JP3245657U - ペット携行用バッグ - Google Patents

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武史 山田
亜海 松元
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株式会社ペティオ
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Abstract

【課題】ペットの収容が容易で、ペットの脱走を防ぎながら素早く開口部を閉じることのできるペット携行用バッグを提供する。【解決手段】本考案のペット携行用バッグ1は、正面から見て左右方向を長手とする平面視略長矩形の底面部2と、底面部2の両長辺縁21、22に接続して立ち上がり対向する正面壁部3及び背面壁部4と、底面部2の両短辺縁23、24に接続して立ち上がり対向する左右の側壁部5、6と、各壁部の上縁に接続する半円筒状の天井部7と、を有する。ペットを出し入れするための開口部9は、正面壁部3の中間部と、天井部7の肩部との間に設けられ、その開口部9を塞ぐ扉90が、下縁を基辺として上縁側を外方へ開放し得るように取り付けられている。扉90と開口部9との間には、扉90の開放角度を所定範囲以下に規制する開き止め部材94が取り付けられる。【選択図】図7

Description

本願が開示する考案は、外出や旅行に際し、猫、小型犬その他の小動物を収容して携行するためのペット携行用バッグに関する。
ペットを収容して携行するペット携行用バッグのうち、比較的柔軟な合成繊維系素材や合成樹脂系素材によって形成され、主に手提げ状態で持ち運ぶボストンバッグ型のバッグとして、例えば特許文献1~6等に開示されたものが公知である。
この種のペット携行用バッグは、基本的形態として、平面視略長矩形の底面部と、その底面部の相対する長辺縁からそれぞれ立ち上げられた正面壁部及び背面壁部と、底面部の相対する短辺縁からそれぞれ立ち上げられた左右一対の側壁部と、それら各壁部の上縁を接続するドーム状又は平坦状の天井部と、によって囲まれた箱形の収容空間を有する。そして、少なくともいずれか一方の側壁部又は天井部、或いは側壁部及び天井部の両方に、ペットを出し入れするための開口部が開閉自在に設けられる。ソフトタイプのペット携行用バッグでは、開口部の開閉手段としてスライドファスナがよく利用される。
また、例えば特許文献7には、その種のバッグの展開、折り畳み、組立を容易にするための構造が開示されている。
特開平10-215932号公報 実公平6-16499号公報 実公平7-007719号公報 実用新案登録第3078019号公報 特開2004-033273号公報 特開2017-086732号公報 特開2004-344252号公報
ペットを出し入れするための開口部が側壁部に設けられているタイプのペット携行用バッグは、側壁部を開いてペットを収容しようとするとき、ペットには、間口が狭くて奥行きのある薄暗い空間に押し込まれるような印象を与える。慣れたペットでなければ自主的に入ろうとはしないので、抵抗するペットを押し込むのに手間取ったり、一度入ったペットがすぐに出てこようとしたりすることが多い。
一方、ペットを出し入れするための開口部が天井部に設けられているタイプのペット携行用バッグでは、天井部を開いて抱き上げたペットを上方から収容しようとするとき、ペットの脚が底面部に着いた途端、ペットが底面部を蹴って上向きに飛び出そうとしがちである。したがって、このタイプのペット携行用バッグも、ペットを入れた後、ペットの頭を押えながら開口部を閉じるのに手間取ることが多く、その間に脱走されかねない。
本願が開示する考案は、かかる事情に鑑みて着想されたものであり、ペットの収容が容易で、ペットの脱走を防ぎながら素早く開口部を閉じることのできるペット携行用バッグを提供するものである。
また、従来の従来のペット携行用バッグは、ペットを入れずに折り畳んで携行したり、開口部を開いて内側の汚れを清掃したりする際の取り扱い性においても改善の余地がある。そこで本願が開示する考案は、付加的な課題として、ペットを入れない状態ではコンパクトに折り畳んで容易に携帯することができ、内側の汚れを清掃したい場合は大きく展開することも可能な構造を備えたペット携行用バッグを併せて提供するものである。
前述の課題を解決するために考案されたペット携行用バッグは、互いに平行な前後一対の長辺縁と前記長辺縁に交差する互いに平行な左右一対の短辺縁とを含んで囲まれる平坦な底面部と、前記底面部の前記両長辺縁に接続してそれぞれ立ち上がり互いに対向する正面壁部及び背面壁部と、前記底面部の前記両短辺縁に接続してそれぞれ立ち上がり互いに対向する左右の側壁部と、前記各壁部の上縁に接続して前記底面部の上方全体を覆う天井部と、によって囲まれる収容空間を有し、前記天井部は前記底面部の長辺縁と平行な母線を有する半円筒形状をなして、前記天井部の頂部には前記母線方向に延びる把手が設けられたペット携行用バッグにおいて、前記正面壁部の中間部と、前記天井部の頂部から前方に離隔した肩部との間に、ペットを出し入れ可能な大きさの開口部が設けられ、前記開口部を塞ぐ扉が、前記開口部の下縁を基辺として、上縁側を外方へ開放し得るように取り付けられている、ものとして特徴付けられる。
さらに、このペット携行用バッグは、前記扉が、前記扉の左右の側縁と、前記開口部の左右の側縁との間にそれぞれ設けられた開き止め部材によって、外方への開放角度が所定の範囲以下になるように取り付けられている、ものとすることもできる。
さらに、前記開口部が、正面から見た開口幅が当該バッグ全体の横幅の60%~80%、正面から見た開口高さが当該バッグの全高の50%~70%、上方から見た前後方向の開口奥行が当該バッグ全体の奥行の20%~30%、となるように設けられていると、より好ましい。
また、前述の課題を解決するために考案されたペット携行用バッグは、前記底面部と前記背面壁部とが接続する長辺縁の片端部から、前記片側の側壁部と前記背面壁部、天井部及び前記正面壁部とが接続する側壁周辺縁を経由し、さらに前記底面部と前記正面壁部とが接続する長辺縁全体から、他側の側壁周辺縁を経由して、前記底面部と前記背面壁部とが接続する長辺縁の他端部までが、一本の連続するスライドファスナを介して開閉自在に接続されており、前記スライドファスナは、二個のスライダを頭合わせに取り付けた両端止め中開き式のダブルファスナであり、前記スライドファスナをその全長にわたって開くと、前記各壁部及び前記天井部が前記底面部と同一平面をなす状態に展開される、ものとしても特徴付けられる。
前述のような開口部を備えるペット携行用バッグによれば、扉を開いて、抱き上げたペットを開口部から内部に収容するときに、ペットが開口部から飛び出しにくくなるので、扉のスライドファスナを素早く閉じ合わせることができる。これにより、ペットと飼い主の双方における収容時の身体的な負担を軽減して、ペットの脱走も防ぐことができる。
また、前述のようなスライドファスナが配設されたペット携行用バッグは、そのスライドファスナを全長に亘って分離することで、バッグ全体を平坦に展開することができる。これにより、内側の汚れを清掃するのが容易になる。また、各壁部及び天井部を底面部に重ねるようにしてコンパクトに折り畳むことができるので、携行や保管もしやすくなる。
本願が開示する考案の実施形態に係るペット携行用バッグの正面図である。 前記ペット携行用バッグの背面図である。 前記ペット携行用バッグの平面図である。 前記ペット携行用バッグの底面図である。 前記ペット携行用バッグの側面図である。 前記ペット携行用バッグの左側壁部を開いた状態の斜視図である。 前記ペット携行用バッグの正面側の開口部を開いてペットを収容する状態の斜視図である。 開口部の作用効果を、従来と対比して説明する図である。 前記ペット携行用バッグの組立状態及び展開状態を模式的に示す斜視図である。 前記ペット携行用バッグを図9の展開状態から折り畳む手順を模式的に示す斜視図である。
以下、本願が開示する考案の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1~図9は、本願が開示する考案の一実施形態に係るペット携行用バッグを示している。このペット携行用バッグ1は、主に猫や小型犬を収容して携行し得る大きさに形成されているが、携行するペットはそれらに限定されるものではない。
ペット携行用バッグ1は、例えばポリエステルその他の合成樹脂繊維等からなる表布と裏布との間に軟質合成樹脂材製のシート材やマット材等からなる芯材を挟み込むなどして縫製された、ソフトタイプのバッグである。ペット携行用バッグ1は、底面部2、正面壁部3、背面壁部4、左側壁部5、右側壁部6及び天井部7によって囲まれた箱形の収容空間を有する。なお、以下において部位・部材の相対的な位置関係や動作の向きを説明する際には、図1に表した面を便宜上、正面と定め、このペット携行用バッグ1を床面等に載置して正面壁部3を見た向きを基準にして、左右方向(幅方向)、前後方向(奥行方向)及び上下方向(高さ方向)を特定することとする。
底面部2は、図4に示すように、互いに平行な前後一対の長辺縁21、22と、それら長辺縁21、22に交差する互いに平行な左右一対の短辺縁23、24とによって囲まれる平面視略長矩形の平坦な部位である。つまり、このペット携行用バッグ1は、正面から見て左右方向が長手方向となる。この底面部2には、ペットを収容した状態で持ち上げたときにペットの重量で撓まないように、他の部位よりも高い剛性を有する底芯材(図示せず)が介装されている。また、底面部2の下面の四隅近傍には、地面等にベタ置きになることを防ぐための底鋲25が取り付けられている。さらに、底面部2の中央付近には、後述する折り畳み状態での仮止めに使用する面ファスナ26が縫着されている。
正面壁部3は、底面部2の前側の長辺縁21に接続して立ち上がる正面視略矩形の部位である。正面壁部3の下縁と底面部2の前側の長辺縁21とは、スライドファスナ8を介して接続されている。また、背面壁部4は、底面部2の後側の長辺縁22に接続して立ち上がる、正面壁部3と略同一寸法の部位である。正面壁部3と背面壁部4とは互いに対向し、その上縁がドーム状の天井部7へと継ぎ目なく連続している。つまり、正面壁部3と天井部7と背面壁部4とは、略等幅で前後方向に一体的に繋がっており、その内部には可撓性を有する芯材が介装されている。
図2に示すように、背面壁部4の外側には、三箇所に仕切られた収納ポケット41、42、43が取り付けられている。図2における左側のポケット41及び中央のポケット42は中の見えないマチ付きのポケットであり、右側のポケット43は中が見える伸縮性の高い網ポケットである。
天井部7は、底面部2の長辺縁21、22と平行な方向(ペット携行用バッグ1の長手方向)を母線とする略半円筒形状をなしている。天井部7の頂部の、幅方向における中央部分には、その幅方向に延びる把手71が取り付けられている。また、頂部の幅方向における両端近傍には、ショルダーベルト(図示せず)を着脱し得る掛着部材72が取り付けられ、さらに頂部の片端近傍には、リードの係止等にも利用し得るDリング73が取付けられている。
左側壁部5及び右側壁部6は、底面部2の左右の短辺縁23、24に接続してそれぞれ立ち上がり互いに対向する部位である。各側壁部5、6は、正面壁部3及び背面壁部4の側縁に接続する矩形部分と、天井部7の側縁に接続する略半円形部分とが一体的に形成されて、逆U字形の側壁周辺縁を有している。各側壁部5、6の中央部には、目の細かいメッシュ布からなる窓部51、61がそれぞれ設けられて、ペットが外の様子を伺ったり、飼い主がペットの様子を覗いたりすることができるようになっている。
各側壁部5、6と、正面壁部3、天井部7及び背面壁部4とが接続する側壁周辺縁は、正面壁部3の下縁から連続するスライドファスナ8を介して分離可能に接続されている。このスライドファスナ8の両端は、図4に示したように、両側壁部5、6の背面側から底面側に回り込み、底面部2と背面壁部4とを接続する長辺縁22の両端近傍に留め付けられている。このスライドファスナ8には、二個のスライダ81、81が、ファスナエレメントを分離させる側を互いに突き合わせた「頭合わせ」状態で装着され、スライダ81、81を互いに離隔させると、それらの間のファスナエレメントが分離する、いわゆる両端止め中開き式のダブルファスナが採用されている。したがって、図6に示すように、例えば左側壁部5の周辺縁に配設されたスライドファスナ8を開いて、左側壁部5を外方に倒すと、そこからペットを出し入れすることも可能になる。このスライドファスナ8の配設ラインが、このペット携行用バッグ1の展開・折り畳みに係る取り扱い性を向上させるための要部となっており、それについては後述する。
本考案のもうひとつの要部は、正面側に設けられた、ペットを出し入れするための開口部9にある。開口部9は、正面壁部3の中間部と、天井部7の頂部から前方にやや離隔した肩部(天井部7の高さ方向における中間付近)との間にわたって設けられている。この開口部9は、正面から見て左上隅及び右上隅が丸みを帯びた横長の矩形状をなしている。開口部9の大きさは、図1、図3及び図5に示すように、
・正面から見た開口幅aが、バッグ全体の横幅Wの60%~80%程度(例示形態では約70%)
・正面から見た開口高さbが、バッグの全高Hの概ね50%~70%程度(例示形態では約63%)
・上方から見た前後方向の開口奥行cが、バッグ全体の奥行Dの概ね20%~30%程度(例示形態では約30%)
となるように設定されている。
この開口部9は、その下縁を基辺として、上縁側を外方(前方)へ開放し得るフラップ式の扉90によって塞がれる。扉90は、その下縁を除く周縁が第二のスライドファスナ91を介して開閉される。この第二のスライドファスナ91にも、二個のスライダ92が頭合わせに装着された両端止め中開き式のダブルファスナが採用されている。扉90の中央部には目の細かいメッシュ布からなる窓部93が設けられて、収容されたペットが外の様子を伺ったり、飼い主がペットの様子を覗いたりすることができるようになっている。
さらに、図5及び図7に示すように、扉90の左右の側縁と開口部9の左右の側縁との間には、扉90の外方への開放角度を所定の範囲以下に規制する開き止め部材94が取り付けられている。例示形態では、開き止め部材94として、略三角形の布片に放射状のプリーツ加工を施したものが、扉90の側縁と開口部9の側縁とを繋ぐように縫着されている。これにより、側方から見たときの扉90の開放角度が25°~40°程度(例示形態では約30°)となるように、扉90の可動域が規制される。
このような開口部9及び扉90を設けたペット携行用バッグ1によれば、図7に示すように、扉90を開き、抱き上げたペットを扉90の傾斜に沿って斜めに滑り込ませるようにして収容することができる。こうするとペットは、図8に示すように、底面部2を蹴って上向きに飛び出そうとしても、従来(左図)のように天井部7’の中央から勢いよく飛び出すことができず、天井部7に頭を押えられて飛び上がる動作が制約される。したがって、ペットを収容したらすぐに、第二のスライドファスナ91を素早く閉じ合わせることができる。このとき、第二のスライドファスナ91に装着されている二個のスライダ92、92は、扉90の両側縁の下端から、それぞれ上向きに引き上げることになるので、もし収容されたペットが開口部9から出てこようとしても、そのペットを扉90で軽く押さえながら、比較的簡単にスライダ92、92を引き上げることができる。かくして、ペットと飼い主の双方における収容時の身体的な負担(無理な動作や怪我等のリスク)が軽減されて、ペットの脱走も防止される。
収容されているペットを取り出す際には、開口部9を開いて上方に取り出すことももちろん可能であるが、図6に示したように、いずれか一方の側壁部5、6を閉じているスライドファスナ8を開いて、その側壁部5、6を外方に倒せば、ペットを無理に抱き上げずとも、容易に外へ出すことができる。
図9は、このペット携行用バッグ1の組立状態及び展開状態を対比して示している。このペット携行用バッグ1の組立・折り畳みに利用されるスライドファスナ8は、底面部2と背面壁部4とが接続する後側の長辺縁22の片端部から、片側の側壁周辺縁(側壁部5、6と、背面壁部4、天井部7及び正面壁部3とが接続する縁部)を経由し、さらに、底面部2と正面壁部3とが接続する長辺縁21から、他側の側壁周辺縁を経由して、底面部2と背面壁部4とが接続する後側の長辺縁22の他端部まで、一本で連続するように配設されている。そのスライドファスナ8には、二個のスライダ81、81を頭合わせに取り付けた両端止め中央開き式のダブルファスナが採用されている。したがって、二個のスライダ81、81を、それぞれ底面部2の後側の長辺縁22の片端部及び他端部まで移動させると、スライドファスナ8がその全長にわたって分離され、両側壁部5、6、背面壁部4、天井部7及び正面壁部3を、底面部2と同一平面状に展開させることができる。組立状態では略半円筒状に湾曲している天井部7も、可撓性のある芯材を採用することで、ほぼ平坦になる。
このように全体を平坦に展開できるスライドファスナ8の配設構造を採用したことで、ペット携行用バッグ1の内側の清掃が格段に容易になる。特に、汚れやすい底面部2が中央付近ではなく端部に位置するので、拭き取りがしやすく、また、流水で部分洗いをするにも都合がよい。
折り畳む際には、図10に示すように、まず左側壁部5と右側壁部6を底面部2の上に折り重ねる。続いて、その底面部2及び両側壁部5、6を背面壁部4の上に折り重ねる。そして、正面壁部3と天井部7との間を曲げながら、正面壁部3を底面部2の上に折り重ねる。このような折り畳み方を採用すれば、開口部9の扉90を開閉する第二のスライドファスナ91に無理な曲げ変形が加わらないので、第二のスライドファスナ91が故障して扉90を円滑に開閉できなくなるような事態も生じにくくなる。また、天井部7の把手71が、ちょうど折り畳み後の長辺の縁部にくるので、正面壁部3の内面に張着された面ファスナ31と底面部2に張着された面ファスナ26とを接合するなどして仮止めすれば、把手71を持って薄手の手提げカバンのように携行したり、把手71を壁のフック等に掛けておいたりするにも具合がよい。
以上に説明したように、この本願が開示する考案に係るペット携行用バッグ1によれば、ペットの収容を容易にして、ペットの脱走を防ぎながら素早く開口部9を閉じる、という課題と、ペットを収容せずに折り畳んで携行したり、内側の汚れを清掃したりする際の取り扱い性を向上させる、という課題の両方を、合理的に解決することができる。
なお、本願が開示する考案の技術的範囲は、例示した実施形態によって限定的に解釈されるべきものではなく、実用新案登録請求の範囲の記載に基づいて概念的に解釈されるべきものである。実用新案登録請求の範囲および明細書において使用している構成要素の名称は、考案を具体的に理解し易くするための便宜的なものであって、その名称が当該構成要素の概念や性状を必要以上に限定するものではない。本願が開示する考案の実施に際しては、実用新案登録請求の範囲において具体的に特定していない構成要素の詳細な形状、寸法、構造、材質、数量、他要素との結合形態、相対的な位置関係等を、例示形態と実質的に同等程度以上の作用効果が得られる範囲内で、適宜、改変することができる。
本願が開示する考案は、小動物を収容して携行するためのバッグの他、様々な物品等を収容して携行するためのバッグにも利用することができる。
1 ペット携行用バッグ
2 底面部
21 前側の長辺縁
22 後側の長辺縁
23 左側の短辺縁
24 右側の短辺縁
25 底鋲
26 面ファスナ
3 正面壁部
31 面ファスナ
4 背面壁部
41 ポケット
42 ポケット
43 ポケット
5 左側壁部
51 窓部
6 右側壁部
61 窓部
7 天井部
71 把手
72 掛着部材
73 Dリング
8 スライドファスナ
81 スライダ
9 開口部
90 扉
91 第二のスライドファスナ
92 スライダ
93 窓部
94 開き止め部材

Claims (5)

  1. 互いに平行な前後一対の長辺縁と前記長辺縁に交差する互いに平行な左右一対の短辺縁とを含んで囲まれる平坦な底面部と、
    前記底面部の前記両長辺縁に接続してそれぞれ立ち上がり互いに対向する正面壁部及び背面壁部と、
    前記底面部の前記両短辺縁に接続してそれぞれ立ち上がり互いに対向する左右の側壁部と、
    前記各壁部の上縁に接続して前記底面部の上方全体を覆う天井部と、
    によって囲まれる収容空間を有し、
    前記天井部は前記底面部の長辺縁と平行な母線を有する半円筒形状をなして、
    前記天井部の頂部には前記母線方向に延びる把手が設けられたペット携行用バッグにおいて、
    前記正面壁部の中間部と、前記天井部の頂部から前方に離隔した肩部との間に、ペットを出し入れ可能な大きさの開口部が設けられ、
    前記開口部を塞ぐ扉が、前記開口部の下縁を基辺として、上縁側を外方へ開放し得るように取り付けられている
    ことを特徴とするペット携行用バッグ。
  2. 請求項1に記載されたペット携行用バッグにおいて、
    前記扉は、前記扉の左右の側縁と、前記開口部の左右の側縁との間にそれぞれ設けられた開き止め部材によって、外方への開放角度が所定の範囲以下になるように取り付けられている
    ことを特徴とするペット携行用バッグ。
  3. 請求項1または2に記載されたペット携行用バッグにおいて、
    前記開口部は、
    正面から見た開口幅が当該バッグ全体の横幅の60%~80%、
    正面から見た開口高さが当該バッグの全高の50%~70%、
    上方から見た前後方向の開口奥行が当該バッグ全体の奥行の20%~30%、
    となるように設けられている
    ことを特徴とするペット携行用バッグ。
  4. 互いに平行な前後一対の長辺縁と前記長辺縁に交差する互いに平行な左右一対の短辺縁とを含んで囲まれる平坦な底面部と、
    前記底面部の前記両長辺縁に接続してそれぞれ立ち上がり互いに対向する正面壁部及び背面壁部と、
    前記底面部の前記両短辺縁に接続してそれぞれ立ち上がり互いに対向する左右の側壁部と、
    前記各壁部の上縁に接続して前記底面部の上方全体を覆う天井部と、
    によって囲まれる収容空間を有し、
    前記天井部は前記底面部の長辺縁と平行な母線を有する半円筒形状をなして、
    前記天井部の頂部には前記母線方向に延びる把手が設けられたペット携行用バッグにおいて、
    前記底面部と前記背面壁部とが接続する長辺縁の片端部から、前記片側の側壁部と前記背面壁部、天井部及び前記正面壁部とが接続する側壁周辺縁を経由し、さらに前記底面部と前記正面壁部とが接続する長辺縁全体から、他側の側壁周辺縁を経由して、前記底面部と前記背面壁部とが接続する長辺縁の他端部までが、一本の連続するスライドファスナを介して開閉自在に接続されており、
    前記スライドファスナは、二個のスライダを頭合わせに取り付けた両端止め中開き式のダブルファスナであり、
    前記スライドファスナをその全長にわたって開くと、前記各壁部及び前記天井部が前記底面部と同一平面をなす状態に展開される
    ことを特徴とするペット携行用バッグ。
  5. 請求項1または2に記載されたペット携行用バッグにおいて、
    前記底面部と前記背面壁部とが接続する長辺縁の片端部から、前記片側の側壁部と前記背面壁部、天井部及び前記正面壁部とが接続する側壁周辺縁を経由し、さらに前記底面部と前記正面壁部とが接続する長辺縁全体から、他側の側壁周辺縁を経由して、前記底面部と前記背面壁部とが接続する長辺縁の他端部までが、一本の連続するスライドファスナを介して開閉自在に接続されており、
    前記スライドファスナは、二個のスライダを頭合わせに取り付けた両端止め中開き式のダブルファスナであり、
    前記スライドファスナをその全長にわたって開くと、前記各壁部及び前記天井部が前記底面部と同一平面をなす状態に展開される
    ことを特徴とするペット携行用バッグ。
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