JP4572157B2 - ねじ成形方法及びねじ成形装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金属板に対して他の板材等を締結するためのねじ部を形成するねじ成形方法及びねじ成形装置に関する。
従来、車両等に用いられる金属板をねじ止めするための方法として、金属板にバーリング加工及びねじ加工を行い、当該金属板の所定の位置にねじ部を形成するねじ部成形方法が用いられている。
特許文献1には、上記のようなねじ部成形用のタップ加工工具であって、テーパ状の先端で加圧と回転による摩擦熱で薄板を塑性変形させながら破断してバーリング加工により下穴を形成する穿孔部と、該穿孔部により形成された下穴に雌ねじを形成させるタップ加工部とを備え、前記穿孔部にダル加工面を形成する技術的思想が開示されている。
特開平5−253747号公報
しかしながら、上記従来の構成では、図16aに示されるようにバーリング加工時、穿孔部2から薄板3に対する押圧力の大部分が、同図16a中に矢印で示す方向、即ち斜め下方に作用するため、図14に示されるように、ねじ部1の先端部における板厚が減少し、雌ねじの強度が低下するという問題があった。また、加工工具の押圧速度を高速(例えば、10mm/sec程度)にした場合には、図15に示されるようにねじ部1の形状が不均一になり、先端に破損等が生じるため、加工工具の押圧速度を低速(例えば、1.5mm/sec程度)にしなければならず、成形時間が増加するという問題があった。
本発明は係る従来の課題に鑑みてなされたものであり、金属板に対して雌ねじを形成する場合に、雌ねじ強度及び加工速度を増加することができるねじ成形方法及びねじ成形装置を提供することを目的とする。
本発明のねじ成形方法は、テーパ状の先端部に第1の螺旋溝が設けられた下穴成形部と、前記下穴成形部よりも基端側で第2の螺旋溝が設けられたねじ成形部とを有し、前記第1の螺旋溝における螺旋の方向と、前記第2の螺旋溝における螺旋の方向とが同一の方向に設定されたねじ成形ツールを用い、前記ねじ成形ツールを回転させながら金属板に押圧して、前記下穴成形部により前記金属板に穴を形成する第1の工程と、前記第1の工程の後、前記ねじ成形ツールを回転させて前記ねじ成形部により前記穴に雌ねじを形成する第2の工程と、を備え、前記第1の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向と、前記第2の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向とを逆方向とすることを特徴とする。
このような構成の方法によれば、下穴成形部からの金属板への押圧力の方向が下方及び斜め下方に対して生じるため、下穴の板厚を確保することができ、ねじ部の強度を向上させることができると共に、加工速度を向上させることができる。
また、前記第1の螺旋溝における螺旋の方向と、前記第2の螺旋溝における螺旋の方向とが同一の方向である場合には、前記第1の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向と、前記第2の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向とを逆方向とすることにより、1つのねじ成形ツールによりねじ部を形成することができる。
さらにまた、前記第1の螺旋溝における螺旋の方向と、前記第2の螺旋溝における螺旋の方向とが反対の方向である場合には、前記第1の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向と、前記第2の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向とを同一の方向とすることにより、加工工程が減少され作業効率を向上させることができる。
本発明のねじ成形装置は、金属板に雌ねじを形成するためのねじ成形ツールと、前記ねじ成形ツールを回転させる回転駆動部と、前記ねじ成形ツールを進退させる進退駆動部と、前記回転駆動部と前記進退駆動部とを制御する制御手段と、を備え、前記ねじ成形ツールは、テーパ状の先端部に第1の螺旋溝が設けられた下穴成形部と、前記下穴成形部よりも基端側で第2の螺旋溝が設けられたねじ成形部とを有し、且つ前記第1の螺旋溝における螺旋の方向と、前記第2の螺旋溝における螺旋の方向とが同一の方向に設定されている場合に、
前記制御手段は、前記ねじ成形ツールを回転させながら前記金属板に押圧して前記下穴成形部により前記金属板に穴を形成する第1の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向と、前記第1の工程の後に前記ねじ成形ツールを回転させて前記ねじ成形部により前記穴に雌ねじを形成する第2の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向とが逆方向となるように前記回転駆動部を制御することを特徴とする。また、本発明のねじ成形装置は、金属板に雌ねじを形成するためのねじ成形ツールと、前記ねじ成形ツールを回転させる回転駆動部と、前記ねじ成形ツールを進退させる進退駆動部と、前記回転駆動部と前記進退駆動部とを制御する制御手段と、を備え、前記ねじ成形ツールは、テーパ状の先端部に第1の螺旋溝が設けられた下穴成形部と、前記下穴成形部よりも基端側で第2の螺旋溝が設けられたねじ成形部とを有し、且つ前記第1の螺旋溝における螺旋の方向と、前記第2の螺旋溝における螺旋の方向とが反対の方向に設定されている場合に、前記制御手段は、前記ねじ成形ツールを回転させながら前記金属板に押圧して前記下穴成形部により前記金属板に穴を形成する第1の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向と、前記第1の工程の後に前記ねじ成形ツールを回転させて前記ねじ成形部により前記穴に雌ねじを形成する第2の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向とが同一の方向となるように前記回転駆動部を制御することを特徴とする。
このような構成の装置によれば、下穴成形部からの金属板への押圧力の方向が下方及び斜め下方に対して生じるため、下穴の板厚を確保することができ、ねじ部の強度を向上させることができると共に、加工速度を向上させることができる。
本発明によれば、金属板に対して下穴成形及びねじ成形を行い雌ねじを形成する場合に、ねじ強度及び加工速度が向上可能なねじ成形方法及びねじ成形装置が提供される。また本発明によれば、金属板に対して加工速度を高速にした場合にも十分な強度を有する雌ねじが形成可能なねじ成形ツールが提供される。
以下、本発明に係るねじ成形装置の好適な実施形態と、ねじ成形方法の実施例について、図面を参照して説明する。
本発明の実施形態1を図面に基づき詳述する。図1は、ねじ成形装置を備えるロボットとコントローラの略式機能ブロック図である。
図1に示されるように、本実施形態に係るねじ成形装置10aは、本塗装前の車両の金属板としてのフレーム12の所定箇所にねじ部14を形成するためのユニット型式の装置であり、ロボット16の先端に着脱自在に設けられている。ロボット16は産業用の多関節型であって、ねじ成形装置10aはロボット16の動作範囲内で任意の位置に任意の姿勢で設定可能である。これにより、ねじ成形装置10aは、例えば、フレーム12におけるドアヒンジ部12aやバンパビーム部12bに対向するように配置でき、これらの箇所にねじ部14を形成することができる。
フレーム12は搬送ライン18上で搬入されてロボット16の近傍において一時停止し、カメラ19によって正確な位置の確認が行われる。そして、フレーム12はねじ成形装置10aによってねじ部14を形成する加工が行われた後、搬送ライン18に沿って次工程のステーションへと搬送され、この後、ロボット16の近傍には未加工の次のフレーム12が搬入される。
ロボット16及びねじ成形装置10aは、制御手段としてのコントローラ20によって制御される。コントローラ20は、ロボット16を所定の教示データに基づいて動作させるロボット駆動部22と、ねじ成形装置10a内の第1モータ38及び第2モータ40(図2参照)を駆動するモータ制御部24と、フィラー62(図2参照)を送給するためのフィラー送給制御部26と、フィラー62に高電圧を印加する電圧印加制御部28とを有する。また、コントローラ20はカメラ19から得られる画像に基づいてフレーム12及びねじ部加工位置Pの位置確認を行うことができる。
図2は、本実施形態に係るねじ成形装置10aの側面断面図を示している。図2に示されるように、ねじ成形装置10aは、ハウジング30をベースとして構成されており、ねじ成形ツール32と、該ねじ成形ツール32を保持するチャック34と、該チャック34と接続されたボールねじ36と、該ボールねじ36を回転させる第1モータ38と、ボールねじ36を進退駆動させる第2モータ40とを有する。なお、ねじ成形ツール32は、例えば、高速工具鋼等の金属で構成される。また、ロボット16はハウジング30の側面に接続されている。
第1モータ38及び第2モータ40は直列状に並んで配置されており、ボールねじ36と並列している。また、ボールねじ36の上端部には抜け止め用のストッパ41が設けられている。
ボールねじ36は、スプラインナット42により進退自在に軸支されており、該スプラインナット42がプーリ44a、44b及びベルト46を介して第1モータ38によって回転駆動される。なお、プーリ44a、44bは第1モータ38の回転速度を減速する作用を奏する。
また、スプラインナット42には軸方向に循環するボール群48が設けられており、該ボール群48の一部がスプラインナット42の内面からやや突出してボールねじ36の複数のスプライン溝36aに係合している。そして、ボール群48は、スプラインナット42内に設けられた内部通路を通り循環駆動される。このボール群48の転がり作用により、ボールねじ36は滑らかに進退可能である。また、ボール群48の一部はスプライン溝36aに係合していることから、スプラインナット42が第1モータ38によって回転駆動されることにより、ボールねじ36はスプラインナット42と共に回転駆動される。ここで、スプラインナット42はベアリング50及び所定のブラケットを介してハウジング30に支持されており、滑らかに回転可能である。
一方、ボールねじ36は、ボールねじナット52により回転自在に軸支されており、該ボールねじナット52がプーリ54a、54b及びベルト56を介して第2モータ40によって回転駆動される。なお、プーリ54a、54bは第2モータ40の回転速度を減速する作用を奏する。
ボールねじナット52はスプラインナット42よりも上側で、所定の隙間を介して直列状に配置されている。ボールねじナット52には、螺旋状に循環するボール群58が設けられており、該ボール群58の一部がボールねじナット52の内面からやや突出してボールねじ36の螺旋溝36bに係合している。このボール群58は、ボールねじナット52内に設けられた内部通路を通り循環駆動される。また、ボール群58の一部が螺旋溝36bに係合していることから、ボールねじナット52が第2モータ40によって回転駆動されることにより、ボールねじ36はボールねじナット52を滑らかに進退駆動する。ボールねじナット52はベアリング60及び所定のブラケットを介してハウジング30に支持されており、滑らかに回転可能である。
上記のように、第1モータ38及びスプラインナット42等がねじ成形装置10aの回転駆動部として、また第2モータ40及びボールねじナット52等がねじ成形装置10aの進退駆動部として作用する。
さらに、ねじ成形装置10aは、フレーム12のねじ部加工位置Pに対してフィラー62を送給するローラ機構64と、該ローラ機構64を構成する複数のローラのうち1つであるローラ66に接続された正電極68と、ねじ成形装置10aの下端部においてねじ部加工位置Pを中心に配置された複数の負極板69とを有する。なお、各負極板69は負電極70に夫々接続されると共に、絶縁材69aによってハウジング30から絶縁されている。
ここで、ローラ66は金属製であって、フィラー62と正電極68とは電気的に導通する。また負極板69は、スプリング72の作用下に弾性的にフレーム12に接触して電気的に導通する。そして、正電極68及び負電極70は上記電圧印加制御部28に接続されており、ねじ部加工位置Pの近傍に配置されるフィラー62の先端部と、フレーム12との間に高電圧を印加することができる。
また、ねじ成形装置10aの下方には絶縁内筒74が設けられており、ねじ成形ツール32はこの絶縁内筒74内を進退駆動される。フィラー62は、ねじ部加工位置Pの方向に向かって延在する絶縁チューブ76内を通って送給される。
図3は、本実施形態に係るねじ成形ツール32の拡大正面図を示している。図2及び図3に示されるように、ねじ成形ツール32は、テーパ状の先端部80と、該先端部80の上方に連続して設けられた円柱部82と、さらに該円柱部82の上方に連続して設けられたねじ成形部84とを有する。
先端部80は、下方に向かって尖ったテーパ状の円錐形である。該先端部80はフレーム12に雌ねじを形成するための下穴である穴100(図7参照)を形成する部分であって、円柱部82は穴100の形状が安定化するように作用する。これらの先端部80及び円柱部82は、下穴成形部86として一体に構成されている。
また、先端部80には、螺旋突起80aと、該螺旋突起80aの凹部分に形成されている螺旋溝80bとが設けられている。これら螺旋突起80a及び螺旋溝80bは、後述する雌ねじを形成するための螺旋突起84a等とは異なり、穴100の形成時、所謂バーリング加工時に、フレーム12を下方に押し出すために設けられる。なお、螺旋突起80a及び螺旋溝80bは、必ずしも先端部80の全体に設ける必要はなく、該先端部80の一部のみに設けるものとしてもよい。
また、先端部80には、該先端部80とフレーム12と間の摩擦効果を高めるためのダル加工や、先端部80の強度を増加させるための超硬材コーティング等を形成してもよい。
ねじ成形部84は、穴100に雌ねじを形成するための部分であり、円柱部82よりも大径の螺旋突起84aと、該螺旋突起84aの凹部分に形成されている螺旋溝84bとが設けられている。なお、螺旋突起84a及び螺旋溝84bは、必ずしもねじ成形部84の全体に設ける必要はなく、該ねじ成形部84の一部のみに設けるものとしてもよい。
また、ねじ成形部84によるねじ形成は、例えば、フレーム12が薄板の場合等では該フレーム12の材料をねじ部14(図8参照)として有効に活用する必要があるため、切削加工ではなく転造加工により行われるのが好ましい。なお、転造加工では切削加工と比べて切削くずが発生しないため、切削くず除去のための工程や装置を省略することができる。
また、本実施形態において、下穴成形部86における螺旋突起80a及び螺旋溝80bの螺旋の方向と、ねじ成形部84における螺旋突起84a及び螺旋溝84bの螺旋の方向とは同一の方向になるように設けられている。
ここで、螺旋突起80a及び螺旋溝80bと、螺旋突起84a及び螺旋溝84bとは必ずしも同ピッチである必要はなく、また螺旋突起80aの外径は、ねじ成形部84による雌ねじ形成後、ねじ成形ツール32をフレーム12部から引き抜く際に、上記雌ねじを破損しない形状にする必要がある。
なお、本実施形態においてねじ成形部84と下穴成形部86とは一体に構成しているが、これに限らず、ねじ成形部84と下穴成形部86とを着脱自在に構成してもよく、この場合には、摩耗の程度によりいずれか一方が個別に交換可能となる。
次に、以上のように構成されるねじ成形装置10aを用いて、フレーム12のねじ部加工位置Pにねじ部14(図10参照)を形成するねじ成形方法について、図4に基づき説明する。なお、以下の説明では表記したステップ番号順に処理が実行されるものとする。
図4におけるステップS1において、ロボット駆動部22の作用下にロボット16を動作させ、ねじ成形装置10aをフレーム12に接近させて、負極板69を接触させる。このとき、予め設定されたねじ部加工位置Pがねじ成形ツール32の進退する軸上に配置されるようにする。
ステップS2において、図5に示されるように、フィラー送給制御部26の作用下にフィラー62を送給し、該フィラー62の先端部を絶縁チューブ76から突出させた後、電圧印加制御部28の作用下に正電極68に高電圧を印加してアークAを発生させる。ここで、フィラー62の先端はねじ部加工位置Pの近傍に配置されていることから、アークAはフィラー62の先端とねじ部加工位置Pとの間に発生し、このアークAによってねじ部加工位置Pが予備加熱されて軟化する。そして、所定時間が経過した後、高電圧の印加を停止してアークAを消滅させる。
また、ステップS2においては、半自動アーク溶接と同じ要領によりフィラー62によりアークAを発生させると共に該フィラー62を溶融させてねじ部加工位置Pに対して肉盛り処理を行うことも可能である。この場合、後述するステップS5における肉盛り処理は省略可能である。
ステップS3において、ボールねじ36及びねじ成形ツール32を第1モータ38の作用下に高速で回転させると共に、第2モータ40の作用下に下方へ向けて駆動する。このとき、第2モータ40は、第1モータ38の回転速度に応じて、ねじ成形ツール32が適当な速度で進行するように速度制御される。
なお、本実施形態における下穴成形部86に設けられた螺旋突起80a及び螺旋溝80bは、上記のように、ねじ成形部84に設けられた螺旋突起84a及び螺旋溝84bと同一の方向に螺旋が形成されている。よって、この場合のねじ成形ツール32の回転方向は、後述するねじ成形部84にて雌ねじを形成する時の回転方向(以下、順方向とする(図8中の矢印A方向))とは逆の回転方向(以下、逆方向とする(図5中の矢印B方向))に設定される。
これにより、後述するステップS6における穴100の形成時に、図16bに示されるように、先端部80からフレーム12への押圧力の方向は、下方(進行方向)及び斜め下方に対して生じる。これにより、フレーム12を下方に押しながら拡径することが可能となり、図10に示されるような略椀状の穴100及びねじ部14を形成することができる。
ステップS4において、図6に示されるように、ねじ成形ツール32の先端部80がねじ部加工位置Pに当接した後、ねじ成形ツール32がねじ部加工位置Pを適当な力で押圧する加圧力制御となるように第2モータ40を駆動し、ねじ部加工位置Pを摩擦熱により加熱する。
ステップS5において、フィラー送給制御部26の作用下にフィラー62を再度送給し、該フィラー62の先端をねじ部加工位置Pに当接させる。ねじ部加工位置Pは加熱されて高温となっていることからフィラー62は溶融して、ねじ部加工位置Pが肉盛りされ、肉盛部101が得られる。フィラー62は所定量送給された後、やや引き戻されて退避する。
なお、ねじ部加工位置Pにおける板厚が厚いときにはステップS5におけるフィラー62の供給による肉盛りを省略してもよい。
ステップS6において、図7に示されるように、ねじ成形ツール32の回転を図7中の矢印B方向に維持したまま摩擦熱を発生させながらさらに進行させて、穴100を形成する。当初、穴100は先端部80の最先部によって形成された後、同先端部80のテーパ面によって拡径され、さらに円柱部82が挿通することにより形状が安定化する。
ここで、先端部80には螺旋突起80a及び螺旋溝80bが設けられており、且つ先端部80の回転方向が逆方向(図7中の矢印B方向)とされているため、上記のように、図10にて示されるような略椀状の穴100が形成される。これにより、穴100の周囲には、図7中に示されるように、均一且つ十分な板厚Wと、十分な深さDが確保される。
また、本実施形態によれば、穴100周囲に十分な板厚が確保されるようになるため、先端部80の押圧速度を高速(例えば、10mm/sec程度)で駆動することが可能となり、加工速度及び作業効率の向上が期待できる。
ステップS7において、ねじ成形ツール32の回転を図7中の矢印B方向に保持した状態で、モータ制御部24により第2モータ40を上記ステップS6における回転方向とは反対に回転させ、ねじ成形ツール32を微小距離上方に向けて駆動させてフレーム12より若干引き抜き、次いで、第1モータ38を上記ステップS6における回転方向とは反対に回転させ、ねじ成形ツール32を図7中の矢印A方向、つまり順方向に回転させる。
ところで、ねじ成形ツール32がフレーム12内で該フレーム12と接触している際に、ねじ成形ツール32の回転方向を逆転させてしまうと、当該逆転動作の途中でねじ成形ツール32の回転が一旦ゼロになることで摩擦熱が引き、これによりフレーム12が収縮してしまい、ねじ成形ツール32が該フレーム12に食いつかれるという不具合を生じる恐れがある。しかしながら、本実施形態では、上記のように、ねじ成形ツール32の回転を保持した状態で上方に向けて駆動させてフレーム12より引き抜き、次いで、ねじ成形ツール32の回転を逆転するようにしているため、上記のような不具合の発生を防止することができる。
ステップS8において、モータ制御部24により第1モータ38の回転方向は順方向(図7中の矢印A方向)のままで、第2モータ40の回転方向を逆回転させ、ねじ成形ツール32を下方に駆動させる。そして、円柱部82が穴100に挿入された後、第1モータ38の回転速度を低下させて、ボールねじ36及びねじ成形ツール32を低速で回転させる。また、第2モータ40の回転数を制御し、ねじ成形ツール32が1回転する間に該ねじ成形ツール32がねじ成形部84の螺旋突起84aのピッチt(図7参照)だけ進行するように同期させる。これにより、図8に示すように、螺旋突起84aが穴100に螺合するようにタップ加工され、雌ねじ102を有するねじ部14が形成される。
ステップS9において、第1モータ38及び第2モータ40を逆回転させ、ねじ成形ツール32をねじ部14から抜き取る。このとき、第1モータ38と第2モータ40とを同期させて、ねじ成形ツール32が1回転する間に該ねじ成形ツール32がピッチtだけ後退するように同期させる。ねじ成形部84がねじ部14から抜き取られた後にはねじ成形ツール32を高速で後退させてもよい。
その後、ロボット16を動作させることによりねじ成形装置10aをフレームから離間させる。複数のねじ部14を形成する場合には、次のねじ部加工位置Pへねじ成形装置10aを移動させて、同様の手順により加工を続行すればよい。
なお、ステップS2及びステップS4によるフレーム12の加熱による軟化処理は、上記したようにステップS2、S4の両ステップを実行する他に、どちらか一方のステップを選択的に実行してもよい。
また、ステップS2及びステップS5でのフィラー62による肉盛りは、必ずしも行う必要はなく、フレーム12の板厚が十分である場合等では省略可能である。
以上のように、本実施形態に係るねじ成形装置10aによれば、ねじ成形ツール32を回転させながらねじ部加工位置Pに押圧して、螺旋突起80a及び螺旋溝80bを備える先端部80によってねじ部加工位置Pに穴100を形成する。これにより、穴100の板厚を十分に確保することができるため、先端部80の押圧速度を高速で駆動させることが可能となり、加工速度を向上させることができる。
また、ねじ成形ツール32における下穴成形部86とねじ成形部84の螺旋の方向が同一であることから、ねじ成形ツール32の作製が容易である。
また、上記のような十分な板厚を有する穴100に、ねじ成形部84により雌ねじ102を形成するため、略椀状で均一なねじ部14を得ることができ、ねじ部14の強度を高めることができる。
さらに、フィラー62を供給して肉盛りを行うことから、ねじ部加工位置Pの板厚が薄い場合であっても適用可能であり、強度の高いねじ部14が得られる。
さらにまた、アークAを発生させてねじ部加工位置Pの予備加熱を迅速に行うことから、ねじ成形ツール32を押圧させながら回転させて摩擦熱を発生させる時間を短縮することができ、結果として加工時間を短縮することができる。また、ねじ成形ツール32のねじ部加工位置Pに対する押圧力及び発生熱量が小さくて済み、ねじ成形ツール32に対する熱負荷及び応力が低減して高寿命化を図ることができると共に、フレーム12の変形量が低減できる。
また、アークAを発生させる手段としてフィラー62を用いることから、加熱手段としてのトーチ等が不要であって構成が簡便であり、しかも加熱手段をねじ部加工位置Pに対して接近させ又は退避させる機構及び工程が不要である。
ところで、ねじ成形ツール32の軸と加熱位置がずれた場合には、図9に示されるように、加熱が充分である部分B1が大きく変形し、加熱が不十分である部分B2の変形が小さく、穴100が歪んだ形状となる。しかしながら、本実施形態におけるねじ成形装置10aでは、アークAを発生させるためのフィラー62の先端部は、ねじ部加工位置Pの略上方に配置されていることから、ねじ部加工位置Pを略中心として加熱することができる。このため、図10に示されるように、歪みの少ないねじ部14が形成可能である。
次に、本発明の実施形態2につき、図11を参照して説明する。図11は実施形態2に係るねじ成形装置10bの側面断面図を示している。なお、図11において上記実施形態1におけるねじ成形装置10aと同符号が付されているものは、同一又は同様な構成であって、同一又は同様な機能及び効果を奏するものとして、その詳細な説明を省略する。
ねじ成形装置10bは上記ねじ成形装置10aと比較した場合、ねじ成形ツール32の替わりにねじ成形ツール33を備えている点が相違する。
図12は、ねじ成形ツール33の拡大正面図を示している。図11及び図12に示されるように、ねじ成形ツール33は、テーパ状の先端部81と、この先端部81の上方に連続して設けられた円柱部82とを備える下穴成形部87と、そのさらに上方に連続して設けられたねじ成形部84とを有する。
先端部81は、実施形態1における先端部80と比較して、螺旋突起81a及び螺旋溝81bにおける螺旋の方向が逆方向となっている点が相違する。即ち、本実施形態におけるねじ成形ツール33では、下穴成形部87における螺旋突起81a及び螺旋溝81bの螺旋の方向と、ねじ成形部84における螺旋突起84a及び螺旋溝84bの螺旋の方向とが反対の方向になるように構成されている。
次に、以上のように構成されるねじ成形装置10bを用いて、フレーム12のねじ部加工位置Pにねじ部14(図10参照)を形成するねじ成形方法について図13に基づき説明する。図13は、本実施形態に係るねじ成形方法の手順を示すフローチャートである。なお、図13のフローチャートと図4のフローチャートとは、ステップS3の替わりにステップS30が実行され、ステップS7が省略されている点が相違する以外は同様なステップが実行されるため、詳細な説明は省略する。
ステップS30において、ボールねじ36及びねじ成形ツール32を第1モータ38の作用下に高速で回転させると共に、第2モータ40の作用下に下方へ向けて駆動する。このとき、第2モータ40は、第1モータ38の回転速度に応じて、ねじ成形ツール32が適当な速度で進行するように速度制御される。
なお、本実施形態における下穴成形部87に設けられた螺旋突起81a及び螺旋溝81bは、上記のようにねじ成形部84に設けられた螺旋突起84a及び螺旋溝84bと反対の方向に螺旋が形成されていることから、この場合のねじ成形ツール32の回転方向は、ねじ成形部84にて雌ねじを形成する時の回転方向、即ち図11中の矢印A方向に示す順方向に設定される。これにより、穴100の形成時に、先端部81からフレーム12への押圧力の方向は、下方(進行方向)及び斜め下方に対して発生するため、本実施形態においても図10に示されるような略椀状の穴100及びねじ部14を形成することが可能となる。
このように、本実施形態に係るねじ成形装置10bによれば、上記のようなねじ成形ツール33を用いてねじ部14を形成するため、上記実施形態1と比べて、下穴形成時(ステップS6)とねじ成形時(ステップS8)との間で、ねじ成形ツールを逆回転させながら微小距離上方に向けて駆動する工程(ステップS7)を省略することができ、ねじ成形装置10bの制御を簡素化すると共に、加工時間を短縮することが可能となる。
以上、各実施形態により本発明を説明したが、これに限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは当然可能である。
例えば、上記各実施形態では、ねじ部加工位置Pを予備加熱するためにアークAを発生させる例について説明したが、この加熱手段はトーチ等であってもよい。また、加熱手段をねじ部加工位置Pの裏面に設け、裏面から予備加熱を行ってもよい。
また、上記各実施形態でのねじ成形ツール32、33における円柱部82は必ずしも設ける必要はなく、使用条件等によっては省略してもよい。
なお、上記各実施形態におけるねじ成形装置は、使用形態や設置場所、更には製造コスト等を考慮して選択的に適用が可能である。
ねじ成形装置を備えるロボットとコントローラの略式機能ブロック図である。 本発明の実施形態1に係るねじ成形装置の側面断面図である。 実施形態1に係るねじ成形ツールの拡大正面図である。 実施形態1に係るねじ成形方法の手順を示すフローチャートである。 アークにより予備加熱を行う様子を示す一部切欠斜視図である。 ねじ成形ツールにより摩擦熱を発生させると共に、フィラーを溶融させて肉盛りをする様子を示す一部切欠斜視図である。 ねじ部加工位置に穴を形成する様子を示す一部切欠斜視図である。 ねじ成形部により雌ねじを形成する様子を示す一部切欠斜視図である。 ねじ成形ツールの軸と加熱位置がずれた場合に形成される歪んだねじ部の断面図である。 ねじ成形ツールの軸と加熱位置が一致している場合に形成される歪みの少ないねじ部の断面図である。 本発明の実施形態2に係るねじ成形装置の側面断面図である。 実施形態2に係るねじ成形ツールの拡大正面図である。 実施形態2に係るねじ成形方法の手順を示すフローチャートである。 従来方法により形成されたねじ部の断面図である。 従来方法により形成され破損を生じたねじ部の断面図である。 図16aは、従来方法による下穴形成時におけるねじ成形ツールの押圧方向を示す説明図である。図16bは、本発明による下穴成形時におけるねじ成形ツールの押圧方向を示す説明図である。
符号の説明
10a、10b…ねじ成形装置 12…フレーム
14…ねじ部 16…ロボット
20…コントローラ 32、33…ねじ成形ツール
34…チャック 36…ボールねじ
36b、80b、81b、84b…螺旋溝
38…第1モータ 40…第2モータ
42…スプラインナット 62…フィラー
64…ローラ機構 68…正電極
69…負極板 70…負電極
80、81…先端部 80a、81a、84a…螺旋突起
82…円柱部 84…ねじ成形部
100…穴 102…雌ねじ
A…アーク P…ねじ部加工位置

Claims (6)

  1. テーパ状の先端部に第1の螺旋溝が設けられた下穴成形部と、前記下穴成形部よりも基端側で第2の螺旋溝が設けられたねじ成形部とを有し、前記第1の螺旋溝における螺旋の方向と、前記第2の螺旋溝における螺旋の方向とが同一の方向に設定されたねじ成形ツールを用い、
    前記ねじ成形ツールを回転させながら金属板に押圧して、前記下穴成形部により前記金属板に穴を形成する第1の工程と、
    前記第1の工程の後、前記ねじ成形ツールを回転させて前記ねじ成形部により前記穴に雌ねじを形成する第2の工程と、を備え、
    前記第1の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向と、前記第2の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向とを逆方向とすることを特徴とするねじ成形方法。
  2. テーパ状の先端部に第1の螺旋溝が設けられた下穴成形部と、前記下穴成形部よりも基端側で第2の螺旋溝が設けられたねじ成形部とを有し、前記第1の螺旋溝における螺旋の方向と、前記第2の螺旋溝における螺旋の方向とが反対の方向に設定されたねじ成形ツールを用い、
    前記ねじ成形ツールを回転させながら金属板に押圧して、前記下穴成形部により前記金属板に穴を形成する第1の工程と、
    前記第1の工程の後、前記ねじ成形ツールを回転させて前記ねじ成形部により前記穴に雌ねじを形成する第2の工程と、を備え、
    前記第1の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向と、前記第2の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向とを同一の方向とすることを特徴とするねじ成形方法。
  3. 請求項1又は2記載のねじ成形方法において、
    前記ねじ成形ツールは、前記第1の螺旋溝と前記第2の螺旋溝との間に、円柱部が設けられており、
    前記第1の工程では、前記第1の螺旋溝で前記金属板に穴を形成した後、該形成した穴を前記円柱部でさらに成形することを特徴とするねじ成形方法。
  4. 金属板に雌ねじを形成するためのねじ成形ツールと、
    前記ねじ成形ツールを回転させる回転駆動部と、
    前記ねじ成形ツールを進退させる進退駆動部と、
    前記回転駆動部と前記進退駆動部とを制御する制御手段と、を備え、
    前記ねじ成形ツールは、テーパ状の先端部に第1の螺旋溝が設けられた下穴成形部と、前記下穴成形部よりも基端側で第2の螺旋溝が設けられたねじ成形部とを有し、且つ前記第1の螺旋溝における螺旋の方向と、前記第2の螺旋溝における螺旋の方向とが同一の方向に設定されている場合に、
    前記制御手段は、前記ねじ成形ツールを回転させながら前記金属板に押圧して前記下穴成形部により前記金属板に穴を形成する第1の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向と、前記第1の工程の後に前記ねじ成形ツールを回転させて前記ねじ成形部により前記穴に雌ねじを形成する第2の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向とが逆方向となるように前記回転駆動部を制御することを特徴とするねじ成形装置。
  5. 金属板に雌ねじを形成するためのねじ成形ツールと、
    前記ねじ成形ツールを回転させる回転駆動部と、
    前記ねじ成形ツールを進退させる進退駆動部と、
    前記回転駆動部と前記進退駆動部とを制御する制御手段と、を備え、
    前記ねじ成形ツールは、テーパ状の先端部に第1の螺旋溝が設けられた下穴成形部と、前記下穴成形部よりも基端側で第2の螺旋溝が設けられたねじ成形部とを有し、且つ前記第1の螺旋溝における螺旋の方向と、前記第2の螺旋溝における螺旋の方向とが反対の方向に設定されている場合に、
    前記制御手段は、前記ねじ成形ツールを回転させながら前記金属板に押圧して前記下穴成形部により前記金属板に穴を形成する第1の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向と、前記第1の工程の後に前記ねじ成形ツールを回転させて前記ねじ成形部により前記穴に雌ねじを形成する第2の工程における前記ねじ成形ツールの回転方向とが同一の方向となるように前記回転駆動部を制御することを特徴とするねじ成形装置。
  6. 請求項4又は5記載のねじ成形装置において、
    前記ねじ成形ツールは、前記第1の螺旋溝と前記第2の螺旋溝との間に、円柱部が設けられており、
    前記第1の工程では、前記第1の螺旋溝で前記金属板に穴を形成した後、該形成した穴を前記円柱部でさらに成形することを特徴とするねじ成形装置。
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