JP2007054867A - 温間加工用スウェージング装置 - Google Patents

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清則 武澤
Yohei Tsubota
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Abstract

【課題】 主軸の回転と共に回転するスピンドルヘッドは外輪の内周面に配列したスウェージングローラを介して保持され、そしてスピンドルヘッドには外側にスウェージングローラに当るハンマーローラを取付けた複数のハンマーと該ハンマーにて押圧されるダイスを有し、ワーク外周面を複数ダイスにて打圧して加工するスウェージング装置であって、マグネシウム合金のような難加工材を亀裂発生なく加工できるスウェージング装置の提供。
【解決手段】 主軸13の内部には給油管24を設け、該給油管24から加熱した潤滑油Bを先端の噴射ノズル26からワークA及びダイス1,1・・に噴射する。
【選択図】 図1

Description

本発明はマグネシウム合金などの難加工材を温間で加工することが出来るスウェージング装置に関するものである。
丸棒材の外径を細くする加工手段としてスウェージング加工が使用される場合が多い。丸棒に限らず丸パイプの場合も同じであるが、スウェージング加工はワークを外方向からダイスによって打圧しながら軸方向に送られ、そこで該ワークは逐次加工されて所定の外径となる。ワークが丸パイプであれば、穴には芯金を嵌めて潰れないように加工される。
ところで、スウェージング加工の対象となるワークは色々あるが、基本的には断面が円形であり、その材質は比較的柔らかいものから硬いものまで様々である。一般に難加工材と称されるワークはスウェージング加工に限らず塑性加工一般に該当することであり、このような難加工材は加熱された温間状態で、又は熱間状態で加工される。すなわち、加熱することで材質の延性が向上して加工率が高くなり、亀裂の発生が防止される。
塑性加工で代表的な鍛造加工、押出し加工、圧延加工、引抜き加工などでは、難加工材を対象としたり、大きな加工率を伴う場合には、ワークを加熱した状態で行われている。加熱手段としては一般的にヒーターが使用されて、ワークを前以て加熱しているが、スウェージング加工の場合にはワークを前以て加熱することは容易でない。
ダイスの付近にヒーターを取付ける為の余分なスペースはなく、又スウェージング加工の対象となるワークは一般に細いために、一旦加熱しても短時間で冷却してしまう。又、逐次軸方向へ送りながら加工するために、加工時間も比較的長くなり、ワークを高温に保つことが出来ない。従って、マグネシウム合金などの難加工材をスウェージング加工する場合、従来のスウェージング装置ではクラック(亀裂)が発生する。
スウェージング装置に関する公知文献も色々あるが、特開平11−741号に係る「塑性加工装置」は、加工工具の摩耗量、加工製品に生じるクラックなどの欠陥や製品特性のバラツキの少ない高品質の加工製品を安定して量産することが可能なスウェージング装置である。
特開平11−741号に係る「塑性加工装置」
このように、従来のスウェージング装置ではマグネシウムなどの難加工材を加工することが容易でない。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、難加工材を加熱することでクラックを発生することなく加工することが出来る温間加工用スウェージング装置を提供する。
スウェージング装置としての基本構造は従来のものと共通している。すなわち、円環状の外輪の内周側に複数のスウェージングローラを介してスピンドルヘッドを回転自在に保持し、スピンドルヘッドに設けたガイド溝にはハンマーを有している。そして、ハンマーの内側(中心側)にはダイスが配置され、ハンマーはスピンドルヘッドと共に回転することでスウェージングローラに当たって移動し、同時にダイスを中心側へ押圧する。従って、複数のダイスに挟まれたワークは該ダイスによって打圧されて加工される。
上記ワークは中心軸に位置するように保持するチャックを有し、しかもチャックは軸方向へ移動可能となっている。そして、本発明ではスピンドルヘッドを間にしてチャックと対向して給油管を主軸の内部空間に配置している。該給油管には加熱された潤滑油が流れてダイス及びワークに噴射する。そして、潤滑油を加熱する為のヒーター及び送り出す為のポンプを備えている。
本発明のスウェージング装置は潤滑油を加熱し、これをダイス及びワークに噴射することが出来るために、ワークは所定の温度に加熱され、温間加工が行われる。従って、マグネシウム合金などの難加工材であってもクラックを発生することなく加工することが出来る。しかも、本発明では潤滑油を高温に加熱すると共にこれをダイス及びワークに噴射する方式である為に、ワークを均等に加熱するだけでなく、該潤滑油は潤滑剤としても機能することが出来る。
しかも、別の場所で潤滑油を加熱し、これを送り出す給油管は主軸の内部空間に取付けられ、ワーク及びダイスの近くで噴射することが出来るために、加熱装置としての特別なスペースは不要となる。更に、スウェージング加工中は継続して加熱潤滑油を噴射できる為に、ワークやダイスが途中で冷えることなく、常に一定温度が保たれる。
図1、図2は本発明に係る温間加工用スウェージング装置を表している実施例であり、正面図と側面図を示している。そして図3は図1の右端部(加工部分)の拡大図である。同図の1はダイス、2はハンマー、3はスピンドルヘッド、4はスウェージングローラ、5はハンマーローラ、6は外輪をそれぞれ表している。円環状の外輪6の内周面7には上記スウェージングローラ4,4・・が等間隔で配列され、これらスウェージングローラ4,4・・の内側にはスピンドルヘッド3が保持されている。
スピンドルヘッド3はスウェージングローラ4,4・・を介して回転することが出来、このスピンドルヘッド3に設けている溝にハンマー2,2・・が嵌り、該ハンマー2の内側(中心側)にダイス1,1・・が配置している。ハンマー2,2・・の外側にはハンマーローラ5,5・・が回転可能に取付けられ、ハンマー外側8より僅かに突出している。
従って、上記スピンドルヘッド3が回転するならば、ハンマーローラ5,5・・はスウェージングローラ4,4・・に断続的に当り、その都度ハンマー2,2・・は内側へ押され、同時にハンマー2,2・・に連接しているダイス1,1・・も内側へ押圧される。ダイス1,1・・の内側は入口側のテーパー面10,10・・に連続して円弧面9,9・・をなし、円弧面9,9・・がワーク外周に当って打圧することでワークAは細く加工される。4個のダイス1,1・・は1セットとして同時に稼働してワークAを打圧するように成っている。
各ダイス1,1・・の間には隙間11,11・・が残されているが、コイルバネ12,12・・が介在することで、隣合うダイス1,1・・を引き離すバネ力を常に付勢している。従って、ハンマーローラ5,5・・がスウェージングローラ4,4・・から離れるならば、コイルバネ12,12・・のバネ力にて、ダイス1,1・・及びハンマー2,2・・は外方向へ戻される。勿論、スピンドルヘッド3が高速回転するならば、ダイス1,1・・及びハンマー2,2・・は遠心力を受けて外方向へ移動し、スウェージングローラ4,4・・にハンマーローラ5,5・・が当ることで内側へ移動する。
ところで、主軸13にはフライホイール14が取付けられ、該フライホイール14に組付けされているプーリー15と共に主軸13は回転する。プーリー15はモーターとベルトを介して連動しており、上記主軸13と連結しているスピンドルヘッド3は主軸13と共に回転する。主軸13はパイプであって、内部にはスライダーロッド16を有している。
スライダーロッド1の先端にはスライダー17が取着され、そしてスライダー17からはクサビ18がダイス側へ延びている。該クサビ18,18・・は4本あり、ダイス1,1・・とハンマー2,2・・の間に挿入されている。そこで、クサビ18,18・・がスライダーロッド16に押されてダイス側へ移動するならば、ダイス1,1・・は内側へ移動する。従って、スウェージング加工される線材の太さがクサビ18,18・・の出し入れによりコントロールすることが出来る。
ところで、上記スライダーロッド16はダイス1,1・・、ハンマー2,2・・、及びスピンドルヘッド3と共に回転し、回転しながら軸方向へスライドすることが出来る構造となっている。ギア19がサーボモータ(図示なし)により回転するならば、該ギア19と連結しているネジ20が回転し、該ネジ20と螺合しているボールネジ21は回転しないようにガイドされている為に、主軸方向にスライドすることが出来る。
主軸方向へスライド可能とするボールネジ21は、連結軸受け22と連結し、上記スライダーロッド16と連結軸受け22はスラストベアリング23を介して連結している。従って、スライダーロッド16はスピンドルヘッド3と共に回転しながらボールネジ21と共にスライドすることが出来る。ギア19はサーボモータにて回転が制御され、ワークAをスウェージング加工しながら該ワークAの断面減少率をコントロールして所定形状に加工できる。
上記スライダーロッド16及びボールネジ21は中空パイプであって、内部空間には給油管24が設けられている。給油管24は後方の入口25からスライダー17まで延び、先端に設けている噴射ノズル26から潤滑油を噴射し、ワーク並びにダイス1,1・・にかけることが出来る。ここで、潤滑油は別に設けている加熱装置にて加熱され、ポンプにて給油管24へ送られる。
図4は本発明の考えを図示した概略図であり、加熱した潤滑油Bは矢印に示すように噴射ノズル26から噴射してダイス1及びワークAにかけられ、潤滑油Bにて加熱されたワークAは延性が助長される為に、亀裂を発生することなくスウェージング加工される。
難加工材の1つであるマグネシウムの密度は室温で1.74g/cmと実用金属材料中で最も小さく、アルミニウムの約2/3、鉄の約1/4である。このため、マグネシウム合金は高比強度、高比合成を示す。融点は650℃でアルミニウムとほぼおなじである。同じ体積で比較した場合、マグネシウムの比熱、溶解潜熱はアルミニウムの約2/3であり、従って少ない熱量で溶解することは出来るが、室温での塑性加工は容易でない。
マグネシウムは、その結晶構造がチタンと同じく最密六方構造であるが、アルミニウムと違い室温での塑性加工が難しい。室温では底面滑りが一番起こり易いが、加熱することで柱面滑りや錘面滑りの非底面滑りが低せん断応力で活動できるようになるために延性が急に増し、熱間圧延や熱間押出しなどの加工性はアルミニウムに劣らない。そこで、ワークA及びダイス1に高温加熱潤滑油Bをかけることで温間加工となり、亀裂を発生することなくマグネシウム合金をスウェージング加工することが出来る。
本発明では、ワークA及びダイス1には加熱潤滑油Bをかけるが、スピンドルヘッド3及びハンマー2,2・・には冷却潤滑油をかけて冷却している。加熱潤滑油BはワークAやダイス1,1・・が存在する中心部のみに限定され、その他の機械駆動部は冷却することが必要となる。
本発明に係るスウェージング装置の正面図。 本発明に係るスウェージング装置の側面図。 図1のスピンドル部の拡大図。 本発明の考えを示す概略図。
符号の説明
1 ダイス
2 ハンマー
3 スピンドルヘッド
4 スウェージングローラ
5 ハンマーローラ
6 外輪
7 内周面
8 外側
9 円弧面
10 テーパー面
11 隙間
12 コイルバネ
13 主軸
14 フライホイール
15 プーリー
16 スライダーロッド
17 スライダー
18 クサビ
19 ギア
20 ネジ
21 ボールネジ
22 連結軸受け
23 スラストベアリング
24 給油管
25 入口
26 噴射ノズル

Claims (2)

  1. 主軸の回転と共に回転するスピンドルヘッドは外輪の内周面に配列したスウェージングローラを介して保持され、そしてスピンドルヘッドには外側にスウェージングローラに当るハンマーローラを取付けた複数のハンマーと該ハンマーにて押圧されるダイスを有し、ワーク外周面を複数ダイスにて打圧して加工するスウェージング装置において、上記主軸の内部には給油管を設け、該給油管から加熱した潤滑油を先端の噴射ノズルからワーク及びダイスに噴射することを特徴とする温間加工用スウェージング装置。
  2. 上記ハンマーとダイスの間にクサビを取付け、該クサビは主軸方向にスライドするスライダーロッドと連結している請求項1記載の温間加工用スウェージング装置。
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