JP3831468B2 - 製氷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製氷装置に関し、特に逆セル型製氷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、製氷室外箱内を仕切板で格子状に仕切って当該製氷室外箱内に複数の製氷室を形成し、この製氷室を水皿で閉塞し、製氷後にはこの水皿を開いて前記製氷室内で製造される角氷を水皿に沿って貯氷庫内に落下させるいわゆる逆セル型製氷装置は知られている。この種のものでは、製造される角氷が小さい場合、自重が小さくなるため、角氷が製氷室から離脱し難くなるという欠点がある。そのため、従来では、上記水皿と仕切板との間に隙間を設け、この隙間に相当する部分に氷(以下、「耳部」という。)を張らせて角氷同士を連結して自重の大きい角氷塊全体を一体に落下させるようにしている。
【0003】
しかしながら、上記逆セル型製氷装置においては「耳部」の厚さが薄すぎると角氷を製氷室から離脱させる前に当該耳部が解けてしまうという問題がある。一方、「耳部」の厚さが厚すぎると角氷を製氷室から離脱させることはできるが、自重の大きい角氷塊全体を貯氷庫に一体に落下させる場合、耳部の連結が強すぎて、角氷に綺麗に分離されなくなるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これを解消するものとして、上記仕切板のうち選択されたものの先端に連結用切欠を形成し、離氷時に「耳部」の氷が解けても連結用切欠内に形成される氷によって角氷同士を連結して角氷全体が一体に落下するようにした逆セル型製氷装置が提案されている(実公平7−54782号公報)。
【0005】
しかしながら、この製氷装置においても、角氷が落下時の衝撃により分離されない場合があると共に、分離されても連結用切欠による連結部が綺麗に分離されず、角氷の基本形状であるキュービックが部分的に欠落する問題がある。
【0006】
本発明は、上記状況に鑑みなされたもので、落下時の衝撃により角氷同士を容易且つ綺麗に分離し、所望のキュービック形状の角氷を得ることができる製氷装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、天面に冷却パイプを備え下方開口した箱状の冷却器を仕切板で格子状に仕切って当該冷却器内に複数の製氷室を形成し、この製氷室を仕切板との間に隙間を介在させて水皿で閉塞し、製氷後にはこの水皿を開いて製氷室内で製造される角氷塊を当該水皿に沿って貯氷庫内に落下させてキュービック形状の角氷に分離、前記仕切板の先端には前記角氷塊の落下時の衝撃で角氷塊から角氷への分離を促進させるためのノッチを角氷塊に形成するノッチ形成部を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のものにおいて前記ノッチ形成部の形状はレの字形、Vの字形或いはUの字形等であることを特徴としている。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のものにおいて、前記ノッチ形成部を、前記仕切板のうち製氷室を形成する行方向及び/又は列方向に配列される仕切板の先端に形成したことを特徴としている。
【0010】
これら請求項1乃至3に記載の発明によれば、製氷室に製氷される角氷には角氷同士を連結する耳部が形成されるため、角氷全体が一体となって落下すると共に、仕切板にはノッチ形成部が形成されるので、上記耳部にはノッチが形成されるため、落下時の衝撃により当該ノッチを起点としてキュービック形状の角氷同士が容易且つ綺麗に分離されるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1(a)(b)において、符号6は逆セル型製氷装置の冷却器を示す。この冷却器6は、図2または図3に示すように、下方が開口する製氷室外箱1と、この外箱1に設けられ、冷媒が循環する冷却パイプ(蒸発器)2と、複数の仕切板3,4と、この仕切板3,4によって製氷室外箱1内に仕切られる複数の製氷室5とを有する。尚、前記冷却パイプ2は、圧縮機、凝縮器、減圧装置(共に図示せず)に接続されて、冷凍サイクルが構成される。
【0013】
この冷却器6の下方には、図1に示すように、水皿7が配置される。この水皿7は支軸8によって支持され、駆動手段9を介して、製氷位置(図1(a))から離氷位置(図1(b))に傾復動するように形成される。
【0014】
水皿7の下部には製氷水を貯留する貯水タンク10が固定され、製氷位置(図1(a))にあっては、この貯水タンク10に貯水された製氷水が循環ポンプ11を介して水皿7の空洞部に供給され、この空洞部に供給される製氷水は水皿7に設けられる多数の噴水孔及び戻り孔(共に図示せず)を通じて製氷室5に散水され、残りは貯水タンク10内に戻される。
【0015】
冷却器6で氷が製造されると離氷工程に入る。この工程では水皿7が離氷位置(図1(b))に傾動され、例えば前記冷却パイプ2にホットガスが流される。これによって製氷室5で製造される氷は製氷室5から離れ、傾動された水皿7の上面に沿って貯氷庫16内に落下し貯氷される。
【0016】
図2および図3に示すように製氷室外箱1は外周板1aを有し、下向き(正面側)に開口しており、この外箱1内には、複数の縦方向(以後列方向と称す)の仕切板3と、複数の横方向(以後行方向と称す)の仕切板4とが交差して設けられている。列方向の仕切板3と行方向の仕切板4とには図4に示すように切欠3a,4aが形成され、これら切欠3a,4a同士を嵌め込むことにより上記交差する仕切板3,4が構成される。
【0017】
この種のものでは、製氷室5で製造される角氷サイズが小さい場合、自重が小さくなるため、角氷が製氷室5から離脱し難くなる。そのため水皿7と仕切板3,4の先端との間に隙間を設け、この隙間に相当する部分に氷(以下、「耳部」という。)を張らせて角氷同士を連結して自重の大きい角氷塊全体を製氷室5から一体に離脱させるように構成される。
【0018】
すなわち仕切板3,4の高さは図3に示すように外周板1aの高さより低く設定される。すなわち仕切板3,4の先端と外周板1aの先端との間には寸法Aの高さの差があり、製氷位置(図1(a))にあっては水皿7と仕切板3,4の先端との間に隙間が設けられ、この隙間に相当する部分に耳部14(図6)が形成されて角氷13同士が連結される。
【0019】
上記高さの差である寸法Aは、製氷室5で製造される角氷サイズがレギュラーサイズ(28×28×32mm角)である場合にはA=1.5mmに設定され、スモールサイズ(13×20×20mm角)である場合にはA=1.0mmに設定される。この寸法Aは角氷が貯氷庫16内に落下した時、この落下時の衝撃で角氷同士が分離する寸法として広く採用される値である。
【0020】
上記逆セル型製氷装置においては前記「耳部」の厚さが薄すぎると角氷を製氷室5から離脱させる前に当該耳部が解けてしまう。
【0021】
一方、「耳部」の厚さが厚すぎると角氷を製氷室5から離脱させることはできるが、自重の大きい角氷塊全体を貯氷庫に一体に落下させる場合、耳部の連結が強すぎて、角氷に綺麗に分離されなくなる。
【0022】
この実施形態によれば全ての仕切板3,4の先端に図5に示すように角氷塊の落下時の衝撃で角氷塊から角氷への分離を促進させるためのノッチを形成する鋭利な先端形状を有する楔形(V字形)のノッチ形成部12が形成される。
【0023】
この実施形態による冷却器6を用いて氷を製造する場合、図6および図7に示すように、製氷室5で製造される角氷13同士は耳部14によって連結され、この耳部14にはノッチ形成部12の形状に対応するV字形状のノッチ15が形成される。このような形状の氷の塊が貯氷庫16(図1(b))内に落下するとノッチ15の薄い部分を起点として角氷13同士が容易且つ綺麗に分離されるので、所望のキュービック形状の角氷13を得ることができる。
【0024】
以上の実施形態によれば全ての仕切板3,4の先端にノッチ形成部12を形成しているが、これに限定されず例えば製氷室5を形成する行方向の仕切板4の先端にのみノッチ形成部12を設けてもよい。この場合には製造される氷は図8に示すように行方向の仕切板4のノッチ形成部12に対応する耳部14にのみノッチ15が形成される。また、製氷室5を形成する列方向の仕切板3の先端にのみノッチ形成部12を形成してもよい。この場合には製造される氷は図9に示すように列方向の仕切板3のノッチ形成部12に対応する耳部14にのみノッチ15が形成される。更に、列方向の仕切板3および/または行方向の仕切板4の先端に、図10に示すように、斜め切落し形(レの字形)のノッチ形成部17を形成するようにしてもよい。この場合には製造される氷は図11に示すように耳部14に斜め切落し形(レの字形)のノッチ18が形成される。尚、仕切板3,4の先端に形成されるノッチ形成部12の形状は耳部にノッチが形成されればよいのであって特に形状は限定されず例えばUの字形等であってもよい。
【0025】
以上説明したように、この実施形態によれば、製造される氷には耳部が形成され、この耳部にはノッチが形成されるので、角氷塊の落下時にはこのノッチを起点として分離が促進されるので、角氷同士は容易且つ綺麗に分離し、品質の良いキュービック形状の角氷を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、仕切板の先端には角氷塊の落下時の衝撃で角氷塊から角氷への分離を促進させるためのノッチを形成するノッチ形成部を設けたので、落下の衝撃により当該ノッチを起点としてキュービック形状の角氷同士が容易且つ綺麗に分離される。その結果、所望のキュービック形状の角氷を得ることができる。
【0027】
請求項2に記載の発明によれば、ノッチ形成部の形状はレの字形、Vの字形或いはUの字形等であるので、加工は容易でコストが増大することはない。
【0028】
請求項3に記載の発明によれば、ノッチ形成部を仕切板のうち製氷室を形成する行方向及び/又は列方向に配列される仕切板の先端に形成したので、落下の衝撃により当該ノッチを起点として角氷同士が容易且つ綺麗に分離される。その結果、所望のキュービック形状の角氷を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製氷装置の全体構成を示す正面図であり、(a)は製氷時の正面図、(b)は離氷時の正面図である。
【図2】冷却器を示す斜視図である。
【図3】冷却器を示す一部切欠正面図である。
【図4】仕切板の一部を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る仕切板の先端を示す拡大正面図である。
【図6】図5の形態において製氷された氷を示す斜視図である。
【図7】図5の形態において製氷された氷を示す断面図である。
【図8】別の実施形態において製氷された氷を示す斜視図である。
【図9】別の実施形態において製氷された氷を示す斜視図である。
【図10】別の実施形態に係る仕切板の先端を示す拡大正面図である。
【図11】図10の形態において製氷された氷を示す断面図である。
【符号の説明】
1 製氷室外箱
1a 外周板
2 冷却パイプ
3,4 仕切板
5 製氷室
6 冷却器
7 水皿
9 駆動手段
11 製氷水供給手段
12,17 ノッチ形成部
15,18 ノッチ

Claims (3)

  1. 天面に冷却パイプを備え下方開口した箱状の冷却器を仕切板で格子状に仕切って当該冷却器内に複数の製氷室を形成し、この製氷室を仕切板との間に隙間を介在させて水皿で閉塞し、製氷後にはこの水皿を開いて製氷室内で製造される角氷塊を当該水皿に沿って貯氷庫内に落下させてキュービック形状の角氷に分離、前記仕切板の先端には前記角氷塊の落下時の衝撃で角氷塊から角氷への分離を促進させるためのノッチを角氷塊に形成するノッチ形成部を設けたことを特徴とする製氷装置。
  2. 前記ノッチ形成部の形状はレの字形、Vの字形或いはUの字形等であることを特徴とする請求項1に記載の製氷装置。
  3. 前記ノッチ形成部は前記仕切板のうちの前記製氷室の行方向及び/又は列方向に配列される仕切板の先端に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の製氷装置。
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