JP3827908B2 - 端子金具 - Google Patents

端子金具 Download PDF

Info

Publication number
JP3827908B2
JP3827908B2 JP2000060296A JP2000060296A JP3827908B2 JP 3827908 B2 JP3827908 B2 JP 3827908B2 JP 2000060296 A JP2000060296 A JP 2000060296A JP 2000060296 A JP2000060296 A JP 2000060296A JP 3827908 B2 JP3827908 B2 JP 3827908B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
crimping
nut
female screw
terminal body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000060296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001250598A (ja
Inventor
善昌 和田
雅徳 涌井
桂一 伊藤
和幸 白木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2000060296A priority Critical patent/JP3827908B2/ja
Publication of JP2001250598A publication Critical patent/JP2001250598A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3827908B2 publication Critical patent/JP3827908B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、相手部材との接続をめねじ部によって行う端子金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の端子金具として、金属棒材を切削加工することにより、図5に示すように形成されるものがあった。この端子金具1は、後部に電線Wの端末を圧着する圧着部2を備えると共に、その前端部には、めねじ部3が穿設されている。端子金具1は、このめねじ部3に対して図示しない相手側端子金具のおねじ部を螺合させることで接続を図る。尚、めねじ部は備えていないが、切削加工により形成された端子金具として特開平8−138798号公報に開示されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
端子金具が相手側との接続を図る箇所を切削で形成してめねじ部とすることは、端子金具としては特殊であり、金属板をプレス加工して形成した角筒部内に相手側タブ部を嵌合させる一般的な端子金具に比べて生産数が遥かに少ない。かかる特殊形状の端子金具の製造には専用の切削加工機が必要となることから、端子金具の製造コストが高くつくという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、製造コストの低減が可能な端子金具の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達するため、請求項1に係る発明は、相手部材のおねじ部に螺合するめねじ部を備えた端子金具において、前記めねじ部は、端子本体とは別体のめねじ部材に形成されており、前記めねじ部材は、外周が方形のナットで構成されるとともに、前記ナットの外周には、前記端子本体の前部に一体形成された角筒状の外殻部が巻着されており、前記外殻部には、前側固定片及び後側固定片が延設されるとともに、前記ナットは、内側に曲げ起こされた前側固定片及び後側固定片によって前後から挟持されており、前記端子本体の後部には、電線の端末を圧着する圧着部を備えており、前記圧着部は、前記端子本体に一体形成されるとともに、一端が自由端となっている圧着片を左右両側に備え、両圧着片によって電線の被覆から剥き出された芯線の端末部分を圧着可能となっており、前記端子本体、前記外殻部、及び前記圧着部は、金属板のプレス加工によって形成されている、端子金具である。
【0005】
【発明の作用及び効果】
端子本体とめねじ部材とを別体としたので、端子本体をプレス加工等の安価な手段により成形し、めねじ部材は量産により安価に製造されたものを用いることで、製造コストの低減が可能である。
【0006】
端子本体は、金属板からなるので、電線等の端末を接続するための構造として広く用いられている圧接部或いは圧着部を形成することができる。
【0007】
端子本体がめねじ部材の外周に巻着することで、そのめねじ部材を回転不能に固定できるので、溶接等を用いなくて済み、端子金具の製造が容易となる。
【0008】
端子本体を、めねじ部材の方形の外周に合わせて形成することで、端子金具は、一般的なコネクタハウジングに設けられている断面形状が方形のキャビティに対して収容可能なものとすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
端子金具10は、後部において電線Wの端末を圧着する圧着部12と、前部において相手側端子金具(図示なし)との接続を図る接続部13とを備える(図1参照)。それと共に、端子金具10は、所定形状に打ち抜いた金属板をプレス加工して形成された端子本体11に、端子本体11とは別体のナット15(めねじ部材)を組付けた構成である。
圧着部12は、端子本体11に一体形成されると共に、一端が自由端となっている圧着片12Aを左右両側に備え、両圧着片12A,12Aによって電線Wの被覆から剥き出された芯線の端末部分を圧着可能となっている。
【0010】
さて、接続部13は、端子本体11に一体形成された外殻部14の内部に、端子本体11とは別体のナット15を備える。
外殻部14は、プレス加工のみによって形成された角筒形状をなしている。
ナット15は、図3に示すように、外周が正方形状の四角ナットで、中心部には前後両端面に貫通するめねじ部17が設けられている。本実施形態において、ナット15は、一般に量産されているもので、JIS規格B1163の四角ナットM6を用いた。
【0011】
そして、外殻部14は、図2に示すような展開状態において、底板14Bの前端部にナット15を載置してから、底板14Bの両端縁に連なる側板14S,14Sを所定の折り目に沿って曲げ起し、一方の側板14Sに連設された天板14Tを折り目に沿って曲げて上面に配することで、前後方向に延びた角筒形状に形成される。それと共に、外殻部14は、前後方向に対して垂直をなす断面が、ナット15の外周と同形状の正方形をなしており、内部に収容するナット15の外周面に対して、外殻部14の内周面を密着させるように巻着することで、ナット15を上下方向及び左右方向へ移動しないようにしつつ、回転不能としている。
【0012】
さらに、外殻部14には、図2の展開状態において、天板14T及び底板14Bの前端縁部分から前方に延設された前側固定片16F,16Fと、天板14T及び底板14Bの中央部分に穿設された角孔の前端縁から後方に延設された後側固定片16R,16Rとを備える。前側固定片16Fと後側固定片16Rとのそれぞれを内側へ曲げ起してナット15の前端面及び後端面に当接させることで、両固定片16F,16Rがナット15を挟持して、前後方向への移動を規制するようになっている(図4参照)。
【0013】
このように構成される端子金具10は、接続部13のナット15に設けられためねじ部17に、図示しない相手側端子金具のおねじ部を螺合させることで接続を図るようになっている。
【0014】
このように、本実施形態に係る端子金具10は、予め、めねじ部17のねじ溝が切られたナット15を端子本体11とは別体のめねじ部材として用いる。これにより、従来の端子金具のように専用の加工機等を用いて端子本体に対して直接切削加工を施す必要がなく、端子金具の製造法として一般的なプレス加工を用いて端子本体11が製造されている。さらに、めねじ部材には、量産により安価に製造されているナット15が用いられている。従って、製造コストの低減が実現されている。
【0015】
また、図5に示す従来の端子金具1のような円筒形状の圧着部2では、圧着部2の内部に電線Wの端末を挿入した後、圧着部2を外周から締付ける様にして行う特殊な圧着方法であり、このための専用の治具等が必要であり、コスト増大の要因となっていた。それに対して、本実施形態では、金属板を用いて端子本体11が形成されるので、電線等の端末を接続するための構造として広く用いられている一対の圧着片12A,12Aを備えたいわゆるオープンバレル状の圧着部12を形成することができた。このような圧着部12によれば、特殊な治具は必要く、広く一般に用いられている自動圧着機によって電線Wを接続できる。
【0016】
さらに、外殻部14がナット15の外周を巻着することで、溶接等を用いなくても、ナット15を回転不能に固定できるので、端子金具10の製造が容易となる。
また、端子本体11を、ナット15(四角ナット)の外周に合わせて方形に形成することで、端子金具10は、一般的なコネクタハウジングに設けられている断面形状が方形のキャビティに対して収容可能となっている。
【0017】
<他の実施形態>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、ナット15に四角ナットを用いたが、六角ナット等他の形状のナットを用いるものであってもよい。また、この場合、外殻部14の形状を六角ナット等に合わせた形状とするものでもよい。
(2)上記実施形態では、固定片16F,16Rを用いてナット15を前後から挟んで端子本体に固定したが、例えば溶接によりナット15を端子本体11に固定するものであってもよい。
(3)上記実施形態では、圧着部12により電線Wとの導通接続を図る構成であったが、例えば、圧接刃により電線との導通接続を図る構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る端子金具の斜視図
【図2】端子本体の展開図
【図3】ナットの斜視図
【図4】端子金具の断面図
【図5】従来例に係る端子金具の斜視図
【符号の説明】
10…端子金具
11…端子本体
15…ナット(めねじ部材)
17…めねじ部

Claims (1)

  1. 相手部材のおねじ部に螺合するめねじ部を備えた端子金具において、
    前記めねじ部は、端子本体とは別体のめねじ部材に形成されており、
    前記めねじ部材は、外周が方形のナットで構成されるとともに、前記ナットの外周には、前記端子本体の前部に一体形成された角筒状の外殻部が巻着されており、
    前記外殻部には、前側固定片及び後側固定片が延設されるとともに、前記ナットは、内側に曲げ起こされた前側固定片及び後側固定片によって前後から挟持されており、
    前記端子本体の後部には、電線の端末を圧着する圧着部を備えており、
    前記圧着部は、前記端子本体に一体形成されるとともに、一端が自由端となっている圧着片を左右両側に備え、両圧着片によって電線の被覆から剥き出された芯線の端末部分を圧着可能となっており、
    前記端子本体、前記外殻部、及び前記圧着部は、金属板のプレス加工によって形成されている、端子金具。
JP2000060296A 2000-03-06 2000-03-06 端子金具 Expired - Lifetime JP3827908B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000060296A JP3827908B2 (ja) 2000-03-06 2000-03-06 端子金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000060296A JP3827908B2 (ja) 2000-03-06 2000-03-06 端子金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001250598A JP2001250598A (ja) 2001-09-14
JP3827908B2 true JP3827908B2 (ja) 2006-09-27

Family

ID=18580636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000060296A Expired - Lifetime JP3827908B2 (ja) 2000-03-06 2000-03-06 端子金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3827908B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5565946B2 (ja) * 2010-06-15 2014-08-06 矢崎総業株式会社 コネクタ
DE102016206914A1 (de) * 2016-04-22 2017-10-26 Phoenix Contact E-Mobility Gmbh Leistungskontakt mit auswechelbarem Kontaktbereich

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001250598A (ja) 2001-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2906469B2 (ja) シールド線用コネクタ
JP2747160B2 (ja) シールドケース
JPH0740300Y2 (ja) 圧接コネクタ
JPH10189119A (ja) 端子金具のカバー
JPH05152011A (ja) 圧着端子
JPH04282580A (ja) 同軸ケーブル用コネクタと結線方法
JP3478010B2 (ja) 雄側端子金具
JP2836463B2 (ja) 圧接ジョイントコネクタ
JPH10162872A (ja) 圧接型端子金具
JPH0737261Y2 (ja) 電気コネクタ
JP3303724B2 (ja) コネクタ及び、端子金具に対する電線の圧接方法
JP3827908B2 (ja) 端子金具
JP3067545B2 (ja) 雌端子金具
JP2000231951A (ja) 電気コネクタ用端子
TWI651905B (zh) 電線用連接器
US5408048A (en) Pressure-welding type electric terminal
JP3042368B2 (ja) 端子金具
TWI747897B (zh) 馬達之定子組裝方法及馬達之定子構造
KR20010085190A (ko) 단자커넥터 및 그 제조방법
JP2594055Y2 (ja) 圧接ジョイントコネクタ
JPS6037807Y2 (ja) 電気接続端子
JPH0129974Y2 (ja)
JP2001196106A (ja) 圧接端子
JPH02833B2 (ja)
JPH035112Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050906

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 4