JP4388408B2 - ベビーカー用カバー - Google Patents

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本発明は、ベビーカー用カバーに関する。主としてベビーカー用の蚊帳として適しているベビーカー用カバーに関するものである。
従来のベビーカー用カバーとして、フレームと、このフレームに搭載された、乳幼児を乗せるシートと、このシートの前側にあって乳幼児が乗るスペースを区画する前フレームとを有するベビーカーに被せて使用するカバーが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
また、カバーの前面が下方から上方に向けて全開されるようになっているものもあり(例えば、特許文献2,4参照)、窓部のみが開閉されるようになっているものもある(例えば特許文献5参照)。
さらに、対面型(乳幼児と例えば母親が向き合うように乳幼児を乗せるタイプ)または非対面型(乳幼児と例えば母親とがともに前方を向くように乳幼児を乗せるタイプ)のベビーカーに被せて使用することができる対面型、非対面型兼用のものも知られており(例えば特許文献1参照)、カバーを構成する全てのシート材が、蚊を通さない程度のメッシュ材で構成されているものも知られている(例えば特許文献3参照)。
特開2003−54416号公報(0018−0020段落、図1−4) 実開昭53−99755号公報全文明細書(実用新案登録請求の範囲、第1−3図) 特開2000−159122号公報(特許請求の範囲、図1−2) 実用新案登録第3091427号公報(実用新案登録請求の範囲、図1) 実開昭52−54553号公報(全文明細書第3頁(ニ)欄、第3,4図)
例えば上記特許文献2、4のものは、カバーの前面が下方から上方に向けて全開されるようになっているので、当該前面を開けることにより、乳幼児を乗降させることができるが、カバーの前面が下方から上方に向けて全開されるようになっているので、当該前面を開けた際に、カバーの側面(特に下部)が乱れやすい。したがって、前面の開閉が行いにくいとともに、乳幼児の乗降もさせにくい。特に、カバーを構成する全てのシート材が、蚊を通さない程度のメッシュ材で構成されている(カバーが蚊帳である)場合には、前面の開閉が一層行いにくくなるとともに、乳幼児の乗降もさせにくくなる。
なお、上記特許文献1のものは、乳幼児を乗降させるための開閉部を有していない。特許文献3のものは、開閉部がスリット状であるので、乳幼児の乗降がさせにくい。特許文献5のものは、窓部を通して乳幼児を乗降させ得ない。
また、特許文献1のものは、対面型、非対面型兼用のカバーではあるが、対面型のベビーカーに用いる場合には、背面カバーを取り外さなければならず、その作業が面倒である。
この発明の目的は、以上のような問題を解決し、乳幼児乗降用の開閉部の開閉および乳幼児の乗降が行いやすいベビーカー用カバーを提供することにある。また、対面型、非対面型いずれのベビーカーにも用いやすいベビーカー用カバーを提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1記載のベビーカー用カバーは、フレームと、このフレームに搭載された、乳幼児を乗せるシートと、このシートの前側にあって乳幼児が乗るスペースを区画する前フレームとを有するベビーカーに被せて使用するカバーであって、
側面および背面を形成する側面シートと,上面を形成する上面シートと,前面下部を形成する下前面シートと,前面上部を形成し前記前フレームの上側においてのみ開閉される開閉シートと,前記前フレームと前記下前面シートの上部とを連結する連結部材と、前記下前面シートの上部表面側に設けられた面ファスナーと,この面ファスナーと対をなしてこの面ファスナーと結合・分離される,前記開閉シートの下部裏面側に設けられた面ファスナーと,を有し,
前記開閉シートが,前記前フレームの上側においてのみ開閉される、乳幼児乗降用の開閉部を形成していることを特徴とする。
請求項2記載のベビーカー用カバーは、フレームと、このフレームに搭載された、乳幼児を乗せるシートと、このシートの前側にあって乳幼児が乗るスペースを区画する前フレームとを有する対面型または非対面型のベビーカーに被せて使用することができる対面型、非対面型兼用のカバーであって、
側面および背面を形成する側面シートと,上面を形成する上面シートと,前面下部を形成する下前面シートと,前面上部を形成し前記前フレームの上側においてのみ開閉される開閉シートと,前記前フレームと前記下前面シートの上部とを連結する連結部材と、前記下前面シートの上部表面側に設けられた面ファスナーと,この面ファスナーと対をなしてこの面ファスナーと結合・分離される,前記開閉シートの下部裏面側に設けられた面ファスナーと,を有し,
前記開閉シートが,前記前フレームの上側においてのみ開閉される、乳幼児乗降用の開閉部を形成し、
前記開閉部の下端両角部が対面型ベビーカーの押し手フレームの挿入部となっており、カバー天部後端両角部が非対面型ベビーカーの押し手フレームの挿入部となっていることを特徴とする。
請求項3記載のベビーカー用カバーは、請求項1または2記載のベビーカー用カバーにおいて、前記連結部材は,前記下前面シートの上部において一箇所にのみ設けたことを特徴とする。
請求項4記載のベビーカー用カバーは、請求項1,2または3記載のベビーカー用カバーにおいて、カバーを構成する全てのシート材が、蚊を通さない程度のメッシュ材で構成されていることを特徴とする。
請求項5記載のベビーカー用カバーは、請求項1,2または3記載のベビーカー用カバーにおいて、カバーを構成する全てのシート材が、雨を通さないビニールシートで構成されていることを特徴とする。
請求項1記載のベビーカー用カバーは、フレームと、このフレームに搭載された、乳幼児を乗せるシートと、このシートの前側にあって乳幼児が乗るスペースを区画する前フレームとを有するベビーカーに被せて使用するカバーであって、
前記前フレームとカバーとを連結する連結部材と、前記前フレームの上側においてのみ開閉される、乳幼児乗降用の開閉部とを有しているので、このベビーカー用カバーによれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、前フレームとカバーとが連結部材で連結され、乳幼児乗降用の開閉部が前記前フレームの上側においてのみ開閉されるので、開閉部を開けた際に、カバーの側面が乱れにくくなる。
したがって、上記開閉部自体の開閉が行いやすくなるとともに、乳幼児の乗降もさせやすくなる。特に、請求項4に記載のようにカバーを構成する全てのシート材が蚊を通さない程度のメッシュ材で構成されている(カバーが蚊帳である)場合でも、開閉部の開閉が行いやすくなるとともに、乳幼児の乗降もさせやすくなる。
請求項2記載のベビーカー用カバーは、フレームと、このフレームに搭載された、乳幼児を乗せるシートと、このシートの前側にあって乳幼児が乗るスペースを区画する前フレームとを有する対面型または非対面型のベビーカーに被せて使用することができる対面型、非対面型兼用のカバーであって、
前記前フレームとカバーとを連結する連結部材と、前記前フレームの上側においてのみ開閉される乳幼児乗降用の開閉部とを有し、
前記開閉部の下端両角部が対面型ベビーカーの押し手フレームの挿入部となっており、カバー天部後端両角部が非対面型ベビーカーの押し手フレームの挿入部となっているので、このベビーカー用カバーによれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、対面型、非対面型いずれのベビーカーに用いる場合にも、その前フレームとカバーとが連結部材で連結され、乳幼児乗降用の開閉部が前記前フレームの上側においてのみ開閉されるので、開閉部を開けた際に、カバーの側面が乱れにくくなる。
したがって、上記開閉部自体の開閉が行いやすくなるとともに、乳幼児の乗降もさせやすくなる。特に、請求項4に記載のようにカバーを構成する全てのシート材が蚊を通さない程度のメッシュ材で構成されている(カバーが蚊帳である)場合でも、開閉部の開閉が行いやすくなるとともに、乳幼児の乗降もさせやすくなる。
また、前記開閉部の下端両角部が対面型ベビーカーの押し手フレームの挿入部となっており、カバー天部後端両角部が非対面型ベビーカーの押し手フレームの挿入部となっているので、カバーの一部を着脱することなく、対面型、非対面型いずれのベビーカーにも容易に装着することができる。
請求項3記載のベビーカー用カバーによれば、前記開閉部はその両側に設けられたスライドファスナーによって、開閉可能になっているとともに、当該両側におけるカバー本体側には前記スライドファスナーに沿って補強用の棒材が設けられているので、スライドファスナーを容易にスライドさせることができる。
したがって、開閉部の開閉が一層行いやすくなる。
また、前記補強用の棒材はカバー本体側に設けられているので、開閉部を開けた際のカバー側面の保形性が向上する。
したがって、乳幼児の乗降も一層行いやすくなる。特に、請求項4に記載のようにカバーを構成する全てのシート材が蚊を通さない程度のメッシュ材で構成されている(カバーが蚊帳である)場合でも、開閉部の開閉が行いやすくなるとともに、乳幼児の乗降もさせやすくなる。
請求項4記載のベビーカー用カバーは、カバーを構成する全てのシート材が、蚊を通さない程度のメッシュ材で構成されているので、ベビーカー用蚊帳として適している。
請求項5記載のベビーカー用カバーは、カバーを構成する全てのシート材が、雨を通さないビニールシートで構成されているので、ベビーカー用雨具として適している。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るベビーカー用カバーの一実施の形態を示す概略斜視図である。図2は、非対面型のベビーカーに用いた場合の概略斜視図で、(a)は開閉部を閉じた状態を、(b)は開閉部を開けた状態を示している。図3は、対面型のベビーカーに用いた場合の概略斜視図で、(a)は開閉部を閉じた状態を、(b)は開閉部を開けた状態を示している。図4(a)〜(k)はカバーの構成部品を示す図である。
図2に示すベビーカーCは、非対面型(乳幼児と例えば母親とがともに前方を向くように乳幼児を乗せるタイプ)のベビーカーであり、フレームFと、このフレームFに搭載された、乳幼児を乗せるシートSと、このシートSの前側にあって乳幼児が乗るスペースを区画する前フレームF1とを有している。
図3に示すベビーカーC’は、対面型(乳幼児と例えば母親が向き合うように乳幼児を乗せるタイプ)のベビーカーであり、フレームFと、このフレームFに搭載された、乳幼児を乗せるシートSと、このシートSの前側にあって乳幼児が乗るスペースを区画する前フレームF1とを有している。
なお、これらのベビーカーはシートSの上部に日除け部S1を有している。
図1〜図3に示すように、このベビーカー用カバー10は、上記のような非対面型または対面型のベビーカーに被せて使用することができる対面型、非対面型兼用のカバーであって、ベビーカーC(またはC’(以下、特にことわらない限り同じ))の前フレームF1とカバー10とを連結する連結部材11と、前フレームF1の上側においてのみ開閉される乳幼児乗降用の開閉部12とを有し、開閉部12の下端両角部13,13(図3参照)が対面型ベビーカーC’の押し手フレームF2の挿入部となっており、カバー天部14(図2参照)の後端両角部15,15が非対面型ベビーカーCの押し手フレームF2の挿入部となっている。
図1〜図4(主として図1,図4)に示すように、このベビーカー用カバー10は、両側面および背面を形成する一対の側面シート20,20、前面下部を形成する下前面シート21、前記開閉部12を形成する開閉シート22、上記天部14を形成する上面シート23を、それぞれの縁部を適宜バイアステープ24(図1参照)を沿わせて縫着することにより構成されている。
具体的には、図1,図4に示すように、側面シート20、20の後縁20a、20a同士を縫着する。
側面シート20、20の前縁20b、20bと、下前面シート21の両側縁21b、21bとをそれぞれ縫着する。
側面シート20、20の上縁20c、20cと、上面シート23の互いに平行な両側縁23c、23cとをそれぞれ逢着する。
図5に拡大図を示すように、側面シート20、20の傾斜前縁20d、20dと、開閉シート22の両側縁22d、22dの上部約2/3とを図4(f)にも示すようなスライドファスナー30、30を介してそれぞれ逢着する。側面シート20、20の傾斜前縁20d、20d側(カバー本体側)のバイアステープ24内には、これに図5(b)に示すような補強用の棒材(例えば合成樹脂製の芯)31を挿入する(バイアステープ24で包み込む)ような状態で設ける。
開閉シート22の上縁22eと上面シート23の前縁23eとを逢着する。
以上のようにしてカバー10の本体が構成される。
上記各シート20〜23および後述するポケットを形成するシート25(図1,図4(e)、図7参照)は、いずれも、蚊を通さない程度のメッシュ材(例えば公知の蚊帳を形成する生地)で構成されている。
図1および図6(a)(b)に示すように、下前面シート21の上部には、上記連結部材11をなすベルト32が設けられている。図4(i)(j)(k)にも示すように、ベルト32は、その表下端部と裏上端部に、対をなす面ファスナー(マジックテープ(登録商標))33,34が逢着されており、中央部32aを下前面シート21の上部に逢着することにより下前面シート21に取り付けられている。
また、図1および図6(a)〜(d)に示すように、下前面シート21の上部表面側には、面ファスナー35(図4(g)参照)が逢着されているとともに、開閉シート22の下部裏面側には、上記面ファスナー35と対をなす面ファスナー36(図4(h)参照)が逢着されている。
さらに、図1および図7に示すように、側面シート20、20の後端上部表面側には、面ファスナー37(図4(g)参照)が逢着されているとともに、図6(e)(f)に示すように、上面シート23の後部裏面側には、上記面ファスナー37と対をなす面ファスナー38(図4(h)参照)が逢着されている。
なお、図1および図7に示すように、側面シート20、20の後部表面側には、ポケット25(図4(e)参照)が逢着されている。
以上のようなベビーカー用カバー10は、図2または図3に示したように、非対面型のベビーカーCまたは対面型のベビーカーC’に被せて使用することができる。
非対面型のベビーカーC(図2)に使用する場合、まず、図1に示すように、側面シート20後部の面ファスナー37と上面シート23後部の面ファスナー38とを外した状態(分離させた状態)で、両シート20,23の間(カバーの上部後ろ)に形成される空間A1に、図2に示すようにベビーカーCの押し手フレームF2を通すようにして、ベビーカー用カバー10を被せる。
次いで、側面シート20後部の面ファスナー37と上面シート23後部の面ファスナー38とを連結するとともに、連結部材11をなすベルト32を前フレームF1に巻き付けるようにしてその両端の面ファスナー33,34同士を結合させる。これによって、図2に示すようにカバー10がベビーカーCに装着される。
装着された状態では、開閉シート22両側のスライドファスナー30を開き、開閉シート22の下部22fを摘んで、その面ファスナー36と下前面シート21の面ファスナー35とを分離させることによって、図2(b)に示すように、開閉シート22を天部14の上方に捲り上げるようにして開閉部12を開放することができ、この状態で乳幼児をシートSに乗降させることができる。
また、乳幼児を乗せた後、必要に応じて図2(a)に示すように、開閉シート22を閉じ、その面ファスナー36を下前面シート21の面ファスナー35に結合させるとともにスライドファスナー30、30を閉じることで、乳幼児をカバー(蚊帳)10で略完全に覆った状態とし、乳幼児を蚊等の虫や直射日光から保護することができる。カバー10はメッシュ生地で構成されているので良好な風通しが得られ、乳幼児に不快感を与えることもない。
一方、対面型のベビーカーC’に使用する場合、まず、図3(b)に示すように、開閉シート22を開けた状態とし、その開口A2にベビーカーC’の押し手フレームF2を通すようにして、ベビーカー用カバー10をベビーカーC’に被せる。この際、側面シート20後部の面ファスナー37と上面シート23後部の面ファスナー38は連結させた状態としておいてもよいし、カバーを被せた後に連結してもよい。
次いで、連結部材11をなすベルト32を前フレームF1に巻き付けるようにしてその両端の面ファスナー33,34同士を結合させる。これによって、カバー10がベビーカーCに装着される。
装着された状態では、上記開口A2により、乳幼児をシートSに乗降させることができる。
また、乳幼児を乗せた後、必要に応じて図3(a)に示すように、開閉シート22を閉じ、その面ファスナー36を下前面シート21の面ファスナー35に結合させるとともにスライドファスナー30、30を閉じることで、乳幼児をカバー(蚊帳)10で略完全に覆った状態とし、乳幼児を蚊等の虫や直射日光から保護することができる。
以上のようなベビーカー用カバー10によれば次のような作用効果が得られる。
(a)このベビーカー用カバー10は、フレームFと、このフレームFに搭載された、乳幼児を乗せるシートSと、このシートSの前側にあって乳幼児が乗るスペースを区画する前フレームF1とを有するベビーカーに被せて使用するカバーであって、
前フレームF1とカバー10とを連結する連結部材11と、前フレームF1の上側においてのみ開閉される、乳幼児乗降用の開閉部12とを有しているので、このベビーカー用カバー10によれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、前フレームF1とカバー10とが連結部材11で連結され、乳幼児乗降用の開閉部12が前フレームF1の上側においてのみ開閉されるので、開閉部12を開けた際に、カバー10の側面(20)が乱れにくくなる。
したがって、開閉部12自体の開閉が行いやすくなるとともに、乳幼児の乗降もさせやすくなる。特に、この実施の形態のようにカバー10を構成する全てのシート材が蚊を通さない程度のメッシュ材で構成されている(カバーが蚊帳である)場合でも、開閉部12の開閉が行いやすくなるとともに、乳幼児の乗降もさせやすくなる。
(b)このベビーカー用カバー10は、前フレームF1を有する対面型または非対面型のベビーカーに被せて使用することができる対面型、非対面型兼用のカバーであって、開閉部12の下端両角部13,13が対面型ベビーカーC’の押し手フレームF2の挿入部となっており、カバー天部後端両角部15,15が非対面型ベビーカーCの押し手フレームF2の挿入部となっているので、このベビーカー用カバーによれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、対面型、非対面型いずれのベビーカーに用いる場合にも、その前フレームF1とカバー10とが連結部材で連結され、乳幼児乗降用の開閉部12が前フレームF1の上側においてのみ開閉されるので、開閉部12を開けた際に、カバー10の側面(20)が乱れにくくなる。
したがって、開閉部12自体の開閉が行いやすくなるとともに、乳幼児の乗降もさせやすくなる。特に、この実施の形態のようにカバー10を構成する全てのシート材が蚊を通さない程度のメッシュ材で構成されている(カバーが蚊帳である)場合でも、開閉部12の開閉が行いやすくなるとともに、乳幼児の乗降もさせやすくなる。
そして、開閉部12の下端両角部13,13が対面型ベビーカーC’の押し手フレームF2の挿入部となっており、カバー天部後端両角部15,15が非対面型ベビーカーCの押し手フレームF2の挿入部となっているので、カバー10の一部を着脱することなく、対面型、非対面型いずれのベビーカーにも容易に装着することができる。
(c)開閉部12はその両側に設けられたスライドファスナー30,30によって、開閉可能になっているとともに、当該両側におけるカバー本体側にはスライドファスナー30に沿って補強用の棒材31が設けられているので、スライドファスナー30を容易にスライドさせることができる。
したがって、開閉部12の開閉が一層行いやすくなる。
また、補強用の棒材31はカバー本体側に設けられているので、開閉部12を開けた際のカバー側面(20)の保形性が向上する。
したがって、乳幼児の乗降も一層行いやすくなる。特に、この実施の形態のようにカバーを構成する全てのシート材が蚊を通さない程度のメッシュ材で構成されている(カバーが蚊帳である)場合でも、開閉部12の開閉が行いやすくなるとともに、乳幼児の乗降もさせやすくなる。
(d)このベビーカー用カバー10は、カバーを構成する全てのシート材が、蚊を通さない程度のメッシュ材で構成されているので、ベビーカー用蚊帳として適している。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
例えば、図8に示すように、カバー10はビニールシートで構成し、雨よけカバーとして用いることも可能である。この場合、ビニールシートとしては、例えば、PVC樹脂(塩化ビニル樹脂)シート、PEVA(エチレン酢酸ビニルにポリエチレンを混ぜた合成樹脂)シート、PE(ポレエチレン)シートなどを用い、特に透明性があるシートを用いることが望ましい。また、この場合、図8に示すように、左右のサイド面に空気を逃がすメッシュ状の窓穴40を設ける。
本発明に係るベビーカー用カバーの一実施の形態を示す概略斜視図。 非対面型のベビーカーに用いた場合の概略斜視図で、(a)は開閉部を閉じた状態を、(b)は開閉部を開けた状態を示している図。 対面型のベビーカーに用いた場合の概略斜視図で、(a)は開閉部を閉じた状態を、(b)は開閉部を開けた状態を示している図。 (a)〜(k)はカバーの構成部品を示す図。 (a)は図1におけるファスナー部の拡大斜視図、(b)は補強用の棒材を示す斜視図。 (a)は下前面シート21およびこれに取り付けられた連結部材11を示す表面図、(b)は同じく裏面図、(c)は開閉シート22およびこれに取り付けられたスライドファスナー30,面ファスナー36を示す表面図、(d)は同じく裏面図、(e)は上面シート23およびこれに取り付けられた面ファスナー38を示す表面図、(f)は同じく裏面図。 側面シート20およびこれに取り付けられたポケット、面ファスナー37を示す表面図。 他の実施の形態を示す概略斜視図。
符号の説明
F フレーム
S シート
F2 前フレーム
C’ 対面型ベビーカー
C 非対面型のベビーカー
10 ベビーカー用カバー
11 連結部材
12 開閉部
13 下端両角部
15 天部後端両角部
30 スライドファスナー
31 補強用の棒材

Claims (5)

  1. フレームと、このフレームに搭載された、乳幼児を乗せるシートと、このシートの前側にあって乳幼児が乗るスペースを区画する前フレームとを有するベビーカーに被せて使用するカバーであって、
    側面および背面を形成する側面シートと,上面を形成する上面シートと,前面下部を形成する下前面シートと,前面上部を形成し前記前フレームの上側においてのみ開閉される開閉シートと,前記前フレームと前記下前面シートの上部とを連結する連結部材と、前記下前面シートの上部表面側に設けられた面ファスナーと,この面ファスナーと対をなしてこの面ファスナーと結合・分離される,前記開閉シートの下部裏面側に設けられた面ファスナーと,を有し,
    前記開閉シートが,前記前フレームの上側においてのみ開閉される、乳幼児乗降用の開閉部を形成していることを特徴とするベビーカー用カバー。
  2. フレームと、このフレームに搭載された、乳幼児を乗せるシートと、このシートの前側にあって乳幼児が乗るスペースを区画する前フレームとを有する対面型または非対面型のベビーカーに被せて使用することができる対面型、非対面型兼用のカバーであって、
    側面および背面を形成する側面シートと,上面を形成する上面シートと,前面下部を形成する下前面シートと,前面上部を形成し前記前フレームの上側においてのみ開閉される開閉シートと,前記前フレームと前記下前面シートの上部とを連結する連結部材と、前記下前面シートの上部表面側に設けられた面ファスナーと,この面ファスナーと対をなしてこの面ファスナーと結合・分離される,前記開閉シートの下部裏面側に設けられた面ファスナーと,を有し,
    前記開閉シートが,前記前フレームの上側においてのみ開閉される、乳幼児乗降用の開閉部を形成し、
    前記開閉部の下端両角部が対面型ベビーカーの押し手フレームの挿入部となっており、カバー天部後端両角部が非対面型ベビーカーの押し手フレームの挿入部となっていることを特徴とするベビーカー用カバー。
  3. 前記連結部材は,前記下前面シートの上部において一箇所にのみ設けたことを特徴とする請求項1または2記載のベビーカー用カバー。
  4. カバーを構成する全てのシート材が、蚊を通さない程度のメッシュ材で構成されていることを特徴とする請求項1,2または3記載のベビーカー用カバー。
  5. カバーを構成する全てのシート材が、雨を通さないビニールシートで構成されていることを特徴とする請求項1,2または3記載のベビーカー用カバー。
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