JP2000231951A - 電気コネクタ用端子 - Google Patents
電気コネクタ用端子Info
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- JP2000231951A JP2000231951A JP11032128A JP3212899A JP2000231951A JP 2000231951 A JP2000231951 A JP 2000231951A JP 11032128 A JP11032128 A JP 11032128A JP 3212899 A JP3212899 A JP 3212899A JP 2000231951 A JP2000231951 A JP 2000231951A
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- electrical connector
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R4/00—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
- H01R4/10—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation
- H01R4/18—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation by crimping
- H01R4/183—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation effected solely by twisting, wrapping, bending, crimping, or other permanent deformation by crimping for cylindrical elongated bodies, e.g. cables having circular cross-section
Landscapes
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 市販の簡単な工具で容易に圧着結線のできる
電気コネクタ用端子を提供することを目的とする。 【解決手段】 ケーブル芯線C1に圧着結線される結線
部11を有する結線側部材10と、相手コネクタの接触
子と嵌合接続する接触部22を有する接続側部材20と
を備え、結線側部材10と接続側部材20とが結合部3
0にて一体化された電気コネクタにおいて、接続側部材
20はばね部材を加工して形成され、結線側部材10は
接続側部材の素材より軟らかく圧着結線可能に塑性変形
容易な素材で形成されている。
電気コネクタ用端子を提供することを目的とする。 【解決手段】 ケーブル芯線C1に圧着結線される結線
部11を有する結線側部材10と、相手コネクタの接触
子と嵌合接続する接触部22を有する接続側部材20と
を備え、結線側部材10と接続側部材20とが結合部3
0にて一体化された電気コネクタにおいて、接続側部材
20はばね部材を加工して形成され、結線側部材10は
接続側部材の素材より軟らかく圧着結線可能に塑性変形
容易な素材で形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子コネクタ用端子
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】端子が一端側にケーブル芯線を圧着結線
する結線部を有し、他端側に相手コネクタの接触子と嵌
合接続する接触部とを有することとしたものは、各種知
られている。
する結線部を有し、他端側に相手コネクタの接触子と嵌
合接続する接触部とを有することとしたものは、各種知
られている。
【0003】添付図面の図6に示されるものにあって
は、ハウジング51に端子用の孔部52が貫通形成さ
れ、又、止めねじ53用のねじ孔54が上壁部に形成さ
れている。端子55は、金属ばね板素材を屈曲成形して
作られており、上記孔部52内に収められて止めねじ5
3によって固定される固定部56と、接触部57Aを有
する接続部57とを有している。上記固定部56は上部
にて水平面をなすように延びた舌状をなし、接続部57
は該固定部56とは反対側にて側壁をなすように形成さ
れている。接続部57は、間隔を狭めた喉部を有し、こ
こを接触部57Aとしている。
は、ハウジング51に端子用の孔部52が貫通形成さ
れ、又、止めねじ53用のねじ孔54が上壁部に形成さ
れている。端子55は、金属ばね板素材を屈曲成形して
作られており、上記孔部52内に収められて止めねじ5
3によって固定される固定部56と、接触部57Aを有
する接続部57とを有している。上記固定部56は上部
にて水平面をなすように延びた舌状をなし、接続部57
は該固定部56とは反対側にて側壁をなすように形成さ
れている。接続部57は、間隔を狭めた喉部を有し、こ
こを接触部57Aとしている。
【0004】使用に際しては、ケーブルCの端部にて被
覆を所定長だけ除去して芯線C1を露呈せしめ、該芯線
C1を固定部56の下方にて上記孔部52へ挿入した
後、止めねじ53をねじ込んで上記固定部56を介して
該芯線C1を孔部52の下側内壁面との間で圧し、これ
を保持する。しかる後、相手コネクタの接触子Aを上記
端子55の喉部状の接触部57Aに挿入し、ここで接触
子Aと接触部57Aは弾圧接触する。かくして、ケーブ
ルCは相手コネクタと電気的に接続される。
覆を所定長だけ除去して芯線C1を露呈せしめ、該芯線
C1を固定部56の下方にて上記孔部52へ挿入した
後、止めねじ53をねじ込んで上記固定部56を介して
該芯線C1を孔部52の下側内壁面との間で圧し、これ
を保持する。しかる後、相手コネクタの接触子Aを上記
端子55の喉部状の接触部57Aに挿入し、ここで接触
子Aと接触部57Aは弾圧接触する。かくして、ケーブ
ルCは相手コネクタと電気的に接続される。
【0005】次に、上記端子55の固定部56を直接ケ
ーブルの芯線C1に圧することなく、芯線を圧着部材と
結線し、この圧着部材を固定部で圧して保持する形式も
のである。図7において、ケーブルCは芯線C1に圧着
部材60が圧着結線されている。この圧着部材60は、
比較的厚いそして軟らかくて塑性変形し易い金属板素材
を塑性成形して作られている。該圧着部材60は、側端
面を突き合わせるように成形して作られた中空の円筒状
の結線部61(図7にて二点鎖線で示されている)を一
端側に有し、該結線部61よりも小径で完全に圧潰成形
して中実の棒状をなした被固定部62とを有している。
ハウジング51、止めねじ53そして端子55は図6の
ものがそのまま用いられる。使用に際しては、上記円筒
状の結線部61の中空空間内へケーブルCの芯線C1を
挿入してから、この結線部61を適宜工具で圧潰し、結
線部61と芯線C1とを強固に圧着結線する。しかる
後、この圧着部材60の被固定部を、図1の場合と同じ
要領で、止めねじ53にて端子55の固定部56を圧す
ることにより接続する。
ーブルの芯線C1に圧することなく、芯線を圧着部材と
結線し、この圧着部材を固定部で圧して保持する形式も
のである。図7において、ケーブルCは芯線C1に圧着
部材60が圧着結線されている。この圧着部材60は、
比較的厚いそして軟らかくて塑性変形し易い金属板素材
を塑性成形して作られている。該圧着部材60は、側端
面を突き合わせるように成形して作られた中空の円筒状
の結線部61(図7にて二点鎖線で示されている)を一
端側に有し、該結線部61よりも小径で完全に圧潰成形
して中実の棒状をなした被固定部62とを有している。
ハウジング51、止めねじ53そして端子55は図6の
ものがそのまま用いられる。使用に際しては、上記円筒
状の結線部61の中空空間内へケーブルCの芯線C1を
挿入してから、この結線部61を適宜工具で圧潰し、結
線部61と芯線C1とを強固に圧着結線する。しかる
後、この圧着部材60の被固定部を、図1の場合と同じ
要領で、止めねじ53にて端子55の固定部56を圧す
ることにより接続する。
【0006】さらには、結線部と接続部とを同一部材に
有するようにしたものである。図8において、端子70
は、図6の場合の端子と同様の素材・成形により作られ
ている。接続部72は図1の接続部55と同様である。
したがって、結線部71も金属ばね素材で作られてお
り、その形状は比較的薄いばね板材を両側から丸めて中
空の筒状部として形成されている。
有するようにしたものである。図8において、端子70
は、図6の場合の端子と同様の素材・成形により作られ
ている。接続部72は図1の接続部55と同様である。
したがって、結線部71も金属ばね素材で作られてお
り、その形状は比較的薄いばね板材を両側から丸めて中
空の筒状部として形成されている。
【0007】使用に際しては、ケーブルCの芯線C1が
上記結線部71内へ挿入された後、結線部71を専用工
具にて圧して変形せしめ上記芯線C1を圧着結線する。
かかる端子70をハウジング(図示せず)の孔部へ挿着
し、相手コネクタの接触子Aとの接続に備える。
上記結線部71内へ挿入された後、結線部71を専用工
具にて圧して変形せしめ上記芯線C1を圧着結線する。
かかる端子70をハウジング(図示せず)の孔部へ挿着
し、相手コネクタの接触子Aとの接続に備える。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6の
ごとく止めねじを直接芯線に圧して保持するようにする
と、経時変化によりその保持力が低下して、電気的接続
が不安定となる。特に、芯線が多くの細線から成ってい
るときには、その傾向が強い。
ごとく止めねじを直接芯線に圧して保持するようにする
と、経時変化によりその保持力が低下して、電気的接続
が不安定となる。特に、芯線が多くの細線から成ってい
るときには、その傾向が強い。
【0009】図7の端子によると、上記の図6の形式の
端子の不具合は解消されるが、止めねじによる固定作業
に加え、圧着部材の圧着結線作業が必要となり、二段階
の工程を必要となり繁瑣である。
端子の不具合は解消されるが、止めねじによる固定作業
に加え、圧着部材の圧着結線作業が必要となり、二段階
の工程を必要となり繁瑣である。
【0010】この図7の端子の不具合は、図8の端子に
よって解消されるが、又、同時に新たな不具合を生じ
る。図8の端子は接触部の機能を重視して全体を板ばね
素材で作っているため、塑性加工を施さねばならない結
線部までが塑性変形しずらい高強度のものとなってしま
っている。したがって圧着結線を簡単にできる図7の場
合に使用される市販の簡易で安価な汎用圧着工具にくら
べ強力な専用圧着工具を用意せねばならない。この専用
圧着工具は高価なものであり、端子のユーザにとっては
負担となる。
よって解消されるが、又、同時に新たな不具合を生じ
る。図8の端子は接触部の機能を重視して全体を板ばね
素材で作っているため、塑性加工を施さねばならない結
線部までが塑性変形しずらい高強度のものとなってしま
っている。したがって圧着結線を簡単にできる図7の場
合に使用される市販の簡易で安価な汎用圧着工具にくら
べ強力な専用圧着工具を用意せねばならない。この専用
圧着工具は高価なものであり、端子のユーザにとっては
負担となる。
【0011】本発明は、かかる事情に鑑み、結線後も電
気的接続が安定し、かつ容易で安価に接続が可能な電気
コネクタ用端子を提供することを目的とする。
気的接続が安定し、かつ容易で安価に接続が可能な電気
コネクタ用端子を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電気コネク
タ用端子は、ケーブル芯線に圧着結線される結線部を有
する結線側部材と、相手コネクタの接触子と嵌合接続す
る接触部を有する接続側部材とを備え、結線側部材と接
続側部材とが結合部にて一体化されている。
タ用端子は、ケーブル芯線に圧着結線される結線部を有
する結線側部材と、相手コネクタの接触子と嵌合接続す
る接触部を有する接続側部材とを備え、結線側部材と接
続側部材とが結合部にて一体化されている。
【0013】かかる電気コネクタにおいて、本発明によ
ると、接続側部材はばね部材を加工して形成され、結線
側部材は接続側部材の素材より軟らかく圧着結線可能に
塑性変形容易な素材で形成されていることを特徴として
いる。
ると、接続側部材はばね部材を加工して形成され、結線
側部材は接続側部材の素材より軟らかく圧着結線可能に
塑性変形容易な素材で形成されていることを特徴として
いる。
【0014】このような構成の本発明の電気コネクタ用
端子では、接続部はばね部材で形成されているので、従
来のものと同様に相手コネクタの接触子と弾性接触を確
保した状態で嵌合接続できる特性を有し、結線部は塑性
変形容易な比較的軟らかい素材で作られているので、安
価な市販の汎用圧着工具で容易に圧着結線がなされる。
端子では、接続部はばね部材で形成されているので、従
来のものと同様に相手コネクタの接触子と弾性接触を確
保した状態で嵌合接続できる特性を有し、結線部は塑性
変形容易な比較的軟らかい素材で作られているので、安
価な市販の汎用圧着工具で容易に圧着結線がなされる。
【0015】本発明においては、結線側部材は、結線部
がケーブル芯線の受入れを可能とする中空筒状を形成
し、ケーブル芯線受入後にかしめ変形可能となっている
ようにすることができ、特に上記中空筒状を中空円筒状
とすることもできる。そして上記結線側部材は板状素材
を塑性加工して作ることができる。
がケーブル芯線の受入れを可能とする中空筒状を形成
し、ケーブル芯線受入後にかしめ変形可能となっている
ようにすることができ、特に上記中空筒状を中空円筒状
とすることもできる。そして上記結線側部材は板状素材
を塑性加工して作ることができる。
【0016】又、上記結合部はかしめもしくは溶着によ
り形成することができる。すなわち、結合部は、該結合
部の範囲にて、結線側部材が予め塑性加工により棒状も
しくは管状に形成されており接続側部材がこの棒状もし
くは管状の部分に対してかしめ結合されているようにす
ることも、あるいは、上記結合部の範囲にて、結線側部
材及び接続側部材が板状をなし、互に溶着により結合さ
れているようにすることもできる。
り形成することができる。すなわち、結合部は、該結合
部の範囲にて、結線側部材が予め塑性加工により棒状も
しくは管状に形成されており接続側部材がこの棒状もし
くは管状の部分に対してかしめ結合されているようにす
ることも、あるいは、上記結合部の範囲にて、結線側部
材及び接続側部材が板状をなし、互に溶着により結合さ
れているようにすることもできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面の図1ないし図3
にもとづき、本発明の実施の形態を説明する。
にもとづき、本発明の実施の形態を説明する。
【0018】図1の本発明の一実施形態の電気コネクタ
用端子の斜視図であり、図2(A)は図1におけるA−
A断面図、図2(B)はB−B断面図、図3は図1の結
線側部材の接続側部材との結合前の状態を示す斜視図、
そして図4はこれら両部材の結合前の状態を示す斜視図
である。
用端子の斜視図であり、図2(A)は図1におけるA−
A断面図、図2(B)はB−B断面図、図3は図1の結
線側部材の接続側部材との結合前の状態を示す斜視図、
そして図4はこれら両部材の結合前の状態を示す斜視図
である。
【0019】図1において、本実施形態の電気コネクタ
用端子1は、結線側部材10と接続側部材20とが結合
部30にて塑性加工を受けて一体化されている(図2
(B)をも参照)。又、結線されるケーブルCは、端部
の所定長さにわたり被覆が除去されて、芯線C1が露呈
されている。
用端子1は、結線側部材10と接続側部材20とが結合
部30にて塑性加工を受けて一体化されている(図2
(B)をも参照)。又、結線されるケーブルCは、端部
の所定長さにわたり被覆が除去されて、芯線C1が露呈
されている。
【0020】結線側部材10は、接続側部材20の金属
板素材に比し、比較的塑性加工容易な軟らかい金属板素
材で作られている。該結線側部材10は、接続側部材2
0との結合前は、図3のごとく、中空の円筒状をなす結
線部11(図2(A)をも参照)と棒状の加工部12と
を有しており、両部11,12とも素材を屈曲塑性成形
して作られている。中空の円筒状をなす結線部11は、
両側端縁が突き合わされるように丸められて円筒状に作
られ、開口端からケーブルの芯線C1を内部に受け入れ
ることが可能な内径に形成されている。又、加工部12
は、後に結合部を成す部分であり、本実施形態では、中
実の棒状となるように圧潰成形されていおり、中空の円
筒状をなす上記結線部11よりも小さいの外径をなして
いる。該中実の加工部12は中空の結線部11との境界
部分で、芯線C1を挿入したときの芯線C1に対するス
トッパ、すなわち位置決めの役目を果たす。なお、上記
加工部12は、中実になるまで圧潰されなくとも、中空
空間を残した管状でも良いことは言うまでもない。上記
結線側部材10は、比較的軟らかい素材で作られていて
加工し易いが、その素材の厚みを多少大きくすれば、塑
性加工後の結線部及び加工部での強度は、取扱時そして
作業時に十分な耐えられるものとなる。
板素材に比し、比較的塑性加工容易な軟らかい金属板素
材で作られている。該結線側部材10は、接続側部材2
0との結合前は、図3のごとく、中空の円筒状をなす結
線部11(図2(A)をも参照)と棒状の加工部12と
を有しており、両部11,12とも素材を屈曲塑性成形
して作られている。中空の円筒状をなす結線部11は、
両側端縁が突き合わされるように丸められて円筒状に作
られ、開口端からケーブルの芯線C1を内部に受け入れ
ることが可能な内径に形成されている。又、加工部12
は、後に結合部を成す部分であり、本実施形態では、中
実の棒状となるように圧潰成形されていおり、中空の円
筒状をなす上記結線部11よりも小さいの外径をなして
いる。該中実の加工部12は中空の結線部11との境界
部分で、芯線C1を挿入したときの芯線C1に対するス
トッパ、すなわち位置決めの役目を果たす。なお、上記
加工部12は、中実になるまで圧潰されなくとも、中空
空間を残した管状でも良いことは言うまでもない。上記
結線側部材10は、比較的軟らかい素材で作られていて
加工し易いが、その素材の厚みを多少大きくすれば、塑
性加工後の結線部及び加工部での強度は、取扱時そして
作業時に十分な耐えられるものとなる。
【0021】接続側部材20は、比較的薄いばね板素材
を成形して作られており、両側から平行に垂立し、後に
加工部をなす加工部21とこれと反対側に四角筒に形成
された接触部22とを有している(図4参照)。上記加
工部21は断面がU字溝をなし、ここに上記結線側部材
10の棒状の加工部12を受け入れるようになってい
る。これらの加工部12,21は、図4のごとく上方か
ら降下する工具Tにより圧潰され、互に強固に結合する
結合部30を成すようになる(図2(B)参照)。例え
ば、工具Tは図4のごとく、下面に二つの半縁溝が形成
されていて、断面円形をなしていた図3の結合側部材1
0の加工部12は、接続側部材20の加工部21と共に
圧潰加工を受けて図1のごとくに二つの半円を有する上
面をもつよう塑性加工される。本実施形態にあって、こ
の形状は特に限定されない。
を成形して作られており、両側から平行に垂立し、後に
加工部をなす加工部21とこれと反対側に四角筒に形成
された接触部22とを有している(図4参照)。上記加
工部21は断面がU字溝をなし、ここに上記結線側部材
10の棒状の加工部12を受け入れるようになってい
る。これらの加工部12,21は、図4のごとく上方か
ら降下する工具Tにより圧潰され、互に強固に結合する
結合部30を成すようになる(図2(B)参照)。例え
ば、工具Tは図4のごとく、下面に二つの半縁溝が形成
されていて、断面円形をなしていた図3の結合側部材1
0の加工部12は、接続側部材20の加工部21と共に
圧潰加工を受けて図1のごとくに二つの半円を有する上
面をもつよう塑性加工される。本実施形態にあって、こ
の形状は特に限定されない。
【0022】上記接続部材20の接続部22は、図1及
び図4に見られるように、相手コネクタの雄接触子(図
示せず)を受け入れるように端部で四角筒状に開口して
おり、上面には一部が窓状に切り出され、その部分に弾
性舌部23が形成されている。この弾性舌部23は相手
コネクタの接触子と嵌合時に弾性接触を行い、又、この
接触子を筒状の接触部の内面に弾圧する。
び図4に見られるように、相手コネクタの雄接触子(図
示せず)を受け入れるように端部で四角筒状に開口して
おり、上面には一部が窓状に切り出され、その部分に弾
性舌部23が形成されている。この弾性舌部23は相手
コネクタの接触子と嵌合時に弾性接触を行い、又、この
接触子を筒状の接触部の内面に弾圧する。
【0023】かかる形態の電気コネクタ用端子は、次の
要領で使用される。 先ず、図1に示される端子1を用意し、結合側部材
10の結線部11へケーブルCの露呈せる芯線C1を挿
入する。 次に、市販の汎用工具により結線部11を圧潰し、
ケーブルCの芯線11との圧着結線を行う。その際、該
結線部11は軟らかい素材で作られているので、半円形
溝をもつ単純形状な市販の汎用工具そして軽荷重の圧着
装置で、簡単に圧潰が行なわれ、その結線も強固なもの
となる。 かくしてケーブルCが結線された端子1は、ハウジ
ング(図示せず)の対応収容孔へ挿入され、ここで保持
されて電気コネクタが完成する。このとき、接続部材2
0は、適宜ハウジング側の係止突起と係止し、該端子1
の抜けが防止される。 かかる電気コネクタへ相手コネクタが嵌合される
と、相対コネクタの接触子は接続部材20の開口端部か
ら進入し、該接続部材の弾性舌部23と弾性接触そして
接触部22の内面へ圧せられてこれと接触し、両コネク
タは電気的に接続される。
要領で使用される。 先ず、図1に示される端子1を用意し、結合側部材
10の結線部11へケーブルCの露呈せる芯線C1を挿
入する。 次に、市販の汎用工具により結線部11を圧潰し、
ケーブルCの芯線11との圧着結線を行う。その際、該
結線部11は軟らかい素材で作られているので、半円形
溝をもつ単純形状な市販の汎用工具そして軽荷重の圧着
装置で、簡単に圧潰が行なわれ、その結線も強固なもの
となる。 かくしてケーブルCが結線された端子1は、ハウジ
ング(図示せず)の対応収容孔へ挿入され、ここで保持
されて電気コネクタが完成する。このとき、接続部材2
0は、適宜ハウジング側の係止突起と係止し、該端子1
の抜けが防止される。 かかる電気コネクタへ相手コネクタが嵌合される
と、相対コネクタの接触子は接続部材20の開口端部か
ら進入し、該接続部材の弾性舌部23と弾性接触そして
接触部22の内面へ圧せられてこれと接触し、両コネク
タは電気的に接続される。
【0024】本発明は、図1ないし、図4に図示された
例には限定されない。要は結線側部材が塑性加工容易な
素材で作られていて、接続側部材がばね性を有する素材
で作られており、両部材が結合部で一体化結合されてい
れば良い。例えば、図5のように結線側部材10の加工
部15と接続側部材20の加工部25とを板状として、
互いを接面状態で溶着等で結合していてもよい。当然、
結合強度そして構造上の強度を向上させるために、板状
でなく多少変形加工を加えた後に溶着を施すようにして
もよい。
例には限定されない。要は結線側部材が塑性加工容易な
素材で作られていて、接続側部材がばね性を有する素材
で作られており、両部材が結合部で一体化結合されてい
れば良い。例えば、図5のように結線側部材10の加工
部15と接続側部材20の加工部25とを板状として、
互いを接面状態で溶着等で結合していてもよい。当然、
結合強度そして構造上の強度を向上させるために、板状
でなく多少変形加工を加えた後に溶着を施すようにして
もよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のように、端子が塑性加工
容易な結線側部材と、強度を有しばね性をもつ接続側部
材とを一体化して形成されているので、端子のユーザ
は、市販の安価な汎用圧着工具及び装置でも確実圧着結
線ができることとなり設備及び作業の面でもたらす経済
的利益が大となる。しかも、接続側部材での相手コネク
タの接触子との接続は従来の接触子と同様の弾性接触を
確保できる。
容易な結線側部材と、強度を有しばね性をもつ接続側部
材とを一体化して形成されているので、端子のユーザ
は、市販の安価な汎用圧着工具及び装置でも確実圧着結
線ができることとなり設備及び作業の面でもたらす経済
的利益が大となる。しかも、接続側部材での相手コネク
タの接触子との接続は従来の接触子と同様の弾性接触を
確保できる。
【図1】本発明の一実施形態の電気コネクタ用端子の斜
視図である。
視図である。
【図2】図1の端子の断面を示し、図2(A)は図1に
おけるA−A断面図、図2(B)はB−B断面図であ
る。
おけるA−A断面図、図2(B)はB−B断面図であ
る。
【図3】図1の端子に用いられる結線側部材の斜視図
で、接続側端子との結合前を示す。
で、接続側端子との結合前を示す。
【図4】結線側部材と接続側部材の結合前の状態の斜視
図である。
図である。
【図5】本発明の他の実施形態の電気コネクタ用端子の
斜視図である。
斜視図である。
【図6】従来の端子の斜視図である。
【図7】従来の他の端子の斜視図である。
【図8】従来のさらに他の端子の斜視図である。
1 端子 10 結線側部材 11 結線部 15 結合部 20 接続側部材 22 接触部 25 結合部 30 結合部 C ケーブル C1 芯線
Claims (7)
- 【請求項1】 ケーブル芯線に圧着結線される結線部を
有する結線側部材と、相手コネクタの接触子と嵌合接続
する接触部を有する接続側部材とを備え、結線側部材と
接続側部材とが結合部にて一体化された電気コネクタに
おいて、接続側部材はばね部材を加工して形成され、結
線側部材は接続側部材の素材より軟らかく圧着結線可能
に塑性変形容易な素材で形成されていることを特徴とす
る電気コネクタ用端子。 - 【請求項2】 結線側部材は、結線部がケーブル芯線の
受入れを可能とする中空筒状を形成し、ケーブル芯線受
入後にかしめ変形可能となっていることとする請求項1
に記載の電気コネクタ用端子。 - 【請求項3】 結線側部材は、結線部が中空円筒状であ
ることとする請求項2に記載の電気コネクタ用端子。 - 【請求項4】 結線側部材は板状素材を塑性加工して作
られていることとする請求項1ないし請求項3のうちの
一つに記載の電気コネクタ用端子。 - 【請求項5】 結合部はかしめもしくは溶着により形成
されていることとする請求項1に記載の電気コネクタ用
端子。 - 【請求項6】 結合部は、該結合部の範囲にて、結線側
部材が予め塑性加工により棒状もしくは管状に形成され
ており接続側部材がこの棒状もしくは管状の部分に対し
てかしめ結合されていることとする請求項5に記載の電
気コネクタ用端子。 - 【請求項7】 結合部は、該結合部の範囲にて、結線側
部材及び接続側部材が板状をなし、互に溶着により結合
されていることとする請求項5に記載の電気コネクタ用
端子。
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EP00102789A EP1028486A3 (en) | 1999-02-10 | 2000-02-10 | Electrical connector terminal |
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JP11032128A JP2000231951A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 電気コネクタ用端子 |
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Family Applications (1)
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JP11032128A Pending JP2000231951A (ja) | 1999-02-10 | 1999-02-10 | 電気コネクタ用端子 |
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Country | Link |
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EP (1) | EP1028486A3 (ja) |
JP (1) | JP2000231951A (ja) |
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- 1999-02-10 JP JP11032128A patent/JP2000231951A/ja active Pending
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2000
- 2000-02-10 EP EP00102789A patent/EP1028486A3/en not_active Withdrawn
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