JP3831274B2 - インストルメントパネルのサイド部取付け構造 - Google Patents

インストルメントパネルのサイド部取付け構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両のインストルメントパネルのサイド部取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のインストルメントパネルのサイド部取付け構造には、例えば、実用新案登録第2545507号公報「インストルメントパネル」に示されたものがある。このインストルメントパネル2(符号は同公報に記載されたものを使用する。)は、同公報の図2によれば、インストルメントパネル2の車幅方向両端に延長壁3ならびに対向壁4を設け、対向壁4に設けた第1補強リブ5と延長壁3に設けた第2補強リブ6との間にフロントピラー1の溶接フランジ13を嵌めことで、インストルメントパネル2を所定位置に配置することができるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報のインストルメントパネルは、フロントピラー1の溶接フランジ13に第1補強リブ5と第2補強リブ6との間を嵌める構造であり、この構造では、溶接フランジ13と第1・第2補強リブ5,6との間で騒音が生じ得る。そのよに騒音が生じる場合には、騒音対策が必要となる。
【0004】
そこで、本発明の目的は、騒音の発生を防止するインストルメントパネルのサイド部取付け構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、インストルメントパネルの両端から前へ延ばした左右のサイド部の先端を支承させるフランジ部を、左右のフロントピラーの後部に張出し成形し、これらのフランジ部にU字断面弾性材を被せ、サイド部を左右に拡げた状態でU字断面弾性材を介して左右のフランジ部に嵌めることで、インストルメントパネルのサイド部をフロントピラーに取付けるインストルメントパネルのサイド部取付け構造において、U字断面弾性材は、ドアトリムであり、ドアトリムは、フランジ部に嵌る嵌合部と、外方に形成されサイド部で押圧されて弾性変形する変形代を有する取付け面とを備えていることを特徴とする。
【0006】
左のU字断面弾性材に左のサイド部を拡げて当てるとともに、右のU字断面弾性材に右のサイド部を拡げて当てる。その結果、サイド部には押圧力が発生すると同時に、この押圧力により左右のサイド部は、それぞれ左右のU字断面弾性材に密着し、インストルメントパネルの両端を支持するとともに、U字断面弾性材は弾性作用により車体振動を吸収して、フランジ部とインストルメントパネルとの間の騒音の発生を防止する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。「左」「右」は運転者から見た方向、「前」は前進側、「後」はその逆側をいう。
【0008】
図1(a),(b)は本発明に係るインストルメントパネルの斜視図である。(a)において、インストルメントパネル10は、前方に上面部11を形成し、この上面部11から連続して後方下方に向け後面部12を形成し、この後面部12の両端13,14に側面部15,15を形成し、この側面部15,15にサイド部16,16を形成したものである。21は上面部11に形成した第1換気用開口部、22,22は両端13,14に形成した第2換気用開口部、23は中央に形成した第3換気用開口部、24は計器用開口部、25はオーディオ用開口部、26はグローブボックス用開口部を示す。
インストルメントパネル10の材質は、樹脂であり、例えば、ポリプロピレン樹脂である。
【0009】
(b)は(a)のb−b線断面詳細図であ、サイド部16の断面を示す。
サイド部16は、側面部15に張出し部27を形成し、この張出し部27の縁から前(矢印▲1▼の方向)に延ばしたサイド部16の先端であるところの掛止部28を形成したものである。Lは左右のサイド部16,16間の距離を示す。
【0010】
図2は本発明に係るインストルメントパネルを用いた車両の内装の斜視図である。
車両30は、フロア31と、左右のフロントピラー32,32と、フロントガラス33と、フロア31上に移動可能に設けた運転席34と、運転席34の前方に設けたステアリングホイール35と、フロントピラー32に開閉可能に取付けたフロントドアー36,36と、フロントピラー32に取付けたU字断面弾性材であるところのドアトリム37と、インストルメントパネル10と、を備える。
【0011】
図3は図2の3−3線断面詳細図であり、フロントピラー32にドアトリム37を介してインストルメントパネル10を取付けた状態を示す。
フロントピラー32は、インナサイドパネル41と、補強材42と、アウトサイドパネル43と、からなり、インナサイドパネル41のフランジ44,44とアウトサイドパネル43のフランジ45,45とで補強材42のフランジ46,46を挟むとともに、これらのフランジ44〜46を一体的にスポット溶接することで、フロントピラー32の後部47に張出し成形した3枚重ねのフランジ部48を形成したものである。この3枚重ねのフランジ部48にドアトリム37を被せる。
【0012】
ドアトリム37は、フランジ部48に嵌める嵌合部51を断面U字形状に形成するとともに、外方に取付け面52を形成したものである。
ドアトリム37の材質は、例えば、ゴムである。
【0013】
次に、インストルメントパネルの取付け要領を簡単に説明する。
まず、左のフロントピラー32のフランジ部48にドアトリム37の嵌合部51を嵌める。
引き続き、ドアトリム37にインストルメントパネル10のサイド部16を掛ける。その際、サイド部16の掛止部28をドアトリム37の取付け面52より左に矢印▲2▼の如く引いて二点鎖線で示すように拡げた状態でドアトリム37に掛ける。つまり、サイド部16を左に拡げた状態でドアトリム37を介して左のフランジ部48に嵌めることで、インストルメントパネル10のサイド部16をフロントピラー32に取付ける。
【0014】
右のサイド部16(図1(b)参照)も左のサイド部16と同様にフロントピラー32に取付ける。最後に、図に示していないが、取付けボルトでフレームにインストルメントパネル10を取付ける。
【0015】
以上に述べたインストルメントパネルのサイド部取付け構造の作用を次に説明する。
図3に示すように、左右のドアトリム37にインストルメントパネル10の左右のサイド部16を矢印▲2▼の如く左右へ開きながら掛けると、サイド部16には押圧力Fが発生すると同時に、この押圧力Fにより左右のサイド部16は、フランジ部48のドアトリム37を押圧するとともに、ドアトリム37に密着するので、インストルメントパネル10の左右を支持することができるとともに、ドアトリム37の弾性作用により車体振動を吸収することができ、フランジ部48とインストルメントパネル10との間での騒音の発生を防止することができる。
【0016】
また、インストルメントパネル10のフランジ部48を矢印▲2▼の如く左右へ寸法αだけ拡いた状態でフランジ部48のドアトリム37に掛けるので、サイド部16の寸法L(図1(b))のばらつきを吸収することができる。つまり、インストルメントパネル10を成形した際に、左右のサイド部16はお互いが接近するように内側へ倒れ、寸法Lとなる。寸法Lの左右のサイド部16を拡いてドアトリム37に取付けることで、左右のサイド部16の内側の倒れを修正することができる。
【0017】
さらに、インストルメントパネル10のフランジ部48を矢印▲2▼の如く左右へ寸法αだけ拡いた状態でフランジ部48のドアトリム37に掛けるので、サイド部16の寸法L(図1(b))のばらつきを吸収することができる。その結果、サイド部16の寸法Lの公差を大きく設定することができ、インストルメントパネル10を樹脂成形する際の収縮変形代を大きく設定することができ、インストルメントパネル10の生産性の向上を図ることができる。
【0018】
尚、本発明の実施の形態に示した図3のサイド部16の先端(掛止部28)の形状は任意であり、例えば、先端をU字断面形状に形成し、このU字の溝に弾性材(ドアトリム)を嵌めることも可能である。
フランジ部48にU字断面弾性材を被せたが、フランジ部48を溝に替え、この溝に弾性材(ドアトリム)を嵌め込むことも可能である。
U字断面弾性材(ドアトリム)の構成は任意であり、例えば、補強材を内蔵したものも可能である。
【0019】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1では、インストルメントパネルの両端から前へ延ばした左右のサイド部の先端を支承させるフランジ部を、左右のフロントピラーの後部に張出し成形し、これらのフランジ部にU字断面弾性材を被せ、サイド部を左右に拡げた状態でU字断面弾性材を介して左右のフランジ部に嵌めることで、インストルメントパネルのサイド部をフロントピラーに取付けたので、サイド部には押圧力が発生すると同時に、この押圧力により左右のサイド部は、U字断面弾性材に形成された弾性変形する変形代を有する取付け面に密着し、インストルメントパネルの両端を支持することができるとともに、U字断面弾性材の取付け面の弾性作用により車体振動を吸収することができ、フランジ部とインストルメントパネルとの間での騒音の発生を防止することができる。
【0020】
また、インストルメントパネルの両端から前へ延ばした左右のサイド部の先端を支承させるフランジ部を、左右のフロントピラーの後部に張出し成形し、これらのフランジ部にU字断面弾性材を被せ、サイド部を左右に拡げた状態でU字断面弾性材を介して左右のフランジ部に嵌めることで、インストルメントパネルのサイド部をフロントピラーに取付けたので、内側に変形したサイド部を変形とは反対側へ拡げて支持することができる。つまり、インストルメントパネル成形後、そのサイド部の収縮変形によりサイド部は内側に変形するが、本発明は弾性変形する変形代を有する取付け面によってサイド部を変形とは反対側へ拡げて支持するので、組付け性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインストルメントパネルの斜視図
【図2】本発明に係るインストルメントパネルを用いた車両の内装の斜視図
【図3】図2の3−3線断面詳細図
【符号の説明】
10…インストルメントパネル、13,14…インストルメントパネルの両端、16…サイド部、28…サイド部の先端(掛止部)、32…フロントピラー、37…U字断面弾性材(ドアトリム)、47…フロントピラーの後部、48…フランジ部。

Claims (1)

  1. インストルメントパネルの両端から前へ延ばした左右のサイド部の先端を支承させるフランジ部を、左右のフロントピラーの後部に張出し成形し、これらのフランジ部にU字断面弾性材を被せ、前記サイド部を左右に拡げた状態でU字断面弾性材を介して左右のフランジ部に嵌めることで、インストルメントパネルのサイド部をフロントピラーに取付けるインストルメントパネルのサイド部取付け構造において、
    前記U字断面弾性材は、ドアトリムであり、
    前記ドアトリムは、前記フランジ部に嵌る嵌合部と、外方に形成され前記サイド部で押圧されて弾性変形する変形代を有する取付け面とを備えていることを特徴とするインストルメントパネルのサイド部取付け構造。
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