた長溝57内に、該円形カムの収容部54を貫通する止軸58が挿通してあり、押圧片55の背面と収容部54の底部との間にばね59を弾発して押圧片55を常に円形カムの外側に突出させてある。
【0020】
押下装置50は、モ−タからの駆動力をカム手段により駆動軸51を介して枠体18を押下げる押下力に利用しているが、カム手段に限らず油圧シリンダ等を用いることも可能であり、その他公知の手段を用いることも可能である。
【0021】
図4に示したねじ孔加工具60は、円柱状の軸杆61の先端に連続して縮径するテ−パ−部62を介して形成した小径な軸の外周にタッピング用の螺条部63を形成し、該螺条部63に連続して設けたテ−パ−部に前記螺条部63に連続する斜面螺条部64を設けてある。該斜面螺条部64に連続して設けた小径の連結部65に、バ−リング加工用の大径な押拡部66を形成し、該押拡部の先端周縁部に曲面状の面取部67を設け、且つ、この押拡部66の下面中央に小径なポンチ部68を形成してある。
【0022】
このポンチ部68の下端中央には、下端を平坦面または角錐状に形成してあり、該軸杆61の後端には、前記ホルダ−26に周方向に固定して取付けるため角形をした保持部70を設けてある。
【0023】
押圧回転軸24の下部に取付けるねじ孔加工具60は、下端に小径なポンチ部68を有したバ−リング加工用の押拡部66と、該押拡部の上方に小径な連結部を介してタッピング用の螺条部63と、該螺条部に連続して先細り状の斜面螺条部64を設けてある。そのため、押拡部66によって押し拡げたフランジ部の内壁にまず斜面螺条部64で1次的に螺条部を形成し、ついで該斜面螺条部に連続する螺条部63によって該螺条部を2次的に仕上げ加工するので綺麗に仕上げることができる。
【0024】
以下、本発明に係る実施形態の作用について説明すると、ねじ孔加工装置1の可動体12及び押圧回転軸24は、夫々弾発ばね7およびばね38により上方に押し上げられていて、可動体12に取付けた枠体の上面部19は円形カム52に設けた平坦カム部53と係合している(図1)。該押圧回転軸24の上部に存する頭部31は、枠体18に設けた挿通孔20内に収容した作動子22の下端に係合している。
【0025】
被加工板材Xを基台2のダイ受部9上の所定位置にセンタ−合わせをして載置し、駆動源(図示せず)を駆動させると駆動軸51に軸着した円形カム52は矢印で示す反時計方向に回転する。この場合、円形カムの回転と同時に伝達部材36および回転体34を介して押圧回転軸24を回転させてもよいが、可動体12が最下位に達するまで押圧回転軸24は回転しないようにしてある。
【0026】
反時計方向に回転する円形カムの平坦カム部53により枠体18を介して可動体12が押下げられ、円形カムの周縁部が該枠体の上面部19と係合する前に、該可動体の下部に存する保持筒43の下面が被加工板材Xをダイ10上に保持する(図6)。さらに可動体12が平坦カム部53により押下げられると、スプリング42の弾発力に抗して保持筒43を固定筒40内に凹ませながら可動体12は押下げられ、該可動体の中心に挿通している押圧回転軸24も該可動体と同時に押下げられ、該押圧回転軸の下端に取付けたねじ孔加工具60のポンチ部68が保持筒の開口部44から突出して被加工板材Xに小孔75を打ち抜く(図7)。
【0027】
可動体12が円形カムの平坦カム部53によりさらに押下げられると、押圧回転軸24の下端に取付けたねじ孔加工具の押拡部66により、前記小孔75の周縁部分をダイ10の内部に向かって下方に押し拡げながら湾曲させてフランジ部76を形成する(図8)。この場合、前記小孔75に連なる周縁部分は押拡部66の下端周縁部に設けた面取部67によって局部的に無理な力を加えることなく均一な力で下方に湾曲させながら押し拡げるため、小孔75の内縁部分に亀裂の発生を防止できる。
【0028】
円形カム52の平坦カム部53によって押圧回転軸24を介してねじ孔加工具の押拡部66はさらに押下げられ、該小孔75を押し拡げて形成した押拡孔75aを貫通する(図9)と殆ど同時に、円形カム52の周縁部が上面部19と係合して可動体12の降下が停止する(図10)。これによって1次工程のバ−リング加工が終了する。
【0029】
ついで、円形カム52の周縁部から突出している押圧片55が、枠体18の上面部19に設けた細巾の円弧溝21内を通過しながら作動子22を介して頭部31と係合する(図11)と、リミットスイッチ(図示せず)が作動して伝達部材36、回転体34を介して押圧回転軸24の回転が開始する。それと同時に押圧回転軸24は押圧片55によって押下げられ、前記ねじ孔加工具60は図9の状態からさらに降下して、該斜面螺条部64がフランジ部76の内壁に食い込みながら該フランジ部の内壁に螺条を形成し始める(図12)。
【0030】
斜面螺条部64に連続する螺条部63によってフランジ部76の内壁に螺条孔77を形成するので、フランジ部76の内壁に無理な力が加わることなくスム−ズに螺条を形成することができる。それと同時に、フランジ部76の外周に位置するダイ10によって該フランジ部76の外周面が整形される(図13)。この時の円形カムに装着した押圧片55と作動子22は図14に示す状態であり、該上面部19は円形カム52の周縁部に係合していて可動体12は降下せず同じ位置に保持されている。
【0031】
円形カムの押圧片55と作動子22との係合が外れると、該作動子はばね38の弾発力によって上昇し(図15)、駆動源に電気的に接続してリミットスイッチ(図示せず)が作動して伝達部材36に連なる回転体34と連動する押圧回転軸24が、図13の状態で逆回転を開始するものである。
【0032】
押圧回転軸24が逆回転すると、フランジ部76の内壁に設けた螺条孔77の螺条に沿って図13の状態から該押圧回転軸24は上昇し、ねじ孔加工具60に設けた螺条部63がフランジ部の内壁に設けた螺条孔77から上方に抜け出す(図16)。円形カム52が反時計方向に回転して図18に示すように枠体の上面部19が円形カムの周縁部から外れて平坦カム部53と係合すると、可動体12は弾発ばね7及びばね38の弾発力により上昇してタッピング加工が終了する。そのため、保持筒43は上昇されて被加工板材Xの保持を解消し(図17)、被加工板材Xをダイ10から取り出すことができ、図1と同じ状態に復帰する。
【0033】
図19、20は第2の実施の形態を示すねじ孔加工具60aで、タッピング用の螺条部および斜面螺条部に連続して設けた小径連結部65aにバ−リング加工用のやや大径の押拡部66aを形成する。この押拡部66aの先端周縁部に曲面状の面取部67aを形成し、該押拡部の底面中央に設けた小径なポンチ部68aの先端にV型をした打抜部69aを設けてある。この打抜部69aの先端に断面くさび形の刃部を設けたことにより、被加工板材の表面を無理なく切り割りながら開口し、該打抜部69aで打抜いた抜き滓は、刃部で切割りするため小孔の内縁に連結した状態のままで開広することができ、加工時に切り滓が出ずに掃除の手間がなく能率的である。
【0034】
図21,22は第3の実施の形態を示すねじ孔加工具60bで、タッピング用の螺条部及び斜面螺条部に連続して設けた小径連結部65bにバ−リング加工用のやや大径の押拡部66bを形成する。この押拡部66bの先端周縁部に曲面状の面取部67bを形成し、該押拡部の底面中央に小径のポンチ部68bを設け、該ポンチ部の先端に三角錐状をした小径な打抜部69bを形成してある。先端に設けた円柱状の打抜部69bの先端に三角錐状の鋭角な刃部を設けたため無理なく穿孔させながら開口させることができる。
【0035】
図23,24は第4の実施の形態を示すねじ孔加工具60cで、タッピング用の螺条部及び斜面螺条部に連続して設けた小径連結部65cにバ−リング加工用のやや大径の押拡部66cを形成する。この押拡部の先端周縁部に曲面状の面取部67cを形成し、該押拡部の底面中央に小径のポンチ部68cを設け、該ポンチ部の先端に四角錐状の小径な打抜部69cを形成してある。先端に設けた円柱状の打抜部の先端に四角錐状の鋭角な刃部を設けてあるので、被加工物の表面への孔明けを刃部で無理なく切り割りながら開口することができる。
0036
【発明の効果】
本発明は、押下装置により押下げる押圧回転軸により円形カムの一回転の間に被加工板材に穿った小孔の周囲にフランジ部を設けるバ−リング加工と、該フランジ部の内面に螺条孔を形成するタッピング加工を連続して一工程で行うことができる。そのため、被加工板材を移動させる必要がないのでセンタ−合わせ作業が1回でよく作業性を一段と向上させてコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ねじ孔加工装置の縦断面図である。
【図2】 円形カムと枠体の上面部と作動子との関係を示した要部縦断面図である。
【図3】 円形カムと枠体との関係を示す一部省略した側面図である。
【図4】 ねじ孔加工具を示した正面図である。
【図5】 図4の右側面図である。
【図6】 保持筒で被加工板材をダイに保持してねじ孔加工具が押下げを開始した状態の要部断面図である。
【図7】 ねじ孔加工具のポンチ部を押し下げて被加工板材に小孔を穿つ状態の要部断面図である。
【図8】 ねじ孔加工具をさらに押下げて押拡部で被加工板材の小孔の周縁部を下方に押し広げる状態を示す要部断面図である。
【図9】 ねじ孔加工具を最下位まで押下げて押拡部により被加工板材の小孔を押し拡げて貫通し、該押拡部がフランジ部の下側に位置した状態の要部断面図である。
【図10】 円形カムで可動体を最下端まで押下げた状態の正面図である。
【図11】 円形カムに設けた押圧片が枠体の上面に設けた円弧溝を通って作動子と係合する直前の状態を示す要部断面図である。
【図12】 ねじ孔加工具の斜面螺条部でフランジ部の内壁にタッピングを開始する直前の状態を示す要部断面図である。
【図13】 ねじ孔加工具の螺条部でフランジ部の内壁にタッピング加工すると共に、外側に位置するダイによってフランジ部を整形する状態を示す要部断面図である。
【図14】 円形カムにより作動子および頭部を介して押圧回転軸を降下させた状態の要部断面図である。
【図15】 円形カムの周縁部から突出した押圧片と作動子との係合が解除した状態を示す要部断面図である。
【図16】 ねじ孔加工具が逆回転しながら上昇復帰し、ねじ孔加工具の螺条部が螺条孔から抜け出る直前の状態を示す要部断面図である。
【図17】 枠体の上面部が円形カムから外れ、可動体が上昇して保持筒による被加工板材の保持を解消して可動体と共に回転軸を上昇させてスタ−ト状態に復帰させた状態の要部断面図である。
【図18】 円形カムの周縁部と枠体の上面部との係合が解除する直前の状態を示した要部の正面図である。
【図19】 第2のねじ孔加工具の先端部の正面図である。
【図20】 図19の右側面図である。
【図21】 第3のねじ孔加工具の先端部の正面図である。
【図22】 図21の右側面図である。
【図23】 第4のねじ孔加工具の先端部の正面図である。
【図24】 図23の右側面図である。
【符号の説明】
2 基台
3 上方支持部
4 ガイド孔
7 弾発ばね
8 下方支持部
9 ダイ受部
10 ダイ
12 可動体
18 枠体
20 挿通孔
21 円弧溝
22 作動子
24 押圧回転軸
32 回転筒
40 固定筒
42 スプリング
43 保護筒
44 開口部
51 駆動軸
52 円形カム
53 平坦カム部
54 収容部
55 押圧片
60 ねじ孔加工具
61 軸杆
63 螺条部
64 斜面螺条部
65 連結部
66 押拡部
68 ポンチ部
70 保持部

Claims (3)

  1. ダイ(10)を着脱可能に取付けるダイ受部(9)を具えた下方支持部(8)を有する基台(2)の上方支持部(3)に設けたガイド孔(4)に枠体(18)を具えた可動体(12)を上下動可能に挿通し、該上方支持部と可動体との間に弾発ばね(7)を装着して該可動体を上方に弾発して取付け、
    枠体(18)に設けた挿通孔(20)に作動子(22)を装着して、該枠体の上面と駆動軸(51)に軸着させた円形カム(52)とを係合し、
    該円形カムに設けた平坦カム部(53)の回転方向後側に隣接して前記円形カムの周縁部に押圧片(55)を出入可能に突出させて設け、
    前記可動体(12)の中心に軸承させた回転筒(32)を駆動源に連動させ、該回転筒と周方向に固定して上下動可能に挿通させた押圧回転軸(24)の上端を前記作動子に係合して該押圧回転軸の下端にねじ孔加工具(60)を着脱可能に取付けてなり、
    該押圧回転軸(24)の正逆回転および停止を制御するリミットスイッチを前記駆動源に設けたことを特徴とするねじ孔加工装置。
  2. 前記円形カム(52)は、前記挿通孔(20)を通り該円形カムの回転軌道上に沿って枠体(18)の上面に設けた細巾の円弧溝(21)内を通過する押圧片(55)を周縁部に突出可能に設けたことを特徴とする請求項1記載のねじ孔加工装置。
  3. 前記可動体(12)は、上部に枠体(18)を取付けると共に下端に取付けた固定筒(40)内に、スプリング(42)で下方に弾発させて上下動可能に装着して被加工板材をダイ受部(9)上に保持する保持筒(43)の底面中央に開口部(44)を設け、該開口部から前記ねじ孔加工具(60)を突出させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のねじ孔加工装置。
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