JP3830850B2 - 折り畳みケージ及び折り畳みケージの折り畳み方法 - Google Patents

折り畳みケージ及び折り畳みケージの折り畳み方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非使用時に折り畳むことができる折り畳みケージ及び折り畳みケージの折り畳み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、犬などのペットを外室させる際には、折り畳みケージが用いられていた。
【0003】
この折り畳みケージは、矩形容器状のトレーと、該トレーの各辺に設けられた側壁と、各側壁の上縁に架橋される天板とによって構成されており、該天板には、持ち運び用の取っ手が設けられている。前記天板及び各側壁は、スチール線が格子状に組まれて成り、スチール線間には、収容されたペットが出入できない程度の大きさの開口部が形成されている。
【0004】
前記天板は、その一辺がいずれかの側壁上縁に回動自在に支持されており、各側壁は、その下縁が前記トレー上縁に回動自在に支持されている。これにより、前記天板の係止状態を解除するとともに、隣接した側壁同士の係合状態を解除し、各側壁をトレー内に倒すことによって、当該折り畳みケージを折り畳めるように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の折り畳みケージにあっては、折り畳み時の作業性が悪く不便であった。
【0006】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、利便性の高い折り畳みケージ及び折り畳みケージの折り畳み方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明の請求項1の折り畳みケージにあっては、底部の周縁部に周壁が設けられた折り畳みケージにおいて、前記周壁の少なくとも対向した部位を内側へ折り畳み自在に設定し、前記底部に、当該底部を山折りにする折線部を、前記周壁の折り畳み自在な部位間に延設するとともに、当該折線部の近傍に手で保持する取っ手部を設けた。
【0008】
すなわち、この折り畳みケージを折り畳む際には、上部より手を差し入れ、底部に設けられた取っ手部に手を掛けて引き上げる。すると、底部に形成された折線部が山折りにされる。
【0009】
このとき、前記周壁の対向した部位は、内側へ折り畳み自在に構成されており、これらの部分を内側へ折り畳む。すると、前記周壁の他の部位は、近接され重ね合わせられる。
【0010】
このように、底部に設けられた取っ手部を引き上げ、底部を山折りにすることによって、折り畳みケージが折り畳まれる。
【0011】
また、本発明の請求項2の折り畳みケージにあっては、矩形状の底部と、該底部の周縁部に設けられた周壁と、該周壁の上縁部に一部が連設され他の部位が着脱自在に係合される天部とからなる折り畳みケージにおいて、前記周壁を、前記底部の各辺に連設された側壁部により構成し、隣接した側壁部同士を連設するとともに、少なくとも一方の対向した側壁部を、内側へ折り畳み自在な軟質な部材で構成する一方、前記底部に、当該底部を山折りにする折線部を、軟質な部材で構成された前記両側壁部に対する交差方向に延設し、該折線部の近傍に手で保持する取っ手部を設けた。
【0012】
すなわち、この折り畳みケージを折り畳む際には、天部の連設部を除いた部分と周壁の上縁部との係合状態を解除し、上部に開口部を形成する。この上部開口部より手を入れて、底部に設けられた取っ手部に手を掛けて引き上げる。すると、底部に形成された折線部が山折りにされる。
【0013】
このとき、前記周壁の少なくとも一方の対向した側壁部は、軟質な部材で構成されており、これらの側壁部を内側へ折り畳む。すると、他方の対向した側壁部は、近接され重ね合わせられる。そして、これらの側壁部に前記天部が折り重ねられる。
【0014】
このように、底部に設けられた取っ手部を引き上げ、底部を山折りにすることによって、折り畳みケージが折り畳まれる。
【0015】
さらに、請求項3の折り畳みケージにおいては、前記天部を矩形状に形成し、該天部の一辺を、いずれかの側壁部の上縁に折り畳み自在に連設するとともに、当該天部の周縁部及び各側壁部の上縁部に、互いに着脱自在に係合するファスナーを設けた。
【0016】
すなわち、前記天部は矩形状に形成されており、該天部は、その一辺がいずれかの側壁部の上縁に折り畳み自在に連設され、この連設された箇所を除く部分は、ファスナーによって、各側壁部に着脱自在に係合されている。
【0017】
このため、前記ファスナーによる係合状態を解除するだけで、上部に開口部を形成することができる。
【0018】
加えて、請求項4の折り畳みケージでは、前記周壁に、内部と外部とを連通する連通部分を設け、該連通部分を網目状の部材で構成した。
【0019】
これにより、周壁が格子状に組まれたスチール線からなり、大きな開口部が形成されてしまう従来と比較して、開口部からの虫などの浸入を防止することができる。
【0020】
また、本発明の請求項5の折り畳みケージの折り畳み方法にあっては、山折りされる折線部が長手方向に延設され該折線部の近傍に手で保持する取っ手部が設けられた長方形状の底部と、該底部の四辺に設けられた各側壁部の側縁が連設されてなり少なくとも前記折線部の両端に位置する両側壁部が内側へ折り畳み自在な軟質な部材で構成された周壁と、該周壁の上縁部に周縁部が架橋される長方形状の天部とにより構成され、該天部の長辺が、対応する側壁部の上縁に折り畳み自在に連設され、前記天部の他の周縁部と各側壁部の上縁部とがファスナーによって互いに着脱自在に係合される折り畳みケージの折り畳み方法であって、前記ファスナーを操作して前記天部と前記周壁の接合状態を解除し、前記底部に設けられた取っ手部を引き上げて当該底部を前記折線部にて山折りにするとともに、軟質な部材で構成された前記周壁の前記両側壁部を内側へ折り畳み、他の両側壁部を近接して重ね合わせた後、これらの側壁部に前記天部を折り重ねる。
【0021】
これにより、請求項1と同様に、底部に設けられた取っ手部を引き上げ、底部を山折りにするだけで、折り畳みケージが折り畳まれる。
【0022】
また、前記天部は、その長辺が側壁部の上縁に折り畳み自在に連設されているため、前記天部の短辺が側壁部に連設された場合と比較して、該側壁部の高さ方向の重ね代を小さくすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかる折り畳みケージ1を組み立てた状態を示す斜視図であり、該折り畳みケージ1は、犬などのペットを外室させる際に用いられるものである。
【0024】
この折り畳みケージ1は、矩形状に形成されており、長方形状の底部11と(図4及び図5参照)、該底部11の周縁部に設けられた周壁12と、該周壁12の上縁に架橋した状態で設けられた天部13とによって構成されている。
【0025】
該天部13は、ポリ塩化ビニル(PVC)が網目状に形成されたメッシュ生地によって長方形状に形成されており、その全面が、内部と外部とを連通する連通部21を構成している。また、前記天部13の周縁には、矩形状の骨格部材22が内挿されており、該骨格部材22によって形状が維持されている。この天部13の左右側部には、前後に延在する帯体23,23が縫製されており、両帯体23,23は、先端部が天部13前縁より延出する長さ寸法に設定されている。この延出部24,24と、該延出部24,24が折り返される折返し領域には、互いに剥離自在に貼着する面ファスナー25,25(マジックテープ「登録商標」)が縫製されており(図6参照)、図1に示したように、折り返した状態で固定できるように構成されている。
【0026】
前記天部13の後縁31は、連設部材32(図5参照)を介して、前記周壁12長辺の上縁に接合されており、前記連設部材32は、柔軟性を有したポリエステル生地によって形成されている。これにより、前記天部13は、前記周壁12に対して折り畳み自在に連設されている。
【0027】
この連設部材32には、帯状部材の両端部が縫製されてなるハット型断面形状の取っ手41が中央部に設けられており、その両脇からは、肩掛け用のショルダーベルト42が脱着自在に取り付けられている(図7参照)。
【0028】
前記連設部材32で連設された前記天部13の他の周縁と、この周縁が対向する前記周壁12の上縁とのそれぞれには、互いに着脱自在に係合するファスナー51の単片52,52が全域に渡って設けられている。このファスナー51には、該ファスナー51に沿って移動することで、前記両単片52,52の係合、及び係合状態の解除を行う開閉部材53,53が二つ設けられている。これにより、両開閉部材53,53のそれぞれを、前記連設部材32の両脇に確保された前記天部13後縁31の領域へ移動することによって、前記両単片52,52の係合状態を解除して、天部13を開放できるように構成されている(図4〜図6参照)。また、前記両開閉部材53,53を、天部13前縁側に移動して近接させることにより、前記両単片52,52を係合し、前記天部13を前記周壁12に固定して上部開口部を閉鎖できるように構成されている(図1〜図3参照)。
【0029】
前記周壁12は、前記底部11の前縁に連設された前壁部61と、左縁に連設された左壁部62と、右縁に連設された右壁部63と、後縁に連設された後壁部64(図4及び図5参照)とによって構成されており、各壁部61〜64は、矩形状の側壁部を構成している。前記前壁部61と前記後壁部64と前記天部13とは、同形状に形成されており、その外形寸法は、ほぼ同寸法に設定されている。
【0030】
前記各壁部61〜64は、下部がポリエステル生地によって形成されており、上部は、ポリ塩化ビニル(PVC)が網目状に形成されたメッシュ生地によって形成されている。これにより、各壁部61〜64の上部には、網目状のメッシュ生地によって、内部と外部とを連通する連通部65が形成されている。
【0031】
隣接した各壁部61〜64は、その側縁で連設されており、当該折り畳みケージ1を包囲する前記周壁12が形成されている。対向した前壁部61と後壁部64の各周縁には、矩形状の骨格部材71,71が設けられており、両壁部61,64は、その形状が維持されている。前記前壁部61及び後壁部64の下縁には、連結片72,72を介してD字状のDカン73,73が二箇所に設けられており、当該折り畳みケージ1を屋外に載置した際に、図2の(b)に示すように、前記Dカン73にペグ74を打ち込むことによって、不用意な移動を防止できるように構成されている。
【0032】
前記前壁部61の中央部には、蓋部81によって開閉自在に閉鎖された出入口82が設けられている(図2参照)。前記蓋部81は、前記前壁部61にU字状の切り込みが入れられて形成されており、図2の(a)に示すように、当該蓋部81を上方へ巻き上げることによって、ペットが出入りする出入口82を開放できるように構成されている。
【0033】
この蓋部81の周縁と、この周縁が対向する前記出入口82の開口縁とのそれぞれには、図1に示したように、互いに着脱自在に係合するファスナー91の単片92,92が全域に渡って設けられている。このファスナー91には、該ファスナー91に沿って移動することにより、前記両単片92,92の係合と係合状態の解除とを行う開閉部材93,93が二つ設けられている。これにより、両開閉部材93,93のそれぞれを、前記出入口82の両縁の上部へ移動することによって、図2の(a)に示すように、前記両単片92,92の係合状態を解除して、前記蓋部81で閉鎖された出入口82を開放できるように構成されている。また、前記両開閉部材93,93を、前記出入口82の下縁へ移動して近接させることにより、図3に示すように、前記両単片92,92を係合し、前記出入口82を前記蓋部81で閉鎖できるように構成されている。
【0034】
また、対向した側壁部である左壁部62と右壁部63とは、形状維持用の骨格部材を不具備であり、両壁部62,63は、図5に示すように、内側へ折り畳み自在な柔軟性を有している。
【0035】
一方、前記底部11は、柔軟性を有したポリエステル生地によって形成されており、当該底部11には、図5にも示すように、二分割された硬質の板材(図示せず)が長手方向に延設されている。両板材は、前記底部11の上部側に形成された図外の袋部に収容されている。これにより、当該底部11は、両板材間に形成された直線状の折線部101が上方へ突出する山折りにできる一方、前記折線部101が下方へ突出する谷折りにはできないように構成されている。
【0036】
該折線部101は、前記底部11の長手方向に延在しており、柔軟性を有した前記左壁部62及び右壁部63に対して直交する方向に延在するとともに、前記前壁部61と前記後壁部64とのほぼ中央に設けられている。
【0037】
この折線部101の近傍であって、該折線部101を境とした後部側には、底部11を上方へ引き上げる際に手で保持する取っ手部111が設けられている。該取っ手部111は、帯状部材の両端部が前記底部11に縫製されてなり、ハット型断面を成すように構成されている。これにより、この取っ手部111に手の指を掛けられるように構成されている。
【0038】
なお、この取っ手部111は、この形状に限定されるものでは無く、例えば一端が底部11に固定され、他端が非固定状態の紐等で構成しても良い。
【0039】
そして、当該折り畳みケージ1には、図4に示すように、前記底部11上に配置される長方形状の中敷き121を備えており、底部11の不用意な屈曲を防止できるように構成されている。また、この折り畳みケージ1には、図7に示すように、当該折り畳みケージ1を折り畳んだ状態で収容する布状のキャリーバック122を備えており、該キャリーバック122には、前記取っ手41及び前記ショルダーベルト42を挿通する図外の長穴が開設されている。
【0040】
以上の構成にかかる本実施の形態において、この折り畳みケージ1を折り畳む際には、図3に示したように、天部13周縁と周壁12上縁とを係合するファスナー51の開閉部材53,53を左右に移動するとともに、天部13の後縁側まで移動し、ファスナー51による係合状態を解除する。このとき、前記天部13は、その後縁31が、連設部材32を介して周壁12に折り畳み自在に連設されており、前記連設部材32にて折曲することで、折り畳みケージ1の上部を開口することができる。
【0041】
この状態において、図4に示すように、底部11に載置された中敷き121を起立させるとともに後壁部64に立て掛け、前記底部11に設けられた取っ手部111を露出する。そして、図5に示すように、上部開口部より手を入れて、底部11に設けられた前記取っ手部111に手の指を引っ掛けて引き上げる。すると、前記底部11は、中央の折線部101が上方に突出する方向へ山折りにされる。
【0042】
このとき、前記周壁12の対向した左壁部62及び右壁部63は、軟質なポリエステル生地及びポリ塩化ビニル製のメッシュ生地によって形成されており、骨格部材等による形状維持が施されておらず、これらの両壁部62,63を内側へ折り畳むことができる。このため、前記底部11を山折りにしつつ、左右壁部62,63を内側に畳み込むことによって、図6に示すように、対向した前壁部61と後壁部64とを近接して重ね合わせることができる。
【0043】
そして、これらの両壁部61,64上に前記天部13を折り重ねる。このとき、この天部13、前記前壁部61、及び前記後壁部64は、ほぼ同じ外径寸法に設定されているため、前記天部13の下部に、前記各壁部61,64をはみ出すこと無く、納めることができる。
【0044】
このように平坦に折り畳まれた状態の折り畳みケージ1を、図7に示すように、布状のキャリーバック122に挟み込む。このとき、折り畳みケージ1に設けられた取っ手41及びショルダーベルト42を、キャリーバック122に設けられた図外の長穴を挿通して外部に露出させ、キャリーバック122の一端部を、折返して固定し、折り畳みケージ1のキャリーバック122への収納を完了する。
【0045】
このように、折り畳みケージ1を折り畳む際には、底部11に設けられた取っ手部111を引き上げ、底部11を山折りにするだけで、当該折り畳みケージ1を平たく折り畳むことができる。
【0046】
したがって、隣接した側壁同士の係合状態を解除した後、各側壁をトレー内に倒して折り畳む従来の折り畳みケージと比較して、折り畳み時の作業性が格段に向上する。これにより、利便性の向上を図ることができる。
【0047】
また、長方形状に形成された天部13は、その長辺が後壁部64の上縁に折り畳み自在に連設されており、この連設された箇所を除く部分が、ファスナー51によって各壁部61〜64に着脱自在に係合されている。このため、前記ファスナー51の開閉部材53,53を左右に移動して、当該ファスナー51による係合状態を解除するだけで、前記天部13と各壁部41〜46との係合状態を解除し、上部に開口部を形成することができる。
【0048】
さらに、前記天部13は、その長辺が後壁部64の上縁に折り畳み自在に連設されている。このため、例えば前記天部13の短辺が左右いずれかの壁部62,63に連設された場合と比較して、前後壁部61,64の高さ方向の重ね代を小さくすることができ、天部13が積層される前記両壁部62,63より大きく突出してしまうといった不具合を解消することができる。これにより、折り畳み時のコンパクト化を図ることができる。
【0049】
また、周壁12及び天部13に形成された内部と外部とを連通する連通部21,65は網目状のメッシュ生地によって形成されている。このため、周壁12が格子状に組まれたスチール線からなり、大きな開口部が形成されてしまう従来と比較して、開口部からの虫などの浸入を防止することができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1の折り畳みケージにあっては、底部に設けられた取っ手部を引き上げ、底部を山折りにするだけで、折り畳みケージを平たく折り畳むことができる。
【0051】
したがって、隣接した側壁同士の係合状態を解除した後、各側壁をトレー内に倒して折り畳む従来の折り畳みケージと比較して、折り畳み時の作業性が格段に向上する。これにより、利便性の向上を図ることができる。
【0052】
また、本発明の請求項2の折り畳みケージにあっても、底部に設けられた取っ手部を引き上げ、底部を山折りにするだけで、折り畳みケージを平たく折り畳むことができる。
【0053】
したがって、隣接した側壁同士の係合状態を解除した後、各側壁をトレー内に倒して折り畳む従来の折り畳みケージと比較して、折り畳み時の作業性が格段に向上する。これにより、請求項1と同様に、利便性の向上を図ることができる。
【0054】
さらに、請求項3の折り畳みケージにおいては、矩形状に形成された天部は、その一辺が側壁部の上縁に折り畳み自在に連設されており、この連設された箇所を除く部分が、ファスナーによって各側壁部に着脱自在に係合されている。このため、前記ファスナーによる係合状態を解除するだけで、前記天部と各側壁部との係合状態を解除し、上部に開口部を形成することができる。
【0055】
加えて、請求項4の折り畳みケージでは、周壁に形成された内部と外部とを連通する連通部分は網目状の部材で構成されている。このため、周壁が格子状に組まれたスチール線からなり、大きな開口部が形成されてしまう従来と比較して、開口部からの虫などの浸入を防止することができる。
【0056】
また、本発明の請求項5の折り畳みケージの折り畳み方法にあっても、請求項1と同様に、底部に設けられた取っ手部を引き上げ、底部を山折りにするだけで、折り畳みケージを折り畳むことができる。
【0057】
したがって、隣接した側壁同士の係合状態を解除した後、各側壁をトレー内に倒して折り畳む従来の折り畳みケージと比較して、折り畳み時の作業性が格段に向上する。これにより、利便性の向上を図ることができる。
【0058】
さらに、前記天部は、その長辺が側壁部の上縁に折り畳み自在に連設されている。このため、前記天部の短辺が側壁部に連設された場合と比較して、該側壁部の高さ方向の重ね代を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同実施の形態の利用形態を示す図である。
【図3】同実施の形態の折り畳みケージを折り畳む順序を示す説明図である。
【図4】図3に続く説明図である。
【図5】図4に続く説明図である。
【図6】図5に続く説明図である。
【図7】図6に続く説明図である。
【符号の説明】
1 折り畳みケージ
11 底部
12 周壁
13 天部
31 後縁(長辺)
51 ファスナー
65 連通部
101 折線部
111 取っ手部

Claims (5)

  1. 底部の周縁部に周壁が設けられた折り畳みケージにおいて、
    前記周壁の少なくとも対向した部位を内側へ折り畳み自在に設定し、前記底部に、当該底部を山折りにする折線部を、前記周壁の折り畳み自在な部位間に延設するとともに、当該折線部の近傍に手で保持する取っ手部を設けたことを特徴とする折り畳みケージ。
  2. 矩形状の底部と、該底部の周縁部に設けられた周壁と、該周壁の上縁部に一部が連設され他の部位が着脱自在に係合される天部とからなる折り畳みケージにおいて、
    前記周壁を、前記底部の各辺に連設された側壁部により構成し、隣接した側壁部同士を連設するとともに、少なくとも一方の対向した側壁部を、内側へ折り畳み自在な軟質な部材で構成する一方、
    前記底部に、当該底部を山折りにする折線部を、軟質な部材で構成された前記両側壁部に対する交差方向に延設し、該折線部の近傍に手で保持する取っ手部を設けたことを特徴とする折り畳みケージ。
  3. 前記天部を矩形状に形成し、該天部の一辺を、いずれかの側壁部の上縁に折り畳み自在に連設するとともに、当該天部の周縁部及び各側壁部の上縁部に、互いに着脱自在に係合するファスナーを設けたことを特徴とする請求項2記載の折り畳みケージ。
  4. 前記周壁に、内部と外部とを連通する連通部分を設け、該連通部分を網目状の部材で構成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の折り畳みケージ。
  5. 山折りされる折線部が長手方向に延設され該折線部の近傍に手で保持する取っ手部が設けられた長方形状の底部と、該底部の四辺に設けられた各側壁部の側縁が連設されてなり少なくとも前記折線部の両端に位置する両側壁部が内側へ折り畳み自在な軟質な部材で構成された周壁と、該周壁の上縁部に周縁部が架橋される長方形状の天部とにより構成され、該天部の長辺が、対応する側壁部の上縁に折り畳み自在に連設され、前記天部の他の周縁部と各側壁部の上縁部とがファスナーによって互いに着脱自在に係合される折り畳みケージの折り畳み方法であって、
    前記ファスナーを操作して前記天部と前記周壁の接合状態を解除し、前記底部に設けられた取っ手部を引き上げて当該底部を前記折線部にて山折りにするとともに、軟質な部材で構成された前記周壁の前記両側壁部を内側へ折り畳み、他の両側壁部を近接して重ね合わせた後、これらの側壁部に前記天部を折り重ねることを特徴とした折り畳みケージの折り畳み方法。
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