JP6254022B2 - 試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は強度の試験装置に関する。
自動車や鉄道などの輸送機械、ショベルやダンプなどの建設機械、風力発電や波力発電など自然エネルギ発電システムの構造系には様々な原因で稼働時に複雑な負荷が繰返し作用する。この繰返し負荷は、時間とともに負荷波形の振幅が変化し、かつ負荷方向も変化する多軸繰返し負荷であり、場合によっては前記機械に疲労破壊を引き起こす。このような疲労破壊を避けるためには、多軸繰返し負荷に対する疲労現象の把握が重要である。こうした目的で、多軸繰返し負荷での疲労試験を可能とする多軸強度試験装置が発明、開発されてきた。
最も一般的な多軸強度試験装置は、棒状や円筒状の試験片の一端は固定し、一端に軸方向負荷(引張り・圧縮負荷)とねじり負荷の2軸負荷を与えて試験をする構成の装置である。後述する他の多軸強度試験装置が2軸以上の試験軸を有するのに対し、このタイプの多軸試験装置は試験軸が1軸である。このタイプの多軸試験装置は、軸方向負荷用の直動アクチュエータとねじり負荷用のロータリーアクチュエータの2個のアクチュエータを有している。これらアクチュエータによる軸方向負荷波形とねじり負荷波形の位相を変えることで、試験片に発生する多軸応力の主応力方向が時間とともに変化する多軸負荷(非比例負荷と呼ばれる)での試験が可能である。ただし、このタイプの試験装置では、試験片上に実現できる多軸応力状態が限られる。具体的には、最大主応力σ1、最小主応力σ3から求められる主応力比λ=σ3/σ1が、−1≦λ≦0の範囲に入る多軸応力状態での試験が、このタイプの装置で可能である。
この主応力比の範囲を超える試験を実施するために、非特許文献1に書かれた構成の多軸試験装置が開発されている。この装置では、概ね十字形状の試験片に対し、十字の端部4箇所にそれぞれ負荷を与えるために1個ずつ、合計4個の直動アクチュエータが配置されている。2個のアクチュエータが対向する形で配置されて1軸試験構成を成しており、2組の1軸試験構成で2軸負荷の多軸疲労試験を可能としている。対向する2個のアクチュエータの軸中心を通る試験軸は、もう一対のアクチュエータで構成される試験軸と1点で交わり、その点が試験片中心と一致する。各アクチュエータによる負荷を制御することで、試験片中心を含む試験片の中央領域に多軸応力状態を発生させることができる。この装置では、前述の主応力比が−1≦λ≦1の範囲の多軸応力状態で試験を実施することができるが、前述の非比例負荷に関しては、一部の非比例負荷の試験のみが可能である。また、2個のアクチュエータで1軸試験構成を成しているため、試験片中心を試験軸の交点に維持するために対向するアクチュエータを高精度で制御する必要がある。
特許文献1では、機械的負荷用の1軸試験構成を3組以上含み、かつ磁性材料の磁気特性測定手段を備えた装置を開示している。この装置により、任意の多軸応力状態での磁性材料の磁気特性評価が可能である。3組以上の1軸試験構成に対応して3本以上存在する試験軸はある1点で交差し、その交点は試験片の中央領域に存在する。提案されている応力印加手段によって、試験片の中央領域に多軸応力状態を発生させることができる。この特許で示されている装置構成では、主応力比が−1≦λ≦1の範囲の多軸応力状態を実現でき、また多軸応力の主応力を任意の方向に向けることができる。試験片の形状は、試験軸の数、軸の方向に合わせて、試験片中央から放射状に端部を延出させた形状である。この特許文献の実施例では試験片の端部に引張荷重および圧縮荷重を作用させるための負荷手段(おもりや油圧アクチュエータ)を設けた装置構成が示されている。これは、非特許文献1と同様に、2個のアクチュエータで1軸試験構成を成すことを意味している。
特許文献2では、特許文献1と同様に、1軸試験構成を複数備えた多軸万能試験装置を開示している。1軸試験構成の数と同数存在する試験軸はある1点で交差するように装置は構成される。各軸の両端には電動アクチュエータが備えられていることから、2個のアクチュエータで1軸試験構成を成すという観点では、この装置は非特許文献1と同様の装置構成を有している。特許文献1と同様に、主応力比が−1≦λ≦1の範囲の多軸応力状態を実現でき、また多軸応力の主応力を任意の方向に向けることができる。
特開2012−202974号公報 特表2007−510151号公報
「十字型試験片を用いた高温二軸低サイクル疲労に関する研究」材料、第37巻、第414号、pp340〜346、1988年
2軸以上の試験軸を有し、かつ試験軸がある1点で交差するように装置を構成する場合、試験軸の交点に試験片の中央領域を配置し、その中央領域に多軸応力状態を発生させる。したがって、試験軸の交点に試験片の中央領域が配置されるように、試験片を装置に固定し、荷重を与える必要がある。非特許文献1、特許文献1および2に記載の試験装置は、1軸の試験構成を得るために2個の荷重負荷装置(アクチュエータなど)を対向させて配置している。このような1軸試験構成を採用する場合、対向する荷重負荷装置の負荷のバランスが崩れると、試験片中央領域と試験軸の交点に位置ずれが生じる。特許文献1のように、多軸応力状態を発生させることを目的とする場合は、試験片中央領域と試験軸の交点の多少の位置ずれは問題とならない。しかし、多軸負荷による疲労現象を解明するためには、試験片の中央領域に繰返し多軸応力を発生させ、試験片の中央領域を疲労破壊させなければならない。試験片中央から放射状に端部を延出させた形状(試験軸が2軸の場合は十字形状)の試験片の場合、装置にチャックされる試験片端部から中央に至る部分をアーム部と呼ぶとすると、試験片中央領域と試験軸交点の位置ずれが生じるとアーム部には曲げ荷重が作用する。この曲げ荷重によって、試験片の中央領域で疲労破壊をする前に、アーム部の付け根で疲労破壊が生じてしまう恐れがある。このような試験片の望ましくない箇所での疲労破壊を避けるために、非特許文献1、特許文献1および2に記載の試験装置では、試験軸の交点が常に試験片中央領域に含まれるように、対向する荷重負荷装置の負荷を厳密に制御しなければならない。
また、本来、1軸の試験構成を実現するためには、一般的な単軸の強度試験装置で採用されているように、砂時計型やダンベル型などの試験片の一端は固定し、他端に荷重を与えるアクチュエータを配置した装置構成を採用すればよい。すなわち、1軸の試験構成を成すためには最低1個の荷重負荷装置があれば良い。これに対し、非特許文献1、特許文献1および2に記載の装置では、1軸の試験構成に2個の荷重負荷装置が含まれており、試験軸の数が増えると装置が非常に高価になる。
本発明は、上述した従来技術において、かかる点に鑑みなされたものであり、より具体的には、試験軸を複数有する試験装置において、荷重負荷装置の数が少なく安価であり、かつ、試験中に試験軸の交点が試験片の中央領域に自動調整される強度の試験装置を提供することを目的とする。
本発明では、上記課題を解決するために、例えば、特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本発明では、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、直線可動して試験片に負荷を与えるアクチュエータと、当該アクチュエータを所定の位置に保持するアクチュエータ固定台と、当該アクチュエータの端部に設けられたつかみ具と対をなして前記試験片をつかむ他方のつかみ具を備えた反力台と、当該アクチュエータ固定台と当該反力台を連結するベースから成る1軸試験構成を複数組含み、前記複数組の1軸試験構成の各アクチュエータの概ね軸中心を通る試験軸が全て1点で交わり、かつ同一平面に含まれるように前記複数組の1軸試験構成を配置し、前記複数組の1軸試験構成のうちの1つの1軸試験構成は固定されており、他の1軸試験構成は2軸リニアガイドにより試験軸を含む平面と平行に可動である試験装置が提案される。
また、他の一例を挙げるならば、直線可動して試験片に負荷を与えるアクチュエータと、当該アクチュエータを所定の位置に保持するアクチュエータ固定台と、当該アクチュエータの端部に設けられたつかみ具と対をなして前記試験片をつかむ他方のつかみ具を備えた反力台と、当該アクチュエータ固定台と当該反力台を連結するベースから成る1軸試験構成を複数組含み、前記複数組の1軸試験構成の各アクチュエータの概ね軸中心を通る試験軸が全て1点で交わり、かつ同一平面に含まれるように前記複数組の1軸試験構成を配置し、前記複数組の各1軸試験構成は1軸リニアガイドにより試験軸の方向に可動である試験装置が提案される。
本発明によれば、1軸の試験構成に含まれる荷重負荷装置は1個であるため、たとえ1軸試験構成を3組用意しても、必要なアクチュエータの数は3個であり、そのため、安価で安定した試験が可能な多軸強度試験装置が提供できる。また、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
強度試験装置の全体を示す模式図である。 第1の実施形態による強度試験装置の第1の構造例を示す斜視図である。 第1の実施形態による強度試験装置の第1の構造例を示す平面図である。 第1の実施形態による強度試験装置の第1の構造例のうち、45゜軸の試験構成のみを抽出して示す斜視図である。 第1の実施形態による強度試験装置の第1の構造例のうち、0゜軸の試験構成のみを抽出して示す斜視図である。 第1の実施形態による強度試験装置の第1の構造例を示す正面図である。 第1の実施形態による強度試験装置の第1の構造例に試験片を装着した場合の斜視図である。 第1の実施形態による強度試験装置の第1の構造例で供試される試験片を示す斜視図である。 第1の実施形態による強度試験装置の第1の構造例から派生する構造例を示す斜視図である。 第1の実施形態による強度試験装置の第1の構造例から派生する構造例を示す正面図である。 第1の実施形態による強度試験装置の第1の構造例を示す模式図である。 第1の実施形態による強度試験装置の第1の構造例から派生した構造例を示す模式図である。 第1の実施形態による強度試験装置の第2の構造例を示す模式図である。 第2の実施形態による強度試験装置の第1の構造例を示す斜視図である。 第2の実施形態による強度試験装置の第1の構造例のうち、0゜軸の試験構成のみを抽出して示す斜視図である。 第2の実施形態による強度試験装置の第1の構造例を示す模式図である。 第2の実施形態による強度試験装置の第2の構造例を示す模式図である。 第3の実施形態による強度試験装置の第1の構造例を示す模式図である。 第3の実施形態による強度試験装置の第2の構造例を示す模式図である。 第4の実施形態による強度試験装置の構造例を示す模式図である。 上記第4の実施形態による強度試験装置の他の構造例を示す一部拡大平面図である。
以下、添付の図面を用いて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、図1を用いて、本発明の実施形態に共通する強度試験装置100の全体構成を説明する。本体フレーム101には、試験片に荷重を与えるためのアクチュエータ102、荷重を検出するためのロードセル103が取り付けられている。本体フレーム101は、試験中にアクチュエータ102とロードセル103をある位置に保持するため、アクチュエータ102の発生する荷重に対して十分に剛な構造を有している。アクチュエータ102とロードセル103は、試験軸の数に応じて複数個が本体フレーム101に配置される。アクチュエータ102には可動部が直動する直動アクチュエータが適用される。アクチュエータ102を油圧で駆動する場合は、強度試験装置100に油圧源105が含まれる。ただし、本発明の強度試験装置100は、油圧駆動のアクチュエータだけでなく、電動アクチュエータや、その他の荷重負荷装置でも構成できる。アクチュエータ102は、制御装置104で荷重あるいは直動のストローク量を制御される。制御装置104は、ロードセル103や、図示されていない他の検出器(変位計など)の出力を監視しながら、アクチュエータ102が所定の荷重やストローク量を発生するようにフィードバック制御を行う。アクチュエータ102の数と同数の制御装置104を使用する場合もあれば、複数のアクチュエータ102を同時制御可能な制御装置104が適用される場合もある。データ収集システム105は、制御装置104が監視制御する荷重やストローク量などを記録しておくためのシステムであり、PCなどが用いられる。制御装置104によって、図示されていない検出器の出力が監視制御される場合は、その出力をデータ収集システム105で記録することもできる。
〔実施の形態1〕
以下、図2〜11を用いて、本発明の第1の実施形態による強度試験装置の、第1の構造例について説明する。図2は強度試験装置の本体フレームの斜視図、図3は図2の本体フレームを本体フレーム設置面(全ての試験軸を含む平面と平行な面)と垂直な方向から見た平面図、図4および5は図2の本体フレームから異なる1軸試験構成を抽出して示した図、図6は図2の本体フレームを設置面と水平な方向から見た正面図、図7は図2の本体フレームに試験片を装着した場合の斜視図、図8は試験片の斜視図、図9は図2の本体フレームに補剛部材を取り付けた場合の斜視図、図10は図2と同様の方向から見た図9の正面図、図11は図2の本体フレームの主要構成要素を模式的に示した図である。
図2、3に示すように本体フレーム101は、3個のアクチュエータ1、2、3と、3個のアクチュエータ固定台40、41、42と、3個の反力台7、8、9と、3個のベース4、5、6を含んでおり、3組の1軸試験構成を有している。すなわち、アクチュエータ1、アクチュエータ固定台40、反力台7がベース4に連結されて0゜軸13の試験構成、アクチュエータ2、アクチュエータ固定台41、反力台8がベース5に連結されて45゜軸14の試験構成、アクチュエータ3、アクチュエータ固定台42、反力台9がベース6に連結されて90゜軸15の試験構成が実現されている。これら3組の1軸試験構成は、図3の平面図において0゜軸13と45゜軸14が角度45゜、45゜軸14と90゜軸15が角度45゜をなすように配置されている。アクチュエータ1、2、3の概ね軸中心を通る試験軸が0゜軸13、45゜軸14および90゜軸15であり、それらは軸交点20で交わっており、同一平面に含まれている。
図4と5はそれぞれ、図2の本体フレームから45゜軸14の試験構成51と0゜軸13の試験構成50を抽出した図である。アクチュエータ1、2、3は直線可動して試験片に与える荷重を発生し、端部につかみ具11aが装着されている。このつかみ具11aと対をなすつかみ具11bが反力台7、8、9に装着され、つかみ具11a、11bによって試験片がチャックされる。また、アクチュエータが発生する荷重の大きさを検出するため、ロードセル103がアクチュエータとつかみ具11aの間に装着されている。この構造例では、ロードセル103はアクチュエータとつかみ具11aの間に装着されているが、反力台7、8、9とつかみ具11bの間にロードセル103を配置しても良い。
45゜軸14の試験構成に含まれるベース5は位置が固定されている。一方、0゜軸13の試験構成に含まれるベース4と、90゜軸の試験構成に含まれるベース6には、図5に示すように、2軸リニアガイド12が装着されている。また、ベース4、5および6は試験軸13、14および15を含む平面と平行に配置されており、図6に示すように、ベース4と5には距離h2、ベース4と6には距離h1の間隔が設けられている。このように各ベースが干渉しないように配置され、かつ2軸リニアガイド12によって、ベース4を含む0゜軸13の試験構成とベース6を含む90゜軸15の試験構成は、試験片が取り付けられていない状態において、試験軸13、14および15を含む平面と平行に可動する。
図7に示すように、図8の試験片16は、軸交点20を通り、かつ試験軸13、14および15を含む平面と垂直な軸21が試験片中心22を通るように、つかみ具でチャックして供試される。試験片16は試験片中央から試験軸方向である0゜、45゜および90゜方向に端部を延出させた形状である。試験片16の中央領域19には、アクチュエータ1、2および3によって、構造物を構成する板の表面に現れる任意の多軸応力状態を再現することができる。
ここで、3組の1軸試験構成による多軸応力の発生原理を簡単に説明する。0゜軸13の試験構成に含まれるアクチュエータ1の荷重1kNによって試験片の中央領域19に発生する0゜、45゜および90゜方向の垂直応力を「σ0-0ACT」、「σ45-0ACT」および「σ90-0ACT」と定義する。同様に、45゜軸14の試験構成に含まれるアクチュエータ2の荷重1kNによる0゜、45゜および90゜方向の垂直応力を「σ0-45ACT」、「σ45-45ACT」および「σ90-45ACT」、90゜軸15の試験構成に含まれるアクチュエータ3の荷重1kNによる0゜、45゜および90゜方向の垂直応力を「σ0-90ACT」、「σ45-90ACT」および「σ90-90ACT」と定義する。アクチュエータ1、2、3の発生荷重がそれぞれ「αkN」、「βkN」および「γkN」の場合、試験片の中央領域19に生じる多軸応力は、以下の式(1)〜(3)として書ける。
σ0=α・σ0-0ACT+β・σ0-45ACT+γ・σ0-90ACT …(1)
σ45=α・σ45-0ACT+β・σ45-45ACT+γ・σ45-90ACT …(2)
σ90=α・σ90-0ACT+β・σ90-45ACT+γ・σ90-90ACT …(3)
ここで、式(1)〜(3)の「σ0」、「σ45」、「σ90」は、それぞれ、試験片の中央領域19に発生する0゜、45゜および90゜方向の垂直応力である。「σ0-0ACT」、「σ45-0ACT」、「σ90-0ACT」、「σ0-45ACT」、「σ45-45ACT」、「σ90-45ACT」、「σ0-90ACT」、「σ45-90ACT」および「σ90-90ACT」を予め実験や数値解析で把握しておけば、上記の式(1)〜(3)から明らかなように、アクチュエータ1、2および3の荷重を変化(α、βおよびγを変化)させることにより、中央領域19に任意の多軸応力「σ0」、「σ45」および「σ90」を発生させることができる。
このような多軸応力状態で疲労試験を行うために、試験片16の中央領域19の板厚は、チャック部やアーム部23、24よりも板厚が薄くなっており、中央領域19から疲労破壊が発生しやすくなっている。ベース4と6に可動する機構が備えられていない場合、アーム部23、24に曲げ荷重が作用し、アーム部23、24の付け根17、18に高い応力が発生する。このようなアーム部23、24の曲げ変形は、試験片16の面内で生じる変形である。このような面内曲げ変形の結果、多軸応力状態で疲労試験を行うという本来の目的に反し、多軸応力状態ではない付け根17、18で疲労破壊が発生する。本構造例ではベース4、6が可動することにより、試験中に試験軸の交点20が試験片の中央領域19に自動調整されるため、中央領域19から疲労破壊を生じさせることができる。
また、ベースの剛性を高くしないと、アクチュエータの発生する荷重でベースが大きく変形し、場合によっては試験片16が板厚方向に変形し、中央領域19に想定外の応力が発生する。このような試験片16の面外変形を防ぐためには、ベース4、5および6に高剛性となる構造を採用すれば良い。ただし、可動する試験構成に含まれるベース4、6の剛性を高くした結果、これらの質量が大きくなると、可動する0゜軸と90゜軸の試験構成の可動性が悪くなるため、高い繰返し周波数での疲労試験が難しくなる。このような場合、図9、10に示すように、アクチュエータ側の固定台(40、41、42)と反力台(7、8、9)を補剛部材(43、44、45)で接続すれば、ベースの剛性のみを高くする場合に比べて軽量で試験片16の面外変形を防ぐことができる。補剛部材43、44および45の接続にボルト締結などを採用して着脱可能にすることで、試験片16のチャック時や取り外し時には補剛部材を取り外した状態で作業を行うことができる。図10において、補剛部材43、44および45(図示されていない)はそれぞれ干渉しないように隙間を設けて接続されているため、ベース4、6の可動を補剛部材が妨げることはない。図9、10では、1軸の試験構成に対し、補剛部材2本でアクチュエータ側の固定台と反力台が接続されており、補剛部材の断面形状は全て長方形となっている。補剛部材の数や断面形状は、この構造例に限らず、アクチュエータの発生する荷重、ベースの剛性、試験片の剛性に応じた数や形状に定めることができる。
図11は本構造例について、本体フレーム101の主要構成要素であるアクチュエータ(1、2、3)、反力台(7、8、9)、ベース(4、5、6)および2軸リニアガイド12の平面配置を示す模式図であり、試験軸の角度位置は図3の平面図と同様に正確に描かれている。アクチュエータ1とアクチュエータ2は角度の間隔が135゜、1と3は角度の間隔が90゜となるように配置されているが、図12に示すようにアクチュエータ1とアクチュエータ2の角度間隔を45゜、アクチュエータ1とアクチュエータ3の角度間隔が90゜となるように配置しても良い。すなわち、同じベースに連結されるアクチュエータと反力台は軸交点20を境としてどちら側に配置しても、本構造例と同様に、試験片16の付け根17、18に曲げ荷重による高応力を発生させることなく、中央領域19に多軸応力状態を発生させることができる。また、本構造例では90゜軸試験構成に含まれるベース6が、図3、11および12の平面図では紙面から最も手前側、図6の正面図では最も紙面上の上方に配置されている。これに対し、0゜軸の試験構成に含まれるベース4が平面図において最も手前側、正面図において最も上方に配置されても、やはり本構造例と同じような装置の機能を実現することができる。このように、ベース4、5および6の試験軸を含む平面と垂直方向の位置関係は、ベースが互いに干渉しないにように配置できれば、特に本構造例に限定されることなく、本発明の効果を得ることができる。さらに、本構造例では45゜軸の試験構成の位置を固定し、ベース4と6に2軸リニアガイド12を装着して0゜軸と90゜軸の試験構成を可動としたが、どの軸を選択して位置を固定しても、他の2軸の試験構成を可動とすれば、やはり本発明の効果を得ることができる。
本構造例のように、1軸の試験構成3組を、図3および11に示す平面において0゜、45゜および90゜の角度位置に配置するメリットとして、0゜軸13の試験構成と90゜軸15の試験構成のみを利用すれば、非特許文献1に記載されている2軸負荷の強度試験を実施できる点も挙げられる。
次に、図13を用いて、本発明の第1の実施形態による強度試験装置の、第2の構造例について説明する。図13は、第1の構造例を模式図11で示したように、第2の構造例について本体フレームの主要構成要素を模式的に示した図である。
第1の実施形態の第1の構造例と同様に、アクチュエータ1、32、33、反力台7、38、39およびベース4、35、36が含まれており、3軸の試験構成が実現されている。アクチュエータの概ね軸中心を通る試験軸13、31、34は軸交点20で交わっており、同一平面に含まれている。ただし、第1の構造例では試験軸が、図3、11に示すように試験軸を含む平面において0゜、45゜および90゜の角度位置に配置されていたが、第2の構造例では試験軸が同様の平面において0゜、60゜および120゜の角度位置に配置されている。このような1軸試験構成の配置であっても、第1の構造例と同様の発明の効果を得ることができる。この第2の構造例のメリットとして、試験軸間の角度を45゜から60゜に広げることができるため、本体フレーム101の構成要素を第1の実施形態の第1の構造例よりも余裕をもって配置することができる。また、試験片56は試験片中央から試験軸方向である0゜、60゜および120゜方向に端部が延出された形状を採用するが、この形状では図8の形状と比べて、試験片のアーム部間角度が全て60゜になるため、曲げ荷重に起因する高応力によるアーム部の付け根17の疲労破壊を防ぎやすい。
〔実施の形態2〕
次に、図14〜16を用いて本発明の第2の実施形態による強度試験装置の、第1の構造例について説明する。図14は本構造例による本体フレーム101の斜視図、図15は本体フレームから1軸の試験構成を抽出して示した図、図16は本構造例の本体フレームのうち、主要な構成要素のみを示した模式図である。図16についても、図11〜13の模式図と同様に、試験軸を含む平面における構成要素の角度位置は正しく描かれている。全ての試験軸が同一平面に含まれ、かつ軸交点20の1点で交わっていること、試験軸が含まれる平面と平行に可動な1軸試験構成が動く、といった特徴も第1の実施形態と同様である。
1軸の試験構成を3組用意するため、第1の実施形態と同様に、本体フレーム101はアクチュエータ(1、2および3)、アクチュエータ固定台(40、41、42)、反力台(7、8および9)およびベース(4、5および6)を含んでいる。また、第1の実施形態の第1の実施例について図6で示したように、ベース4、5および6は、試験軸を含む平面と垂直をなす方向に、互いに異なる位置に配置されており、試験構成が可動であってもベース同士が互いに干渉しない点も第1の実施形態の構造例と同様である。ただし、第1の実施形態と異なり、全ての1軸試験構成が試験軸の方向に可動に設置されている。すなわち、0゜軸13の試験構成は0゜軸方向に直線可動するように1軸リニアガイド25が取り付けられている。45゜軸14と90゜軸15の試験構成に対しても同様に、45゜軸および90゜軸方向に直線可動するように、1軸リニアガイド25がベースに装着されている。このようなベース4、5および6へのリニアガイド配置によって、アクチュエータ1、2および3によって試験片16に荷重が作用し、試験片16が変形しても、1軸リニアガイド25によって軸交点20は常に同じ位置に保持される。その結果、試験片16のアーム部に曲げ荷重が作用しないため、試験中に試験片16のアーム部の付け根17、18から想定外の疲労破壊が発生することはない。
図16では、90゜軸15の試験構成に含まれるベース6が紙面から最も手前側に描かれ、45゜軸14の試験構成に含まれるベース5が最も奥側に描かれているが、第1の実施形態と同様に、試験軸を含む平面と垂直方向のベースの位置関係は、図14と16に示した位置関係に限られない。例えば、ベース4あるいは5が図16において紙面から最も手前側に位置されていても、本発明による効果は問題なく得られる。
この第2の実施形態では、1軸リニアガイドなど、ある1軸方向への可動機構のみで本体フレーム101を構成できる。1軸リニアガイドは2軸リニアガイド12に比べて寸法が小さいため、第1の実施形態で示した図6のベース間距離h1やh2を小さくできる。ベース間距離h1やh2が小さくできれば、試験時に反力台やベースに作用する曲げ荷重が小さくなるため、軽量で剛性の高い試験構成が実現でき、高い繰返し周波数での疲労試験が可能な強度試験装置を提供することができる。第1の実施形態では、図2に示すように、位置が固定されるベース5の上に2軸リニアガイド12を介して可動する0゜軸と90゜軸の試験構成を設置できる。一方、第2の実施形態では、全ての1軸試験構成が可動することになるため、45゜軸の試験構成に含まれるベース5にも1軸リニアガイドを配置する必要がある。
図17に第2の実施形態の第2の構造例を示す。この構造例は、図13に示した第1の実施形態の第2の構造例と同様に、試験軸を含む平面において3本の試験軸が角度60゜の間隔をなすように、3個のベース4、35および36が配置されている。ただし、図13に示した構造例とは異なり、各ベースには1軸リニアガイド25が装着されており、試験軸方向に各1軸試験構成は直線可動する。本構造例でも、第2の実施形態の第1の構造例と同様に、1軸リニアガイド25によって試験中に軸交点20は常に同じ位置に保たれ、試験片56のアーム部に曲げ荷重が作用することがない。また、第1の構造例と比較して、試験軸間の角度間隔が広いため、余裕を持って試験装置の構成要素を配置することができる。
〔実施の形態3〕
次に、図18を用いて本発明の第3の実施形態による強度試験装置の、第1の構造例について説明する。図18は本構造例の本体フレーム101のうち、主要な構成要素のみを示す模式図である。図18についても、図11〜13の模式図と同様に、試験軸を含む平面における構成要素の角度位置は正しく描かれている。全ての試験軸が同一平面に含まれ、かつ軸交点20の1点で交わっていること、試験軸が含まれる平面と平行にベースが動く、といった特徴も第1および第2の実施形態と同様である。
第3の実施形態の強度試験装置では、本体フレーム101は2組の1軸試験構成を有している。第1、2の実施形態と同様に、各試験構成はアクチュエータ(1、3)、アクチュエータ固定台(図18に示されていない)、反力台(7、9)およびベース(4、6)を主な構成要素として含んでいる。図18の構造例では、0゜軸13の試験構成と90゜軸15の試験構成の2組の1軸試験構成を含んでいる。0゜軸13の試験構成は位置が固定されているが、90゜軸15の試験構成ではベース6に2軸リニアガイド12が取り付けられており、試験軸を含む平面に平行に可動する。このような本体フレーム構造により、非特許文献1に記述されている2軸試験と同様の試験が、2個のアクチュエータで実施できる。したがって、第3の実施形態の強度試験装置で試験に供する試験片66の形状は、中央領域から十字にアーム部が伸びた十字形である。この構造例では、図2に示した第1の実施形態のように、位置が固定されているベース4の上に、2軸リニアガイド12を介して可動する90゜軸15の試験構成を配置できるため、可動する1軸試験構成を配設するために、試験軸を含む平面と平行な設置面を新たに用意する必要がない。
図19に、第3の実施形態の第2の構造例を示す。この構造例は、図18の構造例と同様に、2組の1軸試験構成を含んでおり、アクチュエータ(1、3)、アクチュエータ固定台(図19に図示されていない)、反力台(7、9)およびベース(4、6)が各試験構成の主な構成要素である。0゜軸13の試験構成に含まれるベース4と、90゜軸15の試験構成に含まれるベース6には1軸リニアガイド25が設置されており、0゜軸13と90゜軸15の試験軸方向への直線可動を実現している。このようなリニアガイド配置により、第2の実施形態と同様に、アクチュエータにより試験片66に荷重が与えられ、試験片66が変形しても、1軸リニアガイドが可動することで軸交点20が動くことはない。その結果、試験片66のアーム部に曲げ荷重が作用しないので、アーム部の付け根に想定外の高応力が発生し、そこから想定外の疲労破断が生じることはない。
第3の実施形態の構造例1、2の模式図18、19では、紙面から最も手前側に90゜軸15の試験構成が配置されているが、0゜軸13の試験構成が紙面から手前側に配置されていても同様の発明の効果を得ることができる。
〔実施の形態4〕
更に、図20を用いて、本発明の第4実施形態になる強度試験装置の構造例について説明する。なお、この図20においても、上記と同様の構成要件は、同じ参照符号を付して示されている。図からも明らかなように、それぞれのアクチュエータ1、3と反力台7、9の端部には、つかみ具11aと11bが取り付けられ、また、アクチュエータ側にはロードセル103が設けられている。当該第4実施形態では、上述した実施の形態と異なり、可動する1軸試験構成については、アクチュエータ固定台(40、42)と反力台(7、9)を板状のベースではなく、棒状のベース(4、6)で連結している。加えて、他の実施の形態では1軸試験構成を可動とするために1軸もしくは2軸のリニアガイドをベースに配置したが、当該の実施形態ではベースではなく、アクチュエータ固定台40、42と反力台7、9にリニアガイド25を配置している。
図20の構造例の主要な構成要素のみを模式図で示すと、図19と同様の図になる。図19ではベース4と6が板状のように描かれているが、これを棒状のベースと解釈すれば、各1軸構成要素の角度関係、可動方向に関して図20の構造例は図19の構造例と同じである。こうして、図20のように棒状のベースを採用し、リニアガイドをアクチュエータ固定台、反力台に配置する構造であっても、第1から第3の実施形態(図11、12、13、16、17、18および19)と同様の機能・作用を達成することが可能である。つまり、図20の構造例では、0゜軸の試験構成と90゜軸の試験構成を有する2軸構造を示したが、しかしながら、本発明はこれに限定されることなく、例えば、0゜軸、90゜軸、そして45゜軸に沿って配置した3軸構造とすることも可能である。図21には、上述した第4実施形態になる強度試験装置を三軸構造にした場合の、試験片16を中心として、その一部を拡大した平面構成が示されている。第4の実施形態では、全ての試験軸を含む平面を境として異なる2つの側に棒状のベースを配置できるので、図9、10で示した補剛部材の適用よりも効果的に試験片の面外曲げを防止することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するためにシステム全体を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…アクチュエータ(0゜軸用)、2…アクチュエータ(45゜軸用)、3…アクチュエータ(90゜軸用)、4…ベース(0゜軸用)、5…ベース(45゜軸用)、6…ベース(90゜軸用)、7…反力台(0゜軸用)、8…反力台(45゜軸用)、9…反力台(90゜軸用)、11a…つかみ具(アクチュエータ側)、11b…つかみ具(反力台側)、12…2軸リニアガイド、13…0゜試験軸、14…45゜試験軸、15…90゜試験軸、16…試験片(0゜、45゜、90゜アーム形)、17…試験片アーム付け根(0゜−45゜間)、18…試験片アーム付け根(0゜−90゜間)、19…試験片中央領域、20…試験軸交点、21…試験軸交点を通り、試験軸を含む平面と垂直な軸、22…試験片中心、23…試験片アーム部(0゜、45゜)、24…試験片アーム部(90゜)、25…1軸リニアガイド、31…60゜試験軸、32…アクチュエータ(60゜軸用)、33…アクチュエータ(120゜軸用)、34…120゜試験軸、35…ベース(60゜軸用)、36…ベース(120゜軸用)、38…反力台(60゜軸用)、39…反力台(120゜軸用)、40…アクチュエータ固定台(0゜軸用)、41…アクチュエータ固定台(45゜軸用)、42…アクチュエータ固定台(90゜軸用)、43…補剛部材(0゜軸用)、44…補剛部材(45゜軸用)、45…補剛部材(90゜軸用)、46…本体フレーム設置面、50…1軸試験構成(0゜軸用)、51…1軸試験構成(45゜軸用)、56…試験片(0゜、60゜、120゜アーム形)、66…試験片(十字形)、100…強度試験装置、101…本体フレーム、102…アクチュエータ、103…ロードセル、104…制御装置、105…油圧源、106…データ収集システム

Claims (4)

  1. 直線可動して試験片に負荷を与えるアクチュエータと、当該アクチュエータを所定の位置に保持するアクチュエータ固定台と、当該アクチュエータの端部に設けられたつかみ具と対をなして前記試験片をつかむ他方のつかみ具を備えた反力台と、当該アクチュエータ固定台と当該反力台を連結するベースから成る1軸試験構成を複数組含み、
    前記複数組の1軸試験構成の各アクチュエータの概ね軸中心を通る試験軸が全て1点で交わり、かつ同一平面に含まれるように前記複数組の1軸試験構成を配置し
    前記複数組の1軸試験構成のうちの1つの1軸試験構成は固定されており、他の1軸試験構成は2軸リニアガイドにより試験軸を含む平面と平行に可動であることを特徴とする試験装置。
  2. 直線可動して試験片に負荷を与えるアクチュエータと、当該アクチュエータを所定の位置に保持するアクチュエータ固定台と、当該アクチュエータの端部に設けられたつかみ具と対をなして前記試験片をつかむ他方のつかみ具を備えた反力台と、当該アクチュエータ固定台と当該反力台を連結するベースから成る1軸試験構成を複数組含み、
    前記複数組の1軸試験構成の各アクチュエータの概ね軸中心を通る試験軸が全て1点で交わり、かつ同一平面に含まれるように前記複数組の1軸試験構成を配置し、
    前記複数組の各1軸試験構成は1軸リニアガイドにより試験軸の方向に可動であることを特徴とする試験装置。
  3. 求項1又は2に記載の試験装置において、
    前記複数組の1軸試験構成として前記1軸試験構成を3組含み、当該3組の1軸試験構成の各アクチュエータの概ね軸中心を通る3本の前記試験軸が0°、45°、90°の角度関係を有するように配置したことを特徴とする試験装置。
  4. 求項1から3の何れか1項に記載の試験装置において、
    前記アクチュエータ固定台と前記反力台が、全ての前記試験軸を含む平面を境として異なる2つの側の空間内で前記ベースあるいは補剛部材によって接続されたことを特徴とする試験装置。
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