JP3828046B2 - 植栽設置構造 - Google Patents

植栽設置構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3828046B2
JP3828046B2 JP2002171746A JP2002171746A JP3828046B2 JP 3828046 B2 JP3828046 B2 JP 3828046B2 JP 2002171746 A JP2002171746 A JP 2002171746A JP 2002171746 A JP2002171746 A JP 2002171746A JP 3828046 B2 JP3828046 B2 JP 3828046B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
planting
tread
main body
corners
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002171746A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004016015A (ja
Inventor
良三 澤西
隆司 井上
裕正 野元
Original Assignee
アーキヤマデ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アーキヤマデ株式会社 filed Critical アーキヤマデ株式会社
Priority to JP2002171746A priority Critical patent/JP3828046B2/ja
Publication of JP2004016015A publication Critical patent/JP2004016015A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3828046B2 publication Critical patent/JP3828046B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/24Structural elements or technologies for improving thermal insulation
    • Y02A30/254Roof garden systems; Roof coverings with high solar reflectance
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B80/00Architectural or constructional elements improving the thermal performance of buildings
    • Y02B80/32Roof garden systems

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、植栽設置面上(例えば、屋上や屋根上)に、平面視で略正方形の外周部に沿って一定高さの側面部を備えた同一形状のトレーの複数を、各トレーの隅どうしを突き合わせて並設し、植栽物を育成自在な植栽部(例えば、土や植栽マットで構成してあり、芝や草木やセダム植物等を生育させる部分)を各トレー内に設けてある植栽設置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、屋上緑化を図るような場合、一般的には、図18に示すように、屋上Rに防根シート50を敷設し、その上に土51を盛り上げて植栽部52とした植栽設置構造(以下、単に第1構造と言う)を採用することが多く、この植栽部52に植栽物2を植えて屋上緑化を図っている。
また、小規模な花壇等を造るものとしては、図19に示すように、プランター53等を複数用意して、それらを屋上Rに並べるといった植栽設置構造(以下、単に第2構造と言う)もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の第1構造によれば、屋上の広い範囲を緑化することが可能であるという特徴がある一方、植栽を形成するにあたり、防根シートを敷設したり、その上に土を盛り上げる等、繁雑な作業が必要となり形成に手間がかかり易い問題点がある。また、広い範囲に植栽を設置した場合、メンテナンス等の作業の際、植栽部に人が入って実施することとなり、植栽物を足で傷める危険性があると共に、メンテナンス作業の足場状況がわるい分、作業が捗り難い問題点がある。
また、上述した従来の第2構造によれば、各プランターの横には、人が移動できる通路を確保する必要があり、その分、植栽部分の一体感が減少し、美観上好ましくないという問題点がある。
【0004】
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、一体感の高い植栽を、手間をかけずに形成でき、且つ、植栽内への人の立ち入りによる悪影響が発生し難い植栽設置構造を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の特徴構成は、図10,図11に例示するごとく、植栽設置面R上に、平面視で略正方形の外周部に沿って一定高さの側面部34bを備えた同一形状のトレーAの複数を、各トレーAの隅どうしを突き合わせて並設し、植栽物2を育成自在な植栽部3を各トレーA内に設けてある植栽設置構造において、人が乗ることのできる平面視で正方形の踏み面部1bを前記トレーAとは別体に設け、前記隅どうしを突き合わせて並設してあるトレーAにおける前記側面部34bの上面に前記踏み面部12bの四つの隅角部の夫々を載せた状態で、前記踏み面部12bを各トレーAの隅どうしの突き合わせ箇所に載置し、前記踏み面部12bの下面側に、その踏み面部12bの前記トレーAに対する位置ずれを防止するずれ防止手段を設けてあるところにある。
【0006】
請求項1の発明の特徴構成によれば、植栽部を備えたトレーを用いているから、植栽設置面上にそれらの多数のトレーを並べて設置するだけで、一体感の高い植栽を、簡単に形成することが可能となる。そして、人が乗ることのできる平面視で正方形の踏み面部をトレーとは別体に設け、隅どうしを突き合わせて並設してあるトレーにおける側面部の上面に踏み面部の四つの隅角部の夫々を載せた状態で、踏み面部を各トレーの隅どうしの突き合わせ箇所に載置し、踏み面部の下面側に、その踏み面部のトレーに対する位置ずれを防止するずれ防止手段を設けてあるから、前記踏み面部に人が乗ることができ、植栽部の植栽物に悪影響を及ぼすこと無く植栽部に立ち入ることが可能となる。従って、植栽部のメンテナンス等の作業も、植栽物を気にすることなく効率よく実施することが可能となる。
また、トレーによって異なる種類の植栽物を植え分けたり、又は、それらトレーの配置を変更したり、新たな植栽物を植えたトレーを追加したりすることが各トレー単位で簡単にできるから、植栽部の模様替え等の作業を手間をかけずに簡単且つ迅速に実施することが可能となる。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
請求項の発明の特徴構成は、図10、図11に例示するごとく、前記踏み面部12bは、隣接する複数のトレーAどうしを連結する連結具12と一体に形成してあるところにある。
【0014】
請求項の発明の特徴構成によれば、請求項1の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、植栽設置面上に設置した前記各トレーどうしを連結する連結具を、隣接するトレーに取り付けるだけで、前記踏み面部も同時にセットすることが可能となり、植栽部の設置手間を軽減することが可能となる。また、連結具には、トレーどうしを連結する充分な連結力が要求される一方、前記踏み面部には、人の荷重を充分に支持できる支持力が要求され、これら両者を強度の高い一体物として形成することができ、強度上の信頼性を向上させることが可能となる。
【0015】
請求項の発明の特徴構成は、図10,図11に例示するごとく、前記踏み面部1bは、前記トレーAの周壁より高い位置に配置してあるところにある。
【0016】
請求項の発明の特徴構成によれば、請求項1又は2の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、トレーの周壁は、踏み面部より低い位置に配置されているから、踏み面部に人が乗る際に、前記周壁が邪魔になり難く、例えば、躓いたりするようなことを防止し易い。また、水やり等でトレーの中の水面が一時的に上がった状態でも、踏み面部上面に水が溢れて残っている状態は避けやすく、水で滑ると言ったことも防止し易い。
【0017】
請求項の発明の特徴構成は、図10に例示するごとく、前記踏み面部1bは、前記トレーAの敷設部で、隣接するもの同士が、少なくとも人が歩行可能な間隔に配置してあるところにある。
【0018】
請求項の発明の特徴構成によれば、請求項1〜の何れかの発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、植栽部の中を移動する際に、隣接する各踏み面部の上を歩行することが可能となるから、植栽部を踏み荒らしたりすることなくメンテナンスや植栽物の植え付け等の作業を実施することが可能となる。 即ち、植栽部の維持管理性を向上させることが可能となる。
【0019】
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
【0021】
図1は、当該発明の植栽設置構造について、その一実施形態(植栽を備えた建物B)を示すものである。
本実施形態の建物Bは、鉄筋コンクリート造で、その屋上(植栽設置面に相当)Rは、陸屋根として構成してある。
そして屋上Rには、植栽ゾーンSを設けて屋上緑化を図ってある。
【0022】
屋上Rの説明をすると、図1・2に示すように、屋上スラブB1上に防水層1を設けて構成してある。
前記防水層1は、例えば、シート防水等によって施工された防水層で、前記屋上スラブB1と一体的に設けられている。
【0023】
そして、前記植栽ゾーンSは、防水層1上に、植栽物(例えば、草や木等)2を生育させる植栽部3を備えた複数の植栽用トレー(以後、単にトレーという)Aを縦横に並設して構成してある。
【0024】
前記植栽部3について説明すると、排水層となる排水マット3Aと、植栽物2の植付層となる植栽マット3Bとを積層させて構成してあり、前記トレーAの内空部に、これらマット3A・3Bを積層する状態に収納配置して構成してある。
【0025】
前記排水マット3Aは、合成樹脂製の繊維を絡ませてマット状に成形したもので、各繊維間の隙間を通して、植栽部3の余剰水を、トレーAの排水孔hからトレー外部に排水できるように構成してある。
一方、前記植栽マット3Bは、合成樹脂製の繊維を絡ませてマット状に成形した本体3Baと、その本体3Baの下面部分に一体に形成した合成樹脂製のフィルタ3Bbと、前記本体3Baの空間に詰めた客土3Bcとを備えて構成してある。そして、客土3Bcには、例えば、乾燥状態や貧栄養状態でも生育するセダム類等の植栽物2を植生してある。
因みに、前記客土3Bcは、火山砂利やセラミックス系のもの等を使用すれば、乾燥・貧栄養条件を維持しやすく、雑草の侵入を抑制した状態で前記セダム類の生育環境を最適化することが可能となる。
【0026】
以下に、トレーA、及び、そのトレーAによって形成した植栽構造について説明するが、異なる形態である第1から第4までの各実施形態を示す。
【0027】
−第1実施形態−
図3に第1実施形態による植栽構造に使用されるトレーAが示されている。このトレーAは、底面部4aと、この底面部4aの外周から立設された側面部4bとを備えたトレー本体4によって構成してある。
【0028】
図3〜5に示すように、トレー本体4は、平面視での四隅が面取りしてある略正方形に形成してある。そして、前記底面部4a(又は側面部4b、又は、両方4a,4b)には、前記植栽部3からの水をトレー外部に排出する排水孔hを形成してある。
また、略正方形の平面における一つの隅部分には、図に示すように、前記側面部4bの上端と同じ高さ(又は、それ以上の高さ)に、平面部分を形成してある。
この平面部分は、人が乗ることができるように、荷重を受け止めると共に、その荷重をトレー本体4に伝達して、人を安定支持できるように構成してある。この平面部分を踏み面部4cと言い、当該実施形態においては、平面視略三角形に形成してある。そして、図5に示すように、複数のトレー本体4を屋上Rの表面に沿って並設することによって、四つのトレー本体4の各踏み面部4cが、隣接状態に位置するように配置することができる。この場合、四つのトレー本体4の各踏み面部4cが合わさった形状は、図に見られるように、略正方形となり、人が乗りやすい面積となる。
【0029】
具体的には、トレーAそのものは、プラスチック材による一体成型によって形成してあり、前記踏み面部4cは、トレー本体4の該当部分を上方に膨出する形状に形成することで構成されている。従って、トレー本体4の踏み面部4c下方側は、下方に開口する状態に形成されている。
【0030】
次に、トレーAの屋根Rへの固定構造について説明する。
図2、図5に示すように、屋根R上には縦横の夫々に複数のトレーAが隣接状態に配列されており、隣り合う4個のトレーAの四隅の面取り部間に形成される矩形空間kkの内の一部の矩形空間kkを利用して、固定具5によって屋根Rに固定してある。
【0031】
前記固定具5は、図6〜7に示すように、塩化ビニル製の固定具本体7と、金属製の押さえ金具8とを備えて構成してある。
【0032】
前記固定具本体7は、ベース部分7aと、本体部分7bと、係止リング部材7cとを備えて構成してある。
前記ベース部分7aは、円板で構成してあり、前記本体部分7bは、前記円板の中央部分に一体的に且つ立設状態に設けられた樹脂ボルトによって構成してある。そして、係止リング部材7cは、本体部分7bの外周部の雄ネジ部に係止自在なリング部材で構成してある。また、前記ベース部分7aは、その下面を前記防水層1に固定されている。
また、係止リング部材7cについて説明すると、前記ベース部分7a・本体部分7bと同様に、合成樹脂によって構成してあり、図2、図6に示すように、リング状の本体の内周部には、薄肉の複数の係止片7caを一体的に設けて構成してある。
前記各係止片7caは、リング軸芯に対して一方側へ傾斜する姿勢に形成してあり、前記樹脂ボルトからなる前記本体部分7bの一端側から当該係止リング部材7cをボルト軸芯に沿って嵌合操作する際には、前記各係止片7caが撓み易い係止状態となり、容易に嵌合させることが出来ながら、一度、嵌合させると、逆方向には、前記係止片7caが突っ張って抜け難くなるように構成してある。 因みに、本体部分7bへの係止リング部材7cの係止作用は、本体部分7bの外周雄ネジ部に係止片7caの先端部が係合することによって有効となる。また、本体部分7bから係止リング部材7cを取り外すには、ボルトからナットを外すのと同じ操作(前記雄ネジ部にそってボルト軸芯周りに係止リング部材7cを回転操作)することによって実施される。
また、本体部分7bに対する係止リング部材7cの係止位置は、自由に変更することが可能であるから、前記押さえ金具8の寸法に合わせて支持高さを好ましい値に容易に調整することができるようになる。
【0033】
前記押さえ金具8は、図2、図7に示すように、縦断面形状が略『U』字形状に形成した帯板で構成してある。そして、トレー本体4の側面部4b上縁を押さえ支持自在な押さえ部8aが、『U』字形状の両上端部に各別に設けてあると共に、前記固定具本体7の本体部分7bを挿通自在な挿通孔8bを中央部に設けて構成してある。
従って、トレー本体4間の矩形空間kkに位置する状態に固定された固定具本体7に、前記挿通孔8bを挿通させて、トレー本体4の側面部4b上縁に前記押さえ部8aが載置する状態に押さえ金具8を配置し、前記挿通孔8bから上に突出した固定具本体7の本体部分7bに係止リング部材7cを係止させながらその係止位置を下方に移動させ、押さえ金具8の挿通孔8b周囲部分を押さえることで、前記押さえ金具8の押さえ部8aがトレー本体4の側面部4b上縁を押さえた状態に位置規制され、トレー本体4を固定することが可能となる。
そして、押さえ金具8は、前記矩形空間kk内で二つが交差する状態に配置され、二つの押さえ金具8によって四つのトレー本体4の隅部を固定することができる。
各トレー本体4配列の中における押さえ金具8の配置は、すべての矩形空間kkに各別に配置しても良いが、本実施形態においては、図6に示すように、一つのトレー本体4における一つの対角線上に位置する二つの隅部が、前記押さえ金具8で固定されるように配置してある。
【0034】
−第2実施形態−
以下の各実施形態では、先の実施形態と異なるところを主に説明するもので、共通する構成の説明は省略する。
図8、図9に第2実施形態による植栽構造に使用されるトレーAが示されている。このトレーAは、底面部24aと、この底面部24aの外周から立設された側面部24bとを備えたトレー本体24によって構成してある。
【0035】
トレー本体24は、平面視での四隅が面取りしてある略正方形に形成してあり、前記底面部24a、側面部24bで囲まれた内空部9には、上面が踏み面部24cとなるレンガ(踏み面形成部材に相当)Dを収納自在なレンガ収納空間9aを形成してある。そして、側面部24bには、前記内空部9を仕切って前記レンガ収納空間9aを確保自在な仕切り板10を着脱自在な切欠き部11を設けてある。
そして、前記切欠き部11に前記仕切り板10を取り付けることによって、前記内空部9は、前記レンガ収容空間9aと、植栽部用空間9bとに分割される。 尚、前記レンガ収容空間9a内にレンガDを設置した状態では、そのレンガDの上面が、上述のように、人が乗ることができる踏み面部24cとなる。そして、レンガD上面の高さは、トレー本体24の側面部24bの上縁より、若干高くなるように各部の寸法を設定してある。従って、踏み面部24c上を歩行する際に、側面部24bに躓き難くすることができる。
当該実施形態のトレー本体24の配置に関して、その一例を挙げると、図9に示すとおりである。このように、隣接する各踏み面部24cは、人がそれらの上を順次踏みながら歩行できるように間隔を設定して配置してある。
【0036】
−第3実施形態−
図10、図11に第3実施形態の植栽構造に用いられるトレーAが示されている。このトレーAは、底面部34aと、この底面部34aの外周から立設された側面部34bとを備えたトレー本体34によって構成してある。
【0037】
トレー本体34は、平面視での四隅が面取りしてある略正方形に形成してあり、所謂、折り詰めの『折り』形状に形成してある。
そして、四つのトレー本体34の隅が合わさる部分には、それぞれのトレー本体34を連結自在な連結具12が取り付けられるようにしてある。
【0038】
前記連結具12は、図10、図11に示すように、隣接する両トレー本体34の側面部34bどうしを挟み込む状態に連結自在な複数の挟持連結部12aと、人の荷重を受け止めると共に、その荷重をトレー本体34に伝達して安定支持できるように構成された踏み面部12bとを一体的に形成して構成してある。
連結具12は、合成樹脂によって一体成形してあり、当該実施形態においては、正方形の板状の踏み面部12bの裏面に、四つの前記挟持連結部12aが、各トレー本体34の側面部34bの位置に対応させた配置で一体形成してある。
挟持連結部12aは、図に示すように、上下逆の『U』字形状に形成してあり、対向する二つの挟持片部12aaの弾性復元力で、トレー本体34の側面部34bどうしを挟持連結できるように構成してある。そして、トレー本体34に取り付けた状態においては、前記踏み面部12bに作用する荷重は、踏み面部12bの裏面と、挟持片部12aaの先端部とから、トレー本体34にそれぞれ伝達されるように各部の寸法設定を行ってある。
【0039】
従って、トレー本体34に当該連結具12を取り付けるだけで、トレー本体34どうしの連結を行えると共に、踏み面部12bを確保することができるようになり、簡単に且つ自由に踏み面部12bの配置を計画することができる。
【0040】
−第4実施形態−
図12、図13に第4実施形態の植栽構造に用いられるトレーAが示されている。このトレーAは、第3実施形態におけるトレー本体34と同様であり、平面視での四隅が面取りしてある略正方形に形成してあり、所謂、折り詰めの『折り』形状に形成してある。
そして、四つのトレー本体34の隅が合わさる部分に形成される前記矩形空間kkに臨ませて、固定具5が設けてあり、この固定具5によって四つのトレー本体34が固定されている。尚、この固定具5は、先の実施形態と同様に屋根Rに固定してある。
【0041】
前記固定具5は、図12、図13に示すように、塩化ビニル製の固定具本体7と、金属製の押さえ金具13とを備えて構成してある。
前記固定具本体7は、前記第1実施形態で説明したものと同様のものである。 また、押さえ金具13に関しては、前記矩形空間kk周囲に位置する四つのトレー本体34上縁部に当接して押さえ支持自在な四角形板状の押さえ部(踏み面部に相当)13aと、固定具本体7の本体部分7bに外嵌自在な筒部13bとを一体的に備えて構成してある。
前記押さえ部13aは、その中央部に貫通孔13cが形成してあり、その貫通孔13cに前記筒部13bの上開口が一致する状態に、一体形成されている。そして、前記筒部13bの下方側の内空部には、前記固定具本体7の本体部分7bを挿通自在で、且つ、係止リング部材7cで押さえ固定(又は、抜け止め)自在な鍔部13dが形成してある。また、筒部13bの長さ寸法は、押さえ部13aの下面がトレー本体34の上縁部に当接する状態で、筒部13bの下端部が、前記固定具本体7のベース部分7a上に当接するように寸法設定してある。
従って、押さえ部13a上に作用する荷重は、押さえ部13aからトレー本体34へと伝達される一方、筒部13bから固定具本体7の本体部分7b、屋上Rに伝達され、これら両者で前記荷重を支持することができる。
即ち、当該固定具5は、トレー本体34の固定と共に、押さえ部13a上に作用する荷重を支持することができるように形成してある。前記荷重は、当該実施形態においては、人の体重であり、例えば、トレーAやその中の植栽部3のメンテナンス等の際に、前記押さえ部13a上にのって作業を行ったり、歩行したりすることが可能となる。当該実施形態においては、前記押さえ部13aが、踏み面部となる。
【0042】
前記トレー本体34間の矩形空間kkに位置する状態に固定された固定具本体7に、前記筒部13bを挿通させて、トレー本体34の側面部34b上縁に前記押さえ部13aが載置する状態に押さえ金具13を配置し、前記筒部13b内に突出した固定具本体7の本体部分7bに係止リング部材7cを係止させながらその係止位置を下方に移動させ、鍔部13dを押さえることで、前記押さえ金具13の押さえ部13aがトレー本体34の側面部34b上縁を押さえた状態に位置規制され、トレー本体4を固定することが可能となる。そして、押さえ部13a上の荷重をも固定具5を介して支持することが可能となる。
ある。
【0043】
従って、トレー本体34に当該固定具5を取り付けるだけで、トレー本体34の固定を行えると共に、踏み面部を確保することができるようになり、簡単に且つ自由に踏み面部の配置を計画することができる。
【0044】
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
【0045】
〈1〉 建物の構造は、先の実施形態で説明した鉄筋コンクリート造に限るものではなく、例えば、鉄骨造や、鉄骨鉄筋コンクリート造、又は、木造、及び、それらの複合構造等、公知の建築構造を採用することが可能である。
〈2〉 前記植栽設置面Rは、先の実施形態で説明した陸屋根の屋上に限るものではなく、例えば、ベランダやバルコニー、傾斜屋根等で構成してあるものであってもよい。
〈3〉 前記植栽部3は、排水マット3Aと植栽マット3Bとを備えて構成してあるものに限らず、例えば、植栽マット3Bと他の機能を備えた層とを備えた構成や、植栽マット3Bのみによって構成してあるもの、客土3Bcのみを入れて構成してあるものであってもよく、それらを総称して植栽部という。
〈4〉 前記固定具5は、先の実施形態で説明したベース部分7aと本体部分7bとを一体に形成したものに限るものではなく、例えば、図14に示すように、それぞれを別部材で着脱自在な構成とするものであってもよい。
また、ベース部分7aと本体部分7bとの材質を異なるもので構成して、それぞれの材質が備えた長所を、ベース部分7a・本体部分7bそれぞれに生かした高機能固定具とすることが可能となる。
即ち、材質も合成樹脂に限るものではなく、金属やセラミックス、木材等で構成してあってもよい。
一方、前記押さえ金具は、先の実施形態では金属製のものを説明しているが、金属に替えて例えば合成樹脂製であってもよい。また、押さえ金具の形状変更も可能で、先の実施形態では、押さえ部13aの下面がトレー本体34の上縁部に当接する状態で、筒部13bの下端部が、前記固定具本体7のベース部分7a上に当接するような寸法設定のものを説明したが、この限りではなく、筒部13bの下端部が、ベース部分7a上に浮いた状態となるような寸法設定や、筒部13bの下端部はベース部分7aに当接する状態で押さえ部13aの下面がトレー本体34の上縁部と離間しているような寸法設定であってもよい。
〈5〉 植栽ゾーンSに生育させる植栽物1は、先の実施形態で説明したようにセダム類の植物に限るものではなく、他の草木であってもよい。
〈6〉 前記トレーAの形状は、先の実施形態で説明したように隅部を面取りした矩形形状に限るものではなく、四角形以外の多角形や円形等の形状を基本形状とするものであっても良い。また、トレーAの固定手段を、前述の固定具5と異なるものを使用すれば、トレー隅部を、必ずしも面取りする必要はない。
また、図15に示すように、トレーAの底部に、下方に膨出形状の複数の膨出部14を設けてあれば、その凹部に水を貯留して、植栽部の乾燥を緩和することが可能となる。更には、膨出部14によって底部を植栽設置面Rと離間させることができ、トレーAと植栽設置面Rとの間の水はけをよくすることが可能となる。
以上、各例を含めてトレーと総称する。
〈7〉 第1実施形態における平面視三角形の踏み面部4cに替えて、例えば、図16に示すような、四角形や分割円形等であってもよい。
〈8〉 第2実施形態におけるトレーAの仕切り板10、切欠き部11に替えて、図17に示すように、底部24aに踏み面形成部材Dのズレ防止を図る突起15を設けるものであっても良い。この構成によれば、部品点数を減らし、且つ、トレー本体24の成形性を向上させることができるので、材料コストのダウンを図れると共に、植栽部に踏み面部を形成する作業手間をも軽減することが可能となる。
〈9〉 前記固定具や連結具は、先の各実施形態で説明した材質や形状に限定されるものではなく、他の材質や形状に変更することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 屋上の要部を示す一部切欠き斜視図
【図2】 屋上の詳細を示す要部断面図
【図3】 第1実施形態におけるトレーを示す斜視図
【図4】 第1実施形態におけるトレーを示す断面図
【図5】 第1実施形態における植栽ゾーンを示す平面図
【図6】 固定具を示す分解斜視図
【図7】 押さえ金具を示す分解斜視図
【図8】 第2実施形態におけるトレーを示す分解斜視図
【図9】 第2実施形態における植栽ゾーンを示す平面図
【図10】 第3実施形態におけるトレーの設置状況を示す分解斜視図
【図11】 第3実施形態におけるトレーの設置状況を示す要部断面図
【図12】 第4実施形態におけるトレーの設置状況を示す分解斜視図
【図13】 第4実施形態におけるトレーの設置状況を示す要部断面図
【図14】 別実施形態の固定具を示す断面図
【図15】 別実施形態のトレーを示す断面図
【図16】 別実施形態のトレーを示す上面図
【図17】 別実施形態のトレーを示す斜視図
【図18】 従来の植栽設置構造を示す断面図
【図19】 従来の植栽設置構造を示す断面図
【符号の説明】
2 植栽物
3 植栽部
4c 踏み面
2 連結具
12b 踏み面
トレ
植栽設置面

Claims (4)

  1. 植栽設置面上に、平面視で略正方形の外周部に沿って一定高さの側面部を備えた同一形状のトレーの複数を、各トレーの隅どうしを突き合わせて並設し、植栽物を育成自在な植栽部を各トレー内に設けてある植栽設置構造であって、
    が乗ることのできる平面視で正方形の踏み面部を前記トレーとは別体に設け、
    前記隅どうしを突き合わせて並設してあるトレーにおける前記側面部の上面に前記踏み面部の四つの隅角部の夫々を載せた状態で、前記踏み面部を各トレーの隅どうしの突き合わせ箇所に載置し、
    前記踏み面部の下面側に、その踏み面部の前記トレーに対する位置ずれを防止するずれ防止手段を設けてある植栽設置構造。
  2. 前記踏み面部は、隣接する複数のトレーどうしを連結する連結具と一体に形成してある請求項1に記載の植栽設置構造。
  3. 前記踏み面部は、前記トレーの周壁より高い位置に配置してある請求項1又は2に記載の植栽設置構造。
  4. 前記踏み面部は、前記トレーの敷設部で、隣接するもの同士が、少なくとも人が歩行可能な間隔に配置してある請求項1〜の何れか一項に記載の植栽設置構造。
JP2002171746A 2002-06-12 2002-06-12 植栽設置構造 Expired - Fee Related JP3828046B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002171746A JP3828046B2 (ja) 2002-06-12 2002-06-12 植栽設置構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002171746A JP3828046B2 (ja) 2002-06-12 2002-06-12 植栽設置構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004016015A JP2004016015A (ja) 2004-01-22
JP3828046B2 true JP3828046B2 (ja) 2006-09-27

Family

ID=31171520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002171746A Expired - Fee Related JP3828046B2 (ja) 2002-06-12 2002-06-12 植栽設置構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3828046B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5007042B2 (ja) * 2005-12-14 2012-08-22 共同カイテック株式会社 植栽基盤の固定構造
JP2007332766A (ja) * 2006-05-17 2007-12-27 Blue Globe Protect Co Ltd 金属屋根の緑化システム
JP4909650B2 (ja) * 2006-06-12 2012-04-04 田島ルーフィング株式会社 植栽装置と植栽装置メンテナンス用足場
JP5142498B2 (ja) * 2006-08-14 2013-02-13 田島ルーフィング株式会社 草木用の植栽装置と植栽構造
JP2009022245A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Toho Leo Co 屋上緑化施工用パネル、及びその屋上緑化施工用パネルを用いた屋上緑化の施工システム
JP6139907B2 (ja) * 2013-02-22 2017-05-31 株式会社長谷工コーポレーション 屋上緑化用敷設板とその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004016015A (ja) 2004-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170215344A1 (en) Vegetated roof system
JPH11289876A (ja) 植栽用マット
JPH11318220A (ja) 植栽用マット及びその敷設方法
CN102340984A (zh) 花箱支承框装置
WO2004075629A1 (ja) 緑化体
JP3828046B2 (ja) 植栽設置構造
JP2007000063A (ja) 屋上緑化用植栽コンテナー
JP2000199265A (ja) ガ―デン用区画防水構造及びガ―デン構造
JP3904847B2 (ja) 芝生等植栽用の連結据置式緑化ユニット
KR102048147B1 (ko) 화분 모듈
KR102320508B1 (ko) 적층식 화분
JP3491020B2 (ja) 植栽用容器
JP4921586B1 (ja) タイル枠
KR20210054881A (ko) 조립식 화분체
JP2546563Y2 (ja) 人工植物栽培床
JP3874896B2 (ja) 植栽基盤および植栽基盤の利用方法
JP4922786B2 (ja) 植栽装置
JP4493705B2 (ja) 屋上緑化プラント装置および屋上緑化システム
JP3841123B2 (ja) ガーデン造成方法
JP3112587U (ja) 栽培容器
JP3459810B2 (ja) 人工地盤
KR20170066191A (ko) 다단식 텃밭 재배기
JPH0974904A (ja) 植生物育成パレット
JP2003333933A (ja) 植栽器用土止め及び植栽器
JP2006087441A (ja) 植物栽培装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060615

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3828046

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090714

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110714

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130714

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees