JP3831096B2 - 塗布膜形成方法及び塗布膜形成装置 - Google Patents

塗布膜形成方法及び塗布膜形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塗布膜形成方法及び塗布膜形成装置に関し、詳細には、光ディスクを作製するための光ディスク原盤用レジスト膜を形成する等のようにスピンコート法により塗布膜を形成する塗布膜形成方法及び塗布膜形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、光学的に情報の再生を行ったり、光学的に情報の再生と記録を行う光ディスクが出現しており、このような光ディスクとしては、例えば、CD(コンパクトディスク:Compact Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )及び光磁気ディスク等がある。
【0003】
このような光ディスクは、一般的に、直径120mmあるいは80mmで、盤厚が1.2mmの円盤状に形成されており、音楽情報だけでなく、コンピュータソフトの情報等の記録媒体として広く利用されている。
【0004】
従来、光ディスク原盤の作製は、まず、ガラス基盤にフォトレジストを均一に塗布し、レジスト膜の塗布されたガラス基盤を、所定のフォーマットにしたがって光変調されたレーザー集光ビームで露光することにより、案内溝や情報を記録していく。この露光された原盤を現像処理することにより、凹凸を作り、それを元に、この表面に導電性金属スパッタ処理とメッキ作業を行って、スタンパと呼ばれる金型を作成し、このスタンパがディスク基板のレプリカ用の型となる。
【0005】
上記光ディスク原盤の作製工程において、ガラス基盤にフォトレジストを均一に塗布する工程では、スピンコート法が一般に使用されている。
【0006】
このフォトレジストを塗布するスピンコート装置は、一般に、図8に示すようになっており、ターンテーブル1上に表面を精密に研磨して洗浄したガラス基盤2を載せ、ガラス基盤2をターンテーブル1に真空吸着させる。このターンテーブル1の主軸3に接続されたモータを回転駆動して、ターンテーブル1を主軸3を中心として回転するとともに、ターンテーブル1に吸着されたガラス基盤2を回転させ、アーム4をガラス基盤2の端部から中心部まで移動させつつ、アーム4の先端からレジストをガラス基盤2上に滴下させる。
【0007】
ガラス基盤2上に滴下されたレジストは、回転するガラス基盤2の遠心力により、その膜厚が均一にされつつ、乾燥される。
【0008】
そして、レジストは、その膜厚がディスク基盤のピットやグループの溝深さとなって現れるため、膜厚にムラが無く均一であることが要求される。
【0009】
この膜厚の変動要因としては、種々考えられるが、重要な要因の一つとして、ガラス基盤2の温度変動があり、このガラス基盤2の温度変動は、ターンテーブル1を回転駆動するモータからの熱流入が大きな要因と考えられる。
【0010】
そこで、従来、ターンテーブルを熱伝導率の低い材質で形成して、モータからの熱流入を小さくしたスピンコート装置が提案されている(特開昭58−82521号公報、特開平2−291108号公報参照)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のスピンコート装置にあっては、単に、ターンテーブルを熱伝導率の低い材質で形成して、モータからの熱流入を減少させているだけであるため、レジスト膜を均一にする上で充分な解決とはなっていなかった。
【0012】
すなわち、ガラス基盤に塗布されるレジスト膜は、ターンテーブルからガラス基盤に伝達される温度によりその膜厚が変化するが、ターンテーブルの材質を熱伝導率の低いものとするだけでは、ターンテーブルを回転駆動するモータからの熱流入を完全には、無くすことができず、また、ターンテーブルに吸着されるガラス基盤自身が温度差を有しており、さらに、室温の変化も影響して、レジスト膜の膜厚が不均一になる。また、同じガラス基盤であっても、使用中に徐々にターンテーブルの温度分布差がガラス基盤に温度分布差を引き起こして、例えば、内周部分と外周部分で膜厚が変化するという問題があった。
【0013】
そこで、請求項1記載の発明は、ターンテーブルに温度制御可能な温度制御板を離接可能に密着させ、当該温度制御板と前記ガラス基盤に接触した温度センサーによりガラス基盤を所定の目標温度に均一に温度制御した後、温度制御板と前記温度センサーをターンテーブルから引き離して、ターンテーブルを回転させつつ塗布材料をガラス基板上に滴下させて、ガラス基盤表面に塗布することにより、簡単な構成で、ガラス基盤全体を温度勾配無く均一な温度に保持するとともに、常時ガラス基盤を目標温度に保持して、ガラス基盤の温度変化によって生じる塗布材料の膜厚変化を防止し、塗布材料を均一な膜厚に塗布することのできる塗布膜形成方法を提供することを目的としている。
【0014】
請求項2記載の発明は、塗布動作中にターンテーブルの上昇する最高温度よりも、+0.5±0.25℃だけ高い温度を目標温度として、ガラス基盤を温度制御することにより、温度制御が不可能なターンテーブルの回転中においても、外部からのガラス基盤への熱流入による温度上昇を少なくし、ガラス基盤をより一層均一な温度に保持して、塗布材料をより一層均一な膜厚に塗布することのできる塗布膜形成方法を提供することを目的としている。
【0015】
請求項3記載の発明は、塗布材料を目標温度に温度調整した後、ガラス基盤上に滴下させることにより、塗布材料の滴下によるガラス基盤の温度変化を防止して、ガラス基盤をより一層均一な温度に保持し、塗布材料をより一層均一な膜厚に塗布することのできる塗布膜形成方法を提供することを目的としている。
【0016】
請求項4記載の発明は、雰囲気温度近傍の温度を目標温度として、ガラス基盤を温度制御し、塗布材料を当該目標温度よりも所定温度だけ低い温度に温度調整した後、ガラス基盤上に滴下させることにより、ガラス基盤の温度上昇を目標温度よりも低い温度の塗布材料により抑制しつつ、均一な温度に保持し、均一な膜厚に塗布することのできる塗布膜形成方法を提供することを目的としている。
【0017】
請求項5記載の発明は、ターンテーブルに離接可能に密着される温度制御板と、温度制御板を温度制御しガラス基盤に接触した温度センサーによりガラス基盤を所定の目標温度に均一に温度制御する温度制御手段と、を備え、温度制御手段によりガラス基盤を目標温度に均一に温度制御した後、温度制御板と前記温度センサーをターンテーブルから引き離して、ターンテーブルを回転させつつ塗布材料をガラス基板上に滴下させて、塗布材料をガラス基盤表面に塗布することにより、簡単な構成で、ガラス基盤全体を温度勾配無く均一な温度に保持するとともに、常時ガラス基盤を目標温度に保持して、ガラス基盤の温度変化によって生じる塗布材料の膜厚変化を防止し、塗布材料を均一な膜厚に塗布することのできる塗布膜形成装置を提供することを目的としている。
【0018】
請求項6記載の発明は、塗布動作中にターンテーブルの上昇する最高温度よりも、+0.5±0.25℃だけ高い温度を目標温度として、ガラス基盤を温度制御することにより、温度制御が不可能なターンテーブルの回転中においても、外部からのガラス基盤への熱流入による温度上昇を少なくし、ガラス基盤をより一層均一な温度に保持して、塗布材料をより一層均一な膜厚に塗布することのできる塗布膜形成装置を提供することを目的としている。
【0019】
請求項7記載の発明は、塗布材料を目標温度に温度調整した後、ガラス基盤上に滴下させることにより、塗布材料の滴下によるガラス基盤の温度変化を防止して、ガラス基盤をより一層均一な温度に保持して、塗布材料をより一層均一な膜厚に塗布することのできる塗布膜形成装置を提供することを目的としている。
【0020】
請求項8記載の発明は、雰囲気温度近傍の温度を目標温度として、ガラス基盤を温度制御し、塗布材料を当該目標温度よりも所定温度だけ低い温度に温度調整した後、ガラス基盤上に滴下させることにより、ガラス基盤の温度上昇を目標温度よりも低い温度の塗布材料により抑制しつつ、均一な温度に保持し、塗布材料を均一な膜厚に塗布することのできる塗布膜形成装置を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の塗布膜形成方法は、ターンテーブル上にガラス基盤を載置して、前記ターンテーブルを介して前記ガラス基盤を回転しつつ、前記ガラス基盤上に塗布材料を滴下させ、前記ガラス基盤上に滴下された前記塗布材料を遠心力により振り切って前記ガラス基盤表面に塗布する塗布膜形成方法であって、前記ターンテーブルに温度制御可能な温度制御板を離接可能に密着させ、当該温度制御板と前記ガラス基盤に接触した温度センサーにより前記ガラス基盤を所定の目標温度に均一に温度制御した後、前記温度制御板と前記温度センサーを前記ターンテーブルから引き離して、前記ターンテーブルを回転させつつ前記塗布材料の塗布を行うことにより、上記目的を達成している。
【0022】
上記構成によれば、ターンテーブルに温度制御可能な温度制御板を離接可能に密着させ、温度制御板とガラス基盤に接触した温度センサーによりガラス基盤を所定の目標温度に均一に温度制御した後、温度制御板と温度センサーをターンテーブルから引き離して、ターンテーブルを回転させつつ塗布材料をガラス基盤上に滴下させて、ガラス基盤表面に塗布しているので、簡単な構成で、ガラス基盤全体を温度勾配無く均一な温度に保持することができるとともに、常時ガラス基盤を目標温度に保持して、ガラス基盤の温度変化によって生じる塗布材料の膜厚変化を防止ことができ、塗布材料を均一な膜厚に塗布することができる。
【0023】
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記塗布膜形成方法は、前記塗布動作中に前記ターンテーブルの上昇する最高温度よりも、+0.5±0.25℃だけ高い温度を前記目標温度として、前記温度制御板を介して前記ガラス基盤を温度制御してもよい。
【0024】
上記構成によれば、塗布動作中にターンテーブルの上昇する最高温度よりも、+0.5±0.25℃だけ高い温度を目標温度として、ガラス基盤を温度制御しているので、温度制御が不可能なターンテーブルの回転中においても、外部からのガラス基盤への熱流入による温度上昇を少なくして、ガラス基盤をより一層均一な温度に保持することができ、塗布材料をより一層均一な膜厚に塗布することができる。
【0025】
また、例えば、請求項3に記載するように、前記塗布膜形成方法は、前記塗布材料を前記目標温度に温度調整した後、前記ガラス基盤上に滴下させてもよい。
【0026】
上記構成によれば、塗布材料を目標温度に温度調整した後、ガラス基盤上に滴下させているので、塗布材料の滴下によるガラス基盤の温度変化を防止して、ガラス基盤をより一層均一な温度に保持することができ、塗布材料をより一層均一な膜厚に塗布することができる。
【0027】
さらに、例えば、請求項4に記載するように、前記塗布膜形成方法は、雰囲気温度近傍の温度を前記目標温度として、前記温度制御板を介して前記ガラス基盤を温度制御し、前記塗布材料を当該目標温度よりも所定温度だけ低い温度に温度調整した後、前記ガラス基盤上に滴下させてもよい。
【0028】
上記構成によれば、雰囲気温度近傍の温度を目標温度として、ガラス基盤を温度制御し、塗布材料を当該目標温度よりも所定温度だけ低い温度に温度調整した後、ガラス基盤上に滴下させているので、ガラス基盤の温度上昇を目標温度よりも低い温度の塗布材料により抑制しつつ、均一な温度に保持することができ、均一な膜厚に塗布することができる。
【0029】
請求項5記載の発明の塗布膜形成装置は、ターンテーブル上にガラス基盤を載置して、前記ターンテーブルを介して前記ガラス基盤を回転しつつ、前記ガラス基盤上に塗布材料を滴下させ、前記ガラス基盤上に滴下された前記塗布材料を遠心力により振り切って前記ガラス基盤表面に塗布する塗布膜形成装置であって、前記ターンテーブル離接可能に密着される温度制御板と、前記温度制御板を温度制御し前記ガラス基盤に接触した温度センサーにより前記ガラス基盤を所定の目標温度に均一に温度制御する温度制御手段と、を備え、前記温度制御手段により前記ガラス基盤を前記目標温度に均一に温度制御した後、前記温度制御板と前記温度センサーを前記ターンテーブルから引き離して、前記ターンテーブルを回転させつつ前記塗布材料を前記ガラス基板上に滴下させて、前記塗布材料を前記ガラス基盤表面に塗布することにより、上記目的を達成している。
【0030】
上記構成によれば、ターンテーブルに離接可能に密着される温度制御板と、温度制御板を温度制御しガラス基盤に接触した温度センサーによりガラス基盤を所定の目標温度に均一に温度制御する温度制御手段と、を備え、温度制御手段によりガラス基盤を目標温度に均一に温度制御した後、温度制御板と温度センサーをターンテーブルから引き離して、ターンテーブルを回転させつつ塗布材料をガラス基板上に滴下させて、塗布材料をガラス基盤表面に塗布しているので、簡単な構成で、ガラス基盤全体を温度勾配無く均一な温度に保持することができるとともに、常時ガラス基盤を目標温度に保持して、ガラス基盤の温度変化によって生じる塗布材料の膜厚変化を防止することができ、塗布材料を均一な膜厚に塗布することができる。
【0031】
この場合、例えば、請求項6に記載するように、前記温度制御手段は、前記塗布動作中に前記ターンテーブルの上昇する最高温度よりも、+0.5±0.25℃だけ高い温度を目標温度として、前記温度制御板を介して前記ガラス基盤を温度制御するものであってもよい。
【0032】
上記構成によれば、塗布動作中にターンテーブルの上昇する最高温度よりも、+0.5±0.25℃だけ高い温度を目標温度として、ガラス基盤を温度制御しているので、温度制御が不可能なターンテーブルの回転中においても、外部からのガラス基盤への熱流入による温度上昇を少なくして、ガラス基盤をより一層均一な温度に保持することができ、塗布材料をより一層均一な膜厚に塗布することができる。
【0033】
また、例えば、請求項7に記載するように、前記塗布膜形成装置は、前記塗布材料の温度を調整する塗布材料温度調整手段をさらに備え、前記塗布材料温度調整手段は、前記塗布材料を前記目標温度に調整するものであってもよい。
【0034】
上記構成によれば、塗布材料を目標温度に温度調整した後、ガラス基盤上に滴下させているので、塗布材料の滴下によるガラス基盤の温度変化を防止して、ガラス基盤をより一層均一な温度に保持することができ、塗布材料をより一層均一な膜厚に塗布することができる。
【0035】
さらに、例えば、請求項8に記載するように、前記塗布膜形成装置は、前記塗布材料の温度を調整する塗布材料温度調整手段をさらに備え、前記温度制御手段は、雰囲気温度近傍の温度を前記目標温度として前記ガラス基盤を温度制御し、前記塗布材料温度調整手段は、前記塗布材料を当該目標温度より所定温度だけ低い温度に温度調整するものであってもよい。
【0036】
上記構成によれば、雰囲気温度近傍の温度を目標温度として、ガラス基盤を温度制御し、塗布材料を当該目標温度よりも所定温度だけ低い温度に温度調整した後、ガラス基盤上に滴下させているので、ガラス基盤の温度上昇を目標温度よりも低い温度の塗布材料により抑制しつつ、均一な温度に保持することができ、塗布材料を均一な膜厚に塗布することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0038】
図1〜図5は、本発明の塗布膜形成方法及び塗布膜形成装置の第1の実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の塗布膜形成方法及び塗布膜形成装置の第1の実施の形態を適用した塗布膜形成装置10の要部斜視図である。
【0039】
図1において、塗布膜形成装置10は、主軸11の上端部に所定の半径を有した円盤状のターンテーブル12が固定されており、主軸11には、ターンテーブル12と略同じ半径を有した温度制御板13が主軸11に沿って上下方向に移動可能に配設されている。ターンテーブル12は、主軸11が図示しないモータにより回転駆動されることにより、主軸11を中心として回転駆動され、ターンテーブル12の近傍には、レジスト(塗布材料)を塗布する塗布機構14が配設されている。上記ターンテーブル12上面には、レジストの塗布対象であるガラス基盤15が載置される。
【0040】
ターンテーブル12は、熱の流入と流出を少なくするために、比較的熱伝導率の低い材料により形成されており、図2に示すように、ターンテーブル12上に載置されたガラス基盤15を吸着するための複数の吸引口12aがターンテーブル12表面に開口する状態で形成されている。上記主軸11には、上記ターンテーブル12に連通する吸引通路11aが形成されており、主軸11の吸引通路11aには、図示しない真空ポンプに接続されている。この真空ポンプにより吸引通路11a及び吸引口12aを通して真空引きを行うことにより、ガラス基盤15をターンテーブル12上に真空吸着させる。
【0041】
温度制御板13は、熱伝導率の良好な部材、例えば、銅(Cu)等により形成されており、主軸11に沿って安定して上下方向に移動するとともに主軸11の滑らかな回転を可能とするために、その中心部に主軸11の貫通する貫通孔13aが形成されているとともに、主軸11の外周面に摺接する円筒状のガイド部13bを備えている。温度制御板13の上面には、複数の温度センサ16が配設されており、温度センサ16は、図2に示すように、その表面が温度制御板13の表面と一致する状態で温度制御板13の表面に埋設されている。温度センサ16は、図3に示すように、貫通孔13aを中心として相直交する4方向に並んで、温度制御板13の内周側と外周側とに2個ずつ配設されており、温度制御板13及びターンテーブル12を介してガラス基盤15の温度を各位置で検出する。この温度センサ16としては、例えば、金属温度計(例えば、Pt温度計)あるいはサーミスタ等の抵抗温度計を利用することができ、これらの抵抗温度計は、比較的良好な感度で、長期間にわたって安定した温度測定を精度良く行うことができる。また、温度センサ16としては、熱電対を用いることもできるが、熱電対は、抵抗温度計に比較すると、多少精度は落ち、また、検出電圧が小さいという欠点はあるが、測定部の構造が簡単であるため、非常に小型で、薄くすることができるというメリットがある。なお、温度制御板13に取り付ける温度センサ16ではなく、赤外線センサを利用して、直接ガラス基盤15の温度を直接検出してもよい。
【0042】
また、温度制御板13の裏面には、図3に破線で示すように、中央の貫通孔13a部分から外周に向かって螺旋状にヒーター線17が配設されており、ヒーター線17は、図示しない制御部により通電のオン/オフが制御されるとともに、通電電流が調整されて、温度制御板13がターンテーブル12に密着した状態で温度制御板13を加熱することにより、ターンテーブル12を介してガラス基盤15を均一に所定の目標温度に加熱する。塗布膜形成装置10は、この温度制御を、例えば、温度センサ16の検出温度を目標温度と比較して、ヒーター線17への通電電流をフィードバック制御することにより行う。上記ヒーター線17及び制御部は、温度制御手段として機能する。
【0043】
このように、温度制御板13がターンテーブル12に密着してターンテーブル12を介してガラス基盤15を均一な所定の目標温度に加熱するため、ターンテーブル12の吸引口12aは、比較的小さく形成されており、ターンテーブル12とガラス基盤15との接触面積が大きく設定されている。
【0044】
上記塗布機構14は、アーム18の先端に電磁弁19が取り付けられており、電磁弁19には、テフロンチューブ20が接続されているとともに、吐出口21が取り付けられている。アーム18は、アーム支柱22に回転可能に取り付けられており、図4に両矢印で示すように、アーム支柱22を中心として、図示しない駆動機構により回転駆動される。電磁弁19、特に、吐出口21は、アーム18がアーム支柱22を中心として回転されることにより、、ガラス基盤15の外周位置から内周位置まで移動される。また、アーム支柱22は、図示しない駆動機構により上下方向に所定量移動可能となっており、吐出口21とガラス基盤15との高さ調整が可能となっている。なお、図4にガラス基盤15の外周に沿って記されている矢印は、ガラス基盤15の回転方向を示している。
【0045】
そして、電磁弁19には、レジストを貯留する図示しないタンクから加圧圧送方式によりテフロンチューブ20を介して塗布材料であるレジストが供給され、電磁弁19がオンされてその通路が開かれると、吐出口21からレジストをガラス基盤15上に滴下し、電磁弁19がオフされてその通路が閉じられると、レジストの滴下を停止する。なお、塗布機構14は、図示しないが、電磁弁19に供給されるレジストを後述するターンテーブル12の設定温度と同じ温度に加熱する加熱機構(塗布材料温度調整手段)、例えば、上記レジストを貯留するタンクを加熱するヒーター等を備えている。
【0046】
塗布膜形成装置10は、図示しないが、上記主軸11を介してターンテーブル12を所定の回転数で回転させるモータの回転制御、ガラス基盤15を吸着するための真空ポンプの駆動制御、温度センサ16の検出温度に基づくヒーター線17への通電のオン/オフ制御と通電電流の調整による温度制御板13及びガラス基盤15の温度制御、温度制御板13の上下移動制御及び上記駆動機構によるアーム18の回転と電磁弁19のオン/オフ制御等を行う制御部を備えている。
【0047】
次に、本実施の形態の作用を説明する。塗布膜形成装置10は、温度制御板13により塗布対象のガラス基盤15を室温よりも高い所定の温度に均一に加熱した後、レジストの塗布を行って、レジストを均一に塗布するところにその特徴がある。
【0048】
すなわち、塗布膜形成装置10は、通常の待機時、温度制御板13をターンテーブル12を主軸11に沿って上方に移動させて、ターンテーブル12に密着させた状態とし、温度制御板13のヒーター線17に通電するとともに、通電電流を制御して、所定の設定温度に温度制御する。なお、この温度調整においては、上述のように、ターンテーブル12を、熱の流入と流出を少なくするために、熱伝導率の比較的小さい材質で形成していると、ターンテーブル12を所定温度に均一に加熱するのに多少の時間を要する。
【0049】
塗布膜形成装置10は、この温度調整を行っている待機状態に、ターンテーブル12上に塗布対象のガラス基盤15を載置させ、真空ポンプを駆動させて、吸引口12aによりガラス基盤15をターンテーブル12に吸着させる。
【0050】
塗布膜形成装置10は、ターンテーブル12にガラス基盤15を吸着させると、温度センサ16の検出結果をモニターして、ターンテーブル12の温度が均一に目標温度になっているかチェックして、温度センサ16の検出結果によりターンテーブル12が目標温度に均一に加熱されていると、温度制御板13を主軸11に沿って引き下げ、ターンテーブル12から引き離す。
【0051】
その後、塗布膜形成装置10は、モータにより主軸11を介してターンテーブル12を所定の低速回転により回転を開始し、塗布機構14のアーム14を回転させて、吐出口21をガラス基盤15の外周位置まで移動させる。
【0052】
塗布膜形成装置10は、吐出口21をガラス基盤15の外周位置まで移動させると、アーム14を下方、すなわち、ガラス基盤15方向に移動させて、吐出口21とガラス基盤15との距離が適切な塗布距離となる位置まで移動させ、電磁弁19をオンして電磁弁19の通路を開いて、レジストのガラス基盤15上への滴下を開始する。
【0053】
このとき、レジストは、塗布機構14の備えている上記加熱機構によりガラス基盤15の設定温度(目標温度)と同じ温度に加熱されており、塗布膜形成装置10は、電磁弁19を開いてレジストの滴下を開始すると、アーム18をガラス基盤15の内周方向に移動させつつ、レジストの滴下を行う。すなわち、塗布膜形成装置10は、図4に示すように、ガラス基盤15の外周から内周に向かってアーム18を回動させて吐出口21をガラス基盤15の外周から内周に向かって移動させつつ、吐出口21からガラス基盤15上にレジストを滴下する。
【0054】
そして、塗布膜形成装置10は、吐出口21をガラス基盤15の中心部まで移動させて、レジストをガラス基盤15の外周から中心まで滴下させると、電磁弁19を閉じて、レジストの滴下を終了し、アーム18を回転させて、ガラス基盤15上から外れた初期位置に戻す。この状態で、レジストは、ガラス基盤15上全体にわたって塗布された状態となる。
【0055】
次に、塗布膜形成装置10は、ターンテーブル12を所定の高速で回転させ、ガラス基盤15上に滴下されたレジストを振り切って、膜厚を均一にするとともに、レジストを乾燥させる。このとき、塗布膜形成装置10は、ターンテーブル12の回転速度、すなわち、回転数を制御することにより、レジスト膜の膜厚を所望の膜厚に調整する。
【0056】
塗布膜形成装置10は、上記ターンテーブル12を高速回転させて、レジストの乾燥が完了すると、ターンテーブル12の回転を停止させ、再度、温度制御板13を主軸11に沿って上昇させて、ターンテーブル12に密着させる。塗布膜形成装置10は、温度制御板13をターンテーブル12から離して上記レジストの塗布処理を行っている間も、温度制御板13の温度を上記目標温度に温度制御しており、この温度制御している温度制御板13によりターンテーブル12を目標温度に温度制御する。
【0057】
このように、本実施の形態においては、ガラス基盤15を載置するターンテーブル12の下面に熱伝導率の良好な材料で形成され温度制御可能な温度制御板13を離接可能に密着させ、当該温度制御板13によりターンテーブル12を介してガラス基盤15を目標温度に均一に温度制御した後、温度制御板13をターンテーブル12から引き離して、ターンテーブル12を回転させつつ塗布材料であるレジストをガラス基板15上に滴下させて、ガラス基盤15表面に塗布している。
【0058】
したがって、簡単な構成で、ガラス基盤15全体を温度勾配が無く、均一な温度に保持することができるとともに、常時、ガラス基盤15を目標温度に保持して、ガラス基盤15の温度変化によって生じるレジストの膜厚変化を防止ことができ、レジストを均一な膜厚に塗布することができる。
【0059】
そして、上記温度制御板13によるターンテーブル12を温度制御する目標温度は、ターンテーブル12が主軸11を介してモータにより回転駆動される際に、当該モータの熱により加熱されて上昇する最高温度Tmよりも少しだけ高い温度、例えば、Tm+0.5±0.25℃に設定する。
【0060】
すなわち、ターンテーブル12は、温度制御板13により温度制御せずに回転させると、図5に●の線で示すように、温度変化する。なお、図5中、▲の線は、室温を示している。図5から分かるように、ターンテーブル12は、回転時に温度上昇するが、この温度上昇は、主軸11を介してターンテーブル12を回転駆動するモータからの熱流入によるものである。
【0061】
ところが、目標温度Toを最高温度Tmよりも大きく離れた高い温度に設定すると、ターンテーブル12からの熱の流出が発生するとともに、室温との温度差も大きくなって、ターンテーブル12から熱が放出され、温度管理が困難になる。
【0062】
そこで、ターンテーブル12の回転に伴う温度上昇の最高温度Tmを予め測定し、目標温度(To)を、上述のように、この最高温度Tmより少しだけ高い温度(To=Tm+0.5±0.25℃)に設定する。
【0063】
このように、温度制御しない場合のターンテーブル12の最高温度Tmより少しだけ高い温度に目標温度Toを設定して、温度制御板13によりガラス基盤15を当該目標温度Toに加熱すると、ターンテーブル12の回転に伴う熱流入によるターンテーブル12及びガラス基盤15の温度上昇を抑制することができるとともに、主軸11も温度制御板13により目標温度To近くに加熱されているため、主軸11を伝達したモータからのターンテーブル12及びガラス基盤15への熱流入を抑制することができる。
【0064】
したがって、レジストを塗布している間、ターンテーブル12、すなわち、ガラス基盤15を全面にわたって均一な温度に維持させることができ、レジストを均一な膜厚で塗布することができる。
【0065】
また、レジストを予め目標温度Toと同じ温度に制御しているため、レジストの滴下によるガラス基盤15の温度変化を防止することができ、ガラス基盤15を全面にわたってより一層均一な温度に維持させることができる。その結果、レジストをより一層均一な膜厚で塗布することができる。
【0066】
なお、上記実施の形態においては、目標温度Toを、ターンテーブル12の回転に伴う温度上昇の最高温度Tmより少し高い温度に設定し、レジストをこの目標温度Toと同じ温度に調整しているが、目標温度Toとしては、上記ターンテーブル12の回転に伴う温度上昇の最高温度Tmより少し高い温度に限るものではなく、例えば、雰囲気温度(室温)近くに設定してもよい。この場合は、レジストを当該目標温度Toよりも少し低い温度に調整して、滴下させる。このようにすると、ターンテーブル12を回転駆動するモータからの熱流入による温度上昇をレジストの温度により緩和することができ、ターンテーブル12の温度変化を抑制することができる。したがって、この場合にも、レジストを均一な膜厚で塗布することができる。
【0067】
図6は、本発明の塗布膜形成方法及び塗布膜形成装置の第2の実施の形態を示す図であり、図6は、本発明の塗布膜形成方法及び塗布膜形成装置の第2の実施の形態を適用した塗布膜形成装置30の正面断面図である。
【0068】
なお、本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同様の塗布膜形成装置に適用したものであり、本実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の塗布膜形成装置10と同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0069】
図6において、塗布膜形成装置30は、第1の実施の形態の塗布膜形成装置10と同様に、主軸11の先端にターンテーブル31が固定され、主軸11に沿って移動可能に温度制御板32が配設されているとともに、図示しないが、アーム18、電磁弁19、テフロンチューブ20、吐出口21及びアーム支柱22等を有した塗布機構14を備えている。
【0070】
ターンテーブル31は、主軸11に形成された吸引通路11aに連通する吸引口31aにより、その上面に載置されたガラス基盤15を吸着するが、このガラス基盤15の載置される上面近くに複数の温度センサ33が埋設されている。
【0071】
温度センサ33は、ターンテーブル31を介してターンテーブル31の上面に載置されるガラス基盤15の温度を均一に測定するために、例えば、図3に示した温度制御板13に配設された温度センサ16と同様に、ターンテーブル31の中心位置を中心として相直交する4方向に並んで、ターンテーブル31の内周側と外周側とに2個ずつ配設されており、ターンテーブル31を介してガラス基盤15の温度を各位置で検出する。この温度センサ33としては、例えば、金属温度計(例えば、Pt温度計)あるいはサーミスタ等の抵抗温度計を利用することができ、これらの抵抗温度計は、比較的良好な感度で、長期間にわたって安定した温度測定を精度良く行うことができる。また、温度センサ33としては、熱電対を用いることもできるが、熱電対は、抵抗温度計に比較すると、多少精度は落ち、また、検出電圧が小さいという欠点はあるが、測定部の構造が簡単であるため、非常に小型で、薄くすることができるというメリットがある。
【0072】
ターンテーブル31には、上記温度センサ33に接続された埋め込み導線34が接続されており、埋め込み導線34は、ターンテーブル31の裏面に形成された図示しない接続端子に接続されている。なお、埋め込み導線34は、図6において破線で示されているが、これは、ターンテーブル31に形成されている吸引口31aと干渉しない位置に温度センサ33及び埋め込み導線34を配設していることを示している。
【0073】
温度制御板32は、図示しないが第1の実施の形態の温度制御板13と同様に、熱伝導率の良好な部材により形成されており、主軸11に沿って安定して上下方向に移動するために、その中心部に主軸11の貫通する貫通孔32aが形成されているとともに、主軸11の外周面に摺接する円筒状のガイド部32bを備えている。また、温度制御板32は、その裏面に螺旋状にヒーター線17(図示略)が配設されており、ヒーター線17は、図示しない制御部により通電のオン/オフが制御されるとともに、通電電流が調整されて、温度制御板32がターンテーブル31に密着した状態で温度制御板32を加熱することにより、ターンテーブル31を均一に所定の目標温度に加熱する。この温度制御板32には、埋め込み導線35が配設されており、埋め込み導線35は、温度制御板32の下面から上面にわたって埋め込まれているとともに、上面側には、当該上面から突出した接続端子35aが形成されている。埋め込み導線35は、温度制御板32の下端から塗布形成装置30の制御部に接続されている。
【0074】
この温度制御板32の埋め込み導線35の接続端子35は、温度制御板32がターンテーブル31に密着されたとき、ターンテーブル31の埋め込み導線34の接続端子に接触して、温度センサ33の検出信号を制御部に出力する。したがって、温度制御板32の接続端子35とターンテーブル31の接続端子は、少なくともいずれか一方がリング状に形成されていると、ターンテーブル31の回転停止位置の如何に関わらず、ターンテーブル31の接続端子と温度制御板32の接続端子との位置調整を行うことなく、簡単に接続させることができる。例えば、ターンテーブル31の接続端子をターンテーブル31の裏面から多少窪んだ状態のリング形状に形成し、温度制御板32の接続端子35を温度制御板32から単に上方に突出させて形成することにより、ターンテーブル31の回転停止位置に関わらず、簡単に温度制御板32の接続端子35とターンテーブル31の接続端子を接続させることができる。
【0075】
本実施の形態の塗布膜形成装置30は、塗布に先だって、上記第1の実施の形態と同様に、温度制御板32を主軸11に沿って上方に移動させて、ターンテーブル31に密着させた状態とし、温度制御板32のヒーター線17に通電を開始する。
【0076】
この待機状態に、ターンテーブル31上に塗布対象のガラス基盤15を載置させ、真空ポンプを駆動させて、吸引口31aによりガラス基盤15をターンテーブル31に真空吸着させる。上記温度制御板32がターンテーブル31に密着されると、温度制御板32の埋め込み導線35の接続端子35aとターンテーブル31の埋め込み導線34の接続端子が接続され、温度センサ33の検出信号が制御部に出力される。
【0077】
塗布膜形成装置20は、ターンテーブル31にガラス基盤15を吸着させると、温度センサ33の検出結果をモニターして、ターンテーブル31の温度、すなわち、ガラス基盤15の温度が均一に目標温度になっているかチェックして、温度センサ33の検出結果によりターンテーブル31が目標温度に均一に加熱されていると、温度制御板32を主軸11に沿って引き下げ、ターンテーブル31から引き離す。
【0078】
その後、塗布膜形成装置20は、モータにより主軸11を介してターンテーブル31を所定の低速回転により回転を開始し、塗布機構14によりレジストをガラス基盤15上に滴下さて、上記第1の実施の形態と同様にレジストを塗布する。
【0079】
そして、塗布膜形成装置20は、温度センサ33がターンテーブル31の上面近傍に配設されているため、ターンテーブル31上に載置されるガラス基盤15の温度をより正確に検出することができ、レジストをより一層均一な膜厚で塗布することができる。
【0080】
図7は、本発明の塗布膜形成方法及び塗布膜形成装置の第3の実施の形態を示す図であり、図7は、本発明の塗布膜形成方法及び塗布膜形成装置の第3の実施の形態を適用した塗布膜形成装置40の正面断面図である。
【0081】
なお、本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同様の塗布膜形成装置に適用したものであり、本実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の塗布膜形成装置10と同様の構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0082】
図7において、塗布膜形成装置40は、第1の実施の形態の塗布膜形成装置10と同様に、主軸11の先端にターンテーブル41が固定され、主軸11に沿って移動可能に温度制御板42が配設されているとともに、図示しないが、アーム18、電磁弁19、テフロンチューブ20、吐出口21及びアーム支柱22等を有した塗布機構14を備えている。
【0083】
ターンテーブル41は、主軸11に形成された吸引通路11aに連通する吸引口41aにより、その上面に載置されたガラス基盤15を吸着するが、このガラス基盤15の載置される上面と下面を貫通する複数の貫通孔43が形成されている。
【0084】
貫通孔43は、例えば、図3に示した温度制御板13に配設された温度センサ16と同様に、ターンテーブル41の中心位置を中心として相直交する4方向に並んで、ターンテーブル41の内周側と外周側とに2個ずつ形成されている。なお、貫通孔43は、図7において破線で示されているが、これは、ターンテーブル41に形成されている吸引口41aと干渉しない位置に貫通孔43を形成していることを示している。
【0085】
温度制御板42は、図示しないが第1の実施の形態の温度制御板13と同様に、熱伝導率の良好な部材により形成されており、主軸11に沿って安定して上下方向に移動するために、その中心部に主軸11の貫通する貫通孔42aが形成されているとともに、主軸11の外周面に摺接する円筒状のガイド部42bを備えている。また、温度制御板42は、図示しないが、第1の実施の形態の温度制御板13と同様に、その裏面に螺旋状にヒーター線17が配設されており、ヒーター線17は、図示しない制御部により通電のオン/オフが制御されるとともに、通電電流が調整されて、温度制御板42がターンテーブル41に密着した状態で温度制御板42を加熱することにより、ターンテーブル41を均一に所定の目標温度に加熱する。この温度制御板41の上面には、ターンテーブル41の貫通孔43に対向する位置に、弾性部材44を介して温度センサ45が取り付けられており、弾性部材44は、例えば、バネあるいはゴム等で形成されて、温度センサ45をターンテーブル41方向に付勢する。
【0086】
温度センサ45としては、例えば、金属温度計(例えば、Pt温度計)あるいはサーミスタ等の抵抗温度計を利用することができ、これらの抵抗温度計は、比較的良好な感度で、長期間にわたって安定した温度測定を精度良く行うことができる。また、温度センサ45としては、熱電対を用いることもできるが、熱電対は、抵抗温度計に比較すると、多少精度は落ち、また、検出電圧が小さいという欠点はあるが、測定部の構造が簡単であるため、非常に小型で、薄くすることができるというメリットがある。
【0087】
温度センサ45は、温度制御板42がターンテーブル41に密着されたとき、ターンテーブル41の貫通孔43を貫通するとともに、弾性部材44に付勢されて、ターンテーブル41上に載置されたガラス基盤15に当接し、ガラス基盤15の温度を検出して、検出信号を制御部に出力する。
【0088】
本実施の形態の塗布膜形成装置40は、塗布に先だって、上記第1の実施の形態と同様に、温度制御板42を主軸11に沿って上方に移動させて、ターンテーブル41に密着させた状態とし、温度制御板42のヒーター線17に通電を開始する。
【0089】
この温度調整を行っている待機状態に、ターンテーブル41上に塗布対象のガラス基盤15を載置させ、真空ポンプを駆動させて、吸引口41aによりガラス基盤15をターンテーブル41に真空吸着させる。上記温度制御板42がターンテーブル41に密着されると、温度制御板42の弾性部材44の先端に取り付けられた温度センサ45が、ターンテーブル41の貫通孔43に挿入されるとともに、弾性部材44に付勢されて貫通孔43を貫通して、ターンテーブル41上のガラス基盤15の裏面に当接し、温度センサ45がガラス基盤15の温度を直接検出して、検出信号を制御部に出力する。
【0090】
塗布膜形成装置20は、ターンテーブル41にガラス基盤15を吸着させると、温度センサ45の検出結果をモニターして、ガラス基盤15の温度が均一に目標温度になっているかチェックして、温度センサ45の検出結果によりガラス基盤15が目標温度に均一に加熱されていると、温度制御板42を主軸11に沿って引き下げ、ターンテーブル41から引き離す。
【0091】
その後、塗布膜形成装置40は、モータにより主軸11を介してターンテーブル41を所定の低速回転により回転を開始し、塗布機構14によりレジストをガラス基盤15上に滴下さて、上記第1の実施の形態と同様にレジストを塗布する。
【0092】
そして、塗布膜形成装置40は、温度センサ45がターンテーブル41の貫通穴43を貫通して、ガラス基盤15に接触してガラス基盤15の温度を直接検出しているため、ターンテーブル41上に載置されるガラス基盤15の温度を直接検出することができ、ガラス基盤15の温度をより一層均一に目標温度に制御して、レジストをより一層均一な膜厚で塗布することができる。
【0093】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0094】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の塗布膜形成方法によれば、ターンテーブルに温度制御可能な温度制御板を離接可能に密着させ、温度制御板とガラス基盤に接触した温度センサーによりガラス基盤を所定の目標温度に均一に温度制御した後、温度制御板と温度センサーをターンテーブルから引き離して、ターンテーブルを回転させつつ塗布材料をガラス基盤上に滴下させて、ガラス基盤表面に塗布しているので、簡単な構成で、ガラス基盤全体を温度勾配無く均一な温度に保持することができるとともに、常時ガラス基盤を目標温度に保持して、ガラス基盤の温度変化によって生じる塗布材料の膜厚変化を防止ことができ、塗布材料を均一な膜厚に塗布することができる。
【0095】
請求項2記載の発明の塗布膜形成方法によれば、塗布動作中にターンテーブルの上昇する最高温度よりも、+0.5±0.25℃だけ高い温度を目標温度として、ガラス基盤を温度制御しているので、温度制御が不可能なターンテーブルの回転中においても、外部からのガラス基盤への熱流入による温度上昇を少なくして、ガラス基盤をより一層均一な温度に保持することができ、塗布材料をより一層均一な膜厚に塗布することができる。
【0096】
請求項3記載の発明の塗布膜形成方法によれば、塗布材料を目標温度に温度調整した後、ガラス基盤上に滴下させているので、塗布材料の滴下によるガラス基盤の温度変化を防止して、ガラス基盤をより一層均一な温度に保持することができ、塗布材料をより一層均一な膜厚に塗布することができる。
【0097】
請求項4記載の発明の塗布膜形成方法によれば、雰囲気温度近傍の温度を目標温度として、ガラス基盤を温度制御し、塗布材料を当該目標温度よりも所定温度だけ低い温度に温度調整した後、ガラス基盤上に滴下させているので、ガラス基盤の温度上昇を目標温度よりも低い温度の塗布材料により抑制しつつ、均一な温度に保持することができ、均一な膜厚に塗布することができる。
【0098】
請求項5記載の発明の塗布膜形成装置によれば、ターンテーブルに離接可能に密着される温度制御板と、温度制御板を温度制御しガラス基盤に接触した温度センサーによりガラス基盤を所定の目標温度に均一に温度制御する温度制御手段と、を備え、温度制御手段によりガラス基盤を目標温度に均一に温度制御した後、温度制御板と温度センサーをターンテーブルから引き離して、ターンテーブルを回転させつつ塗布材料をガラス基板上に滴下させて、塗布材料をガラス基盤表面に塗布しているので、簡単な構成で、ガラス基盤全体を温度勾配無く均一な温度に保持することができるとともに、常時ガラス基盤を目標温度に保持して、ガラス基盤の温度変化によって生じる塗布材料の膜厚変化を防止することができ、塗布材料を均一な膜厚に塗布することができる。
【0099】
請求項6記載の発明の塗布膜形成装置によれば、塗布動作中にターンテーブルの上昇する最高温度よりも、+0.5±0.25℃だけ高い温度を目標温度として、ガラス基盤を温度制御しているので、温度制御が不可能なターンテーブルの回転中においても、外部からのガラス基盤への熱流入による温度上昇を少なくして、ガラス基盤をより一層均一な温度に保持することができ、塗布材料をより一層均一な膜厚に塗布することができる。
【0100】
請求項7記載の発明の塗布膜形成装置によれば、塗布材料を目標温度に温度調整した後、ガラス基盤上に滴下させているので、塗布材料の滴下によるガラス基盤の温度変化を防止して、ガラス基盤をより一層均一な温度に保持することができ、塗布材料をより一層均一な膜厚に塗布することができる。
【0101】
請求項8記載の発明の塗布膜形成装置によれば、雰囲気温度近傍の温度を目標温度として、ガラス基盤を温度制御し、塗布材料を当該目標温度よりも所定温度だけ低い温度に温度調整した後、ガラス基盤上に滴下させているので、ガラス基盤の温度上昇を目標温度よりも低い温度の塗布材料により抑制しつつ、均一な温度に保持することができ、塗布材料を均一な膜厚に塗布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布膜形成方法及び塗布膜形成装置の第1の実施の形態を適用した塗布膜形成装置の概略斜視図。
【図2】図1の塗布膜形成装置の正面部分断面図。
【図3】図1の温度制御板の上面図。
【図4】図1の塗布機構のアームの動きを示す上面図。
【図5】図1の塗布膜形成装置の温度制御板により温度制御しない場合のターンテーブルの温度変化を室温とともに示す図。
【図6】本発明の塗布膜形成方法及び塗布膜形成装置の第2の実施の形態を適用した塗布膜形成装置の要部正面断面図。
【図7】本発明の塗布膜形成方法及び塗布膜形成装置の第3の実施の形態を適用した塗布膜形成装置の要部正面断面図。
【図8】従来の塗布膜形成装置の斜視図。
【符号の説明】
10 塗布膜形成装置
11 主軸
11a 吸引通路
12 ターンテーブル
12a 吸引口
13 温度制御板
13a 貫通孔
13b ガイド部
14 塗布機構
15 ガラス基盤
16 温度センサ
17 ヒーター線
18 アーム
19 電磁弁
20 テフロンチューブ
21 吐出口
30 塗布膜形成装置
31 ターンテーブル
31a 吸引口
32 温度制御板
32a 貫通孔
32b ガイド部
33 温度センサ
34 埋め込み導線
35 埋め込み導線
35a 接続端子
40 塗布膜形成装置
41 ターンテーブル
41a 吸引口
42 温度制御板
42a 貫通孔
42b ガイド部
43 貫通孔
44 弾性部材
45 温度センサ

Claims (8)

  1. ターンテーブル上にガラス基盤を載置して、前記ターンテーブルを介して前記ガラス基盤を回転しつつ、前記ガラス基盤上に塗布材料を滴下させ、前記ガラス基盤上に滴下された前記塗布材料を遠心力により振り切って前記ガラス基盤表面に塗布する塗布膜形成方法であって、
    記ターンテーブルに温度制御可能な温度制御板を離接可能に密着させ、当該温度制御板とガラス基盤に接触した温度センサーにより前記ガラス基盤を所定の目標温度に均一に温度制御した後、前記温度制御板と温度センサーを前記ターンテーブルから引き離して、前記ターンテーブルを回転させつつ前記塗布材料の塗布を行うことを特徴とする塗布膜形成方法。
  2. 前記塗布膜形成方法は、前記塗布動作中に前記ターンテーブルの上昇する最高温度よりも、+0.5±0.25℃だけ高い温度を前記目標温度として、前記温度制御板を介して前記ガラス基盤を温度制御することを特徴とする請求項1記載の塗布膜形成方法。
  3. 前記塗布膜形成方法は、前記塗布材料を前記目標温度に温度調整した後、前記ガラス基盤上に滴下させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の塗布膜形成方法。
  4. 前記塗布膜形成方法は、雰囲気温度近傍の温度を前記目標温度として、前記温度制御板を介して前記ガラス基盤を温度制御し、前記塗布材料を当該目標温度よりも所定温度だけ低い温度に温度調整した後、前記ガラス基盤上に滴下させることを特徴とする請求項1記載の塗布膜形成方法。
  5. ターンテーブル上にガラス基盤を載置して、前記ターンテーブルを介して前記ガラス基盤を回転しつつ、前記ガラス基盤上に塗布材料を滴下させ、前記ガラス基盤上に滴下された前記塗布材料を遠心力により振り切って前記ガラス基盤表面に塗布する塗布膜形成装置であって、
    前記ターンテーブル離接可能に密着される温度制御板と、前記温度制御板を温度制御し前記ガラス基盤に接触した温度センサーにより前記ガラス基盤を所定の目標温度に均一に温度制御する温度制御手段と、を備え、前記温度制御手段により前記ガラス基盤を前記目標温度に均一に温度制御した後、前記温度制御板と前記温度センサーを前記ターンテーブルから引き離して、前記ターンテーブルを回転させつつ前記塗布材料を前記ガラス基板上に滴下させて、前記塗布材料を前記ガラス基盤表面に塗布することを特徴とする塗布膜形成装置。
  6. 前記温度制御手段は、前記塗布動作中に前記ターンテーブルの上昇する最高温度よりも、+0.5±0.25℃だけ高い温度を目標温度として、前記温度制御板を介して前記ガラス基盤を温度制御することを特徴とする請求項5記載の塗布膜形成装置。
  7. 前記塗布膜形成装置は、前記塗布材料の温度を調整する塗布材料温度調整手段をさらに備え、前記塗布材料温度調整手段は、前記塗布材料を前記目標温度に調整することを特徴とする請求項5または請求項6記載の塗布膜形成装置。
  8. 前記塗布膜形成装置は、前記塗布材料の温度を調整する塗布材料温度調整手段をさらに備え、前記温度制御手段は、雰囲気温度近傍の温度を前記目標温度として前記ガラス基盤を温度制御し、前記塗布材料温度調整手段は、前記塗布材料を当該目標温度より所定温度だけ低い温度に温度調整することを特徴とする請求項5記載の塗布膜形成装置。
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