JP6110025B2 - 材料試験機 - Google Patents

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Description

この発明は、試験片に対して互いに交差する二軸方向に引張力を付与してその試験を実行する材料試験機に関する。
このような材料試験は、二軸引張試験とも呼称され、例えば、金属板に対して強度を測定する場合に実行される。特許文献1には、このような材料試験機として、互いに直交する方向に配設された二本のレールに対して、各々、一対の試験片チャック部を移動可能に配設した二軸引張試験機が開示されている。
図15は、このような従来の材料試験機における試験片100に試験力を付与するための二軸引張機構を示す斜視図である。
この材料試験機における二軸引張機構は、ベース板90の表面に対して互いに直交する方向に配設された第1レール91および第2レール92を備える。第1レール91に対しては、一対の第1移動部材93が摺動可能に配設されている。これら一対の第1移動部材93は、第1レール91に案内されることにより、第1レール91に沿って互いに近接および離隔する方向に移動可能となっている。また、これら一対の第1移動部材93は、各々、試験片100を把持するためのチャック95を備える。一方、第2レール92に対しては、一対の第2移動部材94(図15においては一方のみを図示)が摺動可能に配設されている。これら一対の第2移動部材94は、第2レール92に案内されることにより、第2レール92に沿って互いに近接および離隔する方向に移動可能となっている。また、これら一対の第2移動部材94は、各々、試験片100を把持するためのチャック96を備える。第1レール91および第2レールを支持するベース板90は、材料試験機本体における基台上に配設されている。
また、この二軸引張機構は、材料試験機におけるクロスヘッドに連結され、クロスヘッドから負荷を付与される負荷部材80を備える。一対の第1移動部材93は、リンク81およびリンク82より構成されるリンク部材83により負荷部材80と連結されている。リンク部材83を構成するリンク81は、第1移動部材93に対して、軸97により揺動可能に連結されており、リンク部材83を構成するリンク82は、負荷部材80に対して、軸85により揺動可能に連結されている。また、一対の第2移動部材94は、リンク部材84により負荷部材80と連結されている。リンク部材84の一端は、第2移動部材94に対して、軸98により揺動可能に連結されており、リンク部材84の他端は、負荷部材80に対して、軸86により揺動可能に連結されている。
この材料試験機における二軸引張機構においては、試験片100を二対のチャック95、96により把持した状態で負荷部材80が押圧されたときには、一対の第1移動部材93はリンク部材83の作用により、第1レール91に沿って互いに離隔する方向に移動し、一対の第2移動部材94はリンク部材84の作用により、第2レール92に沿って互いに離隔する方向に移動する。このため、二対のチャック95、96により把持された試験片に対しては、互いに直交する二軸方向の引張負荷が付与される。
特開2012−32218号公報
このような従来の材料試験機において、第1移動部材93と軸97との間、あるいは、リンク部材83と軸97との間に存在する隙間や、リンク部材83と軸85との間、あるいは、負荷部材80と軸85との間に存在する隙間により、チャック95に対して第1レール91方向の遊び(ガタ)が生じる。同様に、第2移動部材94と軸98との間、あるいは、リンク部材84と軸98との間に存在する隙間や、リンク部材84と軸86との間、あるいは、負荷部材80と軸86との間に存在する隙間により、チャック96に対して第2レール92方向の遊び(ガタ)が生じる。そして、一対のチャック95における第1レール91方向の遊びの量と、一対のチャック96における第2レール92方向の遊びの量とが異なった場合には、試験片100に対して不適切な引張力が付与されるという問題が生ずる。
図16は、図15に示す従来の材料試験機により二軸引張試験をしたときの試験結果を示すグラフである。ここで、図16における横軸はひずみ(マイクロストレイン)を示し、縦軸は応力(メガパスカル)を示している。また、この図において実線は第1レール91方向(X方向)のひずみと応力の関係を示し、破線は第2レール92方向(Y方向)のひずみと応力の関係を示している。
この図に示す試験結果は、一対のチャック95における第1レール91方向(X方向)の遊びの量が、一対のチャック96における第2レール92方向(Y方向)の遊びの量より大きかった場合を示している。このときには、X、Yの両方向に試験力を付与した場合においても、試験片100に対する応力が、最初はY方向にのみ付与され、試験片100にはY方向に正のひずみが発生する。このように試験片100に対してY方向に正のひずみが発生した場合には、試験片100におけるX方向には、負のひずみが発生する。このため、試験片100は、図16に示すように、X方向に一旦縮んでから伸びるという不自然な挙動を示すことになる。このため、二軸引張試験を適正に実行することができず、試験片100に対する正しい物性評価を行うことができないという問題が生ずる。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、試験片に対する引張試験を適正に実行することが可能な材料試験機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ガイド部材により案内されることにより、第1軸に沿って互いに近接および離隔する方向に移動可能な一対の第1移動部材と、前記第1移動部材に、各々、連結されたチャックと、ガイド部材により案内されることにより、前記第1軸と交差する第2軸に沿って互いに近接および離隔する方向に移動可能な一対の第2移動部材と、前記第2移動部材に、各々、連結されたチャックと、負荷機構により負荷を付与される負荷部材と、前記負荷部材に配設された揺動軸を中心に前記負荷部材に対して揺動可能な状態で配設された4個のリンク部材と、前記リンク部材における前記揺動軸とは逆側の端部を、前記第1移動部材および前記第2移動部材に対して連結する連結機構と、を備え、前記負荷部材に付与された負荷を前記4個のリンク部材を介して前記一対の第1移動部材および前記一対の第2移動部材に伝達することにより、前記一対の第1移動部材を前記第1軸に沿って互いに離隔する方向に同期して移動させるとともに、前記一対の第2移動部材を前記第2軸に沿って互いに離隔する方向に移動させる材料試験機において、前記負荷機構により前記負荷部材に負荷が付与されていない状態で、前記一対の第1移動部材に連結された一対のチャックを前記第1軸に沿って互いに離隔する方向に移動させるとともに、前記一対の第2移動部材に連結された一対のチャックを前記第2軸に沿って互いに離隔する方向に移動させることにより、試験片にプリテンションを付与するプリテンション機構を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記プリテンション機構は、前記リンク部材における前記揺動軸とは逆側の端部と前記チャックとの距離を変更することにより、前記試験片にプリテンションを付与する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記連結機構は、ピンと、このピンに当接する座面とを備え、前記プリテンション機構は、前記ピンと前記チャックとの距離を変更することにより、前記試験片にプリテンションを付与する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記第1移動部材および前記第2移動部材は、前記座面が形成された座部材と、前記座部材を保持するスライド部材から構成され、前記プリテンション機構は、前記座部材を前記スライド部材に対して移動させる押圧部材を有する。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記プリテンション機構は、前記揺動軸の位置を変更することにより、前記試験片にプリテンションを付与する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記揺動軸は、前記リンク部材の長手方向と交差する方向に移動可能な軸受部材により軸支されており、前記プリテンション機構は、前記軸受部材を押圧する押圧部材を備え、この押圧部材により前記軸受部材を前記リンク部材の長手方向と交差する方向に移動させることにより、前記試験片にプリテンションを付与する。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記プリテンション機構は、前記リンク部材の長さを変更することにより、前記試験片にプリテンションを付与する。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記リンク部材は、両端に互いに逆方向を向くねじ部が形成された両ねじ部材を介して連結された一対のリンク片を備え、前記プリテンション機構は前記両ねじ部材を回転させて一対のリンク片間の距離を変更することにより、前記試験片にプリテンションを付与する。
請求項1から請求項8に記載の発明によれば、負荷部材に負荷が付与されていない状態で試験片にプリテンションを付与することから、チャックの遊びをなくすことにより、試験片に対する引張試験を適正に実行することが可能となる。
この発明に係る材料試験機の概要図である。 二軸引張機構1の斜視図である。 支持部41に対するリンク部材44の取り付け状態を示す説明図である。 ピン45と座部材31とが当接する状態を示す斜視図である。 ピン45と座部材31とが当接する状態を示す側面概要図である。 第1、第2スライド部材21、22に対して座部材31を移動させる機構を示す側面概要図である。 この発明に係る材料試験機により二軸引張試験をしたときの試験結果を示すグラフである。 第2実施形態に係るプリテンション機構201の概要図である。 第3実施形態に係るプリテンション機構202の概要図である。 第4実施形態に係るプリテンション機構203の概要図である。 第5実施形態に係るプリテンション機構204の概要図である。 第6実施形態に係るプリテンション機構205の概要図である。 第7実施形態に係るプリテンション機構206の概要図である。 第8実施形態に係るプリテンション機構207の概要図である。 従来の材料試験機における試験片100に試験力を付与するための二軸引張機構を示す斜視図である。 従来の材料試験機により二軸引張試験をしたときの試験結果を示すグラフである。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る材料試験機の概要図である。
この材料試験機は、基台11と、この基台11上に立設された左右一対のねじ棹12と、左右一対のねじ棹12と螺合するナット部を備え、ねじ棹12に対して昇降するクロスヘッド13とを備える。クロスヘッド13には、後述する二軸引張機構1の上部ユニット2が付設されている。また、基台11には、後述する二軸引張機構1の下部ユニット3が付設されている。
一対のねじ棹12の下端部には、各々、同期ベルト14と係合する同期プーリー15が配設されている。また、この同期ベルト14は、モータ16の駆動により回転する同期プーリー17とも係合している。このため、一対のねじ棹12は、モータ16の駆動により同期して回転する。そして、一対のねじ棹12が同期して回転することにより、クロスヘッド13は、一対のねじ棹12の軸心方向に昇降する。
図2は、上述した二軸引張機構1の斜視図である。なお、図2においては、二軸引張機構1における上部ユニット2と下部ユニット3とが連結された状態を示している。
この二軸引張機構1は、ベース部26の表面に対して互いに直交する方向に配設された第1レール23および第2レール24を備える。これらの第1レール23および第2レール24を支持するベース部26は、図1に示す材料試験機本体における基台11上に配設されている。
第1レール23に対しては、一対の第1スライド部材21が摺動可能に配設されている。これら一対の第1スライド部材21は、第1レール23に案内されることにより、第1レール23と平行な第1軸に沿って互いに近接および離隔する方向に移動可能となっている。これら一対の第1スライド部材21のうちの一方の第1スライド部材21は、ロードセル27を介して、試験片100を把持するためのチャック25と接続されている。一方、一対の第1スライド部材21のうちの他方の第1スライド部材21は、直接チャック25と接続されている。第1スライド部材21は、後述する座面29が形成された座部材31を保持している。第1スライド部材21に対する座部材31の位置は、後述するように、ねじ39により調整される。なお、この第1スライド部材21と座部材31とは、この発明に係る第1移動部材を構成する。
一方、第2レール24に対しては、一対の第2スライド部材22が摺動可能に配設されている。これら一対の第2スライド部材22は、第2レール24に案内されることにより、第2レール24と平行な第2軸に沿って互いに近接および離隔する方向に移動可能となっている。これら一対の第2スライド部材22のうちの一方の第2スライド部材22は、ロードセル27を介して、チャック25と接続されている。一方、一対の第2スライド部材22のうちの他方の第2スライド部材22は、直接チャック25と接続されている。第2スライド部材22は、第1スライド部材21と同様、座部材31を保持している。第2スライド部材22に対する座部材31の位置も、後述するように、ねじ39により調整される。なお、この第2スライド部材22と座部材31とは、この発明に係る第2移動部材を構成する。
ベース部26上に配置された、第1、第2レール23、24、第1、第2スライド部材21、22、座部材31、ロードセル27、チャック25等は、二軸引張機構1における下部ユニット3を構成する。
また、この二軸引張機構1は、図1に示す材料試験機におけるクロスヘッド13に対して連結部材42により連結された支持部41を備える。この支持部41には、後述する二軸引張試験時に、クロスヘッド13から負荷が付与される。この支持部41には、二軸引張機構1またはその上部ユニット2をフォークリフト等により搬送するときに利用される一対のリフト部材43が付設されている。なお、この支持部41は、負荷機構としてのクロスヘッド13により負荷を付与される、この発明に係る負荷部材として機能する。
支持部41には、4個のリンク部材44が、各々、支持部41に形成された一対の継手部47に挟持される状態で取り付けられている。これらにリンク部材44は、継手部47に対して、揺動軸46を中心に揺動可能な状態で取り付けられている。支持部41と、この支持部41に対して継手部47および揺動軸46により取り付けられた4個のリンク部材44等は、二軸引張機構1における上部ユニット2を構成する。
なお、4個のリンク部材44を支持する継手部47のうち、第1スライド部材21に対応する継手部47には、揺動軸46を貫通する孔部とは別の孔部49が穿設されている。この孔部49は、試験片100に対して互いに直交する方向に付与される試験力の比を変更するときに使用される。この場合には、4個のリンク部材44のうちの2個のリンク部材44は、孔部49に装着された揺動軸46を中心に揺動することになる。
図3は、支持部41に対するリンク部材44の取り付け状態を示す説明図である。
図2および図3に示すように、リンク部材44は、継手部47および揺動軸46により支持部41に対して揺動可能に取り付けられている。そして、リンク部材44の上端に形成された凸部48が支持部41の下面と当接することで、リンク部材44の揺動が図3において実線で示す位置で規制される。このため、後述するように、上部ユニット2と下部ユニット3とを離隔させたときに、各リンク部材44が下方に垂れ下がることを防止することが可能となる。
再度図2を参照して、各リンク部材44の下端部付近には、ピン45が配設されている。このピン45は、上部ユニット2と下部ユニット3とを連結するときに、各座部材31に形成された座面29と当接する。
二軸引張機構1における上部ユニット2は、材料試験機のクロスヘッド13に装着されており、二軸引張機構1における下部ユニット3は、材料試験機の基台11に付設されている。試験片100に対する二軸引張試験を実施するときには、図1に示すモータ16の駆動によりクロスヘッド13を二軸引張機構1の上部ユニット2とともに下降させることにより、上部ユニット2におけるピン45と下部ユニット3における座部材31とを当接させる。
図4は、ピン45と座部材31とが当接する状態を示す斜視図であり、図5は、その側面概要図である。
下部ユニット3における第1スライド部材21および第2スライド部材22に保持された座部材31には、各々、上部ユニット2におけるリンク部材44に配設されたピン45と当接する座面29が形成されている。この座面29とピン45とは、対応する形状を有している。
クロスヘッド13が図1に示す状態から下降した場合には、図4および図5に示すように、リンク部材44に付設されたピン45が座部材31に形成された座面29の上面に当接する。この状態からクロスヘッド13がさらに下降すると、ピン45は座面29上をスライドし、図5において実線で示すように、座面29の側面と当接する。このときには、図3において仮想線で示すように、リンク部材44が揺動軸46を中心として揺動する。
そして、クロスヘッド13がさらに下降したときには、座面29と当接したピン45が座部材31を押圧する。この押圧力により、一対の第1スライド部材21は、第1レール23に案内されて互いに離隔する方向に移動するとともに、一対の第2スライド部材22は、第2レール24に案内されて互いに離隔する方向に移動する。このときには、ピン45の外周面と座部材31における座面29とが摺動する。これにより、4個のチャック25に把持された試験片100に対して、互いに直交する二軸方向の引張負荷が付与される。そして、このときの引張負荷の値、すなわち試験力は、一対のロードセル27により測定される。
この状態から、クロスヘッド13が二軸引張機構1の上部ユニット2とともに再度上昇したときには、各リンク部材44は自重により揺動し、これに伴って、ピン45が座面29の側面から離隔する。そして、クロスヘッド13がさらに上昇すれば、座部材31に形成された座面29はピン45と当接して負荷を付与される方向以外の領域が開放部となっていることから、ピン45はリンク部材44の上昇に伴って座面29から離隔する。
図6は、第1実施形態に係るプリテンション機構であって、第1、第2スライド部材21、22に対して座部材31を移動させる機構を示す側面概要図である。
図6に示すように、座部材31は、第1スライド部材21または第2スライド部材22に対して、移動可能な状態で保持されている。そして、第1スライド部材21または第2スライド部材22に対する座部材31の位置は、第1スライド部材21または第2スライド部材22に配設されたねじ39を回転させることにより調整される。このとき、座部材31は、上述したようにその座面29がピン45と当接することにより移動が規制されている。このため、ねじ39を、第1スライド部材21または第2スライド部材22における面Aと座部材31における面Bとの距離dが大きくなる方向に回転させたときには、第1スライド部材21または第2スライド部材22がピン45から離隔する方向(図6における矢印方向)に移動する。
ここで、一対の第1スライド部材21のうち一方の第1スライド部材21はロードセル27を介してチャック25と接続されており、他方の第1スライド部材21は直接チャック25と接続されている。このため、第1スライド部材21が第1レール23に沿って図6に示す矢印方向に移動したときには、一対のチャック25が互いに離隔する方向に移動することになる。このときには、チャック25に把持された試験片100は、第1レール23と平行な第1軸に沿ってテンションを受けることになる。同様に、一対の第2スライド部材22のうち一方の第2スライド部材22はロードセル27を介してチャック25と接続されており、他方の第2スライド部材22は直接チャック25と接続されている。このため、第2スライド部材22が第2レール24に沿って図6に示す矢印方向に移動したときには、一対のチャック25が互いに離隔する方向に移動することになる。このときには、チャック25に把持された試験片100は、第2レール24と平行な第2軸に沿ってテンションを受けることになる。
次に、この二軸引張機構1を使用して試験片100に対する二軸引張試験を実行する場合の動作について説明する。
試験を開始するときには、図1に示すクロスヘッド13は、上方に配置されている。そして、上述したように、二軸引張機構1における上部ユニット2は、材料試験機のクロスヘッド13に装着されており、二軸引張機構1における下部ユニット3は、材料試験機の基台11に付設されている。この状態においては、二軸引張機構1における下部ユニット3の上方には上部ユニット2が配置されていないことから、下部ユニット3における各チャック25の上方は開放されている。従って、これらのチャック25に試験片100を容易に装着することが可能となる。この試験片100の装着時に、スパナ等の工具を使用する必要があったとしても、その作業を容易に実行することが可能となる。なお、この状態においては、二軸引張機構1における上部ユニット2においては、図3に示すように、リンク部材44の上端に形成された凸部48が支持部41の下面と当接することで、リンク部材44は図3において実線で示す位置に配置されている。
各チャック25への試験片100の装着が完了し、試験片100に対する二軸引張試験を実施するときには、図1に示すモータ16の駆動によりクロスヘッド13を二軸引張機構1の上部ユニット2とともに下降させることにより、上部ユニット2におけるピン45と下部ユニット3における座部材31とを当接させる。ここで一旦クロスヘッド13の下降を停止する。
この状態からさらに上部ユニット2を下降させたときには、試験片100に対して二軸方向に引張力が作用する。しかしながら、支持部41から各チャック25に至る力の伝達系に遊び(ガタ)が生じた場合には、図16に示すように、試験片100がX方向に一旦縮んでから伸びるという不自然な挙動を示す場合がある。このため、二軸引張試験を適正に実行することができず、試験片100に対する正しい物性評価を行うことができないという問題が生ずる。
このため、上述したように、図6に示すねじ39を、第1スライド部材21または第2スライド部材22における面Aと座部材31における面Bとの距離dが大きくなる方向に回転させることにより、チャック25間の距離が大きくなる方向にチャック25を移動させ、試験片100にプリテンションを付与する。このときには、試験片100は互いに直交する二方向からプリテンションを付与されることから、試験片100に偏ったプリテンションが付与されないように、一対の第1スライド部材21および一対の第2スライド部材22における4個のねじ39を回転させることにより4個のチャック25の位置を調整する。この調整時に、ロードセル27の信号を参照するようにしてもよい。なお、図6において、座部材31を押圧する押圧部材としてのねじ39の代わりに、押圧部材としての楔を用いて、面Aと面Bとの距離dが大きくなるようにしてプリテンションをかけるようにしてもよい。また、ここでいうプリテンションとは二軸引張試験を実行する前に試験片100に対して与えられる初期的な引張負荷のことである。
支持部41から各チャック25に至る力の伝達系の遊び(ガタ)が解消されれば、二軸引張試験を開始する。このときには、クロスヘッド13をさらに下降させ、座面29と当接したピン45により座部材31を押圧する。この押圧力により、一対の第1スライド部材21は、第1レール23に案内されて互いに離隔する方向に移動するとともに、一対の第2スライド部材22は、第2レール24に案内されて互いに離隔する方向に移動する。これにより、4個のチャック25に把持された試験片100に対して、互いに直交する二軸方向の引張負荷が付与される。そして、このときの引張負荷の値、すなわち試験力は、一対のロードセル27により測定される。
図7は、この発明に係る材料試験機により二軸引張試験をしたときの試験結果を示すグラフである。ここで、図7における横軸はひずみ(マイクロストレイン)を示し、縦軸は応力(メガパスカル)を示している。また、この図において実線は第1レール91方向(X方向)のひずみと応力の関係を示し、破線は第2レール92方向(Y方向)のひずみと応力の関係を示している。
この図に示すように、X方向、Y方向とも、試験片100に付与される応力の増加に伴ってひずみも増加している。このため、材料試験時に、図16に示すような試験片100の不自然な挙動は解消され、試験片100に対する二軸引張試験が適正に実施されていることが理解される。
二軸引張試験が終了すれば、クロスヘッド13を二軸引張機構1の上部ユニット2とともに再度上昇させる。上部ユニット2が上昇したときには、各リンク部材44は自重により揺動し、これに伴って、ピン45が座面29の側面から離隔する。そして、クロスヘッド13がさらに上昇すれば、座部材31に形成された座面29はピン45と当接して負荷を付与される方向以外の領域が開放部となっていることから、ピン45はリンク部材44の上昇に伴って座面29から離隔する。このときには、図3において実線で示すように、リンク部材44の揺動は、リンク部材44の上端に形成された凸部48が支持部41の下面と当接する位置で停止する。このため、リンク部材44の揺動範囲を一定以内に維持することができ、リンク部材44が垂れ下がることを防止することが可能となる。
図1に示すように、クロスヘッド13が再度上昇位置に配置されれば、試験片100をチャック25から取り外す。このときにも、二軸引張機構1における下部ユニット3における各チャック25の上方は開放されていることから、チャック25から試験片100を容易に取り外すことが可能となる。
上述した実施形態においては、リンク部材44に配設されたピン45と、このピン45に当接する座面29を備えた座部材31と、第1、第2スライド部材21、22とを使用し、第1、第2スライド部材21、22と座部材31とを相対的に移動させることで、ピン45とチャック25との距離を変更することにより、試験片100にプリテンションを付与するプリテンション機構を採用している。しかしながら、ピン45とチャック25との距離を変更するプリテンション機構として、その他の構成のものを採用することも可能である。
図8は、第2実施形態に係るプリテンション機構201の概要図である。なお、この図においては、第1スライド部材21または第2スライド部材22とチャック25とを、プリテンション機構201により直接連結しているが、ロードセル27を配設する場合には、このロードセル27は、第1スライド部材21または第2スライド部材22とプリテンション機構201との間、または、チャック25とプリテンション機構201との間に配設される。
このプリテンション機構201は、第1スライド部材21または第2スライド部材22に付設された側面視においてクロス状の連結部材112と、チャック25に付設された凹部を有する連結部材111とを一対のねじ113により連結した構成を有する。連結部材111には、連結部材112の先端が挿入される凹部外形成されている。このプリテンション機構201においては、一対のねじ113を回転させることで、ピン25と第1スライド部材21または第2スライド部材22に連結されたチャック25との距離を変更することにより、試験片100にプリテンションを付与することが可能となる。
図9は、第3実施形態に係るプリテンション機構202の概要図である。なお、この図においては、第1スライド部材21または第2スライド部材22とチャック25とを、プリテンション機構202により直接連結しているが、ロードセル27を配設する場合には、このロードセル27は、第1スライド部材21または第2スライド部材22とプリテンション機構202との間、または、チャック25とプリテンション機構202との間に配設される。
このプリテンション機構202は、第1スライド部材21または第2スライド部材22に付設されたT字状の連結部材115と、チャック25に付設された連結部材115を取り囲む形状を有する連結部材114とを一対のねじ116により連結した構成を有する。このプリテンション機構202においては、一対のねじ116を回転させることで、ピン25と第1スライド部材21または第2スライド部材22に連結されたチャック25との距離を変更することにより、試験片100にプリテンションを付与することが可能となる。
図10は、第4実施形態に係るプリテンション機構203の概要図である。なお、この図においては、第1スライド部材21または第2スライド部材22とチャック25とを、プリテンション機構203により直接連結しているが、ロードセル27を配設する場合には、このロードセル27は、第1スライド部材21または第2スライド部材22とプリテンション機構203との間、または、チャック25とプリテンション機構203との間に配設される。
このプリテンション機構203は、図9に示す第3実施形態に係るねじ116の代わりに、楔117を採用した構成を有する。この第4実施形態に係るプリテンション機構203においては、一対の楔117のサイズを変更することで、ピン25と第1スライド部材21または第2スライド部材22に連結されたチャック25との距離を変更することにより、試験片100にプリテンションを付与することが可能となる。
図11は、第5実施形態に係るプリテンション機構204の概要図である。なお、この図においては、第1スライド部材21または第2スライド部材22とチャック25とを、プリテンション機構204により直接連結しているが、ロードセル27を配設する場合には、このロードセル27は、第1スライド部材21または第2スライド部材22とプリテンション機構204との間、または、チャック25とプリテンション機構204との間に配設される。
このプリテンション機構204は、第1スライド部材21または第2スライド部材22とチャック25との間に、両端に互いに逆方向を向くねじ部119、120が形成された両ねじ部材118を配設した構成を有する。両ねじ部材118における一方のねじ部119は第1スライド部材21または第2スライド部材22と螺合しており、他方のねじ部120はチャック25と螺合している。このプリテンション機構204においては、両ねじ部材118を、その軸心を中心として回転させることにより、ピン25と第1スライド部材21または第2スライド部材22に連結されたチャック25との距離を変更することにより、試験片100にプリテンションを付与することが可能となる。
図12は、第6実施形態に係るプリテンション機構205の概要図である。
上述した第1実施形態〜第5実施形態においては、ピン45とチャック25との距離を変更することにより、試験片100にプリテンションを付与する構成を採用している。これに対して、この第6実施形態に係るプリテンション機構205においては、リンク部材44の揺動中心となる揺動軸46の位置を変更することにより、試験片100にプリテンションを付与する構成を採用している。
すなわち、このプリテンション機構205においては、揺動軸46は、軸受部材61により軸支されている。この軸受部材61は、スライド部材62により支持部41に対して上下方向に移動可能に支持されている。また、軸受部材61と支持部41におけるフランジ部71の間にはバネ72が配設されている。そして、支持部41には、軸受部材61を押圧するねじ63が配設されている。このプリテンション機構205においては、ねじ63を回転させることで、軸受部材61を揺動軸46とともに下方に移動させることにより、試験片100にプリテンションを付与することが可能となる。なお、上記のバネ72はなくてもよい。また、図12において、ねじ63の代わりに支持部41と軸受部材61の間に配設した楔を用いてプリテンションを付与するようにしてもよい。
図13は、第7実施形態に係るプリテンション機構206の概要図である。
この第7実施形態に係るプリテンション機構206においても、図12に示す第6実施形態に係るプリテンション機構205と同様、リンク部材44の揺動中心となる揺動軸46の位置を変更することにより、試験片100にプリテンションを付与する構成を採用している。
すなわち、このプリテンション機構206においても、揺動軸46は、軸受部材61により軸支されている。この軸受部材61は、スライド部材62により支持部41に対して水平方向に移動可能に支持されている。また、軸受部材61と支持部41におけるフランジ部74の間にはバネ72が配設されている。そして、支持部41における垂下部73には、軸受部材61を押圧するねじ63が配設されている。このプリテンション機構206においては、ねじ63を回転させることで、軸受部材61を揺動軸46とともに側方に移動させることにより、試験片100にプリテンションを付与することが可能となる。なお、上記のバネ72はなくてもよい。また、図13において、ねじ63の代わりに支持部41と軸受部材61の間に配設した楔を用いてプリテンションを付与するようにしてもよい。
図14は、第8実施形態に係るプリテンション機構207の概要図である。
この第8実施形態に係るプリテンション機構207においては、上述した第1実施形態〜第7実施形態とは異なり、リンク部材44の長さを変更することにより、試験片100にプリテンションを付与する構成を採用している。
このプリテンション機構207においては、リンク部材44は一対のリンク片65、66から構成されている。そして、このプリテンション機構207においては、リンク片65とリンク片66との間に、両端に互いに逆方向を向くねじ部68、69が形成された両ねじ部材67を配設した構成を有する。両ねじ部材67における一方のねじ部68はリンク片65と螺合しており、他方のねじ部69はリンク片66と螺合している。このプリテンション機構207においては、両ねじ部材67を、その軸心を中心として回転させることにより、リンク片65とリンク片66との距離が変更され、リンク部材44の長さが変更される。この作用を利用し、リンク片65とリンク片66との距離が大きくなる方向に両ねじ部材67を回転させることで、試験片100にプリテンションを付与することが可能となる。
なお、上述した実施形態においては、いずれも、ベース部26の表面に対して互いに直交する方向に配設された第1レール23および第2レール24を使用し、一対の第1スライド部材21と第2スライド部材22とを互いに直交する方向に移動させることで、試験片100に対して直交する方向の引張力を付与する二軸引張試験を実行する場合について説明したが、第1レール23と第2レール24とを交差する方向に配置し、さらにこれら第1、第2レール23、24とさらに交差する方向に第3レールを配置し、この第3レールに沿ってチャックに連結された第3スライド部材を摺動させることで、試験片100に対して三軸方向に引張力を付与する三軸引張試験を行う材料試験機にこの発明を適用してもよい。また、この発明を適用して、四軸方向以上の引張力を試験片100に付与する材料試験を行うことも可能である。
1 二軸引張機構
2 上部ユニット
3 下部ユニット
11 基台
12 ねじ棹
13 クロスヘッド
16 モータ
21 第1スライド部材
22 第2スライド部材
23 第1レール
24 第2レール
25 チャック
26 ベース部
27 ロードセル
29 座面
31 座部材
32 座部材
33 座部材
34 ピン
39 ねじ
41 支持部
44 リンク部材
45 ピン
46 揺動軸
47 継手部
48 凸部
61 軸受部材
62 スライド部材
63 ねじ
65 リンク片
66 リンク片
67 両ねじ部材
100 試験片
111 連結部材
112 連結部材
113 ねじ
114 連結部材
115 連結部材
116 ねじ
117 楔
118 両ねじ部材
201 プリテンション機構
202 プリテンション機構
203 プリテンション機構
204 プリテンション機構
205 プリテンション機構
206 プリテンション機構
207 プリテンション機構

Claims (8)

  1. ガイド部材により案内されることにより、第1軸に沿って互いに近接および離隔する方向に移動可能な一対の第1移動部材と、
    前記第1移動部材に、各々、連結されたチャックと、
    ガイド部材により案内されることにより、前記第1軸と交差する第2軸に沿って互いに近接および離隔する方向に移動可能な一対の第2移動部材と、
    前記第2移動部材に、各々、連結されたチャックと、
    負荷機構により負荷を付与される負荷部材と、
    前記負荷部材に配設された揺動軸を中心に前記負荷部材に対して揺動可能な状態で配設された4個のリンク部材と、
    前記リンク部材における前記揺動軸とは逆側の端部を、前記第1移動部材および前記第2移動部材に対して連結する連結機構と、を備え、
    前記負荷部材に付与された負荷を前記4個のリンク部材を介して前記一対の第1移動部材および前記一対の第2移動部材に伝達することにより、前記一対の第1移動部材を前記第1軸に沿って互いに離隔する方向に同期して移動させるとともに、前記一対の第2移動部材を前記第2軸に沿って互いに離隔する方向に移動させる材料試験機において、
    前記負荷機構により前記負荷部材に負荷が付与されていない状態で、前記一対の第1移動部材に連結された一対のチャックを前記第1軸に沿って互いに離隔する方向に移動させるとともに、前記一対の第2移動部材に連結された一対のチャックを前記第2軸に沿って互いに離隔する方向に移動させることにより、試験片にプリテンションを付与するプリテンション機構を備えることを特徴とする材料試験機。
  2. 請求項1に記載の材料試験機において、
    前記プリテンション機構は、前記リンク部材における前記揺動軸とは逆側の端部と前記チャックとの距離を変更することにより、前記試験片にプリテンションを付与する材料試験機。
  3. 請求項2に記載の材料試験機において、
    前記連結機構は、ピンと、このピンに当接する座面とを備え、
    前記プリテンション機構は、前記ピンと前記チャックとの距離を変更することにより、前記試験片にプリテンションを付与する材料試験機。
  4. 請求項3に記載の材料試験機において、
    前記第1移動部材および前記第2移動部材は、前記座面が形成された座部材と、前記座部材を保持するスライド部材から構成され、
    前記プリテンション機構は、前記座部材を前記スライド部材に対して移動させる押圧部材を有する材料試験機。
  5. 請求項1に記載の材料試験機において、
    前記プリテンション機構は、前記揺動軸の位置を変更することにより、前記試験片にプリテンションを付与する材料試験機。
  6. 請求項5に記載の材料試験機において、
    前記揺動軸は、前記リンク部材の長手方向と交差する方向に移動可能な軸受部材により軸支されており、
    前記プリテンション機構は、前記軸受部材を押圧する押圧部材を備え、この押圧部材により前記軸受部材を前記リンク部材の長手方向と交差する方向に移動させることにより、前記試験片にプリテンションを付与する材料試験機。
  7. 請求項1に記載の材料試験機において、
    前記プリテンション機構は、前記リンク部材の長さを変更することにより、前記試験片にプリテンションを付与する材料試験機。
  8. 請求項7に記載の材料試験機において、
    前記リンク部材は、両端に互いに逆方向を向くねじ部が形成された両ねじ部材を介して連結された一対のリンク片を備え、
    前記プリテンション機構は前記両ねじ部材を回転させて一対のリンク片間の距離を変更することにより、前記試験片にプリテンションを付与する材料試験機。
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