JP3832153B2 - コイルスプリング圧縮装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば車両の懸架機構部に使われるストラット等のワークの組立設備などに利用されるコイルスプリング圧縮装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9に示すように、自動車等の懸架機構部に使用されるストラット1はショックアブソーバ2(一部のみ図示する)と、ショックアブソーバ2の上方に突出するロッド3と、ロッド3の上端部に設けるアッパシート4およびマウントインシュレータ5と、懸架ばねとして機能するコイルスプリング6などを備えている。コイルスプリング6は、ショックアブソーバ2に設けたロアシート(図示せず)とアッパシート4との間に、圧縮された状態で設けられている。
【0003】
ストラット1を組立てる場合、コイルスプリング6を所定ストロークまで圧縮し、ロッド3の上端部をコイルスプリング6の上端面6bの上方に露出させた状態で、アッパシート4やマウントインシュレータ5を組付けるようにしている。従来、コイルスプリング6を圧縮するための装置として、コイルスプリング6の上部を保持するクランプ部材と、コイルスプリング6の下面をショックアブソーバ2と一体に押上げるシリンダ機構などが採用されていた。
【0004】
コイルスプリング6は車種に応じてコイル径や線間ピッチ等が異なっている。このため種々のコイルスプリング6に対応できるようにするために、実開平4−125529号公報に記載されているようなクランプ機構が提案されている。このものは図10に示すように、一対のクランプ部材7,8をコイルスプリング6の両側に配置し、これらクランプ部材7,8によってコイルスプリング6を左右両側から挟むようにしている。クランプ部材7,8は上下方向に並ぶ複数のクランプ爪9を有している。各クランプ爪9はそれぞれコイルスプリング6の径方向に移動自在であり、ばねによってコイルスプリング6に向って付勢されている。クランプ部材7,8によってコイルスプリング6を挟むと、コイルスプリング6の素線6aに対向しているクランプ爪9が素線6aに当接することによって引っ込み、それ以外のクランプ爪9が素線6a間に突出した状態となるため、この突出したクランプ爪9によってコイルスプリング6が支持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記クランプ部材7,8は、コイルスプリング6を挟んだときに、クランプ爪9と素線6aの位置によっては、左右のクランプ部材7,8と素線6aとの間の隙間G1,G2が左右にばらつきを生じることがある。この従来例はクランプ部材7,8の高さが固定であるため、隙間G1,G2がばらついたままコイルスプリング6を圧縮すると、隙間G1,G2の差に応じて、コイルスプリング6の上端側が、例えば矢印Bで示す方向に傾いてしまう。
【0006】
上記隙間G1,G2のばらつきをなくすために、左右のクランプ部材7,8を互いに同期して上下逆方向に揺動できるように、クランプ部材7,8をシーソーのように連動させることも考えられた。すなわち、図10の状態からコイルスプリング6が押上げられたとき、左右のクランプ部材7,8の各々のクランプ爪9がコイルスプリング6の素線6aの下面と接する位置までクランプ部材7,8が互いに同期して傾くことにより、上記隙間G1,G2が解消されるのである。
【0007】
このようなシーソー式のクランプ部材7,8を採用した場合、コイルスプリング6を圧縮する前はコイルスプリング6を真っ直ぐに保持できるが、コイルスプリング6が圧縮されることによって素線6aのピッチが小さくなると、そのピッチ変化に伴ってクランプ部材7,8が傾いてゆき、コイルスプリング6の圧縮量が大きくなったときに、コイルスプリング6の上端面6b(座巻部)がかなり傾くことがあった。
【0008】
従ってこの発明の目的は、コイルスプリングを圧縮する際にコイルスプリングが傾くことを防止できるコイルスプリング圧縮装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を果たすための本発明のコイルスプリング圧縮装置の構成は請求項1に記載した通りであり、一対のクランプ部材によってコイルスプリングを両側から挟むと、コイルスプリングの素線と対向する位置にある爪部が素線に当接することによって引っ込み、それ以外の爪部は素線の間に進入する。ロック機構をロック解除状態にすることによって、各クランプ部材を互いに揺動自在とし、この状態で昇降体とコイルスプリングを上昇させる。こうすると、双方のクランプ部材の爪部がそれぞれコイルスプリングの素線の下面に接する。そののちロック機構によってクランプ部材をロックする。この状態で昇降体をさらに上昇させると、上記爪部の下側のコイルスプリングの素線が圧縮される。このとき一対のクランプ部材は互いにロックされているから、コイルスプリングが圧縮されても、クランプ部材の位置に変化はなく、したがってコイルスプリングが傾くことはない。
【0010】
請求項2に記載された発明では、一対のクランプ部材の爪部がそれぞれコイルスプリングの素線の下面に接するまでは昇降体が第1の荷重によって上昇し、コイルスプリングが実質的に圧縮される前に昇降体の上昇が止まる。そののちロック機構によってクランプ部材がロックされ、さらに第2の荷重によって昇降体が上昇することによってコイルスプリングが圧縮されることになる。
【0011】
請求項3に記載されたロック機構は、上記一対のクランプ部材をロックする際に、一対のくさび部材を揺動アームに向って降下させ、各くさび部材の傾斜面をそれぞれ上記揺動アームの支持部に当接させる。こうすることにより、揺動アームの一対の支持部間に各くさび部材が挟まれた格好となり、揺動アームを介して一対のクランプ部材がロックされる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の一実施形態について、図1〜図8を参照して説明する。
図1に示されたコイルスプリング圧縮装置10は、ワークの一例としての車両懸架用ストラット1(図9等に例示する)のコイルスプリング6を圧縮するためのものであり、ショックアブソーバ2を保持する手段として機能する昇降体11と、この昇降体11をショックアブソーバ2の伸縮方向(軸線方向)に移動させる昇降機構部12と、コイルばね6の上部を保持するクランプ機構13と、クランプ機構13をロックする機能を担うロック機構14などを備えている。
【0013】
昇降体11は、ストラット1をほぼ垂直に立てた姿勢で拘束することの可能なチャック20と、チャック20を開閉させるシリンダ機構等のアクチュエータ21を有し、ストラット1の軸線方向中間部を把持するようになっている。チャック20とアクチュエータ21は昇降ベース22に搭載されている。昇降ベース22は、上下方向に伸びるガイドレール23に沿って、所定のストローク(少なくともコイルスプリング6を圧縮できる距離)で上下方向に往復移動できるようになっている。ガイドレール23は、工場フロア等に構築された基体25に設けられている。
【0014】
昇降体11を昇降させるための昇降機構部12は、基体25の下部に設けた昇降用アクチュエータ30(図1に示す)を備えている。昇降用アクチュエータ30の一例は、上下方向に作動する2種類の流体圧シリンダ31,32を背中合わせに接続したデュアルタイプのシリンダである。このアクチュエータ30の下方に突出する第1のロッド33は基体25の下部25aに接続されている。昇降用アクチュエータ30の上方に突出する第2のロッド34は昇降ベース22に接続されている。
【0015】
昇降用アクチュエータ30の第1のシリンダ31は、作動流体が導入されたときに第1の荷重を発生する。ここで言う第1の荷重は、昇降体11とコイルスプリング6を押上げることができるがコイルスプリング6を実質的に圧縮しない程度の比較的弱い荷重である。また、第2のシリンダ32は、第1のシリンダ31よりも大きな第2の荷重を発生する。ここで言う第2の荷重は、コイルスプリング6を所望のストロークまで圧縮することのできる大きな荷重である。なお、第1のシリンダ31は、第2のシリンダ32が第2の荷重を発生し始めるのに合わせて第1の荷重よりも大きな荷重を発生し始め、第2のシリンダ32がコイルスプリング6を圧縮することによって生じる反力により、第2のシリンダ32が移動しないように支持するようになっている。
【0016】
クランプ機構13は、図2および図3に示すように構成されている。このクランプ機構13は、左右一対の可動アーム40,41を備えている。可動アーム40,41は、それぞれの基部に設けた軸42を中心に、互いに独立して上下方向に回動することができる。軸42は、水平方向に延びるアームベース43,44に設けられている。
【0017】
可動アーム40,41の先端側にそれぞれクランプ部材50,51が取付けられている。クランプ部材50,51は,昇降体11に保持されたストラット1のコイルばね6の両側に位置するように設けられている。各クランプ部材50,51は互いに左右対象形状をなし、いずれも、ハウジング52と、ハウジング52に収容されかつ上下方向に複数設けられた爪部53と、ばね54などを有している。
【0018】
爪部53の先端53aはハウジング52に形成された孔55に挿入され、ハウジング52の内面52aからコイルスプリング6に向って突出している。これらの爪部53は、垂直方向の軸56(図2に示す)を中心に、互いに独立して矢印R方向に回動自在であり、ばね54によって爪部53の先端53aが孔55から突出する方向に付勢されている。
【0019】
アームベース43,44は、図2に示す後部ベース60に設けた上下方向に延びる軸61を中心に回動自在である。アームベース43,44の後端側に、シリンダ機構等を用いたクランプ用アクチュエータ62が設けられている。このアクチュエータ62のロッド63が伸び側に作動したとき、アームベース43,44の先端側、すなわちクランプ部材50,51が互いに近付く方向(閉じる方向)に移動する。また、アクチュエータ62のロッド63が縮み側に作動したとき、クランプ部材50,51が互いに離れる方向(開く方向)に移動するようになっている。
【0020】
この実施形態のアームベース43,44は、双方に設けたギヤ64を噛合わせることにより、互いに同期して回動する。さらにこの実施形態の後部ベース60は、前後移動用アクチュエータ65によって、基体25に対し前後方向(図2において矢印FRで示す方向)に移動させることができるようになっている。すなわちコイルスプリング6の外径に応じてクランプ部材50,51の前後方向の位置を調整することにより、コイルスプリング6の最適位置に爪部53の先端53aが対向できるようにしている。
【0021】
左右一対のクランプ部材50,51は、可動アーム40,41をつなぐシーソー式の揺動アーム70を介して、互いに同期して上下逆方向に揺動できるように構成されている。図4に示すように、可動アーム40,41の上面に、揺動アーム70の下面側に設けた左右一対の当接部71,72が対向している。揺動アーム70は基体25の前後方向に延びる支軸73を中心に上下方向に揺動自在であり、例えば一方の可動アーム40が上方に移動したとき、他方の可動アーム41が下方に移動するようにしている。一方の可動アーム40が上昇すれば一方のクランプ部材50が上昇し、他方の可動アーム41が降下すれば他方のクランプ部材51が降下するといった具合である。
【0022】
揺動アーム70の上部に、互いに向かい合う支持部75,76が設けられている。これら支持部75,76は、以下に説明するロック機構14の一部を構成している。
ロック機構14は、左右一対のくさび部材80,81と、くさび部材80,81の間に位置するスペーサ82と、くさび部材80,81を引上げる力を発生させる引上げ用アクチュエータ83,84と、くさび部材80,81を降下させる方向に付勢する部材の一例としての引張りばね85,86などを含んでいる。引上げ用アクチュエータ83,84と引張りばね85,86は、くさび移動手段を構成する。
【0023】
くさび部材80,81は、スペーサ82の両側面に対し上下方向にスライド可能に接する直線部90,91と、下方に向うにしたがって互いの距離が狭まる傾斜面92,93とを有し、スペーサ82の両側面に沿って上下方向に自由に摺動できるようになっている。スペーサ82は基体25側に固定されている。スペーサ82と揺動アーム70の支軸73との位置関係は不変であるから、揺動アーム70に対してくさび部材80,81が相対的に上下方向に移動することになる。スペーサ82の両側面は、くさび部材80,81の上下方向の移動を案内するガイドとしての機能も果たしている。
【0024】
くさび部材80,81を引上げるためのアクチュエータ83,84は、例えばエアシリンダのように流体の圧力を供給したときにくさび部材80,81を上昇位置まで引上げる力を発生させ、流体の圧力を抜いたときに、くさび部材80,81の自重と、引張りばね85,86の弾力により、くさび部材80,81が揺動アーム70の支軸73に向って各々独立して落下することを許容するようにしている。
【0025】
次に、上記構成のコイルスプリング圧縮装置10の作用について説明する。 ストラット1のショックアブソーバ2を昇降体11に立てた姿勢で乗せ、チャック20をアクチュエータ21によって閉じることにより、ショックアブソーバ2を拘束する。このとき、クランプ用のアクチュエータ62のロッド63を縮み側に作動させておくことにより、クランプ部材50,51を互いに広げた状態にしておく。ロック機構14のくさび部材80,81は、それぞれ引上げ用アクチュエータ83,84によって所定の上昇位置に退避させておく。
【0026】
クランプ部材50,51をアクチュエータ62によって閉じる方向に動かし、図6に示すようにコイルスプリング6を両側から挟む。このとき、各クランプ部材50,51の爪部53のうち、コイルスプリング6の素線6aと対向する爪部53は素線6aに当接することによってハウジング52の内部側に引っ込み、それ以外の爪部53は素線6aの間に突出する。このとき爪部53と素線6aの位置によっては、一方のクランプ部材50の爪部53と素線6aとの間の隙間G1と、他方のクランプ部材51の爪部53と素線6aとの間の隙間G2に差が生じる。
【0027】
次いで、第1の上昇工程において、昇降用アクチュエータ30の第1のシリンダ31が作動することにより、昇降体11が第1の荷重で押上げられる。このときロック機構14のアクチュエータ83,84は、くさび部材80,81を引き上げており、揺動アーム70がロックされていないため、クランプ部材50,51は自由に揺動できる状態にある。
【0028】
このためコイルスプリング6が第1の荷重で押上げられると、前記隙間G1,G2(図6に示す)が解消する方向、つまり各クランプ部材50,51の爪部53がそれぞれコイルスプリング6の素線6aの下面に接するまで、揺動アーム70があたかもシーソーのように揺動する。すなわち、各クランプ部材50,51の爪部53がそれぞれ素線6aの下面に接するまでクランプ部材50,51の揺動が許容される。
【0029】
このため、図7に示すように、例えば一方のクランプ部材50が矢印M1で示す方向に移動することによって、爪部53の下面と素線6aとが例えば接点C1において接触し、他方のクランプ部材51が矢印M2で示す方向に移動することによって、爪部53の下面と素線6aが例えば接点C2において接触する。このため、この例ではクランプ部材50,51に高低差H1が生じる。第1のシリンダ31が発生する第1の荷重は小さいため、コイルスプリング6が実質的に圧縮される前に昇降体11の上昇が止まる。
【0030】
そののち、くさび移動手段としてのアクチュエータ83,84の圧力が開放されることにより、くさび部材80,81の自重と、引張りばね85,86の弾力によって、くさび部材80,81が降下する。すなわち、各くさび部材80,81の傾斜面92,93が揺動アーム70の支持部75,76の間に進入するとともに、くさび部材80,81が互いに独立して揺動アーム70の傾きに応じた高さまで落下して、傾斜面92,93が支持部75,76に当接する。
【0031】
例えば図4に示すように、揺動アーム70がほぼ水平な中立位置にあるときには、くさび部材80,81が互いにほぼ同じ高さまで落ちる。図5に示すように揺動アーム70が傾いていれば、一方のくさび部材80の落下量は小さく、他方のくさび部材81の落下量は大きくなる。
【0032】
こうして揺動アーム70の支持部75,76間にくさび部材80,81とスペーサ82が介在することになる。金属製のくさび部材80,81とスペーサ82は、厚み方向に加わる圧縮荷重に対して十分な剛性を有しているから、揺動アーム70は、揺動できない状態、すなわちロックされた状態となる。
【0033】
引き続き、第2の上昇工程において、昇降用アクチュエータ30の第2のシリンダ32が作動することにより、昇降体11とストラット1がさらに上昇させられ、コイルスプリング6の爪部53から下側の部分が圧縮される。このときすでにクランプ部材50,51がロックされた状態にあるから、コイルスプリング6が圧縮されて素線6a間のピッチが変化しても、クランプ部材50,51の高さが変化することがない(例えば前述の高低差H1が維持される)。
【0034】
なお、第1のシリンダ31は、第2のシリンダ32が作動するのに合わせて第1の荷重よりも大きな荷重を発生し始める。このため、第2のシリンダ32がコイルスプリング6を圧縮することによって生じる反力により、第2のシリンダ32が移動しないように支持される。
【0035】
コイルスプリング6が圧縮されることにより、図8に示すようにコイルスプリング6の上端面6bの上方にロッド3の上端部が突出する。図9に示すようにロッド3の上端部にアッパシート4やマウントインシュレータ5などを組付け、ナット3aを締結したのち、クランプ部材50,51をアクチュエータ62によってひらき、昇降用アクチュエータ30によって昇降体11を降下させることにより、ストラット1個分の組付作業が終了する。
【0036】
なおこの発明を実施するに当たって、昇降体やクランプ部材、爪部、ロック機構、アクチュエータなどをはじめとして、発明を構成する各要素を種々に変形して実施できることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】
請求項1に記載された発明によれば、各クランプ部材に設けた爪部がコイルスプリングの素線のピッチに応じた位置でコイルスプリングを径方向両側から支持することができ、かつ、コイルスプリングを圧縮する際にコイルスプリングが傾くことが回避される。
【0038】
請求項2に記載した発明によれば、第1の荷重によって各クランプ部材の爪部をそれぞれコイルスプリングの素線に接触させることができ、ロック機構を作動させたのちに第2の荷重によってコイルスプリングを所望のストロークまで圧縮することができる。請求項3に記載した発明によれば、くさび部材と揺動アームによって一対のクランプ部材をロックすることができ、構成が簡単でかつ確実にロックすることができ、くさび部材を引上げるアクチュエータ等の出力も小さくすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すコイルスプリング圧縮装置の正面図。
【図2】 図1中のF2−F2線に沿うコイルスプリング圧縮装置の一部の断面図。
【図3】 図1中のF3方向から見たコイルスプリング圧縮装置の一部の側面図。
【図4】 図1に示されたコイルスプリング圧縮装置のロック機構部の正面図。
【図5】 図1に示されたコイルスプリング圧縮装置のロック機構の作動態様を示す正面図。
【図6】 図1に示されたコイルスプリング圧縮装置のクランプ部材がコイルばねを挟んだ状態を示す正面図。
【図7】 図6に示されたコイルスプリングが上昇した状態の正面図。
【図8】 図6に示されたコイルスプリングが圧縮された状態の正面図。
【図9】 ストラットの一部を示す正面図。
【図10】 従来のクランプ部材がコイルスプリングを挟んだ状態を示す正面図。
【符号の説明】
1…ストラット
2…ショックアブソーバ
6…コイルスプリング
10…コイルスプリング圧縮装置
11…昇降体
14…ロック機構
30…昇降用アクチュエータ
50,51…クランプ部材
53…爪部
80,81…くさび部材
Claims (3)
- コイルスプリングが装着されるショックアブソーバを該ショックアブソーバの伸縮方向に昇降自在に支持する昇降体と、
上記コイルスプリングに対向かつ互いに同期して上下逆方向に揺動可能でかつそれぞれに上記コイルスプリングの径方向に移動自在な爪部が上下方向に複数設けられている一対のクランプ部材と、
上記クランプ部材が上記コイルスプリングを挟んだ状態で上記昇降体が上昇する際に上記一方のクランプ部材の爪部と他方のクランプ部材の爪部がそれぞれ上記コイルスプリングの素線の下面に接するまでは上記一対のクランプ部材の揺動を許容しかつ上記双方のクランプ部材の爪部がそれぞれ上記コイルスプリングの素線の下面に接した状態において上記クランプ部材の揺動を固定するロック機構と、
を具備したことを特徴とするコイルスプリング圧縮装置。 - 上記昇降体は、上記ロック機構が上記一対のクランプ部材の揺動を固定するまでは第1の荷重で上昇し、
上記ロック機構が上記一対のクランプ部材の揺動を固定したのちは上記第1の荷重よりも大きい第2の荷重によって上昇することを特徴とする請求項1記載のコイルスプリング圧縮装置。 - 上記ロック機構は、
上記一対のクランプ部材の揺動に連動して上下方向に揺動可能でかつ互いに向い合う一対の支持部を有する揺動アームと、
上記揺動アームに対して互いに独立して上下方向に移動自在でかつ下方に向かうにしたがって互いの距離が近付くように傾斜した傾斜面を有する一対のくさび部材と、
上記クランプ部材を揺動自在にするときには上記くさび部材を上記揺動アームの支持部から離す方向に退避しかつ上記クランプ部材を固定するときに上記くさび部材を上記揺動アームに向って降下させることにより各くさび部材の上記傾斜面をそれぞれ上記支持部に当接させるくさび移動手段と、
を具備したことを特徴とする請求項1記載のコイルスプリング圧縮装置。
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