JPH091412A - 自動送り装置付ボール盤の切削屑裁断装置 - Google Patents

自動送り装置付ボール盤の切削屑裁断装置

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JPH091412A
JPH091412A JP17547695A JP17547695A JPH091412A JP H091412 A JPH091412 A JP H091412A JP 17547695 A JP17547695 A JP 17547695A JP 17547695 A JP17547695 A JP 17547695A JP H091412 A JPH091412 A JP H091412A
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JP
Japan
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clutch
spindle
drilling machine
electromagnetic clutch
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP17547695A
Other languages
English (en)
Inventor
Eisaku Oka
栄作 岡
Mitsumasa Yokoyama
光聖 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
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Publication of JPH091412A publication Critical patent/JPH091412A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、自動穴あけ時、切削屑のド
リル絡み付きを防止しながら、低振動により高精度に穴
あけできるようにすることである。 【構成】 モートル5より回転駆動するプーリ20にク
ラッチプレート21aが結合され、クラッチプレート2
1aに対向し、シャフト22に回転自在にロータ21b
をクラッチプレート21aと隙間をもたせて設ける。電
源装置によりタイマーを介し、電磁クラッチ21に電気
が供給されると、コイル21dが励磁され、クラッチプ
レート21aがロータ21bに吸着され、自動送りの動
力がスピンドルへ伝達される。電磁クラッチ21への電
気が遮断されるとクラッチプレート21aがロータ21
bから離れ、自動送りの動力が遮断される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動送り装置付ボール
盤において、被削材を自動穴あけした時に生じる切削屑
を裁断する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9の示すように、スピンドルを自動的
に下降させ、被削材37をドリル36で穴あけすると、
長く連なった切削屑38が生じる。自動穴あけ時、この
切削屑38を裁断する装置として先に出願人が出願した
特願平5−344354号がある。
【0003】図8を用いて説明すると、スチールボール
30を挾持する2つのスリーブ31,32間のいずれか
に凹部を設け、自動送りの最中、スチールボール30を
凹部に入出させ、スリーブ31,32間の距離を周期的
に増減することにより、ウォーム16、ウォームホイル
15、ピニオン14を介し、スピンドル7を周期的に上
昇させて切削屑を裁断するものであった。
【0004】一方、一般の自動送り装置ボール盤には、
スピンドルが自動的に下降するため、スピンドルが被削
材に当接したり、加工条件の選定誤りなどにより過負荷
になったとき、自動送り駆動部を含む本体が破損しない
ように安全装置を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動送り装置付
ボール盤の切削屑裁断装置は、周期的にスピンドル7が
上下動するため、ヘッドおよび本体が振動し、穴あけ精
度が悪くなる場合があった。また、スリーブ31,3
2、ウォーム16等の周期的にスピンドル7を上昇する
のに必要な部品は高精度、高硬度に製作するため高価な
構造になっていた。
【0006】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
を解消し、自動穴あけ時、切削屑のドリル絡み付きを防
止しながら、低振動により高精度に穴あけできるように
することである。また、安価な構造の切削屑裁断装置を
提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ヘッドに配
設されたモートルにより回転駆動するスピンドルをクウ
ィル内に軸支し、前記モートルの回転を伝達手段を介し
前記スピンドルをクウィルを自動で下降させる自動送り
装置付ボール盤において、前記伝達手段内適所に回転連
結部材を設けるとともに、該回転連結部材の連結操作を
制御する制御手段を設けることにより達成される。
【0008】
【作用】上記した構成により、自動穴あけ時、電磁クラ
ッチを励磁すると、自動送りが作動し、スピンドルが回
転しながら下降し、切削屑は連なった状態ででてくる。
次に回転連結部材の連結を解除すると、スピンドルが回
転した状態で下降が停止する。このとき、排出される切
削屑の厚さは徐々に薄くなり、最終的に裁断される。以
上のように自動穴あけ時、この回転連結部材の連結、連
結解除を繰返すことにより切削屑は裁断され排出される
ことになる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図7により説明す
る。図1は本発明の一実施例を示す自動送り伝達部周辺
の正面断面図、図2は図1の電磁クラッチ部周辺の拡大
図、図3はボール盤のヘッド部を裁断した全体側面図、
図4はウォーム軸周辺の縦断面図、図5は自動送り伝達
周辺部の斜視図である。
【0010】図3において、ベース1上にコラム2を立
設し、コラム2の中央部には図示しない被削材を載せる
テーブル3を上下移動自在に嵌合させる。コラム2の上
端にはモートル5を備えたヘッド4を設け、ヘッド4内
部にドリル36又はタップを装着するスピンドル7を内
蔵したクウィル6が垂直方向へ摺動自在に嵌合され、ス
ピンドル7はモートル5からベルト8、プーリ9、ファ
ーストギヤ10、移動ギヤ11、サードギヤ12、ファ
イナルギヤ13を介して回転伝達される。
【0011】図4において、クウィル6の外側に形成し
たラック6aにはピニオン軸14が噛み合い、ピニオン
軸14はヘッド4に軸支され、かつウォームホイル15
を回転自在に嵌合している。ウォームホイル15に噛み
合うウォーム16は、ヘッド4内に軸支され、ウォーム
16の一端にウォームホイル17が取り付いている。
【0012】図1,図5において、ウォームホイル17
は、モートル5により回転するサードギヤ12、プーリ
18、ベルト19、プーリ20、回転連結部材となる電
磁クラッチ21、シャフト22、ウォーム23を介し駆
動される。
【0013】図2において、電磁クラッチ21内の構造
を説明する。モートル5により回転駆動するプーリ20
はクラッチプレート21aが図示しないネジで弾器を介
し結合され、電磁クラッチ21内部を貫通するシャフト
22を中心に回転自在に嵌合している。電磁クラッチ2
1内部にはシャフト22にキー21cにて回転結合され
たロータ21bを設ける。クラッチプレート21aとロ
ータ21bは0.2〜0.3mm程度の隙間aになるよ
う設けられている。
【0014】この状態で図7に示した電源装置35によ
りタイマ33を介し電磁クラッチ21に電気が供給され
ると、コイル21dが励磁され、この磁力によりクラッ
チプレート21aがロータ21bに当接し、当接面を押
圧する。このとき、モートル5が回転すると、プーリ2
0に伝達された回転は、前記押圧により発生する摩擦力
でクラッチプレート21a、ロータ21b、キー21c
を介し、シャフト22に回転伝達される。また、プーリ
20からシャフト22に伝達される最大伝達トルクは電
磁クラッチ21の有する伝達トルクになる。
【0015】図1において、ハンドル部の周辺の説明を
する。ウォームホイル15の右側面にはツメクラッチ2
4が設けられ、ツメクラッチ24と噛み合うツメクラッ
チ25がピニオン軸14にキー26により摺動自在に枢
着され、ハンドル27はナット28によりピニオン軸1
4に固定されている。ハンドル27を図1の二点鎖線の
位置に倒すと、スライドボス29が左方向に移動し、ツ
メクラッチ25を押圧し、ツメクラッチ25がツメクラ
ッチ24と噛みあい、ウオームホイル15まで伝わって
きた動力は、ツメクラッチ24、ツメクラッチ25、ピ
ニオン軸14まで伝達し、クウィル6が自動的に下降す
る。ハンドル27を戻すと、スライドボス29が右方向
に移動するとともにツメクラッチ25も連動し、ツメク
ラッチ24、25の噛みあいが解除されるため、ウオー
ムホイル15の動力がピニオン軸14へ伝わらなくな
る。よって、ハンドル27で直接ピニオン軸14を回転
させてクウィル6を下降させる手動送り状態となる。
【0016】上記構成において、図7に示すスイッチ3
4をONし、モートル5を回転駆動させ、ハンドル27
を倒し、ツメクラッチ24、25を噛みあわせると、ド
リル36を装着したスピンドル7が回転する一方、プー
リ20に取付けられたクラッチプレート21aも回転す
る。この状態で先に説明したように図7に示す電源装置
35によりタイマ33を介し、電磁クラッチ21を電源
ONの状態にするとコイル21dが励磁され、クラッチ
プレート21a、ロータ21bを介し、シャフト22が
回転し、さらに、ウォームホイル17、ウォーム16、
ウォームホイル15、ツメクラッチ24、25、ピニオ
ン軸14を介し、クウィル6が自動的に下降する。次に
電磁クラッチ21が電源OFFの状態になると、コイル
21dの励磁が解除され、ロータ21b以降に回転が伝
達しなくなり、スピンドル7が回転している状態でクウ
ィル6の下降が停止する。
【0017】図6は電磁クラッチの電源状態とスピンド
ルの下降状態の関係を示す説明図である。上側の線は、
電磁クラッチ21の電源状態を示し、あらかじめタイマ
33を用い、ON時間がt1、OFF時間がt2と設定
されている。下側の線は電磁クラッチ21の電源状態に
対応するスピンドル7の下降状態を示す。電磁クラッチ
21が電源ONの状態で、スピンドル7は自動的に下降
(t1時間で寸法Lだけ下降)し、ドリル36で被削材
の穴あけをする。このとき、自動穴あけにより連なった
切削屑が生じる。t1時間経過後、電磁クラッチ21が
電源OFF状態になると、スピンドル7の下降は停止す
る(t2時間だけスピンドル7は下降しない)。このと
きはスピンドル7が回転した状態で下降が停止している
ため、先に生じた切削屑は、徐々に厚さが薄くなり最終
的に裁断される。t2時間経過後、再びスピンドル7は
下降し、連なった切削屑が生じる。以上のサイクルを繰
り返すことにより自動穴あけ時の切削屑の裁断ができ
る。
【0018】また、プーリ20からシャフト22に伝達
は、電磁クラッチ21の磁力による摩擦伝達であり、最
大の伝達トルクは電磁クラッチ21を有する伝達トルク
であるため、自動穴あけ時、送り動力が過負荷になり、
電磁クラッチ21の伝達トルク以上になると、クラッチ
プレート21aとロータ21b間が滑ることにより動力
伝達機構、モートルの損傷を防ぐことができる。なお、
t1,t2の時間はt1が2〜5秒、t2は1〜2秒程
度が望ましい値になっている。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、切削屑を裁断するのに
スピンドル上昇する必要がないため、ヘッドおよび本体
の振動が小さくなり、精度の良い穴あけができる。ま
た、回転連結部材に電磁クラッチを設けたことにより、
数点の高価な部品が不要となると同時に、送り動力が過
負荷になった際、動力伝達機構、モートルの損傷を防ぐ
ことができる安全装置として併用できるので、安価な装
置として提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す自動送り伝達周辺部の
正面断面図である。
【図2】図1の電磁クラッチ周辺部の拡大図である。
【図3】ボール盤のヘッド部を断面した全体側面図であ
る。
【図4】ウォーム軸周辺の縦断面図である。
【図5】自動送り伝達周辺部の斜視図である。
【図6】電磁クラッチの電源状態とスピンドルの下降状
態の関係を示す説明図である。
【図7】ブロック図である。
【図8】従来のボール盤のウォーム軸周辺縦断面図であ
る。
【図9】切削屑の発生状態を示す説明図である。
【符号の説明】
4…ヘッド、5…モートル、6…クウィル、7…スピン
ドル、14…ピニオン軸、15…ウォームホイル、16
…ウォーム、17…ウォームホイル、21…電磁クラッ
チ、21a…クラッチプレート、21b…ロータ、21
d…コイル、22…シャフト、23…ウォーム、33…
タイマ、35…電源装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドに配設されたモートルにより回転
    駆動するスピンドルをクウィル内に軸支し、前記モート
    ルの回転を伝達手段を介し前記スピンドルをクウィルを
    自動で下降させる自動送り装置付ボール盤において、前
    記伝達手段内適所に回転連結部材を設けるとともに、該
    回転連結部材の連結操作を制御する制御手段を設けたこ
    とを特徴とする自動送り装置付ボール盤の切削屑裁断装
    置。
  2. 【請求項2】 前記回転連結部材を電磁クラッチで構成
    し、該電磁クラッチの励磁、非励磁の制御にタイマを用
    いたことを特徴とする請求項1記載の自動送り装置付ボ
    ール盤の切削屑裁断装置。
JP17547695A 1995-06-19 1995-06-19 自動送り装置付ボール盤の切削屑裁断装置 Pending JPH091412A (ja)

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JP17547695A JPH091412A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 自動送り装置付ボール盤の切削屑裁断装置

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JP17547695A JPH091412A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 自動送り装置付ボール盤の切削屑裁断装置

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JPH091412A true JPH091412A (ja) 1997-01-07

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ID=15996724

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JP17547695A Pending JPH091412A (ja) 1995-06-19 1995-06-19 自動送り装置付ボール盤の切削屑裁断装置

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JP (1) JPH091412A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009507667A (ja) * 2005-09-14 2009-02-26 エアバス フランス 穿孔装置
CN102699742A (zh) * 2012-05-02 2012-10-03 宁国双宁机械有限公司 洗衣机波轮轴钻孔设备的上料顶升机构
CN105414601A (zh) * 2015-12-22 2016-03-23 深圳市固海威科技有限公司 视觉定位自动钻孔设备
CN113857931A (zh) * 2021-10-29 2021-12-31 贾建武 一种用于钻床铁屑的熔断清理系统

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CN105414601B (zh) * 2015-12-22 2018-08-28 深圳市固海威科技有限公司 视觉定位自动钻孔设备
CN113857931A (zh) * 2021-10-29 2021-12-31 贾建武 一种用于钻床铁屑的熔断清理系统

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010703